マンガレビュー - 豚か狼か
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オカルトとか都市伝説とか          渡辺潤『ゴールデン・ガイ』           

マンガレビュー
05 /06 2020


 マンガというのは日常としてあるものだ。


 コンビニに行けばマンガ雑誌は置いてあるし、本屋には大きなコーナーとして設けられている。そして、ここ最近はスマホの普及により世代を超えてマンガとは『日常にあるもの』なんです。おそらく昭和40年以降に生まれた方はそうなのだろうと考えてます。



 そうなってくると『作者の年齢』とか『発表された年代』による面白さってのも年々厚みを増しているのではないでしょうか?この前『初代ゴジラ』を見たのですがあれにはビックリした。発表が昭和29年ともあって、戦後のアレコレを感じさせるものがありますが、何より驚いたのが登場人物全員がガリガリにやせ細っているというコト。メチャ栄養状態が悪かったのだろう。



 『そういう資料性』が今後マンガを見る上でも厚みが増すのではなかろうか?




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 ヤクザマンガ!!



 やはり渡辺潤先生と言えば『代紋TAKE2』からヤクザマンガの印象が強いし、今回の新連載となった『ゴールデン・ガイ』もヤクザマンガの要素入れてくださいみたいな要請はあったと思います。掲載誌はゴラクですから。



 が、自分が『気になるなあ』って感じるのは『徳川埋蔵金』を題材にしたオカルトとか都市伝説の要素だ。前作の『デガウザー』もそうなんですが、何気に渡辺先生はオカルトをマンガに盛り込むのが好きっぽい。



 で、オカルトというのは『世代』だったりする。


 
 今じゃ信じられないが、昔は心霊とかUFOとか超能力とかの話題が盛んだったんですよね。ただ、これが時代を経て『都市伝説』にシフトしてたりする。自分より下の世代は『トイレの花子さん』とか『テケテケ』とか『地獄先生ぬーべー』あたりか?あと、陰謀論なんかも。



 その真偽はともかくとして『ひょっとしたらあるかもしれない?』という好奇心を刺激する側面はマンガに向いている。


 
 ちょこちょこ書いているコトですが、今はスマホが登場した為にマンガに制約がかなり出てるのはあるんです。最もミステリー使用説のトリックなんかはかなりツラい。『そんな周りくどいことしないでスマホで解決じゃん』って。だから若者向けのフィクションは異世界転生になったりするのも分かるな~。



 そんな中、オカルトとか都市伝説はマンガとの相性を考えると使わない手は無い。まして、渡辺先生の世代のマンガ家さんのアドバンテージとも言えるだろう。



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 そして、渡辺先生って『萌え探求』をしてたりする。古い作品から最近まで。これもベテランの強みで上記のコマなどはその成果に感じる。マンガというのは年輪みたいなものがあって、長く続けると確実に太く強固になりますね。


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優秀なマンガ家とは?            浦田カズヒロ『100日後に打ち切られる漫画家』    

マンガレビュー
05 /03 2020


 これはその人の立場によって変わる認識なんですが



 さて、優秀なマンガ家とは何だろう?



 …と考えてみる。いや、考えるまでもなく答えは明確なんです。そりゃ、ヒット作バスバス飛ばすマンガ家以外にありえない。売上と優秀度は比例している。



 でも、それは俺個人では『目安』でしかなかったりする。いや、やっぱり売れているマンガ・話題作は面白いし、まがりにもマンガブログなどやっている以上はタイトルとかあらすじぐらいは把握してないとダメだよな~。だって、マンガの数が多いから全部読めないし、フツーにマンガ読んでいる人は尚更ですもん。



 だけど、俺個人の『好きなマンガ』って=売れているって訳じゃない。








 さて、チャンピオン誌で『JINBA』を連載していた 浦田カズヒロ先生の『100日後に打ち切られる漫画家』です。いやまあ、例のワニ騒動ののっかりマンガっちゃそうなんだけど、多くの人が注目してた当作品は『へえ、流行っているんだ。ちょっと読んだけど好きな人は好きなんじゃない』って俺個人はそうだったんですよね。



 で、このテの『100日後に〇〇』ってのはネット上に溢れているけど、俺が好きなのはコレだ!!



