2013年10月 - 豚か狼か

マンガはサービス業       浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』

週刊少年チャンピオン
10 /31 2013

 このブログに来てくださる方はチャンピオン読者が多いと思いますが、じゃあチャンピオン以外のマンガ作品の記事はどう思っているのだろう?


 やっぱり記事にする以上は読んでもらいたいな~というのがあるのです。『きんいろモザイク』も『しかくいシカク』も『アラクニド』も『うまるちゃん』も読んでほしいし、広い意味ではバイクもラジコンもウルトラマンも好きになってくださると嬉しい。



 …が、それは欲張りな話なんです。人というのはなかなか興味外のコトに心は惹かれない。それをいかに引っ張るかの力量も情熱も自分にはまだまだ足りない。




 
毎度! 浦安鉄筋家族(9) (少年チャンピオン・コミックス)毎度! 浦安鉄筋家族(9) (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/10/08)
浜岡 賢次

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 ところで、今は日本シリーズが熱いのですが、実際のトコロで自分はそこまで野球に興味が無い。そのくせ今回の『浦安』の広島カープ&ロッテのネタは面白かった!!これはタイムラグを使った面白さが充満している。



 で、やっぱり浜岡先生は偉大だぜ~と感じるのが『面白い』ってコトに集約される。特に野球に興味がなくとも今回のネタは楽しめた。これ、すごいサービス精神が無いとできないコトです。



 そして、サービス精神って『読者に楽しんでもらいたい』という一心が引き寄せるものだと思うのですよね。浜岡先生って、長~く一貫して娯楽のマンガ家でしょ?カッコいいよね。だって、興味無い話を面白おかしくさせちゃうんだよ?



 俺も俺で『マンガは日本が世界に誇る文化』という言葉が嫌いで嫌いで仕方ないんですよ。だって『文化』なんて言葉は興味無いヤツはとことん興味無いもん。自分の理想とするのは一流の接客たるサービス業だね!!断然!!



 面白くなかったり、イライラしたり、それこそ今が苦痛であったりするのを『サービス業』は相手を楽しくしてしまうのだから。興味無いコトでも面白おかしくひきつけちゃうし、相手がどういう人であっても楽しくなってもらう…っていう心構えが『サービス業』だ。



 人によって価値観はあるというのは理解してますが、俺は『文化』より『サービス』のが絶対かっこいいと思う。そして、マンガ家・浜岡賢次先生はそんな中でもとびきりカッコいいサービス業のプロだ!!




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タキシードミラージュ          中川ホメオパシー『抱かれたい道場』

中川ホメオパシー『抱かれたい道場』
10 /30 2013
 
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 つーコトで、ウルトラマンレオのDVDBOXが発売されましたので、とりあえず一話と二話観た(前後編なんです)。さすが、シリーズにトドメを刺しただけあって、キッツイなあ……。いや、狙いドコロとかアイディアとかイロイロな要素は本当に光るものがあるのですが、全くかみ合ってない!!が、そんなレオも好きだぜ……。


 で、このレオは素質はあるけど、実戦&経験不足なものですから序盤はモロボシダンに正気を疑うレベルでの特訓をさせられるのですが、まあ狂ってます。レッドギラス&ブラックギラスが高速回転して、あらゆる攻撃を防ぐのできりもみキックの特訓しますが、いきなりロープにくくりつけられてブン回されているし……。なんかトラウマになりそうな音出しているし……。いや、まあ、人が真っ二つになったりとか、メインキャラがいきなりバカスカ死んだりとか、レオ自身がのこぎりでバラバラ死体になるとかトラウマ指数高いっちゃ高いのですが。



 この特訓見てて思ったのが『どこかで見たような…』という既知感!!



 あっ!!『抱かれたい道場』じゃん!!ファンは要チェック!!




 
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 そんなこんなで、今回もセンズリピエロというステキワードで始まる僕らの『抱かれたい道場』ですが、テーマは『清潔感』である。まあ、このマンガをいつも読んでいる方はご理解いただけると思いますが最初から間違ってます。



 そう、舵原先生は白のタキシード……抱きシード仮面となって登場ですが、月にかわっておしおきされないか心配ではある。そもそも、タキシード仮面(あっ、言っちまった。まあ、いいか)ってアイツ怪しいよな……。



 だって、アイツはいつも不意打ちしてるし。それで『いまだ!!セーラームーン!!』とかトドメ任せているし。つーか、単体だと弱いし。



 そんな抱きシードですが、やはり清潔感は微塵もなかったよ……。



 オチは雨でカラダを洗ってますが、よくよく考えると『銭湯あるんだ…』という世界観でした。



 1ページ目のハシラに書かれている



 『2020東京五輪へ!単行本【抱かれたい道場】発売中!!】という宣伝文句が




 何がなんだか分からない。押忍!!

