マンガレビュー - 豚か狼か

牙をむく栃木(ただし、チワワなみ)          一葵さやか『ススメ!栃木部』

マンガレビュー
04 /12 2017



 マンガ読んでいてたまにローカルネタがあったりすると『面白いけど、そういうものなのか?』とか思ったり。


 また、ネット情報で気になるのが『スガキヤ』なるラーメンチェーンであるが、栃木には無い。あれか?栃木県民には馴染みの『山田うどん』みたいなものなのか?


 で、『お前はまだグンマを知らない』というマンガには面白いと思う反面、うまらやしかったりする。このマンガと『頭文字D』読んだヤツは群馬と栃木は仲悪いとか思ったりするのだろうか?まあ、実際に魅力度ランキングで激しい底辺争いしてますが。




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 が、栃木県には一葵さやか先生の『ススメ!栃木部』がある!!!!もう、群馬をイイ気にさせたりはしない!!配信もしてるよ!!



 が、内容と言えば…



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 地元民でもディープなスポットだったり…


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 パチモンタワーだったり…


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 栃木テレビだったり…



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 魅力度ランキングで激しい底辺争いしてますが。群馬(45位)栃木(46位)茨城(47位)



 …ダメなトコロしか紹介してないような気がするンですが、事実だしなあ。つっても、『空手バカ一代』で大山倍達がケンカで人を殺してしまった…というディープなドラマでもない。ひたすらにヘナチョコである。


 これを読んだ他県の方の感想も気になるのですが、実はこのマンガは重版出来しているので、この出版不況に大したヤツなのだったりする(もう訳がわからん)。



 ただ、俺自身は『そういう栃木のヘナチョコなトコロが気に入ってたりする。いや、本当に。たまに都心部行っても『住むなら栃木だよな』と再確認する。そう、栃木の魅力はヘナチョコなトコロにあるんだ!!カッコ良い栃木など存在しねぇ!!あるとしたらそれは俺たちに対する裏切りなのだ。



 さあ、これを読んで栃木に移住しよう!!このマンガに描かれているコトはマジで本当だからな!!



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意外にこのコ…        林雄一『木になる森さん』

マンガレビュー
04 /03 2017

 とあるエロゲーライターさんで『気にかけているコトは?』という質問に対して『ヒロインのギャップ』と答えてましたが、これは興味深い。短くそして奥深く作劇法の本質を突いているような気がするんです。


 少なくとも徹頭徹尾完璧なヒロインなどは感情移入できないな~というのがある。


 『艦これ』だと高雄が好きなんですが、パッと見は優等生なんですが、割と残念なトコが好きです。つーか、優等生はメッキで残念女子なトコロがいい。土下座してお願いしたおせば『ふ、服の上からなら…』とオッパイを触らせてくれそうなトコロが良い(酷い偏見)。


 メッキ系残念女子!!俺はここに提言する!!最高だぜぇ~!!


 



 …というコトで、今回は以前にも記事にしました。林雄一先生の『木になる森さん』です。ここまで書いてご理解いただけたかと思いますが、このマンガ、『メッキ系残念女子マンガ』というスタイルを確立しつつある!!やったぜ!!


 そう、誰もが『クールでミステリアスな美人』という第一印象の森さんです。美少女…というより美人で、五年後にはもう美人という感じ。ちなみに妹は美少女だ。


 が、このマンガを読んでいくうちにだいぶ印象が変わってきた。案外どころかフツーに俗っぽいという感じで。エンコーしている女子高生は100パーセントやっているという悪魔のアプリ・ライッター(酷い偏見)を楽しみたいという理由で牧島くんを巻き込んでみたりとか、今回などの見せ場ではそれはもうお茶目なコトやってます。そう、見た目とは裏腹にこのコは心許した相手には積極的なトコロがあります。かなり自分から動いてます。


 ただ、先にギャップと書いたけど『あっ、そういうコトもしそうだな』というのが前提なのです。花京院は反吐ぶち吐きな!!この肥溜めで生まれたゴキブリのチンボコ野郎!!とスリに顔面膝蹴りなどしないのです。


