週刊少年チャンピオン - 豚か狼か
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破壊衝動            板垣巴留『ビースターズ』   

週刊少年チャンピオン
08 /14 2019


 何か大規模で悲惨な事件があった時、格別な接点が無いのに『善なる叫び』をしなきゃ気が済まない人っているじゃないですか?そういうのにアッピール必死な人!!



 ブッ壊したくなるんですよ。



 …とまあ、それは『ヤバい感情』なんで理性で封じますし、そういう時は『なるべくニュースとかSNSに触れない』というコトやってます。



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 ブッ壊すコトが快感なヤツ!!メロン!!



 ホント、コイツは屈折してるな~って思うのですが、彼に惹かれる正体が今回分かった。特別であるからにして、そういう特別扱いして『善なる叫び』に利用するヤツをブッ壊したくなるんですよね。これを理解できてしまった。



 そして、これを『悪』と認定できる方は極めて健全だ。これからも間違っても共感してはならない。してしまうと生きづらくなるから。



 そもそもメロンは『善』というものの存在を信じて無い。彼の認識しているのは『道具としての善』なのだと思う。『善なる叫び』をして自分の立場を良くするコトに対する『怒り』なのだ。



 なぜか?



 『善なる叫び』でメロンは『救済される訳がない』というのを深く理解しすぎてしまっているのだろう。実際、ハーフの苦悩というのは死ぬまで続く呪いなのだから。


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血の繋がり            西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
08 /13 2019


 まあ、マンガブログなどやってるからにしてオタクという自覚はあるんだけど、親兄弟・親戚一同は至って普通なのである。



 そももそに生まれて初めての言葉が『ゴレンジャー!!』そうだから、これはもう『呪われた子』という気がせんでもない。そう、俺は生まれついてのオタクなのだ。ゲロ以下の臭いがプンプンするぜーーーーッ!!



 なもんだから、親兄弟とは『合わない』のはやむなし。相性悪いもんは悪い。



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 でがらし



 …あ、何か分かる。最も相性悪いのが姉なんだけど、その姉がまた『普通の中の優秀』なんだよね…。学業はかなり結構良かったし、なにより対人関係が優れていた。で、弟に対しては『こんな感じ』なので……なるべく関わらないようにしている(もう嫁いでいるからあんまり会わない)のよね。


 さりとて、別に殺意持っているレベルでも無いし、そういう感じの恨みなんかも無い訳です。



 だけど、このイライラはホント分かります。何かの話の時に『血の繋がり』を出せば納得するだろうと思っている人って確実に存在しますが、血が繋がっているからイヤなんだ…という人も結構いるんじゃないでしょうか?







モテないはずがないんです          灰刃ねむみ『足芸少女こむらさん』    

週刊少年チャンピオン
08 /13 2019
 フィクションの設定をリアルに当てはめるのはナンセンスなんですが…



 なんでこんなにカワイイのにフリーなの?


 …というのが萌えマンガの『ツッコミしちゃいけない』ポイントではある。で、あるがあまりに否モテな勇チャンはついつい考えてしまう訳です。例えば『目立たなかったヒロインが急に周囲からウチの学園にあんなカワイイ子いたっけ?』などと言った日には『このボンクラどもめ!!』と怒ったものでした。




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 え…?そのタブーに踏み込むの?



 そう、この『こむらさん』に於いては『足芸』という部分が奇抜で好みが難しいものの、それ以外は完璧オブ完璧なヒロインであったりする。見た目がカワイイのはもちろん、性格が良すぎるぐらいに良い。モテない訳が無い。



 が、それをこのテのマンガでやったらダメだよな…と思わせて、作品を面白おかしく回してきました。なかなかにテクニカルな回です。


ドイヒー                     カワバタヨシヒロ『魔法少女 フラグレス』

週刊少年チャンピオン
08 /12 2019



 昔、コミティアに文芸で参加してた時は『勇者になれなかった男が、小国の王(村長レベル)にあてがわれた少女と共に統治する』という話を書いていて、デキとしてはアレでしたが(途中ブン投げだし)、それ以後ロールプレイングゲーム世界観を踏襲したもしもの話が増えたんだよな……。自分としてはそもそもロールプレイングゲームの世界観に疑問だったし(ゲームそのものは面白い)、『もしも』からの着想はウルトラシリーズでさんざん馴染んだものでした。



 が、今はイチジャンルとして定着してますよね~。ちょっと前までは『なろう系』なんて言われて『あれ?俺また何かやっちゃいました?』って無双してたらしいですが、今では実母が息子を守るトコロまできちゃったのね(汗)。




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 ひでぇな、コレ。



 これはもちろん誉め言葉として。今週チャンピオンに急きょ代原として掲載されたのが カワバタヨシヒロ先生の『魔法少女フラグレス』が酷くて面白かった。


 
 この作品自体が代原というコトもあって、描かれたのがどうも三年前ぐらいらしいのですが、その当時はこの『もしも』の枠組みも拡がり、きらら系なんかでも元魔法少女の話があったり、現在アニメ放映されている『まちカドまぞく』も開始してしばらくしてたような気がする。



 これらの作品は『おちぶれたヒロイン』をコミカルに描いていたが、ここまで徹底的に酷いに特化した作品はちょっと記憶に無いなあ……。



 だって、巨大ロボットまで出ちゃうんだぜ?



