マンガレビュー - 豚か狼か

どこまで本当なんだ!?           平松伸二『そしてボクは外道マンになる』

マンガレビュー
07 /03 2018



 『空手バカ一代』!!!!



 ……人生に確実に悪影響を与えたであろう、この作品が好きだ。この作品は実在の空手家・大山倍達の半生を取材した梶原一騎先生の原作であり、ノンフィクションであるコトが『ウリ』である。


 なので作中では『事実を描くことはフィクションを描くより遥かに難しい』とか、衝撃的なシーンでは『事実である!!』とかアオリ入れたりしているんです。



 が、このマンガはシレッと嘘が描いてあったりするのだ。が、同時に本当のコトも描かれていたりするからタチが悪い。『どこまで本当なんだ…?』と混乱するコト請け合いである。そして、これは『面白い技法だな』とも思う。この作品に感化されたバカクリエイターは数多く存在し、『無限のリヴァイアス』『コードギアス』で有名な谷口悟朗監督も『スクライド』では『空手バカ一代』みたいのやりたかったと正気を疑いたくなる発言をしている。




 そして『空手バカ一代』と『同様のニオイ』を感じさせるのが




 平松伸二先生の『そしてボクは外道マンになる』である!!



 物語は岡山の高校を卒業し、すでにマンガ賞を受賞している伸二青年は上京し



 
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 『アストロ球団』を連載している中島先生のトコへとアシスタントに!!



 もうね、もうこのシーンだけでアヘ顔ウレションです。そりゃ『アストロ球団』も『空手バカ一代』に匹敵する悪影響マンガだったりするので…。



 そんな中島先生も激務で入院し、代理原稿として伸二青年が指名されます……



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 テメー落とすんじゃねーぞ。落としたら殺すかんな~。


 みたいな脅しを受ける伸二青年!!なんつーか、このマンガ家マンガは一事が万事のバイオレンス路線だったりします。こんなに殺伐したマンガ家マンガは初めて読んだけど、マンガから悪影響を受けまくっている勇チャンはハアハアです……。



 死に物狂い(文字通り)に代原を完成させた伸二の前に、いよいよチャンスが訪れる!!



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 武論尊先生原作の『ドーベルマン刑事』!!



 はい!!またしてもビッグネームきました!!武論尊先生です!!もちろんこの方の作品にも悪影響を多大に受けております。が、この頃の武論尊先生はヒットに恵まれない時期でした。


 作中で『ドーベルマン刑事を続けていくうちに初めてモノになりそうな予感がした』みたいなコトが描かれてますが、これは武論尊先生の自著『下流の生きざま』でも同様のことが描かれていて『これは本当』だったりする。


 そして、そんなチャンスを前に、マンガ界の恐ろしさを実感し始めていた伸二は迷ってしまう。それを見た権藤編集は…



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 木刀を振り下ろすで第一話終了です。この第一話だけでどんだけ濃厚なんだよとか思いますよね。そりゃ、マンガ家マンガは大好物ですが、こんなに狂ったのはなかなか無い!!これは面白い!!最高だ!!



 ……ちなみに、その平松伸二先生の『ブラックエンジェルズ』も俺の人生に悪影響及ぼしているだよな……。なんだろう?この連鎖は……。




 メチャお気に入り作品なんで時間があったら続き書きたいです。



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こういうのでいいんだ。こういうので。               金田陽介『寄宿学校のジュリエット』

マンガレビュー
06 /20 2018



 チャンピオンの感想で『ラブコメ読みて~』みたいなコトよく書いてますが、『ラブコメを楽しみたい』って意味が近い気もする。気のせいかもしれないし、『それが好き』という方も居るのも分かりますが、ここ最近のチャンピオンのラブ絡みはまあハッキリ言って馴染めません。


 なんつーか、周囲が勝手に評価して都合良く惚れている感がある。そういう方向性なんかもしんないけど、俺は『ラブコメを楽しみたい』という気がする。



 そして、『ラブコメ』を楽しむというのは主人公が魅力的であるというコトになる。魅力的かどうかは作品世界のヒロインがベラベラと解説して『だからカッコイイ』なんてやっちゃいけない気がする。それは『楽しむ』では無い気がする。『コイツ…カッコイイな!!』と思える主人公こそが『ラブコメを楽しむ』だと思うんですよ。




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 祝アニメ化!!



