週刊少年チャンピオン - 豚か狼か

まさかのダサチャリ         小沢としお『Gメン』  

週刊少年チャンピオン
11 /25 2017

 ガキの頃、スーパーカーブームというのがありまして、その中でのキングオブキングスが『ランボルギーニ カウンタック』であった。確かにアレはカッコイイ!!当時のプラモデルを今も持ってたりする。


 が、ガキの頃からチョットずれていた俺はランチア・ストラトスが好きなであつた。つーか、今もクルマデザインで5本の指に入るぐらい好き。最高。


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 先週の『Gメン』記事でも書きましたが、俺はバイクに乗り続けているが、いわゆる族車というのにカッコ良さを感じたコトは一度も無い。それどころか、安全性を落とすような改造を平気でやってるセンスが理解できない。



 が、今週の『Gメン』を読んで思った。


 俺がそういうのが理解できない人種のように、そういうののカッコ良さを理解できる人種も居るんだなあ…と。このチャリ族車であるが、栃木の田舎ではたまに見るのである。亜種としてデコトラっぽくして演歌を爆音で流すガキなども存在する。


 そう言えば、俺が中学の時はロードマンをチョッパーハンドルにするヤツが多かったなあ…。『弱虫ペダル』の世界で、画像のようなハンドル付けてたライバルいたらどうよ?30年前はフツーにいたんだよな……。



 ランチアストラトスが好きな感性に生まれて良かった…。オッサンなので、乗り物でダサいのは我慢なりません。でも、アッチ側からすると俺のセンスって最悪なんだろうな…。今乗っているバイクもDQN層からは圧倒的不人気だし。





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ことねパイセン……!?          安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
11 /24 2017



 倉田真由美先生の『だめんずうぉーかー』というマンガがありまして、タイトルのように『ダメ男に引っかかった女性の激白』という内容でした。まあ、勇チャンもどこに出しても恥ずかしいクソオタなもんですから、チンチンがキュウキュウしながら読んだものです。


 が、同時に気づく


 あれ…?これって、女の方もかなりダメなんじゃね?


 …と。そう、惚れた弱みと言えば聞こえはいいが、ダメ男をさらにダメにしてたりする地獄な内容だったりする。スペック高い女性がゆえに低スペック男を甘やかして依存していく…なんて図式もかなりあった。




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 ことね先輩……!?



 アカン。この人もたいそうヤバい。他人に対して『お役立ち感』とか『優位性』とかで安心を得てしまい、それに依存するタイプだわ……。『ワタシがいないとダメね』と甘やかして安心いるタイプです。俺も甘やかされてダメになりたいけど。



 ……しかし、このマンガは将来が不安なヒロインばかりになってきた!!そして、当初『一番ヤバいヤツ』と思われていた鈴が周囲の自滅によって一番まともになっているんですよね……。まるで鈴木亜久里の日本GP三位表彰台事件のようです。



 なんだかんだ言っても、やっぱり安部先生はチャンピオン作家だな~と思います。やったね!!


汚いぞ!!           浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』

週刊少年チャンピオン
11 /23 2017



 有名作品パロディはズルいよな~。


 特にその作品が好きだと『つい笑ってしまう』というのがある。ズルい。有名に乗っかるカタチで笑いを取るなんでズルい。




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 福本信行先生ネタはズルい!!



 …と言ってもこの『福本先生ネタ』はかなり昔からあって、最近では本家が『トネガワ』やってて、悪く言えば『手垢が付いた』という気もする。が、さすが浜岡先生だけに面白い!!


 逆に『グラップラー刃牙』のパロディは浜岡先生が早かった気がする。その後、刃牙ネタはあらゆるマンガ家さんがやりましたが、俺個人はやはり浜岡先生が良かったですね。



 そう言えば錦ソクラ先生の『3年B組 一八先生』の『修羅の門』回はメチャ最高でした!!調べてみたら浦安も餌食になっていたのね…。


雑表現          吉野宗助『MASTER&D』

週刊少年チャンピオン
11 /23 2017



 以前、マンガの画力はゲーム機の性能みたいなもんと書きましたが。


 マシンスペックが高ければ高いほど『表現の幅が広がる』というのはやはり大きい。そう『幅』という意味でも。



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 そんなバカな?