料理に例えるならば…      FBC『スイーツどんぶり』

FBC『スイーツどんぶり』
10 /29 2013
 

いつも思っているコト…。



 うまいもん食いてえな…って。



 これはマンガなんかも一緒で枯渇しない感情だったり。多分、これが無くなったら楽しさを感じなくなるだろう。



 以前も書いたような気がするが、目の前に神様が現れて『一生お金に困らない生活だけど、食の一切を楽しめない人生』と『一生食事を楽しめる生活だけど、生活は人並み』の二択を迫ったのなら迷わず後者だ。



 ええっ!?と思う方もいると思いますが、絶対に後者のが得!!それほどまでに食事は重要!!(少なくとも自分は)


 だから自分は料理マンガは大好きですが、ここ最近は変化が生じてきた。作品はイロイロありますがやはり『孤独のグルメ』だろう。食事を楽しんでいる描写中心で。感覚的に訴えかける作品。


 
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FBC

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 さて、この『スイーツどんぶり』はどういう作品に属するのか?料理マンガの要素の一つである『これ食べてみたい…』以外はおおむねぶち込んで、その他あらゆるテイストをさらに投入して、ドロドロ煮込んだ作品に感じますね。料理に例えるならば





  ……ジャイアンシチューだな!!(最悪だ)



 いや、だって、そうだよな……。ドローリ。ちなみにこちら参照で。




 しかし、しかしだ…全く人間は業が深い。動物なんかは単純に『生きる』が目的なのに更なるものを要求してるのだから。そういう意味で王臨堂はやはりラスボスとして『料理マンガ』のキャラに感じる。



 …なんて思ったら、ラストの衝撃展開!!前々から考えられていたようでもあり、ライブ感覚で突っ走った思いつきのようではあるが……これは本当にビックリ!!来月はどうなるのか?


 それとアレは天使の羽でなくニワトリの羽なのか?



 やはり『スイーツどんぶり』は



 料理マンガ界のジャイアンシチュー!!


こんなヤツもいる      瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
10 /28 2013

 あたり前のコトなんですが、自分にとって都合のいい人=優しい人にはならない。



 が、そこは人なんで、どうしても自分にとって都合の良い人というのは『優しい人』と認識したくなる。それでついつい失敗もする。



 これが『仕事』というのになると大変である。『人当たりが良くて無能』というのはヤバイ。時間をかけて組織がダメになるから。集団で動く時にはそういう情を廃さなければならない時がある。



 
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瀬口 忍

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 逆に『ぶっきらぼうだけど、仕事に集中している』という人というのは本来的にはかなり心強いのですが、軽視される傾向にあると感じる。ええっと、『囚人リク』という作品で考えるなら松尾の親父ですね。



 自分は『職人』というのがカッコいいとか尊敬とかそういう気持ちがありますね。例えば一万人を抱える会社ならかなりのコトが出来るのですが、その一万人を総動員してもその一点においては、その道の職人の領域に到達できないのですから。だから『技術』というのは軽視しちゃいかんのですよね。



 で、自分もそうなんですが『人は人の悪いトコロを探したがる』という習性がどうにもあるようだ。これは本能に基づいた習性で。意外と悪い部分を探すのは簡単なんですが、本当に悪い部分というのはなかなか見つからない。で、本当はコレやらなきゃいけないのですが『その人のいい部分を見つけ出す』という方がよっぽど意味があるんですよね。だけど、コレは本当に難しい。そして根気がいる。だから、安易に悪いトコロを探すようになるのか?ここら辺は本当に戒めておかんととととと…。



 さて、ここしばらくの話題で持ちきりなのが新キャラのシュウロンなんですが、いまだに良く分からない。が、『出来る…』というのは直感的に分かる。そして、短期間の間にキッチリと調査する抜け目の無さと、それを平気でさらけ出す胆力はなかなかの人物ではある。リクたちにとってはやりずらい相手なんですが、人当たりの良い無能が入るコト…これが今回一番やっちゃいけないコトだと思うので、とりあえず問題ナシなんじゃないでしょうか?




