竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』 - 豚か狼か

やったぜキャンピングカー!!             竹下けんじろう『キャンプへ行こう!!』

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
06 /24 2017

 よくあるくだらない話に『お金持ちになったらどうする?』というヤツがある(年末・サマーの宝くじの時期など特に)。



 『まあ、仕事やめるけど、ラクな仕事続けるかな』というのが最もポピュラーなのですが、勇チャンは生粋の遊び好きのクズなので『仕事する時間なんか無ぇッ!!死ぬまで遊び尽くして遊び倒れて死ぬ!!』という感じになる。そして、ほとんどの栃木県男性方は『いわゆる高級車』というのを手にすると思う。もちろんクルマ好きの勇チャンですからにフェラーリにマブいナオンを乗せてフェラってもらうというビッグトゥモロウ(大いなる明日)も捨てがたいのですが、生粋の遊び好きであるからにして『だったらクルマでアチコチ旅行したい!!日本全国どこでも行きたい!!』と思っちゃうんですよね。



 だとしたらキャンピングカーだ!!キャンピングカーこそが憧れの象徴だ!!



 



 さて、当ブログで度々追っております 竹下けんじろう先生の新作ですが…なんと、キャンピングカーのルポマンガとなっております。さすが竹下先生!!今までイロイロなマンガ家の作品読みましたが、ここまで作品の守備範囲が広がってしまったマンガ家は初めてなんじゃないでしょうか?『艦これ』マンガとかも描いているしなあ(どうも榛名派のようだゾ)。


 竹下けんじろう先生の過去作品『あまガミ』では転校しがちな主人公がオヤジと共にキャンピングカーで移動してましたが、やっぱり憧れていたのね…。そして、夢がかなった!!やったぜ!!



 そして、竹下先生といえば『作品が真面目』というのがあって、自分はソコが好きなんですが今回も活かされてます。なんと、当日は天気が悪くてボロクソというのをありのままに描いております。なんて正直な…と思いましたが、やはり過去作の『釣り屋ナガレ』に於いても『釣れないで終わる』というエピソードを描いていて、企画マンガであっても竹下先生のマンガで面白い。


 ここら辺、自分はバイクツーリングをよくしているから肌感覚で分かるんですが、『こういうショッパイ経験も振り返ると楽しい』というのはあるんですよね。こういう時だから『その時食べたゴハンがオイシイ』とかね。



 しかし、これを読んで感じたのが『やはり俺が何かの間違いで金持ちになったらキャンピングカーを買うしかない』という脅迫観念ですね。誰か勇チャンにビッグトゥモロウ(大いなる明日)を恵んでください。


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真面目&本気           竹下けんじろう『ビューティーマーク』

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
12 /07 2016


 マンガに関しては『描く側』じゃなくて『読む側』なんですが、どちらにしても『マンガに対して真面目&本気』というのは大事だな~と思います。『評価は自分でなく他人が決める』と考えてますが、それでも聞かれれば『だいたいがいい加減ですが、マンガに関しては常に真面目で本気ですよ』と自分は答えるでしょう。


 なので、読みたいマンガで重要なポイントは『真面目&本気』を感じるコトだ。…と言ってもマンガを『描く側』はそれが無いとピクリとも前進しないからね~。ただ、その気持ちがえらく深く感じるマンガ家さんは何を描いても面白い。


 竹下けんじろう先生は自分にとってそんなマンガ家さんだ。



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 さて、今回は二巻が発売されました『ビューティーマーク』です。竹下先生の作品は新刊が出る度に読んでいて、その題材の広さとハズレが全くないのも同時に驚く。



 この『ビューティーマーク』の主人公は一巻のあとがきに言及されてましたが、自分としては『いやいや!!とても魅力的な主人公だ!!』と思ってます。それは『真面目&本気』というのがあって、これはいかにも竹下先生のキャラクターだ。適材適所という意味の話であるが、他のマンガ家さんが彼わ描いてもこうガチッとはまらないような気がするのです。




 二巻もまた安定して手あたり次第にセックス要求しまくるセンジュさんですが、彼氏持ちでして、その彼氏から…


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 ゴルゴのような眼光でセックス手ほどきして



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 やたらカッコ良く着地させたり。




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 探偵につきまとわれたり(ちなみに自分のお気に入りヒロインはこの金田一二三)




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 まさかのニセモノが登場したり。このコマはメチャ笑った!!



