おりもとみまな『ばくおん!!』 - 豚か狼か

ススメ!スズキ部             おりもとみまな・藍井彬『ばくおん!! 鈴乃木凜の野望』

おりもとみまな『ばくおん!!』
05 /29 2018


 マンガ好きなら誰もが考えるコト!!


 もし、お金持ちならば好きな先生を雇って、自分の為だけに自分の好きな物語を描いてもらう!!



 …というコト。実際、それができたとしても他の方はその作品を面白いと思うのだろうか…?が、この度それが実現してしまった!!




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 はい!!チャンピオンRED誌から始まりましたのが  藍井彬先生の『ばくおん!!  鈴乃木凜の野望』というスピンオフです。古くはチャンピオン誌で『TWO突風』『ガキ警察』(原作はバッドブロスの藤井良樹先生)であり、最近ではフェンシングを題材にした『DUEL!』を描かれました。



 そんな藍井先生の今作はスズキ原理主義マンガというトチ狂った作品でありました。いや、確かに最近は『スズ菌』みたいにネットスラング化しておりますが、そーいうのでなく息をするように『どうしてスズキに乗らない?』と言ってたからな~。もちろん黄色のスイフトスポーツにも乗っていたよ。



 が、『ばくおん!!』を持ってして『あ、俺ってそうだったんだ』という自覚も芽生えたものです。



 そうなるとこの『鈴乃木凜の野望』がどんだけアレな作品がが理解できる。『これは俺が金持ちになったら自分の為だけに読みたい作品ではないか!!』と。何しろ主役がスズキ原理主義の凜だ。予告カットからして『そうなるわな』という予感はしていたが、それ以上にスズキであつた。


 よく『メーカーからお金でももらってんじゃねーの』というダイレクトマーケティング疑惑がありそうな作品が世に多々ありますが、宗教レベルでスズキ推しともなるとそういう疑念すら霧散する。やばい。予想以上にアレな作品だコレ。



 しかし、1100は多々あれど、400カタナが主役機になる時が来ようとは思わなかった。度々書いてますが、バイクに興味が出てきてギヤ車の原付買って、さらに熱が高まった頃に発売されたのが400カタナであった。バイク誌を見て『なんてカッコイイバイクなんだ!!』って穴が空くほど見て、絶対コレに乗るってワクワクしたのを今でも色褪せずに思い出せる。


 マンガってのは『面白い』とか『楽しい』とかの出会いを求めて読んでますが、時折こういった『嬉しい』もあったりするんですよね。やはりマンガは最高だ。




 さて、スズキ部が結成しての第一話ですが、今後はどのような活動になるのか?



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 凜『や、違うぜ いちこ   別に何に乗っていてもいいのさ』



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 凜『けど、その代わり  スズキ以外に乗っているヤツは何やり返されても文句はいえないのさ』




 …という展開があっても不思議では無いな~。 


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青春しゃくまんえん              おりもとみまな『ばくおん!!』

おりもとみまな『ばくおん!!』
05 /05 2018
 バイクに乗って四半世紀をまたいだ訳だが、その間に変化してきたコトもあって、アタマ痛いのが『ライダーの高齢化』であろう。つーか、乗っているヤツがそのまま歳とっているといった感じなんです。若い方が入ってこない…というコト。ツーリングに出れば本来的には絶版レアバイクなんですが、普通に見かけて俺のGSR750のがレアバイクという逆転現象が起きている(汗)。


 そして、バイク雑誌などを見ると『バイクブーム直撃世代をターゲットにしたもの』が多い。もちろん自分もそっちの世代なんで読んでて楽しいのではありますが『それでいいのかな?』とも思います。『自分たちが楽しくて、これからの方を入りにくくしてないか?』って疑問だ。やっぱりバイクは楽しいから『自分たちさえ楽しめれば後続はどうなっても構わない』とは思いたくも無いな~。



 そういった意味で『ばくおん!!』という作品の貢献度はえらく高い。いつも書いているコトですが『予告カットがCB400SFというポピュラーなバイクというコトに逆に期待した』というのがあって、これまでのバイクマンガとは明らかに異なるものでした。この作品は『新規ライダーを増やしたい』という側なんですよね。ここが原点だと思います。



 そして、この作品もいよいよ長期連載にもなりましたので



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 新規キャラで立ち返ってみました……と感じられるのが最新11巻だ。これまでのメンバーはもちろんですが、それとは別のバイク女子グループが描かれている。



