2013年09月 - 豚か狼か

人と道具          瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
09 /30 2013

 『これで勝てなきゃ貴様は無能だ』という『ガンダム』でシャアが放ったセリフは最近になって痛感する。いや、そう評価されたガルマはマジ無能なんだが、坊ちゃん育ちというのも考え物だ。



 よく、労働条件が悪い会社なんかで『人をモノとしか見てない……』なんて不満もあったりするが、俺はぶっちゃけモノ扱いで良いと思っている。俺にとっての仕事は現状お金を得る為だけの『手段』でしかない。何かの間違いで良い条件が転がり込んだら次の日から来ないよ。だからモノ扱いで構わない。



 が、モノ…道具をうまく判断して扱えないのは『無能』でしかないとは思う。




 
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瀬口 忍

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 当たり前だけど、人はお金を欲する。もちろん俺も欲しい。欲しいから仕方なく働いている。



 が、何かの間違いで大金が入ったとして……まあ、俺はお金は『たいていのコトに通ずる道具』と考えているのですが、大金を持つというコトはそれを扱える能力も要求されるというコトだ。お金持ってて、使い方が格好悪(ダサ)いのは『無能』意外のなにものでもない。そして、お金があれば何でもできるというのは認識が甘い。結局、道具をこなせないなら持つ資格が無い。そして、結局は本人のポテンシャル・スペック次第で結果は大きく変わる。欲する前にこれは『事実』として認識した方がいい。





 さて、レノマのピンチに前もって準備をしていたリクたちですが、このマンガのコッソリ楽しい部分だ。このマンガは囚人で不自由ですが、無いなら用意しちまえ!!というノリは好きだ。今回は米粒でノリを作るのてすが、麦飯と分離させる方法が興味深い。



 昔のマンガなんかじゃ『便利すぎるのは危険』と未来を危惧する作品がよく見かけたが、今の自分等を見ていると確かにそう思う。不便に弱くなって、簡単にうろたえるようになってしまった…と思う。で、『無いなら用意しちまえ!!』とう発想そのものに転換できなくなってしまっている。



 不自由な囚人のがそういう点に長けているというのは気づかされるなあ…。




 今回のタイトルは『宝箱』ですが、これが自分等の感覚だと『資材室』でしかないのですよね。が、レノマたちには『宝箱』であるのは、その価値を理解し、活用できる者だからこその感じ方。



 やっぱり、道具は相応しい人が持っているのが一番だな。




 来週はスライスデビル沢田が何をやらかすかが楽しみです。


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チャンピオン43号の感想

週刊少年チャンピオン
09 /28 2013

 今のチャンピオンは購読歴の中でも二番目にヤバイ状態です。とにかく読みたいマンガ作品が減った!!あと、やたら企画モノばかりなんですがハズレ気味です。チャンピオンといえば『実は手堅く面白い作品が多い』というのが好きなんですが、どうもな~。



 ただ、当初かなり見誤った『雨天決行』が面白い。やはりバトルマンガはいい!!ただ、もうちょっと時間が必要な気がする。



『実は私は』~別記事にしました。


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『囚人リク』~別記事にします。


『浦安』~俺、ガキの頃さ~、先生に『あの…この森のくまさんの歌詞って訳が分からないんですが…。あと、お礼に歌うとかも意味不明です』と言ったら宇都宮くんはそういうコト考えなくていいからと言われましたが、俺は間違ってなかった!!と思わせる一本でした。


 
雨天決行(1)雨天決行(1)
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重本ハジメ

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『雨天決行』~重ねて連載開始当初はノーマークだった俺にかかと落としを食らわせたくなる!!


 単行本は購入させていただきます!!



『バババ』~別記事にしました。



『ブリーチ野球軍』~変換でスグ出ない漢字をタイトルにすンなよ!!(個人的な怒り)


 しかし、やっているコトは本当に『シュガーレス野球編』だな。新キャラの伊奈くんから卜部臭がするし…。


 …と言ってもなんだかんだ面白かったりする。



 今度はメリハリある画面になって欲しいのですが。



『イカ娘』~この作品のヒロインって地味なんですが、それが良かったり。


 婦警さん、普通に地味にいい人だよな。



『バイオハザード』~あれ?リッキーのカメラ、レンズ短くないか?