 それにしても仲間になった途端にやられキャラになりそうな史郎!!どこかで見たな…と思ったら『ダイの大冒険』のクロコダインだよ……。史郎は二代目になりそうで危険がピンチです!!



博愛と偏愛      おりもとみまな『ばくおん!!』

おりもとみまな『ばくおん!!』
10 /27 2013

 あんまりバイクの話題をブログに書いてないのですが、地道にGSR750には乗っていたりする。休みのちょっとの買い物をバイクで…みたいに。本当はツーリングしたいのですが、なかなかままならない。



 実はヨシムラサイクロン入れちゃったぜ!!う~ん、とりあえず特に変わったトコロも無くヨシムラサウンドです。だが、やはりノーマルに較べて気持ちイイですね。低速からのコーンと吹け上がる音が個人的には好きなポイント。




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 単行本派でこの記事を読まれている方は今回のヤンチャン烈は飼った方がいいぞ!!凜がお気に入りなら尚更。クリアファイル付いてます。ヤンチャン烈は『ばくおん!!』のオマケ多いのは嬉しいですね。まあ、以前は買ったら付いてなかったという事故がありましたが。しかし、この着物は何気にスズキスペシャルなのも嬉しい!!今度はカラーでのステッカー付けてくんないかな……。使えそうだったら痛ラジコン作ります!!



 


 つーコトで今回のトビラ絵はGSR250です。買う気は無い!!と言い放って試乗させてもらいましたが(いつもスイマセン)、免許取立ての方にはとても良いバイクだと思います。まずこなれた値段と車検の無い部分は魅力的です。また扱いきれるパワーと燃費の良さはグゥ!!もし、ステップアップして排気量を上げると並列二気筒というエンジンは今後ぶつかる可能性は低くなるし。乗り味は良い意味で普通でした。ただ、荷物が積めるとか、センタースタンド、スズキお得意のギアポジションランプという地味に嬉しい部分が充実してますね。あとは独特の外観が気に入るかが分かれ目ですが…。B-king含めてGSR兄弟(スクーターもあったな)はなかなかワル顔で良い。




 さて、今回の『ばくおん!!』なんですが、ユーモアたっぷりに描かれているもののかなりハードな内容でして。共通の趣味の世界における『価値観の違いを許せるか?』というものになってます。



 昔、『プラモ狂四郎』という今なら『ガンダムビルドファイターズ』みたいなマンガがあったのですが、当時はニワカモデラー臭がプンプンしているガンダムモデラーは古参のスケールモデラーから『所詮、オモチャ』と言われてました。まあ、プラモに興味の無い方からすれば目くそ鼻くそなんですが。最近だと『艦これ』とか『ガールズ&パンツァー』に云々あったような。俺としては若者のウルトラマン離れが深刻化しているので、どっかドカンと花火上げてください…。



 冒頭で、恩紗が『これだけスズキに夢中になれるなんてうらやましい…』と言ったのは嘘じゃない。何かに一生懸命な方はマジで良い刺激になる。



 が、その価値観を受け入れるとなったら話は別だ。だって、凜がスズキ以外のバイクに乗っちゃダメなんていったら同様に苦しむのだから。…と言っても鈴菌って自覚症状が無い場合が多いので、あんまりイメージできないのでもあるが……。自分の先輩もバイクもクルマもスズキしか乗らない人がいて……。こう言っちゃうとなんですが『特にスズキというのは意識してない』という自分の本音があります。だけど気づくとスズキに惹かれているんだよな……。



 エロゲーの古典名作で『痕』というのがあって、四人のヒロインの中では千鶴が一番人気あったみたいですが、自分は楓が好きでした。いや、過去形でなく今も思い入れ強いヒロインなんですが。話の中で千鶴ルートは主人公を殺そうとするんですよね。『ならば自分の手で…』という周囲の為を思って殺すのにも情の深さを感じます。が、楓は全く逆で『それでも主人公を守る』というタイプです。多分、深く物事考えてないというか、スゴイ偏愛の人なんですよね。ただ、自分は物語のキャラで言うと『偏愛型』のが好きです。あと、遠くの大儀より身近なダチを選ぶとかね。



 だから、凜の出張もけっこう酷いな…と笑いつつも、そういう考え方は嫌いじゃない。だって、スズキだから俺は特に困らないし。ラストの凜に生粋なのを感じるな~。これが偏愛で狂っているとしても案外その人は幸せだというコトで。


 
ばくおん!! 3 (ヤングチャンピオン烈コミックス)ばくおん!! 3 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
(2013/06/20)
おりもと みまな

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 『ばくおん!!の小部屋』ではトッポジージョ似の千雨がついにデビュウ!!この前気が付いたのですが、千雨=小さめ…とかけてあったのね(別の意味も含まれてそうだけど)。『バイキッズ』の主人公もチビでしたが明るくバイクを楽しんでました。はたして千雨がそのようになる日は……イメージできねぇ!!

