豚か狼か

お知らせ&雑記

お知らせ
01 /09 2019

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 神馬耶樹先生の『マトイ・ナデシコ』!!


 当ブログでイチ推ししておりますが、この度オビコメントを書かせていただきました!!書店で見かけましたら是非!!あと、コミックサイト『Z』でお試し読みあります!!




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 最近は自転車ブームなんでよくすれ違いますが、やっぱりラピエール少ないなあ…。

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マンガ家の…                星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
02 /19 2018
 今週の『解体屋ゲン』は前回の続きでして、元ヤクザの中村は張り込みによって、現場窃盗犯と対面するが不意打ちをくらって失神し逃げられてしまう。しかし、被害者であるはずの中村は逆に『お前たちみたいのがいるから…』と言ったテイで相手にされない。仕事を失った中村と青嶋は今後どうするのか…?



 …というおおまかな流れの中で印象に残ったのが




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 川で水切りである。



 この『解体屋ゲン』という作品は随所でレトロチックな演出が光っているのも面白要素の一つである。『お~。こういうのは昔よく見たな~』と思ったのですが、何か引っかかる。そうだ!よく見た…という過去形なのだ。



 深刻化するマンガ家の水切り離れ!!


 
 …というのを実感した!!これはマジで由々しきコトなのだ!!そう、確かに昔はマンガ・アニメ・ドラマで頻繁に見たのであるが、すでに『懐かしい演出』になってしまっている。これを読まれている方も思い出して欲しいのですが、その『水切りのシーン』あるいは『川・海に石を投げ込む』というシーンはなぜそんなコトをしていのか?を考えてみてください。



 フィクションにおいてそれらのシーンはほぼ間違いなく『やり場のない悲しみ・怒り』を発散させる為にやっているシーンじゃなかったか?それらは『人生を左右する…というレベルではなく割と日常的な出来事』ではなかったか?そして、その根っこの部分は『理解されない悲しみ・怒り』ではなかったか?



 あれ?いつの間にかフィクションの世界は『理解されない悲しみ・怒り』を描かなくなったのではなかろうか?明らかに減少しているように感じます。



 もちろん『悲しい』も『怒り』も今の作品は描いている。描いてはいるが『理解されない』という部分に関しては『描きたがらない』という気もする。でも、世の中はそういうのって昔と変わらぬ比率であると思うんですよね。この『理解されない』系は観客がワンワン泣くタイプのものじゃないの。そういう意味ではエンターテイメントしてない。


 だけど、スゲー根深い悲しみと怒りなんですよ。



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 青嶋のこのセリフは『強がり』では無い。すでに痛みに鈍感になってしまっているんです。


 自分は『人間は誰かが見てないとダメになる』と思っています。何もイロイロと世話を焼くとか助けるって意味でなく。文字通り『見てくれる』というのが大事なんです。『理解されない悲しみ・怒り』は誰かがみてやらなきゃならないし、フィクションの大事な役割だと思うのです。



 だからマンガ家さんはもっともっと水切りシーンを描かなきゃいけない。





 

セリフ数           伊海田海『GREAT OLD』

週刊少年チャンピオン
02 /19 2018


 『初代マッドマックス』とは打って変わってしまったのが『マッドマックス2』である。何しろ主人公のセリフが少ない。極端に少ない。確か15無かったんじゃなかろうか?


 だからと言ってツマラナイ作品なんてことはなく、むしろ逆だ。これが無かったら『北斗の拳』は誕生しなかった…と断言できるぐらいに、あらゆる方面に多大な影響を与えた。


 セリフが多けりゃいいというものでは無いが、少ないからと言って手抜きなんてコトも無い。


 
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 今回の『GREAT OLD』なんですが、このセリフのセンスが光った回とも言えましょう。


 意外に少ないな…


 というのが第一印象なんですが、要所要所に『カッコイイのを置いている』というの注目したい。バトルのリズムを殺さずに節目のトコロに短く置く。そして、最後は『決めセリフ』に回す。