 …とフォーマットを絶妙に変化させる手法はさすがでした!!一巻が出た時はナンバリングされて無かったのですが、二巻が出て本当に良かったな~。ちなみにAmazonではkindleサンプルがあったりしますので、kindle未体験の方も含めてお試し読みされてみたください。



私とセックスしていただけませんか?        竹下けんじろう『BeautyMark(ビューティマーク)』

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
06 /08 2016


 少子化を懸念した国はある計画を実行に移した。


 若く健全な肉体を持ち、優秀な頭脳をもった主人公は怪人にさらわれ、セックスマシーンとしての改造手術を施され、最後の脳改造をする直前に命からがら脱走する。組織はコトが公になるのを恐れ、主人公に次々と怪人を送り込み、主人公はセックステクニックをもって次々と怪人を倒してゆく。



 ……という読み物をコミティアに出展しようとしていたコトが俺にもありました。うん。やめて良かった。



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 竹下けんじろう先生の新作『ビューティマーク』を読んで思い出し、そして安堵する。うん。やめて良かった。


 このマンガのフォーマットとしては、謎の男・センジュヨシカズが唇の左下にホクロのある女性に近づいては


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 私とセックスしていただけませんか?


 …とストレートにアプローチをかけたりする作品だったりする(本当)。まあ、俺がやろうものなら即通報になるのですが、このセンジュさんは真摯に紳士なので、オナゴたちは好感度をグングンあげていきます。ええ、これがブサメンとイケメンの差です。


 が、このセンジュさんも深刻な事情があるみたいで……


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 なにやら手がかりを追っている模様。先ほど書いた『うん。やめて良かった』の一回目と二回目では意味合いが違う。そう、竹下先生の作品はマンガとしての面白さ・引力を持っているという意味で。


 あとがきにも書かれてますが、エロマンガにおける主人公というのは形式的になったりする。この作品は『主人公がマンガとしての面白さを牽引する』というマンガの面白さありきで描かれているのだ。ここら辺はあらゆるジャンルに意欲的に挑戦し、そしてマンガとしての面白さを常に意識している竹下先生ならではだろう。



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 なので、逆にせまられるというコトもあったりでフォーマットを守りつつ、あらゆる変化もつけていたりする。


 この作品を読み終えた時、素直な感想として『センジュさんのこの先を知りたい』と思った。巻数表記が無いのですが、何とか続巻が出て欲しいなあ~。


 

コミカライズ      竹下けんじろう『クロスアンジュ』

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
01 /13 2015

 ちょっと前まで深夜アニメというのをほとんど観なかったのですが、このままではオタクとして弱(ジャク)くなるという意味不明の動機から観るようになりました。シーズン中2~3本で。


 ……なんつーか、やっぱ観てみるもんだわ。もともとアニメというのはゴールデンタイムのものでしたが、今は壊滅状態で。この時間はどこの局もワイドバラエティやっているから、自然とテレビは観なくなった。30分でサックリと物語を毎週楽しみにしたいのだ。そーいうのが無い。いや、ある。深夜アニメだ。


 前期で楽しかったのは『Fate』ですね~。いや、ゲームが100時間かかると聞いて乗り遅れてましたが、これで楽しく観れました。主人公が頼もしいぞ!!好きなヒロインは桜なんですが、途中から出なくなった。うん、春を待とう。そして、もう一つ面白いのが『クロスアンジュ』ですね。最近になって録りだめしてたのをようやく観れた(これはFateも一緒)。



 
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竹下けんじろう

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 …というコトで今回はチャンピオン読者には馴染み深い 竹下けんじろう先生のコミカライズ版『クロスアンジュ』です。こちらはコミックウォーカーにてWeb配信してますのでガシガシ読まれたし。


 さて、先日発売された単行本の方はアニメに忠実な内容になっておりまして、放映第1話分と2話の半分ぐらいが収録されております。


 …と言っても、そこかしこにディテールが掘り下げられていたり、竹下先生らしいマンガ表現があったりで違いはやっぱりあったりします。


 『クロスアンジュ』という作品において、自分の感想としてはアニメ第三話のアンジュリーナからアンジュになった瞬間からブーストかかって面白くなったので、単行本とWeb配信分を合わせて読まれるのがオススメです。


