豚か狼か
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お知らせ&雑記

お知らせ
01 /09 2022

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 田舎の夕暮れはイカスなあ…。



 
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技術……ではない          西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
04 /19 2019



 作品には作者の人柄が出る



 …を信じている派ですが、やっぱり『関係ない』とする派もある訳で。これはひょっとすると自分の『願い』って気もする。やっぱり好きな作品を描いた方は憧れになる訳で、そういう風に抱いちゃう部分もあって、それが重荷ってのも分かる。ただ、誤解いただきたくないのは『聖人君子たれ』なんてこたぁ無い。



 自分にとって永遠の憧れである『ワイルド7』の作者・望月三起也先生なんかだと『余命宣告されたんだけど、それを締め切りに人生最後の作品を描く』って言って『ああ、やっぱり作品を信じて良かった』と思ったものです。




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 ケロリって、いかにも西先生のキャラクターだなと思います。


 今回のシーンを見ると『メチャクチャ嫌なヤツのはずなのに全くそれを感じさせない』ってのはすごい。いや、むしろ好感が持てるぐらいだ。



 で、考えてみたんですけど『じゃあ、これはマンガの技術なの?』って考えると『違うな~』って気もする。西先生の人柄がそう感じさせると思うのです。



 逆に言うと『すごく善なるコトを描いているのに全く響かない。むしろ嫌悪感がある』という経験もある。それを説明するのは難しい。感覚的なコトなんで。それが正しいか間違っているかは別として、マンガにはそういう技術を超えた踏み込めない領域は確実に存在すると思います。



 

五感を断つ             板垣恵介『ドイル』

週刊少年チャンピオン
04 /18 2019


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 いや、無茶なもんは無茶だべ!!



 …とまあ、少年バトルマンガではお馴染みの『勝利のタメに五感を断つ』である。そして、心眼に開花する…という流れですがそんなもんは存在しないんですけどね。もちろん勇チャンは重度のマンガバカなものですから『ひょっとしてできるのか?』と試して『やぱりダメだ!!』と実感しました。フルコンタクト実戦マンガ記事は伊達じゃないね!!



 しかし、このアイディアは久々に見た気がする。逆に今の子供には新鮮かもしんないな~。




短編の名手           矢上裕『赤い稲妻』

週刊少年チャンピオン
04 /17 2019



 チャンピオンという雑誌の魅力さに『自由さ』というのは外せない。何でも載せちゃうおおらかさ。雑誌のカラーに合う合わないとかでなく、とにかく載せちまえ…的な未知数の面白さだ。


 で、『どういう経緯で掲載したの?』というマンガ家さんは度々ある。




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 『赤い稲妻』の矢上裕先生もその一人だ。



 短期集中で全四話あり、現在は電子書籍で読めるようになっている。矢上先生の作品はイロイロと読みましたが、やっぱり代表作は『エルフを狩る者』になるかな?このマンガ、一話完結にして話を楽しめてましたが、途中シリアス展開のストーリーマンガになってた時期があったんですよね。で、それが終わったら『やっぱり一話完結のコメディ方式』になりました…というもの。これが今の矢上先生の作風でもある。



 そう、矢上先生は『短編の名手』である。



 毎回毎回、うなるような巧い短編をよくも描けるものだ…と驚く。ここまで短編の巧い作家はそうそう居るものではない。しかし、短編というのはなかなかその巧さが評価されないような気がする。矢上先生は最高峰の技術を持っていると俺は思うんだけどな~。


 そんな中、この『赤い稲妻』が初・矢上先生としてオススメだ!!


 短くまとまっている…というのもあるんですが、この作品は『楽しんで描いている』というのを強く感じる。もともと『そんな雰囲気』がビシバシ放たれる作家さんなんですが、この作品は特にそのオーラが充満しているように感じちゃうんだよなあ。



 『俺はタクシードライバーでいたいたげだ』ってセリフがありますが、『俺はマンガ家でいたいだけだ』と矢上先生のマンガに対する熱い情熱にも感じられる。




 …しかし、ホントにチャンピオンはどういう経緯で他誌からの作家をスカウトしてくるんだろ?


チャンピオン19号の感想

今週のチャンピオン
04 /17 2019


 奇をてらった訳でなく、地味っちゃ地味ですが『パンキー』は良かった!!


