豚か狼か
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お知らせ&雑記

お知らせ
01 /09 2022

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 田舎の夕暮れはイカスなあ…。



 
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理不尽            木下半太・角光『♯ラストオーダー 最後の選択』

角光『パンダのこ』『ニコべん!』
06 /25 2019



 約束された未来など存在しない。理不尽が介入するかもしれないから。



 何かに向けて邁進するコトは『確率を上げるコト』であり『約束されているコトでは無い』ということ。理不尽というのは生きるのに付き物です。逆に怠けてたヤツが気まぐれに何かしたら成功した…というコトもある。



 しかし、報われるというのは本人の納得であって、時として結果では無い。




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 さて、今回は 木下半太・角光先生の『♯ラストオーダー』です。


 以前にも記事にしましたが、今回は単行本発売となりました。とりあえず、WEB連載のお試しを読まれてください…。



 どうでしょう?



 一言でまとめると『理不尽』でしか無い。この物語で殺される(そういった描写が無いのも秀逸)人々は『まあ、ちょっと首突っ込んじゃったけど間違っても殺されるような人たちでは無い』というコト。中にはストーカーに逆恨みされて殺される人も居る。



 マンガというのはフィクションですから『殺される』というのに何がしかの意味がある。感動的な場面はもちろん、死生観を描く…というのもある。強い主人公を引き立たせる目的で虫けらの如く殺すのもあるし、死んでスカッとするのもある。


 

 が、この作品は徹底して理不尽だ。



 しかし、読後感は『不思議とイヤじゃない』というどこか清清しいものを感じるのも自分の中に在る。それは殺される彼等が最後の食事を前に『生きる』というのを魅せてくれるところにある。一見、ネガティブな作品ですが自分はそうは思えない。理不尽の中にあって、最後の輝きを放てるのもまた『人間』でしかないのだから。


ラストに向けて            平川哲弘『ヒマワリ』

平川哲弘『ヒマワリ』
06 /25 2019



 いよいよ次回で最終回の『ヒマワリ』ですが




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 やっぱ、拓郎出てくれないとね!!



 しかし、このマンガはドラマが面白かった!!なんつーか、そのドラマそのものが『地味』ではあるんですが、『歳とってオッサン化すると解かる』みたいな部分で、だからこそ地味でなくては…という感じ。



 ただ、心配しているのが『これで少年チャンピオンは最後になっちゃうのかな~』ってトコロなんですよね。平川先生って確か50歳超えているんじゃなかろうか?コメントでもアシスタント不足みたいなコト言ってましたし、環境がかなり厳しいって気がする。



 なら、次の連載は週刊漫画TIMESだ!!



 …って、訳にはいきませんかね?いいぞ、親父マンガ誌!!かつてチャンピオン誌で連載してた沖田龍児先生もコチラで描いているし。なんつーかさ、これはワガママなんですが好きなマンガ家にはやめてもらいたくないって思っているんですよね。ペースが遅かろうと発表してくれるってのは読者としてたまらなく嬉しいコトなんです。


終止符         板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
06 /24 2019



 自殺…って言うとドキッとするし、身近な人間にやられたりするとトラウマになるものですが。



 では、このまま『生き続ける』という選択肢はどうなのか?と考えると『自ら終止符を打つ』という考え方も今になって理解に近づいてきたなあ…ってのもあります。そういう状況にはなりたくないものですが。




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 さて、今週の『ビースターズ』はレゴシの母親の自殺について…なんですが、どうなんだろう?