 とりあえず実戦繰り返して彼も強くなったもんだ。


 次回作はもうちょっと絵の密度を下げて気楽に読める『迷探偵 史郎シリーズ』みたいの読みたいです。



『777 スリーセブン』~別記事にしました。



『ウチコミ!!』~別記事にしました。



『クローバー』~相変わらずな面々なんですが、やっぱり真田の負けは決定的だよな…。ハヤト・吉良が勝つと思うので、ゲンゲンと真木のどちらかが負けるコトになりますが、真木の場合面倒くさい怪我したらたちまちバイクで帰れなくなるな…。



『ブラックジャック創作秘話』~なんか既知感あるな~とか思ったら、


 クソ上司の『昔はやんちゃしてました』系の嘘武勇伝っぺえなあ……。これって、美談でもなんでもなく『単純に仕事がルーズで管理が出来てない』というコトに。サンデーはキチンと刷られているしなあ……。秋田のズサンさが最近は浮き彫りになっているだけに、ああ…この頃からこうだったために、今になるのか…と感じたり。



 むしろ大げさに脚色した嘘話であってほしい。




『エンボイ』~この大舞台で精神的に全くビビッてない……実はこの部分こそが市蘭の最大の武器なんでしょうね。



『木曜日のフルット』~このマンガの中のマンガである『狂闘先生』ですが、昔より確実に全てがレベルアップしているのが笑えるし、なにより長期連載でかなり良い状態なんじゃ?


 つーか、『狂闘先生』とダブル連載とアリです。


 ラストと前のコマのおい!!ソックリじゃないか!!感は異常!!



 …となんだかんだ楽しく読んでいるようですが、新人が全く育ってない!!という気がする……。新人が載る機会は多いけどね……。根建飛鳥先生の『リブート』読んでいると、やっぱり『グーフィー』が連にならなかったのは謎だ。ちなみに新人さんのマンガ記事で拍手が多かったのは根建飛鳥先生と高橋良介先生でした。個人的にはここに竹野嘉恵先生と鈍速毎日先生がお気に入り。あと、そろそろサブちゃん先生の登板を……。


狙われた街        小沢としお『777 スリーセブン』

週刊少年チャンピオン
09 /28 2013

 『人間を滅亡させるのは我々が手を下すまでも無い。殺しあうように仕向ければいいのだ』


 …と言ったのはウルトラセブンのメトロン星人だ。彼は街のタバコの自販機に宇宙ケシの実を仕込みもこれを吸ったものは凶暴化してしまう…という作戦だ。メトロン星人は『人間たちがお互いにルールを守る平和があるからこその作戦』とも指摘していた。



 終幕、メトロン星人はウルトラセブンとウルトラ警備隊によって倒されるのであるが、そこでナレーションが入る。『…しかし、ご安心ください。これは遠い未来のお話です。なぜって?我々人類はお互いを信用してないからです』という締め。




 
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 今回から始まった新章をみて『狙われた街』を思い出したオッサン世代は多いのではなかろうか?しかし、麻薬汚染とはヤナ題材を選んだな……。いいぞっ!!全然いいっ!!



 小沢としお先生の作品たる面白さと言えば『身近さ』なんですが、麻薬汚染というのは怖いです。メトロン星人は純粋に『侵略』という目的でしたが、麻薬というのは『人の弱さ』を利用して『荒稼ぎ』するコトだからね。そして、そういうのをやるヤツというのは相手がどうなってもいいというのが自然なのでタチが悪い。悪というのは絶対に無くなりませんが、これが単純な腕力で殺戮するならまだ分かりやすいのですが、こういう実態の無い悪意はマジやばい。



 さらにクラスメートでひょっとしてヒロイン候補?と思われた竹内のトートバッグから例のドラッグが出る…というのが恐ろしさをさらに増幅させる……。



 こりゃ、メトロン星人が手を下すまでもなく放っておけば人類は死滅するのじゃなかろうか?でも、『身近な悪』に対して、絶望の戦いを挑む彼等がこの作品の中には居る。



 小沢先生がいかなるアンサーを出すか今から高鳴る!!



