ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』 - 豚か狼か

レポート発表会          ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
09 /19 2017


 日本人は議論慣れしてない


 ……というのは昔から言われてきたコトであるけど、これはこれで国民性という気もする。『上に従う』という感覚が根付いてしまっているからなんじゃないと考えてます。ただ、これも良し悪しで『上の考え方がキチンとしている』という前提があれば、これは良質の国民性でもあると思います。


 で、考えるに『病巣はココじゃない』と感じる。


 議論に於いて『どっちが上下か?』という問題の解決でなく、『醜い力関係の主張』になっているというコト。ネットが普及して強く感じるのであるが、日本人は『上に従う』という国民性を持ちながら、自己顕示欲が強いという習性も持ち合わせているんですよね。これがうまく処理仕切れてない。


 人の話を聞き、良い方向にみんなで進む


 …という『習慣化』は大事なコトです。



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 というコトで今回の『ふたりでひとりぐらし、』はそらチャンのレポート発表会がメインでかかれてます。


 このそらチャン、前回はスマホ課金に沼るという闇堕ちを果たしましたが、本来的には明るく素直な良い子です。が、その分、真面目で踏み出す度胸がいささか頼りないコでもある(初登場時参照)。


 読んでて感じたのが『そういうコ程、レポート発表会はやらせた方がいいな』というコト。ここら辺は ざら先生らしく、ユーモアに富んだ解決方法に導いてますが、『議論慣れ』は必要だというコト。その為に『良い環境』や『理解ある人の前でやる』というコトの重要性を感じました。


 

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 そういう意味ではこのコマはやたら風刺が効いているという気も……。


 そして、俺も俺でマンガブログというのは『マンガレポート発表会』とも言える訳でねここまで続けられたのは閲覧者の方々の理解やら許容に支えられているトコロは大きいですね……。



 そう言えば上記画像でアレですが、今回の『平均時間は16.4秒』というセリフ、『平均時間は16.4分』の間違いですよね…?これだとモンハン喰いになってしまう……。

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飲酒イベント!!            ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
08 /15 2017


 20歳になって許されるものは『酒』と『タバコ』なんですが、どちらも嗜好品であるけど決定的な違いがあるな~と感じます。


 まあ、ここ最近はタバコの迫害がいよいよキチガイレベルに到達した感がありますよね。自宅でも吸ってはいけない動きは異常。酒などの害……例えば飲酒運転が元で何人も死んだり、その家族・親族を苦しめているのも看過できないじゃん。さらに言えば『クルマがあるから交通事故死亡者が出る。クルマを無くせ』にはならんでしょ。もちろん嫌煙派の言い分もあるし、吸殻散らかしたり嫌いな人の前で吸うのは人としてヤバイよなとは思うけど、嫌煙派の一部のそれは『それ以上にヤバイ』という気が。個人的には酒のがイロイロとヤバイ気がするんだけどな…。


 そういうコトで、どういう訳か『酒に対してはだいたいの人が寛容』というのがある。そして、決定的な違いは『だいたいの人が20歳になったら、とりあえず酒を飲んでみる』というのを経験する。もちろん『合わない』とする方も多く居るけど、タバコはそうはいかない。もう一度書きますが、酒に対しては寛容なんです。




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 というコトで今回の『ふたりでひとりぐらし、』は初めての酒というイベントが盛り込まれてます。



 しかしさあ…



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 お通しとか

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 粋とか

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 謎の作法とか



 …酒というのは『つくづくおかしな世界』だと思います。


 ちょこちょこ書いてますが、自分は『仕事上の酒』ってだいたいイヤなんですよ。『酒パワーで距離感縮める』という考え方と、それに『酒の席だからと甘えてくる人』が気持ち悪い。もちろんそれがいいという人も居るけど、俺は馴染まない。俺にとっては『一緒に飲みたいですね』というのはその時点で好感度が高い人…というコトになる。飲みニケーションなんて言葉で押し通されますが、まだまだ日本人はそういうのド下手くそなんじゃないかと。酒を同調圧力の道具に使っているようではね…(オメーが言うなという気もするけど)。