 こうなってくると作品がガンガン加速してきた感がある。


 俺が思うに森さんって、ジャンクフードとか好きとかありそうですよね。そういう身近さがマンガや創作物におけるギャップなんです。

すみずみまで           高野裕也『彩音お嬢様はサノバ〇ッチにあらせられる』

マンガレビュー
03 /15 2017


 『ウルトラマンレオ』は次回作の『ウルトラマン80』までけっこう間が空くコトになった作品で、全体的にけっこう酷く迷走してたりする。が、ここは『昭和ウルトラ』を冠しているだけあって、やっぱり『おおっ!!』となるトコロもあったりする。


 最終回の一話前のエピソードでレオは命を落としてしまうのですが、ウルトラキングの手によってによって再び命を得る。で、ここで『おおっ!!』となるのがカラータイマーの音が初代ウルトラマンと同じになるというコト。『新たな命を得た』という変化を示した演出である。と言っても、ラス一話前であるからにして、このカラータイマーの音は『二回しか聞けない』のである。さらには当時は今みたいに『録画』というそのものが無かった時代である。


 Q この演出には意味があるのか?
 
 A ある!!


 …と自分は思う。作品に命を吹き込ませる努力や行動に無駄なんて無いよ、と。



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 さて、以前も記事にしました 高野裕也先生の『サノバ〇ッチ』ですが。この度は単行本が発売されてます。ガンガンオンラインで配信されてますので是非とも読まれてくたさい。



 このマンガはフォーマットからイロイロ変化をつけてくるという意味でもウルトラマン的な面白さがあります。実際、彩音お嬢様のハイスペックはウルトラですし。が、このマンガは面白くて気付くとかなり読み返して、ハタと気付きましたが



 見落としそうな、細やかな演出が半端なく盛り込まれている


 …というコト。そのネタのために数話前から仕込んでいたりするのもあったりして、本当にビックリする。もちろん娯楽性の高い作品でもあるので『どこから読んでもイイよ』というのもウルトラしている。


 彩音お嬢様を勝手にライバル視している翼お嬢様もキャラが立っているんですが…


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 その翼お嬢様の友達も一緒に度々出ていて…


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 なんか妙に存在感がある。 


 先に書いたように『どこからでも読めるマンガ』でもありますが、すみずみまで気持ちが届いているマンガでもあるんです。やっぱり『作品に命を吹き込ませる努力や行動に無駄は無い』といのを実感する。



 どこから読んでも面白いマンガって、実はとんでもなくすみずみまで意識を向けているものだと思うし、イージーに描けるものじゃないですよね。





主人公=俺…じゃないので       金田陽介『寄宿学校のジュリエット』

マンガレビュー
03 /14 2017


 RPGゲームとかが顕著なんですが、いかに自分の名前が登録できる作品であってもイコール自分という感覚が全く無い。マンガの主人公等のキャラクターもイコール自分という感覚が全く無い。『キャラクターは存在しなくても居るんだ』と思っているけど、やっぱり『自分では無い』と思っている。


 たまに『登場するキャラクターに自分を重ね合わせて楽しんでいる』というような人も居るみたいなんですが、自分には全く辿り着けない領域です。歴史的名作『修羅の門』で、一度は主人公・九十九の放った虎砲に沈んだ片山が『菩薩の境地』に辿り着いて九十九を追い詰めるのですが、その時の


 『俺はあなたみたいに菩薩の境地に辿り着けない』


 …とあくまで自分自身のスタイルで勝利するんですが、これは良く分かる。自分も同様に『自分は自分にしかなれない』と思っている。『共感』と『重ね合わせる』は全く違うものだと思ってます。『共感』というのは『応援したい』とか『憧れ』とかそんな感じかな~。



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 さて、今回は度々取り上げさせてもらってます金田陽介先生の『寄宿学校のジュリエット』です。うん。この作品はアニメ化しても普通だよと思えるぐらいに人気がある。もちろん自分もアニメ化するには大賛成だ。