チャンピオン47号の感想

今週のチャンピオン
10 /27 2013

 ここ最近、コンビニでのチャンピオン入荷量が目に見えて減ったような……。自分がもし電車通勤で片道1時間以上乗り続けならば、タブレット買って、ネット配信マンガをもっと読んで雑誌は減ったと思います。今は読者争奪戦となっているマンガ界はキッツイなあ……。



『弱虫ペダル』~別記事にしました。



『ブリーチ野球軍』~いまのトコロはサクサク進んで面白いのですが、野球要素より動機説明型になっているのはシュガーレスとあんまり変化無いとも言えるなあ…。



『実は私は』~別記事にしました。



『囚人リク』~別記事にします。



『バババ』~今回は友情路線になりそな予感。しかし、うだつの上がらないメガネという外観なのに、言ってるコトがかなりキッツイぞ……。



『浦安』~今回は力技で押し切る面白さがありました。しかし、そこで『ハロウィンなんて大して盛り上がってねーよ』というチクリがあるのはさすがです。実際、アレは販売戦略の一環だよな…。



『イカ娘』~外人が妙に味があります。オーマイガー。



『ウチコミ!!』~別記事にしました。



『クローバー』~そして、ゲンゲンはアガリ症を克服したのでした(バカゆえに)。



『雨天決行』~赤舌は赤マントの次に強大な敵…という位置づけでいいのか?



『エンボイ』~船学としてもイロイロやりにくいだろうな……。今の市蘭は悪く言えば泣いたガキの脅威な反撃みたいな感じでもあるので。スタミナ切れになる…のか?



『777 スリーセブン』~フェイクも歳相応に甘いというか情に流される部分があったのね……。



『ツクモモモ』~別記事にしました。



『フルット』~目が怖いぞ……。社会風刺効いてて良いですね。



 ひょっとして、巻頭カラーは『弱虫ペダル』と『実は私は』のヘビーローテーション体制に入ったか?



空気!!熱!!光!!      村岡ユウ『ウチコミ!!』

週刊少年チャンピオン
10 /26 2013

 ここ最近は天気が悪くてあんまり感じられなかったのですが、キンモクセイの香りがすると秋が来たな~と思う。


 熱い真っ赤な夕日の太陽にジリジリとやられると夏だな~と思う。


 外の冷たい空気に触れて鼻がツンと痛くなると真冬だな~と思う。


 菜の花が咲き乱れて独特のニオイがすると春だな~と思う。


むねあつ (ビッグコミックス)むねあつ (ビッグコミックス)
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村岡 ユウ

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 さて、チャンピオンで連載されている村岡ユウ先生の『ウチコミ!!』なんですが、ライバルキャラの紅林が出てきてから俄然面白くなってきた!!


 最初は『面白いけど、どうしてこういう教科書通りのマンガなんだろ?』と思った。その『どうして?』という疑問は『明らかに別な描き方もできるのに、なぜこのスタイル?』という意味で。そして、今もそれに倣ったスタイルで続いているといってもいい。



 が、間違いなく自分は毎週『ウチコミ!!』が楽しみになっている。面白いと感じている。なぜだ?



 このマンガは肌触りをとても大切にするというのに惹かれてきているのだろう。自分は『きんいろモザイク』という作品がとても好きですが、絵の部分で畏れすら感じているのが『白色が光として見える』という感覚に訴える部分だ。



 そして、この『ウチコミ!!』もそれがある。もともと自転車は好きですが、この作品って登下校のシーンではやたら自転車シーンが多いし、二人乗りなんてしてるシーンもある。が、マンガにおいて登下校というのは基本は徒歩です。特にハーレム系モテモテマンガは。多分、登下校の会話でドラマを描きやすいからだし、パンチラなんかのお色気も入れやすいとか。ところが、高校生というのは徒歩で通っているのは稀だ。自転車とか通学用の乗り物使っているのが多い。で、電車だと会話を描きやすいのだが、自転車にはならない。そもそも自転車描くの面倒くさいし。



