豚か狼か

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01 /09 2019
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エグい描写          瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
01 /23 2017



 そりゃまあ、マンガ読み続けていれば、嫌いなマンガ家さんや嫌いなマンガもあるわな。当たり前じゃん!!


 だけど、それでも『それは侵しちゃダメだ』という領分がある。『その作品を封印する』という行為だ。もし俺がどんなに自由にできる立場であっても『これだけはやっちゃいけない』と考えてます。もちろん、エロマンガとか子供に見せるのは好ましくないというのも分かりますが、ガキはそのハードルを乗り越えて見るのはアリだと考えてます。だからこそ『嫌いだから消す』みたいな考え方している人とは相容れない。そういうのはたまらなく下品で臭いんですよ。



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 今週の『囚人リク』は生首ゴロン…というインパクト!!俺がガキの頃だったら熱出して寝込むレベルのグロさです。いや、実際に俺は本質的にビビリなのでガキの頃はその手の描写で寝込むことはありました。



 が、少なくとも俺自身は『貴重な体験』として記憶されているし、見なきゃ良かったなんて微塵も思って無い。マンガが好きというのはいつも書いていますが、好きってそういう部分も含めて付き合えるコトだと感じてます。



 そして


 実際、世の中にはこのようなコトは今までも……残念ながらこれから先も絶えないでしょう。それをフィクションから感じ取るというのはとても大事なコトだと思います。マンガの良いトコロは『個人が好きもの読んで、好きな感想を持っていい』というコト。生きているとそういう自由はそんなに無いんですよね。あらゆるしがらみがある。だからマンガとかのフィクションには干渉しちゃいけない。まして、消そうなんてのはもっての他だ。



 なんだかんだでマンガというのは送り手と読者の信頼関係で成立している。それを横から入って消そうとするのは下品で臭いコトなんです。




 

序盤戦             掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
01 /23 2017


 ホントがどうかは知らないけど、ジャンプ編集部の格言に『人気を取りたかったらトーナメント戦にしろ!!』というのがあったそうな。


 いやいや、それは確かに確かなコトに感じる。


 が、そのトーナメント戦であっても『見せ方』というのがある。主人公チームの目的としているライバルが早々に当たるコトは無い。あったとしたら『負ける』という流れだ。ライバルが決勝で当たるという組み合わせが最もポピュラーではあるが、ライバルが準決勝で敗退するというドラマもアリだ。


 じゃ、決勝に辿り着くまでにはどんなライバルキャラを出せばいのか?



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 今週の『少年ラケット』はそんなクエスチョンに対して、分かりやすいアンサーが描かれている。


 ここで『一人一人が個性的』というのもありますが、それは以前描いた訳だし、今回は本番というコト。悪く言えば『通過点』である試合をどう面白く見せるか…がカギなんですが



 フットワークに特化したチーム


 という単純明快なコンセプトを提示してきた。これは分かりやすい。



 ただ、これをスンナリすると『いくらなんでも単純だ!!』というコトになり、ここでジョーに対してのドラマを含ませたのも面白い。一番手なんだけど、これはどういう流れになるか分からない。このままジョーが負けるという可能性もありそうだし、最終戦で普段目立たない部長が金星あげるのも期待できそうだ。


渡辺航・弱虫ペダル・第431話『落ちる二人』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
01 /22 2017

 寒さに弱い…というのはあるけど、最近はチャリ乗ってないなあ。てきめんに足腰が弱体化してる。



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 さて、今回の『弱虫ペダル』はイロイロな要素を置いてきました。


 自分は『いかにもバトル』の回もいいんですが、こういう『拾い要素が多い回』というのも好きで、作中では地味になりやすいんですが、やっぱりマンガはプロセスだな~と。


 さらに、ここまでは『昨年と一緒』という印象でしたが、今回で『あれ?違う方にそれた?』という感じだ。


 …となると。


 山口くぅんが広島をうまく利用して、京都伏見を有利に導く…という胸アツ展開を期待してもいいのかもしんない。また、『鳴子しか心配してない』というセリフも『実はチームメイトの山口くぅんは心配してたんだよ』という流れに持っていくのも今回の布石かもしんない。ただ、心配なのがいまだに山口くぅんのチャリが確定してないというコトでしょう。『弱虫ペダル』の世界に於いて、チャリが決まってない以上は『あんまり期待できない』という法則が在るからなあ……。