 単行本の表紙が実に初見の購買意欲をそそるのですが、もちろん読んでみても間違いない。このマンガは『表紙詐欺』などという言葉からは最も遠くにある作品なのだ。



 で、この作品の主人公・露壬雄なんですが、俺はコイツが大好きなのである。単純に『熱いヤツ』だから。


 俺もいいオッサンであるが、マンガの変遷を辿ってみると、今みたいに売り場の表紙がカワイイ女の子ばかりではなかった。同世代なら分かるかと思いますが『きまぐれオレンジロード』が好きなのはちょっと恥ずかしいので言えないという空気であった。が、時代が進むにつれ今のようになっている。ただ同時に『コイツ、あんまり好きじゃないなあ…』という主人公が複数の女の子にモテモテ…というハーレムものが増えてきたのもあった。


 もちろんこれもいずれ変わるであろう流れだ。


 そんな中で『ジュリエット』の露壬雄という主人公は『待っていたぜ!!』と言えるような主人公像であった。俺としてはやはり『好きなヤツ』が『意中のヒロイン』とくっついてもらいたいのよ。主人公イコール俺では無いからこそに。自分はどこまでも物語は『傍観者』でしかないけど、だからこそ応援したいんですよね。



 ……で、俺が好きなヒロインは蓮季なんですが、なんかあんまりにも報われないので、このコには幸せになってもらいたいな~と思ってます。なんとかお願い!!



男ゴコロのわかるマンガ!!(ダメ男の)          板倉梓『間くんは選べない』

マンガレビュー
03 /08 2017
 他の人はどうだか知らんけど、自分は作者の性別って割と重要です。同じ内容でも


 男性の作者→ンなこたぁ分かっている!!じゃかぁしい!!

 女性の作者→ああっ、分かってくれて嬉しいな!!


 …と印象が異なる。もちろん逆のケースもありますが、性別というのは超えられない壁ですよね。



 自分が板倉梓先生の作品が好きな理由はここにある。板倉先生は男ゴコロを良く分かっている。特にダメ男の弱さを良く分かっている。自分もダメ男の部類であるからにして、これが『嬉しい』のだ。性差別だなんだ言われようと、これが男性作家の作品だとやっぱり印象違うなあ……。


 『そういうダメ男が居る』というのを知ってくれるというのが嬉しいんですよね。救われた気持ちになる。



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 さて、今回の板倉梓先生の作品は『間くんは選べない』という屈指のダメ男作品に仕上がってます!!



 ストーリーはモテない間くんが…


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 神がかりなタイミングで



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 カワイイ子二人と同時交際が始まってしまう…というものです。ピクシブコミックでも試し読みできますよ!!



 で、これがまた『よくぞここまでダメ男を描いてくれる』というのがある。いっそね、間くんはクソ野郎なんでケツに爆竹つめて爆破してぇ…ぐらいに思えればいいんですが、その『弱さ』がどうにも『嬉しい』んですよ。別に『そういう状況になったら仕方ないよね』という『許し』が欲しいんじゃなくて、ただ『そういう弱さを知ってくれている』というのが嬉しいんですよね。



 強いヤツも弱いヤツも世の中には居る



 …というコト。それはおそらく強いヤツには実感の無いコトだけど、弱いヤツには『恐ろしい現実』であって、とても恐ろしいコトなのです。そういうのを『知ってくれている人が居る』というコトが嬉しいのです。



 …と言っても『作品は滲み出るもの』というのがある。板倉先生はよくコミティアに出展されているので一度質問したコトがある。



 『好きなおそ松さん兄弟は誰ですか?』



 …と。答えは『やっぱり!!』と思わず声にした程にビンゴであった。やはり作品は語る。ダダ漏れである。マンガは恐ろしい……。


根強く愛される作品           菅野マナミ『ひまわりさん』

マンガレビュー
01 /10 2017


 マンガの危機的状況が叫ばれ続けてますが、そのおかげでマンガの作品傾向も大きく左右される。


 そりゃ、企業だから『売れないと困る』というのがあるんですが、これが『好きなモノをチョイスする』という幅を狭めたりする。そうすることによって読者の視野が狭まる…という危険性はあるだろう。悪循環に。


 『売れている作品が終わらずに続いている』


 …という傾向が強くなった。週刊だと単行本が年6冊なのでエラい勢いで本棚が埋まる。あと『出オチマンガが増えた』とか『ハッタリばかりのマンガが増えた』とか『とにかくカワイイ子描いとけ』的な感じで。保守的な継続と、瞬発力のマンガ傾向にある。


