さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』 - 豚か狼か

ショートショート      さと『空想少女』

さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』
05 /02 2015

 こうして毎日ブログを更新しているのは『楽しい』というのはやっぱりある。じゃなきゃ、やってらんない。


 が、俺は活字を読む習慣は無い。それどころか文章の描き方など義務教育の範疇以下だったりする。なぜなら学ぶのが面倒くせぇから。そして、活字を読むのも面倒くせぇ。息をするのも面倒くせぇ。なので書く時の注意事項として俺のようなアホウでも理解できるようにを考えて、なおかつ『三分程度で読めるもの』を考えてます(出来ているとは別問題で)。


 が、そんな俺だが新一先生と筒井康隆先生は一時期読んでいた。なぜなら『スグにお手軽に』『難しいコト無し』で読めるから。ショートショートというのはいい。



 翻って、マンガも長距離型と短距離型がある。立場によって変わる部分ではあるが、自分が編集者であるならば長距離型のがありがたい。一巻あたり10売れるならば巻数が増えるほど売れるから。ところが一巻完結ならば10でしかない(まあ、雑すぎる勘定だけど)。ただ、読者の立場からすると長距離型はありがたくないトコロもある。ゴール地点が出版社の都合次第だから。いや、イイ感じのスピードを出していれば一向に構わないどころか歓迎なんですが、チンタラ走られ続けてゴール地点も分からないとなっては困る。


 反面、短距離型は区切りが分かりやすくていい。そして、これから先のマンガはもっと短距離型を評価しても良いのではないかと思います。



 これまで度々書いている さと先生の作品ですが、これはもう短距離型に特化している。サクッと読める面白さ。毎回趣向を凝らしている新鮮さも楽しみになる。そして、現在はチャンピオンタップで連載中の『空想少女』が猛威をふるってたりする。マンガにおけるSFとは『少し不思議』というのがありますが、それに忠実にかつスッキリ読みやすくなっているのは嬉しいトコロ。


 このマンガがチャンピオンタップ!というWEB配信でやっているのが興味深い。


 まあ、やっぱり今はスマホ等でマンガ読むのってかなり浸透しています(ちなみに俺はガラケーの最低限契約だが)。ちょっとの空き時間で読むのにあたって さと先生の『空想少女』は最適なバランスを持っている。いくら面白いと言っても白土三平先生の『カムイ伝』は困る。読んだ人の話に聞いたのだが全五十巻で途中からカムイが出なくなって、ひたすら一向一揆の話になるとかあるしなあ。最終巻のあとがきには本当ならば百巻までやりたかったという話だし。


 そして、さと先生の『空想少女』って変にマニアックではなく普通にマンガ読んでいる方にもオススメしやすい。そして、そういう方には『あっ、こういうマンガもあるんだ』という新しい発見があるんですよね。マンガにもショートショートはあるんだよ、って。


 さて、単行本一巻の見どころとして


恋愛地下闘技場~これは『いわせてみてえもんだ』の読者は『おおっ』となるサプライズ。ちなみにネーム状態でさと先生のサイトで読めたりする。舞浜さんがカワイイなと思って読んでましたが、やっぱりカワイイよねと再確認のオチでした。やさぐれヒロイン最高です。


魔法少女?プリプリピンク~セーラーマーズが最高のヒロインたる俺としてはそういう風になったらヤダとか思ったり(誉めてます)。うん、魔法少女は思春期だよな!!


 あっ、でもオッサンになった今でもなれるならウルトラマンになりたいです。でなければエメラルド星人からジャンボーグAを譲渡してもらいたいです。


がんばれ!超能力少女~タイトルからするとそういう話かと思いますが、頑張りが無駄になりまくるというアレな話でした。何気に普段の瀬良さんはスカートが膝までなので真面目っコなのでしょう。



マンガ病~これって俺が発病したらどうなるのかな?陸奥圓明流できっかな?できれば四門まで使えるようにしてくれ!!


 ただ、『北斗の拳』で汚物は消毒される村人は勘弁だぜ……。



POP~俺、書くコト無い!!


