マンガレビュー - 豚か狼か
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艦これマンガ         ユーゴ『ポンコツ鹿島のケッコンカッコカリのカリ』

マンガレビュー
09 /18 2019


 このブログで度々書いているコトですが『日本のスポーツマンガの相性で野球を超えるものはこれから先も存在しない』という『野球最強論』がある。大雑把に言うと①勝ちのパターンがいくらでも作れる②それを支える複雑なルールを国民が常識として理解している…という二点だ。


 これが他のスポーツだと全然違う。例えば『弱虫ペダル』であると『イロイロありましたがゴール前では横並び』であり『アクションはペダルを回すしかない』というコトになる。リアルレースでは作戦が当たって独走逃げ切りなんてのは面白いのであるが、マンガでそれをやったら面白くなくなるのよね…。



 パターンを作れるのは強みだ。




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 『艦これ』である。



 俺は三周年ぐらいの時に遅れて始めたのですが、キャラクターが好きでやっているだけのような気がする。そして、そういう提督さんも多いのではなかろうか?楽しみ方の幅が広いのも特徴ですが、なによりの魅力はキャラクターの多さだろう。



 現時点で梁山泊の豪傑(108人)の二倍以上いるような気がする。もちろん人気キャラも絞られてくるが『好きなの10人挙げて』と言ったら一致することはまず無いだろう。そしてプレイヤーによってキャラの解釈が結構異なる部分も面白い。そう、題材として最強ランクなんです。



 …というコトで今回は『鬼怒川さんは圧がつよい』のユーゴ先生の『ポンコツ鹿島のケッコンカッコカリのカリ』です!!



 さて、この鹿島というキャラ!!有明の女王と讃えられた人気キャラです(性的にも)。ローソンの店員になったり、三越とコラボしてみたりと人気の高さが伺えます。同時に『なかなか着任してくれない』というヤツでもありまして、俺も三年目にしてお目見えしたしなあ…。






 そして、ユーゴ先生のアプローチとしてはポンコツであったりする。誰が言ったか知らないが馬鹿島(ばかしま)というのが実にシックリくる。あと、気前良く脱ぐ。



 なるほどなぁ…



 これは自分には無い解釈である。しかし同時に『コイツならやらかしそう』と思っちゃってもいる。



 同人…というかコンテンツをネット等で『みんなで楽しむ』という時代になって久しいけど、やはり『艦これ』の『いくらでも遊べる』というのはトップクラスだろう。もちろん他の方の鹿島もイロイロな解釈がある。俺はコレが楽しくて『艦これ』をやっていると言っても良い。自分ひとりの解釈なんてたかがしれている。






 それにしても自分の好きな古鷹と衣笠はなかなかネット上でお目にかからないなあ…。高雄はエロプレジデントの位置として人気ではあるが。
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マンガの現在          ユーゴ『鬼怒川さんは圧がつよい』

マンガレビュー
08 /26 2019



 ガキの頃は違和感を感じなかったが、雰囲気を維持したまま放映機関が何十年も経っているのが『サザエさん』だ。これはもう昭和の物語と言っていい。



 で、たまにカツオが『クスクス』とか『ウフフ…』とかマンガ読んでますが、自分は『マンガってこういうものなんだよなあ』って思っているんですよね。確かにマンガってのは作品によっては『感動』とか『それに影響されてそのスポーツして大成した』みたいのがあって、それはとても素晴らしいコトなんですが、自分は『マンガってこういうものなんだよなあ』って。



 それは時代が変化しても変わらない。






 さて、今回取り上げるのは ユーゴ先生の『鬼怒川さんは圧がつよい』です!!