 ……しかし、この作品は歴史的名作の可能性を感じる。今までの小沢先生の作品の中ではダントツの臭いっぷり。ただ、今の秋田のやり方ではダメだ。この手の作品は出版社の仕掛けをうまくやらないとブレイクしないような気がする。作品は全く問題なくスゴイ!!小沢先生が最高に集中して描ける環境を可能な限り用意した方がいい。


 …第一話のテリー伊藤似のセリフじゃないけど、これは来るぞ!!


繋ぎの回の妙       増田英二『実は私は』

増田英二『実は私は』 『さくらDISCORD』
09 /27 2013


 ここ最近、カツカレーが食いたくて仕方ない。明日あたり食べるか…とは思うが。ちなみにカレーにトンカツ乗せりゃカツカレーという認識は自分には当てはまらない。ヒタヒタのルーにやや厚めの衣と薄めの肉で…スプーンでサクッと切れて、どことなくチープであって欲しい。今食べたいのはそんなカツカレーだ。


 マンガというのはイロイロな要求に応えなきゃならない。ただ、カツカレーを出せば良いとう訳でなく、しか個人だけが美味しいものを出してはならない…という無理難題。


 マンガはそういうウルセェ客相手にしなきゃならんから大変だ。


 

実は私は(3)実は私は(3)
(2013/10/08)
増田英二

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 さて、すっかり定例化した感のある巻頭カラーですが、それでも嬉しい巻頭カラー!!チャンピオンの場合はあんまり人気なさそうな作品にも与えられるコトがままありますが、ここまでくるならば割とマジなのでしょう。…と言っても相変わらず単行本刷り数の心もとないコトよ…。



 それにしても二巻の裏表紙に載ってなかったみかんちゃんですが、人気のテコ入れからフクチャン召喚されるも、今回の巻頭カラーも白神さんのコウモリ以下の大きさという扱い…。このままお荷物キャラとしてフェードアウトするのか?頑張れみかんちゃん!!今は紅本先生の中古車以下の扱いだとしても!!



 …とか思ったら新キャラ登場というコトで、ますます扱いが悪くなる予感が……。



 さて、これは『良い予感』と『悪い予感』が出てきました。



 良い…となれば作品の中では周囲が協力的(みかんちゃんですら)な為に、ドラマや人間関係の動きが感じられないコト。前回は本来的にはちよっと動くのに白神さんがボケ倒すというオチに。ならば、ライバルキャラを与えて話をかき乱す要素はありがたい。話が面白くなりそうだ。


 悪い…となればキャラがベタなコト。中二病キャラというのはかなり出たから新鮮味が無くなっている分、インパクトを与えるのはかなり難しい。…とここまでは安易に見当つくので『更なる上の面白さ』に期待!!



 デザイン的には今のトコロ、特に可もなく不可もなく。ただ、増田先生のブーツキャラ好きは変わらず。スパッツなので『見せても恥ずかしくない!!』というアクションもあると思います。まあ、これもカツカレーの要求みたいに人それぞれなんだろう。なかなか難しい切り替わりポイントですが、最終的には深夜アニメ化ぐらい行って欲しいし、ここ数年のチャンピオンでは『みつどもえ』『よいち』『イカ娘』以来の作品だと思います。



 それにしても、お別れのシーンなのに『いってきます』は余韻があって良かったです。地味にこういうシーンを入れてくるのは増田先生だな。



 しかし、紅本先生って元ヤンだったのか……。意外に沸点が低いのはもともとそういう資質があったのだろう…。

渡辺航・弱虫ペダル・第273話『最後の覚悟』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
09 /27 2013

 帰ってきたウルトラマン(またかよ)で『ふるさと地球を去る』というエピソードがあって。劣等種の少年は田舎の閉鎖的なトコロも加味してイジメの日々でした。で、怪獣が出てみんな避難するんだけど、冒頭で少年をイジメてた子たちが『俺たちのオルガンも運ぼう!』とか言って、先生は『なんて心の優しい子たちなんだ!』と感動するファックなシーンがありますが、なんつーかムカつくのに本能的に上に気に入られるの上手いヤツっているよな…。



 まあ、その直後イジメられた少年が盗んだマットガン発砲して散り散り逃げたんだけどね。ざまぁ!!



