渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』 - 豚か狼か

渡辺航・弱虫ペダル・第502話『御堂筋VS今泉』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
07 /15 2018



 マンガブログをしているとついつい忘れてしまうのが『フツーにマンガ読んでいる人の感覚』というのがある。



 人間には『理性』と『感情』があって、フツーにマンガ読んでいる人といのは『感情で読んでいる』というのを忘れちゃいけない。『俺、〇〇って作品のファンなんですよ!!』と興奮気味に言ってて、まあ俺もその作品好きだから『こりゃ会話ができるな~』と楽しんでみたら『てんで話にならない』というのがある。もちろんオタク特有の知識量でマウントとかの話では無い。会話というのはお互い譲り合う部分があるから。



 『ファンと言ったにも関わらず作者名すら認知してない』



 …これが『フツーにマンガ読んでいる』いう人の感覚なんです。どっちが正しいなんて決める気もないし、むしろマンガを感情100パーセントで読めた方がいいな…ぐらいに思ってます。





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 やはりこのタイミングで『成長している!!』とか言い出した。こりゃもう、フレームにヒビが入っても驚かない。とにかく『去年と変わり映えしない展開が続いていて』ここら辺は旧来の読者の不満となっているだろう。自分の感じ方=大多数の総意と考えるのは危険であるので、そういう時はAmazonレビュー等を参考にしますが、やはりそれに不満を感じている方は決して少なくない。



 多分、これは『理性高比率で読んでいる』というタイプがそうなるのだろう。




 一方、フツーにマンガ読んでいるという層は『話題で聞いて、多分面白いだろうから』という感覚で接しているから。そもそも世に出ているマンガというのは『たいてい面白い』のだ。そのぐらいのクオリティは保証されている。




 また、感情で読んでいる人…というのは『面白かった』というイメージが残っているものの、内容をかなり忘れていたりするのだ。『そんなバカな?』と思われるかもしれませんが、これはガチだ。だから『絵は描けないけど、マンガの原作なら自分にもできる』なんてオッソロシイ発言できるんですよね。




 やはり今の『弱虫ペダル』は『昨年度の原稿がまぎれていてもバレないレベル』だと思うんですが、感情(多くの方)の方に向けるにはベストチョイスなんかな~とも思います。



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渡辺航・弱虫ペダル・第501話『ゴールを目指す者たち』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
07 /08 2018



 500回突破というコトなんですが、なぜだか将棋セットが付録であつた……。



 それにしてもキャラに割り振られた役職なんですがこれがイロイロと切ない。坂道はやはり『王』なのは分かる。『飛車角』は金城と手嶋かと思ったら、田所と巻チャンだったりする。じゃあ『金』かと思ったら鳴子&弱泉クンで、『銀』か……。まあこの二人はキャプテンとしてイマイチ(特に手嶋)だったような気がするので妥当という気も……。しかし、香が鏑木&段竹であり、杉元くんが歩というのが悲しいぞ……。杉元くんは来年もレギュラーになれないのかな…?



 俺としては鳴子が帰郷して京都伏見に合流、弱泉くんはポキ泉病になって休養にでもして、坂道・杉元ブラザーズ・鏑木&段竹というチーム体勢でやってもらって構わないんだけどな~。主将が杉元で。アイツ、何気に人望あるんだ。



 …とまあ『弱虫ペダル』という作品は『キャラクターの魅力と組み合わせ』にあると思うんですよね。





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 荒北登場!!