 この間のバイク業界の変化とすれば『こなれた値段の250CCがヒット』というのがあって、これに着眼された。なのでスズキ・GSX250R・ヤマハ・YZF-R250・カワサキ・ニンジャ250のバイクがチョイスされた。やはり近代風味に乗りやすく、初めてのバイクとして適任であろう。


 が、最大手のホンダはレブル250というバイクがチョイスされたのは『いかにもばくおんだな』とニンマリするものがある。



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 『100万円あったらどうする~?』


 …というトークからの話を膨らませてますが、この100万円というのは『高校生が必死こいてバイトしてギリギリ用意できる金額』だと思うんですよね。俺も似たような道通っているし。ただ、今のバイク事情は自分の頃と違うものがあって、100万あれば、『400の新車+装備品+保険』がまかなえてお釣りが来たけど、今は無理になってます。当時56万円だったCB400SFも良いグレードになると100万円オーバーなもんで……。



 『100万円で可能なバイク生活』


 …という目安でコレになったのだろう。その中にあって、他の三台に該当するホンダのバイクはCBR250RRになるんですが、コチラはガチで最高峰にしてしまったので、80万円しちゃう。100万円じゃ足りない。



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 なのでレブルになりました…という。



 『ばくおん!!』の連載初期に感心したのが『バイクチョイスの妙』というのがあって、これらは『中古相場もこなれていて、タマ数も多い』というのがあった。これまでのバイクマンガはむしろ『レアバイク・レジェンドバイクほどいい!!』というのがあったのです。



 長期連載&作品のヒット……という『ばくおん!!』ですが、こういう視点は初期から変わらず安定している。




 さてさて、この『ばくおん!!』ですが、近々スピンオフとして藍井彬(旭凜太郎)先生の『鈴乃木凜の野望』が始まります!!『TWO突風』『ガキ警察』を経て『DUEL!』を描きましたが、俺としては釘バットで相手をブチのめす凜が出ても驚きはしない。いや、むしろそれを望んでいる自分が居るような気もする。


スピンオフと自覚           蒔野靖弘『ばくおん!!  天野恩紗のニコイチ繁盛記』

おりもとみまな『ばくおん!!』
04 /17 2018

 マンガブログをしている上で『こうなったら辞め時だな』と思っているコトがあって『より多くの方に読んでもらいたいという気持ちが無くなった時』というのがあります。やっばり、一応はマンガをそれなりに読んでますが『その良さが分かるのは俺だけ』とか『マイナーな方がいい』とかそういうミミッチイ自己満足に陥らないようにしたいな~なんて思ってます。



 で、話は飛びまして『バイク』のコトなんです。


 なんつーか、気が付いたら四半世紀以上乗り続けているし、これはもうベテランライダーと言ってもいいのではなかろうか?(まあ、年数だけなんですけどね)


 …となるとそろそろ注意せねばならない。『老害ライダー』ってヤツに。『昔のバイクは良かった。今はダメだ』とか『俺は〇〇に乗っていた。スゲーだろ』とか『そんなの本当のライダーじゃない』等々だ。ライダーの平均年齢が上がっている昨今、珍しい若手が入ってきたらマウントとるのに必死な虚栄心のカタマリという老害ライダーの存在は『そろそろ認知されてもいい由々しき問題』だと思うんですよ。そういう話をホントここ最近よく聞く。



 みんなでバイク楽しもうよ!!バイクが憧れの存在であってほしい!!バイクは人生を豊かにする!!


 …という流れになって欲しい。




 さて、久々に『ばくおん!!』記事です。連載開始当初は毎度やってましたが、やっぱりこの作品と言えば『予告カットにビックリした』というのがありますね。『え?CB400SF?良いバイクであるけど同時に普通のバイクじゃん!!』って。そして予感した。『ひょっとして、真面目にバイクの面白さを多くの方に広めるマンガではないのか?』と。









 そして、その期待は途方も無いスケールで拡散中であり、今度はスピンオフが始まりました!!


 というコトで、『チャンピオンクロス』にて配信中です!!お手軽に読めるね!!やったね!!



 さて、この 蒔野靖弘先生の『ばくおん!!  天野恩紗のニコイチ繁盛記』ですが、スピンオフであるし、おりもと先生の絵では無い。ここら辺は意見の分かれるトコロであろう。そうカタナは大型しか認めないという派閥があるように、バイク好きは気難しいのだ。


 が、俺はギャガタナすらカタナ認定どころかGSR750すら『カタナのDNAを受け継ぐ素晴らしいスズキデザイン!!』ぐらいに狂ったフリーマンなので無問題だ!!