 で、ドコが好きなの?って聞かれたら



 コイツ、しぶとそうだよなと思えるトコロ。



 『優秀な兵士は戦果をたてた者でなく、最後まで生き延びた兵士』って格言をどこかで聞いたのですが、この『最後まで生き延びそう』って感じがコイツからプンプンする。これが好きだ。


 やっぱりマンガもビジネスであるからにして売上が優秀さであると思うし、そうあるべきだと思う。しかし、それは俺の好きと無関係だったりする。マンガをたらふく読んでいる方は分かると思いますが『人気なく打ち切られたマンガなんだけど、どういう訳か心にシミとして残っている』という作品があると思います。


 
 この主人公はホントに俗物の小物なんですが、故にしぶとく生き延びそうなんですよね。数字には出ないけど、これはこれで優秀なマンガ家なのかもしれない。




カレー             藤川よつ葉・あづま笙子『今日もカレーですか?』

マンガレビュー
03 /24 2020



 なぜか分からないが、最近カレーを食いに行ってばかりだ。


 
 そもそもに国民食の二大巨頭と言えば『ラーメン』と『カレー』である。ラーメン屋はアチコチにあり、しのぎを削っているというのに、カレーはチェーン店があんまり無い。栃木はココイチの支配下に置かれている(まあ矢板市に工場あるんだけど)。



 ええい!!ならば探求だ!!



 …とやってみたら『実は結構ありました』というオチで、食べに行くのが楽しくなっている。カレーはいいぞ!!




 


 そんなタイミングで最近始まりましたのが 藤川よつ葉・あづま笙子先生の『今日もカレーですか?』だったり。藤川先生と言えば『夜のおねえさんは食べることばかり考えている』だし、あづま笙子先生ですと『ほのかミステリーノート』でブログ記事にしたこともありました(電子書籍になんないかな…)。その2人がタッグを組んでカレーマンガ描くってんだからトリプルファイターのようなものです。ガイキング・ザ・グレートでもいい。俺得でしか無い組み合わせ!!



 さて、WEBマンガということもあるんで早速読まれてほしいのですが(登録とかの手間も無いし)、まず感じるのがやっぱカレーが嫌いなヤツっていないなあってコト。いや、まあ、そりゃ居るだろうけど俺は今まで会ったことが無い。ビッグ錠のメシバトルマンガも『カレーにしとけば間違いない」ってノリだったしなあ。



 ところがラーメンマンガは多数あるのに、カレーマンガってのは案外少ない(俺が知らないだけ?)。



 しかし、このマンガは『食べるのを楽しむ方向』みたいだ。『アナタ作る人、ボク食べる人』という今なら炎上必至の昔のCMである。ここら辺は藤川先生の原作らしさが出ている。このマンガは『料理マンガ』でなく『メシマンガ』なのだ。



 また、この作品の雰囲気に大きく貢献しているのが あづま先生の絵だろう。ほっこりと優しい気持ちにさせてくれる絵なんですが、昔からこういう雰囲気は独特の存在感を放ってました。




 で、メシマンガの大事なコトですが『読んだあと食いたくなる』なんだけど、俺は次の日カレーを食いに行った。そういう点でも魅力的な作品だろう。実在店舗もちょこちょこ出すみたいなんで、実際に食べられるってのは嬉しいですね。



ゴルフマンガ             山口都志馬・石井さだよし『素振りの徳造』

マンガレビュー
03 /23 2020



 目安…って意味で捉えてますが、{『このマンガがスゴい!!』ってのは自分には『考えられない』って感じなんです。いや、今の時代あんまりにもマンガが出過ぎているから『何を読めばいいのか分からない』って感じのマンガ好きに向けられたものだと思ってますが、自分の性格上は『こういうの無理だな~』って思ってます。



