まんがタイムジャンボ - 豚か狼か

あの時の『本当』          ひらふみ『でり研』

まんがタイムジャンボ
06 /10 2015
 当ブログでよくあがる昔の作品…


 『帰ってきたウルトラマン』『怪奇大作戦』『無敵超人ザンボット3』『ワイルド7』『修羅の門』等々…。これらは昔の作品ではありますが、自分にとっては現在進行形でもあって、今でも接している作品でもあります。

 
 翻って『フィクションの価値ってなんだろう?』って考えた時に行き着くのが『架空だからこそできる、現実への戒め』というのが一つにあります。フィクションというのは不道徳でもありますが、それを額面通りに受け止めるのでなく、考えるキッカケになること。正否でなくて考えるコト。厳しい言い方をすれば考えるのを放棄している人はマンガとか読むの向かない。


 『あの時のこのシーン!つまりはそういうコトだったんだ!』という再発見がある作品は長く付き合いたいものです。



  
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 今回はこのブログで度々挙がっている ひらふみ先生の『でり研』です。


 この作品の主人公・大仏くんは過去の出来事から女性がちょっと苦手。というのも以前にあった『告白罰ゲーム』のヤナ思い出をずっと引きずっているから。


 が、この『告白罰ゲーム』って『よくあるコト』なんです。これを読んでいるアナタもひょっとしたら加害者にも被害者にも……あるいは両方体験しているかもしれない。それを『正義を説いて解決するのか?』というのはある。


 違う。


 その後の人生も『似たようなヤナこと』はいくらでも控えているんです。そういう現実の前には『正義を説く』なんて全く役に立たない。経験から『あの時を思い出して対処する』は大事だと思う。




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 そしてトラウマの元になった坂東さんの方は『謝る機会をうかがって』ました。


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 このシーンでの大仏くんは『罵りたいのを堪えて何事も無かったように振る舞う』というものでした。


 情けない男だなぁ……と思う方もいるかもしれない。だけど自分はカッコいいと思った。そもそも坂東さんはこんなコトしなくていいんです。多分、ケリを付けたかったとは思うんですよね。そして、その行動は『とても勇気が要る』んです。それを理解したうえで大仏くんはそう言ったのだから。そして、これから先の人生で似たようなコトがあったら『ちょっと待て。考えろ』に繋がるシーンです。 マンガのフィクションは現実と無関係なんて俺は思わない。だからフィクション良いんだと信じてます。


 もし、ここで大仏くんが『正義を説く』であったら読者はスッキリするかもしれませんが、それで終わりだったと思います。おそらく『自分とは別の世界の出来事』と感じるんじゃないでしょうか?その後の人生でこのシーンは交錯するのか甚だ疑問だ。


 よく表現規制にエロが槍玉にあがって、反対派は『フィクションの世界と現実には関係ない』と言います。自分は『関係ある』と思ってます。関係ないなら読む意味ねーじゃん。じゃあ、エロいの見てるなら性犯罪するかと言われたら


 『そりゃアタマ良くねぇけど、そこまでバカじゃねぇよ。つーか、お前ってそこまで区別つかないバカなの?お前がバカなのは構わないけど同列にすんなよ』


 …という答えしか無いなあ。まあ、俺はこれからもマンガ読んで『あの時の意味はそういうコトだったんだ…』を蓄積したいとは思ってます。マンガって嘘だらけだけど、ちょっぴりの本当が入っているんです。それが楽しいんだ。


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 ……それにしても南部長はええのぉ。ダメダメの中にちょっぴりのカワイイが入っているのが良い。


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好みのヒロイン       トイシキ『でっかいんちょ』

まんがタイムジャンボ
03 /30 2015

 得しているな~と思うのが『好きになったのがタイプ』という習性なトコロです。何事に対しても。


 あと、不思議と飽きっぽく無いんです。そして時間かけてジワジワと好きになるので冷めにくくもある。


 いまだにセーラーマーズ(旧作アニメ版)大好きだぜ~!!