 しかし、こういうパンチの効いた酷いマンガが今のチャンピオン誌に欠けているような気がする。カワバタ先生の酷いマンガは連載してほしいぞ!!『開田さん』みたいに短期集中繰り返しみたいな方式でも良いので試して欲しいですね~。





 

理解の深度         細川雅巳『逃亡者エリオ』  

週刊少年チャンピオン
08 /12 2019


 度々書いてますが『ブログ始めた頃の自分は理解の領域が浅くて今見るとイヤになる』ってのがあって、ツマラナイって描いているものも『ただ単に俺がボンクラで理解できてない』って場合が多いんですよね。なので戒めとして消さずに残してます。



 で、こうして続けて思ったんですが『スピードは人によって違うけど、向き合えばちゃんと返ってくるのがマンガ』って感じていて、それは『理解』というのが深くなるんですよね。



 『無限のリヴァイアス』って1999年世紀末の作品なんですが、当時観てたら理解できなかったな…と思ってます。最近になって観て良かった。あれは『理解の深度』とか『その人の適性』ってのが合致しないと……まあ、作品の相性って『その人の熟成度』って要素もある。




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 『逃亡者エリオ』が面白い。



 が、これは『無限のリヴァイアス』により新たな考え方・理解が注ぎ込まれたのが大きい。二年前の俺ではとうてい楽しいの理解に届かなかっただろう。



 この作品は今風に言えば『自己肯定感』というヤツが近しいように感じる。『自己肯定感』=『自己中心的』『自惚れが強い』『自分が絶対』と感じる方がいるかもしれない。自分はちょっと違う。それらの要素は『自分は自分・人は人これは変えられない』『自惚れる意味は無い』『自分を疑え』というのがそれで、それが自己肯定感の要素に感じてます。



 この作品は自分の大きな糧になりそうな予感がしている。




 

ヒーローもの好き……の落とし穴         美樹ぶきみ『SHY』 

週刊少年チャンピオン
08 /11 2019


 『ウルトラシリーズ』が自身の根っこみたいなコトは度々書いてますが、自分は『作劇技術』と『人間ドラマ』としての面白さに惹かれているトコロがあるんで……ガキの頃から『ウルトラマンになりたい!!』みたいな願望は無かったんですよね。故に『帰ってきたウルトラマン』というシリーズが好きな理由でもあります。


 『帰ってきた』はヒーローものでも珍しい『変身道具が無い』なんですが『自分の意思で変身できない』というものでもあります(中盤ぐらいから曖昧になってくるけど、メインの上原脚本は守られていた)。主人公がウルトラマンに『行動が認められないとなれない』というドラマの面白さなんですよね。



 で、そういうものだから自称ヒーロー作品好きな方とは差異を感じる。




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 変なヤツ比率高い。(オメェが言うなよ)



 そう、ヒーローものが好きな人って『ウルトラマンになりたかった』って人でそのコト自体は別に変ではないのですが、承認欲求の為の力が欲しかったというのも多い。『正義な俺は威張っても何をしても肯定される』という認知の歪みである。ほら、警察官になりたがる一定数は『そういうヤツ』って言うし、DV率高いって言うし。



 それでも『ヒーローを続ける』というのが『SHY』の狙いだと思います。で、最初の試練としては『助けた人に責められるのにやる意味あるの?』というものがあてがわれそうだ。ここら辺、アメリカンはもちろんジャパニーズヒーローでもなかなかに異質だ。自分が昭和のシリーズ好きなのは『こういうのがあったから』であり、最近はあんまり観ないんで興味なくしたところはある(あるかもだけど、たまにツマミ観しても感じられないので)。



 人間のドラマとしては俺好みのリアル路線になりそうで楽しみな作品です。
 

謎パワーに満ち満ちて!          暦『娑婆王』

週刊少年チャンピオン
08 /10 2019


 予告カットから異質なものを感じてましたが…




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 今週から始まった 暦先生の『娑婆王』が分からない。ホント、『分からない』という一点に突き抜けている。なんつーか『謎のパワーが満ち満ちている』という感じ。マンガ・アニメでは定番の『主人公が未知なるエネルギーを手にするコトによって動き出す』という感じの謎エネルギーなんですよね。コイツがどう作用するかサッパリ『分からない』という感じ。




