週刊漫画TIMES - 豚か狼か

誰だ…お前?            星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
01 /15 2017
 『遠井弁護士!?』


 …とまあ、10年の長期連載である『ワイルド7』の最終回に登場した悪役が、遠井弁護士であった。この遠井弁護士は最初の『野生の七人』編のターゲットであり、逃走して行方不明になっていましたので、実に10年ぶりの登場であった。


 誰だ…お前?


 …と思った読者も多いだろう。が、熱心なファンにとってはウレションものであった。



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 今週の『解体屋ゲン』ではケンタ再登場です!!おそらく600話ぶりぐらいに。再登場のまでのスパンとしては遠井弁護士はもちろん日本一すなわち世界一の記録ではなかろうか?そもそもに自分は『解体屋ゲン』という作品は人面犬さんの紹介で知り、読み始めたのが500話目付近だったので知らないパートがやたら多い。単行本で読もうにも出てないし。が、無料配信の恩恵で知るコトが出来たキャラで、自分はケンタというキャラがすっぽり気に入ってしまった。


 先日、何気なく『ポッピンQ』を観てハマってしまった訳だけど、この作品は本当にスタンダードでご都合主義で点数つけるならそんなに良い作品ではないです。だけど、五人のヒロインの抱えている『つまづき』が物語を通じて前向きになっていく部分に共感が在るんですよね。これは人によって大きく違うんだけど、自分は『そういうキャラが好き』というのを自覚しました。



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 ケンタもそんなキャラでして、登場した時は『社会に馴染めない若者』として描かれてました。あんまり馴染めないもんだから『一人DASH村計画』を企てていたぐらいですから。そんな彼が時折、ゲンたちに支えられたり、支えたりというのを観て『頑張れ~』とお父さんみたいな気持ちで彼を応援してたものですが。なかなかに使い勝手が難しかったのか、多分ゲンと慶子の結婚式に出たのを最後に消息不明になってました。


 マンガに関しては諦めが悪い俺(例・修羅の門の再開を15年ぐらい待てる)なんで


 


 ブログとツイッター上で嫌がらせしてましたが、この度実現です。マンガの神様ありがとう!!



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 が、『ワイルド7』の遠井弁護士のようにやられても困るんで


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 シッカリと注釈が入っているので、これからの人にも優しくなっております。



 あくまで、予感なんですがケンタと秀美がこのままラブ方面に向かいそうな……。今回は実在のラーメン屋『獣道』さんとのコラボですが、このままケンタがうまくいって『解体屋ゲン』のスピンオフとしてラーメンバトルマンガが始まってもいいな~。


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 こんなノリで。ラーメン魂に火がついちゃうんですよ!!(ケンタ、キャラ崩壊)


 タイトルは『闘えラーメンマ(以下検閲により削除)


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第三回・百本組手!!⑧        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
11 /23 2016

 『解体屋ゲン』という作品は700話を超す作品だというのに、単行本が無いというのが最大のネックになっているのはコチラを読まれている方も共感すると思います。


 さりとて、ここから単行本を出すにしても一巻十話で70巻ぐらいになる作品というのも大変だ。ガキの頃は『釣キチ三平・全65巻』は絶対揃えられない…と思ったものです。


 が、時代の変化で『スマホの配信』というのが可能になり、まして無料というのが嬉しい。



 で、ここからが自分としての『書きたいコト』」なんですが、『解体屋ゲン』に限らず面白いと思ったマンガは『発言して』くださいというコト。そう、昔と違って誰でもネットに配信できる時代でもあるんです。発言することは絶対に無意味じゃないというのを痛感する。単行本などを買うことによって、マンガ家さんの収入に貢献するのもファンとしての在り方ですが、もちろんこれだけじゃない。


 マンガ家さんは『描いたことの感想を欲している』というコト。よくマンガ家マンガにある『段ボール箱いっぱいのファンレター』というのはありえへん世界というのが現実で、結構売れているマンガ家さんでも感想が来ないのが現状なんです。別に『見ろ!』と押し付けるもんでもないんですが、作品が面白かったら『面白かった』と一言発信していただければ幸いです。重ねて、それは決して無意味じゃないんです。







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第286話・新旧の職人(前編)~ロクさんから紹介された白井金具堂のせがれの実は職人美学にこだわり経営難になりつつあった。ゲンは正反対の職人・表具店の村山を紹介するが、頑固な実からは反感を買ってしまう。


『所感』~意識高い系職人!!


 …と言っても、これは何も珍しいことじゃない。そこかしこにある話だ。例えばラーメン屋とかそうだよな。私語厳禁とか注意書きがウルサイとか。作り手にとっては命がけのものであっても、客にとっては代わりはいくらでもある『たかがラーメン』なんです。そして、たかがラーメンという位置づけが大事なんですよ。


 こういうのって、ステップでもあるかな~。俺の場合だと、ガキの頃は画面にウルトラマン映ってりゃ満足で、生意気な年頃になってくると『Q・マン・セブン以外はクソ』とか思っちゃって、でもイロイロ経験して『今のシリーズもいいんじゃない?俺は帰ってきたが好みだけど』みたいな。



第287話・新旧の職人(後編)~浮ついた村山の仕事に対して反発した実であったが、ゲンの話を聞き誤りを認める。聞く耳をもった実は村山の丁寧な仕事に感銘を受け、心を入れ替え新しい分野にチャレンジするのだ。


『所感』~これは自分の中でのハードルでもあるんですが、やっぱりいいオッサンだから『古いものに固執する』というのになんとか抗いたいです。新しいものに対して柔軟になりたいと。流行りに乗りつつ流されないようになりたいと。


 だからボクは今日も『艦これ』をしている。


第288話・デマ(前編)~ジョージ富田のサンシェルターホームの評判が悪い。いったいどうしたことか?実はサンシェルターを恐れた競合他社がフリーライターを使って陥れようとしているのであった。そんな折、ゲンは仕組んだ罠にかかってしまう…!!


『所感』~本来はそれこそ『解体屋ゲン』の作中で描かれるような利用方法として誕生したのがダイナマイトであるが、それを使う人の手によって兵器にもなってしまう……。


 作中では『便利な道具』として描かれていた『ネット』ですが、悪意を持った人に使われると途端に牙を剝いてくるというのが今回だ。『優れた道具を使うには優れた品格が必要』とはよく言ったものです。



第289話・デマ(後編)~テレビの前で傷害事件を起こしたとあってはどうにもならない。ゲンたちは五友爆破を解散して責任をとろうとする。しかし、その頃ゲンたちのあずかり知らぬトコロでコトが起きていた。


『所感』~毎回書いてますが、このマンガの先見性はスゴイです。

 
 そう、そういう悪意に対しても、同時にネットは『これまでできなかった反撃方法』も与えているんですよね。しかし、テレビ報道というのも年々失墜しているなあ……。これが描かれて以降も今回描かれたようなヘマが続発するコトになる。


 オチの内田女史が残念ぶりを発揮してて良い。やはり彼女はヤラレキャラが良く似合う。



第290話・解体トンチン体操~保育園に鉄太を迎えに行った慶子は、よそのコとの差に不安を覚える。慶子は鉄太を体操の体験入学をさせてみるが…?


『所感』~ぶっちゃけ学校というのは『従順なヤツを育てる施設』なのだ。これが狙いだ。が、これは世の中の規律を作るうえで重要だったりする。中学生までの義務教育がなかったら日本はもっと酷い国になっているのは想像に難くない。


 が、俺のように真性にデキの悪いコというのは困る。俺が中学生の頃はいわゆる不良が『社会の歯車にならないぜ!!』と熱く吠えている時代ではあったが、そういうコたちはむしろ社会性があるぐらいに感じる。仲間内の上下関係とか礼儀とか厳しいから。俺は歯車すらなれないし。


 『あっ、俺、そういうの無理』って感じでこれまで来ちゃったけど、それで困ったコト無かったし、そういうのもアリなんじゃないかな?


 それにしても解体トンチン体操か~。俺がガキの頃は児童番組に◯◯体操というのがあったなあ。サンバルカン体操とか。最近だと『妖怪ウォッチ』がやってくれたな~。もっと、◯◯体操しようぜ!!
 


第291話・現場の声~溶接30年の高木は一本の鉄骨に違和感を感じていた。このままでは危ない。上司に掛け合うもないがしろにされてしまう。憂さ晴らしの酒の席でそんな事をこぼしていたが、ゲンをそれを聞いて高木を助けることにする。


『所感』~最近聞いた話で『才能』でも『努力』でも無い能力グリッド力というがある。これは日本古来でもある概念で『継続は力なり』だ。が、ここ最近は『継続は力なり』を軽視している方向にあると思います。もう一つは『餅は餅屋』だ。


 この回は『解体屋ゲン』の根底とも言える一本でもあり、『初めてゲンを読む人へのオススメエピソード』とも言えるでしょう。



第292話・半径10メートルの救済~自分の仕事に疑問を抱く三人……。その三人の前でゲンたちの仕事は困難に面していた。


『所感』~異色回&傑作回!!


