渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』 - 豚か狼か

渡辺航・弱虫ペダル・第482話『総北のキセキ』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
02 /18 2018

 『弱虫ペダル10週年』!!


 いや~。いつの間にそんなになったのだろう?という感じですね。このマンガが始まった時はまさかそんなに長期連載になるとは思いませんでしたが、まさか二年目のインターハイがまだ終わってない…というコトにもちょっと驚く。このペースでやったら100巻に到達しても高校生編が終わってないんじゃ(第一話の冒頭シーンに追いついて無い)。




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 タイマンやったらダチ!!



 …とはチャンピオン誌の大先輩『レッツ!ダチ公』の揺ぎ無い哲学ですが、今週はまさにこんな感じに。さすがの鳴子の対人スキルである!!坂道よりもよっぽど主人公っぽいよね。


 バツグンの行動力!!

 カラッと明るい性格!!

 良い意味で目立ちたがり屋!!


 …等々もありますが、彼の魅力はそういうトコロに留まらない。『実は誰よりもチームのまとまりを考えている』とか『仲間が調子悪いとすぐ助けに行きたがる(そして巻チャンあたりがキレる)』という細やかな気配りと優しさがある。三年度の主将は順当にいけば弱泉なんだけど、鳴子のがよっぽど適任ですよね~。



 そして、鳴子主将の下になってしまった弱泉くんがメソメソしているところも見たいし。



 そんな鳴子オーラに悠人くんがアッサリ篭絡されてしまったのは当然のコトであり、これによって薄い本の新たな需要も発掘されたコトでしょう。今年のハコガクの面々だと銅橋が好きなんですけど、最近は悠人くんも結構好き。妙に人間くさいよね。



 それにしても肝心要のシーンで主将がトリオに丸投げというのが慣例化してしまった…。総北のキセキである。

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10周年!!                渡辺航『弱虫ペダル』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
02 /15 2018



 おおっと、今回の『弱虫ペダル』で10周年か~。


 10年前はHTMLをカコカコ打ち込んでホームページしてましたが、その時はシン連載陣が5つありまして、『弱虫ペダル』は二番手で本命視されて無かったのよ…。でも、予告カットから一番期待してたのは『弱虫ペダル』で楽しそうだな…とはおもったものの、ここまでヒットするとは思わなかったなあ…。ちなみにこの新連載陣の中にレジェンド作品たる『悪徒』もは言っていたりする…。いや『悪徒』もかな~り思い入れが深い作品で、一時期マジでスカジャンの購入を考えました。チャンピオン誌はときどき『服着てパワーアップするマンガが載る』という法則があるなあ…。他には『未来改戦Dクロゥス』とか『スメラギドレッサーズ』なんかがあります。



 さておいて



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 まさかの福チャン外伝!!



 あんまり表面化しませんが、彼こそがこのマンガで一番の自転車バカな気もする……。オタク趣味に関してからかったりしないのは心底助かります。イイ奴だよね。



 そして



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 連載10周年記念の節目に、その『連載10周年』の文字によって狙ったかのように顔を隠される水田ノブくぅんが不憫すぎる…。一年から三年にかけてインハイフル出場!!(あれ…?ひょっとして今のトコロ彼だけ?)精神的にふるわなかったとは言え、ガチの坂道に勝利した男!!そして、もうすぐトップグループに追いつくであろう荒北もビックリの運び屋!!


 …にも関わらず誰からも評価されないカワイソーな水田ノブくぅん!!


 全くもって、君はそういう期待を裏切らないな!!


渡辺航・弱虫ペダル・第481話『決着の握手』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
02 /12 2018


 マンガのキャラクター!!


 キャラクターは作者が把握している!!作者の考えるコトに間違いない!!と思われがちだが、これはどうにも違うような気がする。アニメ制作アニメ『SHIROBAKO』で描かれていたコトだが、原作マンガの今後の展開が暗礁に乗り上げてしまい、それに追随しているアニメの方も製作がにっちもさっちもいかなくなっている…。そして、解決に導いたのは『キャラクターへの理解』であった。アニメ監督と原作者がガッチリと握手していて、自分はこのシーンがとても気に入ってます。作者だからこそキャラクターが見えなくなっている時もあるのだ。




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 手嶋、最大のミッション達成!!