 で、今回の『ふたりでひとりぐらし、』で感心したのが、好奇心が後押ししているというのもあるけど『イベントとしての下調べ』で飲酒をしているコト。ちゃんとオチに反映されているし、サンゴ先生も『こういうトコロはキチッと大人』なんですよね。『酒の席だから…』に逃げてない。



 そう言えば


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 実は『無印は全巻初版で持ってます!!』というジョジョファンだったりしますが、初めてジャンプで読んだのが第三話『愛しのエリナ』の回だったので、このラストシーンにメチャクチャ混乱したとを覚えてます。その混乱っぷりが妙に快感で……ね。俺にとってのマンガは酒みたいなもんだな。重度のアル中だ。



 余談だけど、単行本二巻の時にサイン本販売あったみたいだけど、宇都宮という立地はこういうのにだいたい絡まないのがツライ……。なんとかしてくれまんがの殿堂・芳文社!!





今一度、勉強          ざら『ふたりでひとりぐらし、』 

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
07 /18 2017


 勉強、もっとやっておけば良かったかな…


 とたまに思う。いや、別に良い成績から良い学校に入って良い就職先につく…ということが出来なかったコトへの後悔ではない。これに関しては『全くどうでもいい』という程度には現状に不満が無いし。勉強と『もっと向き合えば良かったな』という意味で。ただ、マジで俺はバカなので、そもそもに『授業が理解できない』とか『勉強のやり方が分からない』というレベルである。


 ただ、今やっているマンガブログに関しては全くの独学である。文章の書き方とかそういうのが同様に理解できないのだ。だけど、自分なりの方法でいいから勉強と向き合っても良かったかな~と思う。ただ、コレに関しては『良い学校に行く』という目的では無いから、いずれ実行できるといいな~と。




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 さて、単行本二巻ももうすぐ発売の『ふたりでひとりぐらし、』ですが、今回のお題は『スグミ、ゼミを探す』の巻でして、彼女の駄目さ過去最高回だったり。目的と手段が見事に入れ替わっております。


 学びたいコトがあるが本来なんですが、留年しない為にどこかのゼミに潜り込まないと…という状態。ただ、これはマンガでありますが『問題提起』でもあります。学びたいもの学ぶとか、学んで教養を得るとか、人間性の向上とかそういうのが『勉強の目的』だと思うのですが、ここら辺は『贅沢な悩み』というヤツなのだろう。


 俺にとっての学校とかって、なんかザクが襲撃してきたので、仕方なくガンダムに乗ったみたいなトコロがあって、まあイヤイヤなんですよね。ただ、そのイヤイヤの中って実はキチンと意味もある。とりあえず義務教育受けておけば『あらゆるコトに対応できる』というのを歳をとって実感した。


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 今はこんな感じのスグミですが、彼女もまた歳をとったら実感すると思いますね~。


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 細かいトコロですが、キャラ紹介がキチンと更新されているのがグゥ!!こういうのがキチンとできる担当さんはいいな~。





距離感と尊敬②            ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
06 /21 2017


 マンガなどのフィクションの永遠の課題!!


 『作家の人間性と作品の関連性はあるか?』



 …というヤツ。先に言うと自分は『おおいにある』と思っている派。ただ良いも悪いも受け手の問題でしょ。先にそういう事件があったけど、なんだかな~という気がします。その理屈で言ったら包丁作っているヤツが悪人ではないか。



 さておいて、『対人関係の距離感』とか『人との接し方』というのは作家の人柄が出ると思うんですよね。どうでしょ?