絵作り       安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
01 /22 2017



 マンガで欠かせない意識として『見てもらうもの』というのがあって、俺のマンガを『見ろ』という意識で描かれてしまっては面白くならない。それを相手にへりくだっていると感じるならば、マンガを続けるのは難しいんじゃないでしょうか?マンガはサービス業だと自分は感じてます。



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 今回の『フシケン』は大祐が部室に来ないというコトで三人が探すエピソードになってますが、今回の絵作りは安部先生のサービス精神が顕著に出ている。


 1コマに三人の顔が入っているシーンが多いけど、そのリアクションが三者三様で面白い…というコト。


 ここに『キャラを感じる』というマンガならではの楽しみがある。小説だとビジュアルに出来ないし、アニメだとマイペースで見れないというコト。この三者三様の表情は『アナタがジックリ楽しんでください』というネームになっているのがいい。


 まあ、経緯はどうあれ、こんなカワイコちゃん(死語)揃いの部活は俺なら辞めないよ…。鈴かわいい。



やせ我慢で許す           中村勇志『六道の悪女たち』    

週刊少年チャンピオン
01 /22 2017


 この歳になって痛感するのは『相手を許すことというのはとても重要だな』というコトです。


 もちろん許せないコトというのはありますが


 ①誰でも間違う

 ②世の中、取り返しのつかないコトなんてそんなに多くない


 というのも実感としてあって、だから許せないというのは非常にミミッチイんじゃないかって感じるようになった。まあ『許す』というコトは『損する』というコトではあるんですが、そういう損をかぶるのも巡り巡って自分のタメでもあるんですよね。



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 あのポリスマンはやはり死んでなかったか(笑)。


 …いやいや会話の流れから意識不明かと思っていたら、『どこかに転属されてた』というオチか~。ちょっと肩透かし感があるのは否めないけど、ドンマイというコトで。


 さて、このポリスマンなんですが『作品中、最も人格が形成されている人』と見て良いでしょう。描かれ方としては『具体的に顔を見せない』というコトで、どこかミステリアスなんだけど、これはエロゲー主人公的な描かれ方とも言えます。なんつーか、目立たないけど『こういう人って身近に居る』というのがあるんですよね。社会的地位も無いし、富も権力も無い。だけど、大きな人って。


 彼も彼なりに思うトコロは在るはずです。やっぱり人間ですから。それをやせ我慢で許してやれる…というのが尊いコトなんですよね。



 最後の最後でスズキ車が出てくれて良かった。車種はバンディット1250Sというヤツでして、ツーリングに特化した一台です。一日ぐらい試し乗りしたいバイクだな~。



条件付き戦闘             芹沢直樹『バイオハザード・ヘヴンリーアイランド』

週刊少年チャンピオン
01 /21 2017

 『ワイルド7』が好きなのは度々書いていますが、好きな理由はもちろん魅力的なキャラクターだけではない。マンガとしての面白さだ。『ピンチをアイディアで切り抜ける』というのが徹底されている。


 ここら辺は昔のマンガのが工夫されているように感じるが、イマドキのように『覚醒』とか『いきなり優位なアイテム』というのが無い。もっと言えば『今はこういう状況で、持ち合わせている武器はこれだけですよ』という読者を試すような『条件付き戦闘』が多かった。自分はいい加減オッサンですが、やはりマンガはこういう方がアツくなるなあ。


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 いよいよ大詰めの『バイオハザード』ですが、ここで『条件付き戦闘』を明確にしているのが心憎い。先週は長物と手榴弾だけでどうする?となって、今週は『ひっとして使える?』というのを発見する流れが少年マンガしてて良い。そして、来週はどうなるかがイマイチ分からない。ぶっちゃけ、トミナガたちが勝利するのは分かっているが、その勝ち方が分からない。


 この来週へのヒキ!!やっぱり自分は覚醒とかより、コッチのがいいな~。来週が楽しみじゃん!!


