週刊少年チャンピオン - 豚か狼か
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アイアンクロー            縁山『家庭教師 なずなさん』

週刊少年チャンピオン
06 /07 2020


 マンガにとって笑いを引き出すには暴力は格好の表現!!



 …と思ってます。そして、自分はフィクションの暴力を楽しめるヤツ(楽しめる方向性もあるけど)は信用できるな~ってのがありますね。なんつーか、ただ闇雲に戦争反対!!とか叫んでいるヤツより武器とか兵器に詳しいヤツのが信用できる…みたいな感覚です。



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 アイアンクロー!!



 …からの攻守一体の道具として利用!!この人でなし!!




 話がシリアスに展開しているのに、このバイオレンスたっぷりの笑いがミックスされて実に楽しい!!敵とはいえ、ここまで容赦なく笑いに持っていけるのはチャンピオン誌ならではだな~。



 たま~に他誌も読んだりするけど、自分はやっぱりチャンピオンが馴染むんですよね。こういうの平気でやっていける誌面が好きなんでしょう。



 それにしても『なずなさん』は面白い。面白すぎる。そろそろ一巻のアナウンスもあると思いますが、売れて欲しいな~。


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絵柄             西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
06 /06 2020



 新人マンガ家さんの面白いトコロで『絵柄がすごい速度で変わっていく』というのがあるんですが、実はベテランなんかでも意識的に変化つけている場合がある。この場合、速度はユックリにしているケースが多いみたい。やっぱり築き上げたイメージにこれまでの読者が馴染まなかったらガッカリするだろうな~という配慮もあるのだろう。






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 ここ最近



 ここ最近『入間くん』の絵柄が変化しているように感じる。なんつーか『よりゴージャスになった』という印象だ。アニメ化も含めて作品が好調というのもあって、西修先生のモチベーションが高まっているのは感じているが、さらに貪欲に『絵柄を変化させたい!!』って攻めてきたのかな?



 それにしても次週へのヒキは気になるなあ…。『ボクはもうパパの言いなりにならない!!』って感じのキャラじゃないし、だけどここで変化を見せないとマンガとしてストーリーがおかしくなっちゃうしなあ。さてどうする?


トーナメント戦           板垣恵介『バキ道』

週刊少年チャンピオン
06 /06 2020



 昔のジャンプでホントか嘘か分からないけど『人気が欲しければトーナメント戦にしろ!!』というのがあったそうな。確かに昭和のジャンプはトーナメント戦だらけであった。




 最近のマンガってあんまりトーナメント戦なかったような



 …と思う。俺がたまたま知らないだけかもですが、トーナメント戦に飢えているのも事実だ。そして、今まで読んだ中で最も面白かったのは



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  バキの地下最大トーナメントですね!!




 で、勝手なコト書きますが、やはりバキ読者が期待しているのは『もう一回、地下最大トーナメント読みたい!!』ではなかろうか?あんな参加人数なのにダイジェスト無しですからね~。なんなら倍の64人だっていい!!



 ここ最近のバキって実況中継付いているってのもあるんですが、やっぱりトーナメントバトルが読みたいな~。選手入場で『どいつが決勝まで上がる?』とかワクワクしたいですよね。今なら本部も期待できるのか?ゲバルも参加させたいよな~とかそんな感じにワクワクしたいですね。

生きること             細川雅巳『逃亡者エリオ』

週刊少年チャンピオン
06 /05 2020



 死にたい



 …これ『だいたいの人経験すること』って自分は思ってます。程度の大小はあると思いますが、だいたいの人が通る道だって思ってます。実際はどうだから知らないけど『そう信じた方がいいかな』って考えているんですよね。





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 結果がどうあれ終わっちまえば『ホッとする』からなんです。そうするコトによって人は生きることができるって思うんですよね。




 さて、最終回を迎えました『逃亡者エリオ』ですが、ペドロの心情の変化はとても分かる。殺すしかない…という一択であり、しくじれば死ぬということ。で、殴り倒されて気が付けば『あ…終わったんだ』ってケロッとできるんですよね。



 人っってのはこんな感じに図々しくてたくましい。




 それは人の良いトコロなのだと思う。そんな感じぐらいで丁度いいんです。死にたいって感情を救うのは『とにかく終わっちまうこと』で、その為にはちゃぶ台をひっくり返すのもアリです。





 

容赦ねぇ…              田中優史『バクくん』

週刊少年チャンピオン
06 /05 2020



 イザって時は来てほしくないなあ…なんて思ってます。



 イザって時に動けるタイプの人間じゃ無いから。相手が殺す気でやってきた時は殺す気で反撃しないとダメなんですが、その覚悟完了が自分には無理って思っている。臆病なんですよね。




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 すなわちこういうコトできない。



 相手を痛めつけるってのは実に難しい。多分、殴られるより。その怖さを知っているというのは実は利点ではあるのですが、同時に弱さでもある。



 バクくん



 …このマンガは心優しき主人公・バクくんの物語であるが、それでいながら容赦なく痛めつけられるというのがある。これは矛盾である。人を痛めつけられる怖さを知っている者はこんなコトできない。加速と最高速どっちも出せるような矛盾だ。


 が、このマンガの最大の魅力になっているのが『優しいけど、イザという時は平気で痛めつけられる』という部分なのだ。男というのは本来こうでなくてはならないのですが、自分は『それは矛盾だよ』ってブレーキがかかっちゃう。そして、それがバクくんの魅力であり、荒くれ者たちのリーダーってのは分かるな~。





ショート           佐藤ショーキ『メイカさんは押しころせない』

週刊少年チャンピオン
06 /04 2020




 歳とると性癖が変わる…と聞いたものですが、実際はどうか?