 ただ、新しい読者はご存知無いかもですがデビュー作のヒットマンの『パンキー』の方は悪役がスゲー面白いヤツだったりする。ホント、社会的にメッチャ悪人なんだけど何か憎めないんだよな~。憎めない悪党を描けるってかなりスゴイコトなんで技術の高さも期待して良いマンガ家さんなんです。




『こむらさん』~別記事にしました。


『ビースターズ』~別記事にしました。


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『浦安』~そう言えばプロレスネタをマンガに仕込む作品って減ったなあ…。それもそのはず俺がガキの頃はゴールデンタイムにプロレスやってたんだから。今は放映そのものが無い。


『入間くん』~別記事にしました。


『バキ道』~別記事にしました。


『フシケン』~今回は二週連続構成なのね。こういうの増やしてもいいと思います。


『ジュニオール』~別記事にしました。


『鬼コメ』~別記事にしました。


『吸血鬼すぐ死ぬ』~コメントを見ると盆ノ木先生自身がドラクルなのでは…?


『もういっぽん!』~別記事にしました。


『パンツァー』~今回のシリーズ(?)長くなっているな!!


『ヒマワリ』~別記事にしました。


『パンキー』~別記事にしました。


『木曜日のフルット』~そういえば石黒先生って『AKIRA』好きなんでしたよね…。





 ここ最近のチャンピオン誌は『全く読んでない』って作品もまた多くなっているんですよね。もちろん、それがマンガ雑誌であるし、他にツボる人の為にその作品はあるんですが、なかなか悩ましい。



色褪せない絵            きくち正太『三四郎2』

週刊少年チャンピオン
04 /16 2019


 今風に言うと『神絵師』ってコトになるのか?


 ネットの普及の恩恵もあって『巧い絵』というのは増えた。綺麗な絵に溢れているし、とても良いコトなのは間違いなく疑いも無い。が、今は最新鋭の『神絵師』も時代が経つと埋没し『あの時代の絵』というコトになってしまう。2000年代初頭はエロゲーブームというのもあって、平均レベルがガンと上がった時期で……でもその頃の最新鋭を今見るとそう感じるのだ。



 それだけ個性を発揮するというのは困難なコトなんです。




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 全く色褪せてない!!



 もともと きくち正太先生の絵は個性的というか個性でしかなくて、イッパツで分かってしまうのもあるんですが、久々に見てみると全く古さを感じ無い。いつまでも新しさを感じるというチャンピオンにあるまじき絵だよな~。



 さらに驚いたのが


 ・メチャクチャなコマ割り

 ・セリフが多い



 …のに読みやすいという謎。これはもう、きくち正太先生のオリジナルの領域である。きくち正太先生に近しい絵がそもそも存在してない(あったかもだけど知らない)。



 マンガというのはちょくちょくこういうのがあって、『スゴイ絵なんだけど、誰も系譜として続かない』というのがあるんです。マンガ絵というのはある意味共有財産で悪い言い方をすれば『パクっても良い』とされ、だからここまで進化したというのもあるんですが、それに続く者がいないのが きくち正太先生の世界なんですよね。






マンガに対して本気であること         田中優史『パンキー』

週刊少年チャンピオン
04 /16 2019



 マンガ作品は作者の人格が反映される



 …と自分は思ってます。これは人によってそれぞれだと思うし、マンガ家さん自身でも『人格と作品は関係ない』と答える比率も多い。だけど自分は『反映される』と思ってます。



 もちろん、反社会的な内容=反社会的な作者ってコトは無い。だけど作者も人間ですからね…マンガ家だって凶悪犯罪しているコトもある(これは近々暗黒リバイバルで書きたくもある)。



 そういうのは俺たち読者が見つけて紡ぎだすもんじゃないでしょうか?