 『バイクは楽しいよ!!』

 『バイクに興味を持ってもらいたい!!』

 『俺、バイク好きなんスよ!!』


 …等々の要素が作品から感じられた。間違っても『ニワカお断り』とか『バイクってのはもっとストイックでないと!!』という鼻持ちならない雰囲気は一切無かった。『バイクを楽しさをより多くの方にアッピールする!!』というのが俺にとっての『ばくおん!!』なんです。自分もベテランライダーであるからにして、そういう意志は見習わなきゃならない。大事なのは『バイクは楽しい』って一点だと思うんですよ。


 また、記念すべき第一話の車体チョイスが実に嬉しい(是非読んでね)。自分もまた原付のギヤ車からバイクを始めましたが、なんつーか『根っこ』な気がする。このバイクの持ち主は残念ながら『バイクの面白さを感じる前にリタイア』してしまいましたが、ここら辺のドラマも今のバイク事情を象徴しているようにも感じます。



 さて、楽しみなマンガがひとつ増えました!!この『ばくおん!!ワールド』の拡大によって楽しいバイク環境の充実になると嬉しいです。





バイクに乗ろう!!            おりもとみまな『ばくおん!!特別編』

おりもとみまな『ばくおん!!』
02 /08 2017


 昔からバイクに乗っているのですが、やはり『ばくおん!!』は予告カットに期待が高まったのも今でも覚えている。


 『主人公とおぼしき少女のバイクはCB400SF』


 …というコトに。バイクマンガというのはこれまで読んできたけど『そういうアプローチのマンガ』は知らなかった。そして感じるのが『真面目に読者にバイクの魅力を伝えようとしている』というコトでもあった。作品の好き嫌いとかは各々あると思います。まして、昔からのバイク乗りからしてみれば『女子高生バイクマンガ?ふざけるな!!』と思うかもしれません。


 だけど、『ばくおん!!』ほど真面目にバイクの魅力を伝えようとしているバイクマンガもそうは無い。これに関しては間違いないです。






 さて、今回はヤマハのサイトに載っている『ばくおん!!特別編』です。


 そもそもに『ばくおん!!』はスタート時に『きちんと教習所の描写を入れた』というのは『これまでのバイクマンガと違う』というコト。それまでのバイクマンガは『主人公は乗れて当たり前』という体であった。


 でも、世の中のほとんどの人間は『原付等を除けばバイクに乗らずに人生を終える』というコトがあって、だいたいの作品はそこまで視点を下げてくれないんですよね。


 『乗れて当然』という雰囲気からバイクの魅力を伝えようにもどこか遠く感じてしまうのも仕方ないでしょう。まして『限界まで攻める』がバイクの絶対的魅力というコトも無いし。


 『ばくおん!!』は『せっかくバイクという楽しいものを知っているのだから、もっと楽しもうよ!!』という空気が良かった。俺としてもこれにはとても共感する。


 さて、この配信ですが『バイク免許って大変そう…』と思っている方にこそ読まれて欲しい。もちろんイロイロなハードルはあるけど、これを読んだらだいぶ不安も軽減されるだろう。そう、『ばくおん!!』は俺たちの頼もしい味方なのだから。


 バイク業界はイロイロと厳しいけど、やっぱりバイクは楽しいので、その魅力に多くの方が楽しんでもらいたいと思ってます。




 

影の功労者         おりもとみまな『ばくおん!!』

おりもとみまな『ばくおん!!』
01 /09 2017


 『ウルトラマン』の『小さな英雄』というエピソードが大好きです。


 『ボク等人間がどんなに頑張っても結局怪獣を倒すのはウルトラマンで人間の努力なんて意味が無い』という疑問に対してのアンサーが提示される回です。この回に関しての自分の解釈は『確かにウルトラマンだけど、功労者が居るからウルトラマンが活躍できる。結果に繋がってないかもしれないけど、無意味じゃない』と考えてます。また、地味に貢献しているキャラが好きなのは、このエピソードの影響はデカいな~。