 ここから書くことは『俺の妄想』というコトにして欲しいのであるが、今回の手嶋は『策士としてかつてない仕事を達成してしまった』という気がする……。今回のインハイでさんざんやらかしてたコトも今回の仕事の前には霞んでしまう。やはり手嶋をキャプテンにしたコトは正しかったのだろう。俺としてはなぜか悔しい気もするが、役割を果たした者は称えるべきだ。



 なんだか良い雰囲気作って、葦木場の戦意をカラッポにするコトに成功した!!



 去年のインハイでは『待宮は自分自身にすらペテンにかけていた!!』というセリフがありますが、今回の手嶋はまさにコレ。どういう訳か手嶋に心酔しきっていて今まさにクライマックスの葦木場を良い雰囲気でコーティングしてしまい、本来ならば『いや、こういう時こそホントに気合で逃げろ!!』というチャンスを奪ってしまった。そう、後続車は遥か後方であり、葦木場の本来の仕事は振り切って単独ゴールである。


 山岳賞を獲って緊張が緩んだ手嶋を置いてきぼりにするチャンスはここでしか無かった。そしてその震動(バイブレーション)が黒田にまで届いてしまったのか?本来なら『何アイツまったりこいてんだ?』と葦木場にイラつくはずなのに『なら俺たちが獲るしかない!!』とダッシュしてしまった……。手嶋はここまで『やってのけてしまった』のだ。手嶋…恐ろしい子!!



 それにしても鳴子対悠人くんか~。これはこれで楽しみなんですけど、展開の都合で脚質チェンジさせられる二人がいささか不憫である。そして、鳴子は御堂筋くんとのバトルも控えているんじゃ?来期は鳴子&鏑木コンビのセンが濃厚だと思ったんだけどな~。


渡辺航・弱虫ペダル・第480話『仰ぎ見た空』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
02 /04 2018


 なんか今年はえらく寒いなあ…。


 今年に入ってから10度超えしたこと無いんじゃないだろうか?自転車乗ってないな~。早く暖かくなってくれ…。



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 …というコトで手嶋の勝利になりましたが、なんだろう?このモヤモヤ感。


 このマンガらしさ、と言えばそうなんですが『なぜ勝ったかを裏付けるものが無い』というコト。例えば野球マンガの魔球などは『ンなコトで球が消えるか!!』とかあるんですが『それでもマンガとしてスジは通している』というのがある。手嶋はそれが『策士』というキャラ付けであった。『天才』でも『努力』でも『何かのスキルがある』でなく『だから頭脳で勝つ』というコトなんだけど、インハイでは全く振るわないどころか物事を悪化させる天才の領域までなってしまい、それに対してのペナルティを受けることなく、まるで教祖のように周囲が泣き出しちゃったりと腑に落ちない。


 いつも書いてますが『でも、マンガは俺のタメに描かれている訳じゃない』というのがあるんで、他の読者が興奮気味に迎え入れてくれたらいいんだけど、さすがにこれはちょっと…という気もする。



 さらには『そのまま単独ゴールを狙え!!』と送り出された葦木場までもが『私的な勝負で全部使い果たした』という謎の行動したのも大きい。『俺たちは箱学だ!!』と悠人くんを更正させたのはなんなのだろう…?



 ただ、ここまで作品をかき乱してしまう『手嶋純太』というキャラはスゲーな、と皮肉でもなんでもなく素直に感服する。マンガというのはキャラ一人の存在が大きく変えるコトもあるんだな~。


渡辺航・弱虫ペダル・第479話『2人の壁』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
01 /21 2018


 まず自分の中に『マンガは低俗な大衆娯楽』というのが在って、なので『これは楽しくならない』という設定もある。


 例えば主人公が


 金持ちで

 権力があり

 学力優秀で

 スポーツも申し分なし

 性格も非の打ちどころ無し



 であって、それらを『苦労せずに持っている』となると感情移入するのは難しいだろう。それは『大衆』では無いから。


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 でも、手嶋はイマイチ感情移入できない……。そして、それを象徴するようなコマが自分にとってはコレだ。


 手嶋と杉元!!