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 そんな自分が楽しくなっているのは トイシキ先生の『でっかいんちょ』だったりする。前作の『ちっこいんちょ』ももちろん好きですが、コチラは主人公の大菊育も好きである。


 前作の『ちっこいんちょ』は『1/8計画』の犠牲になって小人化しましたが(七割嘘)、同時に彼女はエラく優秀なコでもありました。特に勉強ができる。


 そして、今回の『でっかいんちょ』は作品でも多々描かれてますがアタマが悪いのを始めとしてイロイロと違う。決定的なのは女子力という過程をスッ飛ばしてお母ちゃん力に特化されてしまったトコロでしょう。


 だけどどっちも等しく好きなキャラなんですよね。


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 纒のようなチンチクリンって、かなり好みの要素ですね。で、補正がかかると思っていたのですが、そういうのと違うみたいです。纒というキャラのかもし出す雰囲気、日頃の言動がいいんですよね。特に育に対して絶対的な味方なトコとか。マンガのキャラというのは『記号の足し算』じゃないですね。好かれるヤツはそういうのじゃないんですよ。そういうのって隙がなくて無機質なんですよね。


 で、『でっかいんちょ』の育なんかは田舎が舞台というのもあるのですがかなり芋くさいです。でもさあ、うまいじゃん、芋って。なんだか安心するじゃん、芋って。そういうのがいいんですよね。感情移入できるキャラって、読んでいたりすると次から次に良い部分がポロポロ出てきて好きになるんじゃないかな~って思ってます。マンガのキャラもまたビジュアルはとっかかりで内面が惹かれるものなのかもしれませんね。


 
 イロイロなヒロインが世の中には溢れてますが、自分にとっての好きは『記号』でも『マーケティング学』でも無いんですよね。何しろ自分でも分かってないんだから。だけど、トイシキ先生の描くヒロインは自分にとっての『好き』であるのは間違いなさそうだ。


 

人間ドラマ      えのきづ『ナデシコ!』

まんがタイムジャンボ
03 /25 2015

 人間ドラマ……と聞くと、やっぱり『泣ける作品』とか考えちゃうのかな?だけど、日常生活で感動して泣くなんてないじゃん。そんな大げさなもんでもないでしょ。


 だけど、その『大げさでないコト』って実はとんでもなく大変で、ウッカリしていると薄れるコトでもあるような気がします。『人間の本質は悪』という考え方してますが、同時に世の中のほとんどの人が悪いコトしないで生きているのもスゴイと思っているから。そして、そういう『当たり前』の意思を大事にしないといけないな……と思わせるのが人間ドラマが好きです。


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 もうすぐ『レーカン!』のアニメ化も間近で活気づいているのが、まんがタイムジャンボですが、えのきづ先生の『ナデシコ!』が静かに熱い!!


 日本に憧れる外人娘のエミが日本に来て珍騒動……というのはむしろ昔のギャグマンガであるのですが、『今だからこそ』という、えのきづ先生の意志を感じずにはいられない。


 このマンガを読んでいて感じるのが『あっ、俺って日本人としての美徳を忘れていないか?』というものだ。エミというキャラにはハッとさせられる言動が多い。普段は騒がしい外人でありますが、学ぶ謙虚さがある。結果、人としての長所を吸収しまくってます。『ジョジョ』のシュトロハイムのセリフに『人種は違えどお前のような勇敢なものを尊敬する』というセリフがありましたが、そういうのって忘れちゃうんですよね。人と人との認め合いを。


 そして


 エミは仕事に対してはとても熱心であり、さらに責任感が強い。今回は部長宅に誤解を解くために踏み込みますが、ここで重要なのは『怖いに決まってんだろ!!』というコト。それを逃げずに、さらには真摯に向き合うから人は認めてくれるんですよね。


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 そして、誠意を持って接した人間には誠意を持って接する……これも人としての美徳だと思います。いや、これは何も特別じゃない本来的には『当たり前』なんですよね。そんな『当たり前』がつい忘れてしまうんですよ。少なくとも俺は誰かが警鐘鳴らしてないとスグにダメになるよなヤツなんで。


 賢しらに『自己責任の時代』とか『自分を守るコトが重要』とか『周囲に評価される人間』なんてミミッチイのを求めるより俺はこういう『当たり前』を実行できる側に立てたらな……と思います。


 
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 『琴浦さん』が有名な えのきづ先生ですが、『ナデシコ!』もオススメですよ!!