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 以前の記事でも書きましたが、ざら先生はその対人関係が自分の好みに近いような…気がする。そこらがあって、自分は、ざら先生の作品好きなのかもしんない。


 『尊敬をもって対等とする』


 …というのが自分は一番好ましい状態です。性別も年齢も生まれも身分も関係無くコレが一番いい。…なんだけど、どうもコレは変わったヤツの考え方らしく、イロイロと難儀だ。




 さて、今回の『ふたりでひとりぐらし、』は一年経過、というコトで新展開手前なんですが、その前に一仕事…というものです。その一仕事とは『ひきこもりのハルを大学に通わせる』というもの。トビラ絵が象徴的ですが、岩戸作戦なんだけど、オチとしては雨が降るまで雨乞いをするという……。


 注目はそこに行くまでのプロセスですね。ざら先生のマンガはきらら系の中でもトップクラスのプロセス重視だと思ってますが、特に今回は『人との距離感』というコトで注意深かったように感じます。



 だって、これって、『余計なおせっかい』だから。だけど、人って『自分にとって大事な人は放っておけない』というのはあるんじゃないでしょうか?SNSのクソリプに『アナタは今、ごちそうを食べてますが、アフリカには食べられないで死んでいく子供がたくさんいるんですよ』系がある。そういう人はそういう距離感なのだろう。俺は知らん。俺は自分にとって大事な人が気になるだけです。おそらく今後も。


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 俺も みなもの言ったその言葉に賛成です。今回は『リアル対空想』の側面もありますが、自分のリアルの距離感はコレです。それがたとえおせっかいであっても、自己満足であっても……やっぱり自分は関わってしまった人々で自分が好きなヤツ(ライク的な意味合いで)なら、縮めたいんです。


 しかし、この新展開は驚いたな~。一年スッ飛ばしというコトでハタチイベントが描かれるのかな?ハタチになれば飲酒・喫煙・シンナーが合法化されるもんな~。


 

自分は大丈夫…な訳ないじゃん            ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
04 /25 2017



 自分は大丈夫…というのを信じないようにしております。


 『初代ウルトラマン』の『故郷は地球』でイデ隊員が言うんですよね。『俺たちだって、いつジャミラみたいになるか分からないんだぞ!!』って。この世のあらゆる出来事は延長線上にあるって。



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 さて、今回の『ふたりでひとりぐらし、』は ざら先生が得意とする社会風刺です。つーか、ざら先生の実体験フィードバックしまくりというのがなんとも恐ろしいぜ……。


 さておいて


 俺が『艦これ』に手を出したのが一年前だったりする。『かからない』というのは聞いていたが、誰かが俺を陥れようとしているというコトで、興味はありつつも遠巻きに『大丈夫か?』と疑っていた。なので始めた時は『今更?』と言われたりもした。ちなみにアニメも観てたけどプレイから遠ざかり、小池一夫先生が面白そうにツイートしているのが後押しになってたりする。


 


俺が欲しくて仕方ない夕雲型!!長波をゲット……だと!?ぎぎぎぎぎ…うまらやしい!!俺も5-4掘りしてるのに!!



 …とまあ、そんな感じに楽しめればいいけど、それが度を越えちゃうとマズイ…というのか今回のお話です。


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 作品中、もっともマトモどころか良い子なそらチャンがスマホゲームを始めて



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 課金中毒になる…という(汗)。



 ここで重要なのは『自分はそうならない』というのが大きな間違い…というコト。このテの遊びは足抜けが『治療レベル』というコト。脳内麻薬をうまく出るようにして、癖になるようにしてますよね。そういうの専門の人が作っているのだから。


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 『ウチは大きい』でどちらかと言えば『そうじゃない側の視点』で描いてた、ざら先生が『そうなった側の視点』で描いているというのはオッソロシイ話で。


 で、ここからが重要というか自分として書きたいコトなんてずが、例えば『オレオレ詐欺に引っかかる老人ってバカなの?』みたいな意見に対して俺は『そうは思わない』というコト。おそらく『俺も簡単にハメられる』というコト。なぜなら『それを得意としてやっているヤツ等がハメようとしてくるから』だ。それ専門を甘く見てはいけない。