 マンガに優劣・点数を付ける……まして勝ち負けの話で無い



 と思っているから。さらに言えば『だって、俺、全てのマンガに目を通している訳じゃないから』ってのもあります。やっぱり少女マンガは読まないけど、そのターゲットに先鋭化しているマンガも読んでない。アニメ好きならばコミカライズメインの『コミックアライブ』なんか良くなるし、麻雀マンガ誌なんてのもある。あと、コンビニで幅を効かせているのが『食い物マンガ詰め合わせ』ですよね。あと、芸能ゴシップマンガとか。こういったマンガって高尚な評価とは無縁でありますが、自分は好きなんですよね。



 マンガは低俗な大衆娯楽と思っているし、そうあってほしいって思っているから。俺、もしカメラマンという職業だったら芸術的評価を得るヌードじゃなくてバカガキの精液をスカスカにしてやるぜ!!って方面になるだろうし。




 




 ゴルフマンガ!!



 実は結構根強い人気があるのが、ゴルフマンガ雑誌だったりする。ところが『マンガ好き』がチェックしているような話は聞かない。多分、ゴルフ好きのオッサンたちが支えているのだろう。




 さて、今回取り上げるのは 山口都志馬・石井さだよし先生の『素振りの徳造』です。とりあえず10巻までタダだから読もう!!




 え…でも、俺、ゴルフとか興味無いから



 …という方も居るだろう。が、このマンガ、人情話をベースにサクサク楽しく読める。マンガとしてマンガしていて、マンガの枠からはみ出てない。本当にマンガだ。高尚さとは全くの無縁であるが、定食屋の待ち時間では最高のマンガとなるだろう。



 話もさることながら、『解体屋ゲン』の石井さだよし先生の仕事も大きい。



 『解体屋ゲン』同様、1回読み出すと止まらなくなる。まるで『やめられない止まらない』のかっぱえびせんである(マジ)。これは石井先生の原作からマンガに落とし込む際の構成の巧さだ。とにかく読むのに労力をかけずにサクサク読める。



 こうういうマンガの技術ってあんまり評価されないような気がしますが、これこそが自分の好きなマンガなんです。格式ばらずに楽しく読める…娯楽ってこういうものじゃないですか。



 マンガに優劣とか勝ち負けって無いんですよ。それぞれに良い部分が違う。『鬼滅の刃』が大ヒットしてそれはとても素晴らしいのですが、こういうマンガを読みたがる人も居る。ゴルフマンガ雑誌ってジャンルがあるっていうのも知っておいて損は無い。




知識と教養         宮下暁『東独にいた』

マンガレビュー
02 /25 2020


 このブログでは度々書いてますが、『教養とは知識を得て、あらゆる角度から分析・活用する能力』という石ノ森章太郎先生の考え方に大変刺激を受けております。



 例えば『学校の勉強など社会に出たら役に立たない。もっと実用的な勉強をするべきだ』という意見は社会人になったら一度は耳にしたコトがあるだろう。しかし、学業に関してはダメダメだった俺ですが『それは教養が足らない』と思います。知識を教養として活用できなかったのは自身の問題です(これは自分への戒めでもありますが)。



 まあ、なんつーか、一から十まで世話焼いてくれるなんて思うなって感じです。



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 『東独にいた』



 まずタイトルを知り感じた。とても欲情する良いタイトルだな…と思った。そのレベルはともかくとして自分にも知識欲・教養欲がある。これがメキメキと刺激される。だから『良いタイトルだな』と思った。



 東独……それは1989年にベルリンの壁が崩壊するまで『あった』ものであり、作品としては『いた』と過去形になるという『知識』はあるものの、ではそこに絡む知識はお恥ずかしい限りである。そして当事者にとってはおそらく『現在進行形』であることから、その全てを把握することなど誰もできない。