せいでんき~何気に渋谷さんがメチャクチャにイイ子なんですが!!だから、対人関係が苦手であったとしても『悪く無い』んですよね。シンプルながら日常を強く感じさせる話で特にお気に入りの一本です。



せいちょうき~このマンガの特徴でもあるのですが『もし、自分だったら?』をイメージするのが楽しい一本で、この作品らしさが溢れてます。そして俺だったら食物連鎖の底辺だなとかネガティブなコト考えてしまうぜッ!!



ふわどき~シュールさが漂う一本。それ以外は全くもって普通なんですが、逆にその一つの要素でこんなにもシュールさが出るという……。絵的に面白い回です。



私と稲葉さんと稲葉さんの生き霊~話としてはギャップの面白さがキャッチャーなんですが、よくよく見ると『思い切って近づけば案外スンナリいくよ』というポジティブさがあって好き。



忍者がサンタクロースからギャグ回!!なんというか『りびんぐでっど!』のノリも感じられて好き。


 
 さてさて、ショートショートですが、こういうマンガが定着すると嬉しいですね。




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スッキリ笑える読み切り    さと『ドライビングすく~る』

さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』
12 /07 2014


 


 教習所を舞台にした、さと先生の読み切りギャグマンガです。


 『フラグタイム』が濃厚なドラマを描いているかと思えば、こちらはマンガ誌に載ったら嬉しい『一発読み切り型』に仕上がってます。『そうかもね!』みたいなセリフのセンスはいかにも、さと先生っぺえ。


 かなり笑える一本です。


広める……んだ    さと『みそピー漫画』

さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』
11 /13 2014




 Pixivにて、さと先生の面白マンガをハッケンしたのでペタリコ。


 宇都宮市民の自分も小学校の給食で食べたなあ。……というより給食以外の機会が無い。確かにスーパーで売ってはいたが、すすんで買うようなモノじゃないような。そして、給食に出るのは地域限定なのだろうか?マックスコーヒーもフツーにあると思っている栃木県民は多いし。ちなみに餃子もテレビ等で取り沙汰されるまで町のから揚げ屋のように存在するものだと思っていた……。


 そして、このみそピーなのですが、不味くは無いがやたら甘いくせに味噌の味もあるので食い方に困る。ジャムをホイと渡されてゴハン食うような感覚に似ている。じゃあ、パンにつけてみればイケるような気もするが、みそピーの日はご飯と決まっていた。実際、俺が食べていたみそピーにはセミリアルに描かれた少年がご飯をかっ込む絵になっていたので『そういうもんだ』と思っていたが、まあご飯単体には絶望的にあわない。まさに謎食い物。



 が、さと先生のこのマンガで『これはイケそうだ!!』とか思ったり。つーか、最初からこんな感じにしろよ!!ただ、このみそピーは先にも書いたようにマズくはない。個性が強い(似ている食べ物が思いつかない)分、イロイロな料理に応用が利くのかも。


 うん、この『みそピー漫画』はチャンピオンに載せて欲しいッス。かつてのチャンピオンは『レース鳩0777』を載せていたぐらいだし、唯一無二の存在になるでしょう。

気持ち良いラスト      さと『フラグタイム』

さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』
09 /27 2014

 野球マンガで宿命の相手との最後の勝負は直球がいい!!


 ハロルド作石先生の『ストッパー毒島』の最後の勝負は気持ちよかったな~。これが頭脳戦による三振だと、ここまで余韻は無かったんじゃないでしょうか?


 最終回はズバンと来るが良い!!


 
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 先日、チャンピオンタップ連載の さと先生の『フラグタイム』が終了しましたが、これが本当に気持ち良いラストです!!やっぱりこういうキレイに終わる作品はいいな~。


 で、ここで注目なのがやたらと風呂敷広げた訳でもなく、変な要素で読者の関心を煽り立てた訳でもなく、ひたすらに直球な展開が続いて、ラスト前で『まだ、速いの来た!?』と思わせて最後にスゲー速いの来た!!というビックリ感!!いや、気持ち良い空振り感を味わえました。


 前作の『りびんぐでっど!』はギャグで、ショットガン的な攻撃をしてきましたが、こちらの『フラグタイム』はストレートですね。さと先生の作品は他にも『いわせてみてえもんだ』と『美大道』を読みましたが、そのどれもが違った味わいがあるのも興味深い。


