久々にプラモです。
戦車プラモが好きなんですが、まあやっぱり戦車が一番好きだな……というのがある。ただ、戦車模型の魅力はもちろん浅くない。浅くないが、
実は間口が広い。あらゆるプラモジャンルの中でここまで落差のあるカテゴリーはやはり戦車ではなかろうか?突き詰めると本当に大変なんですが、同時に最もテキトーなやり方もそれなりにできてしまうのが戦車だ。
特にタミヤの1/48スケールは良い。ガチ勢には不評だけど、俺のようなヌルモデラーには適している。良い部分として
①安い~なんか気が付いたらドラゴンのタイガーⅠ型1/35が
八千円ぐらいになっていたんですが……。でもタミヤの1/48なら二千円でお釣りが来る。
②小さい~この大きさもまた丁度良い。たくさん作って並べよう!!
③パーツが少ない~すぐに組み立てられるのも嬉しい!!
④失敗上等~戦車プラモって製作間違えても、なんだかんだリカバリー効くんです。これがクルマだったりして、塗装中のボディにホコリの一つでもついたら台無しになってしまうので。
⑤足し算方式~まあ、テキトーに作ってもあとからのディテールアップ(足し算)しても全く問題ないのよ。
つーコトで、今回は劇場公開間近なんで『ガールズ&パンツァー クルセイダーMkⅣ 聖グロリアーナ仕様』作りました。
そもそも作ったのはクルセイダーMkⅢなんだけど、手元の『ガルパンるるぶ』からだと違いが分からないのでそのまま押し通すコトにした。戦車プラモは細かいコトを気にしてはいけないのである。
ちなみに成型色がダークグリーンで相性悪そうだったから
仕方なくサーフェイサーを噴いた。ああ、
面倒くせぇ。この前作ったⅢ突B型は成型色がまんまジャーマングレーだからじかに塗ったけどね。
資料を見ると転輪がボディ色じゃないので『ロコ組み』という方式で転輪を組む。ああ、
面倒くせぇ。ちなみに車体は
そのまま筆塗りした。いや、一応エアブラシは持っているのだけど、準備したり後片付けが
面倒くせぇので筆塗りにした。1/48スケールなら多分気にしなくていいよ。気にしたら負けだ。
ちなみに本体色はタミヤアクリルのミディアムブルーです。本当は調合してもいいのだけど、途中でなくなって再度調合してうまくいく保証は無いから。作製手順はシンプルに。キャタピラに関してはメタリックグレイの指示が出てますがダークアイアン(XF84)のが馴染むぞよ。
…と言ってもそのままの単色塗りだとノッペリとした印象になる。ここはウェザリングしたくなるだろう。ドライブラシとか戦車テクニックだし。
が、んな
面倒くせぇことをしたくないので、ここは『ウォッシング』である。特にクルセイダーMkⅢのようにリベットがビシバシは行っている戦車には有効テクニックだ!!しかも簡単で失敗しないときた!!
エナメル塗料というのがあって、これの『つや消し黒』をうすめ液でかなり薄める。とりあえず100対5ぐらいでいいかな…。この塗料の特徴は①他の塗料に干渉しない②よく伸びる③渇きが遅いというのがあって、この特徴を利用したのがウォッシングなんだけど、ぶっちゃけそんなのは知らなくてもいい。
気前よくドバッと塗れ!!
で、今度はアクリル溶剤でふき取る。筆・綿棒とか使ってなでるように。すると、溝とかリベットとかにイイ感じに塗料が入り込んでくれて、ディテールが立体的になるのです。
さらにここで『タミヤ・ウェザリングマスター』を軽くまぶす。ちなみにサンド・ライトサンド・グレイの順にやりました。
なんか変な色になった?気にすんな。戦車模型は細かいコトを気にしてはいけない。そう、このクルセイダーの工具箱は逆についているのだが、
言わなきゃバレねぇよという図太さは必要なのだ。
最後につや消しクリアーを噴いて色調を整えればできあがり。
まあ、こんな感じで。
模型雑誌の作例はもちろん素晴らしくて憧れですが、手抜き方法でも一応のカタチにはなるし、それよりも『作ってて楽しい』という面白さの方を優先して今回はやってみました。やっぱり完成しないとプラモは面白くないですからね。