渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』 - 豚か狼か
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渡辺航・弱虫ペダル・第585話『鳴子の夏!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
04 /05 2020



 読んだコト無いけど、白土三平の『カムイ伝』は全50巻ぐらいあるそうな。で、最初は忍者マンガとしてけっこう楽しいらしいけど途中から雲行きがおかしくなってきてひたすら一向一揆のストーリーになり、思い出した頃にカムイがチラっと出るだけらしい。



 『気が狂いそうになった』とは読んだ人の言葉。さらにあとがきには100巻まで続けたかったが打ち切られたとかあって、かなりの苦行感がモリモリである。





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 鳴子ーーーーッ!!




 MTB編に突入したために10ヶ月ぶりぐらいの再登場!!そして、このままいくと再び出番があるのは年単位を考えねばならない!!



 渡辺先生というとやはり『弱虫ペダルしか読んだコト無い』って方のが多いと思うのですが、本来の資質は鳴子パートみたいなマンガで俺の知っている範囲だと似ているマンガ家さんがいない。代替の効かないマンガって感じなんですよね。走っているパートもいいんですが、自分はやっぱり『コッチ比率あげて…』ってなっちゃいますね~。




 その配分で言うと『スペアバイク』が自分の理想なんです。アッチは日常パートが多めで楽しいんだよな~。



 とは言え『定期的に読める』というのはとても恵まれたことなんでそこは自覚したい。『ハンター×ハンター』なんて読みたくても読めないからね~。



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渡辺航・弱虫ペダル・第584話『脚を使え!!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
03 /29 2020



 あんまりうまくないんですが、麻雀というのは『通るか?』という独特の緊張感がある。リーチ(あと一手であがり)を宣言すると、あとはもう当たり牌がくるまで何もできないのですが、相手の当たり牌で無いか…というドキドキ感だ。



 マンガにもそれがある。



 冷静になれば明らかにおかしいシーンなんですが、読者に違和感を与えずに通過できるか?というヤツ。そして『弱虫ペダル』という作品はここら辺が巧い。ちょっとマンガにうるさい人は明らかに『おかしい』って感じるんですが、実は大多数は『気にしてない』という線引きに対する嗅覚がスゴいんですよ。




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 このシーンなんか『実はそうだったりする』んです。



 兄・雷音の影響でMTBレースがスッカリ馴染んでいる鈴音だ。そして、日常的に自転車雑誌を読んでいるし、そのことが坂道の正体に気付くことになるのだ。さらに彼女は兄のレースの手伝いなどをしているから、一般人レベルなんてこたぁ無いのです。



 ですから『ロードとMTBのビンディングの違い』というのは今更なはずなんです。



 ここら辺、ちょっとうるさい読者は『?』ってなっちゃうのですが、大部分の人は『へぇ、そうなんだ』って解説の方に納得してくれる。マンガというのは大多数の読者を相手にするし『弱虫ペダル』はマンガマニアに向けている作品ではないので、ここら辺のサジ加減でいいんですよね。



 ただ、こういうの見ると自分がいかにマンガの才能があったとしても描けない。ブレーキかかっちゃうなって思える部分でもあり資質の違いを痛感する。商業誌の視点でみると『劣っている』ってことなんですが、マンガの視点でみると『そこは優劣ではない』になっちゃうんだよな…。


渡辺航・弱虫ペダル・第583話『突破力!!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
03 /21 2020


 速いマシンが有利に決まってんじゃん


 …ってラジコン始めたての頃は思ってたんですよね。これが大きな間違いである。もちろん直線が速いにこしたコトは無いが、コーナーリング速度というのが本当に差がつく。これはラジコンとかレース活動している人で無いと『分からない』んです。コーナーリングというのは思っている以上に差がつく。





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 ここら辺は未知の領域なんですが、ロードレースよりもMTBの方がコーナーの処理速度……すなわちテクニックが求められるって感じてます。ロードとMTBの違いってレース場であるのって大きいんですよね。