 この回は『感じる』というのが特に大きい回で『とにかく読んで!!』というマンガブログ泣かせな内容になってます。過去に『仕事の奇跡』という回がありましたが『仕事に意欲を無くして腐る』という時期は誰にでもあるんですよね。そういう時、エネルギッシュな誰かがいると違うんです。


第293話・最後の1ページ(前編)~地質学者の坂田は崩落寸前の岩肌の処理に目処が立たない。旧知の内田女史からゲンを相談されるが、そのやり方が自然破壊になるということで拒絶してしまう。


『所感』~この回の坂田をみれば丁寧に描写されているが『自分は優れている』という驕りから『意見を聞いてない』というのがあって、ゲンの話を最後まで確認してない。この手の人物は『解体屋ゲン』にはよく出てくるんですが、これはリアリティある。人間は経験値によって行動フロチャートができると思うんですが、坂田もまた『そういう人たちにウンザリするほど会ってきた』というのも前提としてあるんでしょう。


 『解体屋ゲン』で留意しながら読みたいポイントとして『経験値の信頼性』であり『経験値からくるミス』でもあるんです。


第294話・最後の1ページ(後編)~自らの過ちを謝罪する坂田。ゲンは爆破に着手する。初めて爆破を目の当たりにした坂田は性的に興奮していた。


『所感』~久々の爆破解体というセリフの通り、確かにご無沙汰であった。作画担当の石井先生がそろそろ爆破してぇ!!と星野先生に要求して誕生したエピソードのコトだけはあります(嘘です)。初期の頃に見られた『アイディアで爆破』という、これもまたゲンさんらしいエピソードに仕上がってます。

 マンガでは定番である『脱臼を強引に戻す』があるんですが、あれってガンプラの関節みたいにハマるのだろうか?


第295話・消えた職人~緑化事業を推進するためには市井(イチさん)の協力がぜひとも欲しい!!自宅をたずねたゲンであったが不在だ。探し出したイチさんはホームレスになっていた。


『所感』~不景気の何が悪いのか?


 …という問いに対してのアンサーとも言える回だ。余裕が無くなると心の余裕を生み出すモノから切り捨てられていき悪循環になる。これが描かれた時代背景を考えると『若者の○◯離れ』とかしきりに言われた頃かな?若者にお金が回ってないんですよね。その鬱憤が作中で描かれたような蛮行に走らせる。『こういうのは残念ながら無くならない』という事実はありますが、同時に不景気が増加させるというのも事実で『減らすことはできる』ということ。


 若者代表キャラとしてケンタくん居たけど、ホント彼には復活してほしいわ!!


第296話・美の基準~イチさんが入ってくれたおかげで緑化事業がうまいきそうだ。ゲンは河島博士に合わせるが、二人は主義主張の違いから仲違いしてしまう。


『所感』~自分の場合、マンガに置き換えると解る。


 お互いに『マンガが好き』であっても、主義主張の違いというのはいかんともしがたく平行線になりがち。これはもう『諦めろ』としか言いようがないんですが、『その前にもう一度考えてみて』というのが今回の話のキーだ。そう、案外一致しているというのはあるんですよね。

 今回は秀美の残念ぶりが遺憾なく発揮されているのもグゥ!!この人はこういうのがなければ本当にモテそうなんだよなあ…。


第297話・心身機能~ゲンの頑張りが一流職人を集める成功に繋がった。しかし、内田女史から『彼らの健康状態は大丈夫なの?』と言われゲンはハタと気づく。彼らは職人らしく健康には無頓着であったのだから。


『所感』~アントニオ猪木の『元気ならばなんでもできる!!』という言葉!!あれはマジだ!!


 世の中で最も重要なのは『お金』では無い。『健康』だ…と最近ようやく気付いた。この健康というのは肉体管理というコトに目が行きがちですが、メンタルも含めての健康です。それに関して日本はまして、職人の世界は大幅に遅れているのかもしれない。で、今回注目したいのは『ゲンが彼等に目的意識を持たせモチベーションを上げる』というのがありますが、こっちきメンタル面での健康です。ゲンという作品では『モチベーション重視』ですね。


第298話・一発勝負(前編)~映画のPVから手応えは良さそうだけど、予算が無いのでこれ以上無理ッスな案件発生!!

 その頃、ゲンはオタクというコトで光と有華に攻撃されていた。


『所感』~『解体屋ゲン』では映画のネタが実は多いのですが、最近になって自分も映画をちょこっと観るようになってきた。


 今、『この世界の片隅に』が放映されてますが、この作品もまたクラウドファンディングで完成させた作品で、こういう方向性も出てきたのだろう。ちなみに週刊漫画TIMESで連載中のこやまけいこ先生も出資していてビックリしました(エンディングロールにて)。この作品だけは本当に皆さんに観て欲しいです。


 ただ、ゲンのアイディア頼りもクラウドファンディングも『リスクが高い』というのはありますね。やっぱり、お金持っている人が支えるのが健全ではあります。


第299話・一発勝負(中編)~ゲンは映画会社に呼ばれ、説明を受けて上機嫌だ。が、ギャラの条件が悪いのでやめにしようと決意する。しかし、映画スタッフの必死さに感化され条件を飲むのであった。


『所感』~マンガ・映画なんかの娯楽産業の直面している危機を実感できてない受け手は多い。だから『マンガ・アニメは世界に誇る日本の文化!!』なんてクソ同然の言葉を信じてしまう。これらの娯楽産業のギャラの少なさは本当にアタマを抱えるしかない。本当にヤバい事態になっている。マンガ家は一攫千金ドリームがあるなんてウソだかんな!!『進撃の巨人』のヒットなんかレア中のレアで『データとしてカウントできないケース』だかんな!!


 ラストの『やってやるぜポーズ』なんですが、石井先生はこのポーズがえらくお気に入りみたいだ。もちろん俺もお気に入りで、これが無いと『解体屋ゲン』を読んでいる気がしない。


第300話・一発勝負(後編)~背水の陣でのぞむ一発勝負の撮影はうまくいくのか!?


『所感』~300話目というアニバーサリーというコトもあり、『解体屋ゲン』というタイトル忠実にダイナミックな爆破シーンがスカッとする。これぞ『解体屋ゲン』だ。


 ちなみに時代劇であるが、今年は『超高速!参勤交代リターンズ』も観に行ったけど、メチャ面白かったよ!!ネットとかではあんまり話題にならないみたいだけど、こういう娯楽作もいいもんです。だから役者さんたちの言っている『手からビームでなんでも解決』というも分かるんですよね。万能は知恵を無くす。


 個人的に『ピンチはアイディアで切り抜けてこそ』だと。








 達成!!押忍!!

第三回・百本組手!!⑦        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
11 /15 2016


 『解体屋ゲン』で見逃せないのが絵だ。


 食い物が旨そうなのは以前書きましたが、やはり建造物・メカがキチンと描かれているのが嬉しい。マンガなんかでバイクが出てきていきなりへなちょこになったりしてガッカリするのもある。おそらく描き手が関心無いというのが大きいのだろう。


 ここら辺、最近のマンガ家は弱い部分なのかもしんない。ロボットもののタイアップ企画があっても、その出版社にメカが描ける方がいないのでどうしよう…みたいな話も聞いたコトがある。


 メカ!!破壊!!爆発!!


 やはり、男の子にはコレが必要だ!!

 







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第275話・職人技の継承~工業ロボットの研究として、吉住はデータ収集されるが、ロボットの試し動作は散々たるものであった。後日、その吉住は突然亡くなり…。


『所感』~このロボット工学のエピソードは星野先生もお気に入りらしく、その後もイロイロと発展して『解体屋ゲン』ワールドをより幅広くしている。

 以前、ネットで『死んだ父親のレースゲームのデータを発見した息子が父親を抜こうと努力する』なんて話を聞きましたが、今後はこのような形で人の記録って残っていくのだろう。



第276話・新たな道を探して(前編)~先の乗っ取りの件でゲンたちの経済事情は苦しくなっていた。そんな折、やはりペドロ国際集団の手によって会社を失ったジョージ富田が新事業立ち上げをゲンたちの前で宣言する。ジョージ富田の新事業とは何か?


『所感』~東日本大震災の折、売り上げが下がったので『一時的に給与減とする』という処置を過去に居た会社はとったのだけど『それは口実だよな』と思ったし、実際そうだった。ここから頭に乗った会社は徹底的にケチってしまい結果会社が無くなった。

 なので『苦しいからってサビ残や人員削減はダメだ!!』というゲンの言葉は頼もしいとも言えますが、経営的にみても間違ってないと思います。経営学は分かりませんが、結局は人情なんだと思います。それは感情論でなく理性的に見ても。



第277話・新たな道を探して(中編)~ジョージ富田の新事業はリフォームであった。さらにいずれ廉価で優れた住宅を販売してみせると意気込みを語る。それに触発され疑問を感じたゲンは自分探しの旅に出かける。


『所感』~ジョージ富田がキッカケで旅立ってしまったのは過去にもあったなあ……。


 さておいて。


 日本においては『自慢話はみっともない』というのがあって(世界的にみてもそうなのか?)、実際スゲーことやったら自慢したくなるのが人間です。承認欲求はモチベーションに変換されるんだから。ジョージ富田はゲンに自慢するけど、自分は『良い関係だな』と思ってます。というのも①キチンと話を聞いてくれる②それを理解できる③そのレベルに在る人が④自分のすごさを認めてくれるというコトで、やたらジョージはゲンに自慢する。たまにゲンが逆をやる。そういう人間関係って『まず無い』んですよね。レベルが高くなる程に。


 良い意味での自慢合戦というのも在るんじゃないでしょうか?