 面白いかツマラナイかで言うならば『面白い』というのは間違いなく感じた。話自体は至ってシンプル。『争っていた双方の国があり敗れて蹂躙されているところにかつての英雄が再び立ち上がる』というもの。



 が、これを普通に描かせたら普通になりそうなんですが、あまりにも絵が強烈だったする。キタネーのは漫☆画太郎先生風味なんですが、どうやらマジっぽく描かれている。そして絵が壊れている。とにかく読みづらい。語るのに一生懸命になって回りくどくなっている…みたいな熱意に反比例した伝わらなさ。



 が、なぜか同時に『引き込まれる』というのもあって、不思議な作品ではある。結果、分からない。分からないけど、妙な謎パワーに満ち満ちている。


新キャラ             触媒ヒロオミ『どらコン!』

週刊少年チャンピオン
08 /10 2019



 ハーレムラブコメマンガと言ったら『新キャラ投入』ですが




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 手堅いのが来たな



 …という印象ですが、どうでしょう?


 おとなしいというよりはモジモジしていてハッキリしないタイプのヒロインは、スタートからしばらくしてから登場するイメージがあるんですよね。また本命にはなり得無いのでクセの強さを出すキャラデザインにできるメリットもある。今のトコロ主人公がモテモテで続いてますが、こういうキャラも変化球的に作品回してくれるからなあ。



 ただ、『お金持ちお嬢さまがトオルを気に入る(惚れる、でなくて)』という新キャラパターンも考えていたんですが、どうやらこの作品は神様人外ヒロイン路線になるのだろうか?


家族公認?           安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
08 /09 2019


 以前、毎回個別記事を書いていたのが 角光先生の『ニコべん!』でしたが、この作品のヤキモキするトコロ(誉め言葉として)は『本命ヒロインよりライバルヒロインのが圧倒的にカワイイというコトである(俺基準)。



 が、主人公は真面目なものですから、本命ヒロインにしか全く興味が無い(笑)。そもそも無愛想な本命よりハキハキとして明るいライバルのが自然と出番が増えて、真っ当に好感度が上がってしまい、最終的にはガンコ親父が『遅くなるならウチでメシ食ってけ』と家族公認になってしまった。このヤキモキが面白かったな~。



 チャンピオン購読歴長いけど、多部さんはトップクラスに食い込むヒロインです。




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 妹と仲良いし、家族公認なんだから鈴と結婚しちゃえよ。(俺基準)



 まあ、何べんも書いてますが『ラブ関係は進展しない』が安部真弘先生のマンガの特徴でもあるんで、これは現実味ないかな~。ただ、物語を着地させる時は『できれば鈴寄りで~』 みたいには考えちゃいますね。


夢中になるコト          石黒正数『木曜日のフルット』

週刊少年チャンピオン
08 /08 2019


 福本伸行先生の『カイジ』は独自ルールのギャンブルを描いたマンガでありますが、作中でこんなシーンがある。チンチロリン(サイコロの出目から成るギャンブル)で負けのこんでいる三好という男は出目を逐一メモにとって対策を考えていた。



 そんなの何の役にも立たない。



 …とカイジは思う。そんなコトで攻略法が成立したらギャンブルなどは成り立たない。が、どういう訳か三好は『それが正しいと信じきっている』ということ。そして、その三好が理解できないのは『怠け者のなのに、こういうコトには異常に頑張るコト』という。で、読んだ当時は『ふ~ん』程度に記憶したのだが、ロト6で同じコトやっている会社の怠け者を見て『あ、そういうの居るんだ』と思ったものです。で、訪ねたら『いや、データに出てる!!』と信じきっていて『あ、こういう人が…』と隔たりを感じた。



 正否の話はとりあえず、俺が『そんなの絶対ある訳ねー』と強固に信じているように、向こうは『絶対ある!!』って信じているんですよね。こういうのは『分かり合えない』というのを理解した。



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 『何にでも熱中するのは良い事だぞ』



 良く理解してるなあ。



 石黒先生のマンガは時折『リアリティのあるセリフ』が出る。こういう人って、こういうコト言うよね…というリアリティを。そして、これがかなり鋭い。居る。こういうコトに対して、こういう切り返しする人要る。そして『そういう話か?』と果てしない隔たりを感じるのだ。


 多分、この言葉には『歴史的な偉人はみんなからクダラナイと評されたコトを一生懸命に続け成功しました』というのを鵜呑みにしちゃっている。耳障りの良い言葉を都合良く解釈するタイプだ!!



 …鯨井先輩がギャンブル好きで、しかし負け続きなのに『説得力』が増したなあ。




  

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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