週刊漫画TIMES - 豚か狼か

知識もまた道具      尾々根正・大鳥居明楽『靴理人』

週刊漫画TIMES
08 /13 2017
『乗っているものが高価で素晴らしいものであっても、それでアナタ自身が偉くなったり能力が上がる訳ではありません。むしろそれに相応しい品格が求められるのです』



 …みたいな言葉をとあるマンガのあとがきに書かれていて、俺は衝撃を受けた。『そうだ、確かにそうだ。道具は道具であってそれを所持しているだけで人間性が向上するとか威張っていいなんて貧しい考えなんだ』と感じた。それは古典『ドラえもん』でさんざん描かれていたコトでもある。のび太は大抵失敗するが、たまに正しさを感じる意志を乗っけて道具を使う。



 そして、これは個人的に感じているコトなんですが『知識もまた道具』というコト。知識によって良い学校に就いたりするコトはできますが、それによって人間性そのものの向上とイコールにならないし、それを多く持っているコトによって少ない者を害する理由にならない。


 道具を如何に使うか?


 これこそが品格であろう。道具を使うのは人間ならでは。そして、品格を求められるのも人間ならでは。道具の使い方に品格が無いのは動物的ではなかろうか?



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 さて、今回は 尾々根正&大鳥居明楽先生の『靴理人』(シューリニン)です。


 フォーマットとしては『その人の履いている靴を見て、どのようなものを抱えているかを見抜く凄腕の靴修理人・尚木翔良(なおきしょうすけ)が修理を通じて綴られる一話完結方式のドラマです。全三巻という読みやすいボリュームでもあるし、この手のマンガは『たまに読み返したい』という面白さもあります。



 このマンガを読んで痛感するのが『知識を如何に使うか?』なんですよね。実際、このマンガを読むと靴に対する知識や感心が深まる。俺も『靴 減り方』でググッたし。確かに『ウンチクのつのるマンガ』というのは世に多く出ている。が、これを読まれている方も経験あると思うけど『つまらない』となった作品もあるだろう。学校の授業が基本つまらないように(そもそも学校は集団の中での振る舞い訓練が目的だし)。 


 このマンガは知識の使い方に品格を感じる


 …というコト。ここで描かれている『ウンチク』は、あくまで『人間ドラマを描くための道具』というコトだ。ウンチクを語り、相手にマウント取るのが目的では無いというコト。この手のマンガで『つまらない』というのはだいたいが『知識が目的』としての道具になっているんですよね。



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 また、作画の尾々根先生のテクニックは素晴らしいものがあって、特に感心したのがこのキャラかな?いわゆる『ストーカー気質のキ〇ガイ』で、こういうキャラってやたら幼児性の強調された描かれ方をして、オーバーアクション気味なんですが、その静かな佇まいが『逆にヤバい』と。自分のやっているコトに対して『無自覚』なのが狂っているなあ…と。目の描き方のサジ加減が絶妙なんですよね。



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 あと、悪役なんですが島耕作似というのに輝かしい悪意しか感じ無い。念の為、大絶賛の意味で。そもそも赤潮出版というのもたいそうヤバいなあ……。絶対、関わったらダメでしょ。


 そこはかとなく『いかにもマンガ的な面白さ』が濃縮されている(スキャン能力とかキメゼリフ)のも、この作品の魅力でしょう。ただ、それはドラマがシッカリ描かれている故の安定感なんです。





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職業は先生でした            尾々根正『マエストロの暇つぶし』

週刊漫画TIMES
05 /24 2017


 『美味しんぼ』という作品に対して最近はイロイロ揶揄する方が多いし、それも分かる(バブリーな時代のマンガだよね)のですが歴史的名作というのは疑いも無いだろう。この作品に於いて最大のファインプレーは


 主人公・山岡が料理人でなく、新聞記者であること


 …と思っている。もしこのマンガの主人公が料理人であったのならば……あらゆる『美味しんぼ』のエピソードが成立しなくなる。恐ろしくなるぐらいに。


 実際、ウルトラシリーズの『ウルトラマン80』もウルトラマン+防衛隊員+先生という三足のわらじ生活も1クールしかもたなかったし、主人公の職業をいかにするかでマンガの面白さってかなり左右されるな~。



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 週刊漫画TIMESの『マエストロの暇つぶし』もそれを巧く作品に盛り込んだ作品だ。


 フォーマットとしては『事件発生』


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→『主人公・甲本動く』


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→『豊富な音楽知識で謎を解く』


 
 というもので、推理・謎解きをクラシック音楽に絡めていて、なおかつティーチャーもの要素もふんだんに盛り込み、だいたい前後編という短い間隔にギッシリ欲張りな作品に仕上がっている。



 これがね、『音楽探偵甲本』だとこういう味わいになんないんですよ。むしろ冗長になって作品がぼんやりしちゃう。これはもう設定の勝利だ。その設定を十二分にいかしてスパッと読ませている。これはマンガだ。さすがなマンガだ。


 よくマンガ入門書には『マンガはキャラクターだ!!』とか書いてあるんですが、鵜呑みにすんなよとか思います。これを勘違いしたマンガ家志望者って多いと思うんスよ。『職業も大切だかんね』というコト。この『マエストロの暇つぶし』を読んでそれに対する確信がさらに強くなった。



ヤツは今も成長中だというのかッ!?         星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン・第728話』

週刊漫画TIMES
05 /22 2017

 タン!!


 …とキーボードを叩いて言う『君のデータはすでに解析済だ。キミが勝てる可能性は1%も無いよ!!』といかにも賢そうなメガネ!!



 これや!!これがマンガ様式美なんや!!(大真面目に)



 そう、そんな感じに調子こいてたヤツが、序盤はデータを基に有利に展開するも、だんだん押されて焦ってパソコンカタカタしながら叫ぶんすよね『バカな?ヤツは今も成長中(アップデート)だというのかッ!?』と。ンで、負けちまうの。素晴らしきかなマンガ様式美!!


 …が、これはマンガとして誇張され面白おかしくされているが『嘘じゃない』と感じます。むしろ世間的に賢いとされる人がデータにハマって成功体験にすがりつきたくなるのよ。データというのは確かに確率を上げるけど、絶対じゃない。



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 行け!!ヴァージョンアップファイトだ!!