 …と言いたくなるような雑な表現もまた『幅』という意味でもある。最近は魔法を使うマンガも相応にあるので、それに対抗してカッコイイ表現が求められますが、昭和かよ!!とツッコミたくなるようなこういう表現もまたギャグでは有効になる。


 ハイスペックであればあるほどいい…なんてこたぁ無い。マンガを読んでいるというのは『そこらに居るフツーの人』が相手だからこそマンガはイロイロな表現を模索する。ここで敢えて『ショボくする』という選択肢もアリなんです。

 

少年誌で何をやっているッ!!         石黒正数『木曜日のフルット』

週刊少年チャンピオン
11 /22 2017


 80年代のマンガの特徴はイロイロありますね~。


 作者登場しちゃって『このマンガは云々…』とか語りだしちゃうヤツ。もちろんシリアスなマンガでコレやっちゃマズイけど、ギャグとかコメディは許容される。こういう『マンガの暗黙の了解』ちというのはいいですね~。最近はこういうのにクレームつける方も多いのかな?



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 『フルット』で忘れた頃にやってくる『このマンガでそんなハレンチしていいの?』展開はコッソリとお気に入りだ。このマンガって『忘れた頃に入れてくる』というタイミングがドンピシャでもあるんですよね。


真面目すぎ           板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
11 /21 2017


 真面目であるのは好ましい。


 そう、真面目であることが好ましい…そう本人に伝え認めてあげないと『その人はどんどん拗らせていく』という気がする。あんまり厳格に追い詰めすぎると恋愛観とか性に関しては歪む。


 昔、聞いた話で、その人は親が厳しく、特に性的なコトに対して徹底的に排除してしまった。が、フツーら性欲が高まる年頃になればオナニーするもんですが、オカズが無いが為に想像力フル回転でリカちゃん人形でやってましたという。そして、リカちゃん人形でしかできなくなってしまったというのがある。


 また、精神的なトコロもそうで、あんまりにもストイックすぎると神聖化しちゃう……というのはマジである。



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 今回の『ビースターズ』のレゴシもまた『神聖化している』と言われちゃいますが、これは彼らしいとも言える。真面目さにイロイロ特異な条件がかさなってこうなった。まあ、ここら辺ぐらいは『よくあること』だと思うんですけど、このまま拗らせるとたいそうヤバいなあ……。



 たがみよしひさ先生の『我が名は狼(うるふ)』のセリフに『セックス=愛じゃないけど、愛=セックスだと思うぜ』というのがありましたが、レゴシはまだそういう段階になってないんでしょう。これからも彼は苦悩すると思いますが、若い内のそういう真面目さからくる神聖化は若い内にしかできません。


 そういう部分もこの作品は洞察が鋭いですね~。



会話という領域         伊科田海『GREAT OLD』

週刊少年チャンピオン
11 /21 2017


 マンガはなるべくなら雑誌で読みたいのだ。


 が、その掲載誌に読んでいる作品が1~2ぐらいであったら、そのマンガ誌を購読し続けるのは現実的ではない。俺の場合だと雑誌代だけで月あたり3万円は確実にスッ飛ぶ。あと、置き場がヤバいコトになる(すでにヤバいけど)。


 なので単行本で読んでいる作品に関しては『仕方なく』という意味合いが強い。ホント、できれば雑誌で読みたいのだ。



 雑誌で読むと『会話』ができるから。




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 ヤバイ……。『GREAT OLD』の会話の領域がいよいよヤバいと感じる領域に入ってきた。


 これは『俺がたまたま合致している』というコトでもあるんだけど、このマンガの会話感がスゲー快感だ。クエスチョンに対して、これ以上無いタイミングで実に分かりやすいアンサーが返ってくる。これが雑誌で読む快感だ…と実感する。最初に単行本でなくて良かった。やはりマンガは雑誌だぜ。