 最初は『けっこう情報量多い?』とか思っていたら、意外とそうでもなく『実は分かりやすい』という作品だったりする。だがしかし、美少女・ロボット・モンスターとあらゆる要素が欲張りに詰め込まれた作品でもあったり。こういうトコロは安心のサンライズ作品だな~。ところでパラメイルがエラくかっこいいのですがプラモ発売してくれるよね?ここ最近はグッとくるメカ見てなかったのですが、ヴィルキスは久々にキたなあ……。あと、エルシャがお気に入りキャラなんでコチラも出して欲しいトコロ。


 そして、1/18分更新からのお楽しみが竹下先生のオリジナルエピソードに突入するというのがワクワクものである。『クロスアンジュ』にはサリアというキャラが居るんですが、このコがなぜだか『スポ×ちゃん!』のかすみを連想させるんだよな~。コイツはくせぇッかすみのニオイがプンプンするぜ~ッ!!(スピードワゴン風に)。んでもって、大マジで言っているのだけど、この作品ではジャスミン(というお姉さんオババ)が居てとくに気に入っているので彼女が主役になるエピソードも心待ちにしよう(アニメはさすがにやんないだろうから)。


 アニメの方も丁度折り返し地点に入ってます。今からでも全然間に合うぞッ!!




 

あさってな価値観      竹下けんじろう『Marmo』(マルモ)

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
07 /08 2014


 おかしい……狂っている…とは思うもののマンガに対する執着は止まらない。


 そもそもマンガなど無くたって生きていける。マンガがお盛んな日本にあってもマンガの価値は下がっている。自分がガキの頃はマンガとは特別な娯楽でしたが、今時本屋で目を輝かせてマンガに接している子供などは確実に減っている。他にも娯楽に溢れている。パンが無ければケーキを食べればいい……な感覚が普通の方のマンガだろう。映画・アニメ・ゲーム……等々選択肢はいくらでもある。人はオタクでなくても生きていける。


 でも俺はマンガを食ってないと死ぬ。即、干からびて死ぬ。他の人は特に困らないのに。オタクでなければ死ぬ。難儀だ。しかし、それが心地良い。


 テレビでは成功した立派な方々が映り、その方たちは自分より同じか年下ぐらいだったり……。高い社会的地位、収入、名声……これらは憧れとなり、多くの方に希望を持たせるコトで尊い。ところが、俺ときたら『こうなるとオタクできねぇからヤダな……』と思ってしまう。そういうのがダメなんです。それでいいというのが生物として劣っているのです。これは卑下でも謙遜でもなく、純粋な現実として。



 
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 さて、『スポ×ちゃん!』以来の竹下けんじろう先生の作品ですが、今回はエロマンガ!!


 美術大学の臨時講師と天才的な芸術家のタマゴである青年の織りなすドラマです。二人はインビな欲望によって男女合体しまくりです。エロマンガですので。


 が、ここは竹下先生の作品!!かるた、釣り、スポチャンという題材に於いてもドラマを抜かりなく描くだけあって、コチラも濃いです。むしろ、少年誌でないだけに狂気に踏み込んだ内容になってます。


 それにしても、竹下先生のメガネキャラって妙に迫力あるんですが、この作品を読んで確信しました。天馬の狂気を秀逸に演出しています。特にお気に入りのシーンはレズプレイみながら、キャンバスにシャッシャッ描いてたら、今度はチンコをシャッシャッとマスかいているような作品です。変態です。俺、ハアハア……。


 それにしても俺、実はマンガブログなどやっておきながら、他人の作品に対する評価をを気にしないタイプなんです。多分。よく、自分の好きな作品をけなされて怒る方いますが、あの感覚が分からない。マジ分からない。たまにボロクソ書いて反感買うのですが、なんつーか『意見として聞くが、作品とはそういうものだ』というのもあるし、自分の好きな作品をけなされても特に無いんですよ。『別にそいつが作品の生殺与奪を握っている訳でなし、カンケーねーじゃん。まあ、合わなかったんだよ』ぐらいで。実は自分の大好きな作品を悪く書いていても『どこまで向き合っているか?』のが興味深かったりする。むしろ悪く書いているぐらいの方が肥やしになる。で、そういうもんじゃないの?と思っていたが、世の中どうもそうじゃない。


 あっ、自分のマンガに対する接し方って異常で、多分世間一般のマンガとは『暇つぶしの娯楽』程度なのだろう。自分もそれでいいと思う。そして所謂マンガ好きの方々の中でも特異なのかもしんない。『マンガは世界に誇る日本の文化!!』みたいな考え方に『何言ってんだ?死ねよテメェ……』みたいにカリカリするしなあ……。