 とまあ、そりゃ『ウルトラマンガイア』の第一話予告ではありますが、『解体屋ゲン』という作品の魅力を語るに『ヤツは今も成長中(アップデート)』というのはある。


 時事問題に対して柔軟に対応していく。過去のアンサーを盲信しない。常に疑い考える。


 …等々が長期連載を支える要素だろう。


 今回の『責任の取り方』編なんですが、いわゆる『リフォーム詐欺』というヤツで、実は過去にも『リフォーム詐欺』というサブタイトルであったりする。


 が、今回の内容は『手口がより巧妙化している』というもので、読んでて感じるのが『絶妙なサジ加減の詐欺』というコトでゲンをはじめとした熟練した職人たちまでもが『どっちなんだ?』と翻弄されている。


 『じゃあ、どうすりゃいいんだよ!?』というのが今回読者が感じたクエスチョンであり、次週以降のアンサーを期待したいトコロだ。この作品は常にアップデート中なんや!!こういうトコロは王道少年バトルマンガをそのまま実践しているなあ…。



ヤケになるんじゃあない!!←無駄            星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン・第726話・通りすがり』

週刊漫画TIMES
05 /03 2017


 昔から思うんですが、ヤケになっているヤツに『正論で諭す』というのは全く意味が無いと思ってます。つーか、そういう人たちはヤケになったコトが無いのだろうか?とか思うと、諭している人に今度は当り散らしたくなる。


 『諭した人に当り散らすなんて最低だぞ!!』


 …だから、オメーはヤケになったコト無いだろ!?という感じ。正論、ダメ絶対。



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 じゃあ、何をどうすればいいのだろう?というアンサーが今回の『解体屋ゲン』に描かれているように感じる。



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 『マッドマックス』ばりにトラックを爆走させるヤケ真っ只中の男・西村は事故を起こす!!



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 私生活はもうボロボロです。なぜそんなコトになったかと言いますと…



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 離婚という挫折が西村に大きく圧し掛かっていたのです。ここで注目したいのは、上司・有田にとっては『確かにショックだろうけど、いい加減に立ち直らないと』というスタンスであるコト。ショックへのダメージって本当に人それぞれ違う。そう、『正論で諭す』というのは自分の物差しで計るからそもそもの間違いなんですよね。さりとて『キミ苦しみ分かるよ!!』というのも嘘くさい。



 ならヤケから立ち直るのはどうしたらいいのか?というのが今回のアンサーとして冴えている!!



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 世の中、そこまで絶望的でも厳しくも無いと気付くコト



 …自分もまた『これしか無い』と思います。それが例え『錯覚』とか『思い違い」でも特に問題じゃない。そういう支えが無いと人は簡単に潰れる。こういうのは『自分は真面目に頑張っているから大丈夫』と思っている方ほど危ないと思います。こういうヤケというのはだいたい等しく巡ってくるものなんで。それこそ、それをかわし続けられたのならば『単に運がいいだけ』なんじゃないでしょうか?



 ヤケになるのは仕方ないコトなんです。


作画担当の巧さ             花形怜・才谷ウメタロウ『本日のバーガー』

週刊漫画TIMES
04 /08 2017


 『マンガか~。話は作れるけど、絵が描けないからな~。絵を描く人がいたら大ヒット作品できるよ』



 …とまあ、マンガを理解しない人はこの手のオッソロシイ発言を平気で言ったりする。これがフツーにマンガを読んでいる人ならば別に『そんなもんだろ…』と聞き流すが、『チョロく金儲けしたい』という意図が感じられたならば、控えめに言ってマンガの恐怖を叩き込みたくなる。あれだ『プロレスは八百長』という発言に対して、『そもそも論点がズレてる』と感じるファンとの温度差みたいな。


 その発言の軽率さは


 ①原作というのを甘く見ている

 ②そもそもマンガの作画もバカにしている。

 ③マンガ作画の意味そのものも理解の入り口にすら立ってない。
 


 …というコトなのである。作画マシーンなんと揶揄する言葉もあるし、例えば有名コンテンツ(アニメとかゲーム等)のコミカライズに実績の無い新人さんをあてがうケースがあるが、『マンガの絵の恐ろしさ』を軽視してはならない。マンガはネームで決まる。



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 さて、今回は 週刊漫画TIMESで不定期連載してます 花形怜・才谷ウメタロウ先生の『本日のバーガー』です。このマンガの作画担当の才谷ウメタロウ先生の『巧さ』が本当にスゴイ!!毎回高いレベルで発表していて怖いぐらいだ。


 
 『主人公・神宮寺はハンバーガー店を開き経営が軌道に乗ってきた。そこで彼はハンバーガーをさらに人々に認知されるようにバーガーフェス開催をする為に協力者を募る。人気店テイク・ファイブのオーナー潮ほのかは、このフェスはうまくいかない…と考える。しかし、神宮寺は諦めずに説得を続け、潮は課題を与え彼を試すのであった』



 …という流れの話を『いかに面白くするか?』というのが才谷先生の仕事だ。ここら辺、全く無駄が感じられないというのが恐ろしいのだ。



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 ①先に『私のハンバーガーを再現しなさい』という課題をクリアした神宮寺であり、確かな実力を感じたからこその、『だから私の言っている意味分かるでしょ』というレベルの高い者同士の会話になっているのが分かる。



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 ②イヤガラセではなく、彼女もまた真剣にバーガーと向き合っているからこその答え。だけど『浮上した課題をクリアできれば協力する』という流れがスムーズに進む。



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 ③課題をクリアする方法が閃いた神宮寺に呼ばれるも『半信半疑』と言う感じ。


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 ④課題を『見事にクリアしている!!』という驚きの表情。


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 ⑤潮が『コチラ側についた』というの決定づけるコマ。ここで、1コマ『タメ』を設けているのがビックリするほど巧い!!この『タメ』が無いと読者の印象はガラッと変わる!!また、末広がりのラインが引ける構図も良い!!マンガというのは『何気無い地味な1コマ』が大きく印象を変えてしまうのだ。その『恐ろしさを知らないでマンガ家になれるなんて思っている』ならマンガの向き合い方は考えた方がいい。



 この『潮がコチラ側になるまでのプロセス』というのを作画の才谷先生は見事に応えている!!同時にそれをイメージさせる花形先生の原作も見事なのだ。


 そして



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 今回の漫画TIMESでのワンシーンだが、潮の表情が『キチンとコチラ側』になっているのも巧い仕事だ。プロセスをキチンと消化しているからこその『表現』なんですよね。


 マンガの『スゴイ』というのはイロイロあって、特に評価とか注目を集めるのはエキセントリックな部分なんですが、こういう『スゴイ』も是非とも注目するとマンガはさらに楽しくなりますよ!!俺、結局は『自分の楽しみの為』にマンガ読んでますもん。マンガブログもその為なんです。





 
 

誰だ…お前?            星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
01 /15 2017
 『遠井弁護士!?』


 …とまあ、10年の長期連載である『ワイルド7』の最終回に登場した悪役が、遠井弁護士であった。この遠井弁護士は最初の『野生の七人』編のターゲットであり、逃走して行方不明になっていましたので、実に10年ぶりの登場であった。


 誰だ…お前?