 まあ、今回は繋ぎ回というコトで、チョイ出番扱いなんですが、やはり荒北が出ると盛り上がるものがある。いやまあ、この作品では荒北が最も好きなんですが、仮にこれが一年後に黒田だったら盛り上がるか…と考えたら『違うよなあ』と思う(黒田ファンの方には申し訳ないが)。



 『弱虫ペダル』という作品はやはり『キャラクターの魅力と組み合わせ』に在ると思います。あくまで個人的ですが、このブログ記事を読まれている方は感じていると思います。俺、手嶋と葦木場に対して魅力を感じてないんです。むしろ手嶋は嫌い。なので三日目山岳賞は『獲る必要性への疑問』もさるコトながらやっぱりノれないトコロありましたね。逆に『荒北対石垣』なんかは見てみたいです。この対戦カードだけで期待が高鳴る。




 多分、『弱虫ペダル』という作品は各々に『この対戦実現しないかな…?』という期待が在ると思うんです。ここ最近のAmazonレビューが苦戦しているのは、そういうのを描いてないからなんじゃないかと思います。





 なので、また去年と似たようなタイミングで御堂筋対弱泉をやられても……と思う方が多いんじゃないかな?どのみちダブルノックダウン的な処理にされるだろうし。


 

渡辺航・弱虫ペダル・第500話『鳴子章吉』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
07 /01 2018



 当ブログで度々提唱しているのが『野球最強論』だ。マンガに於いて『この日本で野球ほど相性の良いスポーツは存在しない。これから先も』と断言しているコトである。いろいろな要素があってそれを主張しているが最大の理由は『勝ち方のパターンがいくらでも作れるから』というコトに尽きる。



 一方『弱虫ペダル』は自転車競技で、ある程度マンネリ化するのは仕方ないコトなのでもある。『先にゴールラインを通過する』というのが唯一の勝ち条件であり、マンガ映えをさせるためには必ず『ゴール前でのデッドヒートの横並び』にしなくてはならないから。そしてそのアクションは『大雑把に言ってペダルを回すだけ』に限定されるから。



 だから『勝ちに繋がるまでのプロセスにできるだけバリエーションをもたせなきゃならない』というコト。





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 バリエーションを増やすな!!増やしたら殺す!!



 …と秋田書店から拳銃突きつけられて脅されているとしか思えないのが『弱虫ペダル』でもある。鳴子は今年も同じようなタイミングでまたしても目が見えなくなって脱落という。下手すると去年のインターハイの原稿がそのまま載っても気付かないようなバリエーションの狭さに……。ひょっとして『電車男事件』に対する復讐でもしているのか…?




 とまあ、他の読者もおそらくそうだと思うのですが『ゴール前の横並びは分かっているし仕方ない。だけど今度はこういう展開が読みたい』というのに応えて無いのにフラストレーションを感じるんだろうな…。



 さて、昨年同様に『御堂筋くんVS弱泉くん』なんですが。



 この弱泉くんも『バリエーションが限定されている』のである。長期連載にも関わらず彼はインターハイにおいて『〇〇賞を賭けてバトル!!』というのをやったコトが無い。例えば銅橋対弱泉くんとかそういうのあっても良いのに『いまだに実現されてない』のである。そして今年も『最終ステージの前のバトル』というコトで『トップコールを争うもの』では無いのだ。



 弱泉くんがイマイチ印象に残らないのはここら辺のバトルが皆無なんですよね。で、思っちゃうんです。なんで描かないんだろ、って。バリエーションを狭くしているのは何でなんだろ?



渡辺航・弱虫ペダル・第499話『全てを捨てて』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
06 /24 2018


 次回で500回到達で本来的には祭状態になるんですが…





 ドカベンシリーズ最終回!!




 …にはさすがに譲らざる得なかったか。何しろ50年近いシリーズだからな…。





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 走っても走っても残り距離が減らないリボ払い展開になってますが、今週もまあ『おおよその読者の予想とだいたい変わらない』のではないでしょうか?前回は『本来的には最高潮になっているのに、おそらく読者は緊張感&集中力なく読んでいる』と書きましたが、もう仕方ないところまできちゃってますね……。



 とりあえず、画像の鳴子はちょっと絵面的にアレだな……。冗談抜きにカンチョーの刑になっとります。



 しかし、まさかここから思い出ブースト編に入らないよね?