 マンガ家さんの作品……ことに代表作なんてできるとイメージが定着するのもありますが、幅広い作風というのもスキルのひとつだ。チャンピオンで言うならば、渡辺航先生の作風は広いし、昔なら横山光輝先生はとても広い。


 そして、この作品は二巻で完結する(発売予定になってます)。この長さは丁度良い。長編マンガもいいが、短編・中篇(個人的には5~10巻ぐらい)のマンガも出版社さんはもうちょっと注目してほしいと思ったり。


 『フラグタイム』はWeb連載でしたが、作品のバランスが個人的に丁度良く、気持ち良く終わったのでとても好きな作品です。単行本が出たら最後にもう一回書くと思います。

変わるもの変わらないモノ      さと『フラグタイム』

さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』
03 /18 2014


 昔、ブックオフが台頭する前に古本屋発掘をよくやってました。あの宝探し感はメッチャ楽しい!!『のらくろ』なんかも手に入れて読みましたが、現代視点でスサマジイものがあります。



 ただ『のらくろ』がリアル劇画タッチの絵だったら確実に今のマンガも在り方が変わってたと思います。常に流動的なのがマンガの進化。



 基本的にはマンガというのは読むスキルが要らないのがいいんだな~。コイツは『のらくろ』時代からの不変なもので、あの時代にマンガ描いてた方々が残した最大の功績だと思います。




 
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 …というコトで先日単行本が発売された『フラグタイム』です。前作の『りびんぐでっど!』がグロキュート+ラブコメでしたが今回はエラい違いだな~なんて感じてました。頭身からして違うのは珍しいんじゃないでしょうか?また、主人公・美鈴の抱えるモノはなかなかに繊細で、前作の主人公・もなこ……いや、もなこだけでなく他のキャラクターもカラッとしていてアクティブだったりする。




 が、この『フラグタイム』も分かりやすい(読みやすい)というのは外せない。ブレが無いんですよね。時間を止める主人公+百合というアッピールポイントはハッキリしてます。『のらくろ』時代にはまさかに無いジャンルになりますが、これまでさと先生のマンガを読んでイロイロ描くな~とは思うものの共通してるのが『スンナリ読みやすい』ですね。




 また百合という題材ですが、格別にヘヴィという訳でもありません。作品としては美鈴のモノローグは多いけど、対する村上さんは一切無いのも面白い。読者にとっては美鈴同様に村上さんは『ミステリアスな存在』になってます。ここからどういう展開になるかは興味津々です。



 しかし、Web連載からの単行本化ですが、本当にのらくろ時代からは考えられないなあ…。




 
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 ついでに『いわせてみてえもんだ』です。これは全一巻で読んだ~という気持ちになるコトうけあいの一冊です。個人的に一巻完結で面白いマンガってもっと出て欲しいんですよね……。古くは『11人いる!』とか、たがみよしひさ先生の短編の数々……。比較的最近では湖西先生の『ソーダ屋』シリーズなんかも面白いです。



 こちらは冴えない高校生が疑似恋愛の対象になってしまうというもので……このヒロインがなかなか主人公をかき乱して結構ワガママなんですが、それが良いという不思議な作品です。

関心ある?関心ない?    さと『フラグタイム』

さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』
03 /07 2014

 行動する時に『他人を意識する』というのはあるらしい……。



 らしい……と書いたのは、自分はそういうコトに関心が無いというか欠如しているらしい。行動は『自分の為』というのが前提なんで体裁は気にしないらしい。失敗したらしたで『自分の範囲だから、まあいいか……』で済ませてしまうぐらいに雑な精神構造だ。



 しかし、人は人無しでは生きていけない。このブログも『自分の為』というのはあるのですが、見てるひとが居なかったらやらないに決まっている。




 
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 …というコトで久々にチャンピオン本誌掲載となりました さと先生の『フラグタイム』ですが、単行本感想は後々で……。今回はチャンピオン本誌のアッピールマンガの方で。短いページ数ですが、おおむねこのような内容かつパンツマンガなので、対人関係にイロイロ思うところがある方と死因はパンツをノドに詰まらせて窒息になりそうな方は特に楽しめるのではないでしょうか?