 …いや、こういう作品に人気があるのは嬉しいし、同時に安心した。



 ヒロインたちがカワイイのはもちろんですが、やはりこの作品は主人公・露壬雄(ろみお)にある。ラブコメらしい事件が起きて解決する流れは王道ですが、それ以上に『露壬雄の男らしさ』が気持ち良い。小賢しい真似は一切せずに正面突破!!ラブも大事だけど、幼馴染へのライクも大事!!その為に彼はコブシを振るう事は多々あります。



 残念ながらチャンピオンのラブ絡みはコブシが足らない。



 やっぱ俺は口先の主人公よりコブシのが先に出ちゃう主人公のが好きで、そしてそれが俺の『ラブコメを楽しむ』なんですよね。


逃げ場②               高野裕也『魔物カフェ』

マンガレビュー
05 /09 2018

 マンガはいいな……と思える点として



 気に入らないヤツをブン殴るコトができるというのがある。これはガキの頃は感じなかったが、社会人になってとても痛感する。別に俺は腕っ節が強いとかじゃない。むしろ自信など無い。相手に反撃されて逆にやられるだろう。が、そうであっても『ブン殴りてぇ…』というのがある。



 が、現実はそれ以上に面倒くさい。まあ、間違いなく人生に影響が出る。なので人は『気にしたら負け』『そんなレベルの相手に腹を立てるコトは無い』『殴ったら負け』等々の言葉で納得させようとする。



 いや、そりゃ嘘だよ。嘘に決まってんじゃん。ムカつくものはムカつくし、そういう相手はブン殴りてぇのが当然だよ。



 だから、そんな言葉で処理したり納得したりするのは逆効果でしか無い。うまく処理する方法を見つけなくては







 ありました。



 高野裕也先生の作品は度々書いてますが『読むと確実に浄化される』ってのはあるな~。なんつーか、精神コンディションがよろしく無い時には特に。



 そうか、そうか。俺にはキチンとした『逃げ場』があるのではないか!!昨日は『先生!休ませてください!』でも逃げ場について書きましたが、『逃げ場』というのは『エネルギーを溜める場所』という意味だったのだ!!今更ながらに。



 この『魔物カフェ』はその点を実に見事に書いている。この『逃げ場』があるからこそ、主人公は頑張れるんですよね。むしろ人というのは逃げ場を用意した方がうまくいくんじゃないかとすら思える。



 改めてマンガは心の栄養だ。『そんなレベルの相手に腹を立てるコトは無い』は役立たず精神論だよな。うん。


逃げ場①              吉辺あくろ『先生!休ませてください!』

マンガレビュー
05 /08 2018

 最近は全体的な意識が変わってきましたが、やっぱり俺は『逃げるな』という言葉が嫌いである。


 もちろんケースパイケースであるし、例えば『コイツが逃げた為に他のヤツ等がエラい目に合う』みたいな責任放棄に関してはそうなんですが、だいたいの場合は『個人的』なのである。



 『その人の人生はその人のもの』


 『他人と自分は違う』


 …というのを理解すれば『逃げるな』という言葉は傲慢さを感じるのです。イロイロな選択肢があり、その中の『逃げる』を取り上げるのはやっぱり何か違うと思いますし、そもそも逃げようとしている本人自身が後ろめたさを感じているからです。




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 二巻が発売されてしばらく経ちましたが、今回は 吉辺あくろ先生の『先生!休ませてください!』です。



 以前もこの作品は記事にしてますが、今回はこの作品の『根っこ』について考えてみる。主人公・水野さなは重度のコミュ症で、学園生活において面倒ごとがあると、そそくさと保健室に逃げてしまう……というコメディだ。作品の構造上でもあるが、これがもう普段になっている。