ジャンボ系    あづま笙子『事件です!シャーロッ子さま』

まんがタイムジャンボ
12 /22 2014

 ここ数年のマンガ事情というのは読者である自分でも胃が痛くなるような感じなんですが。


 少なくとも良いマンガを描けば黙っていても売れるという考え方は捨てた方がいいように感じます。そうなると即効性のあるマンガ……結果、書店の売り場は『カワイイ女の子の表紙のマンガ』が増えた。こういうマンガは大好きではあるがやはり危機感を感じる。マンガはイロイロあってマンガだから。『囚人リク』とか『クローバー』みてぇなマンガも読みたいんだよな~。


 で、思うに『丁寧に作って固定読者を獲得』するというやり方はダメなんだろうか?この前の記事にも書いたけど、板倉梓先生なんかそんな感じですよね。安心して期待を裏切らないマンガを安定して提供できるマンガも大事だ。そろそろバクチ気味に考えるやり方は通じないと思うんですよね(これはチャンピオンが特に痛感する)。



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 そんな中で『まんがタイムジャンボ』は『レーカン!』表紙が多いのですが、多種多様な作品が載っていて、また掲載作品の安定感はバッチリだ!!


 イロイロと楽しみな作品はあるけど、あづま笙子先生の『事件です!シャーロッ子さま』はいかにもジャンボと言った感じの作品です。毎回毎回地味ながら安定した楽しさがあります。


 一応、四コママンガ誌ともなればハッチャケ気味のヒロインが居てもいいものですが、こちらは丁寧だ。地味かもしれないが安心して『長く読みたい』タイプのヒロインになっている。また、妙なトコロで生活感があるのもグゥ!!


 
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 適度にだらしなかったり……


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 ガニ股化したり……



 こういうのを描いてくれるマンガ家さんの作品は好きですね~。あんまりキレイすぎるヒロインも面白味にかけて、こういう茶目っ気がうるぐらいのがヒロインは長く楽しめる。


 マンガの環境はイロイロと厳しいのですが、単行本化してくんないかな~。こういう地味に楽しい作品で読者獲得方向を目指すのはアリだと思うんですけど。




ちょこっとのマンガの本当    えのきづ『ナデシコ!』

まんがタイムジャンボ
12 /18 2014



マンガは大嘘の中にちょこっとの本当が含まれているものだと思いますが、このマンガの本当って日常の嘘だったりする。


 これがいい。



 ざっくり『言えないコト・できないコトをやってくれる』というヤツで。ほら、みんなはジャンボーグAを操縦してえけど、できねぇジャン!!それの気持ち自体は本当だ。フィクションならできる。できるのだ。みんなジャンボーグA(あるいはナイン)を操縦したいのは紛れもない真実でしかないのだ!!



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 というコトで今回は えのきづ先生の『ナデシコ!』です。ヤマトナデシコに憧れるエミさんは日本の製菓会社のクレーム対応の部署に配属されますが……?