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 さて、最新九巻が発売された『ばくおん!!』ですが、この巻は丸々『7時間耐久レース』というスペシャルな仕様になってます。耐久と言うと、俺も自転車のチーム戦での耐久やりましたが、これがなかなか面白い。途中のダルダル感も面白くて、『ばくおん!!』本編ではプール入っていたり、バーベキューやってたりですが『これがイイ』んですよね。


 で、読まれた方はご存知だと思いますが、今回の主役は千雨です。分かりやすく千雨です。


 ただ、よくよく見ると『実はかなり活躍していた』のが聖だったりする。おりもと先生はインタビューで『一番好きなキャラは聖』と言っていたが、それがよく感じられるのも今巻ですね。やっぱり自分はスズキ原理主義なんで、凜を圧倒的にヒイキしてしまいますが、いわば『特別枠』であり、それ以外となると聖が最も好きなキャラです。


 この聖というキャラ、最初はいかにもお嬢様然として登場しましたが、話が進むにつれて『かなり結構ワガママ』とか『ラーメン好き』とか『割と攻撃的』という、女の子が前面に出ているマンガでは『嫌われ要素だから描かない』と敬遠される部分が出ているのが自分としては好き。だからこそ今回のような



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 貴重な資材提供とか


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 戦力として頑張り(この時点で恩紗・凜より早くなってしまったのでは…?)



 …と『実は誰よりもチームのコトを見渡していた』というのが感じられる。特に



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 このシーンでは強く感じられる。キチンとお嬢様してますね~。これはもう、おりもと先生の偏愛です。そして、その偏愛っぷりが読んでて嬉しい。やっぱ、好きなキャラは好きなキャラでいて欲しいからね。
 


 まあ、特に目立つシーンではなかったし、先にも書いたように『今巻の主役は千雨』なんですが、聖のこういう活躍があったからこその盛り上がりでもあります。



 そういえば、おりもと先生の場合だと『艦これは鳥海が好き』らしいけど、その同人誌はかなり読みたいぞ……。



俺たちにはバイクがある!!       おりもとみまな『ばくおん!!』

おりもとみまな『ばくおん!!』
08 /24 2016


 唐突であるが、岬下部せすな先生の『S線上のテナ』は歴史的名作である。


 自分がマンガで重視する部分は『ドラマに対するアンサーで納得できるか?』なんですが、このマンガのクライマックスでの主人公のセリフが良い。『人の幸せの根っこなんてこんなもんだ』って言っちゃうんですよね。日常でそこそこ旨いもの食べたり、ちょっと楽しいコトしたり……俺はそれに『納得』した。



 若かった頃の人の幸せってイロイロ考えて『愛する人と結ばれる』とか『あらゆる犠牲を払っても仕事で成功する』とか『大金を手にする立場になる』とか『評価の高い人間になって、名声を手にする』とか思ったけど、全然そんなコト無かった。それを『無気力』とか『終わっている』とか言われても『んじゃ、そうなんだろ?俺はそうは思って無いけど』としか言いようが無い。


 今こうしてブログ記事書いている方が上記の幸せより『リアルとしての味』を感じている。



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 さて、今回は『はくおん!!』の最新巻ですが、改めてこのマンガの魅力を考えると『バイクがある豊かさ』に尽きると思う。


 
 いや、もちろんバイクを所持する『金銭的な豊かさ』でなくて『幸せとしての豊かさ』という意味でね。



 バイクに乗り続けて25年目に突入しているのだが、『じゃあ、もし無かったら?』と考えた時に『イメージできない』というのはある。それに気付いてしまった。振り返って『バイクには楽しい記憶しか無い』と言い切って良い。そりゃ、トラブルもあったし、事故った時もありましたが、それらをひっくるめて『楽しい記憶』しか無い。逆に『仕事』に関して思い出してみるとおそらくそれなり普通だと思うのですが『イヤな記憶しか無い』し、やってて良かったなんて全く思わない。これはもう適性の問題なのだ。そんな俺が一応なりにも仕事して社会からドロップアウトしないのはバイクが役割果たしているなあ。


 自分の好きなコトやってないでいたら『生きている』なんてとても思えないわ。



 『ばくおん!!』というマンガは『その豊かさ』を的確に描いている。今までイロイロなバイクマンガ(特に昔は多かった)を読みましたが、やはり自分は『死ぬ気でカッ飛ばせ!!』というのはイマイチ相性悪くて、『750ライダー』とかの『バイクのある生活を楽しみましょう』みたいなのが良かったなあ。