 いや、ツイッター見てたらなんかTLに流れてきて、栃木県人としては鬼怒川というワードに絶対的反応を示すので読んでみたらエラく面白かった…というコトで。



 しかし、ガキの頃『サザエさん』を見ていた時代とマンガのアプローチは変わった。今やネットの無料配信が常になっている。ありがたいコトに多くの出版社が公開してくれるので、おこづかいをエイヤッと決断せずとも困らずにいくらでも読める。さらにはこの作品はWebにコメント入れるコトによってニンテンドー・スイッチが当たるキャンペーンもやっていたりする。



 また、モニターで見るのはもちろん、今はスマホでマンガ読むスタイルもフツーでしか無い。『めくる』でなく、『上下スクロール』という形式になっている。これは旧来の『めくるマンガ』を描いていた人にはとても信じられないだろう。そのぐらいの変化なのである。



 が、でもマンガはマンガなんだな、とこの『鬼怒川さん』を読んで安心した。



 カツオがニヤニヤして読んでいるような『気取らないマンガ』はいつになっても変わらない面白さがある。確かにマンガには『素晴らしい』とされる側面もあるが、自分はこういうマンガが好きなんですよね。



 予備知識ナシでも楽しめて

 気負わずに読めて

 『面白かった』という純度の高い


 そういう『いかにもなマンガ』は時代が変化しても在るからいい。『学校タリー』とか『仕事メンドクセー』ってヤツが『あ、今日は更新される日だな』って思い出して、通勤やらスキマの時間に読んで『しゃあねぇやるか』って気力をちょこっとだけくれる……マンガってこういうもので『鬼怒川さん』はこういう作品なんです。


 ちょこっとだけくれる…実はすごいコトなんですよ。いかにもマンガなマンガって。





 

弱(ジャク)い             林雄一『ベリアル様は四天王の中でも××』

マンガレビュー
08 /17 2019



 2000年代初頭ってのはエロゲがよくアニメ化してたんですが、今のアニメファンには信じてもらえるだろうか?あの新海誠監督もエロゲのオープニングムービー作っていたんですがね(当然スゴかった)。


 そして、ラノベがアニメになるのがブームになりました。『涼宮ハルヒ』とか。同時期にきらら系もアニメになるようになりまして、ここら辺がしばらく続く。


 そしてラノベから『なろう系』と呼ばれるものが台頭してきたような気がする。よく分からないのだが、トラックに轢かれて異世界に転生してメチャ強くて『あれ?俺またなにかやっちゃいました?』と言っているらしい(皮肉とがでなくマジでそういうのだと思っている)。で、この『無双』というのから、今度は『主人公が姉やらママに守ってもらう』方向みたいらしい(今期、そういうアニメやっていたんで参考に観てみた)。



 ではネクストは何か?




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 弱(ジャク)いブーム!!



 …かどうかは知らないけど、林雄一先生の最近発売された『ベリアル様は四天王の中でも××』では



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 悲しくなるぐらいに弱(ジャク)い。弱い、絶対に弱い…という逆『黄金バット』であつた。



 が、ベリアル自身も妙に真面目なトコロがあって、部下に丸投げしてりゃいいものの必死に強くなる努力をしているのがいたたまれないというマンガです。



 何しろ、その辺のクソガキがストレス発散にボテくり回しているスライムにすら殺されはぐるという弱さで、これはマンガ界イチの弱さではないだろうか。スペランカーと互角である。



 さらに頑張ってレベルを上げてもステータスが上がらないとかゲームの世界だったら炎上してクソゲー認定されるぐらいに弱かったりする。



 無双系からのネクスト!!弱(ジャク)い系誕生である!!





 ……ちなみにこのマンガの一巻ラストによく雑誌に載せたねというぐらいに狂っている爆弾が仕込まれているのよ(汗)。林先生のマンガはチャンピオン掲載時もきらら掲載時の頃も読んでましたが、初めて『大事け?』と栃木弁丸出しで心配になりました。げっぽん。


セール!!        カミムラ晋作『マジャン 畏村奇聞』

マンガレビュー
08 /15 2019




 老後は田舎に引っ越して畑を耕して穏やかな日々を過ごそう



 …というのは東京モンの幻想である。宇都宮は一応は50万人都市であるが、そっから北はド田舎であり……田舎になればなるほど陰湿なんだなあ(多分、当たっている)。俺は田舎暮らしはヤダ。ガッツ石松が掲げたとかいなか・栃木県のバランスが良い!!