 この二人、『設定そのものはかなり近い』んですよね。才能無い、努力している、でも諦めきれない……という設定そのものが。が、自分としては杉元は好きだし応援したくなるのも彼なんですよね。そして、手嶋と杉元は『似てない』とも思うんです。



 手嶋って、なんか人の話聞いてないトコロあるよな~。対して、杉元くんって登場時は知識ひけらかし型オタクと思わせて、なかなかどうして素直に人の話聞いてたり、面倒見が良かったりする。そう、手嶋は人の話を聞いてないし、面倒見もよろしくないのよ……俺自身の人生がこういうタイプにイライラさせられてきたから(そして、そういう人はなぜか上からの受けが良い)手嶋が好きになれないんだろうな~。


 なんつーか、手嶋って『俺たちサイド』と思わせておいて、全然そうじゃないトコロに馴染まないんだろう。


 来年は杉元レギュラーで頑張ってほしいんですが、こおなったら『ライバル校に焦りを感じた今泉と鳴子は練習中にヒートアップしてダブルクラッシュ!!消去法で杉元主将が誕生!!』という展開でもよろしくてよ(酷いな)。




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…ところでコレ『おおまけにまけてサバ読んでいいとこ10メートル』だよね……。あんまり揚げ足取りはしたくないけど、さすがにこれはどうなんだろう?


 

渡辺航・弱虫ペダル・第478話『あの冬の出来事』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
01 /14 2018


 さすがにこの時期は寒いんで機会は減るけど、自転車というのはやはりいい。


 『さみ~。引き返すか?』と思っても、そこはちょっとだけガマンだ。次第に気分がノッてくる。さして、気分がドンドンあがってくる。すげー自転車!!自転車すげー!!




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 いや、コレ、ホント、マジで!!


 気持ちがメゲている時も自転車に乗っていると不思議と心が回復する。自転車は『意外にカンタンにしてくれる』のだ。スポーツというものに対して『こういうものだ』というイメージはある。オリンピックなどをスポーツの祭典として純粋に楽しめる方はほとんどいないだろう。あれは政治の道具でしかない。


 が、こんなトコロに『楽しいものだ』というのがあるんですよね。『弱虫ペダル』という作品のヒットに『自転車は楽しい』という姿勢を常に失ってないトコロはある。この作品が今の自転車ブームと無関係ではないのは言うまでも無いが、ヒット以降の競合他作品が踏み込めなかった領域でもあるんですよね。フツーの方が『自転車楽しい?やったみたい!!』と思わせるパワーだ。


 ここ最近、この作品は調子悪いんですが、根っこはここにあると思うんです。もっともっと『自転車は楽しい!!』を撒き散らしてくれればいいな~と考えてます。


 それにしても、思い出ブーストは来週にも続くのか……。


 再開した、手嶋の隣りには青八木が!?


 純チャン!?ソイツは誰なんだよ!!


 そのポジションは俺にこそふさわしい!!


 …という感じで、その後チョメチョメするようなエロ同人誌とか出そうだな~(酷い偏見)。 

渡辺航・弱虫ペダル・第477話『自分を信じる』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
01 /07 2018

 たびたび取り上げている『ポッピンQ』というアニメ映画ですが、これがまあ芳しくなかった。そして俺自身も『素人目にもイロイロとヤバい箇所が…』というのが感じられて、点数ならそんなに高く無いし、人に勧めるにもちょっとためらっちゃうような気がします。何よりこの作品に共感しちゃうのは『あんまり良くない』という気もする。大ヒットして、先日テレビ放映されてやっぱり好評だったあのアニメ映画みたいにオシャレで気持ちよく観れるものでないと…とは思う。