 この巻で言うと


 ・ロングツーリング

 ・キャンプ

 ・嫌な宿題から逃げ出して海に行こう

 ・超!カッコイイ!!ヤマハRZV500R


等がビクンビクンくるなあ。バイクを使って何か特別なコトってする必要が無いんですよね。バイクがあって、それが生活の当たり前になっているというのが『豊かさ』なんですよ。自分にとって。



 このマンガを読んで『バイクに乗ってみたい』と思えたなら是非ともオススメしたい。残念ながらバイクというのは適性があって、多くの人は『そこまで至らない』というのが実情なのだ。



 バイクはバカにしか乗れない。



 やはりコイツは名言だ。




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 トビラ絵のバイクシリーズって結構楽しみだったり。



 



 GSR750チョイスしたのも、このトビラ絵の効果は無関係じゃないし。


オートバイはいいぜッ!!           おりもとみまな『ばくおん!!』

おりもとみまな『ばくおん!!』
05 /07 2016


 丁度、その頃はヤングチャンピオン烈を定期購読していたので予告カットがあって、自分は『とても驚いた』のをよく覚えている。


 女子高生×オートバイマンガ『ばくおん!!』と銘打たれていて、当時アノ作品が人気だったのでたちまちネットではちょっとした槍玉に挙げられていた。が、自分が『とても驚いた』のはそこじゃない。


 ヒロインの愛車が『ホンダ・CB400SF』であったというコト。


 このバイクは人気だし、それこそ中間排気量のスタンダード中のスタンダードである。だからこそマンガ映えしないのだ。それまでのバイクマンガはいわゆる『レジェンド系』とか『マニア好み』のバイクが中心であり、このバイクというのはありえなかった。


 そして、直感したのが『この車種選別には意図がある』というコトだった。


 そして第一話を読み、その後の数話で『嬉しい』という感情が高まってきた。そうだよ、オートバイというのは楽しい乗り物で、多くの方に知ってもらわないともったいないよ……と。



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 しかし、まさかアニメ化までされると思わなかったなあ……。


 アニメに関して個人的に印象深いのは凜パパの乗っている1135は実物はさすがに難しいかもだけど、ありゃヨシムラサウンドをキチンと録っているな(違ってたらすいません)。


 さて、最新巻が出てから結構経っちゃったんだけど、この作品の原点てやっぱりコレですよね。『オートバイはいいぜッ!!』というコト。自分の立場からすると一応は『古参のライダー』というコトになって、若い方にはドンドン興味持ってもらいたいと思ってます。ただ、俺の歴開始からバイク事情も大きく変わっているのも確か。


 例えば羽音のCB400SFは発売当初56.8万円だったと記憶している。が、現在は最上級グレードであると100万円近くするのだ(まあ、中身はかなり別物なっているけど)。そして、初代発売時はバブル景気に湧いていた頃であり、デフレの現在からすると3倍ぐらいの価格差なのではなかろうか?


 これは無理だわ……。


 で、俺の世代がこれからの方に『本当に乗りたければ乗れる努力が足りない』というのは恥知らずなだけです。つーか、俺としてはこういうアホは死なねぇかなと思います。


 それでも、オートバイというのは楽しいから興味持って欲しいな……と思っていた。そこにこの『ばくおん!!』である。前日の『JK☆B』に続き、こういうマンガも昔からストイックにバイクに接している方からすれば不愉快に感じるだろう。


 が、時代の流れを確実に察知し、『バイクはいいぞ!!』と発信している作品なのが『嬉しかった』のだ。


 『ばくおん!!』で感心したのが『バイクチョイス』だ。主人公たちが乗るバイクは聖以外は『中古で探せば買える』というものになっているのがいい。俺はアタマが悪く感化されやすいので、主人公の乗っていたバイクに乗りたくなる心理が分かる。そうなった時に『こなれた値段』であるならば実現に一歩近づく。これは大きい。


 偏屈なバイクジジイが排他的になるより、俺はコッチのやり方を支持する!!するねッ!!このマンガのこういうところは予告カットから感じた時から今も全く変わってない。それが嬉しい。



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 今回は熊本名物ですが、食べたくなってきたなあ……。めちゃ旨いものより、こういう方がツーリングの記憶に残るんだよな……。栃木?栃木だと、栃木市に『いもフライ』というのがあって、オススメです(安いし)。あれはソースが特殊なんですよ……。都心部からならツーリングとしても丁度よい距離なんで。




 

地元ネタ店なんですが      おりもとみまな『ばくおん!!』

おりもとみまな『ばくおん!!』
07 /08 2015

 ここ最近のマンガ・アニメは『地域性』という展開が多くて個人的には大賛成!!『温泉妖精ハコネちゃん』もアニメ化するし。いいぞ、もっとやれ!!