第278話・新たな道を探して(後編)~ゲンは山中で発見した!!自分の今後の道筋を!!早速、ジョージ富田と内田女史にコンタクトをとる。


『所感』~田舎育ちのせいか、都心部が苦手だ。高い建物ばかりで空を遮っているのが途方もなくストレスを感じるみたいで。


 この緑化事業というのはなかなか浸透しづらい側面もあるけど、快適性やらコストとか考えるとやはり合理的だし、自分としてはストレスを軽減するように感じます。



第279話・それぞれの熱意(前編)~ゲンの考案した緑化事業は反響が大きく手応えがあった。そんな折、内田女史から依頼が入る。無理難題であるが、秀美がオッケーを出してしまう。ゲンは解決策を思案する……。


『所感』~いつも書いてますが、自分は秀美の得意気な顔とか行動的な顔とか大好きです。その分、ドジっコでもあるから。割と内田女史もそれっぽいトコロありますよね(あと、チョロイところとか)。


 
第280話・それぞれの熱意(中編)~緑化事業は順調であった。

 ゲンは旧知のゴッさんを訪ねるが、経済的に困窮しているのを見て逡巡する。しかし、そのゴッさんの困窮の原因の一端はゲン自身にもあった。ゲンは怒り、薄給で雇っているジョージ富田を問い詰める!!


『所感』~週漫では『マネーフットボール』でおなじみの能田達規先生の『がらくた屋まん太』のラスト近辺では『いつの間にか知らないところでポリシーに反する仕事をしてしまった』というのが描かれていて、これまでの明るいテイストから一気にズドンとクるんですが、これもまた現実なんだよね……。


 知らず知らずのそれは果たして罪になるのか?そこまで抱え込まなくていいんじゃないか?だけど……という感情。全く、社会人というのは難儀だ。



第281話・それぞれの熱意(後編)ゲン、久々にハンマーを持って暴れる!!




『所感』~亜九田産業!!!!!


 その分かりやすすぎるネーミングセンスが最高です(マジで書いてます)。


 しかし、これが描かれた頃よりも日本は状況が悪くなったコトをヒシヒシと感じる。格差社会は今後ますます酷くなるであろう予感を皆が抱えている。今回のゲンのしたコトを悪く言えば『脅迫』なのですが、実際『俺たちにはこれしかないのかもしれない』というならばウンザリする。ここら辺は今後の『解体屋ゲン』で様々なアンサーが出される。『400mの主張』もそんなアンサーの一つだ。考え続けるコト…これは作中でのテーマとも感じる。



第282話・大地震の備え(前編)~このところ地震が多い。ゲンたちは対策を考えるが、どれも今一つピンとこない。ロクさんのツテで金属加工に秀でた小林を訪ねるが、小林は廃業予定であった。


『所感』~これが描かれたのが東日本大震災前……というのが預言書めいている。先見の明があるというのがこの作品の魅力ですが、このエピソードは寒気するする。今年だけでも熊本・鳥取で大震災があり、いずれの南海トラフは俄然現実味を帯びてきた。


 と同時に、任意保険すら入れないという小林にも今の日本の歪みが描かれている。何が歪んでいるって『立派な能力を持っている人が評価されずに貧困になっている』ということ。これが歪みでなくて何か?



第283話・大地震への備え(中編)~ゲンは小林ジュニアに喝を入れ、耐震テーブルを提案する。『こんなの無理だ』と思ったジュニアは父の頑張りを見て考えを改め、同時にヒントを得る。


 さて、開発した耐震テーブルの出来は…?



『所感』~いわゆるブラック企業的なキツさは『あってはならない』というのが前提なんですが、何もかもが『それはできない』とか『それは無理』というのも考えもので、何かを得るには『やはり無理難題をクリアしないと始まらない』というのも本当のコトなんですよね。


 だから『達成感』とか『充実感』というの仕事に必要で、ここら辺はゲンさんは明確にビジョンを見せるのが巧いんですよね。



第284話・大地震への備え(後編)~耐震テーブルの売れ行きは好調で、抜け目ない内田女史はさらなるビジネスチャンスに繋げることにゲンは感心する。


 耐震テーブルはできたが、『その後の対策と備え』をゲンたちは議論する。



『所感』~今回だけをまとめて学校教材として配布しても良いぐらいに練り込まれている。これが東日本大震災前というのだから驚くべきことだろう。


 何気にペットボトル水を猫除けのように配置する…というのは素晴らしいアイディアですね~。



第285話・もう一人の解体屋~最近のゲンは現場に出ない!!そんなゲンにイライラを隠せないトシであった。


 トシ、謀反を起こす!!
 


『所感』~すごいシンプルな話ですよね。言わんとしているコトはタイマンはったらダチ!!という。この暴れたらスッキリする……というのはバカバカしいと思われがちですが、案外真理という気もする。

 
 これまでスポーツというのをやってこなかったけど、自転車やるようになってそのストレス発散効果はビックリする。健康というのは肉体的なコトを重視されますが、精神的な部分も充実して初めてそう呼べるものだと感じます。








 今回はここまで!!残り15話(百足風に)



第三回・百本組手!!⑥        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
11 /09 2016

 ウルトラシリーズの中でとりわけ『帰ってきたウルトラマン』が好きな理由の一つに『生活感』というのがある。他のシリーズは割と隊員生活を重点として描いてますが、このシリーズは『生活感』が濃い。


 で、そういうのを今現在観たら『古臭い』というのは少なからずありますが、それ以上に時代性の面白さを感じるんですよね。作品というのに『時代性』というのは欠かせないと思ってます。



 こうして『解体屋ゲン』が読めますが、描かれた時代からかなり経っているにもかかわらず『時代性の面白さ』を感じるなあ……。こういうのって『懐かしい』で終わっちゃダメなんですよね。なんというか、この時代から未来への視点という感じのものが無いと。『解体屋ゲン』の先見性の高さにはビックリしますね。








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第264話・保証人(前編)~ヒデと光が付き合い始め、ゲンもまた『絶好のタイミング』とばかりに会社を大きくしようと考えていた。一方、大日本化薬工業・曽我もまた会社を大きくしようとゲンに保証人をお願いする。全てはうまくいっていた。うまくいっていたのだが……。


『所感』~絶好調の時もまた『失敗』があったりして、『解体屋ゲン』においても過去に『ジョージ富田に挑戦されているのに調子こいて失敗しはぐる』というのが描かれている。


 が、これもまた必要な経験ですよ…というのも本当のコトで、この作品は『人間は失敗してもいいんだよ』という根っこの部分があると思います。



第265話・保証人(中編)~すべては順調で……はなかった!!


 曽我の元に入金がなくファンドは倒産していた。このままでは曽我はもちろんゲンたちまで全てを失ってしまう。その時、ゲンは?


『所感』~先に書いた『間違い』であり、それを『許す』というのはとても困難なコトだと思います。と言うか、今回のケースみたいのだともめにもめまくるのが普通なんです。これは自分への戒めとしても書いてますが、『困難があると人は手近なトコロで妥協する』というのがあって、それまで好調だったら尚更なんですよね。


 今回のエピソードで面白いのが、みんながみんなを許してしまっているコト。ゲンに至っては『裸一貫から出直しか』と腹くくってます。諦めるな…という考え方はともすれば時代遅れですが、今一度この気持ちを再認識する時代に入っている気もします。



第266話・保証人(後編)~全ては『ペドロ国際集団』が仕組んだコトで、曽我はまんまとしてやられていた。このままでは、やつらの思うがまま……。ゲンと曽我は思い切った勝負に出る!!


『所感』~今回のエピソードはメチャ濃厚で、あらゆる要素がミッチリ詰まっていて、しかしすんなりと楽しく読めるというマンガのスゴさをまざまざと感じる。


 で、その中でピックアップしたいのがトミーさんだ。


 『解体屋ゲン』という世界観において設定されたライバルはジョージ富田であろう。が、出番を重ねるうちにスッカリ良いヤツに変貌してしまい、読者的にもそれが良かったりする。

 また、ゲンはこの世界で『戦闘力は最強』である。おそらくトシがゲンと互角に渡り合える戦闘力なのだが、別に敵なんかじゃないし、いやいや読者サイド的にも味方だったり。


 …というコトで仕事面でも戦闘力でもライバルとして登場したのがトミーさんであり、そのイケメンぶりも注目ものであったり。


 『だったらこの勝負勝てるかもしれねぇッ!!』のポーズなんですが、石井先生はこれがかなり好きなんじゃないだろうか?過去にはめし魂を炸裂させてたし。



第267話・二人の初仕事(前編)~ペドロ国際集団の件で、ゲンの会社は弱体化を余儀なくされた。そんな中で、ヒデと光のアツアツぶりは救いになっていた。そして、今回秀美が持ち込んだ仕事は意外にもオイシイのであつた。


『所感』~冗談抜きで、こういう状況でヒデと光は救いだと思います。やっぱり希望って大事なんだな~。


 それにつけても秀美だ。彼女のドヤ顔は最高である。もちろん優秀なのではあるが、それと同じかそれ以上にドジっコでありチョロイのがいい。


 今回のエピソードは初期の頃によく描かれた『地域活性化』ですが、ここら辺はこの作品の永遠のテーマなんだろうな~。



第268話・二人の初仕事(後編)~いくら経営がひっ迫しているからと言って、自然破壊して良いのか?という疑問から光は反発し、ヒデとも気まずくなる。

 ゲンはハンスからの絵葉書で、かつてのドイツの思い出から解決方法を思いつく。



『所感』~楽しみになっているコトがある。


 自転車で渡良瀬遊水地によく行くのですが、本腰を入れて自然再開発をしている。その経過を見るのが楽しみになっている。もちろん時間はかかると思いますが、意外にこういう努力はアチコチで行われている。やっぱりネガティブなニュースのが伝えやすいというのもありますが、こういうのももっと報道してほしいコトですよね。



第269話・負け犬たちの闘い(前編)~今度はジョージ富田の会社がペドロ国際集団に買収されちゃったよ!!どうしよう!?