 なんだけど、やっぱり俺は『ポッピンQ』が好きなんですよね。好きである自分で在りたいんですよ。


 マンガブログなんてやってますが、俺はやっぱり点数とかそういう目安よりも好きの方を優先させたい。それはつまり、自分が酷い点数をつけても『それが好きな人が居る』というのも留意しておかなければならない…とも言える。



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 だけどさすがにここ最近の『弱虫ペダル』は擁護できなくなってきている…(汗)。



 『何だ?この沸き上がるプレッシャー!!』


 …このセリフは何回使っているのか?とっくにギャグの領域になってはいるけど、さすがにギャグとしても苦しくなってきている。ここ最近の『弱虫ペダル』は連載始まって以来最大の低迷期にすら感じる。


 ここで知りたいのは『手嶋というキャラが好きな方々の心理はどうか?』なんですよね。


 いや先ほども書いたように、好きって感情は『そういう周囲の雑音を凌駕する』というのがあって作品を楽しむのに最優先していいと思います。ぶっちゃけ『艦これ』の高雄って他に較べてメチャ使えないけど、ウチの鎮守府では『不動のエース』扱いだし。さりとて、その高雄が『なんか覚醒してただ強くなりゃいい』って訳でも無いし、キャラそのものが完全無欠になっても違うし、努力努力と自分から言うキャラになってもな~。良い部分も悪い部分も多少の弱さも含めて打ちの鎮守府のエースだし。周りの艦がサポートしてるのもウチの鎮守府でもあるんですよ。


 手嶋というキャラが好きな方って『そういう不完全さ』が好きじゃないかな~と感じていたので。



 しかし、ここから『御堂筋くん』『小鞠』『悠人くん』『黒田』『山岳』の五人か…。それぞれ10週使ったとしてアニメのインターハイ途中で終わりそうなんだけど、今年中にインターハイ終わるかどうかすら怪しくなってきたなあ…。


渡辺航・弱虫ペダル・第476話『大声援』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
12 /24 2017


 『ウルトラセブン』最終回、『史上最大の侵略』(後編)のクライマックスはクラシック流してます。シーンとのマッチが素晴らしくこれに影響された創作者は多いはず。庵野秀明監督とかそれっぽいしなあ…。



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 アニメで今回のシーンはクラシック流れるのか?



 …なんて考えてしまった今回ですが、同時にそれ以外は『あちゃ~』という気がしてならない。確かに作品は人気があって売れている。だけど、これはやっぱりとんでもなく迷走しているなあ……。


 マンガって『長所で突っ走れ』みたいな側面はある。特に大ヒット作品は『いいんだよ、細けぇコトは』って割り切るの必要だけど、ここ最近の展開は根底が揺らいでいると言わざるえない。


 何べんも書いてますが手嶋というキャラクターは『才能が無いので作戦で勝利する方法に賭けた』というのが魅力で、だからこそ『栄光を手にしないキャラの魅力』というのがありました。が、人気がそのキャラを変更させて、『才能が無いから努力する』というキャラにシフトし、今は『実は才能ありました』という展開になってしまった。


 また、葦木場も退場した巻島レベルの人気を期待されたが、どうもうまくいかなかったように感じる。


 結果、ひょっとしたら『今回のインターハイのラストバトル』が前倒しされちゃったなあ……。自分としても『今泉・鳴子対御堂筋・小鞠』の対戦カードの方に期待してたり…。


 

渡辺航・弱虫ペダル・第475話『残り1.5kmの攻防』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
12 /10 2017



 うーむ。『弱虫ペダル』のアニメは一ヵ月後には始まっている訳なんだけど、期間半年として『インターハイ全部放映すんのかな…?』とか思う。いや、昨年の今頃はさすがに終わっているかな…と思っていたけど、どうも三日目の3/5も消化して無いように感じられる。『ドラゴンボール』も原作抜かさないようにベジータが気合入れてるだけで30分とかあったけど、そろそろヤバい……。




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 葦木場とはいったいなんだったのか?



