豚か狼か

お知らせ&雑記

お知らせ
01 /09 2019
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駄菓子屋の思い出             原悠衣『きんいろモザイク』

原悠衣『きんいろモザイク』とかイロイロ
06 /27 2017


 俺がとってもえらくなってイロイロ自由にできる立場になったら、ラジコンの義務狂育はやるとして、駄菓子屋優遇政策は行うだろう。


 ガキの頃は全然理解できなかったが、あれはもう完全なボランティアだよね。時給換算して100円にも満たないんじゃなかろうか?そんなワリの合わないコトをやっていたジーチャン・バアチャンは偉大である。こういう活動をしている人を讃えなくて何が人間社会か?


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 さて、今週の『きんいろモザイク』は世界一マズイ菓子を食べた後に…



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 カレンたちは駄菓子屋に行く…というストーリーです。作中では『子供っぽい』と揶揄されてましたが、勇チャンは高校三年生まで行ってたりする。しょっちゅう。


 …というのも、当時の駄菓子屋はゲーセンも兼用していた。街中のゲーセンは1プレイ100円であり、50円の台は人気薄だったり、ちょっと古かったりでした。駄菓子屋ゲーセンはプレイ料金が安いのが魅力!!瓶入りのドクターペッパー飲みながらやってました。



 さておいて



 今回の『きんいろモザイク』を読んでムショーに駄菓子屋に行きたくなってしまった!!さすがにこれは問題なので行くコトは無いが、あのチープさの中の魅力は何だろう?100円握り締めての万能感とワクワクって失ってしまって、二度と帰ってこないような気がする。そこが『問題』なんですよね。もう、俺は駄菓子屋に行くコトを許されない感性になってしまっているのよ。ここら辺はクッキリと分かる。



 『きんいろモザイク』という作品は『この年頃のキラキラした輝き』を描く面白さがありますが、今回のエピソードは『もう二度と手に入らない感覚なんだろうな』とちょっと胸がチクりとするものがありました。


 だからこそ、まだギリギリまで許されるアリスたちには今しか楽しめないコトを楽しんでほしいな~。



 

殺す覚悟              板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
06 /27 2017


 例えそれが『偽善』とか『ええかっこしい』とかであったとしても、『命は大事』というのは人間の持つ素晴らしい勘違いだと思います。若い頃はそういう考え方が嫌いだったんですが、今はちょっと感じ方が変わってきた。願うって気持ちは悪く無いもんです。それは動物には到達できない心理だから。



 動物には『命は大事』という考え方は無い。命に対する知性は無い。




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 今回の『ビースターズ』の興味深いところは殺人に対して動揺が無いというコト。ここら辺、動物と人間の中間的な立ち位置になっている『ビースターズ』ならではであろう。


 この世界観であると、そういうのは『原則ルール』というヤツで『法律』よりも拘束力が弱いのかもしんない。殺人事件に対して、割とぞんざいなんかな?市長でも握りつぶせるみたいだし。



 しかし、バイオレンスパンダ曰く『肉なんかより笹食べた方がパワー出るぜ!!』の発想はスゲー!!ガキの頃によく観てた『ポパイ』かよ!!






お前らみたいなのは身分相応に……        掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
06 /26 2017


 そのジャンルが成立するにはライト層の獲得ってとても大事だ。フワフワしていずれ離れてしまう人でも、そういう人たちからディープな方に成長して支える。で、かつてのライト層は『け、ニワカが…』なんて驕らないというのも大事です。



 スポーツもまたライト層が支えている。最近爆発的に増えたのはやはり自転車なんですが、自分は『ストレス発散』とか『健康目的』であり、ガチ勢からはほど遠い。だけどちょっとばかり競技かじったヤツにデカいツラさせないぜとは思う。これを読まれている方で何かのジャンルを嗜んでいるかもですが、ライト層だからと言って守るべくマナー等に問題なければ、たかがガチ勢程度にデカいツラさせなくていいし、そういうヤツの言うコト『嫌い』で済ませて良いです。



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 身分相応



 …身分相応?この言葉の意味を理解したくない。理解などしてやんねー。



 今回の『少年ラケット』は『俺たちは部活を楽しんでいる』というスタンスのコンビガ描かれてます。ここら辺は掛丸先生の作品らしい。以前、宮原兄もそういう気配りをしてたしね。掛丸先生は『少年ラケット』を通じての願いとしては『卓球人口増えますように』というのがあって、ガチ勢をヒイキするものではありません(そういう作品だったら俺読まねーぞ)。確かに最近の日本卓球の躍進しは目覚しいけど、『それだけじゃないよ。こういう人たちが居るから卓球は成立しているんだよ』というのも描いている。



