2009年08月 - 豚か狼か

オラ、わくわくしてきたぞ!!   作本弘幸『山姥の娘』

週刊少年チャンピオン
08 /30 2009
 やはり、チャンピオンを支持する者として、未来を担う若手は気になるトコロである……。


 先にも書いたように、もし僕がマンガ家志望だったらチャンピオンという選択肢は絶対無い。好きだから…という理由で、人生設計を狂わすようなコトはしない。収入が多いにこしたコトは無いのだが、マンガを描ければそれでいい…という人だってワーキングプアどころの話じゃなかったら『やりたくてもやっていけない』訳だし。チャンピオンでフリオチ認定されようものなら人生の無駄遣いでしかない。


 チャンピオンは好きだけど、仕事として選ぶのはどうか……これが僕の考えである。


 だからこそ、チャンピオンに投稿してくれる未来のマンガ家さんにはイロイロな感情が交錯する。でも、とりあえずありがとうございます。


 
 で、今週のチャンピオン39号のフレッシュ賞を獲得した作本弘幸さんの『山姥の娘』が僕のシックスセンスにキました。ビビビッと(松田聖子風に)。





001


 マンガというのは不思議なもので、ワンカットだけでも感じる魅力がある。と言うか、僕はこのワンカットの魅力は『努力』よりも『才能』のウェイトが高い部分で、修練でなかなか身に付かないモノだと感じている。人でいうトコロのカリスマみたいな部分。


 ちょっと絵的には古さを感じさせる(特に髪型)のですが、まず感じるのが丁寧に描いているというコト。ベストを尽くしている感じがあり、好感が持てる。

 次に『主人公の目力』の魅力である。マンガの魅力は『やはり絵』だ思うのですが、特に『目に魅力を感じるか?』がカギです。これは僕に限ったコトなのかもしれないけど、先に書いた『クロオビ!隼太』なんかもあの主人公の目が無かったらあそこまで気に入る作品にはならなかったです。

 もう一つ気に入ったのが『線がキレイ』というコト。キレイ…というよりは快い・魅了される…という感覚であるかな。ここら辺も読者の無意識に訴えかける部分であるものの、線がキレイな人って憧れです。いや……僕の線って超キタナイので。さらに付け加えるなら『活きた線』が描けているというコトですね(僕は何を言っているのだ?)。小道具のナタにまで魂が込められてます。


 久々に良いな……と感じた新人さんです。


 が、やはりチャンピオンである。チャンピオンはこの人材を育てるコトが出来るのであろうか。無駄にはしないだろうか?


 作者よりもチャンピオンに不安を感じるのである。



追記~これを書き終えた後に人面犬さんにメールしたら、同じく作本さんの記事を書いていたコトが発覚する(笑)。そう言えば『バーサス』の予告カットを見て、『四代目フリオチが来るかも!!』とメールしたら今、その記事を書いているんだけど…と返事があったなあ……。
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チャンピオン39号感想

今週のチャンピオン
08 /29 2009
 ビンディングペダルに変えたら初落車……。渡辺先生の『気をつけよう!!』の教訓が活きてません。軽い打撲と擦り傷……。自転車にダメージが無かったのは良かった。


 小池里奈を大々的にプッシュ!!マンガ付きです。


『範馬刃牙』~ピクルの弱体化がとどまり知らず……。第一次大戦後のドイツのインフレ(ジャガイモより札束の方が重い)状態です。スズメバチは捕まえられてもチョウチョは捕れない怪奇!!


 もう、破綻だらけだからやめちまえ。

 これ以上の醜態は見るに耐えん……。

 表紙にファイナルと書いておきながら、遂に反撃の狼煙が上がったッッ!!という範馬詐欺はいつまで続くのか……。


『みつどもえ』~このタイトルは『ハヤテのごとく』でもあったような……。デインジャーだぜ……。

 最近のみつどもえは復調してきた面白さがありますね。しかし、この21世紀に『食いしんぼ』でここまでキャラをたてるとは……のりお、恐ろしい子!!

 これはみつばに『実は手先が器用』という要素が加わるのだろうか?いや、『食い物が絡むと超人的な能力が発動する』の要素のままなのだろう。


『バチバチ』~最初はどうにもイマイチに思ってましたが、最近は面白くなってきました。やっぱり佐藤先生はこういう人間ドラマを描かせるとうまいな……。実は王虎はかませ犬?