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 『パンキー』には作者の人格を感じる。本気、ってトコロに。



 3回の集中連載ですが、確率でいったら『そのまま連載にならない』というケースのが多いんですよ。読み切り・短期集中が全部連載になってたらページ数がいくつあっても足らない。


 ところがこの作品ときたら実に生真面目な内容で奇をてらったコトをせずに真っ直ぐなトコロが良かったです。うん。好き、だな。好き。そういうトコロが好きだ。



 最終回でのこの絵ですが、ビックリしましたね~。生徒一人一人にキチンとキャラとストーリーを用意しているのが感じられた。これが本気でなくてなんだ?こういうのって作者の人格だよ。マンガに対して本気だって人格だ。



 こういう作品がヒットを飛ばすのは難しい。だけどチャンピオン誌なんだから、そういうのを連載して欲しいってのありますね。コレ、心に残るタイプの作品ですよ。そういう真面目さをチャンピオン誌から世に出して欲しいものです。


技は力の中に在り            灰谷音屋『ジュニオール』 

週刊少年チャンピオン
04 /15 2019


 圧倒的な肉体スペックで勝つ…というのはイマイチ受けが悪い。


 やはり体格に勝る相手に技で勝利するから面白い…というのはあるだろう。もっとも最近は『ハイスペックに異世界転生してモテモテ』が流行りみたいなんだけど、これはどう転がるか?



 梶原一騎先生の『巨人の星』では念願かなって巨人軍選手になったものの『球質が軽い。これから先のプロでは通用しない』ってコトで『魔球路線』というテコ入れが受けたのですが、技で勝つ方が面白い…こういう土壌はあると思います。


 が、同じく梶原先生の『空手バカ一代』では圧倒的な体格を持つ相手へのリベンジとして、それに見合う体格に変貌する!!という筋トレ&大食いを行うシーンがある。肉体スペックが①なぜ必要なのか?②それを活用する為の努力が描かれていれば読者は納得すると思うんですよね。




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 フィジカルモンスター・杉浦!!



 このマンガ、天才肌の五十嵐と司令塔の志摩のコンビだったら『結構面白い』ってトコロはあったけど、ここまで面白くならない。杉浦の『体はモンスター!!テクニックは子供!!』という逆名探偵コナンなアンバランスさが面白くしてるところはある。



 で、40話目の現在にしてようやく機能する…というのが良い。


 肉体スペックだけでも杉浦はおっかない…というコト。これが最初から肉体スペックだけで無双したら面白くならない。イロイロと葛藤し、努力して、それでようやく『このプレイ』に至った訳なんですよね。


誰の仕業…?          平川哲弘『ヒマワリ』

平川哲弘『ヒマワリ』
04 /14 2019



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 さて、新連載ラッシュも控えてそうなんで、あと一ヶ月ぐらいで終了しそうな『ヒマワリ』です。



 自分としてはもっと読みたいな~ってのが本音なのですが、平川先生の負担を考えるとそうそう気安く言えるハズも無く、残りを存分に楽しむとするのだ。



 で、今回の肝とも言える部分ですが『じゃあ、誰がやったの?』なんですよね。



 いや、俺としてはやはり春チャンが



 俺は前からお前のことが大ッ嫌いだったんだよ~!!



 って、やってくれるの期待してるんですが、これまでの経緯を考えたら無いか(汗)。ただ言えるコトは克樹、切腹すべしである。ケンカしても後腐れ無いのが平川先生なんですが、今回の展開は珍しいな~。


渡辺航・弱虫ペダル・第538話『勾配』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
04 /14 2019


 昔の記事に『弱虫ペダルは人気すごくなってきたけど、アニメ化するとしたらどうするのだろう?』みたいなことを書いた。



 渡辺先生の絵というのは『独特』なのである。正確に描く…を巧いとするならばそれは大きく逸脱する。




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 そもそもタイヤが丸くない。歪んでいる。



 …というコト。


 マンガというのは『絵が止まっている』のであるが、同時に『動きを感じさせる』というのもあるし、ましてスポーツ競技となればそれはことさら重要なのだ。


 で、ご存知のように渡辺先生の絵は熱烈な指示を得ている。が、その特異性が突き抜けている為に、この絵柄を再現するのは難しい……アニメに向いてないと思ったのだ。



 結果、アニメはうまい具合に作品に落とし込んだ。これは見事としか言いようが無い。どこから見ても坂道は坂道でしかなかった。



 しかし、渡辺先生の絵を見ていると『マンガ絵はイロイロと悩まずに思いっきり好きに描く』というのはある意味正解なのかもしれない(。本当に気ままにやっちゃいけないが、こういう絵を味として受け止められる読者もまた『マンガと会話している』と感じる。


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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