 しかし、自分は知りたい。知りえたことを『教養』にしたい…と感じた。



 マンガは時代の変化と共にタイトルの在り方も変わってくる。流行りの『説明的な長いタイトル』も掴みとしてはアリだろう。しかし、やはり作品のタイトルは『知識と教養』を得たい…と刺激するものが嬉しい。



 ちなみにこの作品は『知識と教養』というものに裏切りは無い。実にワクワクして楽しめた。情報(知識)をキッチリ出して、今後どうなるのか?どういう意味なのか?という教養の育みの関係がキチンと成立する。作品の世界から5年後ぐらいにベルリンの壁は崩壊する。その間に『どんな物語があるか?』がとても楽しみだ。




 

個性は離れない         伊海田海『道産子ギャルはなまらめんこい』

マンガレビュー
12 /22 2019


 『個性は主張するものでなく滲み出るもの』


 …さいとうたかを先生のマンガ論著書に書かれていた言葉で、マンガブログを続けるうえでとても影響を受けてます。マンガを読む方…特にヘビーに楽しんじゃう方において『作者名』というのは重要だ。それは『やっぱ、この先生だよな~』と納得したい気持ちがあるんですよね。



 一見、作品の方向性が変わって『合う・合わない』があるかもしれませんが『個性』というのは作者から離れないんじゃないかな~って考えているんですよ。




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 メチャ、売れてます。



 先日、第一巻の発売された 伊科田海先生の『道産子ギャルはなまらめんこい』は早くも重版がかかり、冬木さんのコスプレをする者まで現われたのだからイケイケのアゲアゲである。デビュー作をエラソーに記事にしてた俺は『お前には才能がない』と言われても仕方なかろう…。



 そのデビュー作、次作『サイコロード』、連載『グレートオールド』を経て『どさこい』(略称)になった訳ですが、読み切り版の当初は『ずいぶん変化したな~』と感じたものでしたが、今にして感じるのが『全て本人の作品』という納得だ。



 ギミックとか伏線…とかく構成の巧いのが伊科田先生の印象であったが、もう一つ特筆すべきものがある。



 それはキャラクターの魅力だ。



 短期集中の『サイコロード』だと出てくるキャラが全員クズなのにキャラに惹かれるものがあるという引力が強かったのをよく覚えている。リアルでも『言ってることはフツーだけどアイツが言うと面白い』みたいな人いますよね?伊科田先生の作品ってそういうキャラの魅力が強いんですよ。滲み出ている。



 そう、この『どさこい』も伊科田先生ならではの個性がきちんと盛り込まれている。やっぱ、この先生だな~って納得が在るんですよね。



 ちなみに一巻の終盤にヒロインの秋野さんが入りますが、最終的には4人になるんでしょうか?





 
 
 




 

艦これマンガ         ユーゴ『ポンコツ鹿島のケッコンカッコカリのカリ』

マンガレビュー
09 /18 2019


 このブログで度々書いているコトですが『日本のスポーツマンガの相性で野球を超えるものはこれから先も存在しない』という『野球最強論』がある。大雑把に言うと①勝ちのパターンがいくらでも作れる②それを支える複雑なルールを国民が常識として理解している…という二点だ。


 これが他のスポーツだと全然違う。例えば『弱虫ペダル』であると『イロイロありましたがゴール前では横並び』であり『アクションはペダルを回すしかない』というコトになる。リアルレースでは作戦が当たって独走逃げ切りなんてのは面白いのであるが、マンガでそれをやったら面白くなくなるのよね…。



 パターンを作れるのは強みだ。




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 『艦これ』である。



 俺は三周年ぐらいの時に遅れて始めたのですが、キャラクターが好きでやっているだけのような気がする。そして、そういう提督さんも多いのではなかろうか?楽しみ方の幅が広いのも特徴ですが、なによりの魅力はキャラクターの多さだろう。



 現時点で梁山泊の豪傑(108人)の二倍以上いるような気がする。もちろん人気キャラも絞られてくるが『好きなの10人挙げて』と言ったら一致することはまず無いだろう。そしてプレイヤーによってキャラの解釈が結構異なる部分も面白い。そう、題材として最強ランクなんです。



 …というコトで今回は『鬼怒川さんは圧がつよい』のユーゴ先生の『ポンコツ鹿島のケッコンカッコカリのカリ』です!!