『弱虫ペダル』~ジャージ!!頑張って買うぜっ!!

 ラジコンのレースなんかもそうなんですけど、始まる前の臨場感描くのが巧いなあ……。『闘うしかない!!』という前向きな諦観なんかグゥです。

 しかし、これから毎週大量の自転車を描かなきゃならない渡辺先生が心配だ……。いや、本当にこのマンガはスゴイ!!


 鳴子がウンコもれそうと言ったので、泉田くんにはぜひともウレションもれそうと言って欲しかった。


『浦安』~それでも小鉄は明日は元気に登校するのだろう……。


『美少女探訪』~ミッチェルセンセイの絵がよりキャッチャーになって帰ってきました


 ……が。


 キモ!!キモ!!キモ!!キモ!!キモいで~!!最高にキモいで~。


 『ヤンキーフィギュア』の頃から感じていた生理的キモさも、より理解しやすいカタチで発露してしまった。


 ミッチェルセンセイって美少女飼ってみたいとか思ってませんか……(汗)。


『ナンバ』~携帯無料ゲームって見るからにつまんなそう。

 
 という厄いコメントが今週一番のみどころでした。あの……たまにチャンピオンに広告載ってませんでした?そのつまらなそうな携帯無料ゲーム……。


『クローバー』~チャンピオン版涼宮ハルヒのエンドレスエイトになりつつある本作。なんかモーロクしたのだろうか?前にもこんな展開なかったか?

 まあ、ユイがラチられて、舎弟がボコられて、到着までが大変で、大して強くもない無名のザコをクローバーパンチして、完結なのはいいとして、むしろこういう展開が楽しくなってしまっている自分に問題があるのだろう。


『釣り屋ナガレ』~地道に毎週楽しみになってます。

 という訳で恩師登場、流れるままに次の釣り勝負に……。


 槙江お嬢にラヴい予感が。いいぞ!!いいぞ!!恋する乙女はめんこいのです。


『三四郎の二乗』~原作は未読ですが、『そばっかす!』は大好きな作品です。

 独特のセンスを醸し出す絵、そして独特の空気……。

 内容と言えば、フツーなのですが、チャンピオン40周年記念作品群の中では一番面白かったです。


 ひと言でいうと『まだまだ現役バリバリ』をマンガから感じられました。


『クローズ』~今更なんですけど

 シャツに辰川時雄と書くセンスは誰も止めないのか?

 イマドキの小学生でも居ない……(汗)。


『エンボイ』~ここまでくると


 巧いなあ……。


 と感嘆するしか無い。しかも、ラストバトルへの持ってきかたなんかウレションものです。ここで成田に見せ場を作るとは……っ!!


『ドカベン』~へえ~、ジャストミートだな

 ……という山田の会話センスに悶える。


『ギャンブル』~先の作品世界の枠を超えちゃったバトルよりも、こういう方がギャンブルフィッシュっぽいと思います。


『カズエ』~酷い、酷すぎる内容。

 コミックギア状態のコマ割りに、どうでも良く全く前進しないストーリー……。


 チャンピオン誌で推している理由がイマイチ理解出来ない。


『ツギハギ』~これも酷いなあ……。正直、これもチャンピオン誌で推している理由が分からない。


 特に感じているのが『線の魅力の無さ』です。なんか死んでいるように感じるんですよね(自分でもよく分からんが、なんかそんな感じ)。
 

『猫闘』~予想していたけどそれ以上にツマラナかった。

 そもそも発表した作品も数本なのに、スデにこの枯渇感……(汗)。

 絵も気合が入ってません(もっといいものが描ける実力はあると思う)。


 で、直感的に感じるのがにくぼしのマンガって、『マンガとしてのユーモア』が決定的に欠けているような気がするのですよ。言い換えると、『愛想が無い』とか『無機質』という感じですかねえ……。


 マンガのフィクションって『絵に描いた餅』をいかに旨そうに見せるかがキモなんですよね。なんか、そういう部分の欠落を個人的には感じます。


 ただ、アンケートの件は気の毒としか言いようがない……。秋田編集部は何をしてるんだ?


『風が如く』~先の『マンガとしてのユーモア』の続きなんですけど、かぐやの飲み込むシーンがありますよね。ああいうのを描けるか描けないか…という話です。ゴクンするシーンなんかはマンガならではのユーモアに溢れてますね。あっ、ユーモアであってユニークとも違いますよ。


『じゃのめ』~なんか分かる話。

 最近、神社の狛犬が好きなんです。神社によってイロイロあるんですけど『コレ、いいな~』と思える作品に出会うのが楽しいですね。


『ミクロ』~全く盛り上がるコトもなく高校編に突入?