 ただ、今回は話のオチとして『こういう感じにして欲しい』という落とし処を提示しているのも、やっぱりざら先生の作品です。そういうコト書いている自分ですが、『艦これ』には課金させてもらってますもん。現在5千円也。これが、500円で『運営できないからやめます』も困るし、5万円だと『さすがに使いすぎ』という気持ちになる。やっぱり適度な金額は払いたいトコロではあります(作中で描かれた金額がベストなんじゃないかな?)。酒だってアル中にはなりたくないけど、だからと言ってたまには飲みたいしね。適度な関係…というのを描きたかったんだと思いますよ。


 本当は娯楽に対して、そういう警戒心抱かないようなのが理想なんですがね。



そっちじゃねー!!           ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
03 /22 2017


 一時期テレビでは『ドケチ自慢』とか『節約術』とかやったら放映してたような気がするが、最近はあんまりやんなくなったのかな?テレビはあんまり観てないから分からんのだけど。


 ただ、このテのヤツは『???』となるものが多い。


 ガソリン高騰時に一円でも安いスタンドを探して彷徨っているの放映してたのはさすがにバカなんじゃないだろうか?と思ったものです。あんまり人に対してバカというのはどうかと思うのですが、それを踏まえた上で。が、節約に捉われて本末転倒というのはよく聞きますよね……。


 結論からすると『節約はほどほど程度で』ぐらいが一番効率良いような気がするんですがどうでしょう?



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 今回の『ふたりでひとりぐらし、』はみなもの電気代節約大作戦……というノリでしたが、まあ結果はおして知るべしと言ったトコロでしょう。


 ただ、今回のエピソードは『古典のニオイ』がそこはかとなく漂う。自分の世代で言うと『6時50分からの藤子不二雄アニメ』みたいな。昔の『ドラえもん』は月~金の10分放映していたのよ。今のニチアサが30分の再放送枠でした。


 まあ、何かしようと発奮するも不発……というのをコメディ色強めに描く感じで。が、ここはさすがにざら先生で、やはり一筋縄でいかない工夫がこらされてます。


 そもそもに、みなもというキャラは『親しい人にはおせっかいになってしまう』というフシがある。純粋に良い人なんですよね。だから過剰とも言える今回でも微笑ましい。そして、ハルくんは『一見ぶっきらぼうで他人に対して無関心』という感じですが、実はかなり親切な人でもあるんです。それは『関わった人』に対して静かに発揮される。みなもとハルは対照的のようでいてどこか似ている。そんなキャラの深みを感じるエピソードでした。



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 やっぱり、今回印象深いカットはこれなんですが、テクニック的にも興味深い。


 小さなフキダシ+手書き文字という組み合わせだ。これは、きらら系では『ありそうであんまり無い表現』であり、うろたえるコトとは無縁なみなもが見せた珍しいシーンですね。


距離感と尊敬           ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
02 /22 2017
 マンガとかアニメのフィクションで結構気にするのが『対人の距離感』だ。最近の作品だと『ポッピンQ』が良かったですね。呼び方が変化したり、さん付けのコとか呼び捨てのコとか様々だったし。


 そもそもにオタクとDQNというのは『水と油』であって、DQN特有の馴れ馴れしさとかやめてほしい訳で。で、そういうフィクションは俺もダメなんですよ。


 『そういうものだ』という前置きがあるのはもちろんなんですが、エロゲーなどが顕著で『ヒロインに対してやたら馴れ馴れしい主人公』とかイヤですよね。親しみやすさと馴れ馴れしさは全くの別物です。


 で、そういう『対人関係の変化』がマンガでは好きなんですよね~。



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 ざら先生の作品はここら辺がとても念入りだ。一通りの作品読んだと思うんですが、最初はキチンと最初の付き合い方なんですが、時間の経過と共に変化していくのが楽しい。


 さて、今回の『ふたりでひとりぐらし、』はスグミの正月帰郷となっており、妹・摘実が登場しておりります。



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 今回のみなもは4ページ目からの登場なのですが、妹・摘実が即陥落しているのが笑える。なぜ自分が笑ったかと言えば『おかしくて』でなく『微笑ましい』という意味で。そもそもに摘実は学業はどうだか分からないけど『賢いコ』に感じます。おそらく、みなもとスグミの二人から出ている空気を察したのでしょう。