『所感』~これスゴイ出来事のはずなのに


 スーパー集中線による見開きの重機


 …のインパクトが強すぎる(汗)。いや、世の中イロイロなマンガがあるけど、見開きの重機がゲップが出るほど読めるのは『解体屋ゲン』だけでしょう!!


 
第270話・負け犬たちの闘い(後編)~ジョージはかつての部下に『ダイナメンションを辞めるな』と釘を刺した直後に襲撃されたりする。


 怒り心頭のゲンたちは、反撃に出る。



『所感』~これが描かれた直後なのかな?尖閣諸島の中国船体当たり映像がネットにアップされたの?


 これについてですが『個人でも反撃できる時代になったんだ!!』と驚いたものです。


 さて、トミーさんですが、視野が狭くなると危ないというのを体現しているなあ~。あんまりガツガツするとこうなるんでしようね…。




第271話・ロクさんの意志~ロクは考えを巡らせていた。どうにも具合がおかしく、過去の脳腫瘍が再発したのではないか…と。だとしたら自分はどうしたら良いのだろうか…と。


『所感』~イソップ!!


 …いや、今『スクールウォーズ』のソフトが出たんで見ているんですけど、やはりイソップ編はマジでズシンとクる。勇チャンにとって脳腫瘍=イソップというトラウマなのだ(俺だけか?)。ただ、観て良かった…というのが絶対的で、自分の中で『人の死』というドラマの題材としては最高峰です。


 『解体屋ゲン』という作品はそういうウェットな部分はあんまり描かれないのですが、これは珍しい球種の回ですね。しかし、この回に出てきた吉住さんがまさか……。


第272話・ロクさんの意志~ロクさんが眠ったきり意識が戻らない。意思書には治療を拒否する旨が書かれており、ゲンはどうするかためらう。一方、ロクは今までの人生を振り返るような夢を見ていた。


『所感』~このエピソードは『解体屋ゲン』の中でもかなり特殊だと思います。

 なんというか、『感覚的に死生観を描く』という感じで、なんかうまい言葉が出てこないな~。だけど、感じる部分は大きくてとても印象深い回に仕上がっております。



第273話・山読人(前編)~次の入札の為に事業提案書を仕上げなければならない。ロクのツテで木村を紹介される。木村は何やら風変りな人物であったが、神がかりな洞察力わ持っているコトにゲンは驚く。


『所感』~『解体屋ゲン』という作品はマンガロジックをシッカリと仕上げてくる印象がある。何かの困難に対して、面白さと説得力を持たせた解決方法だ。それに対して、今回の木村という人物はオカルト的と言ってもいい。


 なんだけど、ベテランとか達人の『感性の領域』というのも確かに存在する。


 焼肉食い放題に喜ぶゲンたちなんですが、多分ニッキュッパぐらいの定額固定料金のトコロなのだろう……。こういう俺たちサイドな視点も入れるから今回の木村が引き立つなあ。



第274話・山読人(後編)~木村の協力もあって、ゲンは入札に見事に競り勝った。しかし、折からの雨が悪化し、このままでは現場が地滑りを起こしてしまう。ゲンと木村は現場に向かうと、案の定入札に負けた土建屋がデーター収集をしていた。


『所感』~地滑りが起きそうな時は上に逃げろ!!


 …解説を聞けば『あっ、そうか!!』なんですが、イザ起きたら一目散に下山しちゃいそうです。マンガって時々こういう『非常時の知識』というのがあって、『解体屋ゲン』では頻繁に描かれる。かと思うと、ゲンによる人間UFOキャッチャーとかあったりするから変化に富んでいるなあ。








 今回はここまで!!残り26話(百足風に)


第三回・百本組手!!⑥        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
11 /05 2016
 
 『解体屋ゲン』はキャラクターが少数精鋭なトコロはあると思います。


 主役~ゲン

 メイン~ヒデ・光・慶子

 なかなかメイン~トシ・ロク・ゴン・秀美・有華

 良いタイミングで出る~ジョージ富田・内田女史・曽我・鶴見


 …という感じでバランス良好だ。ただ、このマンガは『単体だと成立しない』というのがあって、ゲンと絡ませることによって面白くしている。特にジョージ富田はゲンと対極な立場とあって、お互いを引き立てあっているのが面白い。マンガというのを理解するにあたって、流行っていて売れるものを研究するのもいいのですが、長寿マンガもまた土台がメチャ強固なんです。



 個人的にはケンタ復活してくんないかな~。若者の視点キャラというコトでひとつお願いします!!長いこと出てないけど、それは何気にしれっと出しちゃえばいいんじゃないでしょうか?現実世界より10年も早くナマズをウナギの代替品として使ったセンスは素晴らしいものがありますね~。

 







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第253話・ゲンさん流コミニュケーション~三友リースのシステム開発・中山は自信満々のシステムであったが、全く思うようにならないので気落ちしていた。そんな折、鶴見はゲンさんのトコロに研修に行かせる。


『所感』~システム入ったら、かえって面倒くさくなった!!


 ……これは何べんも経験しているので読んでて胃に悪い(笑)。会社がだんだんおかしくなってきたトコロに『新システムで挽回するぜ!!』と上層部が息巻いていたんで、辞めちゃったら半年後に会社が消滅したとかありました。


 経営学に関しては全く分かりませんが、なぜこうのは『無駄な工程をとにかく減らす』という考えに至らないのだろう。10円安いから、タクシー使って遠くのスーパーまで買いに行く……みたいな考え方してるんだよなあ。多分、彼等は仕事が好きなんでしょう。俺は大嫌いなんで、とにかくサッサッと終わらせたいのです。


 石井先生の作画の素晴らしさに料理があって、いつもうまそうだ。そういえば、ちばてつや先生のアシスタント出身なので『あした天気になあれ』の太陽くんがガツガツうまそうに食っていたカツカレーとかは石井先生の作画なのかもしんない。
 


第254話・ロクさんのおせっかい~今年も夜の見回りをしているゲンさんたち。見回り中にロクはとある家の雨どいの壊れを発見し、高齢化社会を実感する。ロクは考え行動することにした。



『所感』~タイトル誤植ですよね?ロケさん?


 今回のゲンさんは痛快な活躍を見せるのですが、印象深いシーンがある。ゲンとロクが訪ねた老婆の家で『リフォーム詐欺なんだろ?』と疑ってかかるのですが、最後にとても悲しそうな顔をするんですよね。


 人間ってあんまり酷い目にあい続けると、疑り深くなって差し伸べた手に対して反発しちゃうんですよね。そして、その後は『とても悲しくなる』んです。そうなってしまった自分に対して。


 どんな人間も誰かが見てないとダメになるって自分は強く信じているんですが、ロクさんの最後のセリフは『そういう大げさなもんじゃねぇよ』と当然と考えられるのがいいんですよね。 



第255話・二人の仲は…~クリスマスが近い。光は有華に『ヒデくんはどうかしら?』と言われ、俄然意識してしまう。


『所感』~マンガ学説というのがあり、自分では学会の権威と思っているのですが、あまりにも異端児すぎて学会から追放されてしまった身なんです。この前は『バルンガの倒し方』を訪ねられたので、『バルンガは怪物ではない。神の警告だ』と答えておきました。


 『ヒデがパチンコに勝った直後は酷い目にあう』


 …というのを提唱したが、今回の件では『微妙』というコトになる。ううむ、あの鉄骨が当たってさえくれれば…。 


第256話・新年の抱負~年末のみんなはそれぞれ出かけてしまい、ゲンは珍しく一人でお留守番だ。そんな折、意外な人物からの携帯が鳴る。


『所感』~ジョージ富田はかなり好きなキャラなんで、今回はウレションものです!!


 特に、ゲンが得意気な顔をしている横で衝撃受けまくりの表情なんかコチラがアヘ顔になるぐらいに素晴らしいです。げっぽん。


 ただ、今回の見どころとしては『やりたいコトに対して、キチンとビジョンは見えているか?』というのが描かれている。例えばマンガ家においては『売れっ子になる』といのは会社を大きくする…というコトに繋がると思うのですが、そのしがらみから描きたいものが描けないというジレンマも生じたりするんですよね。ゲンとしては少数精鋭によるエキスパートの育成である。だけど、ジョージ富田のメジャー志向があるからこそな側面もあるんですよね。互いに認め合うというのは何も同じ道行くのとは違うんです。


 
第257話・駅前再開発(前編)~秀美のチョレンジ(挑戦+チャレンジ)は『駅前開発の都市計画』であった。ゲンは「まちづくり委員会」に組み込まれてしまう。

 渋々赴いたゲンであったが、案の定それぞれがそれぞれの主張を繰り広げていて収拾がつかなかった。


『所感』~これは大マジであるんだが、『ガールズ&パンツァー』で見事に集客活性化してしまった大洗商店街はマジで偉大だと思います。これは『解体屋ゲン』でも取り上げねばならない事案だ。


 と言うのも某アニメの影響で埼玉・鷲ノ宮が一時期フィーバーしたんだけど、消えるのも早かった。少なくとも大洗は三年以上継続して今も栄えている。他ならぬ俺がとにかく行っている。三ヶ月にいっぺんぐらい行っている。いや、ここはなんだか楽しくて楽しくて。


 これは『ガールズ&パンツァー』という作品だけではなく、地域住民の努力なんですよね。 


第258話・駅前再開発(中編)~思うように進行しないコトに秀美は打ちひしがれていた。


 ゲンは思い切ってみんなを集結させてみる。


『所感』~自分の夢の実現の為に仕事があるという人


 自分の夢の実現の為に仕事があるという人


 …と書いてしまえば一緒ですが、夢の為に収入が必要という人もいれば、収入は最低限でもいいからその仕事をしたいという人も居るんですよね。で、そういう人たちが同じチームでやるには互いの言い分を聞くことが無いと始まらない。前回のオチである(最初の一歩』です。まあ、何にしても最初の一歩が一番困難なんですよ。きっと。 


第259話・駅前再開発(後編)~ゲン、襲撃される!!