 この作品の内容的にはあまり関係無いコトなんですが、主人公・森谷美鈴のスカート丈って他のクラスメートより若干長めなトコロに『こだわり』が感じられるなあ……。そう言えば『りびんぐでっど!』と同時期に連載されていた『ましのの』もスカートのチェック柄トーンもやたら手間かけて貼られていました。



 別に作品展開に影響は無いし、スカート丈で人気の変動は短くなる以外では無いと思いますが、ちょっとしたサインなんだろう。自分も少しは人の目を気にしろ……とちょっと戒められる気分でした。




 ちなみにチャンピオン誌に載った今回のエピソードは、本日発売の単行本に収録されてますので安心して(?)購入されたし。

ネット配信マンガ、イロイロ       さと『フラグタイム』

さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』
08 /21 2013

 これはもう『習性』みたいな話なんだろうけど、生粋です。なにしろ生まれて初めての言葉が『ゴレンジャー!!』だったそうなので、これはもう生まれながらにして呪われた子供というヤツだろう。誰が教えるでなく、オタクの道を自ら行ってしまった。



 が、小学生低学年の時にマンガにはまってしまい、暇さえあればマンガを読む……そんな子供でした。見かねた親がマンガを没収してしまい、マンガを購読するのが許されるようになるまで小学生高学年まで待たねばならぬ……。姉もとばっちりで没収されたのだが、その後の姉は見事にマンガを買わずに今までいる。たまに買ったかもしれぬがせいぜい雑誌数冊だろうし、そもそも単行本など無い。



 逆に自分はこの経験があるから、異常にマンガに執着するし、マンガ芸術文化論みたいのが大嫌いだったりする。『読めばバカになる』というのは真っ当なコトで、ならバカでいい!!みたいな。こうして俺はマンガバカのまま今に至る。



 しかし、ネットというのが登場したが、コイツは俺が生きている中で間違いなく『最高の道具』であろう。



 ネットが無ければ、マンガブログなどできずにそこらに居るマンガ好きのクソオタクであるコトには違いないし、そしてマンガの方はネット配信マンガ…という可能性を打ち出してきた。




 
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 ネット配信マンガの可能性はどうなのだろう?と考える。何しろタダで公開しているのであるが。今のトコロどの出版社も模索状態ではなかろうか?メリットとデメリットもある。



 マンガ雑誌の最大のメリットと言えば、目当てのマンガを読もうとパラパラめくったら、数コマ目にして『何か面白そうだぞ』という読み始めるキッカケがあるコトだろう。出版社は人気作の周辺に売り出したいマンガを配置できる。ところがネット配信マンガはそういかない…。事実、チャンピオンタップ!で読んでいるのって『フラグタイム』と『息子の嫁』だけだったり…。しかも、ガンガンジョーカーの『ヤンデレ彼女』を読んでなかったら、忍先生の作品読まなかったかもしれないし……。



 あと、一回一回の『密度』とか『読んだ感』とか真剣勝負度は雑誌以上ですね。よく聞く話ですが、つまらないけど買い続けているマンガというは存在する。それまでに長々単行本を買ってしまったが為に、やめられなくなったケースだ。ところがネット配信マンガは月イチメインみたいだし、かなり厳しい。だって、単行本10冊続くバトルも週刊なら一年半ですが、ネット配信なら10年とかになってしまう……。途中でダレれば単行本も遠のく。



 
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 この『青春フォーゲット!』はネット配信で四巻で終了した作品なんてすが、とにかく構成か見事な作品でした。個人的に五巻以内できれいにまとまる作品って、もっと増えて欲しいのですが、これはかなり理想だ。ネット配信のメリットを活かした作品。



 さて、前置きが長くなったのですが、今回のさと先生の『フラグタイム』は前作『りびんぐでっど!』とかなり異なる作品である。共通しているのは主人公がショートカットなコトぐらいか?