 作品の強化案として、先輩に馬黒(まぐろ)という人がいて『畳の上のマグロ』になる訳で、実は七海
とデキていて、誰もいない道場で馬黒先輩はマグロプレ(以下検閲による削除)。


『ムラマサ』~よく見るとゲームのタイトルが『ストリップファイター』だったりと細かい。

 哲弘先生と吉田創先生ってなんか相性が良さそう。



 そろそろ秋の新連載陣の発表ですが、とりあえず所十三先生の復帰内定です。かなりドリームですが『ヒイロ』と『ファランクス』の続きが読みたいです。

 
 

お客をナメるな!!『トンボー』をはじめとした二巻出ない問題

週刊少年チャンピオン
08 /28 2009
 先日、『トンボー』が突然の終わりを迎えた。そこで問題なのがチャンピオンは『二巻以降が出ない問題』だ。



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 この『トンボー』もどうにも二巻が出ないらしい。


 またか……。


 と思ったのだが、これはいけない!!『またか……』なんていう認識になっているコトは非常に問題だ!!


 はっきり言って『ありえん』し、『あってはならないコト』である。一巻を出した以上、二巻以降を刊行するのは出版社の義務といってもいい。例え少しの読者しかいなくても、『出さない理由』として正当化できない。

 もちろん、作家がこれ以上描けないとか、何らかの理由で出せなくなるコトだってある。これは仕方ないとも言える。


 しかし、チャンピオンの場合は『一巻が売れなかったから、二巻出さずに打ち切り』という姿勢である。


 百歩譲って…。仮に『一巻が売れなかったから、二巻を出さない』の方式にしても、秋田はあまりに反省もなく繰り返してきた。常習化である。


 時々批判される『ジャンプの10週打ち切り』であるが、僕は個人的にこれを評価している。早い段階で見切りをつけ、単行本1~2冊にまとめる。確実に単行本を出す。そして、それで培ったデーターと経験をもとにセカンドチャンスを与えている。実際、ジャンプでヒットした作品って二作目が多いような……。


 チャンピオンも早い段階の判断と単行本を一冊にまとめるような努力をするべきだ。


 単行本を買う…というコトはコレクション的な意味合いもあり、いつまでも二巻が出ないマンガを本棚にしまっておくのは精神衛生上たいへんよろしくない。


 もう一つの問題として、チャンピオンに新人が来ない理由にもなっているだろう。


 当たり前である。誰が好んでブラック企業にいくのであろうか?僕がもしマンガ家志望だったとしてもチャンピオンで描きたいとは思うけど、チャンピオンに志望するコトは絶対無い。ハッキリしない連載、出るかどうかも分からない単行本、出ても二巻以降が保障されず、フォローもしてもらえない……。



 まして、マンガ誌はたくさんあるのだから、他誌を当たるのが真っ当な作家活動ではないか?良い環境を求めるのは至極当然のコトだ。マンガ家が余っている時代ではあるものの、マンガ雑誌も余っている時代なのだから……。



 今のチャンピオンは読者とマンガ家志望者たちにどんどん信頼を失くしつつある。この状況を放置しないで編集部の方々は対応していただきたいと思います。僕の見立てだと、もう尻に火が着いている状態だと思います。

マンガ家さんのサイト・ブログなんだけど……

週刊少年チャンピオン
08 /24 2009
 時代は確実に変化する。

 
 昔……それはマンガ家というのはミステリアスであり、雲の上の人であり、憧れの存在であった。


 今……マンガ家さんもサイト・ブログを持って近況報告したり、読者サービスしたり、作品のこぼれ話をしたりというのが多くなってきている。


 今に生きる自分らにとって、ネットでの情報発信は無視出来ない状態になってしまっただろう。


 僕の好きなチャンピオンもかなり多くの作家さんがサイト・ブログ等を持っている。面白いな…とか、描き下ろしの絵を楽しませてもらって、いい時代になったと思う。

 サイトにもその作家の特性みたいのが反映されている。渡辺航先生なんかはサービス旺盛に情報を出しているし、竹下けんじろう先生なんかは真面目さ、マンガに対する真摯な態度を感じる。かるた第二部の件など激怒してもいいのに……。『アクメツ』の田畑先生のブログは感心させられる内容が多い……。