 …と思った読者も多いだろう。が、熱心なファンにとってはウレションものであった。



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 今週の『解体屋ゲン』ではケンタ再登場です!!おそらく600話ぶりぐらいに。再登場のまでのスパンとしては遠井弁護士はもちろん日本一すなわち世界一の記録ではなかろうか?そもそもに自分は『解体屋ゲン』という作品は人面犬さんの紹介で知り、読み始めたのが500話目付近だったので知らないパートがやたら多い。単行本で読もうにも出てないし。が、無料配信の恩恵で知るコトが出来たキャラで、自分はケンタというキャラがすっぽり気に入ってしまった。


 先日、何気なく『ポッピンQ』を観てハマってしまった訳だけど、この作品は本当にスタンダードでご都合主義で点数つけるならそんなに良い作品ではないです。だけど、五人のヒロインの抱えている『つまづき』が物語を通じて前向きになっていく部分に共感が在るんですよね。これは人によって大きく違うんだけど、自分は『そういうキャラが好き』というのを自覚しました。



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 ケンタもそんなキャラでして、登場した時は『社会に馴染めない若者』として描かれてました。あんまり馴染めないもんだから『一人DASH村計画』を企てていたぐらいですから。そんな彼が時折、ゲンたちに支えられたり、支えたりというのを観て『頑張れ~』とお父さんみたいな気持ちで彼を応援してたものですが。なかなかに使い勝手が難しかったのか、多分ゲンと慶子の結婚式に出たのを最後に消息不明になってました。


 マンガに関しては諦めが悪い俺(例・修羅の門の再開を15年ぐらい待てる)なんで


 


 ブログとツイッター上で嫌がらせしてましたが、この度実現です。マンガの神様ありがとう!!



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 が、『ワイルド7』の遠井弁護士のようにやられても困るんで


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 シッカリと注釈が入っているので、これからの人にも優しくなっております。



 あくまで、予感なんですがケンタと秀美がこのままラブ方面に向かいそうな……。今回は実在のラーメン屋『獣道』さんとのコラボですが、このままケンタがうまくいって『解体屋ゲン』のスピンオフとしてラーメンバトルマンガが始まってもいいな~。


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 こんなノリで。ラーメン魂に火がついちゃうんですよ!!(ケンタ、キャラ崩壊)


 タイトルは『闘えラーメンマ(以下検閲により削除)


第三回・百本組手!!⑧        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
11 /23 2016

 『解体屋ゲン』という作品は700話を超す作品だというのに、単行本が無いというのが最大のネックになっているのはコチラを読まれている方も共感すると思います。


 さりとて、ここから単行本を出すにしても一巻十話で70巻ぐらいになる作品というのも大変だ。ガキの頃は『釣キチ三平・全65巻』は絶対揃えられない…と思ったものです。


 が、時代の変化で『スマホの配信』というのが可能になり、まして無料というのが嬉しい。



 で、ここからが自分としての『書きたいコト』」なんですが、『解体屋ゲン』に限らず面白いと思ったマンガは『発言して』くださいというコト。そう、昔と違って誰でもネットに配信できる時代でもあるんです。発言することは絶対に無意味じゃないというのを痛感する。単行本などを買うことによって、マンガ家さんの収入に貢献するのもファンとしての在り方ですが、もちろんこれだけじゃない。


 マンガ家さんは『描いたことの感想を欲している』というコト。よくマンガ家マンガにある『段ボール箱いっぱいのファンレター』というのはありえへん世界というのが現実で、結構売れているマンガ家さんでも感想が来ないのが現状なんです。別に『見ろ!』と押し付けるもんでもないんですが、作品が面白かったら『面白かった』と一言発信していただければ幸いです。重ねて、それは決して無意味じゃないんです。







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第286話・新旧の職人(前編)~ロクさんから紹介された白井金具堂のせがれの実は職人美学にこだわり経営難になりつつあった。ゲンは正反対の職人・表具店の村山を紹介するが、頑固な実からは反感を買ってしまう。


『所感』~意識高い系職人!!


 …と言っても、これは何も珍しいことじゃない。そこかしこにある話だ。例えばラーメン屋とかそうだよな。私語厳禁とか注意書きがウルサイとか。作り手にとっては命がけのものであっても、客にとっては代わりはいくらでもある『たかがラーメン』なんです。そして、たかがラーメンという位置づけが大事なんですよ。


 こういうのって、ステップでもあるかな~。俺の場合だと、ガキの頃は画面にウルトラマン映ってりゃ満足で、生意気な年頃になってくると『Q・マン・セブン以外はクソ』とか思っちゃって、でもイロイロ経験して『今のシリーズもいいんじゃない?俺は帰ってきたが好みだけど』みたいな。



第287話・新旧の職人(後編)~浮ついた村山の仕事に対して反発した実であったが、ゲンの話を聞き誤りを認める。聞く耳をもった実は村山の丁寧な仕事に感銘を受け、心を入れ替え新しい分野にチャレンジするのだ。


『所感』~これは自分の中でのハードルでもあるんですが、やっぱりいいオッサンだから『古いものに固執する』というのになんとか抗いたいです。新しいものに対して柔軟になりたいと。流行りに乗りつつ流されないようになりたいと。


 だからボクは今日も『艦これ』をしている。


第288話・デマ(前編)~ジョージ富田のサンシェルターホームの評判が悪い。いったいどうしたことか?実はサンシェルターを恐れた競合他社がフリーライターを使って陥れようとしているのであった。そんな折、ゲンは仕組んだ罠にかかってしまう…!!


『所感』~本来はそれこそ『解体屋ゲン』の作中で描かれるような利用方法として誕生したのがダイナマイトであるが、それを使う人の手によって兵器にもなってしまう……。


 作中では『便利な道具』として描かれていた『ネット』ですが、悪意を持った人に使われると途端に牙を剝いてくるというのが今回だ。『優れた道具を使うには優れた品格が必要』とはよく言ったものです。



第289話・デマ(後編)~テレビの前で傷害事件を起こしたとあってはどうにもならない。ゲンたちは五友爆破を解散して責任をとろうとする。しかし、その頃ゲンたちのあずかり知らぬトコロでコトが起きていた。


『所感』~毎回書いてますが、このマンガの先見性はスゴイです。

 
 そう、そういう悪意に対しても、同時にネットは『これまでできなかった反撃方法』も与えているんですよね。しかし、テレビ報道というのも年々失墜しているなあ……。これが描かれて以降も今回描かれたようなヘマが続発するコトになる。


 オチの内田女史が残念ぶりを発揮してて良い。やはり彼女はヤラレキャラが良く似合う。



第290話・解体トンチン体操~保育園に鉄太を迎えに行った慶子は、よそのコとの差に不安を覚える。慶子は鉄太を体操の体験入学をさせてみるが…?


『所感』~ぶっちゃけ学校というのは『従順なヤツを育てる施設』なのだ。これが狙いだ。が、これは世の中の規律を作るうえで重要だったりする。中学生までの義務教育がなかったら日本はもっと酷い国になっているのは想像に難くない。


 が、俺のように真性にデキの悪いコというのは困る。俺が中学生の頃はいわゆる不良が『社会の歯車にならないぜ!!』と熱く吠えている時代ではあったが、そういうコたちはむしろ社会性があるぐらいに感じる。仲間内の上下関係とか礼儀とか厳しいから。俺は歯車すらなれないし。


 『あっ、俺、そういうの無理』って感じでこれまで来ちゃったけど、それで困ったコト無かったし、そういうのもアリなんじゃないかな?