『所感』~今回はゲンの大立ち回りが気持ち良い!!そして、事件が急展開して現場に駆けつけるシーンは刑事ドラマのようであるが軽トラというのが素晴らしい!!いや、マジで。このマンガの密かな楽しみとして見せ場の見開きシーンで重機という。『解体屋ゲン』のファンであるならば『シンゴジラ』のクライマックスシーンはウレションもので観れるだろう。あの中にゲンやヒデたちが必死こいているのをイメージできる!!


 前回の相撲を今回も引きずっているのがグゥ!! 



第260話・爆弾テロ(前編)~世界の各所で爆弾テロが発生していた。その参考としてゲンは警察に呼ばれる。一方、ヒデと光はお互いが気になるようで…。


『所感』~先日、宇都宮(宇都宮城跡地近辺)で爆破騒ぎがあり、誰もがその一報を聞いて『ついに日本でも爆破テロか?』と思ったに違いない。実際、は『迷惑な自殺』というコトになるんですが、①いつ日本でも爆破テロが起こってもおかしくないという認識②素人でもネット情報をかき集めて爆弾を作れる…という二点は事実だろう。


 ただ、これを描かれた頃というのは『そこまで意識づけされてない』というのもあって、このマンガの先見性にはいつもビックリです。



第261話・爆弾テロ(中編)~ハンスの手引き、東京駅を調査するゲンたち。光と二人きりになったヒデは告白を決意する。そんな時、黒髪の美女が二人に近づいてきて……?


『所感』~フィクションに於いての『爆破』というのは『恐ろしいもの』とか『殺される』とかネガティブな印象になる。『解体屋ゲン』という作品はポジティブな印象にしているのは、この作品のファンの共通意見だと思う。困難に対してイロイロ頑張って、最後に爆破でスカッとするフォーマットは宇宙戦艦ヤマトの波動砲みたいな。


 が、このシリーズは『従来のマンガなどで描かれてきたネガティブな方』というコトでより印象を深くしている。初期の頃のエピソードで下着の色で断線するコードを決めるというのがありましたが、この頃は長期連載に突入し、かなり凝った解除プロセスを踏んでます。 



第262話・爆弾テロ(後編)~光のピンチにヒデが頑張り、爆発物の受け渡しに成功する。ゲンとハンスは解除に移行するが、警察が『待った』をかけてきた。


『所感』~本田宗一郎の言葉に『できないことはできるやつにやらせろ』というのがあって、自分も同意する。 


 『解体屋ゲン』でよく描かれるのが『できるヤツ』に対して『ルールを押し付けてくる人々』との軋轢である。そしてそのケースは『非常時』であるというコト。思うにルールというのは『平常時に適用される』という大前提があって、非常時は『できるヤツの判断』にまかせた方がいい。結果、それが失敗に終わっても責めるなんてのは恥ずかしいことなんです。


 ただ、日本という国は『できるやつ』に対しての尊敬が異常に低いとは思います。これはもうお国柄というレベルな気がする。例えば、マンガに於いても『けっこう読んでいる人が作者の名前を覚えて無い』というのがザラだったり。



第263話・愛しい人~謎の黒髪美女はクルマを駆って逃走するもタイヤに被弾し、コントロールを失い事故死してしまう。

 一方のゲンたちは解除できるのか…?


『所感』~昔、『ミナミの帝王』で主人公・銀次郎は育ってきた女性部下に『跡継ぎにできるかも…』と期待していた矢先に男性部下が男女合体ウルトラマンエースしてしまい、断念した…というのがありました。ここで描かれていたのが『職場恋愛禁止』というコトでしたが。


 対して、『解体屋ゲン』は職場恋愛推奨なトコロがあって、そもそもゲンからしてそうだったりする。


 しかし、『職場恋愛』の是非は論ずるまでもなく、今はそういう機会って激減してますよね。お見合いを勧めるおせっかいなおばさんというのもキチンと機能してたんだな~。 







 今回はここまで!!残り37話(百足風に)


第三回・百本組手!!⑤        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
10 /26 2016
 

 前々から疑問に思っていたんですが、『解体屋ゲン』に限らず『ゴルゴ13』とか『美味しんぼ』とか『ミナミの帝王』みたいな『そのエピソード限りのキャラ』ってどうやって描き分けているんでしょうか?


 明らかにその先生のタッチで描かれたキャラにも関わらず、ダブったりしてないもんなあ……。

 







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第239話・破綻した街を救え!③~ゲンたち一行はいよいよ現地入りをする。一方、小川たちは先回りしてゲンの妨害工作を始めていた。


『所感』~アナログの目覚ましの時限装置!!やっぱりコレって信頼性とか原理も単純で重宝するんだろうな~。


 ゲンの親バカぶりと、トシの飛行機恐怖症に萌える。




第240話・破綻した街を救え!④~小川の先走った爆破によって、ヒデが巻き込まれてしまった。取り乱すゲンに喝を入れるトシ。我に返ったゲンはトシ救出の行動を進行させるが、そんな折、ジョージ富田から『救出ドキュメントとして見世物にして欲しい』という提案がある。



『所感』~自分がジョージ富田が好きなトコロは『上に立つ者として覚悟ができている』というトコロだ。ゲンと対極な立場ですが、ゲンもジョージ富田もどちらも重要なんですよね。今回の発案は非難する人もいるかもですが『でも、実際そうでしょ?なら最善を考えなきゃ』という一般人ばなれしたコトがジョージ富田はできるんです。




第241話・破綻した街を救え!⑤~ヒデ救出は一刻を争う!!そんなおり、警察官がゲンを制止する。『勝手なことをして責任をとれるのか?』と。


『所感』~俺が嫌いな言葉に『責任とれるのか?』というのがあって、今回のエピソードからもその言葉に対してイラァ…とする。『怪奇大作戦』で『死神の子守唄』というエピソードがあるんですが、『じゃあ誰が妹を助けてくれる?国か?それとも原爆を落としたアメリカか?誰も助けてくれないじゃないか!!だから俺がやるしかないんだよ』というセリフがあって、『責任とれるのか?』というのは責任とる気の無いヤツの言葉と思っているんですよ。自分にとっては『恥知らずな言葉』なんですよね(他の人はどうだか知らないけど)。


 そういう時は『やっちまっていい』んです。


 ゴンが犠牲になってゲンを救おうとしたところはウッカリ感動してしまったではないか!!ゴンのくせに味な真似しやがって!!


第242話・破綻した街を救え!⑥~ヒデの事故は明らかに人為的なものであった。それが解明できない限りゲンは現場に入れない。そんな焦りを抱えたときにゲンに地元の獅子山建設・大村が接触してきた。


『所感』~世の中は白黒で判断しちゃいけないんですよね。分かっているけど難しい。


 この大村たちのとった行動はどうなのか?いや、明らかに『悪いコト』なんですけど、悪意そのものは無い。それより『財政難』というのはそれだけ悲観視しなきゃならないという事実があるんです。お金は必要です。金の亡者…という意味とは全く別な話で、『お金はゲームで言うところのヒットポイント』というコト。必要以上にはいらないかもしんないけど、必要以下はあってはならないということ。それが今回のような事件に発展する。


 お金が無いというのは本当に恐ろしいことなんです。



第243話・破綻した街を救え!⑦~獅子山建設の大村たちは警察に自首しに向かうがゲンは制止する。そこへ田村の提案で協力するながれになるが、遠巻き恨みがましくみているヤツがいた。


『所感』~先ほど書いた『責任とれるのか?』という言葉が嫌いな理由に『傲慢さ』を感じるからだ。安全地帯で遠巻きに眺めているヤツが首突っ込んでくんじゃねーよ、って思っちゃうんですよね例によって話は飛ぶが『ウルトラマンタロウ』の最終回で『ウルトラマンタロウの能力を捨てて、人間だけで事件を解決する』というのが描かれていて、自分にとってのこれこそが『大人の責任の取り方』だと思っているんですよね。この話は折につけ見直すんです。『責任を取る』という意味への理解の為に。


 今回のエピソードも『正しく責任をとる』というもので納得の出来です。




第244話・破綻した街を救え!⑧~やけくそになった小川をゲンたちは捕らえる。小川は自分の人生に悲観していた。そこにゲンの喝が飛ぶ!!


『所感』~嘘でもいいから信じなきゃやってらんねぇ~というコトは多々あって、なんだかんだで世の中はそのやせ我慢で動いている…というのはある。『解体屋ゲン』はついに連載700回を越え、勢いは増すばかりである。多くの方に熱い支持があるのは、『アナタがそういうやせ我慢で踏ん張っているのは知ってますよ』という共感だと思いますね。中身の無い応援よりも『理解』が力になるんじゃないでしょうか?



第245話・破綻した街を救え!⑨~ゴンは経験を買われ、今回の爆破&監修をするコトに…!!