 まず、エミさんが底抜けに明るい!!そして、デカい!!愛媛のFULLl本屋さんが指摘していたが、雑誌がジャンボだからってデカいヒロインを増殖しなくても……。ここら辺りはいかにも『マンガの嘘』だ。


 が、クレーム対応という仕事が描かれるうちに今回はいよいよ『本当』にぶち当たる。クレーム対応という仕事は利益が出ないから、社内では軽視されている……という本当に。おそらくこういうコトはリアルとして読者は感じるだろう。



 そしてエミさんは持ち前の頭の悪さ行動力から渋皮営業部長に進言してみるがバッサリと斬られてしまう。それにしてもやたらリアルな皮肉なんか出たりして胃がキリキリするぜ……。


 ここで注目したいのは『言いたいけど言えるか』というのがリアルで『言いたいので言ってしまう』というのがマンガの嘘だ。だけど、言いたいという気持ちは本当だ。


 
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 前作『桜乃さん迷走中!』も住みかが無くなる……という悲惨なスタートでしたが、えのきづ先生の作品は嘘と本当を絶妙に交えながら展開していく。この配分が絶妙でして、読むと元気になるような作品になっている。何ていうかマンガというのは『冴えない日々の俺たちの側』で居て欲しいというのがあって、えのきづ先生の作品はそういう視点を大事にしていて温かいんですよ。


 …そんな感じに今回は終了してますが、来月以降のアンサーが実に楽しみです。



 マンガって嘘だらけで、ちょこっとだけ本当が含まれていて、その本当ってリアルでは嘘にしてしまうものです。だからこそマンガってそういう部分を描かなきゃならない。えのきづ先生の『ナデシコ!』は注目の作品です。


楽しもう、人生を          イセダイチケン『びあ充!』

まんがタイムジャンボ
12 /03 2014


 『この路線はイケる!!』というマンガジャンルがあって、『だけど出来る人はかなり限定される』というのがあります。


 今でも大好きなんですが、単行本化されてない作品だ。すがやみつる先生の『チャレンジ一平』ね。小学○年生みたいな児童書に連載されていたマンガなんで。



 このマンガ、『ホビーマンガ』というコトで月刊一年(厳密には三年生三月号→四年生四月号と前倒しで全13回)の中で釣り・ラジコンカー・電子ゲーム・カメラ・リモコンタンクバトルと数々のチャレンジ果たしました!そもそも、すがやみつる先生の場合はマニア知識が深く、超能力マンガなんてのもあった。『ラジコン探偵団』なんて他のマンガ家さんにゃ無理!!数少ないスキルの持ち主です。


 『できないコトはできるヤツにやらせろ』という言葉がある。適性というヤツで。


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 当ブログで度々とりあげてました『びあ充!』は残念ながら最終回をむかえました。う~ん自分はかなり可能性を感じた作品なんだけど、マンガとはままならないなあ……。



 で、その可能性なんですが、ズバリ『幅広い娯楽の楽しさ』を描かれていた部分ですね。ビールという普段の普通にあるもの……だけどあんまり知らないというものをマンガに交えて楽しく描かれていたのは大きい。


 『頭文字D』で『クルマって多くの人が使ってるけど、ほとんどの人が使いこなせてない』というセリフがありましたが、『知ってるけど知らない』という題材チョイスはマンガとしてかなりの武器になる。が、これを描けるマンガ家さんとなると限られてくる。さらにイロイロなジャンルを絡めるとさらに絞られる。


 この『びあ充!』という作品はビールだけでなく、カメラ・料理・釣り等々の趣味に絡めた展開も多かったのに『やるッ!』という驚きがありました。


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 例えば真酔サンの乗っているクルマはスバルR1なんですが、絶妙過ぎるだろ!!って感じましたね~。これがクルマにコダワリが無い人なら『記号的なクルマ』です。が、逆に強すぎて我が出るとシラケるのもあります。フェラーリはもちろん、ポルシェでも嘘臭い。だけど手のかかるマニアックなクルマ(いわゆる旧車)も真酔サンというキャラでない。スバルR1というクルマのフィット感はまるでクルマカタログで生活スタイルに馴染んだかのよう!!このバランス感覚はイセダイチケン先生の領域でしょう。


  が、それらは知識自慢でなく、その先にあるのは『人生を豊かにして楽しもうじゃないか!』というもので『びあ充!』というタイトルに見事に合致している。


  こういう考え方のある作品はギスギスが加速している今の時代に適合しているハズ!!今後もイセダイチケン先生の作品は注目ですよ~!!