 そして、そういう人たちが『よし、俺たちも頑張るか!!』となったら、それはそれで素晴らしい!!というのも描いているのが今回だ。こういう時に『ちょっとばかり上手いヤツ』が身分相応なんて言っちゃいますが、特大ブーメランだよな。首チョンパされちまえ。



 身分相応なんて言葉に従わない。


逃げたくない…への憧れ             西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
06 /26 2017



 『修羅の門』の主人公・陸奥九十九は不敗の古武術使いだけに絶対に負けない。負ける時は死ぬ時であり、それはそれ以上の物語が展開しないのである。じゃあ、このマンガはイマドキの『何でも才能だけで勝ってしまう!!いけ好かない主人公なのか?』と聞かれたらとんでも無い!!俺のマンガ人生の中でトップクラスに好きな主人公である。


 戦っている最中に恐怖を押さえ込んでいるから。対イグナシオ戦においては『すごいなぁ…すごすぎて逃げ出したいぐらいだ』と恐怖しているが、続いてだが俺は陸奥九十九だ!!と克己しているのがいい。


 逃げたいけど、逃げたくない……そんな気持ちと戦っているキャラクターに自分は味方したいんです。



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 先週の記事にて『豪胆さが魅力な主人公』と書きましたが、誤解無いように書き加える。『逃げたいけど、逃げたくない豪胆さ』というコト。そんな入間くんが回を追うごとにますます魅力的になっている!!



 マンガというのは作者(と編集者等の送り手)と読者のガチバトルである!!



 なので、読み手である俺としては安っぽく同意したくないという意地もありますが、これはもう『魅力的な主人公』として味方せざる得ない。読んで主人公の頑張りをエネルギーに変換して、明日への活力になる!!



 今回の巻頭カラーは『入間くんはそういう主人公』というイメージが完全に定着して。なんつーか、歯車が嚙み合ったかのような心地良さだ!!



 『巻頭カラー嬉しいです!お母さん見てる!?先頭だよ!!』のコメントにはホッコリしてしまいましたが。




 

渡辺航・弱虫ペダル・第452話『託した想い』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
06 /25 2017


 チャリしてる時、いつも使っている道がある。ここは川沿いの半農道なので、クルマもほとんどなく信号も無い。見通しも良いので安全度最高な道である。まさにロードレーサーを走らせるためにあるような道だ。



 が、どいういう訳か利用者が少ない。もちろん過度になれば危険度は増すが、よっぽどにでもなんない限りの話で、もっともっと利用者増えてもいいんじゃない?クルマがビュンビュン走っているトコロじゃなくて、こういう道走った方がいいよ~とか思うのです。お互いの為に。



 …なんて思ってましたが、これは認識を改めねばならない。これから『もっと増える』が約束されてしまった。



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 『弱虫ペダル』の田んぼアート出現!!


 皆様、ぜひとも!!


 たまたまなんですが、ファンの方がこちらに見えてて会話できて楽しかったです。聞けば『輪行』とのコトで、おそらく両毛線・思川駅から下車し、線路沿いに国道四号線方面に向かったのだと思います。思川沿いにあります。




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 燃える展開とは!?



 そう、一度敗れた相手にリターンマッチをして勝つ展開!!もちろん、それは『変わった』というコトの説得力だ!!放送四回目でキングザウルス三世にアッサリ負けてしまったウルトラマンが、流星キックを身につけて勝利したように!!



 これは鏑木が勝利しないからには話が成立しない。なんとしても勝て、チンチンが潰れても勝たなくてはならないという燃える展開!!



 でも、その後の鏑木は燃え尽きちゃうのもお約束事項ではあるなあ……。


必要?不必要?           田中優吏『パンキー』

週刊少年チャンピオン
06 /25 2017


 望月三起也先生は偉大である!!