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 なので


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 今回は

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 いちいち回りくどい説明抜きに『みなもとスグミの距離感』が見事に描かれてます。



 ただ、これはもちろん連載開始時であったならば『???』な訳で、時間の経過と共に今の位置になったなあ…と。で、ここが大事なんですが『馴れ馴れしさ』と『親しみやすさ』の明確な違いって『相手に対する尊敬』だと思います。個人的に『尊敬』というの『自然と湧いてくるもの』と考えているトコロがあって、それが無いヤツにな対しては『別にいいや』で済ませてます(社会人としてどうよ?)。特に『俺は〇〇なんだから尊敬しろ!!』みたいな強要型のヤツはアタマが悪いんで近寄らないで欲しいとか思っちゃうし(最悪だ)。



 ざら先生がどういう考えて描いているか分かりませんが、自分はスグミとみなもの間には『尊敬』はあると思います。ガチガチにかしこまっているのが尊敬じゃないんですよね。馴れ馴れしさもまた違う。個人的に人間関係は『尊敬をもって対等とする』が一番いいんだよな~。俺の考え方は一般的じゃないんかな?


THE芳文社             ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
01 /18 2017


 出版社のカラーというのはありますね~。横山了一・加藤マユミ先生の『飯田橋のふたばちゃん』なるマンガもありましたが。


 自分は秋田書店と芳文社比率高めです。さて、芳文社と言えば『きらら系』というコトになりますが、きらら系が好きな人はまず読まないであろう『週刊漫画TIMES』という雑誌もある。で、気付いたけど


 芳文社は食い物マンガが好き


 …というコト。『信長のシェフ』とかよくよく考えると戦国時代にタイムスリップした料理人という設定だけでもたいそう狂っていると感じます(誉めてます)。


 そして、きらら系と言えば『カワイイ女の子がキャッキャッウフフ』というイメージが強いが、それよりはなんか食べているシーンが多いような。これを読まれている方で、きらら系作家を目指している人も居るかもしれない。カワイイヒロインというのも大事であるが、旨そうな食い物を描くのも必須だぜッ!!



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 …そして、ざら先生ですが歴代作で最も食事比率高めになってしまったのが『ふたりでひとりぐらし、』だったりする。朱に交われば修羅シュシュシュとばかりに。


 そして、今回はクリスマスサンタネタなんですが


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 あれ…?


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 やたら食い物ネタが投入されている……?



 …と言っても、ざら先生の食べ物って『旨そう』なんですよね~。年々おいしそうになっている。やはり長年芳文社で描いていると自然にそうなってしまうのだろうか?


 まして、『ふたりでひとりぐらし、』に至っては『調理シーンもやたら多い』といううのが面白い。気が付けば『〆切ごはん』に迫る勢いで。これはやっぱりスグミというキャラの存在が大きいんですが、開始当初はこんな感じになるとは思わなかった。やっぱり、マンガは生き物なんですね…。



 こうなってくると、ざら先生の食い物マンガも読みたくなってくる。やはり芳文社だしね。出版社のカラーというのは思いもかけないところで染まるのだろう。



表情         ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
12 /22 2016


 マンガが実写と大きく違うのは『落差』じゃないかな?