 それにしても解体トンチン体操か~。俺がガキの頃は児童番組に◯◯体操というのがあったなあ。サンバルカン体操とか。最近だと『妖怪ウォッチ』がやってくれたな~。もっと、◯◯体操しようぜ!!
 


第291話・現場の声~溶接30年の高木は一本の鉄骨に違和感を感じていた。このままでは危ない。上司に掛け合うもないがしろにされてしまう。憂さ晴らしの酒の席でそんな事をこぼしていたが、ゲンをそれを聞いて高木を助けることにする。


『所感』~最近聞いた話で『才能』でも『努力』でも無い能力グリッド力というがある。これは日本古来でもある概念で『継続は力なり』だ。が、ここ最近は『継続は力なり』を軽視している方向にあると思います。もう一つは『餅は餅屋』だ。


 この回は『解体屋ゲン』の根底とも言える一本でもあり、『初めてゲンを読む人へのオススメエピソード』とも言えるでしょう。



第292話・半径10メートルの救済~自分の仕事に疑問を抱く三人……。その三人の前でゲンたちの仕事は困難に面していた。


『所感』~異色回&傑作回!!


 この回は『感じる』というのが特に大きい回で『とにかく読んで!!』というマンガブログ泣かせな内容になってます。過去に『仕事の奇跡』という回がありましたが『仕事に意欲を無くして腐る』という時期は誰にでもあるんですよね。そういう時、エネルギッシュな誰かがいると違うんです。


第293話・最後の1ページ(前編)~地質学者の坂田は崩落寸前の岩肌の処理に目処が立たない。旧知の内田女史からゲンを相談されるが、そのやり方が自然破壊になるということで拒絶してしまう。


『所感』~この回の坂田をみれば丁寧に描写されているが『自分は優れている』という驕りから『意見を聞いてない』というのがあって、ゲンの話を最後まで確認してない。この手の人物は『解体屋ゲン』にはよく出てくるんですが、これはリアリティある。人間は経験値によって行動フロチャートができると思うんですが、坂田もまた『そういう人たちにウンザリするほど会ってきた』というのも前提としてあるんでしょう。


 『解体屋ゲン』で留意しながら読みたいポイントとして『経験値の信頼性』であり『経験値からくるミス』でもあるんです。


第294話・最後の1ページ(後編)~自らの過ちを謝罪する坂田。ゲンは爆破に着手する。初めて爆破を目の当たりにした坂田は性的に興奮していた。


『所感』~久々の爆破解体というセリフの通り、確かにご無沙汰であった。作画担当の石井先生がそろそろ爆破してぇ!!と星野先生に要求して誕生したエピソードのコトだけはあります(嘘です)。初期の頃に見られた『アイディアで爆破』という、これもまたゲンさんらしいエピソードに仕上がってます。

 マンガでは定番である『脱臼を強引に戻す』があるんですが、あれってガンプラの関節みたいにハマるのだろうか?


第295話・消えた職人~緑化事業を推進するためには市井(イチさん)の協力がぜひとも欲しい!!自宅をたずねたゲンであったが不在だ。探し出したイチさんはホームレスになっていた。


『所感』~不景気の何が悪いのか?


 …という問いに対してのアンサーとも言える回だ。余裕が無くなると心の余裕を生み出すモノから切り捨てられていき悪循環になる。これが描かれた時代背景を考えると『若者の○◯離れ』とかしきりに言われた頃かな?若者にお金が回ってないんですよね。その鬱憤が作中で描かれたような蛮行に走らせる。『こういうのは残念ながら無くならない』という事実はありますが、同時に不景気が増加させるというのも事実で『減らすことはできる』ということ。


 若者代表キャラとしてケンタくん居たけど、ホント彼には復活してほしいわ!!


第296話・美の基準~イチさんが入ってくれたおかげで緑化事業がうまいきそうだ。ゲンは河島博士に合わせるが、二人は主義主張の違いから仲違いしてしまう。


『所感』~自分の場合、マンガに置き換えると解る。


 お互いに『マンガが好き』であっても、主義主張の違いというのはいかんともしがたく平行線になりがち。これはもう『諦めろ』としか言いようがないんですが、『その前にもう一度考えてみて』というのが今回の話のキーだ。そう、案外一致しているというのはあるんですよね。

 今回は秀美の残念ぶりが遺憾なく発揮されているのもグゥ!!この人はこういうのがなければ本当にモテそうなんだよなあ…。


第297話・心身機能~ゲンの頑張りが一流職人を集める成功に繋がった。しかし、内田女史から『彼らの健康状態は大丈夫なの?』と言われゲンはハタと気づく。彼らは職人らしく健康には無頓着であったのだから。


『所感』~アントニオ猪木の『元気ならばなんでもできる!!』という言葉!!あれはマジだ!!


 世の中で最も重要なのは『お金』では無い。『健康』だ…と最近ようやく気付いた。この健康というのは肉体管理というコトに目が行きがちですが、メンタルも含めての健康です。それに関して日本はまして、職人の世界は大幅に遅れているのかもしれない。で、今回注目したいのは『ゲンが彼等に目的意識を持たせモチベーションを上げる』というのがありますが、こっちきメンタル面での健康です。ゲンという作品では『モチベーション重視』ですね。


第298話・一発勝負(前編)~映画のPVから手応えは良さそうだけど、予算が無いのでこれ以上無理ッスな案件発生!!

 その頃、ゲンはオタクというコトで光と有華に攻撃されていた。


『所感』~『解体屋ゲン』では映画のネタが実は多いのですが、最近になって自分も映画をちょこっと観るようになってきた。


 今、『この世界の片隅に』が放映されてますが、この作品もまたクラウドファンディングで完成させた作品で、こういう方向性も出てきたのだろう。ちなみに週刊漫画TIMESで連載中のこやまけいこ先生も出資していてビックリしました(エンディングロールにて)。この作品だけは本当に皆さんに観て欲しいです。


 ただ、ゲンのアイディア頼りもクラウドファンディングも『リスクが高い』というのはありますね。やっぱり、お金持っている人が支えるのが健全ではあります。


第299話・一発勝負(中編)~ゲンは映画会社に呼ばれ、説明を受けて上機嫌だ。が、ギャラの条件が悪いのでやめにしようと決意する。しかし、映画スタッフの必死さに感化され条件を飲むのであった。


『所感』~マンガ・映画なんかの娯楽産業の直面している危機を実感できてない受け手は多い。だから『マンガ・アニメは世界に誇る日本の文化!!』なんてクソ同然の言葉を信じてしまう。これらの娯楽産業のギャラの少なさは本当にアタマを抱えるしかない。本当にヤバい事態になっている。マンガ家は一攫千金ドリームがあるなんてウソだかんな!!『進撃の巨人』のヒットなんかレア中のレアで『データとしてカウントできないケース』だかんな!!


 ラストの『やってやるぜポーズ』なんですが、石井先生はこのポーズがえらくお気に入りみたいだ。もちろん俺もお気に入りで、これが無いと『解体屋ゲン』を読んでいる気がしない。


第300話・一発勝負(後編)~背水の陣でのぞむ一発勝負の撮影はうまくいくのか!?


