週刊少年チャンピオン - 豚か狼か

勝てる!!              安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
03 /25 2017

 『走れメロス』は名作である。


 名作であるが、ツッコミ入れたくなる箇所もある。そう、処刑延期の為に友人を身代わりにしているメロスに対してだ。それは物語としていいのだけど、クライマックスシーンで『そんなものではない。私はもっと大きな力に突き動かされて走っているのだ!!』みたいなセリフが好き。ランナーズハイなのか?ただ、人はテンションが上がると訳が分からないコトをしでかすという意味で好きなシーンだ。



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 ふしぎ研究部とは勝ち負けが目的だったのか?



 …と高浜さんにツッコミ入れたくなる。このコはいつから道を踏み外したのだろう?本来的には千晶先輩がこういう役回りのような気がしたが、高浜さんには敵わないよな、やっぱり。



 そして、相手してくれる人が『ふしぎ研究部の面々のみ』という現状が彼女をそうさせるのだろう。このコはエロゲーヒロイン向きだと思います。ドMだし。





 
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願望と課題                山田胡瓜『AIの遺電子』

週刊少年チャンピオン
03 /24 2017


 いやね、マンガブログしているからには


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 こういう文章掛けるようになりたいんですが



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 …同時に課題も考えないとダメだね。



 熱いというのは良いけれど、それを踏まえた上で『冷静』になれというコト。最初からの『冷静』というのでは意味が違うものです。今回のエピソードは自分にとって襟を正すような内容でした。


直さない           佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
03 /24 2017


 モノとか道具というのは『悪いトコロはすぐに直す』というのは正しい判断だろう。じゃないと、時として危険になるからね。


 だけど、最近考えるのは『人間にそれを当てはめちゃいけない』というコトで、悪い部分を無理矢理直すと高確率で長所も削がれるというのがあって、最悪、『かたっぽしかない靴で歩く』ようなチグハグ感が出てしまう。



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 毘沙門はまさにそんなタイプだな~。



 そういう短所を無理矢理削ぐと、それ以上に長所が損失するようなタイプだ。だからこそ、周囲は持て余してたような気もする。



 これって、マンガもそうなんじゃないかな~って感じるトコロがあって『作品の悪いトコロ探す』なんてミミッチイことしてないで、良い部分を見つけなきゃな~とか。まあ、自分はそんなに上等ではありませんが、そういう謙虚さは身につけたいですね。


あるに決まってんだろ          盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』

週刊少年チャンピオン
03 /23 2017


 マンガの規制云々の問題が浮上すると、必ず擁護派から出るのが『マンガ・アニメが犯罪に結びつくとかの影響は無い!!』と力説する方が居るが、それに関しては俺は否定的だ。


 あるに決まってんだろ


 ……と。例えば『エロが充実している日本では他国に較べて性犯罪が少ないデータが出ている』等の意見もある。そして、それは正しいとも思う。が、不特定多数の中でも『間違った影響受ける人も確実に居る』というコト。絶対にゼロにできないというコト。それを踏まえた上でゼロに近づける為の現在進行形であるというコトなんです。


 ポジもネガも抱えなきゃダメだろ。規制推進派は『絶対にゼロにできる案』を提示しないで(まあ、存在しないけど)『なくせ』というのは人間としての理性があんまりにも無さ過ぎる。人間はそんなに上出来じゃないし、同時にそこまで不出来でも無い。



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 サテツ、ヤンキーマンガに憧れてヤンキーしてました発覚。


 が、生来の生真面目さと人の良さが阻んでいたのは読者の感じるトコロです。俺も様々なマンガに感化されるタイプだからよく分かるよ。いい歳したオッサンだけど、海岸に立つとウルトラ五つの誓いを叫びながら突っ走りたくなるしねぇ。


 そして、それ以上に気になるのが、その中二病くさい腕だけど、やっぱり『真サムライスピリッツ』のナインハルト・ズィーガーに憧れたのだろうか。サテツみたいなタイプはエロゲーやっちゃマズイな。性犯罪は絶対的にしないだろうけど、悪い影響は間違いなく受ける。まあ、それを良い影響にするのは本人次第なんですがね。影響というのはどうやったって逃れられないものなんだから。



 
 

クローン               板垣恵介『武蔵道』

週刊少年チャンピオン
03 /23 2017


 このブログによく挙がる作品として『アストロ球団』があるけど、読まないで死んだら人生を無駄にしたとしか思えない。なんつーか、狂気が日常の作品でその領域を体感するというのはマンガ好きとしてはやっておいた方がいいのではなかろうか?


 で、今回は『アストロシフト』という必殺技であったが、漫☆画太郎先生のマンガを通過してきた世代としては腹筋崩壊するかと思ったよ!!正気…だったら描けない領域ってあるなあ。



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 やっぱり、正論で人を納得させるのって無理があるなあ



 …というのが今回の『武蔵道』であつた。



 この場合はやはり『アストロシフト』から説かねばならなかったのだろう。他の人はどうだか知らんけど、双子とかのケースは日常であるけど、コピー人間というのは『何か怖い』というのはあるんじゃないかな?ドッペルゲンガーって、そういう恐怖感が生み出したネタだと思うし。



 しかし、強い個人と戦いたいとしていた武蔵が、『単体で国家転覆』という路線になるとは……。本部も起き上がれないだろうし、どういうオチつけるんだろ?