 分かってきたけど……やっぱりヤダなあ。



 っていうのが正直なトコロかな?ただ『運命に抗い続けて』きたってのも分かるし『自分のゴール地点』というのも設定したのも納得いく。



 そして、世の中って『こういう問題』ってのは多々あって、大抵の人間はダラダラと時間を浪費するもんだし、俺もまた例外では無い。生きるってコトは望まないしがらみが多すぎるんだよなあ。


才能            浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』

週刊少年チャンピオン
06 /24 2019



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 『ドラえもん』で、のび太の三つの特技は有名である。『昼寝』『射撃』『あやとり』の三つ。



 『射撃』はかなり役に立ちそうですが、作中では『あんまり』程度にしか描かれて無い。まあ、残りの二つは確かにそうだろう。




 たまに登場する『浦安の鈴ちゃん』ですが、『実はこのコは才能のカタマリなのでは?』と思わせるシーンが多々あった。特に印象に残っているのが負傷した小鉄を救出するのに超人的な身体能力を発揮したトコロとか。



 で、今回で明確になったのが『皿回し的なモノ』というヤツでして、これが時代が昭和だったらメシの種にでもなったんだろうな~。



渡辺航・弱虫ペダル・第547話『夏休みの出会い』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
06 /23 2019




 常識



 …この言葉があるからこそ『人は醜く争う』のである。そもそも常識というのは『これを多くの方が理解しているから世の中まわっている』というものなんですけど、ネットなんか見ると『さも常識であるように語らないでください!!』というのがあって、ああ…こういう人が居るからなんだなって思うものです。



 というコトを書いて『どこで見かけたんですか?情報ソースを提示してください!!』というヤツ、そういうトコだよ!!




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 坂道、お前……!!



 いや、いくらなんでも『マウンテンバイクを知りません』ってのは常識として無理があるんじゃないかな……。『マウンテンバイクがどれほどスゴイか知らない』というのならば分かるけど。そもそも畑違いと言えど、二回も全国制覇してそれはちょっと……マンガとしても無理あるんじゃないでしょうか?



 逆に言うと『マウンテンバイクは常識』というのを逆手にとった商売が『ルック車』なのだから。



 ただ『弱虫ペダル』という作品がロードバイクを常識にしたという功績は間違いなくある。



 マウンテンバイクの常識のレベルをさらに上げるようになるかな…って期待もあるんですよね。


教え子           西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
06 /23 2019


 価値観の転換期に入っているな~ってのはあるんですが、ここら辺の衝突はまだまだ続くんでしょう。



 その中のひとつに『愛のムチで教育は正当化できるか?』



 というのがあるなあ。今は『誉めて伸ばす』というのが主流になりつつありますが、あらゆるもののレベルが高くなって『叱って伸ばす』というのが通用しなくなったせいだと思います。さりとて『誉めて伸ばす』というのも危険がかなり含まれているのでどちらも鵜呑みにはできないんですよね。



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 教え子がかわいくなってしまった。



 今回の『入間くん』は徹底的にシゴキまくった生徒たちは『実はかわいくなってしまった』というのが面白い。これ、最初からそうだったわけでなく、過程を踏んで愛着が深まった…というコトなんでしょう。



 指導者の中では『部下の失態を激しく叱責する人』がいて、ここら辺は『愛のムチ』という都合の良い言葉として使われてきましたが、今の世代とのギャップの正体って『そういうトコロ』に感じます。便利ワードを多用する人って信用ならないなあ。



 悪いトコロも含めて『まあ、いいか』と思えてしまう。教え子ってそういうものでしょ。



画力!!        綿貫琢己『鮫神拳ジャッポ』

週刊少年チャンピオン
06 /23 2019



 ゲームマシンのスペックは必要なのか?



 …という疑問に対して



 テトリスはファミコンでできるけど、モンハンは作れない…という答えを聞いて納得言った。当たり前の話ですが、性能が良いということは『それだけやれる幅が増える』という意味でもある。これはマンガにも当てはまる。マンガの画力も高ければ高いにこしたコトは無い。




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 チャンピオン購読歴の中でも屈指の画力を持った新人現る!!