『所感』~300話目というアニバーサリーというコトもあり、『解体屋ゲン』というタイトル忠実にダイナミックな爆破シーンがスカッとする。これぞ『解体屋ゲン』だ。


 ちなみに時代劇であるが、今年は『超高速!参勤交代リターンズ』も観に行ったけど、メチャ面白かったよ!!ネットとかではあんまり話題にならないみたいだけど、こういう娯楽作もいいもんです。だから役者さんたちの言っている『手からビームでなんでも解決』というも分かるんですよね。万能は知恵を無くす。


 個人的に『ピンチはアイディアで切り抜けてこそ』だと。








 達成!!押忍!!

第三回・百本組手!!⑦        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
11 /15 2016


 『解体屋ゲン』で見逃せないのが絵だ。


 食い物が旨そうなのは以前書きましたが、やはり建造物・メカがキチンと描かれているのが嬉しい。マンガなんかでバイクが出てきていきなりへなちょこになったりしてガッカリするのもある。おそらく描き手が関心無いというのが大きいのだろう。


 ここら辺、最近のマンガ家は弱い部分なのかもしんない。ロボットもののタイアップ企画があっても、その出版社にメカが描ける方がいないのでどうしよう…みたいな話も聞いたコトがある。


 メカ!!破壊!!爆発!!


 やはり、男の子にはコレが必要だ!!

 







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第275話・職人技の継承~工業ロボットの研究として、吉住はデータ収集されるが、ロボットの試し動作は散々たるものであった。後日、その吉住は突然亡くなり…。


『所感』~このロボット工学のエピソードは星野先生もお気に入りらしく、その後もイロイロと発展して『解体屋ゲン』ワールドをより幅広くしている。

 以前、ネットで『死んだ父親のレースゲームのデータを発見した息子が父親を抜こうと努力する』なんて話を聞きましたが、今後はこのような形で人の記録って残っていくのだろう。



第276話・新たな道を探して(前編)~先の乗っ取りの件でゲンたちの経済事情は苦しくなっていた。そんな折、やはりペドロ国際集団の手によって会社を失ったジョージ富田が新事業立ち上げをゲンたちの前で宣言する。ジョージ富田の新事業とは何か?


『所感』~東日本大震災の折、売り上げが下がったので『一時的に給与減とする』という処置を過去に居た会社はとったのだけど『それは口実だよな』と思ったし、実際そうだった。ここから頭に乗った会社は徹底的にケチってしまい結果会社が無くなった。

 なので『苦しいからってサビ残や人員削減はダメだ!!』というゲンの言葉は頼もしいとも言えますが、経営的にみても間違ってないと思います。経営学は分かりませんが、結局は人情なんだと思います。それは感情論でなく理性的に見ても。



第277話・新たな道を探して(中編)~ジョージ富田の新事業はリフォームであった。さらにいずれ廉価で優れた住宅を販売してみせると意気込みを語る。それに触発され疑問を感じたゲンは自分探しの旅に出かける。


『所感』~ジョージ富田がキッカケで旅立ってしまったのは過去にもあったなあ……。


 さておいて。


 日本においては『自慢話はみっともない』というのがあって(世界的にみてもそうなのか?)、実際スゲーことやったら自慢したくなるのが人間です。承認欲求はモチベーションに変換されるんだから。ジョージ富田はゲンに自慢するけど、自分は『良い関係だな』と思ってます。というのも①キチンと話を聞いてくれる②それを理解できる③そのレベルに在る人が④自分のすごさを認めてくれるというコトで、やたらジョージはゲンに自慢する。たまにゲンが逆をやる。そういう人間関係って『まず無い』んですよね。レベルが高くなる程に。


 良い意味での自慢合戦というのも在るんじゃないでしょうか?



第278話・新たな道を探して(後編)~ゲンは山中で発見した!!自分の今後の道筋を!!早速、ジョージ富田と内田女史にコンタクトをとる。


『所感』~田舎育ちのせいか、都心部が苦手だ。高い建物ばかりで空を遮っているのが途方もなくストレスを感じるみたいで。


 この緑化事業というのはなかなか浸透しづらい側面もあるけど、快適性やらコストとか考えるとやはり合理的だし、自分としてはストレスを軽減するように感じます。



第279話・それぞれの熱意(前編)~ゲンの考案した緑化事業は反響が大きく手応えがあった。そんな折、内田女史から依頼が入る。無理難題であるが、秀美がオッケーを出してしまう。ゲンは解決策を思案する……。


『所感』~いつも書いてますが、自分は秀美の得意気な顔とか行動的な顔とか大好きです。その分、ドジっコでもあるから。割と内田女史もそれっぽいトコロありますよね(あと、チョロイところとか)。


 
第280話・それぞれの熱意(中編)~緑化事業は順調であった。

 ゲンは旧知のゴッさんを訪ねるが、経済的に困窮しているのを見て逡巡する。しかし、そのゴッさんの困窮の原因の一端はゲン自身にもあった。ゲンは怒り、薄給で雇っているジョージ富田を問い詰める!!


『所感』~週漫では『マネーフットボール』でおなじみの能田達規先生の『がらくた屋まん太』のラスト近辺では『いつの間にか知らないところでポリシーに反する仕事をしてしまった』というのが描かれていて、これまでの明るいテイストから一気にズドンとクるんですが、これもまた現実なんだよね……。


 知らず知らずのそれは果たして罪になるのか?そこまで抱え込まなくていいんじゃないか?だけど……という感情。全く、社会人というのは難儀だ。



第281話・それぞれの熱意(後編)ゲン、久々にハンマーを持って暴れる!!




『所感』~亜九田産業!!!!!


 その分かりやすすぎるネーミングセンスが最高です(マジで書いてます)。


 しかし、これが描かれた頃よりも日本は状況が悪くなったコトをヒシヒシと感じる。格差社会は今後ますます酷くなるであろう予感を皆が抱えている。今回のゲンのしたコトを悪く言えば『脅迫』なのですが、実際『俺たちにはこれしかないのかもしれない』というならばウンザリする。ここら辺は今後の『解体屋ゲン』で様々なアンサーが出される。『400mの主張』もそんなアンサーの一つだ。考え続けるコト…これは作中でのテーマとも感じる。



第282話・大地震の備え(前編)~このところ地震が多い。ゲンたちは対策を考えるが、どれも今一つピンとこない。ロクさんのツテで金属加工に秀でた小林を訪ねるが、小林は廃業予定であった。


『所感』~これが描かれたのが東日本大震災前……というのが預言書めいている。先見の明があるというのがこの作品の魅力ですが、このエピソードは寒気するする。今年だけでも熊本・鳥取で大震災があり、いずれの南海トラフは俄然現実味を帯びてきた。


 と同時に、任意保険すら入れないという小林にも今の日本の歪みが描かれている。何が歪んでいるって『立派な能力を持っている人が評価されずに貧困になっている』ということ。これが歪みでなくて何か?