 ただひたすらに楽しいマンガに出会えるコトしか興味無いんだろう。


 そういう意味で、主人公の片方である、天馬はかなり感情移入できるキャラです。なんつーか、興味あること意外は無頓着で無関心なトコロとか。あと、乗ってるクルマが一緒なのね……。あっちは旧型フィアット500だけど(内装は新型寄りにアレンジされた?)。気が合いそうな、はたまた全く合わなそうなキャラです。


 で、この『Marmo』なんですが、自分にしては珍しく他の方の印象がどうか気になる。この作品を読んで、そう感じた部分が一番の心理的な収穫だった。もちろんマンガブログだからちょこちょこイロイロとチェックしますが、割とドライにデータ収集してるトコロがある。が、この作品は評価が気になるなあ……。天馬というキャラに対して。得体の知れない怪物みたいに見えるんじゃないかな?だって、天馬って、芸術しか興味無いバカタレだ。他は特に要らないらしいし。


 コレが一番自然で気楽……というのが問題なんですよね。ただ、自分は天馬みたいなキャラは大好きです。こういうバカタレを見ると『自分はまだ大丈夫だな』と安心します(小物発言)。


 

 全一巻というのも読みやすくなっております。竹下先生の作品は高密度に短距離マンガが楽しいんです。しかし、そろそろチャンピオンに戻ってきて欲しいです……。物足らないんですよね……。次もまたホビーマンガで!!ラジコンものとか読みたいぜ~~っ!!



 
釣り屋ナガレ 4 (少年チャンピオン・コミックス)釣り屋ナガレ 4 (少年チャンピオン・コミックス)
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 『釣り屋ナガレ』でホーネットが出てきた時に『これで釣りをするに違いない!!』と勝手に盛り上がってました。



 
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竹下 けんじろう

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 あまり出番が無かったライカがそのオヤジくささから結構好きだったので、カメラマンガもアリです。




濁らない          竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
03 /18 2013
 未来…というのは全く予想がつかない。



 過去に繁栄をほこったものが没落していったり、逆に評価されたりする。生きるコトは選択肢の連続なのであるが、誰が理解できるのだろう?さし当たって『良い結果』になったとしても『実は大失敗の前フリ』だったりする。



 だから俺は基本的に考え無しで直感で動くタイプだ。つーか、考えるのが出来ないタイプとも言う。まあいいや、俺の一回キリの人生だからだ。どうせ遅かれ早かれ死ぬんだから迷惑かけない程度にもっとワガママになった方がいいと思いますよ。



 
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竹下 けんじろう

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 というコトで『スポ×ちゃん!』最終回!!



 う~ん、俺は面白かったのですが、なかなかマンガというのは難しいな……。竹下先生のマンガって、ジリジリ面白くなってくる感触が好きなんですけど。こういうマンガって珍しいんですよね。安定&安心の面白さ。



 そう言えば『スポ×ちゃん!』の第一話って、リリィが階段から襲撃かけたコトから始まってますが、終幕は逆から始まっているのがマンガとして面白い。ひよっとすると最初からこの終わらせ方だったのはブレていないのかもしんない。



 で、俺としてはめきめき頭が悪くなる!!フルコンタクト実戦マンガ記事!!を提唱しているだけあって、『活人剣』より『殺人剣』のが興味あったりする。マンガ記事書くにもそれがどうしても外せない『ワガママ』であったりする。なにぶん『マンガを読めばバカになる』とか『低俗な子供だまし』と言われているそれで育ってきたので、『文化』とか『感動した』みたいな高尚な扱いがイヤなのだ。ドッチが正しいというのはナンセンス以外の何者でも無いが、俺はコッチがいいんだよ!!というワガママです。



 だからと言って『活人剣』たる『スポ×ちゃん!』に賛同できないかと言えば『それは違う』というコトになる。流し流され人生のかすみが初めて自我を剥き出しにしてきたコトに自分は意味を感じます。



 よく書いているけど、自分は『正しい』と『間違っている』というのにはあんまり興味ないです。興味があるのは『深さ』です。どこまでそれに向き合ったか?どこまで信じたかのが興味あるな……。