 導入から面白かった本作品ですが、四話目になった今回は主人公に心理変化が出てきたのをキッチリ描かれている。こ、これが百合っちゅうもんか…という感じで。今までは誰にも干渉されたくないだったのですが、今回はいよいよ自分だけのものにしたい!!という自我に気づいてしまった模様です。また、村上さんが何考えているか分からない不気味さもグゥ!!何か全てを知っているような達観したようであり、何も知らない無垢な子供のようでもある。



 ここからどういう展開を見せるか全く見当もつかない。怖いのは勘弁してほしい…と思いつつ、怖いのも見てみたい…という両方の自分がいる。これはマンガを楽しむにはいい状態に誘導されている。



 そして、この『フラグタイム』は前述したネット配信のメリットを活かして次回もダレるコトなくザワつくストーリーを提供してくれるだろう。



 でもって、マンガブログやっている身としてもネット配信マンガというのは紹介しやすい側面もあったり、どうやって記事にしていいかという手探りの面白さもあるのだ。



 とりあえず、興味を持たれた方はコチラで確認されてください。



意外に退屈かも?        さと『フラグタイム』

さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』
07 /23 2013
 昔、ファミコンで『無敵モード』というのが流行った。デバック作業するのに有効だから各メーカー入れていたのだが、情報が流出するらしい…。当時はデータを改修するのが面倒くさかったみたいで。


 で、この無敵モードは最初は面白いのだが、次第につまらなくなる。で、今度はマトモにプレイしても面白さが失われる。永遠に。楽しかったあのゲームが楽しくなくなる。



 ズルは怖い。


 ズルの何が怖いかって、『じゃあ、真っ当にやるか』と本人は思っても、二度と真っ当にな戻れないコト。そういう代償が与えられる。別に人道的なモラルとかそういうコトを言いたいんじゃなくて、これからも楽しくやりたいなら止めた方がいい…というコト。そのズルが大きければ大きいほど効いてくるように思う。



 
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 チャンピオンで『りびんぐでっど!』を連載していた、さと先生の新作が今度はチャンピオンタップ!で月イチ読めるようになりました。いや、マンガブログの立場としては多くの方に読んでもらいたいのでネット無料配信のマンガはオススメしやすい。あと、ちょっと冒険した作品もアリだ。今回もまた前作『りびんぐでっど!』とは違う試みが多く盛り込まれている。タイトルは……『フラグタイム』という。




 先日発売された、田川ミ先生の『ちちこぐさ』の単行本はこういうマンガを待っていた方は結構居るという感じに即重版がかかった。一巻完結の予定が今後も続投されるカタチになったのは嬉しい。『私がモテないのはどう考えてもお前らがわるい。』は単行本がヒットして、現在アニメが放映中だ。雑誌と違って結構思い切ったコトができるという長所はネットマンガにはあるかもしれない。逆に、ネット配信は構造上の問題点もイロイロあるのだが。


 新しい分野を手放しに絶賛するのは危険ですが、ネット配信の可能性はヒシヒシ感じます。





 さて、この『フラグタイム』ですが、実はさと先生の作品は幅が広い。四コマで美大の予備校に通う『美大道』、冴えない少年とオタク少女の付き合うまでを描いた『いわせてみてえもんだ』、ギャグとラブコメの『りびんぐでっど!』と球種が大きく異なる。今回はどうもSFと女の子同士のドラマになるのだろうか?



 ちなみにグレートな藤子F不二雄先生に倣い、日本のマンガにおけるSFというのは『少し不思議』という認識が絶対である!!そう、コーラを飲んだら絶対というぐらいに絶対なんじゃー!!



 そんな訳でこのマンガの主人公・美鈴は1日三分感だけ自分の意志で時間を止められる…というツカみから作品は始まります。ディオの世界(ワールド)が五秒ですから36倍ゴイス!!で、承太郎が1~2秒そこで動ける脅威でしたが、問題の村上さんはなぜかその三分間を関係なく動けます(時間は停止できない)。



 ここら辺は作品を読んでいただいて感じていただきたいのですが、美鈴は対人関係の煩わしさからこの力を得たのだろうか?そして、その停止した時間の中で村上に興味を持ったから彼女は動き出したのだろうか?ここら辺はおいおい作品を追っていくとして、まず分かりやすいという作品の始まりは面白い。


 『あなたならどうしますか?』という始まりですが、確かに誰もが時間を止めたらを考えるものだろう。しかし、その直後に『この作品らしさ』のアンサーが待っている。



 停止した時間の中で人間観察というもの。



 時間を止める…というのはズルではある。最初は面白くとも、多分スグ飽きる。そして、美鈴は『自分は臆病ものだから』という理由でズルはしてなかったみたいだ。ここら辺が今後の大きなカギになりそうな気がする。