第283話・大地震への備え(中編)~ゲンは小林ジュニアに喝を入れ、耐震テーブルを提案する。『こんなの無理だ』と思ったジュニアは父の頑張りを見て考えを改め、同時にヒントを得る。


 さて、開発した耐震テーブルの出来は…?



『所感』~いわゆるブラック企業的なキツさは『あってはならない』というのが前提なんですが、何もかもが『それはできない』とか『それは無理』というのも考えもので、何かを得るには『やはり無理難題をクリアしないと始まらない』というのも本当のコトなんですよね。


 だから『達成感』とか『充実感』というの仕事に必要で、ここら辺はゲンさんは明確にビジョンを見せるのが巧いんですよね。



第284話・大地震への備え(後編)~耐震テーブルの売れ行きは好調で、抜け目ない内田女史はさらなるビジネスチャンスに繋げることにゲンは感心する。


 耐震テーブルはできたが、『その後の対策と備え』をゲンたちは議論する。



『所感』~今回だけをまとめて学校教材として配布しても良いぐらいに練り込まれている。これが東日本大震災前というのだから驚くべきことだろう。


 何気にペットボトル水を猫除けのように配置する…というのは素晴らしいアイディアですね~。



第285話・もう一人の解体屋~最近のゲンは現場に出ない!!そんなゲンにイライラを隠せないトシであった。


 トシ、謀反を起こす!!
 


『所感』~すごいシンプルな話ですよね。言わんとしているコトはタイマンはったらダチ!!という。この暴れたらスッキリする……というのはバカバカしいと思われがちですが、案外真理という気もする。

 
 これまでスポーツというのをやってこなかったけど、自転車やるようになってそのストレス発散効果はビックリする。健康というのは肉体的なコトを重視されますが、精神的な部分も充実して初めてそう呼べるものだと感じます。








 今回はここまで!!残り15話(百足風に)



第三回・百本組手!!⑥        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
11 /09 2016

 ウルトラシリーズの中でとりわけ『帰ってきたウルトラマン』が好きな理由の一つに『生活感』というのがある。他のシリーズは割と隊員生活を重点として描いてますが、このシリーズは『生活感』が濃い。


 で、そういうのを今現在観たら『古臭い』というのは少なからずありますが、それ以上に時代性の面白さを感じるんですよね。作品というのに『時代性』というのは欠かせないと思ってます。



 こうして『解体屋ゲン』が読めますが、描かれた時代からかなり経っているにもかかわらず『時代性の面白さ』を感じるなあ……。こういうのって『懐かしい』で終わっちゃダメなんですよね。なんというか、この時代から未来への視点という感じのものが無いと。『解体屋ゲン』の先見性の高さにはビックリしますね。








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第264話・保証人(前編)~ヒデと光が付き合い始め、ゲンもまた『絶好のタイミング』とばかりに会社を大きくしようと考えていた。一方、大日本化薬工業・曽我もまた会社を大きくしようとゲンに保証人をお願いする。全てはうまくいっていた。うまくいっていたのだが……。


『所感』~絶好調の時もまた『失敗』があったりして、『解体屋ゲン』においても過去に『ジョージ富田に挑戦されているのに調子こいて失敗しはぐる』というのが描かれている。


 が、これもまた必要な経験ですよ…というのも本当のコトで、この作品は『人間は失敗してもいいんだよ』という根っこの部分があると思います。



第265話・保証人(中編)~すべては順調で……はなかった!!


 曽我の元に入金がなくファンドは倒産していた。このままでは曽我はもちろんゲンたちまで全てを失ってしまう。その時、ゲンは?


『所感』~先に書いた『間違い』であり、それを『許す』というのはとても困難なコトだと思います。と言うか、今回のケースみたいのだともめにもめまくるのが普通なんです。これは自分への戒めとしても書いてますが、『困難があると人は手近なトコロで妥協する』というのがあって、それまで好調だったら尚更なんですよね。


 今回のエピソードで面白いのが、みんながみんなを許してしまっているコト。ゲンに至っては『裸一貫から出直しか』と腹くくってます。諦めるな…という考え方はともすれば時代遅れですが、今一度この気持ちを再認識する時代に入っている気もします。



第266話・保証人(後編)~全ては『ペドロ国際集団』が仕組んだコトで、曽我はまんまとしてやられていた。このままでは、やつらの思うがまま……。ゲンと曽我は思い切った勝負に出る!!


『所感』~今回のエピソードはメチャ濃厚で、あらゆる要素がミッチリ詰まっていて、しかしすんなりと楽しく読めるというマンガのスゴさをまざまざと感じる。


 で、その中でピックアップしたいのがトミーさんだ。


 『解体屋ゲン』という世界観において設定されたライバルはジョージ富田であろう。が、出番を重ねるうちにスッカリ良いヤツに変貌してしまい、読者的にもそれが良かったりする。

 また、ゲンはこの世界で『戦闘力は最強』である。おそらくトシがゲンと互角に渡り合える戦闘力なのだが、別に敵なんかじゃないし、いやいや読者サイド的にも味方だったり。


 …というコトで仕事面でも戦闘力でもライバルとして登場したのがトミーさんであり、そのイケメンぶりも注目ものであったり。


 『だったらこの勝負勝てるかもしれねぇッ!!』のポーズなんですが、石井先生はこれがかなり好きなんじゃないだろうか?過去にはめし魂を炸裂させてたし。



第267話・二人の初仕事(前編)~ペドロ国際集団の件で、ゲンの会社は弱体化を余儀なくされた。そんな中で、ヒデと光のアツアツぶりは救いになっていた。そして、今回秀美が持ち込んだ仕事は意外にもオイシイのであつた。


『所感』~冗談抜きで、こういう状況でヒデと光は救いだと思います。やっぱり希望って大事なんだな~。


 それにつけても秀美だ。彼女のドヤ顔は最高である。もちろん優秀なのではあるが、それと同じかそれ以上にドジっコでありチョロイのがいい。


 今回のエピソードは初期の頃によく描かれた『地域活性化』ですが、ここら辺はこの作品の永遠のテーマなんだろうな~。



第268話・二人の初仕事(後編)~いくら経営がひっ迫しているからと言って、自然破壊して良いのか?という疑問から光は反発し、ヒデとも気まずくなる。

 ゲンはハンスからの絵葉書で、かつてのドイツの思い出から解決方法を思いつく。



『所感』~楽しみになっているコトがある。


 自転車で渡良瀬遊水地によく行くのですが、本腰を入れて自然再開発をしている。その経過を見るのが楽しみになっている。もちろん時間はかかると思いますが、意外にこういう努力はアチコチで行われている。やっぱりネガティブなニュースのが伝えやすいというのもありますが、こういうのももっと報道してほしいコトですよね。



第269話・負け犬たちの闘い(前編)~今度はジョージ富田の会社がペドロ国際集団に買収されちゃったよ!!どうしよう!?