 つーコトで創作の世界で年頃の主人公が田舎にいけば都会に憧れる純朴ヒロインがもてなしてくれて、この作品も例外では無いのですが…



 それ以上に田舎の陰湿さが主人公を襲うマッドな麻雀マンガ!!それが『マジャン』!!



 何しろ『マジャン?ああ、麻雀のコトね』と言っただけで、理不尽に攻撃されるという恐怖の田舎の同調圧力!!かなーりアレな麻雀マンガであつた。おかしい!?エロゲの世界の田舎モンはみんな優しいのにっ!?そんな陰湿なイジメに負けない(そして麻雀で解決する)主人公に熱くなれ!!是非とも!!


 あと、麻雀はあんまり詳しく無いんですが、かなり理論がシッカリしているらしいので麻雀好きな人もオススメですよ!!




プロトタイプ              こしたてつひろ『燃えろ!アバンテ兄弟』

マンガレビュー
06 /19 2019



 大ヒット…というのはマンガ家ならば当然欲するものですが、そりゃもちろん容易なコトでは無い。



 そもそも『運』も絡んでくる。短期で終わってしまった作品が実はとんでも無い可能性を秘めているコトはままあるコトで『マンガというのは誰にも分からない』のよね。



 そして、今回はそんなプロトタイプとしての作品が…




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 こしたてつひろ先生の『燃えろ!アバンテ兄弟』です!!



 ええっと、そもそもに こしたてつひろ先生こそがコロコロコミック最強のヒットメイカーだろう。コロコロコミックはマンガ誌としてもちろんだけど、男子児童の遊びの火付け役…という意味合いも大きい。


 その中で


 ドッジボールブーム

 ミニ四駆ブーム


 …を牽引したのはスゴイ。そして、この『燃えろ!アバンテ兄弟』こそが『爆走兄弟 烈&豪』のプロトタイプである。『ガンダム』における『ザンボット3』のような存在。



 が、このマンガは少ししか読んだコトがなく常々読みたかったのですが、ようやく機会を得ました。そして



 『烈&豪』のアイディアはすでにここで使われていた…というコト。あのマンガの名シーンが随所にスデに描かれていた…というコト。そもそもミニ四駆ブームもアバンテ(あと、ダッシュ四駆郎)あってこそだったしね~。



 しかし、このマンガは『アバンテ兄弟』にも関わらず、二話では後継機の『バンキッシュ兄弟』が出て、三話ではアバンテのハイエンドたる『イグレスコンビ』が登場し、終始、型遅れマシンとしてディスられ続けて戦わなきゃならないのよね……。そもそもアバンテだけどクソ走らねえかんな!!入門機の三倍ぐらいの値段のクセに走らせてるとアチコチ緩んでガタガタになるという第二次大戦のドイツ戦車みたいなマシンでした。



 ただ、アバンテよりカッコいい四駆バギーは無いんだな~。



視点             三嶋与夢・潮里潤・孟達『乙女ゲーの世界はモブに厳しい世界です』

マンガレビュー
06 /11 2019

 2000代初頭はエロゲブームなものでした。その当時はかなり結構楽しんでましたが、たま~にある疑問符が浮かび上がったりする。



 このルートで主人公と結ばれなかったヒロインはどうなっちゃうんだろ?



 …って。特に不幸系ヒロインは救済されないままになるのかなとか考えちゃったりすると純粋に楽しめなくなったりする。ただ、物語を楽しむうえでこういう視点ってとても大事で今のマンガブログに役に立っていると感じます。



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 乙女ゲーの世界はモブに厳しい世界です




 さて今回は、過去にチャンピオン誌で読み切りを描いていた潮里潤先生が三嶋与夢先生からそんな原作を得て単行本になった次第でありますが。



 うん、やっぱりエロゲーって狂った世界なんだな…と実感する。さらにこの作品ではタイトルまんまに『その世界ではモブ』というコトで著しい苦労を強いられます。


 異世界転生して無双!!あれ?俺また何かやっちゃいましたか?