 が、栃木はあんまり記憶に無いなあ……。最近になって『弱虫ペダル』と『ガールズ&パンツァー』のアンツィオ高校ぐらいか?それまでは『ウルトラマン80』で80と大谷観音が組んでウルトラカンノン光線で怪獣を倒したぐらいしか思いつかないし。



 そんな中、今回の『ばくおん!!』は地元ネタです!!わおッ!!



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 バイク神社?なにそれ?ンなもんがあったのか!! 


 いやいや、全くその存在を知らなかった!!記事にするにあたってGSRでゴーしようかと思ったが雨ばかり降ってやがるし、確認できへんで~。



 ただ、地元というコトなんですが、どうやら凜は高根沢方面に向かった模様。対して他の面々は真岡方面です。壬生の休憩所は記憶にあるのですが、インター降りたら東に向かうとだいたい真岡なんですよね。凜は北方面に行っちゃったみたい。


 そのキッカケとなった『自分のペースで走るコトにしない?』なんだけど、『なぜ凜がそんなコトを言ったか?』はピンとくるものがある。インター降りて東に……と書いたけど。ここから国道四号線の交差点で北上して、ちょこっと走るとスズキワールド宇都宮があるからに違いない!!そう、凜はここに立ち寄りたくてこんなコトを言ったのだ!!いやいや、他の面々も承諾してくれるとは思うけど『モジャにアタマ下げたくない』というのがそうさせたンだ!!


 ちなみにこのスズキワールド宇都宮は『北関東唯一のスズキワールド』というのがミソだ!!レアだぜ!!そして、実は道一本分足りなくて厳密には宇都宮ではない(下野市)というオチャメなスズキワールドなんだぜッ!!そんなマニア臭が漂うスズキワールド宇都宮に凜が寄らないわけないじゃん……。


 そう言えば、凜の向かった高根沢のバイク神社のそばで俺、バイク事故やってるンだよなあ……。げっぽん。


描かれた非日常      おりもとみまな『ばくおん!!』

おりもとみまな『ばくおん!!』
05 /03 2015


 まず自分としては『個性とは無理に主張するものでなく自然と滲み出るもの』という、さいとうたかを先生の考え方を絶対視してますが。で、自分がマンガの中でのあらゆる製作テクニックを持っている、最高最強のマンガ家と仮定する。だけど『個性』というのはどうしてもそういうので手に入らない。


 だから、最高最強のマンガ家であったとしても『この作品は絶対に描けない。負けた』と思うのが日常になるだろう。だからマンガは面白い。





 さて、三ヶ月ぶりの『ばくおん!!』記事になりました。ええっと、先々月なんですが急いでいる中、ヤンチャン烈を買ったと思ったらヤングアニマル嵐というコトがありまして……。やはりグラビアが前面に出ているマンガ誌というのは困るなあ……。あっ、『ふたりエッチ』ってまだ続いていたのか!!すごい長寿マンガだな……。で、先月は休載というのを知らずに買ってしまった。ツライっス。



 今回は凜が魔法少女になって……という異質なストーリーになっていて、バイクネタそのものより、コッチのインパクトのが勝っちゃっているような感じなんじゃないでしょうか?が、自分としては『おおっ、いかにもおりもと先生っぺえ』と思ったり。



 『ばくおん!!のおりもと先生』という印象はあるかもですが、自分としては同時に『少し不思議のおりもと先生』というのがあるんです。短編集なんかは顕著なんですが、作品の中に』少し不思議』の要素を入れてくる。これはもう『個性』だと思ってます。そして最近のマンガでは減少傾向の要素ですね。おりもと先生の場合だと『日常から非日常』の狭間を描くコトが多い。性別転換とかですね。なので、凜が魔法少女になるこのエピソードに違和感を感じる方も居るかと思いますが、これも おりもと先生の作品なんですよね。