 個人的には『ハデさは無いがジワリと面白く、ゆっくり長く付き合いたい』というマンガの底力を信じて欲しい…というのはある。そして、それを体現しているような作品は



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 菅野マナミ先生の『ひまわりさん』だろう。



 派手さは無いがジックリと読める作品で、刊行ペースはだいたい10ヶ月に一冊ぐらいだ。このマンガは『根強いファンが買い支えている』というのを実感する。作品が作品だけにテレビやネットで話題独占とか、メディア展開(アニメ化はありそうな気も…)はありませんが、確実に『静かに熱心な読者に支えられてる』というのはある。


 そして、何よりこのマンガは『誰が読んでも面白い』というのがある。しかし、『へえ、こういうマンガもあるんだ知らなかった』という位置付けでもあるのだ。そして、本能的に感じるのが『こういうマンガがないがしろにされたらマンガはお終いだ』というコト。注目されるというのはとても大事なコトですが、同時にひっそりと支えるようなマンガも必要です。


 菅野マナミ先生の紡ぎだす心地良い空気……これが贅沢で豊かな時間だと感じる。ガツガツ食うなんてもったいない。ゆっくりと丁寧に味わうのだ。



だっせーッ!!           板倉梓『きらきらビームプロダクション』

マンガレビュー
01 /08 2017

 ウルトラマンの写真の端っこに常にある『円谷プロダクション』なる文字。


 ガキの頃は『?』と理解できなかった。ずっと『まるたにプロダクション』だと思っていた。そう、円谷プロダクションという意味を中学ぐらいになって知る。世の中にはそういうのを経緯して発表する重要性を。



 だけど、そろそろ社名変更とかしても良くないかな……無理?



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 というコトで、今回は 板倉梓先生の…



 『きらきらビームプロダクション』です。



 うん、俺もたいがいにマンガ読んでいるけど、こんなに格好悪(ダサ)いタイトルは初めてかもしんない。もちろん狙ってのタイトルだろうけど(マジだったら今までの板倉先生のイメージが崩壊する)、ここまで格好悪(ダサ)いのを思いつくなんて……。『艦これ』の阿賀野もきらりーんビームとか言ってて、そのアタマの悪さからケッコンしましたが、なるほど格好悪(ダサ)いのは心地が良いなあ。


 さて、自分にとって板倉先生と言えば『作家性』である。


 やはり『あかつきの教室』のインパクトはデカかったし、最近だと『ガールメイキル』も衝撃であった。コミティアでの作品もヌル…とした質感が面白い。


 が、同時にカラッとした作品もまた得意でもある。


 『野村24時』は実にファミリー四コマしていたし、今回の『きらビー』(今決めた略称)も万人が好むようなスタンスだ(掲載誌がそうだしね)。これを器用と見るのか?


 いや、『作家性』だと思う。どちらも『実に自然体』なのだ。


 最近感じているんだけど、『ホラーマンガ』というカテゴリーですが、あれは『笑える要素がかなり多い』というのがある。怖いだけでは成立しないカテゴリだ。少なくともストーリーマンガ専門の方よりホラーマンガ家のがギャグに向いている気がする。逆もまた然りで。


 で、板倉梓先生に関しては『描き続けて発表する限り追い続けよう』と決めているマンガ家さんである。


 なんというか、読んでて『安心する』というのがあって、『ガールメイキル』という殺伐とした作品もまた、なぜか自分は安心するんですよね。不思議と。旅行から帰ってきた時の自宅みたいな安心感が。


 『きらきらビームプロダクション』


 …というタイトル。やはり一巻を読み終えても『格好悪(ダサ)い』としか思えないんですが、心地の良さはやっぱり板倉先生の作品だからだろう。ちなみに『野村24時』と同様に信号機カラーな作品なんで三巻まで続いてほしいトコロだな~。



焼直したら最狂のゴルフマンガになってました♪          橋本俊二『タイマンゴルファー勝』

マンガレビュー
01 /07 2017


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 さてさてさて!!いよいよ『タイマンゴルファー勝』を書く日が来たぜ!!