 さて、この鹿島というキャラ!!有明の女王と讃えられた人気キャラです(性的にも)。ローソンの店員になったり、三越とコラボしてみたりと人気の高さが伺えます。同時に『なかなか着任してくれない』というヤツでもありまして、俺も三年目にしてお目見えしたしなあ…。






 そして、ユーゴ先生のアプローチとしてはポンコツであったりする。誰が言ったか知らないが馬鹿島(ばかしま)というのが実にシックリくる。あと、気前良く脱ぐ。



 なるほどなぁ…



 これは自分には無い解釈である。しかし同時に『コイツならやらかしそう』と思っちゃってもいる。



 同人…というかコンテンツをネット等で『みんなで楽しむ』という時代になって久しいけど、やはり『艦これ』の『いくらでも遊べる』というのはトップクラスだろう。もちろん他の方の鹿島もイロイロな解釈がある。俺はコレが楽しくて『艦これ』をやっていると言っても良い。自分ひとりの解釈なんてたかがしれている。






 それにしても自分の好きな古鷹と衣笠はなかなかネット上でお目にかからないなあ…。高雄はエロプレジデントの位置として人気ではあるが。

マンガの現在          ユーゴ『鬼怒川さんは圧がつよい』

マンガレビュー
08 /26 2019



 ガキの頃は違和感を感じなかったが、雰囲気を維持したまま放映機関が何十年も経っているのが『サザエさん』だ。これはもう昭和の物語と言っていい。



 で、たまにカツオが『クスクス』とか『ウフフ…』とかマンガ読んでますが、自分は『マンガってこういうものなんだよなあ』って思っているんですよね。確かにマンガってのは作品によっては『感動』とか『それに影響されてそのスポーツして大成した』みたいのがあって、それはとても素晴らしいコトなんですが、自分は『マンガってこういうものなんだよなあ』って。



 それは時代が変化しても変わらない。






 さて、今回取り上げるのは ユーゴ先生の『鬼怒川さんは圧がつよい』です!!


 いや、ツイッター見てたらなんかTLに流れてきて、栃木県人としては鬼怒川というワードに絶対的反応を示すので読んでみたらエラく面白かった…というコトで。



 しかし、ガキの頃『サザエさん』を見ていた時代とマンガのアプローチは変わった。今やネットの無料配信が常になっている。ありがたいコトに多くの出版社が公開してくれるので、おこづかいをエイヤッと決断せずとも困らずにいくらでも読める。さらにはこの作品はWebにコメント入れるコトによってニンテンドー・スイッチが当たるキャンペーンもやっていたりする。



 また、モニターで見るのはもちろん、今はスマホでマンガ読むスタイルもフツーでしか無い。『めくる』でなく、『上下スクロール』という形式になっている。これは旧来の『めくるマンガ』を描いていた人にはとても信じられないだろう。そのぐらいの変化なのである。



 が、でもマンガはマンガなんだな、とこの『鬼怒川さん』を読んで安心した。



 カツオがニヤニヤして読んでいるような『気取らないマンガ』はいつになっても変わらない面白さがある。確かにマンガには『素晴らしい』とされる側面もあるが、自分はこういうマンガが好きなんですよね。