弱虫ペダル(30)弱虫ペダル(30)
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渡辺 航

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 さて、今週のペダルは杉元くんの敗北です。心持ちきれいな杉元くんになっているような……。おおひなたごう先生のマンガかよ!!


 出し切っても勝てなかった!!という悔しさと悪あがきしない潔さはまさに少年マンガ!!しかも『勝ったと勘違いさせる』というのが泣ける…。2008に五秒だけF1ワールドチャンピオンになったフェリペ・マッサみたいだわ。



 …というコトで総北のメンツに鏑木が加わりましたがマンガ的な面白さから果てしなく不安だ……。正直、俺は鏑木というキャラがあんまり好きじゃない。杉元は『お調子者』なんだけど、鏑木は『要領の良さ』を感じるんですよね。そりゃわざわざ不人気キャラにする理由はどこにも無いのですが、鏑木とは抜群の相性の悪さを感じる。


 箱学のメンツも昨年度よりパンチ不足だし、御堂筋くんもハッタリ重視に……。


 さらにはインターハイは三周目もやる気マンマンなので…。いや、確かに前のインターハイは二日目までは面白かったのですが。



 何かのイベントレースに総北が出たら集団落車に巻き込まれて鳴子と坂道だけ残って、杉元くんブラザーズ・段竹・古賀先輩の間に合わせチームでインターハイ突入とかになりませんかね…?


 
 『逆境ナイン』にできて、『弱虫ペダル』できない訳が無い!!やるしか!!(無責任発言)


トライ&エラー     村岡ユウ『ウチコミ!!』

週刊少年チャンピオン
09 /26 2013

 向き不向き…というのはもちろんあるのだけど、最終的に明暗分ける要素として才能というのは無いんじゃないかな?と考えるようになった。少なくとも『マンガは才能」なんて自分は全く思ってないです。たまに『天才』とか『鬼才』とか評されたりする人がいますが、多分それは『積み重ね』と『度胸』のが勝っているはず。



 最近のマンガは『それのがウケるから』というコトからか『結局、才能!!』という展開が多い。でも、読者のほとんどがそういうのに無縁なんだから、やっぱり誠実なマンガはあってほしい…。



 
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村岡 ユウ

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 正直言うと、あまりにも教習所運転かつ教科書文法の『ウチコミ!!』ですが、今週の内容は村岡先生の描きたいベクトルが感じられたように思う。



 柔道との出会いにワクワクと期待を膨らせて、レンは道場に行くのですが、ヒューマはすでに大量の汗を流して練習中だ。そういえば仮面ライダークウガって、最弱は白からスタートして黒が最強なんですが。武道に詳しく無いのですが、白帯というのは何にも染まって無い無垢の状態だからスタートにふさわしいのかもしれない。逆に黒帯は何色にも染められない最強の色だから最後の色なのかもしれない。



 そして、それに辿り着くのってやっぱり地道な積み重ねなんですよね。ヒューマが朝から練習をしていたのはベタではありますが、村岡先生の『描きたいもの』『信じているもの』というのが明確に感じられたシーンです。ただ、今のトコロはかなりアッピールが弱いので、もっと前面に押し出して魅力的なシーンに繋げられるといいです。



 あと、個人的な『見たいもの』としては初心者ゆえに現実の厳しさを知ってレンが挫けかかるシーンは入れてほしいです。やっぱりトントン拍子で進んじゃ嘘です。『キャプテン』で谷口くんたちがあんなにハードな練習したのに青葉二中に負けてしまうシーンがすごく印象に残ってます。一生懸命やったから悔しいとか忘れられないとか次こそは!!という意欲に繋がるのは本当のコトで、『今は人気出ないから才能』という展開だとこのマンガにはもったいないと思うのです。


 やっぱり読者のほとんどが才能に縁が無いから、身近なキャラの奮闘はいいものです。ほら、『ダイの大冒険』だって、主人公よりポップのが応援したくなるし!!