 ついつい忘れがちなコトですが、週刊連載は『毎週どこかに見せ場を用意する』という制約がありますが、バトルメインの中にあって、目立たないのですが地味に良いテクニックを発動させてますね~。




モチベーションアップ            平川哲弘『ヒマワリ』

週刊少年チャンピオン
02 /19 2018


 これを読まれている人のほとんどが知っているであろう悪名高さが『モチベーションアップ株式会社』であろう。ちょっとググれば簡単にワンサと出てくる。いっぱしの社会人ならばこれを見たたけで気分が悪くなるであろう殺傷力の高さはさすがだ。



 スゲー当たり前の話なんですが、こんなんでモチベーションが引き出せるヤツは特殊だ。


 が、マンガブログもいよいよ9年目に近づいてきて感じるのが『好きなコトですらモチベーションを維持するのは難しい』というコト。むしろ年々マンガは好きになっているようにも感じるが、モチベーションの維持はそれだけじゃ難しいな…と感じている。まあ、ここら辺はうまくやって余裕っちゃ余裕なんだけど。


 だからねモチベーションがヘコんでいる相手に好きならやれるはずなんて言葉を押し付けちゃいかんな~と。あらゆる刺激を与え続けないとモチベーションって続かないんですよ。




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 今週の『ヒマワリ』はこのモチベーションに関する描き方がバツグンに面白い。


 以前の説教で焚きつけたんですが、ここで『ちょっと冷却期間を設けてから再び焚きつける』という櫻田の手綱さばきは見事でしかない。巧いよ、コレ。『ポスター貼りゃ、ちっとはモチベーション上がるだろ』みたいな社長に自覚させたいぐらいだわ。モチベーションの根本を見誤っている人が存外多いのですが、根っこは『自発性』なんですよね。人に言われて出るモチベーションなんてありません。少なくとも俺はそうです。



 で、ここで面白いのが『焚きつけた櫻田自身もヤル気が感染した』というコトなんですよね。こういう関係っていいな~。



 今後の展開としてオミが『二代目!でぶや』に抜擢されて、ルミエールを裏切ったりしたりすると勇チャンはハアハアもだえてしまうでしょう。


渡辺航・弱虫ペダル・第482話『総北のキセキ』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
02 /18 2018

 『弱虫ペダル10週年』!!


 いや~。いつの間にそんなになったのだろう?という感じですね。このマンガが始まった時はまさかそんなに長期連載になるとは思いませんでしたが、まさか二年目のインターハイがまだ終わってない…というコトにもちょっと驚く。このペースでやったら100巻に到達しても高校生編が終わってないんじゃ(第一話の冒頭シーンに追いついて無い)。




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 タイマンやったらダチ!!



 …とはチャンピオン誌の大先輩『レッツ!ダチ公』の揺ぎ無い哲学ですが、今週はまさにこんな感じに。さすがの鳴子の対人スキルである!!坂道よりもよっぽど主人公っぽいよね。


 バツグンの行動力!!

 カラッと明るい性格!!

 良い意味で目立ちたがり屋!!


 …等々もありますが、彼の魅力はそういうトコロに留まらない。『実は誰よりもチームのまとまりを考えている』とか『仲間が調子悪いとすぐ助けに行きたがる(そして巻チャンあたりがキレる)』という細やかな気配りと優しさがある。三年度の主将は順当にいけば弱泉なんだけど、鳴子のがよっぽど適任ですよね~。



 そして、鳴子主将の下になってしまった弱泉くんがメソメソしているところも見たいし。



 そんな鳴子オーラに悠人くんがアッサリ篭絡されてしまったのは当然のコトであり、これによって薄い本の新たな需要も発掘されたコトでしょう。今年のハコガクの面々だと銅橋が好きなんですけど、最近は悠人くんも結構好き。妙に人間くさいよね。



 それにしても肝心要のシーンで主将がトリオに丸投げというのが慣例化してしまった…。総北のキセキである。

ハードモード突入        西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
02 /18 2018