渡辺航・弱虫ペダル・第498話『最後の糸』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
06 /17 2018



 古典『宇宙戦艦ヤマト』ですが、再放映で観て、それでも結構幼い頃でした。



 で、好きなのが各話のラストで『地球滅亡まであと〇〇日!!』というカウントダウンなんですよね。これが作品に緊張感を与えている。カウントダウンというのは当たり前だが『ここから増えるコトは無い』ということなんで。



 そのカウントダウンの手法はありとあらゆる作品に使われていて『弱虫ペダル』も例外では無い。




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 え……?



 とりあえず『500メートル走らないで鳴子は100メートルの差を詰めた』ということになって……まあ、このマンガの『数字はかなりザル』ではありましたが、この最終局面ですさまじいばかりだ……。これはもう御堂筋くんがママチャリ並みの速度で走っていたのではなかろうか?



 まずい…まずいなあ。



 先に『泉田が大量リードを築く』も『特に戦略もなくなんとなく追いついた』とかあってここら辺はAmazonレビューでも多々指摘されていたので『やっぱりそう思うよなあ』という感じでしたが、これはもう『狼少年』みたいになってて、『でもどうせ何事も無く追いつくんでしょ』という風に観客も『緊張感をなくしている』のがヤバイ。



 やっぱりマンガというのは『気楽に読めてナンボ』というのはあるし、特に大ヒット作品はその傾向があって『自称マンガ通』のツッコミなど無視しても良いとは思いますが、読者が緊張感無くしているというのは本当にヤバイと感じます。



渡辺航・弱虫ペダル・第497話『鳴子特急!!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
06 /10 2018



 マンガのキャラってのは『分かりやすい闘争心持っているヤツ』が好きですね~。自身の根っこがシンプルなんだと思いますが。




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 このマンガに於いてはやはり鳴子であろう。



 さて『目が見えない』に続き『軽量化でボトルを捨てる』からいよいよ『サドルを捨てる』になりますが、以前の展開をなぞっているのでいささかの不安はある。なぜそこまで展開をなぞる?そして、前回それやって負けるどころか御堂筋くんがパワーアップしてしまったのよね…。




 御堂筋!!ワイは絶対お前を倒すで~ッ!!



 とか言ってサドル振り上げたら笑う!!この手のチャリに乗った方は分かるかと思いますが、アレはマジで有効な鈍器だよな~。重さが適度に先にあるから振り回しやすいし、さりとてコイツで人が死ぬなんてそうそう無い……実にバランスの良い鈍器だ。これで錯乱した鳴子が御堂筋くんをブッ倒し、来年はスプリンターに復帰や!!とか叫んだら勇チャンはウレションどころか脱糞するでしょう。アヘ顔で。




 …と見せかけて



 自分の胃にサドルの先っちょ叩き込んでゲロをゲーロゲロするなんて展開も是非とも見たい!!前回はサドルまでやって負けたのだから『あと一押し』はマンガロジックとして必要だ。




 ゲロまで吐いてさらに軽量化!!



 …なんてなったら最高です。



 対して御堂筋くんはパンツ脱いでウン(以下検閲よより削除)軽量化したら鳴子のキャラと合致して最高です。その時は弱泉くんが『く…くそったれめ!!』とか言って泣き出して止まったりしたらマンガ史上最高のミラクル達成です。



 まあ、俺が編集長だったらしばらく休載にしますけどね。




渡辺航・弱虫ペダル・第496話『奪われた200m』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
06 /02 2018


 『なんでこういう展開にしないんだ?自分だったらこうする。この方が面白い』



 …というのは『マンガあるある』ですが、それは『浅はかさ』であり、そうするのには『理由がある』というコト。マンガはそういう浅はかな考え方は遠ざけなきゃいけない。……これは自分への戒めでもあって『忘れるな。意識しろ』と絶えず心がけておきたいコトではある。


 
 そう思うのだが




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 本来テンションが最高潮になっているはずの『弱虫ペダル』がイロイロとおかしい(汗)。