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 増えるだけです。(断言)



 …そう、昔好きだったものは変わらずに好きな性癖が増えるだけなのだ!!



 佐藤ショーキ先生というとショートカットが好みかな~って感じているのですが、今なら分かるって感じです。若い頃はロング好きだったのですが、歳とってショートもいいなと感じるようになってきた。



 そう、人生経験を重ねることによって性癖も増えるのです(断言)。


 逆に言えば増えてないのは怠慢であり、男としてダメだ。絶対にダメだ。


とんち勝負          板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
06 /01 2020

 『サルでもわかるまんが教室』というのは文字通り、マンガを描く為のマンガなんですが、その作中で描かれた『とんち番長』というのが侮れないぐらいに面白かったりする。



 とんちを出し合って勝負する…という内容なんですが、これってバトルマンガの根幹って気もします。





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 ここ最近の『ビースターズ』がとんち勝負マンガになりつつある。先の分からないマンガではありましたが、いよいよ終盤になってこの方向になるとは思わなかったな~。



 で、それが面白かったりもする。



 このマンガの抱える問題って結構深刻で作家によっては読むのがとてもツライ作品になったと思うのですが、どこかカラッとしている。だとしたら、この方向性は『なるべくしてなった』って気もしますね。




 それにしても、このマンガもまたどんどんバトルダメージが蓄積されてるな~。


逃げられない      細川雅巳『逃亡者エリオ』

週刊少年チャンピオン
05 /31 2020


 人生は選択肢の連続なんてすが、その選択肢も時として『どれを選んでもロクなコトが無い』っていうのがあって、逃げられない時があります。


 そういう人に『逃げるな』もしくは『逃げればいい』って言葉は通じない。逃げられないんです。




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 …と言われたものの、ペドロは逃げられない。その後の荒れっぷりを見るに『どの選択肢もロクなコトにならない!!』ってのが分かっているんですよね。エンリケをブッ殺すの一択しか無いのです。



 実際、エンリケは他の選択肢も提示してのでありますが、それはエンリケ側の視点でもあります。



 エンリケもペドロもどちらも間違ってはいない。だから世の中争いが起こるし、無くならない。メチャクチャ悪いヤツっていうのは確かに世の中には居るんですよ。だけど争いのだいたいはコレなんですよね。生きている時はなるべく選択肢を用意しておきたいものです。



 

違うに決まってんじゃん                西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
05 /30 2020




 建前としては『みんな違くてみんな良い』ということなんですが、これはとんでも無い誤認だと思ってます。信号が青はすすめで赤は止まれって二元論じゃない。



 『みんな違う』というの認識は理解だ。理解は理性で解いていく思考だ。絡まった糸を根気良く解いていくようなことなんです。みんな違うっていうのは『諦め』でもあるんですよ。諦めるってことによって見えてくるものがあるんですよね。




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 アズとクララ、理解が深まる。



 どちらも入間くん大好きっ子なんですが、だから入間くんがいないと集まらない。二人だと全く息が合わない。たまたま入間くんが居てくれたから今こうしてここに居る…ということへの感謝からの理解だ。



 
 自分はどうにも『話し合えば分かる』って言葉が嫌いなんですよ。いや、以前『妻、小学生になる。』の記事で『話し合いは大事』みたいなコト書いてますが『話し合えば分かる』って言ってくる人って、どこか横着しているように感じます。まず、話し合いに持ち込むことが大変なんです。その言葉は『みんな違う』という認識をスッ飛ばして『話せば同じになる』って傲慢さを感じるのです。



 クララとアズもそうだ。



 こうやって長い付き合いがあって、今回のやり取りに繋がった。強固な関係っていうのは時間も手間も労力もなにもかもが大変なんです。違うというのを認めること…これが無いと関係は作れない。



言葉のセレクト       縁山『家庭教師 なずなさん』

週刊少年チャンピオン
05 /30 2020



 私のことすき?



 ひらふみ先生の『でり研』で先輩とイイ感じになってキスされちゃうシーンがあるのですが、このセリフに衝撃を受けた。言ってしまうと、その後付き合うとか男女合体ウルトラマンエースするとかの一切は無い。ただ、この甘ったるさは読んでいて心地の良いものであった。



 で、何が衝撃かと言うと『好き?』にするとその甘ったるさが抜けちゃうんですよね。セリフのそんな細かいトコロまでマンガ家さんは配慮しているんだな~って驚きました。




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 半ズボン



 今回の『なずなさん』で言うコレですね~。この半ズボンという単語がなかったらこのコマの破壊力は激減だ。そもそも俺はここ最近半ズボンをはいたガキというのを見ていない。俺がガキの頃は冬でもはいているクソガキというのが居たがあれはどうしたのだろう?そして、兎宮はなぜ半ズボンに執着するのか?そういう性癖は割とポピュラーなのか?



 このマンガのセリフのセンスってすごく面白いんですよね。このマンガもまたすごく読む側に対して気を使っている。


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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