 しかし、このマンガに関して身もフタも無い言い方をすれば『名作プロゴルファー猿の焼き直し』であるのは否定できない。模倣…というのはそれだけで評価が下がる。そりゃ、第一に作った人が一番新しいコトしてるんだから。が、このマンガを読んで『何事にも例外はある』と痛感する。焼直したらより殺傷力が上がってしまった…という感じ。なんつーか、日本刀からマシンガンぐらいに。このマンガ、最初から狂ってて加速していくさまが快感だ。


 さて、今回は第一話の『裏ゴルフ場勝負!!』です!!



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 スタートは白土三平先生の『サスケ』みたいに裏の世界を強調


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 …とそこに新進気鋭のプロゴルファーさん!!だけど、調子こいてます!!


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 その横柄さに『イラァ…』とした勝は挑発し、名前を名乗りますが…



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 タイマンゴルファー勝という者です!!


 これ、俺はこれだけで笑い死にするかと思った!!『プロゴルファー猿』も大概に酷いタイトルだが、『タイマンゴルファー勝』はそれに輪をかけて酷かった!!時代背景からすると、世はバブル崩壊直後なんだけど、今みたいにタダの牛丼にやたら並ぶみたいな貧乏な国でなく、まだまだゴルフ会員権とかとても売れていたり。ゴルフは富の象徴でした。そのゴルフにタイマンである。そして、勝である。必ず勝というアタマの悪さしか感じ無いタイトルでして、このマンガのサクセスはタイトルからして約束されていた!!


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 こいつはけっさくだっ!!


 全くもって俺もそう思います。つーことで勝負となりますが…


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 表のゴルフコースでは、勝は一打負けておきます。そして、裏のコースにて



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 何も無い部屋じゃないか!!


 いえ、ありますよ。ほら…



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 THE・歩行者天国!!


 …つまり、さっきのコースよかよっぽど通過ポイント広いから余裕ショッ!!ほれほれ~!!


 というコトで勝は挑発します。


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 対する片桐プロは


 見てろっ!!!


 とヤル気マンマンでしたが。



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 !?

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 !!?

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うわ~!?殺っちまった!!!!!



 いきなりの殺人ゴルフに俺は笑うしかなかった!!


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 まあ、片桐プロの妄想イメージなんですが。が、次は勝の番!!勝は…


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 こともなげに


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 そして、このセリフ!!狂ってます。



 …が、このマンガの第一話はこれで『まだまだおとなしい』だったり。この後、どんどん狂っていくのでした……。



 ちなみにこのマンガ、なかなかに入手困難で俺も4~7巻(全八巻)が抜けていて未見なんですが、この度、キンドルで読めるようになりました!!オススメです!!


フルコンタクト実戦マンガ記事         野部優美・立川談四楼『落語ボクサー寿限無』(ファイティング寿限無)

マンガレビュー
01 /06 2017


 度々書いてますが『空手バカ一代』というマンガは俺の人生に大きな影響を与えている!!もっぱら残念な方に。


 フルコンタクト実戦マンガ記事とはなんぞや?と思われた方もいるだろう。非常に曖昧であるがメチャ単純に言えば『使える』というヤツである。読んでくれた方が『マンガは面白い』と感じてくれるようなものを目指すことです。マンガは『低俗な大衆娯楽』でいい。そこに『文化』『芸術』『権威』等々の煩わしいものを介入させようとする思想とは相反する。


 『フツーの人が面白いと感じるマンガを書く』


 …というのが自分の目安です。『分かる人には分かる』というスタンスもまたフルコンタクト実戦マンガ記事では『やってはいけない』なんです。マンガが面白いと感じるように書く。それだけですが、とても難しいコトです。




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 さて、今回は 野部優美・立川談四楼先生の『落語ボクサー寿限無』(旧題・ファイティング寿限無)です。この度、コンビニコミックが発売されましたのですが、例によってすぐ買わないと無くなるというタイプのマンガでもあるので急げ!!単行本三冊+インタビュー+未収録とお得な仕様になっております。


 フルコンタクト実戦マンガ記事はあらゆるものと戦わねばならない。例えば『面白いマンガは売れる。黙っていても売れる』という考え方にも。違う、面白くても今は売れない時代になっているんだ、と。面白いマンガがたくさんあるのに皆知らないだけなんだと。それに対する警鐘も役目だ。テレビ等で紹介される作品群にも劣ってない。