 さらにラジコンもそうなんですが、オンロードよりオフロードのが自分は楽しいです。作中でも描かれましたが『立体的』なんです。今後描かれると思いますがジャンプもただ飛べば良いって訳で無く、着地地点とか考えないとイカンのよ。また土というのもあって、周回ごとに地形が変わる。さらに夏場などは地面が乾いて土の質がメチャ変わるのよね…・。おそらくこれはMTBも共通していると思います。



 ただ、このマンガの方向性としてそこまで神経質な部分を描くかな?あんまりそういうの描くとライトに楽しめる本作の趣旨からズレるしな~。


渡辺航・弱虫ペダル・第582話『追い抜き』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
03 /15 2020



 まだまだ人気のハーレムラブコメというジャンルですが、たまに『ヒロインの数に比例して人気が出る』みたいな考え方をしている向きもあるみたいだ。まあ確かに『艦これ』は数が脅威でもあるんですが。



 これ、肝心なこと見落としている。



 登場させたも機能してないキャラクターは負債……ってコト。事実、数だけ出して全く面白くならずに打ち切られるハーレムラブコメもまた多いのです。マンガはキャラクターだって言葉がありますが『機能させなさいよ』という前提がある。




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 大ヒット作の『弱虫ペダル』であっても。



 問答無用の大ヒット作である『弱虫ペダル』ですが、ヒロイン・寒咲さんがほとんど機能してないのはあるだろう。レースの終盤とか節目でちょこっと顔を出す程度になってしまっている。そもそも渡辺航先生は『かわいいヒロイン』で売ってきたトコロがあり、本作も当初は女の子が主人公にするつもりだったのだから。




 で、MTB編でリベンジ!!



 『鬼滅の刃』よろしく俺はやれる男なんだ!!とばかりに鈴音を前面に押し出しているし、すでに寒咲さんより総登場数上回った気がするのですが『あれ?なんで?』を考えた時に『加えた要素』が浮かび上がる。



 それは兄・雷音の存在だ。



 このキャラと絡めることにより鈴音はヒロインとしての存在感をメキメキと上げている。寒咲さんも大多数の中にヒロイン1人ってコトで二年生編はアヤチャンと絡めてたみたいですが、なかなかままならなかったみたいですね~。



 言い換えれば『弱虫ペダル』クラスの作品であっても『キャラを機能させる』というのはとても難しいことで、マンガの厳しさでもあるんです。

渡辺航・弱虫ペダル・第581話『MTBとロードの違い』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
03 /08 2020


 決断が早い


 決断へのハードルが低い



 …これスゴい強みだな~って最近思うんですよね。『何でもいいからとにかくやっちまえ』ってぐらいの感覚で、最初から完璧なんて求めてないの。サッサとやる。これ大事。




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 これならできる。



 『弱虫ペダル』という作品は坂道無双の作品なのは今さら語るまでも無い。チートとも言える能力値の高さ、どこからそんなに湧いてくるという無尽蔵の体力があって、これは誰にも真似できない。



 が、


 マウンテンバイク乗ってみる?→乗る!!

 マウンテンバイク楽しかったな~!!→ママチャリをイジってみるか!!

 レース出る?→出る!!

 コケた!!→リスタートするぜ!!落ち着いた!!



 …というのは『行動であるので本来誰にでもできる』ということ。でも、世の中の多くの人は『それができない』ということ。そういう人はなぜか『チャンスが巡ってこない』って言い訳をするということ。



 自分はチャンスって結構巡ってくるものだと思っているんですよね。こんな感じに。



 そして、最近気付いたのですが『お膳立てまでしてもチャンスをモノにできないヤツは行動できない』というコト。そして、そういうヤツが世の中のほとんどなんです。そういう人が好きな言葉が『才能』なんです。



 坂道の能力ってのは才能どころかチートなんですが、彼の持つ『決断の早さ』『思い切りの良さ』は誰でもできることなんです。そもそも『弱虫ペダル』開幕時も自分からすすんでアニメ同好会を立ち上げようとしてましたからね。
 