 で、今回書きたいのがにくぼしブログについてだ。


 僕はこのにくぼしが大嫌いである。嫌なら書くな……ではない。嫌だからこそ書かなきゃいけない。特に短期集中が始まる前の今だからこそ書きたいのだ。


 まあ、このブログに関すると『駄目さ加減にウレション漏らす』というのが個人的な楽しみではある(最悪だ)。で、この記事を書くにあたってなんだけど、別に『ブログ閉鎖しろ!!』とかいう話では無い。『そんなヤツのコトなんか知らんよ』(カイジの利根川風に)であって、別にそういう話では無い。


 だが、二点書きたいし、疑問にも思うのだ。


①秋田書店はなぜこれを許しているのか?

 
 例えば、僕が自分の勤めている会社を分かるカタチにして、会社にブログやってますよと言って、ブログに『仕事がはかどらない』とか『一緒に仕事をしているヤツがどうしようもないヤツで最悪だ』と書いたとする……。それで会社からクビにされても文句は言えないと思う。企業のイメージを損なわせているし、そりゃ人間だから不満もたまには出るかもしれない。だが毎回やっていたら会社にとっては損失であろう。


 会社というのは自分一人の行動が時には多大な迷惑を被るコトだってある。


 まさか秋田書店が知らない……とはとても思えない。いや、どちらにしてもこれは秋田書店の怠慢ではないだろうか?



②ブログを管理している原作者の意図するトコロ


 全く分からない。


 率直な感想だと『僕ら二人は駄目人間です』とアピールしているようにしか思えない。


 読者にも作者にも得になるとは思えない。


 原作者は相棒である絵担当に対して、どうしようもない人間と執拗に言っている。確かにそうなのかもしれない。だが、僕からみれば原作者もどうしようもない人間にしか思えない。


 少なくとも僕は『相棒』と呼ぶ人には『どうしようもない人間』と言って見下したくないし、最後まで味方でいたいし、対等の関係でいたい。


 だが、『ヤスの観察記録』と称して駄目さを晒す…というのはやはり僕からすれば『どうしようもない人間』のするコトだと思う。観察記録って、家畜みたいな視点ではないだろうか?


 もし、僕が『どうしようもない人間』と思ったならば、コンビはとっくに解消してます。ましてマンガというエンターテイメントであるならばなおさらだ。



 だから僕はにくぼしが嫌いだ。




 次回から始まる『猫闘』であるが、面白ければ面白いと書きます。マンガに対しては感じたコトしか書けないから……。だけど、それはマイナスからの評価であるのは確かではある。

閉鎖的妄想グルメバトルマンガ『極道めし』

マンガ雑記
08 /23 2009
 グルメバトルマンガの代表格として『美味しんぼ』がある。面白いマンガではあると思うし、大好きなのだが、ひとつ共感できない部分がある。


 料理が旨そうに見えないというコト。


 なぜだか分からないが、とくにはおいしいイメージが湧かない。多分、普段食べないフツーの感覚からは逸脱した料理ばかりだからだろう。もちろん身近な食材を扱うけど、厳選食材で一般的では無いと思う。


 食べるっていうのは身近な存在なのだな…と思うし、同時に食べるコトを楽しむのは人間らしさではないか?



 という訳で、今回は『極道めし』を……。


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(2007/02/10)
土山 しげる

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 このマンガをおおまかに説明すると『刑務所に入った受刑者がシャバで食べた旨いもの話をして、みんなにウケた人が正月のおせちからおかずをわけてもらえる』という話である。単純明快。


 だが、このマンガほど『旨そう!!』を刺激されたグルメバトルマンガは無い。


 出てくるものは『駅の立ち食いソバ』とか『たんたんマンマ(玉子かけゴハン)』とかグルメバトルマンガ史上最もチープな世界である。特殊なモノは無い。僕らが普段食べるし、手に入れるのだって苦労しない……だがしかしたまらなく旨そうである。


 また、食べ物というのは個々によってコダワリが違うのも当然だ。このマンガだとカツが出た時に、カツ丼の半熟玉子が……と言い出したら、いやソースカツ丼だ、いやカツには練り辛子をつけてゴハンをかっ込むのが最高に旨いなどと話が脱線してケンカに……。反省房行きに。


 旨い、という話は身近なコトで、普段何気に食べているモノは実は愛着ある食べ物なんだな……と思います。


 作者は土山しげる先生。オヤジマンガを常に描いている…マンガは日本が世界に誇る文化みたいな雑魚の戯言とはかけ離れた位置で描き続けたためでしょう。常にエンターテイメントとB級にこだわった作品に信念を感じます。


 これ読んで、食事に行こう!!