『所感』~これスゴイ出来事のはずなのに


 スーパー集中線による見開きの重機


 …のインパクトが強すぎる(汗)。いや、世の中イロイロなマンガがあるけど、見開きの重機がゲップが出るほど読めるのは『解体屋ゲン』だけでしょう!!


 
第270話・負け犬たちの闘い(後編)~ジョージはかつての部下に『ダイナメンションを辞めるな』と釘を刺した直後に襲撃されたりする。


 怒り心頭のゲンたちは、反撃に出る。



『所感』~これが描かれた直後なのかな?尖閣諸島の中国船体当たり映像がネットにアップされたの?


 これについてですが『個人でも反撃できる時代になったんだ!!』と驚いたものです。


 さて、トミーさんですが、視野が狭くなると危ないというのを体現しているなあ~。あんまりガツガツするとこうなるんでしようね…。




第271話・ロクさんの意志~ロクは考えを巡らせていた。どうにも具合がおかしく、過去の脳腫瘍が再発したのではないか…と。だとしたら自分はどうしたら良いのだろうか…と。


『所感』~イソップ!!


 …いや、今『スクールウォーズ』のソフトが出たんで見ているんですけど、やはりイソップ編はマジでズシンとクる。勇チャンにとって脳腫瘍=イソップというトラウマなのだ(俺だけか?)。ただ、観て良かった…というのが絶対的で、自分の中で『人の死』というドラマの題材としては最高峰です。


 『解体屋ゲン』という作品はそういうウェットな部分はあんまり描かれないのですが、これは珍しい球種の回ですね。しかし、この回に出てきた吉住さんがまさか……。


第272話・ロクさんの意志~ロクさんが眠ったきり意識が戻らない。意思書には治療を拒否する旨が書かれており、ゲンはどうするかためらう。一方、ロクは今までの人生を振り返るような夢を見ていた。


『所感』~このエピソードは『解体屋ゲン』の中でもかなり特殊だと思います。

 なんというか、『感覚的に死生観を描く』という感じで、なんかうまい言葉が出てこないな~。だけど、感じる部分は大きくてとても印象深い回に仕上がっております。



第273話・山読人(前編)~次の入札の為に事業提案書を仕上げなければならない。ロクのツテで木村を紹介される。木村は何やら風変りな人物であったが、神がかりな洞察力わ持っているコトにゲンは驚く。


『所感』~『解体屋ゲン』という作品はマンガロジックをシッカリと仕上げてくる印象がある。何かの困難に対して、面白さと説得力を持たせた解決方法だ。それに対して、今回の木村という人物はオカルト的と言ってもいい。


 なんだけど、ベテランとか達人の『感性の領域』というのも確かに存在する。


 焼肉食い放題に喜ぶゲンたちなんですが、多分ニッキュッパぐらいの定額固定料金のトコロなのだろう……。こういう俺たちサイドな視点も入れるから今回の木村が引き立つなあ。



第274話・山読人(後編)~木村の協力もあって、ゲンは入札に見事に競り勝った。しかし、折からの雨が悪化し、このままでは現場が地滑りを起こしてしまう。ゲンと木村は現場に向かうと、案の定入札に負けた土建屋がデーター収集をしていた。


『所感』~地滑りが起きそうな時は上に逃げろ!!


 …解説を聞けば『あっ、そうか!!』なんですが、イザ起きたら一目散に下山しちゃいそうです。マンガって時々こういう『非常時の知識』というのがあって、『解体屋ゲン』では頻繁に描かれる。かと思うと、ゲンによる人間UFOキャッチャーとかあったりするから変化に富んでいるなあ。








 今回はここまで!!残り26話(百足風に)


第三回・百本組手!!⑥        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
11 /05 2016
 
 『解体屋ゲン』はキャラクターが少数精鋭なトコロはあると思います。


 主役~ゲン

 メイン~ヒデ・光・慶子

 なかなかメイン~トシ・ロク・ゴン・秀美・有華

 良いタイミングで出る~ジョージ富田・内田女史・曽我・鶴見


 …という感じでバランス良好だ。ただ、このマンガは『単体だと成立しない』というのがあって、ゲンと絡ませることによって面白くしている。特にジョージ富田はゲンと対極な立場とあって、お互いを引き立てあっているのが面白い。マンガというのを理解するにあたって、流行っていて売れるものを研究するのもいいのですが、長寿マンガもまた土台がメチャ強固なんです。



 個人的にはケンタ復活してくんないかな~。若者の視点キャラというコトでひとつお願いします!!長いこと出てないけど、それは何気にしれっと出しちゃえばいいんじゃないでしょうか?現実世界より10年も早くナマズをウナギの代替品として使ったセンスは素晴らしいものがありますね~。

 







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第253話・ゲンさん流コミニュケーション~三友リースのシステム開発・中山は自信満々のシステムであったが、全く思うようにならないので気落ちしていた。そんな折、鶴見はゲンさんのトコロに研修に行かせる。


『所感』~システム入ったら、かえって面倒くさくなった!!


 ……これは何べんも経験しているので読んでて胃に悪い(笑)。会社がだんだんおかしくなってきたトコロに『新システムで挽回するぜ!!』と上層部が息巻いていたんで、辞めちゃったら半年後に会社が消滅したとかありました。


 経営学に関しては全く分かりませんが、なぜこうのは『無駄な工程をとにかく減らす』という考えに至らないのだろう。10円安いから、タクシー使って遠くのスーパーまで買いに行く……みたいな考え方してるんだよなあ。多分、彼等は仕事が好きなんでしょう。俺は大嫌いなんで、とにかくサッサッと終わらせたいのです。


 石井先生の作画の素晴らしさに料理があって、いつもうまそうだ。そういえば、ちばてつや先生のアシスタント出身なので『あした天気になあれ』の太陽くんがガツガツうまそうに食っていたカツカレーとかは石井先生の作画なのかもしんない。
 


第254話・ロクさんのおせっかい~今年も夜の見回りをしているゲンさんたち。見回り中にロクはとある家の雨どいの壊れを発見し、高齢化社会を実感する。ロクは考え行動することにした。



『所感』~タイトル誤植ですよね?ロケさん?


 今回のゲンさんは痛快な活躍を見せるのですが、印象深いシーンがある。ゲンとロクが訪ねた老婆の家で『リフォーム詐欺なんだろ?』と疑ってかかるのですが、最後にとても悲しそうな顔をするんですよね。


 人間ってあんまり酷い目にあい続けると、疑り深くなって差し伸べた手に対して反発しちゃうんですよね。そして、その後は『とても悲しくなる』んです。そうなってしまった自分に対して。


 どんな人間も誰かが見てないとダメになるって自分は強く信じているんですが、ロクさんの最後のセリフは『そういう大げさなもんじゃねぇよ』と当然と考えられるのがいいんですよね。 



第255話・二人の仲は…~クリスマスが近い。光は有華に『ヒデくんはどうかしら?』と言われ、俄然意識してしまう。


『所感』~マンガ学説というのがあり、自分では学会の権威と思っているのですが、あまりにも異端児すぎて学会から追放されてしまった身なんです。この前は『バルンガの倒し方』を訪ねられたので、『バルンガは怪物ではない。神の警告だ』と答えておきました。


 『ヒデがパチンコに勝った直後は酷い目にあう』


 …というのを提唱したが、今回の件では『微妙』というコトになる。ううむ、あの鉄骨が当たってさえくれれば…。 


第256話・新年の抱負~年末のみんなはそれぞれ出かけてしまい、ゲンは珍しく一人でお留守番だ。そんな折、意外な人物からの携帯が鳴る。


『所感』~ジョージ富田はかなり好きなキャラなんで、今回はウレションものです!!