 今回で『スポ×ちゃん!』は終了ですが、最後に濁らずに自我を出してきたかすみにこの作品の描きたかった部分を感じます。



 個人的には竹下先生にはホビーマンガを引っさげて、またチャンピオン誌で描いてもらいたいです……。なにぶん未来というのは予想がつかないのですが、この『スポ×ちゃん!』という作品は次の作品にも脈々と紡がれているのは間違いない。



負けて何が悪い…次は勝つ!!            竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
03 /09 2013
 初代のウルトラマンは最終回でゼットンにのみ負けた。ウルトラセブンはガッツ星人の策略にはまり一回は敗北するものの、再戦の時は同様しているガッツ星人に間髪入れずに宇宙船ごと破壊して勝利している。



 ……自分の大好きな帰ってきたウルトラマンは、放送一か月目にしてキングザウルスⅢ世にアッサリ負けてしまう。しかもウルトラマンなのに負けたシーンがフラッシュバックして汗だくで目覚めるとか、いざ再戦になると負けた恐怖が蘇ってなかなか手出しできないとか、かなりカッコ悪いです。スマートじゃないです。



 だけど、自分の大好きなウルトラマンはそんな帰ってきたウルトラマンなんですよね。



 だから、自分は『困難だな~』とか『大変だな~』とか『でもやんなきゃなんないか~』なんて時はこの『必殺!流星キック』を観るコトにしてます。もう30回は楽勝で観たな(バカすぎ)。


 負けるのが怖いから戦わない…というのはアリだ。失うコトは無い。


 ただ、戦わないと欲しいものが手に入らないなら戦うしかない。残念ながら池の鯉のようにアホ面下げて餌がもらえるほど甘くは無い。戦うというと大げさかもしれないが、イロイロと積み上げたり、手順を踏んだり、努力するコトが大事だと思ってます。


 何かの間違いでラクにゲットしても『伴わない』んで。


 『帰ってきたウルトラマン』って変身道具が無いんですよ。主人公が一生懸命がんばってイロイロ行動してから与えられるご褒美なんですよね(まあ中盤以降は自分の意思て変身してましたが、メインライター上原氏では一貫されてた…というコトで)。結果だけ欲しがるのは間違っていると感じます。別に道徳説いている気はサラサラ無い(第一そういうのが大嫌いだ)。単純にありがたみが無いと嬉しくないというコトだ。


 
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 なずなというキャラが加入したのに来週で終わりなんて嘘だといってよバーニィ!!


 さて、いよいよかすみがリリィに『勝ちたい!』という気持ちをむき出しにした。ここまで着くのにイロイロとありました。実にかすみはカッコ悪いヒロインでしたが、天才肌なリリィに対してどういう答えを出すのか楽しみです。




 ……しかし、なずなが飲んでいたのはブラックコーヒーではなかろうか?やはり彼女は生粋種の中二病であつた……。でも、料理が得意とか!!こういうコに致命的な弱点があったらキュンキュンするんだよな……。


愛着          竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
03 /01 2013
 最近よく考えるのが


 本当の贅沢は消費でなくて、気に入ったものを使い倒すコト


 …と考えるようになりました。気に入った道具を常に使った方が心が満たされるんですよね。そして、その道具への理解が深まるとさらに使いたくなるという循環性で。


 割と物持ちの良いタイプで、シャーペンなんかは中学の時から使ってます。たまに下手くそなラクガキとかしますが、これじゃないと楽しくない。ところがこれは最初から思い入れがあった訳でなく、たまたまこれに出会っただけに過ぎない。もしかしなくても、もっと多くのシャーペンに出会ったならばコレより気に入るものがあるに違いない。だけど、偶然に感謝しつつ自分はコレがいいと思ってます。


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 もうすぐ終わりなのですが、ラスト寸前に滑り込んできた、なずなというキャラ!!



 なんか竹下先生の愛着をバリバリ感じる!!


 もちろんマンガ作品として出すのであるからには、愛着なくして描くコトはかなわないのですが、このなずなというキャラには別格の思い入れを感じるなあ……。なんつーか、他のキャラには無い……それどころか全然違う新しい表情をする。なんつーか、描いているうちにパキーンとスイッチが入ったかのような感触を感じるのです。



 実際、今回の泣きじゃくりぷりとか、自殺未遂とか、計算ずくでなく自然になったような感じがある。勝手にこうした。それにならって描いた…みたいな。



 いや、自分の憶測に過ぎないのですが。



 ただ、このなずなというキャラに対して、自分は回を追うごとに愛着が深まっている。このまま終わるのがもったいないなあ……。しばらく置いたら『帰ってきたスポーツチャンバラ』と改題して戻ってきてくんないかな……。