 自分の高校はと言えば、遠くまでチャリ通(宇都宮は電車もバスもほぼ壊滅的)でしたのでこの『ウチコミ!!』の通学シーンは多々ある登校シーンの中でも『屈指の肌触り感』があります。チャリこいでる時って、イロイロ考えているし心の機微もあったりする。そういう『リアル』だ。



20130325.jpg



 今回のラストページのワンシーンなんかは顕著なんですが、このコマから漂ってくる『もうとっくに終了時刻なのに楽しくてやっている感』が秀逸だ。照明で影が三つになっているあたりが本当にスゴイ!!で、このマンガって、こういう部分の『肌触り』をとても大切して描かれているんですよ。コイツがたまらなくイイ!!


 『マンガは絵が良ければ人気が出る』なんて考えてた時もあったし、それが『マンガは中身が良くないと続かない』になったりもしました。今は違う。マンガはその人の良い部分を伸ばすのが一番だし、そしてマンガというのは



 
 そもそも全てを出し切る娯楽です。



 いや、俺もまだまだだな…。でも、その『まだまだ』と感じられるのが全然嬉しいからタチが悪い。


 

先物買い      天山まや『ツクモモモ』

週刊少年チャンピオン
10 /26 2013

 マンガというのは現在進行形でイロイロな作品が生まれてくるのですが、マンガブログやってて楽しい記事がこれは伸びそうだな…という手ごたえのある新人さんの作品に着目するコトだ。マンガ勘をフル動員して書く!!未来を予想して書く!!うまくいったら嬉しいっス。



 さて、短期集中連載である天山まや先生の『ツクモモモ』なんですが、以前も記事にしましたが、コレがなかなかイキがよろしい。『点数』や『商品』で評価するならコレより良いものを描く新人さんはいるのですが、そういうチャチなコトはこの際、どうでもいい。俺は『未来』を感じさせる作品に会えるのがなんと言っても嬉しいね。



 以前、このマンガの『課題は絵』というのを書いたのですが、これは本音だ。マンガ家さん志望の方にとっては死刑宣告ともとれる発言ですが、本音だ。じゃあ、絵に魅力無い作品で内容で勝負の作品なのか?というと違う。



 ひりひりと感じるのが伸びしろだったり。多分、天山先生自身は絶対に現在に満足していない…と感じるんですよね。



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 たま~に良い感じの絵が入ってるんだな。コレが。正直、上の絵もまだまだ足らないようにも感じるのですが、意欲的に難しい絵にチャレンジしているのは感じられる。うまくなるかどうかなんて俺は知らねぇし、俺が認めるコトじゃねぇのですが、『前に進む意志』は確実に感じられる。



 この絵は多分、経験値不足だと思うのですよね。数こなして、引き出しとか攻撃バリエーションを増やせばかなりイケるという直感!!ここに伸びしろを感じます。



 前にも書いたけど、『細くて柔らかい線』が加わると格段に違うと感じます。あと、右向きの絵が多いので、左向きを増やすといい感じに絵のリズムと立体感が出てくると思います。



 まあ、俺、図工1とったコトあるけどな(五段階評価)!!



 まあ、そんなセンス無しなんで、応援しているマンガ家さんがうまくいけばやっぱり嬉しいです。



 ただ、今回のコメントなんかで『サブリナのお弁当は梅干しも添えて栄養バランスもいいのです』という作品に対する熱意がなによりの脅威なんですが。


明暗      増田英二『実は私は』        

増田英二『実は私は』 『さくらDISCORD』
10 /25 2013


 そもそもこのブログがマンガ…チャンピオンウェイトが高いのは単なる成り行きだったりして。最初はホームページでHTMLをカコカコ打ち込むという手間のかかるコトしてまして、マンガの他にウルトラシリーズ、バイク、ラジコン、プラモ等々の趣味を打ち出すつもりであったし、マンガも過去作品で古いものが多かった。



 で、古い情報ばかりだとフレッシュ感が無い。読んでいるマンガ雑誌はチャンピオン(当時はきらら系読んでなかった)なんで自動的にそれに。チャンピオンがもし無かったら次に相性が良さそうなのはマガジンなので、そちらを読んでいたと思います。それでチャンピオンのコト書いてたらポツポツと手ごたえを感じてきたので、チャンピオンウェイトがあがる。そしてブログに移行してからはより秋田指数が高めになりました。