 マンガに於いて主人公が何かキッカケがあって『強くなりたい!!』と願い、導く者がトレーニングを課す…というのは定番中の定番だ。昔『ベストキッド』という空手映画があったけど、アレは絶対日本のマンガの影響受けているとしか思えない。


 何はともあれ『トレーニングした』というプロセスが必要なんですが、このトレーニングを『いかに面白くするか?』というのもマンガでは大事な見せ場になるだろう。



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 今週の『入間くん』はコレはどちらかといえば『環境の変化』という感じで前半の空気を作っている。前半では『生徒会長としてのアメリ』で後半は『女の子としてのアメリ』という具合に。


 人(この場合は悪魔だけど)というのは様々な側面を持っていて、そのどれもが本当なんですよね。ただ『女の子としてのアメリ』は入間しか知らないことになり、この特別感を読者はニヤニヤしながら楽しめる。チャンピオン誌はラブコメ要素がチト足らない気がしますが、その中にあって『入間くん』は貴重な成分でもある。


 今回の章でアメリとの距離は近くなりそうで、クララとの距離はどうなるのだろう?何しろクララが入間に懐いているのは『対等に遊んでくれる友達』というのがあって、これは果たされてしまったのだから。彼女自身が積極的に縮めるドラマが挿入されそうだ。



お金!!              中村勇志『六道の悪女たち』

週刊少年チャンピオン
02 /18 2018

 歴史的名作である『北斗の拳』の開幕!!


 作品の象徴とも言える荒くれモヒカンが略奪し、カバンの中から束札をハッケン!!叩きつけて叫ぶ!!



 馬鹿野郎!!こんなもんはケツ拭く役にも立ちゃしねぇんだよぉッ!!



 …衝撃であった!!確かにそうだ!!以降、俺は『人など信用できるか!!世の中は金だ!!』というヤツはアタマ大丈夫か?と疑うようになってました!!この世は金…なんてこたぁありません。それは錯覚です。



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 さて、今回の『六道』はその『この世は金!!』という守銭奴キャラの登場となりましたが、もちろん彼女の哲学を否定する気は無いし、むしろ『それはなぜ?』を知りたい。



 俺にとってのお金というのは『もちろん欲しいけど、現在においてほぼ万能な道具』という認識であったりする。何しろ『世の中が安定してないと意味が無い』というものになる。『北斗の拳』の世界になっただけで効果を無くすもろい道具のである。その他のカタチある道具はだいたい不変というのになんてモロい道具なのか?それを信用できるというのはよっぽど人間社会の安定を信じていて、すなわち人間を信じている他ならない。俺にはそんな純粋さは無い。微塵も。





 そして、『これだけはハッキリしているコト』というのがあって、『いくらあっても絶対的な安心には結びつかない』という道具でもあるんです。なんつーか、人は『お金に対して過信している』とすら感じます。まあ、今のトコロは結構欲しいんですけどね。



 なので『力が欲しい』と切望した前回の童子とキャラが被っているな~という気もする。こんなん底なし沼じゃん。


 

ええっ?決着!?           板垣恵介『刃牙道』

週刊少年チャンピオン
02 /17 2018


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宮本武蔵と言えば二刀流!!




 『二刀流』のインパクトは強い!!大谷翔平も二刀流と呼ばれるのは強そうだから他ならない。



 なのに、二刀流を刃牙が攻略する前に『決着』の文字が…!!ええっと、俺は二刀流無双する武蔵を面白おかしくカッコよく攻略する刃牙を読みたかったんだけどなあ…。それともまだ続きあるの?あると言ってくれ!!



これで決着だったら、今回はやけに早いな~。今年いっぱいかかると思ってたのに。

 



 

全員アナログ…だと?            増田英二『週刊少年ハチ』

増田英二『実は私は』 『さくらDISCORD』
02 /17 2018

 マンガ家マンガではたいてい主人公はアナログだ。


 なぜ?