 予備知識ナシでも楽しめて

 気負わずに読めて

 『面白かった』という純度の高い


 そういう『いかにもなマンガ』は時代が変化しても在るからいい。『学校タリー』とか『仕事メンドクセー』ってヤツが『あ、今日は更新される日だな』って思い出して、通勤やらスキマの時間に読んで『しゃあねぇやるか』って気力をちょこっとだけくれる……マンガってこういうもので『鬼怒川さん』はこういう作品なんです。


 ちょこっとだけくれる…実はすごいコトなんですよ。いかにもマンガなマンガって。





 

弱(ジャク)い             林雄一『ベリアル様は四天王の中でも××』

マンガレビュー
08 /17 2019



 2000年代初頭ってのはエロゲがよくアニメ化してたんですが、今のアニメファンには信じてもらえるだろうか?あの新海誠監督もエロゲのオープニングムービー作っていたんですがね(当然スゴかった)。


 そして、ラノベがアニメになるのがブームになりました。『涼宮ハルヒ』とか。同時期にきらら系もアニメになるようになりまして、ここら辺がしばらく続く。


 そしてラノベから『なろう系』と呼ばれるものが台頭してきたような気がする。よく分からないのだが、トラックに轢かれて異世界に転生してメチャ強くて『あれ?俺またなにかやっちゃいました?』と言っているらしい(皮肉とがでなくマジでそういうのだと思っている)。で、この『無双』というのから、今度は『主人公が姉やらママに守ってもらう』方向みたいらしい(今期、そういうアニメやっていたんで参考に観てみた)。



 ではネクストは何か?




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 弱(ジャク)いブーム!!



 …かどうかは知らないけど、林雄一先生の最近発売された『ベリアル様は四天王の中でも××』では



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 悲しくなるぐらいに弱(ジャク)い。弱い、絶対に弱い…という逆『黄金バット』であつた。



 が、ベリアル自身も妙に真面目なトコロがあって、部下に丸投げしてりゃいいものの必死に強くなる努力をしているのがいたたまれないというマンガです。



 何しろ、その辺のクソガキがストレス発散にボテくり回しているスライムにすら殺されはぐるという弱さで、これはマンガ界イチの弱さではないだろうか。スペランカーと互角である。



 さらに頑張ってレベルを上げてもステータスが上がらないとかゲームの世界だったら炎上してクソゲー認定されるぐらいに弱かったりする。



 無双系からのネクスト!!弱(ジャク)い系誕生である!!





 ……ちなみにこのマンガの一巻ラストによく雑誌に載せたねというぐらいに狂っている爆弾が仕込まれているのよ(汗)。林先生のマンガはチャンピオン掲載時もきらら掲載時の頃も読んでましたが、初めて『大事け?』と栃木弁丸出しで心配になりました。げっぽん。


セール!!        カミムラ晋作『マジャン 畏村奇聞』

マンガレビュー
08 /15 2019




 老後は田舎に引っ越して畑を耕して穏やかな日々を過ごそう



 …というのは東京モンの幻想である。宇都宮は一応は50万人都市であるが、そっから北はド田舎であり……田舎になればなるほど陰湿なんだなあ(多分、当たっている)。俺は田舎暮らしはヤダ。ガッツ石松が掲げたとかいなか・栃木県のバランスが良い!!



 つーコトで創作の世界で年頃の主人公が田舎にいけば都会に憧れる純朴ヒロインがもてなしてくれて、この作品も例外では無いのですが…



 それ以上に田舎の陰湿さが主人公を襲うマッドな麻雀マンガ!!それが『マジャン』!!



 何しろ『マジャン?ああ、麻雀のコトね』と言っただけで、理不尽に攻撃されるという恐怖の田舎の同調圧力!!かなーりアレな麻雀マンガであつた。おかしい!?エロゲの世界の田舎モンはみんな優しいのにっ!?そんな陰湿なイジメに負けない(そして麻雀で解決する)主人公に熱くなれ!!是非とも!!


 あと、麻雀はあんまり詳しく無いんですが、かなり理論がシッカリしているらしいので麻雀好きな人もオススメですよ!!




宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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