 が、やはりバイクマンガであるのでイロイロと要素は入ってます。つーか、今回は十八番の『スズキネタ』だし、むしろ巻頭カラーに相応しいスペシャルな内容になってます。元ネタとしてはそろそろ知らない読者も出始めてきたと思われる『セーラームーン』ですが、これはヤバイな……。アニメで有名になったセーラームーンですが、原作者のサイン会の時にチビッコがこんなのうさぎちゃんじゃない!!とか言ったとか聞いたけど、こちらの凜も外観はさておいて、中身がありえない魔法少女です。そもそもに魔法少女というのは恋愛要素がお決まりですが、コッチはスズキキチガイだしなあ……。他の面子と違って凜ってガチの男嫌いのイメージあるんですが、どうなんでしょう?(それだけに凜のチョイラブエピソードも見たかったり)


 そして、セーラームーンと大きく違うのは孤立しているというコトだよなあ……。それにしても過去記事を見返してみると『ばくおん!!』記事に関しては以上な待てのセーラームーン率だったのはなぜだろう?まあ、いいや。こういう『ばくおん!!』が読みたかったのは間違い無いのだから。


 そう言えばグッドライダーミーティングにこの前参加させてもらったけど、『ばくおん!!』でもこの題材をやってくんないかな……。つーか『ばくおん!!』という作品こそにやってもらいたいです。これは作品の個性と合致すると思う。他のバイクマンガだとイマイチ馴染まない(優劣の意味じゃないですよ)。


いらない      おりもとみまな『ばくおん!!』

おりもとみまな『ばくおん!!』
01 /28 2015


 いらないものはいらない。


 ドンドン削っていくべきだ……という考え方は分かる。事実、世の中はそういう方向に加速している。メリット優先で。


 ただ、それってスゲーおっかないな~なんて思うんです。これがとことんまで行くと『必ず死ぬんだから生きていても意味が無い』というトコロのまで辿り着いちゃうんじゃないかな?俺個人としてはこのまま行くと絵空事とも思えないんですが。



 
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おりもと みまな

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 今回の『ばくおん!!』は前半と後半とで違う題材を扱っているから面白い。一粒で二度おいしい的な何か。


 前半は『バイク雑誌』のアレコレだ。バイクに対しては今も乗っているから大好きなのは間違いないのだけど、そーいえばバイク雑誌をとんと買ってない。なんでかな~なんて思ってたら『カタログ的で一年通したら同じ内容』というので『ああ、そうだよな……』とか思ったり。実際、全国のバイク屋が店用に買い支えているような気がしなくもない。チャンプロードとかは気合入っているんだが、それとは別のパンチの効いたバイク雑誌などを読みたいものです。


 が、なぜそうなるか?を考えるとバイクというのは楽しさが感覚的だからというのが大きいな~。『ばくおん!!』の第一話でも描かれていたコトですが、バイクの楽しさを説明するのは本当に難しい。だいたいバイクに乗っているヤツに『何で?』と聞いてみたら『楽しいから』としか答えが返ってこないのではなかろうか?


 そして、バイクに興味が無い方にはバイクというのは全く無駄のカタマリというコトになってしまう。ネガティブな要素ならばいくらでも出るし、昔みたいに景気がよろしく無いからますますバイクというのは『いらないもの』として認識されるに違いない。



 が、同時にどういう訳か『そういうのが好き』というバカは絶えるコトは無い。そして『楽しいから』というアンサーしか彼等は出せない。やっぱりバイクはバカの乗り物だ。いえーーい!!



 そして後半は『もしもバイクが無かったら?』という『ドラえもん』のもしもボックス的エピソードになるんですが、この世界ではずいぶんと自転車が幅をきかせている。実際、宇都宮に住んでいるとここ数年の自転車関連に対する熱意はハンパでは無い。自転車用道路の区分分けがエライ勢いで充実している。ジャパンカップもあるし、『弱虫ペダル』も日光走っているしなあ……。ちょっと行けばツインリンクもてぎはあるが、コッチはそこまでお熱では無い模様。


 やっぱり、自転車=健康みたいのは大きい。つーか、俺も大好きだし。よく人に勧める。


 だけどバイクも乗りたいんだよなあああああ。


 バイクの無い世界だとしたら俺にとってはツマラナイなあ……。利口な人が『いらない』とするからにバカにはバカの『必要』がある。だって、おめーカレーとラーメンのどっちじゃなくて、どっちも食べたいじゃん。思うにバイクというのはそういう損得勘定抜きで付き合う存在なんだよね。


 しかし、利口よりもバカのがぜってー人生楽しいと思いますよ。そんなバカの為にバイクはあるんでしょう。






 

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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