ヤッてます         板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
03 /20 2017


 渡瀬希美(のぞみ、というひらがな表記の時もあります)先生の『オルゴールエイジ』という作品の中で簡単にヤらせてくれる女というのが出てきて(直接的な描写は無い)、まあ『ヤらせてもらったら惚れちゃった少年』というのが出てきました。


 彼女自身はエンコーとかお金取るとかそういうんでなく、『んー。そういう悩み持った男の子が私とセックスして気が晴れるなら別にいいかな~』というノリでした。口で慰めるんじゃなくて下の口で慰めるタイプな女の子でした(問題発言)。


 で、本気に惚れちゃった少年が告白したコトによって彼女は『今までしてきたコトに初めて後悔する』んですが、ここら辺は女性作家ならではの見事さでしたね~。



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 今週のチャンピオン、二つもセックスあっておったまげる。



 『Gメン』はギャグとかの方向になってますが、『ビースターズ』はドロドロ感があって良い。さすが、『逆けものフレンズ』である。『すごーい!キミはセックスフレンズなんだね!!』という感じで(問題発言)。



 で、そのプロセスなんですが『なんとなくそうなるのが分かる』と自分は感じたんですが、他の読者的にはどうだったのだろう?よりドラマが深まったと感じるんですけどね~。やっぱりキャラクターは『弱さ』を描かないと面白くなんない。まして、普段は常にトップであり気高さを絶やさないルイ先輩だからこそ惹かれるんですよね。


女性キャラ主役           浦田カズヒロ『JINBA』

週刊少年チャンピオン
03 /20 2017


 競技・趣味人口の男女比率というのがある。


 自分の趣味で言うと自転車はボチボチであるけど、ラジコンなどに至っては女性ドライバーというのはまず見ない。現実としては40代後半のオッサンばかりである。


 そういう現実があって、マンガだと女性主人公だったりするコトが多くなってる場合がある。オタクに好き勝手やらせるとそうなるものなのだろう。『ばくおん!!』はこれまで男主人公バイクマンガに対して『女子高生』を入れるコトによって『ゆるい』を描き、バイクの敷居を下げる狙いが感じられるのはいいし、これまでのバイクマンガで描かれなかったコトもアプローチしている。傑作だ。


 が、なんとなくウケるからという感じの女性主人公のマンガは少なくない。『女性にした意味は?』というのも盛り込んでこその作品だろう。『弱虫ペダル』は初期段階だと女性主人公という案もあったみたいだけど、編集部の方で男の子という要請があったんだよね…。その判断があったからこその作品成功だと思います。



 これは自分も『なんとなく受け入れてきた』というトコロもあって、反省したいトコロなんですがね…。




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 そういう意味では『JINBA』という作品は『なぜ女性騎手か?』という部分が実に作品に活きている。


 今回はそれが見事にドラマと融合している。『女性騎手として客寄せパンダ的に見られるコトへの反発』から『ジンバへの理解』というドラマの流れが実にスムーズだ。



 まあ、マンガは娯楽ですから『そういうのでいい』とは思うし、女の子でない『艦これ』などやりたくないしなあ。だけど、『なぜ女性主人公か?』という疑問符は作品に盛り込んだほうがいいのは確かだ。作品に深みを与える為に。


胴長短足            古川一・白土悠介『虚ろう君と』

週刊少年チャンピオン
03 /20 2017

 マンガ家さんの絵って、描いていくうちに変化するの楽しんでいるんですが、それが味になっているコトってありますよね。



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 『虚ろう君と』の作画もまたなかなか味があって好みだ。


 特に独特の『胴長短足』をメリハリに使っているのが好き。これを見ると『虚ろう君と』を読んでいるという気にさせられる。クローバーパンチの無い『クローバー』はそれに非ずという感じで。


 おそらくこの絵柄はまだまだ進化するだろう。それが楽しみだ。



 さて、今回は虚人とさなかのめまぐるしいバトルがメインとなっておりますが、その中で知理が親子を引き止めるシーンがありましたね~。アレ、何かの仕掛けっぽいですよね。ここら辺はあと二話内で説明されんのかな?



勝つ意味            掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
03 /20 2017



 イロイロ書いてますが『勝つ』というのは大事なコトだと思います。


 それは何も『自信』とか『自分の目安』というものだけでなく。それらの得たものは時として『自分の判断を誤らせる』というコトにも繋がるから良いコトばかりでも無い。


 では、『勝つ』というコトで、何を得るか?



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 感謝、だと思います。



 今回の城島がそれが良く描かれていますが『勝つコトによって感じられる周囲への感謝』というのはあると思います。その感謝から『謙虚さ』というのが生まれる。そういう意味で『勝つ』というのは大事だと思うんですよね。そういうトコロが日本人本来の『奥ゆかしさ』という美徳なんじゃないでしょうか?



 『勝つ』というコトに心奪われて、『勝って何を得たいのか?』というのを忘れると危ないと思うんですよね。これは自分のへの戒めでもあるんですが、こうありたいです。


考えない            佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』     

週刊少年チャンピオン
03 /19 2017



 『できない』と言うと怒られる訳ですが、自分は行動の前提に『できないコト探し』をする傾向はあるなあ。能力無いから諦めているんです。アレコレ考えないでスパッと決める派で。


 逆にスペック高いヤツでイロイロと考えていて『欲張りだな』と思います。



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 毘沙門って、能力が高いが故にアレコレ考えていて欲張りだな…と思います。展開的には負けるんだろうけど、それはもう『絞れてなかった』というコト。鮫島に勝つというコトに集中しきれてなかった。肉体的・技術的には申し分ない彼ですが集中しきれてなかったのだろう。


 逆に鮫島に関しては今も『そんなに才能ある力士とは思わない』というのがあって、なんつーか故に『集中している』というのが感じられるなあ。


 往々にしてリアル世界で、負けた側は『才能』とか『努力』なんて言うのかもしんないけど。