 いや、前から『大味な作品』とはあったし、おそらく多くの読者が感じているであろうもう回らない詐欺に年々悪化を辿ってますが、さらに…だ。



 最近は『ワープしたかのように一瞬で大きく離される』という現象が起きてます。今回はなんと200mです!!ガンダム11機寝転ばせられるぞ!!ここら辺は前回のインハイで荒北対待宮が20m争っていたので、どんだけだよ…というコトに。



 そして、その200mも『よく分からないけど追いついた』となるであろう展開も予想される。



 ここから鳴子対御堂筋くんのバトルに突入して、鳴子が勝利しないと来年度の展開が成り立たない(もう、5年もスプリント用ホイール使えないでいる)。しかし、鳴子がこれで勝ったら『いくらなんでも嘘だ!!』になっているし、あとは鳴子と御堂筋くんの思い出ブーストも挿入されるしで、このバトル下手すると秋口までかかりそうな予感が…。



 『スペアバイク』の方はリズミカルに展開して面白いのに、本編がこうなっているのはなぜなんだろう?さすがに『フツーの読者がこうした方が面白くなる』という方を信じたくなるぐらいに低迷している。



 今の『弱虫ペダル』は200mの差以上に深刻化しているように感じます。



渡辺航・弱虫ペダル・第495話『捕食』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
05 /27 2018


 『そう?自分はそう思わないけど?』



 …という意見も当然あって、それを否定するのが目的ではありませんが




 自分は『御堂筋くんというキャラクターは前インターハイの2日目ゴールがピーク』だと思ってます。以降はキャラクターとしての魅力を失い、今では強い言葉・インパクト重視でなんとか繋いでいるという印象があります。


 そこまでの彼の魅力は何と言っても『勝つコトへの執念』が魅力的でした。それやって勝てるなら彼は迷わず道端の犬のウンコを喜んで食べたでしょう。そんなコトをすりゃ誰だって引く。引くけど……自分はそこまで迷い無くできないという『憧れ』があった。彼の勝利に対する迷いの無さがとても好きでした。




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 巨大化した御堂筋くんは確かに面白いんですが、魅力的では無い。明らかにピークを過ぎてしまい、これから先に挽回する見込みも無いだろう。事実、ピーク時の御堂筋くんは人気投票で二位を獲得しているが、今は大きく後退している(対して鳴子は安定している)。



 ここで考えてしまうのが『マンガの難しさ』というヤツだ。



 マンガ論の中で水戸黄門の印籠的に語られてしまうのが『魅力的なキャラクターがあればマンガは勝手に面白くなる!!』というのは根強いのであるが、自分はこれに対して懐疑的である。それを体現したのが御堂筋くんでもあるのだ。


 計算か偶発的なのかは分かりませんが(多分、後者の要素が大きい)、インハイ2日目までの御堂筋くんは確かに魅力的だった。なんというか作者すら制御できずに突っ走らせていたらドンドン面白い方向に転がしたようにも感じます。



 そして、今は手綱が握られているように感じますが、ピークを過ぎてしまったので『強いワード』とか『インパクト重視』で持たせているのは否めない。巨大化もその一環だ。確かに面白い……だけど以前のような魅力はどこにも無い。




 連載中にキャラクターって死ぬんだ



 …とも感じる。いや作中では確かに生きているし現に展開に絡んできている。が、自分にとっての御堂筋くんはインハイ2日目のゴールで燃え尽きたように感じている。『修羅の門』で九十九の放った四門・玄武を受けてすらレオンは確かに立ち上がったのだが、その時の立ち上がった彼は『神父としてのレオン』であり『悪魔のレオン』は燃え尽きた…と言っていた。なんかそんなニュアンスに近い。


 作品の中では確かに御堂筋くんなんですが、自分にとっての御堂筋くんは『前インターハイの2日目のゴールと同時に燃え尽きた』と思えてならないのです。






渡辺航・弱虫ペダル・第494話『攻防!ダウンヒル!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
05 /20 2018