 最近になってこれには『ハッ』とさせられるものがある。そう、このマンガは『描いている』のだ。何に対してって…



 人間としてのの要求が異常に爆上がりしているコト



 例えば、ネットやらSNSをちょっと見れば分かる。文句や要求だらけだ。息苦しい。主人公・水のさなはそういう空気に対して『ちょっとだけ敏感で臆病なだけ』なんです。むしろ現代人には逃げ場が足りないぐらいなんですよ。そういう人に『逃げるな』という相互監視の同調圧力は『人としてやってはいけない』とすら感じます。



 そして、逃げる…というのは『新たな可能性』でもあります。これを読まれている特に若い方がもし『日々の生活に息苦しさ』を感じているのでしたら、コチラの作品を読まれてみてください。人間ってのは多分、本来こういうぐらいでいいと感じていただけたら幸いです。


対決!!トムキャット              鷹見吾郎・下條よしあき『マイコン刑事』

マンガレビュー
05 /07 2018



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 このトムキャット(F14という戦闘機、40年以上前からヴァージョンアップを繰り返し今も現役だったりする!!)の胴体にぶら下がっているのはなぁ~に?



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 核・弾・頭!!



やばい!!無闇に手出しできないぞッ!!



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 うぎゃーーーっ!!




 こんにちは!!今週はチャンピオンが休みなので予告通りに『マイコン刑事』の第四話です!!




 こんな冒頭切り出しですが、実はすでに水死体が二人ばかり上がってたりして、このマンガにおいて死体の数を確認するコトは今まで食べたパンの枚数を覚えているようなもんです。げっぽん。




 敵組織・ブラックサラマンダーは日本政府に100億円を要求!!現代のバラ撒き政治を鑑みるとイマイチ安いような気もしますが、『人間の生命は地球よりも重い』という防衛大臣の決断によって入金が決定される!!空気よりも軽い命と絶賛されているこのマンガでは特大ブーメランですね…。



 が、僕たちのマイコン刑事こと大介もマイコンから敵のが潜伏しているトコロを発見して、潜入するも…



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 ヘイッ 敵だっ!!



 まるで『艦これ』の金剛みたいな口調で乱射してきやがります!!大介たちピンチ!!



 そんな窮地に…



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 朝永さん登場!!


 しかし、メガネで真面目でひ弱そうでイマイチ弱そうだぞ…と思っていたら(以下、コマは飛ばしてません)







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 やめろっ!



 ぐえっ!!




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ふう……



 重ねて言いますが、コマは飛ばしてません。登場から3コマでジェノサイド完了!!これが!!これが!!これが!!これが!!



 これが『マイコン刑事』だ!!



なぁ~にが、生命は地球より重いだ!!これでこそ俺たちの『マイコン刑事』!!虫ケラのごとくジェノサイドしてナンボ!!




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 ちなみにクライマックスシーンでは大介が拳銃ひとつで



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 トムキャット止めてます。




 いや~。なんつーか、マンガブログ続けていると変に真面目になったりしますが、やっぱこういう『いかにもなマンガ』ってのは本当にいいね~。ただ40年前のマンガでアナログで描かれているにも関わらず、トムキャットなどの戦闘機が異常なまでに描きこまれているのにも注目。おそらくはアシスタントさんですが、この当時はそのぐらい力量が高かった。



 ロストテクニック……ですらある。高い作画力と思われる現代ですが、いざロボットもののコミカライズをやろうとしたら『ロボットやらメカをマンガとして描ける方(すなわち連載スピードも求められる)がいなくて四苦八苦なんて話もあるぐらいなのだから。


積み重ねたキャリア           芹沢直樹『ママはスポーツドクター』

マンガレビュー
05 /06 2018
 『マンガ家になりたい!!』というのは自分がガキの頃にはクラスに一人か二人は居たものであるが、当然『なれてない』のである。そりゃ、動機の根っこが『なんだか楽しそう』『好きなコトでお金がもらえる』『ヒットしたら金持ちになれる(元手もかからず)』『チヤホヤされる』みたいなフワフワしたものだったりする。今だったらユーチューバーとかなんでしょうか?