 現実の人間はシーンによってあんなに表情が変わらないし、そもそも基本目がデカいから居たらリトルグレイになってしまう。それが『マンガの分かりやすさ伝わりやすさ』でもあるんですが。


 なので、マンガは『表情』はとても大切だ。例えば『泣く』にしたって、嬉しいとか我慢してたらこぼれたとか号泣とかイロイロある。キャラの気持ちになりきって描かないとうまくいかないだろう。



 反面、反面として『それを逆手に取った』というキャラ立てもあったりする。いわゆる『無表情キャラ』というヤツ。表情が変わらないのにおかしなコトばかり起きて、そのギャップの面白さでキャラを立てるのだ。



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 今回の『ふたりでひとりぐらし、』はスグミが風邪をひいてダウン!!心配になったみなもは看病しますが…というものでした。で、ハタと気づくんだけど



 みなもは表情が繊細だ


 …というコト。みなもというキャラはアップダウンの幅が狭い。大きな事件があってもうろたえるコトは無さそう…そんなキャラだ。が、だからと言って『無表情キャラ』という訳では無い。


 今回はそのみなもというキャラがとても立っている。本人としてはスグミがダウンして『実はかなり心配』なんですが、いつものみなもらしく『常に微笑をたたえている』というコト。ここからキャラの微妙な感情を『読む』というマンガならではの面白さが滲み出ている。


 マンガ入門書の論法に従えば『キャラクターの表情は思いっきり炸裂させて読者を魅了しよう』というコトになるし、それを逆手に取るのが『無表情キャラ』であった。が、今回の『ふたりでひとりぐらし、』を読んで知った。



 みなもみたいな表情の描き方でキャラを立てるコトができる…と。


 いや、これももちろん『知識』として知ってはいた。知ってはいたが『理解』という域ではなかった。なんか『ガチッ』と音を立ててパーツが組み合わさったような感覚だ。やはりマンガは奥が深く知るのが楽しい。



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 感情オープンで意外に打たれ弱いサンゴ先生はみなもと反対ですが、これはこれでカワイイとも思います。




学祭……ただし家の中で                ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
11 /23 2016


 マンガ家の資質的なトコロでイロイロあるんですが、得意がかなり異なるのが面白いトコロだ。


 きらら系、と言っても本当に得意とするのが違う。華やかな引力を持つマンガ家さんもいいのですが、自分の好みとしては巧い方ですね。巧くてキャリアと共に確実に向上しているタイプのマンガが好きです。


 無印きららですと、巧い方が多い印象が。まず、荒井チェリー先生と湖西晶先生ですね。そして、三上小又先生だ。まだ一巻しか出してないけど『サクランボッチ』の悠理なゆた先生も『巧い』のベクトルに行きそうな気がする。若手の中では最も試行錯誤の感じられるマンガ家さんです。


 で、毎回記事にして毎回唸らせる巧さのあるマンガ家さんは、ざら先生ですね~。



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 今回の『ふたりでひとりぐらし、』は学祭というきらら系ではおなじみのシチュですが、家の中で模擬体験という微妙にずらして展開させているのが面白い。エロゲーにおけるパンツをずらして挿(以下検閲における削除)みたいな意外性で。



 ざら先生の作品の魅力は『構成』だと思います。先ほど『人それぞれ』と書きましたが、構成力がマンガ家評価を決定づけるのならば、ざら先生はきらら系のトップと言ってもいい。きらら系はいよいよ長いけど、前作『しかくいシカク』の第一話はその中でも衝撃的なものがありました。『機動戦士ガンダム』の第一話は完璧……という意見をよく耳にするケド、きらら系なら『しかくいシカク』の第一話だ。いまだにあれが僅か八ページで成立しているのが信じられない上に、クライマックスシーンでカメラを空高く放り投げる構成がすごすぎる。カメラマンガ=神経質・難しそうというイメージをブッ壊したしね~。


 いつもスゴい構成ですが、今回はかなり読み返した!!ホントにこの情報量をやっぱり八ページで収納している。しかもキツキツ感無しで!!冒頭と締めが対になっていて、これはもうパーペキである。



 巧いマンガというのは本当に魅力的です。自分はマンガというものの底なしの面白さが好きですが、この『巧いマンガ』というものこそアッピールしたいんですよね。マンガによって良い部分は本当に違うけど、巧い系マンガはツボるとマンガそのものがやめられなくなるから!!



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 前回はこんな記事書いたけど、やっぱ珊瑚先生に対してはみんな同じコト考えていたのね……。



宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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