 
 

渡辺航・弱虫ペダル・第580話『ハードテイル!!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
03 /01 2020


 今現在乗っているバイクがGSR750だ。


 実はコイツは買った時『今までで一番期待してなかった』という一台だったり。というのもGSX1100Sカタナというバイクに乗りたくて大型免許を取得し、実際に乗っていたのだが『持て余しているな…』というコトから思い切って変更した。GSR750にしたのは『特に乗りたい訳では無いが、安いしコレでいいや』というぐらいのノリ。なので『俺は間違った選択をしたのか?』という疑念が付きまとっていました。



 が、今ではGSR750が大好き。ひょっとしたらカタナより好きなバイクなんじゃなかろうか?


 
 とにかく『バランスが良い』というのに尽きる。あらゆる状況に丁度良いのだ。カタナの時は乗るのに気構えがありましたが、GSR750は『ちょっとそこのラーメン屋に食いいくか』のノリで、そのまま楽しくなってツーリングになったりと普段着感覚がすばらしい。乗り物って用途とか考慮しないとダメだし、気構えがラクだと楽しくなるんですよね。




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 ハードテイル!!



 いや、ちょっと待て。そりゃ、利点もあるけどだったら競技はみんなハードテイルになるじゃん!!昔『頭文字D』が流行った時に『速いドリフトもあるんですよ?知らないんですか?』といい歳こいて免許の無いヤツにイキられたことありましたが、だったらドリフトラジコンで全日本が埋め尽くされているわっ!!と思ったものです。



 ただ、俺自身はハードテイルが好き。持っているマウンテンバイクもハードテイルだ。



 だって、安いし!!



 そう。やはり競技志向はマウンテンバイクもかなりのお値段がする。しかし、ハードテイルのマウンテンバイクは各社お求め安いお値段になっているのだ!!そしてマウンテンバイクの良いトコロは何と言っても日常使いやすいというコト。基本的に路面状況ガン無視で走れるし、そもそも丈夫だ。もちろんスピード感はロードの圧勝ですが、そういう状況で使う訳で無いし。



 それにしても鈴音が完全にヒロイン枠に収まった感があるなあ…。寒咲さんもお兄ちゃん大好きっ子属性であるハズなのにどうしてどこでこう差がついたのだろう……?


渡辺航・弱虫ペダル・第579話『初めてのMTBレース』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
02 /23 2020



 始められる環境にあるのにやらないヤツはダメ。スタート時点でそれなら見込みが無い。



 …という風に考えるようになった。自分もやはり趣味人なトコロがあるんで『〇〇やってみたい』みたいな人には協力的に時としてお膳立てもするのであるが、そこから『今はその時で無い』系の答えが返ってくる人は『見込みが無い』と考えるようになった。もちろんそれが悪いことでは無い。ただ『向いてないな』と。思えばスタート時点でグズついているヤツが大成したなんてあるかな?あるかもだし、自分もそういうケースは少し知っているけどね。


 〇〇をやってみたい=ラクしてチヤホヤされたい


 …って図式の人は結構居たりする。




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 覚悟完了!!



 『弱虫ペダル』でよく描かれるのが『覚悟完了!!』だとにかくコトが起こったら、この作のキャラクターは決断が早く、サッサと腹も括っている。これって物事を成すにはとても大切なコトなんですよね。やらないヤツは才能とか言い訳を用意するものですが、決断が早いヤツは見込みがあるんです。それは結果のコトでなく、今後の人生の話で。



 ところがここまでお膳立てして『やらない』ってヤツが多いんですよ。これはね、メッチャチャンスなんです。それに気付かない。チャンスが無かったって言ってるヤツって『気付かない』ってのが多いんですよね。よくチャンスをつかむのも実力とは言いますが、そういう意味だと思います。







 それにしても坂道はまたしても『自転車もらっちゃった』になりそうだな~。編集部の方針もイロイロあるだろうけど、いい加減にバイトするなりオタクグッズを売却するなりして自転車を頑張って買うドラマを見たいんだけどな~。

渡辺航・弱虫ペダル・第578話『決着と涙』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
02 /16 2020



 この作品で好きなシーン・好きなセリフは何ですか?