 …というのは当ブログでよく書いてますが『マンガでのお約束』に疑問を感じて作品に反映させる……という意味でも攻めに攻めている作家性であった。単行本のあとがきにて『当時のマンガで気に入らなかったのはガンアクションだ。チョンマゲを手に乗っけたようなタッチで何発も発射しやがる…』と。当時のマンガは今以上に『子供の読むものなんてこんな感じでいい』という空気が強く、今以上に資料が不足していた時代であった。


 こうして望月先生の描きあげたガンアクションは時代を超え、今でも十二分に通用するディテールがある。もし、望月先生が『マンガはこういう程度でいい…』と妥協していたのならばマンガの歴史は変わったと思うんですよね。


 マンガというのは多数決で決めるようなトコロはありますが、新しい発案は常に少数派だ。




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 さて、田中優吏先生の『パンキー』であるが、実に楽しい作品であった。サルにクライムアクションをやらせるという発想がいい。俺の大好きな『スタンダード+1』というヤツで。サルが主人公という突飛な設定に対して、下地がよく練りこまれた安定感がある。特に敵役のジムのキャラが立っていて、パンキーの個性に負けない魅力があるのは秀逸。ほら、ジムって何か憎めないトコロありますよね…。



 ただ、もったいないなあ…と感じるのがディテールだ。拳銃一つにしてもメーカーとかスペックとか明確になるぐらいのディテールは欲しい。また、拳銃ひとつとっても用途も変わってくる。ここら辺を抑えておけば作品に深みが出ると思うのです。そして、こういう作品が好きなヤツって、やっぱりディテールにうるさいですからね~。俺もマンガでバイクが出ると『ヤボなツッコミ』と分かってはいるけど、『これは無いよなぁ』とか。ンなコト言ったらエロゲーではじめて同士なのにイカせてしまうというのもアレですが、アレはファンタ自慰というコトで(言ってるコト違うじゃん)。


 あとはコマ割をもっとダイナミックにするといいかな~。



 …と言っても、それは基礎がミッチリできているからの希望であって、やっぱり面白い作品だからこその期待ではあります。

これが私たちの距離感          林雄一『木になる森さん』

マンガレビュー
06 /25 2017

 ちょっと前にあの『スクールウォーズ』がブルーレイボックス化されると聞いて喜んで購入した。自分にとってとても大切な作品です。荒廃した学校を熱血教師が建て直し、ラグビー部を全国優勝に導くという実話を元にしたドラマでした。


 この作品には『強い正しさ』を変わらずに感じます。また、歳をとったせいか、ドラマへの理解が以前より変わってきた(特に下町のヒーローの回)。


 
 が、フト気付く。確かに素晴らしい作品ではあるが、今の中高生には理解不能の作品ではなかろうか?というコトに。例えば主人公・滝沢がフ抜けた試合をした生徒を涙ながらにブン殴るシーンがあって、それで生徒たちは目を覚ますのですが、これはおそらく現在の中高生には『理解できない』だろう。俺は解る。おそらく俺以前の世代も解る。



 ここが問題なんだ…と気付いた。



 こういう『これが正しい』と感じたモノを別の理解不能な世代に押し付けてはならない……というコト。これを無理強いするといわゆる老害というヤツです。なにも自分たちの価値観を捨て去れ……というコトでは無い。経験は貴重な財産だ。それを踏まえた上で『新しい世代の考え方も吸収する』という意志が大事なんですよね。



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 さて、当ブログで度々書かせていただきました 林雄一先生の『木になる森さん』の単行本が発売されました。全一巻というのは読みやすい反面、ちよっと名残惜しい……。いや、林先生自らが続きを同人誌等で発表しても(カバー下参照)。



 このマンガの魅力的な部分というと自分は『距離感』というのに集約されます。俺のようなオッサン世代というのは『ぼっちはぼっちが悪い!!』という認識がある世代なんです(本当に情け無いコトですが)。なんで、俺がガキの頃のマンガとかアニメとかは『主人公が行動して、ぼっちが友達に囲まれる』というオチを良しとしてましたが、そろそろ若者には説得力として通用しない時代に差し掛かっているだろう。『無理に友達をあてがっている老害認定!!』という感じに。が、相手を想う気持ちというのは尊重したいトコロは善意です。俺のようなオッサンは新世代の考え方を学ぶ必要がある。



 作中の牧島くんと森さんは開始当初『周囲と違う距離感』に負い目を感じていましたが、ここら辺はキチンとうまく着地させて終わってます。この二人はこの距離感がいいんですよね(妹の月葉も当初とまどっていたし)。



 それにしても、この単行本デザイン!!タイトルの間に林先生の名前がクレジットされているんてすけど、木→林→森 という面白い配置にしているな~。デザイナーさん、いい仕事してます。