 まあ、俺も『そうなりたいな~。ラクして面白おかしく毎日過ごしたい』とは思っているので、そういった動機はアリだと思います。ただ、マンガ家って、そういうのからは一切無縁だから他の仕事で目指した方が確実だよと思います。



 普通の方からしたらマンガ家なぞ『最も割に合わない職業』だったりするのが現実だ。アタマおかしい。じゃないとやってらんない。そもそもにマンガ家というのは『日々精進』なんですよ。それこそ覚えなきゃならないコトは無限にある。ところが一般的には『100の単語を覚えれば英会話はできる』系の本みたいに捉えられている不思議……。



 そして、そういう『日々精進』を怠らなかったマンガ家さんの作品は実に面白い。特に変わったコトをしなくても自然とその作家の個性が感じられ、その読者が望むような面白さが約束される。



 
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 今回は 芹沢直樹先生の『ママはスポーツドクター』(略してママスポ)です!!



 芹沢直樹先生と言えば、ウチはチャンピオン系のブログなので『バイオハザードシリーズ』で馴染み深い方も多いと思います。自分の場合ですとデビュー作『ラブ・マシンガン』から『迷探偵 史郎シリーズ』等が馴染み深く、自分がマンガサイト(今は消滅してます)を始めた頃と被ってます。なんで、どんどんスゴくなっていく芹沢先生の作品を見ると、『一方の俺は進歩してないのでは…?』と不安になります。『俺だって!!俺だって!!』とアムロに嫉妬して泣きながらキャノン砲を乱射するカイ・シデンの心境です(スグ弾切れになってアムロに助けられるんですけど)。




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 ちなみに直球タイトルの内容でして『夜はスナック・アーバンのママやっている玲子サンの昼間の顔はスポーツドクター』というものです。ここら辺は全く裏切りもなく変化球も無いです。



 しかし、確実な『積み重ねたキャリア』というものを強く感じる。芹沢先生は初期から所謂『光るもの』があったと思いますが、やはりこういう土台の安定感がある作品は今だからこそ…というのを強く感じる。マンガのキモはネームにあると思ってますが、芹沢先生は昔からコダワリ強かった気もしますね~。『迷探偵 史郎シリーズ』だとタイトルロゴが出るのが10ページ目ぐらいとか(確か温泉回)。ネームというのは『読むストレスを感じさせない技術』なので、すごければすごいほど『気付かない』ものですが、熟成を感じます。



 


 第一話が試し読みできますが、ホントにスムーズでビックリします。



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 ちなみに第一話で爆笑してしまったのが、このコマです。こういう『仕込み』もまたベテランの妙味と言えましょう。よし、俺もまだまだマンガブログとして頑張らないとね!!


 

ファンタジーにお掃除?               高野裕也『魔物たちは片付けられない』

マンガレビュー
03 /05 2018


 かなりダラシナイ性格で、部屋には物が多い…。さすがに坂口安吾の部屋とまではいかないが、ベクトルとしてはこんな感じで。



 なんつーか、世のマンガ好きというのは『こういうもの』ではなかろうか?なあ、『そうだよ』と言って俺を安心させてくれ!!



 が、ガキの頃より読み続けたマンガ本もいよいよヤバいコトになっており、すでにどこに何があるか分からないような状況だし、この前は『紫電改のタカ』が発掘されたりして、ちょっとした鉱山のようになりつつある。



 片付けねば!!



 



 さて、今回は『彩音お嬢様はサノバ〇ッチにあらせられる』の高野裕也先生の新作『魔物たちは片付けられない』です。


 前作ではタイトルからして年齢制限の無いエロマンガと中学生を勘違いさせたであろう、ポジティブボッチコメディという新ジャンルを確立させましたが、今作はファイナルクエスト的なスクエニファンタジーの世界で彼等とは無関係の片田舎のお掃除コメディというやはり新ジャンルに踏み込んできました!!