 特に、ゲンが得意気な顔をしている横で衝撃受けまくりの表情なんかコチラがアヘ顔になるぐらいに素晴らしいです。げっぽん。


 ただ、今回の見どころとしては『やりたいコトに対して、キチンとビジョンは見えているか?』というのが描かれている。例えばマンガ家においては『売れっ子になる』といのは会社を大きくする…というコトに繋がると思うのですが、そのしがらみから描きたいものが描けないというジレンマも生じたりするんですよね。ゲンとしては少数精鋭によるエキスパートの育成である。だけど、ジョージ富田のメジャー志向があるからこそな側面もあるんですよね。互いに認め合うというのは何も同じ道行くのとは違うんです。


 
第257話・駅前再開発(前編)~秀美のチョレンジ(挑戦+チャレンジ)は『駅前開発の都市計画』であった。ゲンは「まちづくり委員会」に組み込まれてしまう。

 渋々赴いたゲンであったが、案の定それぞれがそれぞれの主張を繰り広げていて収拾がつかなかった。


『所感』~これは大マジであるんだが、『ガールズ&パンツァー』で見事に集客活性化してしまった大洗商店街はマジで偉大だと思います。これは『解体屋ゲン』でも取り上げねばならない事案だ。


 と言うのも某アニメの影響で埼玉・鷲ノ宮が一時期フィーバーしたんだけど、消えるのも早かった。少なくとも大洗は三年以上継続して今も栄えている。他ならぬ俺がとにかく行っている。三ヶ月にいっぺんぐらい行っている。いや、ここはなんだか楽しくて楽しくて。


 これは『ガールズ&パンツァー』という作品だけではなく、地域住民の努力なんですよね。 


第258話・駅前再開発(中編)~思うように進行しないコトに秀美は打ちひしがれていた。


 ゲンは思い切ってみんなを集結させてみる。


『所感』~自分の夢の実現の為に仕事があるという人


 自分の夢の実現の為に仕事があるという人


 …と書いてしまえば一緒ですが、夢の為に収入が必要という人もいれば、収入は最低限でもいいからその仕事をしたいという人も居るんですよね。で、そういう人たちが同じチームでやるには互いの言い分を聞くことが無いと始まらない。前回のオチである(最初の一歩』です。まあ、何にしても最初の一歩が一番困難なんですよ。きっと。 


第259話・駅前再開発(後編)~ゲン、襲撃される!!


『所感』~今回はゲンの大立ち回りが気持ち良い!!そして、事件が急展開して現場に駆けつけるシーンは刑事ドラマのようであるが軽トラというのが素晴らしい!!いや、マジで。このマンガの密かな楽しみとして見せ場の見開きシーンで重機という。『解体屋ゲン』のファンであるならば『シンゴジラ』のクライマックスシーンはウレションもので観れるだろう。あの中にゲンやヒデたちが必死こいているのをイメージできる!!


 前回の相撲を今回も引きずっているのがグゥ!! 



第260話・爆弾テロ(前編)~世界の各所で爆弾テロが発生していた。その参考としてゲンは警察に呼ばれる。一方、ヒデと光はお互いが気になるようで…。


『所感』~先日、宇都宮(宇都宮城跡地近辺)で爆破騒ぎがあり、誰もがその一報を聞いて『ついに日本でも爆破テロか?』と思ったに違いない。実際、は『迷惑な自殺』というコトになるんですが、①いつ日本でも爆破テロが起こってもおかしくないという認識②素人でもネット情報をかき集めて爆弾を作れる…という二点は事実だろう。


 ただ、これを描かれた頃というのは『そこまで意識づけされてない』というのもあって、このマンガの先見性にはいつもビックリです。



第261話・爆弾テロ(中編)~ハンスの手引き、東京駅を調査するゲンたち。光と二人きりになったヒデは告白を決意する。そんな時、黒髪の美女が二人に近づいてきて……?


『所感』~フィクションに於いての『爆破』というのは『恐ろしいもの』とか『殺される』とかネガティブな印象になる。『解体屋ゲン』という作品はポジティブな印象にしているのは、この作品のファンの共通意見だと思う。困難に対してイロイロ頑張って、最後に爆破でスカッとするフォーマットは宇宙戦艦ヤマトの波動砲みたいな。


 が、このシリーズは『従来のマンガなどで描かれてきたネガティブな方』というコトでより印象を深くしている。初期の頃のエピソードで下着の色で断線するコードを決めるというのがありましたが、この頃は長期連載に突入し、かなり凝った解除プロセスを踏んでます。 



第262話・爆弾テロ(後編)~光のピンチにヒデが頑張り、爆発物の受け渡しに成功する。ゲンとハンスは解除に移行するが、警察が『待った』をかけてきた。


『所感』~本田宗一郎の言葉に『できないことはできるやつにやらせろ』というのがあって、自分も同意する。 


 『解体屋ゲン』でよく描かれるのが『できるヤツ』に対して『ルールを押し付けてくる人々』との軋轢である。そしてそのケースは『非常時』であるというコト。思うにルールというのは『平常時に適用される』という大前提があって、非常時は『できるヤツの判断』にまかせた方がいい。結果、それが失敗に終わっても責めるなんてのは恥ずかしいことなんです。


 ただ、日本という国は『できるやつ』に対しての尊敬が異常に低いとは思います。これはもうお国柄というレベルな気がする。例えば、マンガに於いても『けっこう読んでいる人が作者の名前を覚えて無い』というのがザラだったり。



第263話・愛しい人~謎の黒髪美女はクルマを駆って逃走するもタイヤに被弾し、コントロールを失い事故死してしまう。

 一方のゲンたちは解除できるのか…?


『所感』~昔、『ミナミの帝王』で主人公・銀次郎は育ってきた女性部下に『跡継ぎにできるかも…』と期待していた矢先に男性部下が男女合体ウルトラマンエースしてしまい、断念した…というのがありました。ここで描かれていたのが『職場恋愛禁止』というコトでしたが。


 対して、『解体屋ゲン』は職場恋愛推奨なトコロがあって、そもそもゲンからしてそうだったりする。


 しかし、『職場恋愛』の是非は論ずるまでもなく、今はそういう機会って激減してますよね。お見合いを勧めるおせっかいなおばさんというのもキチンと機能してたんだな~。 







 今回はここまで!!残り37話(百足風に)


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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