 たびたび書いているけど、俺はミステリーとかとかく『謎で引っ張る作品』というのがあまり好きでは無い。①アンサーの焦らしがイヤ②後だしジャンケンのようなアンサーにイラっとする…という二点が大きい。大傑作ですよ…と前置きしますが、やはり若い時に『エヴァンゲリオン』でイヤな思いしたというのが大きいのかもしんない。あと、元々『動機に関心がいく』という性格でもありますが。


 この『GREAT OLD』は謎の多い作品ではありますが①と②の要素を感じるコトがなく、それに対して『天才主人公が即組み立てる』というマンガテクニックの発明が大きい。このマンガのスピードの速さと会話感はほれぼれする。


 来週から新展開なんですけど、数えてみると『まだ9話しかやってない』んですよね。この二ヶ月にずいぶんいろんな要素ブッ込んで、同時に処理してきたもんです。ビックリだ!!



家族          西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
11 /20 2017


 そういえば


 そういえば『家族』を描くマンガ・アニメが少なくなったなあ…という気がする。昔はマンガ・アニメは『子供が接するもの』という大前提がありましたんで、家族を描く作品は多かった。ロボットアニメなのに、立ち向かうのは防衛組織じゃなくて、家族と親せき一同の『無敵超人ザンボット3』なんてありました。


 また、作品によっては『端折る要素』だったりもする。




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 僕は全てすくいあげて見せる!!


 …が合言葉化したような気もする『入間くん』ですが、この作品はイロイロと欲張りだ。今回は『家族』について描いてきた。


 ご存知のように入間くんは両親から人身売買されて魔界にきた。カラッと描いてますが、これはかなりヘヴィなコトです。入間くんは家族を知らないというコト。今の家族は血縁関係どころか人種としても隔たりがあるコト。



 その『入間くん』の世界で家族のドラマは描けるのか?



 …という試みの花火が高らかに上がった回と言えましょう。このマンガは本当に欲張りなものですから、ぜひともすくいあげて描き切ってほしい。





隙あらば           吉野宗助『MASTER&D』

週刊少年チャンピオン
11 /19 2017


 マンガ議論の中で永遠に解決されないもの


 『作品と作者の人格は関係あるのか?』


 …というコト。そして、俺は『ある』と信じて疑ってない。だってそうだろう?




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 隙あらば全裸を描きたがる吉野宗助先生の人格バリバリ反映されてんじゃん?



 隙あらば全裸描きたくないヤツがンなコトする訳ねぇっぺよ!!じゃあ、何か?人格関係無しに全裸描いちゃうのか?いやいやそれはない。



 で、俺も俺で、『なんで吉野先生は隙あらば全裸描きたがるんだろ?』と妙に気になってきてしまった!!これはもう、策略にはめられたのである!!あと二週ってのはもったいないな~。続投してもいいんだぜ?



入場!!              浦田カズヒロ『JINBA』

週刊少年チャンピオン
11 /19 2017


 やっぱ伝説だよなと断言しても良いのが『グラップラー刃牙』の最大トーナメント編の選手入場だろう。選手入場を大増ページで一話丸々使っていた。これが妙にワクワクするし、この中から最終的に刃牙と戦うのは誰か?と想像する高揚感がハンパ無かった。


 しかも、全試合描いちゃうあたりもスゴイね~。一試合たりともダイジェストにしないの。今の技術力でまたトーナメント戦やってくれ!!



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 来週最終回ってマジか!?


 …いや、マジなんだけどね。開始直後から掲載位置が悪かったからイヤな予感はしてたんだけど(特にここ数週間)。ネームとかのテクニックはホントこのマンガはかなり巧いんだけと、マンガというのは難しいな……。


 さて、今週は入場シーンに一話使ってますが、やはり描き残している感は伝わってくる。特に桃馬とサラがラブい関係になる予定だったのがかなり駆け足になってしまった(登場当時から桃馬は意識してたように感じられただけに)。



 次回はラストなんで最高出力をブチ込んでくるんだろうな~。浦田カズヒロ先生はそういうマンガ家さんに感じます。今回はうまくいかなかったけど、そのマンガに対する姿勢はすでに一流ですよね。




宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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