 多分、こういうのって無意識に熟成されるのだと思う。こうなりたいなんて明確なカタチは見えてなかったので。



 
実は私は(3) (少年チャンピオン・コミックス)実は私は(3) (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/10/08)
増田 英二

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 さて、今週から運動会編に突入というコトでおそらく一ヶ月はこの話になると思うのですが、このマンガも同様に開幕時はコッチの方に流れるとは思わなかっただろう。



 単行本で初期を確認されると分かると思うのですが、この頃の白神さんはけっこうガッチリしてたよ……。二巻後半から今の絵柄にシフトしつつありますが、最初はもうちょっと熱血指数高めの予定だったのだろう……。



 ここ、しばらくの記事に関しては割とネガティブなコト書いてますがやっぱりこの作品に関しては難しい時期なんでしょう。やっぱり危なっかしいのですが。



 なにぶんキャラが増えたり設定が増えてますが、特に気になるのが『各キャラクター』が『どのキャラクター』の『秘密を把握している』というのが分かりづらく、またストーリーに支障が出ないかが危なっかしさを感じる部分だ。そこで発生するドラマの嘘がヤバい…と考えているのだな。自分。



 もちろん自分はマンガが好きだから『フィクションの嘘』は大好きだ。楽しみ重視で嘘が発生するのはガンガンアリ!!例えば、野球マンガで『きたっ!!今までに無い剛速球だ!!何?ここから変化した?』みたいなセリフは明らかにありえないのですが、フィクションならありだし。それがダメならマンガは読めない。ウルトラマンだって実際、三分以上戦っているしなあ…。

 

 が、自分が気になるのは『ドラマの嘘』ですね。このマンガで顕著なのはやはり委員長でしょう。状況にあわせて『頼れる味方』になったり、『異常に恋に暴走する乙女』になったりで。今回で気になったのが白神パパの観戦ですが、『じゃあ、なぜ獅狼を向かわせた?』という矛盾が生じたり(このぐらいなら楽しさ優先でアリですが)。



 逆に紅本先生の『元ヤン設定』という後付(…だよね?)は面白く機能していると感じました。そうなると『どうやって更生したか?』とか『なぜ教職に?』とかのアンサーをマンガの中で見たいし、紅本先生というキャラの深まりも体感したいのです。




 やっぱり『実は私は』は巻頭カラーを任せられるまでに好調ですから、同時に難しい時期ですが、ここをなんとか乗り切って、さらに多くの読者に喜ばれる作品になっていただけたら嬉しいです。


渡辺航・弱虫ペダル・第277話『6枚の力』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
10 /24 2013

 ジャパンカップ、地元特権というコトでクリテリウムを見てきました(本戦の日はコミティア行ってた)。おおっ、渡辺先生走っている!!どういう訳かニセ総北ジャージを着てたのが40人ぐらい走ってたよ……。




 
弱虫ペダル(30) (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル(30) (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/10/08)
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 柳田、部活やめるってよという感じの回でした。



 これ、他の参加者は心折れるぞ……(汗)。いや、描かんとするコトは分かる、分かるのですがこういうのやっちゃマズイと思うんですよね。…というのも俺自身が『負けが定位置』の人にとっては、こういう展開になると相手の方がいたたまれなくなる。




 『修羅の門』で新型格闘技であるシュートボクシングで主人公・陸奥九十九に挑んだのが羽山だ。彼は全力で立ち向かうも陸奥には届かなかった。それでも師匠が築いてきたシュートボクシングの可能性を潰してしまいたくなく、明らかに勝敗が見えているのに陸奥に最後まで食い下がった。陸奥は全力を持って『雷』で羽山を倒す。羽山が本物の獅子だから『雷』を使った…と。



 陸奥の使う圓明流は『人殺しを目的とした技』であり、現代に適合してない。本人も『人殺しが目的ならば拳銃を使う方がたやすい』と無価値さを認めている。多分、あの『雷』は、歴史も無くマイナーでもありながらシュートボクシングを心から全てを捧げている羽山への『尊敬の念』だったと思います。



 今回の『ペダル』ですと、明らかにレベルが違うし、作品の流れとして『鏑木の心理変化・成長』を描きたかったのも分かるのですが、同様に自転車を好きな彼らの気持ちも描いて欲しかったとは思います。



 あと、青八木の新必殺技は



 やりすぎ…。



 あの、身長も3メートルぐらいになってるンですが…。

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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