 に対する各々のアンサーというのは興味がある。これに関しては嫌が応にも『その人の人格』が滲み出てしまう。





 で、『弱虫ペダル』に於いて自分が最も印象に残っているセリフは



 『勝ちたいのにやめる』…そんな選択肢は無い




 …というヤツ。いやいや待て待て!!世の中には『勝ちたいけどダメだったからやめる』ってヤツは多いし、そういうヤツがほとんどでしょ!!ってツッコミ入れちゃうんですが、『どういう考えでそのセリフが…?』と考えると自分は『好きで印象に残っている』になるんですよね。




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 負けたけどやめない




 …これってとても勇気が要ることなんです。さらに言っちゃうと『勝ち負け』で『もちろん勝てれば良いけど』が前置きとしてあって、『納得してないのに放り投げるな』って意味に感じているんですよね。勝ち負けって考え方は最終的に1人しか残らない以上、それは時として『人生の無駄づかい』になるんです。だけど『納得』が無いと人は先に進めないんじゃないかな~って思います。



 それにしても『弱虫ペダル』は競技シーンより間に入るドラマのが好きなんだよな~。『思い出ブースト』は減らして、もうちょっとこの比率を上げて欲しいんですが。




渡辺航・弱虫ペダル・第577話『1人の勝者』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
02 /09 2020


 最近はチャリ乗ってない…やはり暖冬と言っても寒いのは変わらない。あと、もうちょっとですね。




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 確か560話ぐらいからやってたレースが今週でようやく決着……。いや、ようやくって書いたけど、マジでようやくって気持ちが強い。キャラ紹介としてのレースであったからにしてダイジェスト、もしくは時間スッ飛ばして結果を見せる…ようなレースではあったように思う。乗り物が変わっても『やってることは変わらず』という印象はどうしても拭えない。このレースに二巻以上費やされている。



 ここで不思議なのが『できない訳では無い』ということ。ご存知『スペアバイク』は話がスイスイ進む。作品としては今は断然コッチのが楽しいし、週刊連載一回目から欠かさず読んでいる自分としても『コッチの方を求めているんだけどなあ…』という感じ。



 もちろんネタも描いてないバトルの組み合わせもある。それらを次々に描いて欲しい…って思っている。


 この配分から考えると単行本85巻ぐらいから『インハイ三年目』が始まりそうな予感が…。長い寄り道になりそう。


渡辺航・弱虫ペダル・第576話『ラスト・ストレート』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
02 /02 2020


 人生に於いて『早く気付いた方が良い事実』というのはたくさんあって、コイツをいつまで経っても知らないと大きな損失になる。



 渡瀬希美先生の『薬師』って作品がずいぶん昔にあって、その中で『辛くない人生なんかない』って言葉がとても役立ちましたね~。この作品、人のネガティブな感情が憑鬼(ひょうき)って敵になって戦うのですが、そんな訳で『人が存在する以上、終わりの無い戦い』であるんですよね。そして薬師は人を守りたいと願っているジレンマだ。そんな戦いを直視し逃げない意思に生きている意味があるって作品では描かれていて大変な感銘を受けました。





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 『弱虫ペダル』でも度々描かれていて、今回も強調されてますが




 生きるってラクじゃない




 …ということ。雉の若さでその『揺るぎない事実』を知っている・理解している…というのは大きい。人生に棚ぼたは無ぇって『諦め』は大事だ。『諦め』というのはネガティブに捉われますが、これはとんでもない間違いです。



 『諦める』というのは『新たな可能性の出現』でもある。



 結局、人間は可能性を追い続け頑張ることでしか『できない』ってことなんだろうな~。できるヤツってのは根底からして違うって言うけど、多分『ラクな人生は無い』ってのを理解していヤツであるのは間違いない。



宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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