 …なんてこたぁ無く、ストーリーを知っていても苦労しまくるという地獄展開が待っているのでした。転生モノの名作『代紋TAKE2』でもこんなにしんどかったかな…?



 また、コミカライズにあたって潮里潤先生の作画が入りまして、原作は未読なんですが『おそらくかなり読みやすくなった』というのが伺える、設定がかなり複雑で原作者あとがきでも言及されているのですが、細部の設定の変更がある。


 なぜ?


 読み切りの時から興味をひかれていたのだが、潮里先生のマンガは『読みやすい』というコト。ネームが独自のリズムがあって勝手に『袈裟斬り型』と読んでますが、コイツがなかなかに中毒性の高い魅力がある。ぜひとも試し読みで確認いただきたい。



 それにしても、この視点は無かったな~。


そういう人が居てくれた            吉辺あくろ『先生!休ませてください!』

マンガレビュー
05 /06 2019


 このブログでちょこちょこ書いているコトですが、自分はマンガを『低俗な大衆娯楽』って捉えてます。


 違う…という方も居るだろうけど、やっぱり人間社会といのは『明確に上下関係がある』し、それは『勉強ができる』とか『スポーツができる』とか「お金を稼げる』とか数値化して偉さは変わるのです。でも、それが無いと人間社会が成り立たないというのもあるんで、そのシステムは優秀だとも思います。



 が、マンガである。



 マンガなどいくら好きで知識は理解に精通していても偉さには全く結びつかない。いや、世間一般の偉い人からはバカにされるコトなのだ。だけど、だから、俺はそんなマンガが好きです。マンガには偉くなってもらいたくないんです。




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 『どの連載も好きなように描かせていただいているのですが、その中でも特に自由にやらせてもらった作品でした』



 …とまあ、今回の三巻で完結しました 吉辺あくろ先生の『先生!休ませてください!』のコメントですが、自分も今までで最も吉辺先生っぺえと思って読んでました。



 マンガの感想なんかで『ボクは〇〇を読んでそのスポーツを始めて良い結果を出せた!!』とか『〇〇から勇気をもらって臆病じゃなくなった!!』とかあって、それはとても素晴らしいコトではあります。


 が、嫌な話すると『マンガに逃避するようなヤツが、そんなん読んで変われるわけねーじゃん。むしろ逆効果だよ!!』って現実はある。そうだよ。マンガを逃避に使うダメなヤツも世の中にはかなり居る。だからマンガは『低俗な大衆娯楽』なんだから。



 だけど、そういうヤツにとって『そういう人が作品の中に居てくれる』ってのは嬉しいコトなんですよね。



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 最終巻では主人公・水野さなは『本当にちょこっとだけ前向き』になります。おそらくこれでも『フツー以下』でしょう。偉くもなんとも無い。だけどマンガに逃避している人にとっては大きな勇気に成り得るんですよね。



 素晴らしい成功談

 困難を克服した話

 
 …でだいたいの人は勇気やら希望を得ますが、世の中には『それが逆効果』になる人も居る。



 そして、そんな人に届いてしまうのが『低俗な大衆娯楽』たるマンガなんです。吉辺先生の作品は昔から今もこれからもこういうトコロは『相変わらず』なんですよね。結果の大小だけじゃないんですよ、マンガは。


キュート          猪腹賽・春夏アキト・羽獲りひろし『ひるねぶる。』

マンガレビュー
05 /04 2019



 そう言えば


 そう言えば、マンガの『絵柄』というのに対してオールマイティなトコロがある。食い物はだいぶ克服したけどまだまだ苦手なものが多いしね(なぜか赤い食い物がダメなコトが多い)。もちろん苦手なのはちょっこっとだけあるけど『なんか感覚的に邪気を感じるので苦手』みたいにイミフなトコロがあって、劇画タッチだからダメなんてのは全然無い。



 そう、俺にとって持っても好き嫌いの無いモノというのはマンガなのだ!!