新たなる光       トイシキ『でっかいんちょ』

まんがタイムジャンボ
08 /18 2014


  『ティガ!!』


  …世界中の子供たちが叫び、意志は光となって石化したティガに降り注ぐ!!


 その光は眩いばかりのグリッターティガとなり、暗黒の支配者・ガタノゾーアを打ち倒すのであった。未来を諦めない人々が紡いだ勝利だった。


 いい最終回だな~と寂しくもありましたが、次週からはウルトラマンダイナが始まるのが分かっていたし、ウルトラシリーズであっても別な魅力があって面白かった。いいじゃん、つるの剛士!!ダイナはカラッと明るい話とか多くて、コチラもコチラで好きです。


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 前回はこんな記事書きましたが、今回からのジャンボでは『でっかいんちょ』の開始です。


 作品タイトルは『ちっこいんちょ』を意識するも、作品そのものの世界観に繋がりは無い。



 また『ちっこいんちょ』は女子校でしたが、今回は転校してきた男子中学生(訳ありっぺえ)の視点で話が展開していくみたいなので『おっ、新しい試み!』と嬉しくなる要素満載で、ここら辺りは娯楽性の強いトイシキ先生ならではの作品らしく、安心と新しさへの期待が高まります。


 読者というのは欲張りなもので、『新しさ』と『いつもの』という相反する要素を求めているような気がしますが、『でっかいんちょ』は終了から即掲載という経緯ですが、こういうのは嬉しい構成ですね~。


 なにとぞ連載になりますように。


 それにしても、育たん(俺呼称)は健康的にカワイイっす。カラッとした健康的ヒロイン!!『!ママ』というより『お母ちゃん』な存在感を早くも見せつけてます!!



  誌面改革が激しかったジャンボですが、自分はおおいに楽しんでます!!



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 『ちっこいんちょ』の最終巻ももうすぐ発売です。

 

きっとみんなが好きになる!!     瀬田ヒナコ『レーカン!』

まんがタイムジャンボ
08 /16 2014


 ついに『まんがタイムジャンボ』から初アニメ化作品登場です!!(間違っていたらすいません)


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 瀬田ヒナコ先生の 『レーカン!』です!!! 


 ええ、『レーカン!』はとても大好きな作品でちょくちょくブログに書いてましたが、アニメ化はマジ嬉しいです。これによって『レーカン!』読者が増えるのだから。


 この作品の魅力は多々ありますが、なんと言っても主人公・天海響の良い子っぷりですね。このコは本当に良い子です。マジ。


 自分も良いオッサンですが、『近頃の若いモノは……』なんて言っちゃいけない。若いのがダメならば先の世代で『良い人がいなかった』というコトでもあるんです。


 ヒロインが供給過多になっている今こそ、天海響のような『良い子』は必要だと思うのですよね。こういう良い子が人気になればイロイロと変わってくる部分もあるはずです。そして俺のようなオッサンには戒めです。


 この天海響というキャラがメチャ好きなんです。アニメ化によって、さらにみんなの知れ渡るキャラとして愛されるキャラになるといいですね~。


 人気キャラになってフィギュア化されたら、エロ猫のように


 パンツを見たいです。(最悪だ)


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 単行本は四巻まで発売中です!!

きっと……     トイシキ『ちっこいんちょ』

まんがタイムジャンボ
08 /06 2014


 一番好きなアニメ作品は『無敵超人ザンボット3』です。そして、これはおそらく今後も変わらないでしょう。


 なぜって?本放送の時って四歳ぐらいでしたが、大人になって観返した時もラストシーンをキッチリ覚えていて『ああ、俺にはコレがあるんだ……』と強く実感したから。富野監督には『機動戦士ガンダム』があって、もちろん大好きですが、やはりザンボットなんですよね。


 確かに『無敵超人ザンボット3』はスタッフが豪華なんですが、作画監督がいないというすさまじい作品でもあり、クオリティという面では当時としても『?』なトコロも多々あります。でも、作品というのは『そういうもので計れない』というのを教えてくれたのもザンボットです。