 ビックリするぐらい画力が高い!!世に言う『即戦力』ってヤツで、その言葉すら過小評価って感じだ。とにかく画力が突き抜けている。また、『フツーにマンガを読んでいる方』には好まれそうな絵柄もポイントが高い。




 が、逆にストーリーのものに違和感がある。



 まずタイトルの『鮫神拳ジャッポ』なんだが、ジャッポが鮫神拳の使い手ではないという部分にはビックリする。『燃えろ!アバンテ兄弟』というのにアバンテ持ってないヤツが主人公で、どっかの兄ちゃんの走りに憧れているマンガだったら『あれ?』ってなるしなあ。


 また、鮫神拳の使い手の方であるスナトラが読者に感情移入しづらいトコロはある。



 これならば『銃の暴力が日常化した世界でいよいよストレスマックスになった時にジャッポが登場して悪を鮫神拳で倒す』という北斗の拳・第一話フォーマットでも良かったなあ。多分、イロイロな思惑があって『こうなった』というのも作品から感じ取れるんですが。



 次回作も楽しみな新人さんです。

どうなる?              触媒ヒロオミ『どらコン!』

週刊少年チャンピオン
06 /22 2019


 ここ一ヶ月ぐらい『ガイキング レジェンド オブ ダイクウマリュウ(LOD)』にドはまりしていた。『ああ、ガイキングね。懐かしいね』と言われそうだけど、コッチは2006年にリメイクされた新作の方。たまたま耳にしなかっただけかもですが、全く話題にならなかった。



 作品として全く特徴が無い。



 …という作品でした。この作品ならではの新要素というのを考えたら『全く無い』という感じ。強いてあげるならばラスボスを倒す時の一連の流れかな?



 が、メチャクチャ面白かった!!2006年の時点で使い古された感のある設定をここまで面白くする…というコト。作品に対する丁寧さと熱意がなせる結果だな~。




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 ビックリするぐらい特長が無いぞ!?




 次回の新連載、触媒ヒロオミ先生の『どらコン!』の予告カットを見て感じてしまった。


 ・明らかなハーレムラブコメで設定そのものは埋没しきって地盤沈下してる

 ・ドラゴンとキツネで『どらコン!』という10年以上前に流行ったタイトル形式

 ・よくあるキャラデザ



 とまあ、2000年代アタマぐらいなら結構なヒットになったフォーマットであるが、当然『出過ぎて無個性化した』というヤツです。タイトルに『どらコン!』とあるければ、その次世代たる『やたら説明的で長いタイトル』もスデに使い古された感がある。今は令和の時代なのだ。



 過去記事にて『ド直球の作品を読みたい』と書いていて、『いやいや、まさかここまで…それにこういうのは鮮度が大事じゃん?』と思ってしまった。



 でも『そうであっても面白いものは面白い』というのは事実だ。俺は『ガイキングLOD』でそれを実感した。そして、俺はこういう作品そのものは大好きなのでメッチャ期待はしている。思考&嗜好で言うと『主人公=俺』ではなく『主人公を俯瞰で観ている』というタイプなんで、ありがちなクソ主人公だったら受け付けないってトコロはあるんだけど…。


ページ数          吉田達弥『美少女戦士とパパ』

週刊少年チャンピオン
06 /22 2019



 やっぱりマンガを描きはじめたばかりの方って『誰も読んだコトの無い斬新なものを描いてやる!!』って野心に燃えているのかな…?


 で、それをマンガ賞に応募するってコトは『短編の読み切り』であるコト…というのが前提になるんだが、だとしたらヤバい認識の誤りって気がする。



 30ページ前後の読み切りはイロイロと制約が多い。内容詰められないキャラクターも多く出せない。長距離走の選手になりたい人のテストが短距離オンリーみたいな。




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 そんなコトを今回の『美少女戦士とパパ』を読んで考えてしまった。



 吉田先生の前作は『また姫がさらわれた』というヤツで、この作品と今回は着想の根底が一緒である。『多くの方が馴染んだ』『ジャンルとして確立しているもので』『こういう視点からみたらどうだろう』という感じだ。



 みんなが馴染んだもの…既知のものであるからにして、説明するページが不要となるんですよね。ここら辺は野球マンガなんかもそうで『ルールは常識』であるから読み切りが成立する。



 この既知なるものを世界観に据え置くコトで、読者を物語に集中させるコトができる。これは使えるテクニックだ。




 …それにしてもコスチュームがエラく格好悪(ダサ)かったんだけど、これってわざとだよね?


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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