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 さて、チャンピオン読者にはの原作・猪腹賽先生原作の『ひるねぶる。』の単行本が発売となりました。よくコンビを組まれる横島一先生の絵柄の印象がある方も多いかもですが、実は猪腹先生はキュートな絵柄の作品もかなり手がけていたりする。



 という訳で今回組んだのは!!なんと!!春夏アキト先生です!!



 春夏アキト先生と言えば、ツイッターやってて『よく流れてくる艦これマンガの方』という印象が強い。とてもコミカライズされたシンプルかつ確かな筆致に、とてもキュートな絵柄な方…という好印象がある。そりゃ単行本買いますわ。




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 さて、内容ですがタイトルまんまに『ひるねに勤しむ部活動』というものでして、なかなか現代に合致している。昔、『さるまん』で『睡眠バトルマンガというのを編集部に提唱したが一笑にふされた。後悔先に立たずと言っておく』というのがありましたが、30年近く経って時代が追いついたな~という気もする。


 現代は『睡眠』に対する関心が高い。実際、俺も高い。一年ぐらい前から睡眠を見直したけど、かなり健康になったし『睡眠時間をキチンととることによって、他に充てられる時間も増えた』というのを実感する。



 当然、このマンガも『ひるねによる効率アップ』の部分も描かれていてコメディ部分以外の面白さも充実している。何より『睡眠』というリラクゼーションな内容であるからにして、やはり春夏アキト先生の絵の効果もてきめんなものになっている。






 まずはお試し読みからどうぞ!!



 

いちゃラブ           るり原ズラチー『フェチップル』

マンガレビュー
05 /03 2019


 たまに話題として聞くのが『最近流行りの異世界転生ものってあんじゃん?死んでハイスペックになって生き返った異世界でヒロインにモテモテ…こんなんばっかで面白く無い』みたいな意見だ。



 で、俺ってば上司のオゴリでキャバクラに何回か行ったコトあるんですが、『あ…このオネーチャンたちは仕事だから俺みたいなキモオタのブサメンに対して好意的に演じてくれるんだな…』とか思っちゃって、なんだかだんだん申し訳なくなってきてただでさえ低い人間ランクが落ちた気分になって本当にいたたまれなくなる。



 で、結論なんですが『生まれ持った資質』というヤツだ。物語とか演じている…と考えない。主人公=自分みたいな視点の方は『なろう系』というのは気持ちの良いものなのだろう。キャバクラなんかも没入感に適性があればリアルに惚れてくれたって思って貢ぐしね。



 たまに『この作品のこういうトコロはこうするともうちょっと良いんじやないでしょうか?』的なコトを言って、『好きな作品をけなされた!!完全否定された!!自分自身が侮辱された!!』みたいな人を理解できなかったのだが、つまりは『そういう人』なのだな~と分かった。



 これは生まれ持った資質なのだと思う。




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 さて、今回は二巻が発売された『フェチップル』で当ブログでは何回か書いてますが。



 どうも評判良く、重版もガンガンかかっているっぺえ。というコトで①一巻単行本カバーが変更され二巻と統一感持たせた②それに伴い『僕らの純粋な恋』の部分がタイトルから消える。



 …良い判断だと思います。


 ぶっちゃけ好きな作品はガンガン売れて欲しいのでこういうのはガンガンやって欲しい派です。手持ちの単行本表紙に統一感が無くなった(一巻は出た当初に買ったし)が、勇チャンはA型で大雑把だから『まあ、いいか』で済んじゃう性格なんです。


 
 このままアニメ化まで突っ走ってもらいたいところ!!最近のマガジン系のラブコメの面白さはマジパナイ!!