 それにしても『りびんぐでっど!』とのギャップが激しい本作ですが、どちらもさと先生の魅力ある世界なのだ。月イチの楽しみとして当ブログとしても楽しみです。



 そう言えば、ガキの頃に読んだ小学館に『宇宙人から時間を10分もらう少年』読み物があったけど、なんかそれを思い出した。神に等しい力を得ても、結局その少年も人としてその10分を使ってしまったんだよな…。なんか思い出した。

メキメキ強くなっていくのを実感する!!(空手バカ一代風に)   さと『りびんぐでっど!』

さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』
09 /18 2012
 出版不況などと言われていて、実際マジでそう思う。いや、日本そのものに元気が無いのだが……。自分が子供の頃はマンガというのは特別とも言えた。皆、熱心に読んでいた。したり顔で『娯楽の多様化』と言うのは嫌なんだけど、やっぱりここら辺は大きいと思う。


 昔は看板作品があると、そのマンガ雑誌も売れて、そこから別のマンガの牽引にもなった。が、今はそういうヒット作がマンガ雑誌の部数を伸ばす程のコトは無いのだろう。売れたマンガが載っているからと言って、雑誌の売り上げまで火がつくとか聞かない(あるかもだけど)。



 しかし、やはり『好きなマンガ雑誌』というのはあるとマンガ生活は充実する……。やっぱりリアルタイムの最先端を毎週読めるのは楽しいのです。



 
りびんぐでっど! 4 (少年チャンピオン・コミックス)りびんぐでっど! 4 (少年チャンピオン・コミックス)
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 この、さと先生の『りびんぐでっど!』は最初は短期集中でなんだかいつの間にか連載になった作品だったり。正直、最初の印象はあんまり良く無かったし、また連載が決まった時も『話が限定されるから、いっそ全くの新作のが…』と思ったものです。



 しかし、不思議なもので連載を追うゴトに好きになっていった作品でした!!


 なんか、作品が回を追うゴトに進化成長しているのがすごく感じられた。丁度その頃は『ましのの』も合わせて連載されてました、俺は『平成のお笑いマンガ道場(鈴木・富永先生的な)』の相乗効果みたいにミックスアップしているのが毎週楽しみでした。



 でもって、最終的にはさと先生の味わいというのがエラく出ていました。セリフの珍センスやら、散弾銃型ギャグですが怒涛の連打を浴びせるというタイプのギャグマンガでしたね……。三巻以降はスタイルが定着して抜群の安定感がありました。



 また、ヒロインのかわいさ…というのがとても大きかったですね。よくよく考えるともなこはかなり手はかかるし、けっこう面倒くさい性格してますが、ここは地味に青山くんが支えていたな……。ライバルであるアンリも魅力的で積極的なムッツリーニという斬新さがありました。



 ……でも、とにかく紫野あいすが一番お気に入りのヒロインでした。自分でもその理由がイマイチ分からないのですが、好きなコトに対して凄まじい熱量を持っているキャラだったせいなんかな?アンリと違って対人関係が苦手なオタク気質ではあったなあ……。割と天才肌のアンリに対して、無才が故に熱意がこもっているキャラでした。このコは何かのキッカケさえつかめればうまくいきそうなんで『自分はソコが読みたかった』のかもしんない。実質的に最終の四巻だけだったのが残念です……。



 さて、この最終巻ですがオマケがかなり充実しております。特にキャラ設定の裏話は面白かったですね。あのキャラとこのキャラがいとこ同士でいがみあうエピソードも考えられていたのか……。それはかなり読みたかったなあ……。



 何はともあれ、さと先生の次回作もぜひともチャンピオンで描いてほしいものです。

超! 俺! 得!             さと『りびんぐでっど!』

さと『りびんぐでっど!』『フラグタイム』
08 /17 2012
 …連載終了してしばらくですが、『りびんぐでっど!』最終四巻の表紙が出来てます!!




 
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 やっぱり、さと先生のカラーはとても魅力的なんですよね……。こう、チャンピオン読者でない人が手にとって読みたくなるような。チャンピオンには貴重なタイプの表紙なんですよよよよ。



 ところでまさかの紫野あいす表紙ゲット!!俺、歓喜!!



 いいか、最終巻が出るまでが連載だかんな!!



 この作品を楽しみにしてた人はぜひともゲットしよう!!