 最新56巻が発売され、Amazonレビューも結構出てましたが



 やっぱ、手嶋対葦木場は不評だな~



 と納得した。低評価の方は吐き捨てるようなものが多かったのですが、中には昔からずっと応援してた方が悩みぬいての低評価というのもあって、こういうのが出るとなるといよいよヤバい状態なのではなかろうか?売れている作品で娯楽に特化した作品は低評価が付くのも目安ではあります(バキとか)。が、その人は『それでもずっとペダルは好きです』みたいなコト書かれていて、そうなると『ヤバい』なと感じます。



 今更ですが、三年生のインターハイは


 ①タイトル変更でリスタート

 ②単行本巻数もリセット

 ③準備+インターハイで15巻以内に収める



 …みたいにしてもらったらいいですね。




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 ただ、やはり『弱虫ペダル』という作品はやっぱりスゴイというのもありまして、それは『読みやすい』というのは当てはまります。



 読むのにストレスを感じ無い……というのがライト読者を獲得しているトコロもある。やっぱり自分はガチでマンガを読んじゃうから失念しちやいますが、マンガを支えている大部分が『暇つぶしとして面白い』程度なんです。支えている大部分が『マンガなぞ無くなっても日常に差し支えない』と思っているのです。


 そういう方にとって『読む労力がかかる』というのは大敵です。ガチで読んでいる人は『読む労力を楽しんでいる』トコロもありますんで。



 今回はダウンヒルが展開されていてスピード感がとてもあります。画像なんかが顕著ですが、現実にはありえない絵になってますが、こういう思い切りの良いダイナミックさは、やはり『突き抜けているな』と思います。



 ここ最近の展開に低評価が付くのは『まあ、仕方ないかな』とは思うんですが、それは平面的に捉えていい数字じゃないんですよね。期待値の裏返しでもあるんです。『もっとやれるじゃん』って。



 『弱虫ペダル』ぐらいに大きくなった作品は続けている限り、単行本はかなり売れます。30万部出ていた単行本がいきなり数千部になるコトなんて無い。半減であっても『メチャ売れている』に入ります。故に今みたいに『インターハイが今年中に終わるかも怪しい』って状態になってます。



 でも、『弱虫ペダル』はこんなもんじゃない。もっと面白いはずだ…と思っているんですよね。









渡辺航・弱虫ペダル・第493話『のこり7kmの緊迫』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
05 /13 2018

 ガキの頃に夢中になったのが すがやみつる先生の作品群だ。先に書いた『マイコン刑事』の原作者でもある。この方のマンガからは『マンガの嘘を楽しむ』というのをたくさんいただいた。



 『ゲームセンターあらし』では必殺技・炎のコマは一秒間に手を二百万回動かすことによって可能になるって、そりゃもう実現不能どころかマンガにしてみてもとんでも無い嘘っぱちではあるんです。だけど、当時のコンピュターの性能は『一秒間に二百万回の計算ができるので、それ以上の処理を要求をさせて誤作動させる』という考え方があったんですよね。



 こういう『マンガの嘘』が大好きです。そんなコトできないけど、説明は考えてありますよ……みたいな。コレ、とても大事でこれが無いと読者は『ズルされた!!』と感じるのではないでしょうか?




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 だから何でだよ!?



 ここ最近の『弱虫ペダル』は明らかに雑になっているのは否定できない。数百メートルのリードを開いても『一切の説明なくアッサリ追いつく』のだ。例えば黒田が『この時の為に開発してきたサンダーキャット走法!!』とか叫んで『ありえない筋肉の使い方』をしても、『そういった説明』があればいいんです。マンガなんだから追いつかないからには話にならない。



 このマンガは状況においては必要以上に説明的なんですが(ギャラリーが速いとか加速したとかイチイチ説明する)、こういう『絶対おいつかないのにどうして?』の説明は丸投げなんですよね……。



 まあ、勢いで読ませるマンガだし、看板作品というのはそういう側面もありますが、もうちょっとなんとかならないもんでしょうか?少なくとも初期はこういう部分もキッチリ描いてましたし。





宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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