 

ここから先は殺し合いだ……。(実際に殺します)      竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
02 /23 2013
 普段無気力な人でも、人間はイザとなったら生にしがみつく…と思っている。怖いから。その怖さにあらがえないから。それはみっともないことでもなんでもない。ただただ『そういうもの』と考えてます。



 だからこそ、ほとんどの人は戦士になれない。そのロマンを感じさせる作品が『修羅の門』だ。


 主人公・陸奥九十九は


 明らかに決着のついている佐山に対して『雷』を放ってとどめを刺した


 奥義を超えた四門・朱雀で不破北斗を殺意をもって殺した


 瀕死で立ち上がってきた神父としてのレオンをためらいなく回し蹴りで殺した



 ……それらは『やっていいことなのか?』というのが『修羅の門』なんですが、不破を殺した時に実況中継していた五十嵐というキャラが私たちは牙を持たない羊の群れなんです!!彼らのような戦士になれないのですという『覚悟を決めた戦士』に対する憧れを語っていたが、俺はこれを読んで『ああ……それ分かるよ。おそらく作者の川原先生もそうなんだろう』と感じた。



 『やっていいことなのか?』でなく、これはもう『二人の問題』で介入しちゃいけないんですよ。戦士に対する礼儀というヤツ。そして自分は戦士じゃない。戦いで死ぬことができないのが十二分に分かっている。



 
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 今回の『スポ×ちゃん!』は分かる。分かるぞ!!


 試合と考えたのならかすみ姉の勝ちなんですが、あそこで止めなかった判断は正しい!!二人がもう納得する決着じゃないとダメなんですよ!!


 はっきり言ってしまえばスポチャン初体験のかすみ姉であってもなずなとの実力差はかなり開きがある。そして、武道という観点からすればなずなが腕を痛めたのが理解できた時点で止めなきゃならないんですよ。スポーツとしてはあってはならない。だけど、かすみ姉は全力で斬った。おそらくかすみ姉は怖かったに違いない。そしてなずなもね……。



 こんなくだらないコトしちゃいけません。


 ……なんて考えられる自分は心底戦士になれないのだろう。だからこそ、二人には憧れる。



 残念ながら終了の決まっている『スポ×ちゃん!』ですが、絵に対してイロイロ実験的なコトをやっているように感じます。特にラストのなずなの表情は今までの竹下先生では考えられないような新鮮な表情でした。



 ……ところでなずなって、割とぽっちゃり体系なんですが、このぐらいのぽっちゃりさは好きだ。ジオくんは負けたショックと目の保養としてどっちの感情なのだろうか?


けだもの!     竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』

竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』
02 /16 2013
 だからぁ~ボクゥ~いっつも言っとるやん。


 男は女教師もしくは看護婦に性的にメチャクチャに犯されたいという願望を持っている……みいぃぃぃんな持っているって。



 なんつーか、清楚・貞淑なイメージのある人がケダモノになったのを襲われたいんよ。これが少年の心を失わない男の正体だ!!男にそういうのを求めている女子は激しく絶望するがいい!!



 どうせ俺は今年もチョコ無かったよ!!どうせ俺は川浜イチのワルだよ!!



 
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 …と前置きでンなコト書いてますが、『竹下けんじろう先生のブログ』によりますと今回を含めてあと五回、全47話で終了とのコトです。う~ん、残念だ。特に竹下先生のマンガはジワリジワリと面白くなってくるタイプなんで尚更。しかし、フルコンタクト実戦マンガ記事を提唱する俺としては最後まで書きます。押忍!!


 つーコトで今回は謎のスポチャン仮面対なずな…というコトですが、俺は見ていていいから俺をしこたま叩いてくれっ!!とMッ気が芽吹いたのは内緒だ。しかし、中二病でもなずなの実力はマジモンだったらしく、とにかく一歩も引かない。


 俺、本気だしちゃうもんね……である。ハシラの予告を見ると次号リミッター解除というコトなんですが、やはりなずなは世界を滅ぼすと言われる左目の封印を解くのであろうか?『さちるデリュージョン』かよっ!!あるいは『修羅の刻』の陸奥天斗で。『俺を倒すにはもう一個目がいるぜ!!』となったら俺ウレション。



 とりあえず、最終ページを見て一言……



 逆タイガーマスク


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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