 そういうのも含めて、画面端っこに居がちな



 地味で小さなおさげのコ




 が真のヒロインにまで昇格してほしいのですがダメですかね…?




 

教えてくれました      佐藤タカヒロ『バチバチBURST』

週刊少年チャンピオン
09 /26 2013
 

 マンガ感想のブログなど誰にもできる…というのはもっともで。そして、自分は人様が一生懸命描いたのを面白いツマラナイの値踏みを載せている訳だからどこか卑しい趣味だと感じているところがあります。そして、そういう気持ちが無くなったらダメなんじゃないかな…とも思う。



 それでも、今日も今日とてやっているのは単純に楽しいから…というシンプルな動機だ。書けば書くほどマンガの頂の高さを感じる。マンガの感想ブログは誰にもできるのですが、頂点に辿り着くのは不可能だ。



 
バチバチBURST 6 (少年チャンピオン・コミックス)バチバチBURST 6 (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/09/06)
佐藤 タカヒロ

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 で、卑しくもエラソーに書いているマンガブログですが、自分の矮小さも同時に知る。他はどうだか知らないけど、俺はマンガのコトを全然分かってない。分かっている…と感じているなら、マンガブログやってないもん。



 今までイロイロな作品書いてきたけど、俺は間違いなく作品から『教えてもらっている側』です。作品を考える上で根本的な見識だと思いますが……



 作品の出来と作者の人格は無関係か?



 …という部分なんですが、自分は関係あると思っている方だ。作品と人格は切れないと思います。もちろん感動作品を描く人がスゲェ極悪人みたいな話も聞きますが、そういう意味でなく。その作者にとって感動作品は憧憬みたいな…そういう根源的な素の欲求とかケースバイケースの『関係ある』で、自分はそれを探りたいのでしょう。



 今回の『バババ』はダメ親方が弟子から学ぶ…という描写がグゥである。いや、なんかね…恥ずかしながらマンガブログやっててそういうの『ある』のよ。



 散々ボロクソ書いて、それでもマンガ家さんは一生懸命描いてて、で、やっぱり報われないとかね。で、そうすると『自分はなんて情けないコト書いたんだ!!』って恥ずかしくなるんだわ……。これがね、いけ好かない作品が順調ならそうは思わないのですが、マンガに誠実で愚直に失敗した作品をボロクソ書いた時の情けなさは本当に苦い。それが『作品に教えてもらう』というコトで、そうなると、俄然そのマンガ家さんと作品が好きになって、次回作は絶対成功してもらいたくなるんですよね。俺、ヒイキを否定しないので。



 で、そのマンガ家さんが成功するとやっぱり嬉しいです。そういうコトなんで、マンガを理解したい…という目的もさるコトながら、もっと好きになりたいという気持ちでこれからも書き続けられたらいいですね。


『今』があるなら結構だ!!          ホリ『PrttyPrison(プリティプリズン)』

まんがきらら系
09 /25 2013

 
 命の運と書いて運命…。

 命の感動の押し売り映像としてよく使われる(問題発言)、『生まれたばかりのウミガメの赤ちゃんが海を目指す』がありますが。あれを観てみなさんはどう思うか?俺は『もしウミガメとして生を受けたなら、開始五分でウミネコに補食エンドだな…』と考えてしまう。そういう命の運の持ち主という強い思い込み。生まれる…というのは何かの呪いなんじゃなかろうか?



 …が、それはそれ。これはこれ。とりあえず惰性で切り抜けろ!!生きてるコトなんてみんなが考えているより考える必要はねぇ!!そんなコト考えるなら旨いゴハンのコトでも考えるンだ!!ひゃはっはっようはかちゃあいいんだ!!


