櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』 - 豚か狼か

スタンダード最終回     櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
07 /10 2015


 最終回というのはやはり特別な緊張感を持って臨む。


 今まで積み重ねたものが『良いものだったのか?』を試されているように思います。なんつーか、最後だけ頑張ってもカタルシスは得られない。



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 さて、辻浦さんとチュパカブラも最終回を迎えました!先に書いておくと『うん、満足です!』という感じかな。


 内容としては本当にスタンダードで没個性的ですらある。やっぱり新人としては冒険的なのもアリだと思いますが、良い意味で欲張らずに丁寧な着地を見せたのは良いですね~。


 ただ終わって感じたのが①辻浦さんのプライベート的なコト・家族構成・環境等をもっと描いて欲しかった②もうちょっとギャグ多めに③服装・舞台の再現度(例えば海ならもっと人が居る)とかディテールアップ


 …あたりは次回作で改善されているといいな~。こういうスタンダードな面白さを描くマンガ家さんは好みです。これからもよろしくしたい。もちろんチャンピオンで!!

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次回ラスト!!       櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
07 /04 2015


 『好きなコが二人居てどっちにしたらいいか分からない』というマンガを描いていて、実はリアルでもそうでしたというのが島本和彦先生のマンガにあったなあ……。


 『現実にケリをつけられないヤツがマンガに描くんじゃない!!』


 …と鉄拳制裁をくらってましたが。で、その青年が『これが答えです』とばかりにマンガに描いてきて島本先生が『コイツ……いくらか成長したかな……』とページをめくると『都合良く主人公を好きな第三のコが現われて、そちらを選ぶ』というオチにいよいよ本格ブチ切れする……というのがありましたが。


 
 マンガでクソ同然のオチというのはギャグでは重宝する……という見本だ。ところが、マンガの世界というのはどういう訳だかクソ展開が絶えたためしが無いのも事実。



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 ついに来週で最終回!!


 …まあ、毎週感想書くぐらいには好きなんで残念と言えば残念ですが。同時になかなか健闘したと思うし、成長もあったし、次回のチャンスもありそうだと思います。



 というコトで『着地』なんですが、これはどういうトコロを選択するのか?コメントを見るといよいよチュパカブラが出るらしいのだけど、頼むから突飛なのはヤメテね……。



 一番ありそうなのが『今はこの関係が心地良い』だと思うのですが、もうそれでいいから……。頼むから最終回で新キャラとくっつくみたいなのは……まあ、さすがに無いよね。



最高傑作回!!          櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
06 /28 2015


 あれ?


 …という違和感があった。いや、今週の『辻浦さんとチュパカブラ』なんですが。まあ、タイトルにもしているように最高傑作回とは書いておくことにして


 櫻井あつひと先生はこんなにマンガ巧かったのかよッ!!?という驚きが!!いやいや、なぜ今までリミッターをかけていたのか?全く分からない。


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 前に『この前後編は一話でまとまったんじゃないのか?』みたいなコト書きましたが、それが余裕で出来る実力があるのは分かった。あまりにも巧すぎてネーム原作が別なんじゃなかろうか?とすら感じたぐらい。ストーリーやら情報を入れながら、読む側にストレスを感じさせない構成。そして、見せ場ではキチンと決めコマを大きく使っている……という感じで。


 テクニックが今までより三段飛ばしぐらいにカッ飛んでます!!いったい全体どうしたことなのか?もちろんネタそのものが面白いのですが、今までならこんなに巧くまとめて来なかったんだけどなあ……。本当に不思議です。


 そして、ネタとしても『なぜ今までこういうのを入れて緩急つけなかったのだろう?』という内容でした。今回みたいのを適度に挟めばキャラの味わいも深まったのは間違いないんだし。タチバナブーストに頼らんでも作品は十分に面白くなったのだけどなあ……。


 それとも、これを機に作品がまだ続くのか?ならば大歓迎です!!


飾らない側面      櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
06 /20 2015

 『サクラ大戦』というのは今時の萌えオタは未プレイな方も多いと思うが、俺ッチは4までやった(5は何か違和感あったのでやってない)。どのヒロインも魅力的でむしろ今の萌えゲームよりキャラが立っていると感じるのでけど、実は最有力ヒロインの真宮司さくらがちょっと苦手だったりする(ビジュアル的には好物なんだが)。某女性マンガ家さんが『作品は大好きだけど、コイツは大嫌い』と言っていたのにやたら共感してしまった記憶があるのだけど、なんつーか良い部分しか見せてないという感じがイマイチ感情移入できなかった。そういう意味ではやはり自分はエリカ・フォンティーヌが一番好き。素晴らしいバカだし。



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 先週、掘り下げを期待していた『辻浦さん』ですが、こともあろうに橘さんのターンになってしまった!!このマンガはライバルキャラを強くしていったいドコに行くのか?『グラップラー刃牙』の勇次郎も初期は独歩にかなり苦戦していたのに主人公のバキよりどんどん強くなってしまったかのやうだ。


 このコ、思っていた以上に実はかなりあさはかなバカなんじゃなかろうか?とにかく突っ走りすぎで危なっかしい。これが優だから良かったものの、将来悪い男にひっかからないか不安だ。


 …とまあ、あわよくば肉体関係という既成事実を作ろうとしたものの、やはりここは橘さんでツメが甘い。というよりはこのコは元々そういうのが無理なのではなかろうか?