 おそらく『その方がマンガ映えするから』というコトになる。が、さすがにこの時世では『いかにフィクションの世界』であっても厳しいし、多数のライバルたちまでアナログであっては『説得力に欠ける』という気もする。ここら辺はどうしても『マンガ家マンガ』は自分はガチにとらえてしまうという嗜好性もあるんですけどね…。


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 毎度ながら、このマンガはいったいどうなっているのだろう?



 いや、個人が展開させていく『マンガ家マンガ』であれば『俺はアナログに執着するぜ!!』というキャラはいいな~と思うし、リアルのマンガ家さんでもアナログへのこだわりが強い方は心理的に応援したくなる。


 でも、このマンガは『マンガ専門学校』という近代的な場所で全員が全員アナログというのは違和感を感じてしまう…。さすがにまずかんべよ。いや『便宜上』ってのは理解できるんだけど。この場合の『便宜上』は『スムーズに情報を伝える為』なんですが。


 さらにどんどん絶版になっている現状のトーンをイチから説明するというネタも『なぜ?』になる。昔っからマンガを生業にしている方は分かるけど、これからの若い人がそろいもそろって前世紀のコトをやっている…というのには『なぜ?』が拭えない。『トーンとは何か?』を知ってもらう配慮なのかもしれないけど、だとしたら第一話で『ネーム』に関する知識前提でストーリーが展開していったのは…?



 そして、そもそも登場キャラクター達から『俺はマンガ好きだぜ!!』が感じられない。ミケは結構感じたけど、他のキャラからはあんまり感じない。これは自分にとってはヤバい。その割にアリスは『実は私は』からの繋がりを連想させておいて『どうやら何もないらしい』という肩すかし感も『なぜそこに読者の関心を惹きつけるように仕向けた?』なんですよね。



 …とまあ、この作品に関しては開始前の予想通り『相性悪かった』です。『何をしたいか分からない』感じで。表面上は『ミケに勝つ』というのは分かるんですが、そのなぜが全く見えない。安定感が無い。ただ、先にも書いたように『マンガ家マンガ』に対しては気持ちが先行してしまうという自身の問題もあるんで、多分ほとんどの読者は楽しめる内容だと思います。


 この作品が面白く感じた時があったらまた記事にしたいと思います。できれば『そうあって欲しい』というのも本音で、楽しいマンガがあれば自分はとても嬉しいので。


浮かれた決断            小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
02 /17 2018


 何回か会社辞めてますが、それに対しては『よくやった、俺!』と思っているし、続けていたら間違いなく過労死してたなというトコロも何か所かありますんで。ただ、その『辞め方』に関しては『稚拙だったなあ…』と反省していトコロもある。


 なんつーか、そういう大それた決断によって、テンションが上がって『詰めが甘くなる』というのがあって、振り返ると『稚拙だったなあ…』って気持ちにもなるんです。


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 今週の『Gメン』は子供が出来たので学校辞めます…というエピソードに突入しました。



 なので、この感覚は『分かる』んですよね。読んでて恥ずかしくなるぐらいに自分に突き刺さる。そりゃ『子供を養わなきゃ』という自覚は立派なものですが、浮かれているのは感じ取れる。ここら辺、小沢先生はシッカリとドラマ描いてますよね。



 実は勝太の言った『一回だけみんなに甘えようよ』というのが大人な考え方なんですよ。


 『踏ん張れば高校卒業できたのにしなかった』という人間を度々見てきたけど、皆後悔していた。立派な決断をしたと思っていたのに『実は浮かれて逃げてしまった』という念を。作中では『僅か8ヵ月』なんですが、これから『一生コトあるごとに思い出して自責の念に駆られる』のはもちろん、残念ながら『世間ではそういう目で見られる』というコトでもある。


 あと、子供育てた経験無いけど『大変なのは間違いない』ってコトもありますよね。来週は大人の視点が炸裂しますよ!!きっと!!


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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