オマケ~『美味しんぼ』の原作者と土山しげる先生はかなり昔、『UFOロボ・ダイアポロン』という作品でコンビを組んでました。それが全く逆のベクトルに進むなんて分からないもんですね。

チャンピオン38号感想

今週のチャンピオン
08 /22 2009
 バキVSピクルの決着がつくというコトで三号連続巻頭カラーの第二弾です。


 ぶっちゃけ、どうでもいいんですけどね。


 どうせピクル倒してもグデグデやって、勇次郎と戦うのは『弱虫ペダル』でインターハイが終わった遥か後だろうし……。


『範馬刃牙』~表紙のピクルが巨大化して金色のビームを照射しているぜよ……。なんというか、怪獣対等身大……。

 雑誌だと毎回クライマックス的な展開ですが、さっぱり統一感の無いバトル内容になっているような……?


『みつどもえ』~最近は従来のみつどもえらしさに戻ってきたように思います。笑いの密度が濃いですね。いいぞいいぞ!!

 オチもグゥ~!!

 しかし、めんごめんごなんてひとはも若いのに老けてます。こんな言葉は、ちばてつや先生の『あした天気になあれ』ぐらいしか見れないぜ……。


『弱虫ペダル』~感想とは関係ない部分なんですが、僕は人間としても渡辺航先生を大変尊敬している。この人のマンガ人生の過酷さはさるコトながら、忙しい中でも仕事をキチンとこなす誠実さが良い。カラーページが多い作品ですが、他人にCGに任せにしないところがスゴイ職人っぽい。ちなみに『るるも』なんかはCGなんですけど、作品に合わせて絵を使い分けてますね。


 さて、今回。

 
 時をちょっと巻き戻して決戦前夜から始まる。むむっ、初期の坂道から感じられたボケナスな部分は母親譲りだったのか?『それは安心だね』『うん!!』の見開きに繋ぐリズムがマンガ的にも非常に面白いです。そこから、レース開始の緊張感と三人のドラマに繋げる展開は分かりやすく、リズムもよく巧いなあ、と。


 優勝シーンをイメージするなんて、やるな!!



『浦安』~仁くんはいい子なんだか悪い子なんだか微妙な回でした。犯罪性はバリバリですが。


『バチバチ』~最近スロースターター気味ですが面白くなってきました。

 問題は当初のライバル君がやたらと小者っぽいトコだな……。

 来週はカラーです。


『ナンバ』~このイヤな先生、実はいいヤツだった……みたいな展開が待っていそうだな。


『ナガレ』~困った。最近、槙江お嬢にラヴい感情を抱き始めた。もともと竹下先生のヒロインって、マジメでフツーの感覚の持ち主が多いのですが、ズッキュンです。さすが竹下先生の好みを詰め込んだだけのコトはあるぜ……。

 さて、釣りと言えばキャッチ&リリースですが、僕らのナガレは違います喰わねぇ獲物は殺さないをモットーに、ご馳走タイムへと転がり込みます。


 このマンガのこのシーンが好きです。

 
 努力とか頑張った『見返り』とか『楽しさ』が描かれてますよね。ナガレの旅は一人で孤独なものですが、釣りを通じて『人との繋がり』を描きたいという竹下先生のテーマみたいなものを感じます。さっきマジメなんて書いたけど、それは他ならぬ竹下先生自身だと思います。


 しかし、それよりも槙江お嬢のハダカ(B地区をあえて見せないのが良い)と左目見せなさいよ、に悶えるワタシであった……。
 

『イカ娘』~毎度感想に困るマンガだ。好きな人が居るのも分かるんですけど、僕の中では空気マンガなんだよな……。イカ娘カワイイ!!って訳でもないし……。


『クローバー』~冒頭からケンジの瞬間移動に悶える。早くも濡れ濡れです。

 でもって、名も無きヤンキーが湧いて出てきて、ハヤトに返り討ちされるいつものクローバーです。


 このマンガは治安が悪いんだが、ゆったりスローライフマンガなんだかさっぱり分からん。


『ツギハギ生徒会』~つまらん。


『じゃのめ』~なんだかんだオジサンいい腕だったのか?