『所感』~これ、すごい分かるな~。マンガでリアリティ云々を突っ込むのは野暮だと思っているんですが、オートバイはそうはいかない。黙ってらんない。そういうの自分の中にあるから。やっぱり『知っている』というのは大きな武器ですね。


 ところで最近は『艦これ』をやるようになって、戦艦の記録を調べることが多くなったんですが、『知るというキッカケ』もまた大事だな~と痛感します。爆破を見た元炭鉱夫の願いもまた届くじゃないかな~。知るというコトの重さを痛感した回でした。



第246話・破綻した街を救え!⑩~現場が終了し、それぞれがそれぞれのこれからの日常に戻っていく。そして久々に会った鉄太は…?


『所感』~今回は全10話という『解体屋ゲン』の中でも屈指の長期シリーズというコトもあって、まるまる一話をつかっておさらいです。逆に考えると僅か10話の中でこれだけのエピソード入っているんだよなあ…と痛感する。


 出発の時の鉄太が帰ってみたら変化していたのは面白いオチですね。


 100話から登場したゴンが三年近い時間を経て『あれ?実は結構イイ奴?』と思わせて、台無しにクズいのがブレないなあ。やっぱり、ジョージ富田みたいな変化は彼に期待できない。だけど、なんか憎めないのもゴンなんですよね。



第247話・ヒデは大金持ち!?~今回の補償金としてヒデに1500万円もの大金が振り込まれる。ヒデは前々から試したかったラーメンのトッピング全部のせにチョレンジ(挑戦+チャレンジ)していた。


『所感』~ラーメンの全部のせって、ここ一番でしかやっちゃいけないから、ヒデの気持ちは良く分かるな~。


 さておいて。


 『解体屋ゲン』という作品は『銭金の問題じゃねぇッ!!』という感じで威勢よく啖呵を切ったりする反面、お金が無いと人間的に死ぬというリアルをまざまざと描いている。例えば、殺人するのはとんでもなく罪が思いけど、同時に詐欺なんかの騙して財産を根こそぎ奪うも等しく大罪なんですよね。これはもう人間社会で生きている以上はどうしようもない現実だと思います。そういう意味でのお金の議論や考えるはとても大事なコトなんです。





第248話・ホタルの里~昭夫と健二先輩は故郷に還ると言う。今の故郷は農家たちの取組からホタルが戻ってきたそうで、それを聞いているゲンたちも期待が高まる。


 そんな折、現場事故が発生した!!


『所感』~ゲンさんによる人間ユーフォーキッチャー再び!!

 
 ホタルであるが、実は近所の田んぼでフツーに見れたりする。どうにも俺んちは田舎らしい!!キジとかタヌキとかもフツーに居るしなあ。昔は汚かった川も今はだいぶきれいになっているし、現に野生動物が戻っているところもチラホラ……。自然を汚す愚かな人間どもめ……という考え方はもう古い。意外にみなさんキチンと頑張っている。



第249話・事故物件~ロクの友人・神部もとに弟子入り志願の宮下がやってきた。弟子入りするにも子供が五人もいるので新たな住居が必要だ。しかし、宮下の希望金額と条件が合致しない。慶子は思いきった物件を提示する。


『所感』~『シャカリキ!』で主人公・テルは賞として最新鋭のカーボンフレーム(当時)をもらうが、自分の自転車を組んでくれた人が賞とは無縁の自分の仕事で初めて獲ってくれだんだ!!と喜んでいる姿を見て乗り続けることを決意する。これが『弱虫ペダル』だと新たなステージに行け!!と最新鋭機をタダであげちゃうのにガッカリした記憶が(主人公も抵抗なく受け取るし)。まあ、作品の否定とがでなくて『時代の流れ』なんですが。


 やっぱり思い入れを大事にするのってカッコイイことだと自分は思うんですがね~。



第250話・鉄太の誕生日~ゲンは仕事に集中していた。鉄太の一歳の誕生会に間に合わせたかったからだ。しかし、現場では女性監督を快く思わない連中の手によって大きく遅延してしまった……。


『所感』~自分の世代だと『まあ、こんなもんだろ』という感じなんですが、今はやっぱり家族サービスは欠かせないのかな?なんだけど『もっと家族サービスしてくれれば…』なんて思えないんですよね。多分、今回のゲンさんたちみたいに自分を養ってきたんだと思うんです。



第251話・合理主義(前編)~超!デキル!女!内田女史がゲンに依頼をしてきた。


 飼いならすことを目的とした内田女史はゲンの仕事ぶりを次々と否定していく。ゲンはけしかける。『そんなやり方がうまくいくもんか!!どちらが合理的か勝負しようぜ!!』と。



『所感』~記念すべく内田女史初登場エピソードです!!石井先生の手によって描かれる内田女史はエロオーラがプンプンです。こんな人に思いっきりブン殴られたいボクはドMなのだった。


 ただ、それ以外にも見どころがたくさんで『合理主義という名の裸の王様』となかなか痛いトコロを突いてくるなあ。



第251話・合理主義(後編)~ゲンと内田女史の勝負が始まった。最初は内田女史が順調であったが、だんだか綻びか生じて……?



『所感』~これ関しては自分もそうなんだけど、他の方も思い当たる方も多いだろう。とりあえず『数字はウソをつかない』(キリッ)とか言っている上司の顔面に真空飛び膝蹴りを叩き込みたくなる自分の精神性に異常は見られないというコトだ。本当、こおいう人は迷惑だ。


 が、そこは内田女史!!前々から思っていたけど、初登場からコレというコトはチョロイな。この落差は萌えキャラそのものなんですが、将来的に内田女史が悪い男の食い物にされないか心配でもある。







 今回はここまで!!残り49話(百足風に)


ごはんがおいしい        こもとも子『ごほうびごはん』

週刊漫画TIMES
10 /26 2016

 メチャ食べるの好きな反面、仕事の時の食事は『餌みたいな感覚』で食べてしまうところがあって、良くないな~と思うんですがなかなか切り替わらない。何しろ味も中身も特に覚えて無い。食べるにしたってイロイロあるんですよね。



 こんな感じになってしまうのは心が貧しくなっているのに違いない。ならばプラスになるようなものを…



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 そういう時の処方箋として こもとも子先生の『ごほうびごはん』は最高だ。このマンガを読めば俺は『走れメロス』になれる!!


 『先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。悪い夢だ。忘れてしまえ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。メロス、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の勇者だ』


 ……とばかりに自分を肯定できるんや!!ボクは勇者なんや!!



 さて、食べ物マンガと言ってももちろんイロイロある。つーか、掲載誌の『漫画TIMES』が食い物マンガばかりか、『解体屋ゲン』が食ってる表紙ばかりという……。


 この『ごほうびごはん』という作品はなんと言っても『日常に根付いている』というのが魅力だ。このマンガ、たまに『おいしく食べられない』というのもある。それがね、それがイイ。そうなんですよ、いつもいつも楽しく食べられる訳じゃないんです。


 だからこそ、普段の『おいしく食べるための努力』というのに説得力がある。ごはんがおいしい…って当然のように捉えられるけど、それは心の豊かさのバロメーターでもあるんですよね。



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 最新の五巻でお気に入りのエピソードは『炊飯器』ですね。昔、ウチにもこんなのあったな~。溜まった水を外して捨てるタイプだよね。


 それにしても、このマンガはもっともっと大きなステージがあったら化けると思います。『漫画TIMES』という雑誌がそうなんですが、『ごほうびごはん』って20代中盤ぐらいの方は誰もが共感できる作品づくりで、普遍的な面白さがあるんですよね。


第三回・百本組手!!④        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
10 /19 2016
 さて『解体屋ゲン』もいよいよ次回で700回目!!


 ガキの頃はボリューム込みで、そんなに長く続いているマンガ作品って無かったんですよね。『釣キチ三平』全65巻は超えられない壁……なんて思ってたんだけどなあ。今は長期連載マンガは確かに多いのですが、長期連載はテンポ悪いのも多いですよね……。『ワイルド7』が全48巻で最終章に9巻使ってますが、今じゃそんなに長い訳じゃない。下手すりゃスポーツマンガの一試合分とかにされかねないし。



 床屋で最も多く置いてあるマンガは『ゴルゴ13』と聞いたことがある。ゴルゴはどの巻から読んでも特に問題無いし、一巻で二~四エピソード入っているのも『向いている』のだろう。

 
 例えば床屋とか定食屋とかそういう店内のみの対応で、スマホとかタブレットで読めるとかのビジネスとかやってくんないかな?ゲームとかだとマクドとかセブンでアイテムもらえるとかあるし。なんなら『そのチェーン系列のみで読めるマンガ配信』とかあってもいいし。特に『解体屋ゲン』という作品はそういうのに相性良いような気がする。

 
 






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第229話・重圧の下で③~ヒデは感じた違和感を田村に報告する。田村は何かを感じとったようだが…。一方、ゲンは爆破プランを発表するも、ジョージ富田に一喝されてしまう。


『所感』~マンガがいいな…と思える理由の一つに『俺のようなバカでも理解できる』というトコロだ(いや、マジで)。とにかく勉強が理解できない学生時代をおくったので『理解できる』というのがとても嬉しいのだ。


 今回のエピソードは二つの出来事(困難な爆破と下請けの二重契約)が同時進行しているにも関わらず、とても理解しやすくスピーディに進行していく。これがマンガ!!自分はマンガの『バカでも理解できる』という在り方が好きです。


 別に達成感やら目的意識なんかいいよ、仕事があるだけめっけものだから


 …と彼等は言ってますが、ここら辺は現代の職場環境で『もう取り返しがつかないんじゃないの?』という問題提起にもなっていて、後々の展開は『なぜこうなったか?』が描かれていて面白い。



第230話・重圧の下で④~ゲンは悪夢を見る。今度こそ失敗するんじゃないか…という重圧がMaxになっていたりした。一方、田村の策略が発動していた。


『所感』~開始早々ああ、こりゃ夢だなと『分かるからこそ』楽しめる導入です。ジョージ富田が出てくるのは予想できていたが、慶子&鉄太までさらわれてしまうとか笑うしかない。いや『やっちゃダメだろ』というのは分かるのだけど、このシーンのコマ割りがもっとクドかったらさらにツボだな~。遠ざかるのに1ページ使って、グルグル回りながら転落するイメージに1ページ追加で(俺、やっぱりバカだと自覚する)。


 居酒屋の名前が『八軒伝』というのがイカす。チェーン店の『酔虎伝』から着想を得たのだろうか?