 




 …というコトで『プリプリ』です。ホリ先生のブログによると最終回というコトですが、きららには『今回で終了』とは書いて無かったので何とかしてくんないかな…。なんか最近の無印ってなかなか連載決まらない。『女子大生生活様式』も一年ぐらいゲストやってたなあ……。あと、『魔法少女LV.0』とか『きのこクラック』とか本連載になって欲しい作品が多いんですよね。何とかしてください。




 さておいて。


 今回はリンネとコハクの幼少期のお話。なんつーか、君たちもウミネコに補食されるタイプか…みたいな。命の運としちゃかなりバッドであるけど、なんだろう?不思議とまんざらでも無いとは思います。


 この作品の好きなトコロですが、みんなかなりテキトーでダメダメだというトコロ(マーブル除く)。明るく描かれているもののリンネは孤児、コハクに至っては両親に捨てられている。それでもしぶとく生きてます(笑)。



 
自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)
(1996/06)
業田 良家

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 スゴく好きな作品で業田良家先生の『自虐の詩』というのがあって、主人公はそうそうに母親が逃げ出して、父親が銀行強盗して、学校で孤立して卒業後逃げるように上京するもダメ亭主抱えて端から見りゃ不幸そのものの人生なんだけど、しぶとく楽しく生きているんですよね。で、いよいよ自分が母親になる時、高台から町並み見て『ここには普通に生きている人が集まっているけど、とてもスゴイことなんだな~』って。で、かつて自分を捨てた母親に手紙を書くんですよね。で、最後に『もう自分の人生を呪ったりしない。不幸も幸せも人生には等しく意味はある』ってシメなんです。こういうのってマジすごいですよね。運命なんて言葉を陳腐に感じるぐらいに人の強さを感じますもん。



 『プリプリ』の面々と刑務所なのに、どうもユルい。一番好きなキャラはモモ所長なんですが、なんか本能と享楽だけで生きてますよね。こうしてみると人というのは余計なコトを考えすぎるのかもしれない。他人との人生の比較より、今のある楽しさを堪能してた方が人は幸せになれるのだろう。



 きらら系の中で腐ったミカンとも言えた本作(誉めてます)が今回で終わるのは本当に寂しいですね。このまま展開していけば今までに無いタイプの作品になりそな予感がヒリヒリしてたのですが……。とりあえず、ホリ先生の次回作に期待してます!!次回もきっと楽しい作品になると確信があります!!読者の俺もしぶといのだ!!

ボスキャラ総進撃      FBC『スイーツどんぶり』

FBC『スイーツどんぶり』
09 /24 2013

 今はスッカリご無沙汰ですが、昔はゲーマーでした。



 そもそもテレビゲーム(これも古い言い方だな)というのが珍しく貴重な時代でした。今だとスゴいクオリティの作品が無料解放されていたりしますが、昔の作品はかなりショボショボ……。今はレアアイテムとかがご褒美ですが、昔のゲームは長く遊べるコトがご褒美だ。が、八十年代後半のゲーセンはちょっと違う。だいたいプレイ時間にして一時間でエンディングで、その凝縮したプレイを楽しむ。個人的にはカプコンのCPシステムシリーズが熱かった!




 それらのゲームでの終盤戦の特徴と言えばラスボス前のボスラッシュが定番で、プレイして疲労も溜まってきたからテンションがハイになってたりする。今のゲームにイマイチ馴染めないのは一時間一本勝負じゃないせいかな?



 
スイーツどんぶり (1) (まんがタイムKRコミックス)スイーツどんぶり (1) (まんがタイムKRコミックス)
(2013/01/26)
FBC

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あれ…?やっぱりまとめに入ってきている?