 こういうやるせないドラマを描かせたら梅田先生はやはり巧い!!

 が、作品に浸透できないなあ……。


 春兎じゃ、春兎がみいんな悪いんじゃー(はだしのゲン風に)!!


『クローズ』~内藤先生は良く頑張っているし、読者に対して真摯な姿勢でマンガを描いているのも分かる。いつか、その努力が実を結ぶと信じたい……。


 だけど……


 もはやクローズしたいレベル……。


『ドカベン』~どうでもいいけど、PL学園のPLってどういう意味なんだろ?


 BL学園とかいう腐女子向けゲームとかありそうですね。 


『ギャンブル』~あの尖った帽子に秘密ですか?


『エンボイ』~このマンガは読んでていつも『巧い!!』と感心させられてしまいます。

 
 マンガ的なハッタリを最低限度にして、基本的にリアル路線で進むのがいいですね。


 尾上と得点でシメというのが渋すぎるぜ……。


『風が如く』~気がついたら40回もやっていたのか……。あと二ヶ月ちょっとで一年です。

 なのだが、とりわけ記憶に残らない…というのが問題なのかなあ。


 決して、ツマラナクは無いし、絵もスゴイ、だけど何か引力がないままここまで連載しているのかあ……。ダイモンズの時はグイグイだったのですけど。


『魔界都市ハンター』~原作は未読ですが。

 なんか、絵がかなり雑な印象が……。見づらい。よくよく見ると現代怪奇絵巻っぺえ。


『カズエ』~生理的嫌悪感があって大嫌いなマンガです。

 ……なんですけど、『こういうのが好きな人もいる』とは思う訳で。


 しかし、今週なんかのマンネリを力技で押し切るのを読んだりすると『やっぱりクソマンガなんじゃないのか?』と思ったりします。



『ミクロ』~まさかの単行本化!!!


 でも、二巻は間違いなく出ないと思います。やはり切り抜き保存推奨で。


『ムラマサ』~のぞみちんは髪をおろしたままのがめんこいです。


『フルット』~今回はやたら『戦争と平和』というテーマに対して、哲学的な何かを感じるなあ……。




 次回、にくぼし登場。先に言っておくと、にくぼしは超嫌いなマンガ家なんでかなりの毒が入ります。理由?マンガ家という仕事をナメているとしか思えないから……。しかし、それを踏まえた上で面白かったら面白いと書きますが。あと、今から推理(預言にあらず)しておくと後のページほど絵が荒れる…と思います。

 何気にミッチェル田中センセイも登場。にくぼしほどじゃないけどキライ。

御堂筋翔…くん企画第二弾!!『弱虫ペダル』

週刊少年チャンピオン
08 /18 2009
 サイト運営を半年近くサボり、ブログに移行とあいなった訳ですがこのブログが便利である。イロイロな機能が助けてくれるのですが、検索キーワードが以前と違って分かるようになったのが大きい……。これによって閲覧してくださる方のニーズに応えられるというもの……。


 で、気付いたのだが『弱虫ペダル 御堂筋』で検索してくる方がえらく多い。そう、僕のサイトは御堂筋…くんに支えられているというアレなサイトになってました。あと、何気に『ゴルゴ 騎乗位』も多かったり。


 さておいて。


 そんな御堂筋…くんに感謝しつつ、第二弾です。御堂筋…くんのキャラや走りについて考察したいと思います。


 一部で囁かれているのが『御堂筋…くん、オタク説』である。確かに『行くぞ、ザク』というセリフもあったし、このマンガは最近薄れているがオタク要素も楽しみのひとつ。鳴子の出会いのキッカケもガンプラだったしね。

 話は脱線しますが、この時の鳴子が購入した『サブロフ』は前作『ゴーゴー♪こちら私立華咲探偵事務所。』の三巻に出てます。


 
ゴーゴー・こちら私立華咲探偵事務所。 3 (BUNCH COMICS)ゴーゴー・こちら私立華咲探偵事務所。 3 (BUNCH COMICS)
(2007/04/09)
渡辺 航

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 『弱虫ペダル』しか渡辺先生を知らない方はぜひっ!!このマンガはコメディ色が強くて大好きです。