 

やったぜキャンピングカー!!             竹下けんじろう『キャンプへ行こう!!』

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
06 /24 2017

 よくあるくだらない話に『お金持ちになったらどうする?』というヤツがある(年末・サマーの宝くじの時期など特に)。



 『まあ、仕事やめるけど、ラクな仕事続けるかな』というのが最もポピュラーなのですが、勇チャンは生粋の遊び好きのクズなので『仕事する時間なんか無ぇッ!!死ぬまで遊び尽くして遊び倒れて死ぬ!!』という感じになる。そして、ほとんどの栃木県男性方は『いわゆる高級車』というのを手にすると思う。もちろんクルマ好きの勇チャンですからにフェラーリにマブいナオンを乗せてフェラってもらうというビッグトゥモロウ(大いなる明日)も捨てがたいのですが、生粋の遊び好きであるからにして『だったらクルマでアチコチ旅行したい!!日本全国どこでも行きたい!!』と思っちゃうんですよね。



 だとしたらキャンピングカーだ!!キャンピングカーこそが憧れの象徴だ!!



 



 さて、当ブログで度々追っております 竹下けんじろう先生の新作ですが…なんと、キャンピングカーのルポマンガとなっております。さすが竹下先生!!今までイロイロなマンガ家の作品読みましたが、ここまで作品の守備範囲が広がってしまったマンガ家は初めてなんじゃないでしょうか?『艦これ』マンガとかも描いているしなあ(どうも榛名派のようだゾ)。


 竹下けんじろう先生の過去作品『あまガミ』では転校しがちな主人公がオヤジと共にキャンピングカーで移動してましたが、やっぱり憧れていたのね…。そして、夢がかなった!!やったぜ!!



 そして、竹下先生といえば『作品が真面目』というのがあって、自分はソコが好きなんですが今回も活かされてます。なんと、当日は天気が悪くてボロクソというのをありのままに描いております。なんて正直な…と思いましたが、やはり過去作の『釣り屋ナガレ』に於いても『釣れないで終わる』というエピソードを描いていて、企画マンガであっても竹下先生のマンガで面白い。


 ここら辺、自分はバイクツーリングをよくしているから肌感覚で分かるんですが、『こういうショッパイ経験も振り返ると楽しい』というのはあるんですよね。こういう時だから『その時食べたゴハンがオイシイ』とかね。



 しかし、これを読んで感じたのが『やはり俺が何かの間違いで金持ちになったらキャンピングカーを買うしかない』という脅迫観念ですね。誰か勇チャンにビッグトゥモロウ(大いなる明日)を恵んでください。


マトモでいてくれ        古川一・白土悠介『虚ろう君と』

週刊少年チャンピオン
06 /24 2017

 『この世界の片隅に』でかつての旧知の軍人が主人公すず(亭主持ち)の家に泊まりにくる。人によって感想は様々だと思いますが、自分がこの映画で一番印象に残っているシーンはココですね。


 『すず、お前だけはマトモでいてくれ』


 …って、願う言葉がとても印象に残ってます。かつて、すずのコトが好きだった彼の気持ちが一番響きましたね~。『マトモでいてくれ』っていう願いが。



 そして、思う。



 マトモを継続するのはとても難しい、と。




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 ひょっとしたら打ち切りを心配していた『虚ろう君と』ですが、次回はセンターカラー&二本立てというチャンピオンプッシュがはじまりましたぜ!!ここは倍プッシュだ!!



 『虚ろう君と』における主人公・知理はとてもマトモな人間である。


 虚人が視えるというコト、さなかという虚人と通じているというコトは非日常であるが、むしろ常人のそれよりマトモであるのだ。



 今回、徹が襲われた理由が判明します、作中でも描かれたように『それは自業自得』なんです。普通の人にとって。俺が知理だったら『ざまぁ』と思うよ。


 ところが知理はそれに対して『やりきれない気持ち』に至ってしまう。彼はマトモ過ぎるんですよね。これから戦いが過激化するにあたって、これは危ない兆候ではあります。狂気の中にあって、マトモ過ぎるヤツは本当に危ない。狂気に対しては簡単に自我を失い流されるのが普通であるんです。マトモ=普通という図式じゃないんですよね。



 まあ、とりあえず、チャンピオンがプッシュしてくれてホッとした自分が居ます。こういうマンガは好きなんだけど、大多数の読者的にどうなんだろ…というのがあったので。


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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