 優が感じたように自分としても『弟の世話をする橘さん』の方がアッピールポイント高いんだけどな~。本人はこういうトコロも気付かない。だからあさはかなバカだと思うのですが、そういうヒロインのが自分は好きなんですよね。





 
 

見たい部分もたらふくある       櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
06 /14 2015


 マンガの面白い部分というのは、気に入った作品があって読み進めていくうちにクエスチョンにぶつかってアンサーが出るコトにあるんです。例えば主人公が『なぜケンカが強い』とか『涙もろい』とかそういう部分で。それが作品が成長していってリアルを感じる部分なんですが。



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 『辻浦さんとチュパカブラ』は頑張っているし、それに応じての成長もあるのだけど『伸びてないトコロはとことん伸びてない』という部分もある。例えば、キャラの服装に関してなんだけど『ちょこっとだけ良くなった』という気もする。この成長性が楽しいマンガだ。


 で、伸びてないのは『掘り下げ』の部分だ。


 この作品においては『どうして辻浦さんはUMA好きなの?』という部分が全くの手付かずなんですよね。いや、俺もウルトラ怪獣大好きだけど、原点としては『再放送が子供の頃に毎日やっていて、近所に一緒に遊ぶような年頃の男の子がいなかったから』という取っ掛かりはあるんですよ。これが『毎日くれるまで野球とかして遊んでました』だったら違った人生になったかもしんないし。で、その取っ掛かりからウルトラ怪獣の魅力をだんだん感じるようになった……というのはある。


 だから、辻浦さんがUMA好きというのにも理由があると思っている。『マンガであって、理由も無くそういうキャラなんです』という考えだとは思えないが、そうであって今までの展開があるとしたらそれはマンガでは無い。


 他にも『辻浦さんの過去』とか『辻浦さんはなぜ強い』とか『辻浦さんがケンカに明け暮れていた理由』とか『辻浦さんの家族構成』とかが全く描かれて無いのが不思議だ。特にヒロインを売りにするようなマンガであれば『もっと知りたい』という欲求をガンガン満たしていくものなのだから。


 この掲載位置と最近の展開からすると『辻浦さん』の終了は残念ながら間近になると思うのですが、ここら辺が描かれていたなら読者の印象もかなり変わった漢字になったんじゃないかな?ちょっと中盤からかかった『タチバナブースト』に依存しちゃったトコロはありますね。



えこひいきっスよ     櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
06 /06 2015

 『アラクニド』のゴキ子の戦う理由として挙げたのが『究極のえこひいき』と言っていたけど分かります。俺、差別大好きなんですよ。バリバリの差別主義者です。マンガブログなんてやっているのは他ならない。


 で、差別の何が良くないのか?


 ここら辺はひょっとすると俺の精神構造に欠損があるのかもしれないけど、本当に分からない。詰まるトコロ『差別はは良くない』と言っている人が全く理解不能だ。差別は『善悪を論ずる』ものでなくて『常にそこに在るもの』というのが俺の考え方だから。



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 チャンピオンで差別しているというかえこひいきの対象になっている作品は『辻浦さんとチュパカブラ』ですね。


 このマンガ、点数でつけるならばかなり低い。カワイイ女の子が売りなんだけど、絵とかあんまり上手くないし、立体的な捉え方もおかしい。ストーリーとか、イロイロとそこまで良くない。


 今週の話だと先週だけで収まった話じゃね?とか相変わらずモブが誘導的すぎるとかマンガ構造としてもケチつけたいところはたくさんある。


 だけど、この作品は好きなんだよな~。


 今週の『ちょっとした友情の確認』みたいなのを入れてくるのがいいんですよね。そういう不満が吹っ飛んでしまうみたいに。『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』も『あばたもえくぼ』もどちらも本当なんです。ただ、マンガというのは『あばたもえくぼ』に持っていければ成功だ。結局マンガって人が読むものだから好かれるのは大事です。



 これからも自分は差別バリバリでマンガについて書いていきます。

優……お前ッ!!         櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
05 /30 2015


 そー言えば最近エロゲー・ギャルゲーの類をやってないっスなあ……。


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 今週の『辻浦さん』は優のゲーム事情が描かれてましたが……


 ギャルゲーマーだったんかい!!