 …というヤナ予感がヒリヒリしますが、同時にキチンとストーリーが進んでいるのでこのままキレイに終わるのも良いかもしんない。もちろんFBC先生には即新作を描いて欲しいのですが。 



 今回の『スイーツどんぶり』は七ッ星が揃い踏み!!なんか摩耶がカワイイぞよ…。これはもうボスキャララッシュ的なゴージャス感たっぷりでラストスパート入ったと言えましょう。



 しかし、どのキャラも最期が酷いのがいかにもこのマンガだなぁ(誉めてます)。特にムグライは扱い悪かったけど、宮下あきら先生の『バラモンの家族』でも似たヤツが怪力だけがとりえだったし。逆に池神の扱いは良いです。やはりイケ面は全てが赦されるのであった。



 しかし、黒峰の『戦場のぜいたくレーション』という必殺技はよくよく考えるとコレはツッコミどころ…だよな?昔、『とどろけ!!一番』なんていう必殺技応酬のテストバトルマンガがありましたが、海で木の杭で縛られて溺れながらバトルとうのがありましたが(うろ覚えだかそんな感じ)、先輩曰く



 なんでそこまでしてんの?



 …というツッコミを今回は思い出してしまった。本当、このマンガの疾走感はスカッとして気持ちの良いものです。



 たびたび書いてますが、そもそもこの『スイーツどんぶり』の連載が始まったと同時にきららマックスって厄い匂いが充満してきたのだよな…。






うおおおおおっマンガだ!!マンガが読めるぞぉ!!        サンカクヘッド『干物妹!うまるちゃん』

マンガレビュー
09 /23 2013

 あんまり物事深く考えない(考えられるほど賢く無い)んですが、一応マンガブログなどやってます。


 なんでって?



 ここで皆がウレション漏らすマンガ論など展開できれば良いが、ンなコト自分に全く意味無いし、そりゃ自分にゃ嘘だ。俺は『マンガは日本が世界に誇る云々』という言葉は医者から止められているのだ。残念ながら。そして結論など決まっている。



 マンガが面白いからだ。以上。



 
干物妹! うまるちゃん 1 (ヤングジャンプコミックス)干物妹! うまるちゃん 1 (ヤングジャンプコミックス)
(2013/09/19)
サンカクヘッド

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 先日発売されたサンカクヘッド先生の『干物妹!うまるちゃん』が絶好調である!!何しろ発売すぐに重版が決まった!!スゲェ!!



 ……だから秋田書店は『うずらコンビニエンス』をもっとプッシュしやがればという愚痴はさておいて。自分のサンカクヘッド先生作品の初はそれでした。



 ちょっと説明するのが困難なんですが、独自の空気をまとった『うずらコンビニエンス』は大好きな作品になって、度々チャンピオン記事で書いてました。今回記事にする『干物妹!うまるちゃん』はさらに独自の空気が濃厚になっている作品と言えましょう。



 作品設定としては、外面が良い……というより完璧超人のうまるちゃん。しかし、ひとたび家の中に入れば『この堕落した女がーッ!!』とジョジョの切り裂きジャックならずとも頭を抱えたくなるよな干物妹(ひもうと)でした。そんな干物妹に振り回されるお兄さんとの話です。



 …とまあ、この作品の感想としては『うまるちゃんカワイイ!!』『というトコロなんだけど、もちろんそれだけじゃない。もっと根源的なものを強く感じる。



 この表紙!!この表紙だ!!いかにもマンガしている表紙!!


 サンカクヘッド先生のマンガは、なんつーか本当にマンガだ。今まで当ブログでは『うずらコンビニエンス』『荒くれネバーランド』『厨二くんを誰かとめて』を書きましたが、今まで同様に自分の大好きなマンガしている。



 おそらく今後の作品でジャンルが異なったとしても、やっぱり『マンガ』が約束されている…。


 だから安心して……子供のようなワクワク感を持って読めるマンガ家さんなのだ。いい中年がガキのような心境で楽しめる…そんな刺激的なコトがあるか?いや、そんなコトを感じられるコトはすげー幸せなコトなのだ!!



 マンガでワクワクする……それから考えれば、やっぱり俺にはマンガ論なんてどうでもよいのです。それ以上を求めるなどというのはバチが当たりますね。