 この作品、三話がまず掲載されて。今後はアンケート次第…というコトなんで俺が続きを読みたいのでこのブログ記事を読まれた方もよろしくされたし(ダイマ)。



 それにしても、この作品『読むと掃除したくなる』という不思議な効果がある。作中でも描かれたように『まるで魔法』だ。これは前作でもそうでしたが、高野先生の作品は『人を前向きに行動させる何か』がある。これは読まれた方の多くが感じているコトだと思います。


 あと、読後感がとてもホッコリなんですよね~。是非とも読まれてください。


ファン心理               森繁拓真『ボイラジ 僕の好きなパソナリティ』

マンガレビュー
02 /06 2018


 まあ、マンガブログというのはいわゆるファン活動…というのになるのであろうか?


 では『ファンとは何か?』について考えてみると、実は自分の中ですでに答えというか憧れがあって『ドラえもん』で『宇宙ターザン』のエピソードで描かれた、のび太の行動である。特にラストのセリフにとても憧れがあって今に至っている。



 …と言っても、ファンの在り方なんてのはそれこそ人の数だけある。『こうでなくてはならない』というのは無いだろう。が、『こういうヤツはファンでは無い』という考え方があるのも現実だったりする。これで本来は仲間であるはずなのに摩擦が絶えなかったりする。難儀だ。




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 さて、以前も記事にしましたが単行本が発売されました 森繁拓真先生の『ボイラジ 僕の好きなパーソナリティ』です。


 森繁先生と言えば古くのチャンピオン読者に馴染み深いのですが、キャリアも長くなってきて感じるコトは『毎回毎回いろんなマンガに挑んでいるなあ…』というコト。守備範囲が広く、その切り口が独特という感じで。『いいなりごはん』なんか毎回リアクションが『う…旨い!』で『あれ?』とか思ってたら、いよいよ押切先生に『なってない!!』と駄目出しされるというマンガであつた…。ちなみにこのマンガがキッカケでホルモン屋行くようになりました。



 『声優ファンマンガ』



 …というアプローチにビックリする。以前この作品の記事に書いたけど、自分もオタクなんですが声優ファンというのがイマイチ理解できない。が、今のアニメに於いてはかなりウェイトがあって、声優さんによって成否も決まる…のか?自分は古いタイプなんで『監督』が大事になっている。『ガンダム』と言えば富野監督でイコールなのである。『ザンボット3』があるから『ガンダム』があるのだ…と。でも、今の方は『ガンダムはガンダム』であり、監督というのはそんなに大事じゃない…のか?(ここら辺、ホント分からない)


 さておいて


 この作品は『新人声優・きよのんを応援する主人公・青倉』が『実はきよのんはイトコでした』というコトから話が転がっていくものです。で、この青倉という主人公は『うわ~ダメだな~』と思いつつも自分にも思い当たるフシがありすぎてついつい感情移入してしまうものがあります。また、後輩二人もアニメ好きではありますが、全然スタンスが違うのも面白い。先にも書いたようにファンの在り方というのは様々なんですよね。



 ただ、この主人公・青倉には一つファンとして『やるじゃん』と思える部分がある。



 『ファンというプライドを守ろうと必死なトコロ』だ。ファンであるコトにプライドなんて必要なの?と思われるかもしれないが、俺自身のルールとしては『必要』と思っています。対象を汚さない…という意識の有無だ。



 例えば、ツイッターなんかで流行りのアニメヒロインをアイコンにしてクソリプ飛ばしているヤツいるじゃん?俺、そういうの見ると『作品汚してんぞ?そういうのプライド無いの?』とか感じちゃうんですよね(俺だけかな?)。青倉は実際に先輩だったらヤダなぁとは思うものの、そういう点は『やるじゃん』とは感じます。