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 で、自分は『仲むつまじいカップル』というのが大好きである。スゲー単純に『見てると幸せ感を感じて幸せになるから』ってコト。なんつーか、他人は他人って意識が生まれながらに他の方より強いらしく嫉妬とかそういうのが『どうも無いらしい』のだ。これも割りと最近まで気付かなかったが世の中けっこうあるようだ。




 なので『フェチップル』という作品は『自身が柚木くんの気分になってウハウハ』なんてこたぁ一切無くて、ただひたすらに『仲むつまじいカップル』を遠目からニヤニヤしながら楽しんでいる…という感じ。柚木くんも言花もがんばれーみたいな感じて楽しんでいるところはあるなあ。



 逆に『柚木くん=俺』という視点で見れる人というのはこの作品はどんななんだろ?



 …というのは知りたいトコロではある。今回だと楽しみにしていた予定が急な仕事によっておじゃんになるエピソードがあるが、ああいう時は『イライラするぜぇッ!!』ってなるのかな?



 自分は極端なまでに『キャラクターに対して好奇心が強い』ってタイプであるのがマンガブログとしての強みではあるんですが、同時に『キャラクターに同化できない』という部分では決定的な弱点であるとも思います。



 

自分は自分のキャラクターが好き!!          るり原ズラチー『フェチップル』

マンガレビュー
03 /23 2019


 これって書きづらい『事実』であるんですが、フルコンタクト実戦マンガ記事を提唱している当ブログにとっては『書きたいコト』だったりします。



 ほとんどのマンガ家はモノにならずに消える



 …という事実がある。さらに連載を獲れてもフツーのサラリーマンやってる方が収入が確かなのだ。だがなぜだかフツーの方はマンガ=儲かるって図式がある。多分『多くの方が読んでいるものを読んでいる』というコトだろう。が、マンガは有名作品に対し、フツーの方は知らない作品が99%以上である。



 で、コミティアみたいなイベントに行くと『昔描いてたプロ』だけど『商業誌で描けなくなって』『それでも同人誌で描いて』『くれている』というのをよく見かけます。多分、フツーの人にとって『落ちぶれたな…』ってコトなんだと思いますが、自分はそうは思わない。『今もマンガを好きでいてくれて嬉しいです』って。逆に『マンガなんか描かなきゃ良かった。人生を無駄にした』って意見の元マンガ家さんも居るだろうし、それは俺にどうにかできるコトでも干渉するコトでもありませんが『それは残念です』としか言いようが無い。


 多様化・他人の価値観を認めよう…と叫ばれるご時勢ですが、やはりマンガ家というのは世間一般からはかけ離れた仕事で理解の領域が難しいのは揺るがない。



 まして


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 自分のキャラクターがメチャクチャ好き!!



 …って感性はフツーからはかなり遠いトコロにあるだろう。が、その感性はマンガ家には必要不可欠だ!!つーか、俺は『自分のキャラクターが好き!!』って熱量が高いマンガが好きなんだよ……読むと嬉しくなるんだよ……。



 前にも書きました るり原ズラチー先生の『フェチップル』ですが、『全員好きでしょ』という前置きはあるんですが、ヒロイン・言花から放たれる自分のキャラクター好き好き大しゅきオーラがハンパ無い。しかも回を追うごとに重篤化してるし。



 だけどね…だけど、俺は『何か嬉しい』っての感じるんですよね。マンガってのは絵に描いた餅で食べるコトも味わうコトも叶いません。だけど、それが故にそういう気持ちが強い方のマンガって嬉しいんですよ。多分、フツーの方にとって存在しない創作物に於いて『嬉しい』って感覚は理解に届かないと思うし、フツーの方は『届いちゃいけない』って領域な気がする。 



 ツイッターで るり原先生のツイートを見るとこの『フェチップル』にこぎつけるまでに散々苦労して一時期はマンガ家の道を諦めかねなかった…みたいなツイートが見られますが、この『フェチップル』も単行本になったりで嬉しいです。勝手な言い分ですが『言花はこれまでのごほうび』だと思うんですよね。で、もしマンガの神様ってのが居るとしたら『自分のキャラクターが好き!!』って言えるアタマの悪いマンガ家さんをヒイキするとは思いますし。



 


 あ、このマンガはネット配信ですんで、気楽に読めるのも良いね!!ここ最近の講談社はラブコメ強化がハンパ無いなあ…。

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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