第231話・重圧の下で⑤~いよいよ爆破解体!!ゲンは解任された元社長を招待する。


『所感』~これは描かれていた時より、今のが共感をえるんじゃないかな?『解体屋ゲン』という作品は先見性がスゴイんですが、そういう要素ってリアルタイムではなかなか評価されづらいポイントなんですよね。


 『甘いこと言うなッ!仕事ってもんはそういうもんだ!!』

 『未来を見せてやるほうがよっぽど大切なんだっ!!』

 

 さて、アナタはどっちにつきたいですか?



第232話・爆破解体の波紋~前回からの後日談編。


 成功させた爆破解体であったが、テレビに出たジョージ富田はまるで自分の手柄のように話、ゲンたちはさらにモチベーションを上げるのだった。


『所感』~あらすじを見るとジョージ富田は『ひどいヤツ』とか『ずるい』とかになるんですが、それは違う。自分は『何を言ったか、でなくて誰が言ったか』を重視しますが、ジョージ富田の立場から『それを言ったらイロイロと後退する』というしがらみを持っている者の判断なのだ。但し、ジョージ富田であれば同等の爆破解体をやってのけたという信用もあるんですよね。そういう意味も含めて『誰が言ったか?』なんです。

 今回はスケジュールがきつかったのか作画がうまい具合に再編集されている。ザンボット3の『決戦前夜』の回みてー!!(オッサンオタクしか知らないぞ…)



第233話・笑顔の誓い~鉄太が初めて言葉を発した!!喜んだゲンは『今日一日は怒らない』と誓いを立てたがタイミングが悪く……。


『所感』~このブログで度々書いてますが、自分が初めて発した言葉はゴレンジャーだったそうで、俺が親だったら山に捨てに行ったと思います。


 しかし、濃厚なシリーズを入れた後に、こういうエピソードを挟めてくるのが『解体屋ゲン』の巧いところでもあるんですよね。




第234話・金の斧・鉄の斧(前編)~秀美がまたもや面白案件を持ってきた。例によってオカネにはならないのであったが、雰囲気に負けゲンは承諾する。相談に行った島田先生はなにやら変わった人ですが…?


『所感』~好き嫌いの問題であるんですが、姉は栃木の田舎臭さが大嫌いで都心部に嫁いでしまった。逆に自分は都心部があまりに高密度で雑多としていて苦手だったりする。たまに行くなら良いのですが、住みたいとは思わないな~。


 で、バイクやチャリとかでフラフラするのが好きなんですが、そういう時は『栃木に住んでて良かった』と感じます。


 一時期は自然云々の呼びかけがテレビ等で見られたが最近は少なくなったなあ…。保護活動というのは滅私前提な空気がありますが、『自分の居心地がいいから』という理由にシフトさせるのもアリですよね。できるだけ良い斧を欲しがるのは悪いコトじゃないと思います。



第235話・金の斧・鉄の斧(後編)~島田先生の植林アイディアは素晴らしいものであったが、まだまだ実用的でなくコストがかかるために頓挫する。しかし、ゲンは爆破をキッカケにアイディアを思いつく!!


『所感』~『解体屋ゲン』において秀逸なのは『楽しいがなくては結果に辿り着かない』というアンサーで落とすのが多い。仕事に於いて楽しい=怠け者・遊んでいるという考え方がまだまだ根強い日本社会において、これは重要なコトだと思います。なんつーか、時代とか段階とかの流れで旧来のやり方が通じなくなってきているという感じで。




第236話・わかってないなァ~先の仕事でジョージ富田が100万円上乗せで報酬を払ってくれた。さて、このお金をいかに有意義に設備投資できますか?


『所感』~自分、リコー(そしてペンタックス)贔屓なんですが、『解体屋ゲン』もまたリコー贔屓っぺえので嬉しい。今回出たのはコレの旧モデルだろう。自分はというと何だかんだ言ってリコーGRⅣの使用頻度がエラく高い。出かけた時もブログ画像の撮影もコイツが一番シックリくる。


 今回描かれたのは『道具は何も高価・ハイスペックであれば良いとは限らない』という普遍的なコトなんですよね。



第237話・破綻した街を救え!①~夕波市は工事等は地元・獅子山建設が実質的にまかなっている。が、今回は五友爆破が入札に勝ってしまった。獅子山建設としては二年前の記録を調べられると不祥事が明るみになるのでなんとか妨害したいのだ。


『所感』~この市のモデルはメロンなあそこなのはバレバレなんですが。

 しかし、一話からこれまで読み続けていると『秀美の得意気なニコッ』が麻薬的快感になってくるなあ。だって、秀美って、けっこうドジっコなんで。



第238話・破綻した街を救え!②~北海道行きをどこからかぎつけたのかゴンがついてくるという…。半信半疑、という感じのゲンであったがつれていくことにした。ジョージ富田に挨拶をしに行く。ゲンとジョージ富田の会話が全く嚙み合わない。


『所感』~ジョージ富田は『商品価値が無いから余った材料捨ててました』というものにビジネスチャンスを見出すのに長けたところがあって、これが会社を大きくしたのだろう。

 確かにCGは何でも作れるのですが、やっぱり『違和感』というのはまだあるなあ……。例で挙げると『ウルトラセブン』の第八話・狙われた街での夕焼けシーンの質感はまだCGじゃ無理な気がするぐらいにスゴイ。が、本当がどうかはしらないけど、この回は『低予算でセットがショボいのを誤魔化すための夕焼け』とも言われていたり。


 人間の持つ『工夫』というのはつくづくスゴイです。『解体屋ゲン』も常に工夫がありますね。









 今回はここまで!!残り62話(百足風に)


第三回・百本組手!!③        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
10 /13 2016

 






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第219話・未来への種~秀美の持ってきた仕事は小学生に『はたらくおじさん』を観てもらい学習することだった。ショーアップされた面白さも加味しなくてはならない。ゲンは最近引退を決意し、訪ねてきた完治先輩を思い出し…?


『所感』~技術の軽視!!

 ……ここ最近ネットで良く見かけるのがそれだ。技術に対して安い報酬どころかタダでやってくれとかそういうの。自分ができないから頼んでいるのに安すぎるという……。詰まるトコロ技術を持っている人に対しての尊敬が無いのだ。ただ、これからの未来においてAI等の進歩が代替として利くのかも知れない。だけど、それでいいのかな…とは思います。


 しかし、このコスチュームはよく円谷プロから怒られなかったなあ。


第220話・鉄板泥棒~ヒデが犯罪がらみの儲け話を持ち込まれ、結果巻き込まれる。ゲンからは夜間警備ののバイトの手配を頼まれ、なんだか雲行きが怪しくなってきましたが…。


『所感』~『解体屋ゲン』の長寿作品のポイントとして『息抜き回』が要所要所に入っているのは見逃せない。『解体屋ゲン』と言えば俺たち労働者のエネルギーたる熱いメッセージ性が魅力であるが、これを毎回やったら疲弊してしまう。波動砲はここぞという場面で発射するから良いのです。


 しかし、ゴンがトビラ絵に入るだけで『ロクな予感がしない』という刷り込みも流石だ!!あと、コスプレしたヒデはアマギ隊員に似ている。



第221話・四葉のクローバー~慶子たちの新事業は部署名がまだ決まっていなかった。そんな中で迎える今回の老夫婦ですが、どうにも亭主の気持ちだけが先行してしまっている。慶子は考えをめぐらせる。


『所感』~『解体屋ゲン』の原作はシナリオ形式なんですが、だからこそ作画の石井先生の力量が大いに発揮された回だ。坂上の第一印象はどうであったか?これからの展開から考えて見事なキャラデザインでビックリします。ラストで坂上がハタと我に返って顔つきが変わるのも実にスムーズです。



第222話・勇気と決断~村山は天下りしてきた久米のご機嫌取りにうんざりしていた。そんな折、大物ヤクザに工事の挨拶しにいかなきゃならないのでゲンに泣きつく。


『所感』~話はいきなり横道ですが、『ハクション大魔王』である。ガキの頃はアホみたいに再放送してたんだけど、特に印象に残った話を思い出した。タイトルは『弱虫仮面売ります』なんだけど、この話は『コインロッカー物語』の伊東恒久先生なんですよね~。

 たまたま同じような構成になってますが、うまく言えないけどなんか嬉しかったです。



第223話・ハートに火をつけろ!~ジョージ富田はイラだっていた!!


 最近のゲンはヌルい!!

 
 お得意の挑発行為に出た!!


『所感』~難しい問題だ……。『グラップラー刃牙』で男に生まれたら皆最強を目指す。しかし、ほほ全てが敗北しアッサリ断念して残らないと。だからと言って『別の目的を見つけた』というのは妥協とは違うし、イロイロな人が居るから世の中回るのだ。


 それにしても以前インスタントラーメン食べてたトコロにやってきて今回は焼きそばか…。



第224話・占有物件(前編)~山中工務店は頑張ってきたものの廃業することになり、山中社長は社屋などを売却して再起を賭けていた。しかし、従業員の川端は快く思わず、占有屋を使って山中にイヤガラセをしてきた。ゲンが立ち上がる!!