 そして、最初は『演技などどうでもいい』みたいに言っていた青倉ですが、次第にきよのんの真摯なプロ意識に感化されてファンとして成長しているようにも感じます。



 『ドラえもん』の『宇宙ターザン』というエピソードに引かれる理由のひとつとして、いつも作品が心の支えになっているのび太が、今度は作品を救うってコトなんですよね。それってとてもステキなコトだと感じるんですよ。だから『好きに対してはプライドを持て』って思っちゃいます。青倉の今後の変化と成長が楽しみです。





テンパリスト娯楽型   由伊大輔『弓塚いろはは手順が大事』

マンガレビュー
11 /07 2017


 『いかにもマンガ』という感じのマンガが好きなんだな~と最近はつくづく感じる。


 一応はマンガブログであるからに、それっぽく難解なのとか知的なのとかそういうのを取り上げるといいのだが、なんだかんだ『いかにもマンガ』というのがメインですよね…。


 スタンダードな題材に分かりやすいイチ要素入れて展開させていくマンガというのは娯楽性があって好き。


 
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 今回取り上げる 由伊大輔先生の『弓塚いろはは手順が大事!』はそんな作品だ。



 ヒロインである、弓塚さんは『決められた動作が要となる弓道を幼少の頃からたしなんでいた為、予定外のコトが起こるとテンパる!!』というイチ要素を軸にスタンダードな展開を見せる。



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 テンパるのは


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 全くカンタンだ!!

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 毎回このシーンを見るのが楽しみになってくる…。



 …このテンパるまでのプロセスも毎回多種多様で、それをいかに鎮めるか?と頑張る主人公・弦岡(つるおか)をニヤニヤしながら読むラブコメです。


 マンガブログとしては『難しいコト抜き!!マンガ読もうぜ!!』というストレートな推しだ。読む心理的ハードルがとても抑えられている為に多くの方に読んでいただきたい作品だ。まずは『ジャンプ+』で読まれてみてください!!




  

電子書籍        尾々根正+大鳥居明楽『靴cream(シュークリーム)』

マンガレビュー
10 /10 2017


 現状、紙のマンガ本に対して、電子書籍のメリットって『置き場所のみ』と思ってましたが、最近はイロイロと良い部分が見えてきました。特に『もう手に入らないだろうな…』と思っていた『マイコン刑事』が完全版でセールを敢行し、300円程度でコンプリートできた時はビリビリきたねッ!!


 なるほど、入手困難な作品も問題なく手に入る!!オススメしまくりたいので『レース鳩0777』も早くやってくれ!!


 そう、これから先は電子書籍に対しても適応せねばならない。紙媒体はやっぱり好きなんだけど、電子書籍のメリットも同時に享受するんや!!マンキー(マンガキチガイ猿の意)たる勇チャンならできる!!



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 …というコトで今回は電子書籍オンリーの『靴cream』です。以前書きました『靴理人』の続編というか、そんな感じの作品になっております。



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 今回の主人公は女性でして、会話の語尾をのばすような一見頭の弱そうなコですが


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 メガネをかけるとキリっと大人びてついでにSッ気タップリにチャージングゴーするのです!!


 そして、靴を手にするコトによりあらゆる情報を拾い取り



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 一見、清楚な女性もヤリマンだと見抜いてしますのです!!なんというコトでしょう!!


 …とこんな感じに一話完結で靴の雑学を交えたドラマを展開しているトコロは『靴理人』と一緒なのですが、もちろんそれだけではありません。物語のキーとなる『姉の自殺』というヘヴィな謎も用意してたり……。で、この謎の良いトコロで一巻が終わりになっているのよね…。ズルい…。


 まあ、賢い勇チャンの予想としては『靴業界を牛耳る巨大企業との靴バトルマンガが始まって、前作の翔良も加わっていく…』というモノでしょう。『マジンガーZ対デビルマン』みてぇなノリで!!(昭和脳)次が楽しみです!!



 ところで、俺、『靴下の右足指のみ穴が空く』という症状あるんですが、見てもらえないでしょうか?


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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