 とにかくラストシーンが最高の作品でして、ラストにかかるBパートは全部セリフ言えるんじゃないかな?ただ、このラストシーンの最大の特徴は『果てしない絶望』を叩きつけてきて、視聴者に委ねる……というものです。他の人もおそらくそうだと思うのですが、自分は『きっと……』という未来への予感を感じさせるものになってます。



 
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 ……というコトで、今回のジャンボで『ちっこいんちょ』は終了です。


 リアルタイムの雑誌連載というのは次の号が出るまでの想像も楽しみです。『ちっこいんちょ』も先月のヒキから最終回の今月にかけて『どういう展開になるか?』というのを楽しみにしてました。自分としてはおそらく大部分の読者も予想した展開になって王道ハッピーエンドになると思った。実際、その手法は悪く無い。この手法は『これまでの過程が良ければ面白い』し、『ちっこいんちょ』という作品は間違いなく面白かったのだから。



 が、この作品の最終回はいささか違っている。ハッキリとさせていない。しかし、それ以上に『きっと……』と予感めいたラストになっている。これにはやられた。


 が、この最終回によって自分にとっての『ちっこいんちょ』という作品は、より印象深いものになった。とても満足のいく作品として着地をみせてくれました。


 しかし、最終回ともなると寂しいのである。子供の時は好きな番組が終わると寂しさを感じてまして、大人になるにつれそういう感情がなくな……らない!!そう、俺はいつまでたっても慣れないのである!!


 そんな人には朗報!!次回のジャンボから、トイシキ先生の『でっかいんちょ』が始まります(本当)。なんだコリャ!?子供番組の後番組みたいな構成ではないかっ!!


 もちろんオールオッケーーーーッ!!!!!

 
 

マジデスカーーー!!?    津々巳あや『終活女子高生』

まんがタイムジャンボ
07 /16 2014

 まんがタイムジャンボ!!


 ここ最近は誌面改革が行われていて、好きな作品が終わったりとか寂しいのもあるのですが、その代わりとして良い雑誌になりつつあります。んーーーー、好きなマンガが載っているというのは自分だけでなく他の方にも良い雑誌だと思うのですが、バランスとか作品の充実具合ですね。毎回『きんいろモザイク』の感想書くぐらいに大好きですが、だからと言って『きんいろモザイク』風の絵柄・雰囲気・ネタで雑誌を埋め尽くすならば自分は雑誌としての魅力は感じづらいし。



 ジャンボはパンチ効いたマンガが割とサラッと載っていたりするのがイイ!!



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 が、今回からゲスト掲載されてます 津々巳あや先生の『終活女子高生』は一発ノックアウトのパンチが効いてます!!


 ええっと、タイトルですでにネタバレしてますが、『清楚で美人で愛想が良くて、学校中の男女から人気がある』大泉律が、周りから恐れられるヤンキーの藤沢沙羅に接近する……というストーリーです。そして、なぜそんなコトをするかと言えば律の余命が一年なので、思い残しの無いように終活しているというショッキングなものでした。


 ここら辺が『ジャンボ』らしさで、きらら系では通らないでしょう。それぞれの雑誌に良さはありますが『ジャンボはオッケェ』というコト。そして、その雑誌だからこそ予測つかないスリリングな魅力がある。


 何しろ、この作品は『死』という絶対的な恐怖をぶら下げながら、しかし妙にカラッとしていて明るい。だけど『実は勘違い』というような肩透かしオチは無いだろう。前作の『乙女ほるもん』もカチッと落としドコロ決めたし。


 そして、終活というテーマから作品はダラダラと長く続かないというのもある。個人的には『残りあと○ヶ月』とかカウントダウン入れるとさらに良くなると思いますが(悪趣味かな?)。



 とりあえずゲストスタートですが、この作品は正規連載にしてキッチリと完結まで続いて欲しい。