『所感』~オッサン向けマンガでロングランする作品は『法律系』という気がしている。ほら『ミナミの帝王』は139巻も出てたりする。そもそも法律というのは面倒くさいのだ。アレはわざと面倒くさくしているに違いない。国民全員が熟知理解されては都合が悪いに決まっているから。

 が、マンガは『分かりやすくしてナンボ』というのがあって、『解体屋ゲン』も時折法律系という球種を投げてくるんですよね。


第225話・占有物件(後編)~ゲンはまずゴンを頼り、セルロイドでできた映画フィルムを調達する。この件は短期決戦!!しくじれない!!


『所感』~マンガというのは『敬遠しそうな面倒くさい知識』を『誰もが興味を持って分かりやすく』というのに変換しなきゃならない場面もあって大変だ。今回は『セルロイド製のフィルム』を細工するトコロから興味を引いている。


 警察は動いてくれない発言ですが、その言葉から考えてみると『そういえば困った時どうすれば?』と思ったり。俺が関わったのは違反の罰金ぐらいだぞ…。いや、それがイコール怠慢という訳でも無いのですが、子供が目を輝かせて『将来はお巡りさんになりたい!』となるような世の中にならんとダメだよね…。



第226話・企業CMを作ろう!~またしても秀美が怪しいコトを思いついた。企業CMを作って、会社をアピールしようという魂胆だ。一方、慶子はジョージ富田と連絡を取り合い何か進めてますが?


『所感』~ヒロインキャラクターなんですが、レギュラーに据えるにあたって一人は『残念女子』を入れておくと話が楽しくなるような気がする。秀美はそんなキャラ。自信満々に割とヘマるとかヤラレキャラとしても見事です。今回も『高校時代は映画研究会だった』と言いつつ微妙なデキだったりと期待に応えております。

 
 本来的にはヒデの仕事がスゴイんですが、一コマで終わるあたりに秀美の悪意しか感じない。



第227話・重圧の下で①~慶子が受けた爆破解体はジョージ富田の下請けであった。最初は反発したゲンであったが、まんまとジョージ富田の挑発にいいようにされてしまう。

 
 そして、ゲンの現場代理人として田村という男が紹介されるが、なんとも頼りない。大丈夫なの?



『所感』~ガキの頃は『努力すればなんでもできる。できないのはやらないからだ』という考え方が支配的で、今世紀に入ってしばらくしてから変化してきたように思う。『適材適所』という考え方で。


 今回の227話は『適材適所』というキーワードを当てはめると面白い。田村の軍師的なセンスが光るんですが、最後にゲンに振るのが注目ポイントでしょう。あと、ゲンを挑発してその気にさせるのはジョージ富田ならではなんですよね。



第228話・重圧の下で②~現場がスタートした。慶子はジョージ富田にお礼を言っていた。ジョージ富田は『それより今の現場には不安材料がある』と。今までに無い大規模な仕事であったが、何かがおかしい。ヒデは直感的に異質を感じる。



『所感』~前回は一話で見事に起点と新キャラ紹介をしましたが、今回は『でもスンナリいかないよ』という予兆を描いてます。ここら辺は週刊連載ならではの演出と言えましょう。








 今回はここまで!!


 残り72話『百足』風に

第三回・百本組手!!②        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
10 /05 2016
 マンガというのは『娯楽』なんですけど、さらに『理解したい』という欲求があるならば、やはり古典は欠かせないと感じてます。昔の常識とか技法とか時代性とかを理解するコトによって、現在の作品もさらに楽しめるようになるから。


 先日、『こち亀』が終了してニュースになったが、まずこの作品は『娯楽』というのがあって、そこからそういう要素を感じるのに良いマンガでもあった。およそ半世紀による移り変わりを楽しめるしね。


 『解体屋ゲン』もまた、配信によって過去作が読めるようになりましたが、単に楽しむだけでなく、移り変わりも注目したい要素満載だったりする。







 無料アプリはコチラへ→ 『解体屋ゲン』
 





第209話・責任を取るのは誰?~ゲンたちの今回の仕事は政治事情により再開された現場の雑用だ。気楽だな…と思いつつも、ゲンは『おかしい…?』と感じる箇所を発見し、現場監督に報告するも、責任のたらい回しが始まってしまう。


『所感』~これが描かれた時代より、今のがそういうの酷くなっいるというナイス予見性の展開!!とにかく地位のある人間が『責任をとらない』というのが酷くなっている。おい、日本はハラキリの国じゃなかったのか?上かそれなら下も酷くなって当然だ。

 これから日本はどんどん『謝ったら負け』という方向にシフトしていくのかな?そういうのヤダな。



第210話・社内ベンチャー何かに感化されたのか秀美が熱弁をふるっている。『解体屋だけでなく時代に適合した、社内ベンチャーが大事』だと。メンバーでアイディアを出し合うことになった。果たしてゲンのアイディアは?


『所感』~光のどんどんパクろうぜ発言が危険が危ない。


 …とまあ、実際はこういう二番煎じ戦略もまた多いのだろう。アレなトップがこういうのしでかして、社員とか巻き込みそうで怖い。



第211話・間に立つ人間~前々回の現場の見城さん、今度は報酬一割カットを通達してこいという無理ゲーを突きつけられます。当然うまくいかないのでゲンに相談を持ちかけるが……?


『所感』~こういう話を聞くたびに『嫌だなあ』と思う。嫌なトコロはイロイロあるが、それを通達する人そのものは悪く無いのが『嫌だなあ』と感じるのです。先の事件で、別に悪くも無い駅員さんが責め立てられて発作的に飛び降り自殺未遂するという事件がありましたが、そもそも向ける矛先が違う。まあ、本当に刺さなきゃならないのは矛先が届かない。それが嫌だなあと思うのです。



第212話・曳屋の唄~久々にロクさんの曳屋の仕事が入った。ただ、今回は『中に居る人の生活がそのまま保たれる』という条件がついているのだが…?


『所感』~新谷かおる先生のマンガは大好きなんですが、時折入る謎ポエムなんか最高ですね~。


 すいません、この唄にちょっと笑ってしまいました。


 どっちかと言えば『激突!ラジコンロック』(誰も知らねぇよ)のノリに近いかも。ロックだロック!!ハートだロック!!とばせとばせとばせ!!



第213話・早い春(前編)~ゲンが受けた仕事は『桜を切る』と『桜を保護する』というブッキングであった。正しい選択をしたいが為に、両者の言い分を比較してみるか…?


『所感』~一時期(多分、311震災前)はテレビをつければ『地球温暖化!!俺たち死ぬ!!だから今自分にできること!!』というのを洗脳のように流していた気がするが最近は落ち着いたなあ。単純な見方をすれば『保護=善』であり『伐採=悪』という感じで、だけどそれぞれの言い分があるのもももっともなんですよね。自分たちのしているコトは正義と盲信してしまった人間はヤバイよ。


 ラストシーンでゲンさんの気が狂った!?と思ったのは内緒だ。



第214話・早い春(後編)~ゲンは桜に細工をし、開花を早めた。それが伐採を救うことになったが、今度は反対派を山林に連れて行く。


『所感』~自分を正義と信じて疑わなくなったらちょろいというコト。今回、ゲンの行った細工の発想は『悪用もできる』というコト。それを忘れてはならない。

 まあ、助けたいから助けた…ぐらいの動機でいいんじゃないかなとも思いますが。



第215話・ボランティア活動~以前、ゲンの発案したボランティア活動が採用されることになった。一ヶ月の現地出張の話も出て、ゲンは『何をすべきか?』を考える。


『所感』~クリスチャンでも無いし、学もないのですが、マザーテレサの言葉というのは『共感』がある。『近くを見捨てて、遠くの者を助けに行くのは偽善者』とか『世界平和に私ができるコトはなんですか?』という記者の問いに『家に帰ったら家族を大切にしてあげてください』とかそんな感じで。


 今回のゲンの辿り着いた発想はそういう考え方だと思います。



第216話・鉄太のおかげ~慶子が産休をとっているせいで男性陣はたるんでいる。訴える光に慶子は一策を思いつく。


『所感』~これ、本当ですよね。本当のコトです。


 アレコレやれと押し付けても人はやらないんですよ。メリットがあるか、大事なものがかかっていると自覚した時だけです。



第217話・慶子の職場復帰(前編)~慶子の復帰が決まったが、有華と秀美の表情がさえない。あまりに慶子がデキるので、お役目ご免になるのではないかと怯えているのだ。



『所感』~初めはいかにも良家のお嬢様っぽかった有華はなんかだんだんダメになってきたのが面白い。連載というのはキャラを変えるなあ。しかし、ゲンさんの職場みたいだと働くの楽しそうだな…。



第218話・慶子の職場復帰(後編)~慶子の考えは女性だけの新事業であった。定年後のセカンドライフを夢見る老夫婦の希望にそえるか?


『所感』~この頃というのは『老後はノンビリ田舎暮らし』というのが流行っていたような気もする。自然豊かで物価も安い……等々良い面だけを鵜呑みにしてしまって失敗した方も多い。ただ、ガルパンのおかげで大洗にアホみたいに行くようになってしまったが、あそこはバランスがいいな~。ちょっと足を伸ばせば都市部の水戸だし。







 今回はここまで!!


 残り82話『百足』風に