 話を戻して。御堂筋…くんオタク説の話です。


 彼がオタクであった場合、坂道と意気投合という可能性もある。あるのではあるが……オタクというのはひとくくりに出来ない。世間的記号から外れて多種多様である。坂道は守備範囲の広いオタクだとしたら、御堂筋…くんは求道者的なタイプなのかもしれない。


 『ガンダムはファーストしか認めないんや!!』みたいな。


 なにぶんコダワリの強いオタク……。分裂の可能性もある。聞いた話であるが、イベント会場で綾波派とアスカ派の殴り合いのケンカがあったというアクト・ブルが聞いたら『なんて低レベルな!!』コトもあったそうな。


 ぜひ、御堂筋…くんにはそういうオタクであってほしい。


 で、来週スタートの時は


 『アキラ、行きま~す!!』と絶叫して欲しかったり。




 次は御堂筋…くんの走りである。


 バイクの軽量化にこだわるところと、あの体形からすると【クライマー】の可能性が高い。身長は高いけど、体重は軽そうだ。軽い、というのはクライマーの適正要素でもある。


 肉体のポテンシャルもさるコトながら、どちらかと言えばクレーバーなタイプであろう。先行されてもペースを乱さず。ゴールした時にはトップ通過のマネージメントに長けているのではないか?また、用心深いのか【出る杭】としての存在だった今泉を精神的動揺を誘い、圧倒的大差で勝利している。おそらく彼の実力から言ってフツーにやっても今泉に勝てたとは思う。が、完膚なきまでに叩きのめしたのは彼の用心深さであろう。普段、ああいう道化のような態度をとっているのも勝つための算段なのかもしれない……。


 事実、こういうヤツが一番手強い。


 あと、欲しいのは必殺技ですね。このマンガもバトルの中で羽が生えたりしているのでこういうのもアリだろう。


 ぜひとも御堂筋…くんには爬虫類系の技をだして欲しい。


 さてさて、これからのインターハイの展開が楽しみである。


 
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渡辺 航

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思いつくままに  平川哲弘『クローバー』

週刊少年チャンピオン
08 /15 2009
 
クローバー 1 (少年チャンピオン・コミックス)クローバー 1 (少年チャンピオン・コミックス)
(2007/08/08)
平川 哲弘

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 クローバー……連載開始当初はどちらかと言えば嫌いなマンガだった。


 が、それはツンデレだったコトに気付く。今ではすっかりラヴなマンガになってしまった。


 という訳でアニメ化を仮定した時のオープニングテーマを考える。これを見てくれた人で誰か!!初音ミクに歌わせてください!!



 【あいつがクローバー】作詞・宇都宮 勇 



 クローバー クローバー クローバー

 クローバー クローバー クローバー

 帰ってきたぜ故郷に~ 俺の名前は花咲ハヤト~

 かつての思い出は DQN無法地帯~ 湧いて出てくるぜ 名も無きヤンキー 

 クローバー クローバー クローバー

 クローバー クローバー クローバー

 今だ必殺 クローバーパンチ~ 

 そこへ飛び出す クローバーショートアッパー


 【語り】だけど、俺、なんでケンカしてたんだっけ?


 クローヴァー




 クローバー クローバー クローバー

 クローバー クローバー クローバー

 力こそが正義だと~ 本当に実演するとは思わなかったぜ~

 見開きでヤンキー登場するけど~ 大して意味ないから考えるな~

 クローバー クローバー クローバー

 クローバー クローバー クローバー

 今だ必殺 クローバーダッシュ

 そこへ飛び出す 瞬間移動

 【語り】俺って、ケンカに登場するまでのが大変なんだよな…

 クローヴァー




 打ちこみながら考えました(超テキトウ)。
 

エロゲーチックのどこが悪い!!  双『空色スクエア。』

まんがきらら系
08 /15 2009
 エロDVDで女子校生(高にあらず)は人気である。制服……いい。


 そんな制服は一番カワイイ服だと思っている双先生の初単行本が先日発売されました。タイトルは『空色スクエア。』です。


空色スクエア。 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)空色スクエア。 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2009/08/11)


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 主人公・修一には深雪という幼馴染がいます。彼女は事故の後遺症で二年前以前の記憶がありません。そんな中、アイドル休業中だったもう一人の幼馴染・文香が現れてラヴトライアングルを形成するのです。


 このマンガは舞台が『時間が止まったような田舎町』『父とふたりぐらし』『文香がおしかけ女房してくる』『チャライ男の友人』等々、エロゲーではおなじみすぎる要素がテンコ盛りです。



 だが、それが良かったり。


 もともとエロゲーの世界観というのは『ファンタジー』的であり、『こうあったらいいな』という疲れた男の願望である。

 キャバクラに行ってチャンネーにモテモテするのとあまり変わらないのかもしれない。


 ゴッコ、なのである。一線を越えてはいけないのだ。



 さきほど、エロゲーの世界観と描いたがもちろん誉め言葉の意味である。居心地の良い空気を提供するのは一流のエンターテイナーの仕事であるからだ。同じ材料でもシロートと料理人では出来が違うでしょ?