 そして


 マンガというのは『消耗品』というのはあるけど、それにすら抗って『心に残る作品』としてアッピールしたいというのもある。それは古い価値観なのかもしれない。だが、抗う。



 そのフルコンタクト実戦マンガというのを見事に体現化したような作品が、この『落語ボクサー』だ。このマンガはずはり『師弟愛』に集約される。


 師弟愛とは何か?それはこのマンガを読んでいただくとして、先述の『空手バカ一代』の名言に『正義なき力は無能なり 力なき正義は無能なり』というのがあって、まあ『説得力』ってコトなんだけど、師弟愛といのは古い価値観だ。イマドキの若者はそれを信じて無いだろう。なぜなら、裏切られ続けてきたから。だけど、『そんなコトないですよ』と訴えているのがこのマンガだ。


 野部先生のマンガは『感謝』を描く。これは常に。


 そういうのは『誰かが描かなきゃいけない』と思う。なぜなら『マンガは低俗な大衆娯楽』だから。大衆がそういうの信じられなくなったら『つまらない』から。断言しよう。このマンガは『フツーの人が面白いと感じるマンガ』だ。それが密集されている。マンガは元気の元だ。明日への活力だ。だからこそ『マンガって面白い』んです。


 そして、俺もまた『落語ボクサー寿限無』みたいな作品があるから、マンガブログを続けられるのです。感謝!!



カッコいい!!憧れる!!          望月三起也『バサラ戦車隊』

マンガレビュー
12 /31 2016


 さて、今年最後のマンガ記事です(まあ、明日もフツーに更新してますが)。



 今年を振り返って、最後に書くなら何だろう……と考えるまでも無かった。やはり書きたいのは『望月三起也先生のこと』だな~。今の方どころか、自分の世代でも望月先生の作品を読まれている方は少ないんですが、そうじゃない……大事なのはそうじゃないんですよね。


 前にも書きましたが、初めて触れた時はジャンプとか話題作を中心に読んでいて、それだけじゃ満足できなくなって古本屋巡りしてたんですよ(当時はブックオフなんかなく個人経営が主)。で、『ワイルド7』というタイトルを知るんですが、『どうせ昔のマンガだろ?あしたのジョーみたいなのは例外で新しいマンガが面白いに決まっている』って浅はかに思っていたんです。


 …衝撃であった。


 『俺は何をイイ気になっていたんだ?』と思った。『ワイルド7』という作品はとても思い入れが深く、一言で語れないのだが、とにかく衝撃であった。望月先生のマンガは他に似ているマンガ家が居ない。居たとしたら、それは望月先生から影響を受けたと思うし、現在の新人作家で影響を受けている方はちょっと知らない。


 絵柄の好みは別として、とにかくレベルが高い!!そして『少年マンガとしての熱さ』である!!主人公・飛葉がカッコいいのだ!!彼は悪党であるはずなのに、理想のヒーローとして俺は共感した!!



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 さて、この『バサラ戦車隊』ですが、その膨大なキャリアの中でも終盤であり、望月先生が73歳ぐらいに描かれた作品です。







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 このままでは皆殺しだ!!俺を見捨てて戦車を優先しろと叫ぶ兵士に



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 主人公・司馬は『いいね~軍人だね~』と悪態をつくが…


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  それは彼の皮肉で勇敢にもカラダ一つで敵戦車に立ち向かい、機転を利かせて退ける!!




 嬉しかった!!


 『ワイルド7』で描かれてきたカッコ良さは73歳という高齢になっても貫かれていた…というコトに。カラダ一つ、ピンチも知恵で切り抜ける……という望月先生のマンガは変わらず貫かれていた。



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 ワルぶっているけど、男らしさという点において望月先生みたいにカッコいいマンガは最高峰でしかない!!



 そして、望月先生は最後の試練に対しても


 



 笑顔で臨まれた望月先生。マンガだけじゃない、望月先生は最高にカッコいい男でした!!いつまでも自分の憧れです!!今まで本当にありがとうございました!!これから先もずっと憧れなのは変わりません!!
 

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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