 

人として生きてみせる          木佐貫卓『マル勇 九ノ島さん』

週刊少年チャンピオン
01 /21 2017


 ボクも一人の人間として生きて見せる!!ウルトラバッヂの力にはもう頼ったりしない!!


 『ウルトラマンタロウ』の最終回、主人公の立てた誓いがとても好きです。ウルトラシリーズは一見ウルトラマンに人間が守ってもらっているのですが、『ちっぽけな人間だけど、だからいいんだよ』と描いているのが好きです。



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 まとめに突入した感のある『九ノ島さん』ですが、最終的には『ちっぽけな人々、だけどその人々の意志から紡ぎだされた糸はとても強いんだよ』というアンサーが出たのは嬉しい。


 そう、嬉しいんだ。


 マンガを読んでいて『楽しい』というのはあるし、それは他の娯楽でもあると思う。なんだけど、自分がここまでマンガに惹かれるのは『嬉しい』があるからだろうな…。人というのはとてもちっぽけなものです。だけど、どこかの誰かが『嬉しい』をくれたら、ちょこっとだけ頑張れると思うんですよね。で、そのちょこっとも束になればとても強靭だ。マンガのそういうトコロが自分は好きです。




言い方ってもんが……           板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
01 /20 2017


 実はかなり怒りやすかったりする。特に関わりたくないヤツにストレスもらったりすると、てきめんである。


 が、そう簡単に怒ってしまっては日常生活に差しつかえるので、できるだけ遠ざける…というのが自分のやり方であるが、しつこいヤツはしつこい。そして失敗する。


 あんまり素っ気ない態度だから、相手もそこまてせ怒るとは思わないらしい。逆だ。俺は怒りやすいのだ。


 で、言い方が意地悪いから『言い方ってもんがあるだろう…』と。この言葉は怒ったらたいてい言われる。全く面倒くさい。言わせたのはアナタですよ…と。



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 今週のハルの怒り爆発……!!


 あ~。俺もこんな感じだから、良く分かるよ。関わりたくねぇのに向こうからやってきやがる。で、ハルみたいに言っちゃうんですよ。徹底的に。その結果が『言い方ってもんが…』になるんだけど、だから『言わせたのはアナタだろ…』という気持ちになる。


 マンガをはじめとしたフィクションの良い部分は『自分との共感』は在ると思います。今週のハルを見て自分は『ちょっとだけ救われた気持ち』になったなあ。



人生の長さ             佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
01 /20 2017


 好きな芸能人とかアスリート、はたまたマンガ家等々は誰にでもあると思いますが、それはその人の全てでは無い。


 一流の領域の人であってもその活躍期間はさして長くない。つまり『そうじゃない期間のが長い』ということなのだ。あんなに長く活躍しているイチローであっても表舞台での活躍期間の方より、そうでない期間のが長くなるのだろうし。


 そうじゃない期間という方が長いんだ。


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 今回の『鮫島』はそのコトを痛感する。


 燃やし尽くせれば構わない…という生き方は確かに憧れを感じるものであるが、俺もいいオッサンなので、その後何十年も死に体でいられて『保てる』という自信は無い。全く無い。つーか、怖い。


 それは今回出てきた常松親父が体現している。


 力士としての輝きは数年間で、ダメダメであり、おそらくホームレスの期間のが長いのよね。期間でその人を何者かを決めるならば『ホームレス』というコトになる。


 しかし、人というのはその人の人生を一点で見る。その一点で『勝ち組・負け組』とか言ってしまう。


 そうかなあ?と思う。俺は人生に勝ち負けは無いと思っているんですが、それは『点で決めたくない』と考えているせいです。だけど、一瞬の燃え上がりもまた憧れる。それを考えると人生の長さというのは『中途半端』だな…とも思う。瞬くには長く、堅実にやるには短い。