 …コイツは本当に『何のために出てきたのかイマイチ分からない』まの終わりそうだな~。いや、これが重要なキャラじゃなきゃいいんですけど、立ち位置としては『本年度最高の敵』というものではなかったか?作品の都合によって翻弄されまくって優勝争いとは無関係なバトルでこのまま終わりそうな予感が…。



 また、手嶋も分からない。



 以前にも書いたけど『弱虫ペダル』という作品が大きくなって、『インターハイをもう一度』というコトになればほぼ自動的に『キャプテンは手嶋』というコトにはなるけど、ここから『作戦で勝つ』という相応しい魅せ方をバッサリ捨てて『よく分からない精神論キャラ』になってしまったのよね…。確かに『努力』というのは共感を得る要素ですが、手嶋には別なアプローチがあったんじゃないかと。




 さらには『才能が開花する!!』って、これまでのプロセスはなんだったのだろう?という展開が待っていたのには驚いた。いやいや、そうじゃない。そういうキャラじゃなかったよね?『作戦』から『努力』にシフトして『才能』のキャラになってしまうのか?



 先週も書きましたが、そういう展開をためらわずに出来て多くの読者の期待に応えるっていう渡辺先生の嗅覚はスゴイんですよね……。自分がどんなにマンガスキルあっても踏み込めない領域です。

渡辺航・弱虫ペダル・第474話『響きあう震動』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
12 /03 2017


 『エヴァンゲリオン』とか最近では『シン・ゴジラ』で脚光を浴びたのが庵野秀明監督ですが、『アストロ球団』を『自分ならブレーキかかっちゃう表現をこのマンガはできているのがすごい。いや、ブレーキそのものが存在しないというか』みたいに評価していた。


 マンガ読んでて感じるのがこの『ブレーキの存在』だったりする。自分がスーパーなマンガスキルを持ってたとしても『無理だな』と思える作品は多々ある。


 一言で『この展開はおかしいからできない。自分ならマンガ論法に倣ったアンサーは出す』というコト。


 例えば『巨人の星』における大リーグボール二号・消える魔球であるが、あれの説明ではどう考えても『消えるなんてありえない』のであるが、マンガ論法で言えば『アリ』だ。が、勢いにのって消える一切の説明が無いどころか、パワーアップしてしまう…という描写は絶対に無理だ。


 が、近年のマンガは後者の展開のが人気でやすいような気がする(謎がメインの作品は別だけど)。そういう意味で、ブレーキがかからないというのは皮肉でもなんでもなく『すごいなあ』と思える。うらやましいです。




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 で、『弱虫ペダル』のこのブレーキが壊れている、または存在してない……というのが本当にすごい。たびたびそのコトについて書いてますが、今回の手嶋対葦木場なんかだと『マンガスキルがあっても、この展開は自分には描けない』という気持ちになる。


 展開の流れとしては『後は気力の勝負!!』となっている。手嶋の実力を考えればこのパワーバランスは成り立たない。そして、それに答えるアンサーは一切ない。もちろん俺もマンガを読んでいる訳なんで何も『リアルに徹しろ!!』という訳じゃない。このマンガの魅力は『自分も自転車やってみたい』と思わせるところにあって、これを読んで『一流選手になる』というものではないから。


 が、やはりマンガ論法に沿ったアンサーは欲しい。一応としては『声援で力がみなぎってきた』みたいなコトは描かれているが、もちろんそれでは弱すぎる。マンガ論法に沿った…とすると『策士の手嶋は常に限界まで追い込むトレーニングを続けていたが為にどこまでできる数値的感覚を把握していた。彼の計算では残り15パーセント。残り15パーセントで40パーセントの葦木場を削りきらなければ勝利は無い』みたいな。


 でも、それって『リズムを悪くする』んですよね。そして『弱虫ペダル』読者の最大公約数は『そういうのを求めてない』というのもある。


 描ける、ってのはホントすごいよ。

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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