 いや、前に出た情報だと時間のかかるRPGとかシュミレーション系だと思ってましたが。優チャンと勇チャンで繋がっていたと思ったが、まさかの。


 そもそも、モテモテなのにギャルゲーとか何が不満なんだ?言ってみろ!!なんなら橘さんに迫ってみろ
すぐにヤラせてくれるぜっ!!(最低発言)


 それにしても俺も付いてきた特典にエロい抱き枕カバーあるけど、さすがにどないすべぇ……。枕自体はニトリあたりで安く手に入りそうだけど、まあやっぱり、使う気は起きないっスわ。ここで俺がデスノートかなにかで心不全で死んだら『ああ、コイツは死んでいいようなゴミオタク』という部屋だしなあ……。


 部屋の整理整頓・証拠隠滅はやっていこうと思いました。

乗り切った…のか?      櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
05 /25 2015


 『ギャルゲー買ったぜ!!』


 …と今週のコメントを読む限りでは作品に対してヤル気マンマンである。これからのチャンピオンは新連載陣が控えているけど、今回の波は乗り切った……というコトでいいんかな?



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 …というコトで『海に行く』編は今回終了というコトですが、手厳しく言えば内容がいささか薄めだな……という感じも。俺の世代として該当しそうな作品は『きまぐれオレンジロード』になるんだけと、この作品もよく海で青春してたけど、密度が全然違う。もうちょっと要素とか情報があったのよ。


 先に終了した『黒虎』なんですが、このマンガはそういうのの密度が濃かった。『辻浦さん』は話の進行速度そのものは問題ないのですが、密度が最近薄まっているのが気になる。特に動機がまだまだ掘り下げられるはず。


 この場合の『密度』なんですが、例えば『優が好きになった橘さん』なんですけど、それは『ゲーセンの景品のぬいぐるみをもらった』がキッカケなのは分かる。そして『案外、嬉しい』というのが描かれてますが、『なぜ今までそうだったのか?』みたいな部分が掘り下げられると楽しいのです。


 また、ディテールが甘い作品(これは作者も担当さんも感じているので頑張っているっぺえ)なので、ここら辺が改善されるともっと良いんですよね。料理というのは味そのものが大事ですが、装飾や容器に凝ってもいいんじゃないか……特に今回は海編でしたが、『海って感じがしない』という印象はある。



 もうちょっと、本当にもうちょっとの『惜しい』がある作品です。ただ、確実に成長している作品なので今後も楽しみなんですよね。


 

ふんばりどころ      櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
05 /16 2015


 ここらでさらにひと伸びするかな……?


 とか考えているのが『辻浦さんとチュパカブラ』なんですが。ここら辺は読者のワガママという気もするが、やっぱり期待しております。



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 ここ最近は掲載位置が若干良くなったし、次号予告の小枠もあったりで打ち切り回避になったのかな?先の読めないチャンピオン誌でもあるんだけど。



 だとしたら、それは『橘ブースト効果の他ならないような気がするのだけど、そろそろ他の要素があっても良いかな……。さすがにここ最近は乱発気味なので。


 他にも今回の辻浦さんが顕著なんですが、『ほっぺアオスジ』というギャグマンガ特有の表現にちと頼りすぎた感はある。もうちょっと機微を感じるような表情も欲しかったり。このマンガはディフォルメと描き込まれた強調するコマの落差が激しいのが面白いので、ここら辺も良くなると面白いし。


 編集後記などを見ると担当さんも『キャラの為のかわいらしい服を研究中』(ザックリでいえばこんな感じ)とコメントしていたので、まだまだこの作品は良くなる予感があるんですよね。


 今回はけっこうキツめに書きましたが、最後に一つだけ苦言を



 辻浦さんのオパーイはそこまで強調せんでもいいっス!!!





ヒイキ      櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
05 /10 2015
 マンガって『結局は読者の印象』というトコロがあって、理論的に対応できない領域はあるなあ……。極論しちゃえば『気に入られればオッケェ』ですよね。


 で、いわゆる萌えマンガってかなり記号化できる部分あるんですよね。そんなものですから、ウケる要素・流行りの要素・ヒロイン大量投下等々をツギハギして『そこそこのヒット』を狙う方法もある。いわゆる『お前らこういうの好きなんだろ?』路線というヤツね。リスク少ないからね~。



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 さて、今週の『辻浦さん』ですが、こらまたベタベタやん……というぐらいにベタベタです。


 が、印象悪く無いし、むしろ『辻浦さん』らしい展開になってます。そして、そう思えちゃうのはハッキリ言ってヒイキです。俺がこの作品を好きだからです。『アラクニド』のゴキブリが『究極の依怙贔屓(えこひいき)』と言ってましたが、何か分かりますね。


 で、ヒイキの何がいけないの?まして、マンガに於いて。


 自分が『辻浦さん』という作品が好きなのはフェアを感じるトコロですね。ヒロイン大量投下がセオリーになりつつあるマンガにあって、あえてそれをせずに丁寧にキャラを掘り下げているのが好きです。俺、こういう真面目な作品好きなんですよ。


 まだ櫻井先生自身は新人ですが、マンガで成功するならこういう作品に成功してもらいたい……というヒイキです。


 ただ、最近はちょっとスピードが鈍っているかな?もうちょっと密度上げていいと思います。



  
辻浦さんとチュパカブラ 1 (少年チャンピオン・コミックス)辻浦さんとチュパカブラ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
(2015/03/06)
櫻井あつひと

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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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