 あと、このマンガの絵は実にいい。クセがなく、しかし基本がキッチリできている巧くて受ける絵だ。でもって、微妙に個性的な部分が散見する。面白いな、と思ったのが『目』の描き方ですね。最近のいわゆる萌え絵ってマツゲをあんまり描かないのですが、このマンガは一昔前のマンガみたいにマツゲが長くて本数が多い……しかし古臭いどころか新しさを感じる不思議がある。


 エロゲーみたいと書いたが、微妙に少女マンガテイストも感じられる本作、気楽にしかしみっちり濃い目に話を堪能したい方は是非!!


 あと、自分でも不思議なのですが文香派です。黒髪で落ち着いた雰囲気の深雪のがいつものツボなんですけど……。

イヤなイヤなイヤなヤツ『幻仔譚じゃのめ』

週刊少年チャンピオン
08 /14 2009
 珍しく記事を書くのに悩んでしまった。


 『書きたいコトは包み隠さず』をモットーにやってきたつもりではあるが、同時にツライ。かなりツライ。楽をするなら書かない方がいい……。だが、『本当にその作者を好きならば』やはり書かなきゃいけない……自分の中でケリをつけなきやならない、と思う。


 もちろん、逆もアリ。


 好きだから書かない……というのはアリです。


 だけど、自分の中ではそれは『逃げるコト』になるので書くコトにする。あと、これは僕個人の考えであり、他人に強要するものではありません。常に『そういう考え方もあるんだ』と思っていただければ幸い程度の話です。


 さて、今回のお題だ。


 『じゃのめ』に出てくる春兎が大嫌い。ただごとならぬぐらい嫌いという話です。


 じゃあ大嫌い、で終わればいいのですが春兎は嫌いだけど、梅田先生には作家として成功してもらいたいと同時に思っているのも事実である。



 まあ、春兎と言えばアレだ。チャンピオン三大オナニーキャラですね。山田太郎に、超人ワンダー……そして春兎です。


 春兎というキャラはちょいと陰鬱とした『じゃのめ』にあって必要なキャラであったと思う。作品をナビゲートするという意味においても。


 ただ、作者の自画像である必要性は全然寸分も微塵もありません。


 なぜ、このようなデザインにしたのであろう?あと、編集はなぜ止めなかったのであろうか?


 マンガに於いて作者登場というのは確かに珍しくない。


①ギャグマンガ~80年代のギャグマンガなどは顕著だったと思う。いわゆるツッコミとして機能し、自虐ギャグにも使えた。ただし、物語に与える影響は最小限にするのがほとんどであったように思う。

②自伝マンガ~マンガ家としての自伝として作者登場はある。島本和彦先生などは面白い。そして、当然ながらこれは作者登場で成り立つ話だ。


 が、春兎は上記に当てはまらない。


 登場人物にダッコしてもらったり、シャンプーしてもらったりとオナニーを見せ付けるという作者の満足の為に描かれたようなキャラである。特に最近はその傾向が強い……。




 ある日、テレビで『ポケモン』が流れていた。『まだ、やってンだな……』と思って、フト気付く。


 春兎ってピカチュウっぺえ……。


 走り方、とかサトシの腕に抱きついているトコロとかの雰囲気が。


 ピカチュウはご存知の通りの大人気キャラで、僕も人気には納得しているしカワイイと思う。が、春兎というキャラはピカチュウと似て非なるものである。


 一言でいえばカワイくない。おぞましい何かである。





 ただ、先に書いたように梅田先生には成功してもらいたいという感情も同時にある。あるから無視できない。『じゃのめ』の単行本は全巻買ってます。が、二巻以降はどうしても心のわだかまりがあって、ビニールすら破けないで本棚にしまってある。いつの日かこのビニールを破ける日が来ればいいな……とは思うのですが。

宇都宮 勇

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