2013年11月 - 豚か狼か

故意だ!!わざとだ!!      村岡ユウ『ウチコミ!!』

週刊少年チャンピオン
11 /29 2013

 ユーモア…というのはとても大事で、おそらく日本人は『日常的に使い慣れてない』と感じます。本来的には表現の幅が大きいと思う日本語なんですが、どういう訳が英語圏の方々のがユーモアに慣れている。外国のスポーツ選手とかのコメントなんかを見てるとマジで感じます。



 このユーモアというのは自分としては『愛想』という感じに捉えてます。別にゲラゲラ笑わすのが目的でなくて、『いたずら』とか『弛緩』という感じの効果で。



 で、マンガなんですがユーモアというのがとても似合う媒体だと思います。


 
むねあつ (ビッグコミックス)むねあつ (ビッグコミックス)
(2012/08/30)
村岡 ユウ

商品詳細を見る



 この『ウチコミ!!』なんですが、スタンダードすぎるぐらいにストーリーラインは普通ともとれますが、だからと言って平凡な作品というのでは無い。むしろ注意深く集中して読みたい作品だ。



 絵の魅力の大きい作品なんですが、モノクロで光をここまで表現する作品というのはスゴイ……。息を飲む…というヤツだ。『ウチコミ!!』の単行本は必ず購入しようと思っている理由のひとつに『おそらく単行本の紙質ならばもっとスゴイ…』という期待感があるというコト。




 ユーモアというのは『愛想』だ。『不愛想』というのは人を遠ざける。例えば挨拶なんてのは取るに足らない会話ではあるものの、するコトに意味がある。ちょっと面倒くさいのですが、これを地道に行える人は好かれる。この『ウチコミ!!』という作品はそういう部分が特化していて、時に『!!』というユーモアがなされている。



 
20130354.jpg




 …日下部の誤字ですが、ワザとやっているよな……。これが今後どう続いていくのかも楽しみの一つです。本編に全く関係無いんだけど、こういうユーモアというのはやはりマンガの楽しさだ。
 
スポンサーサイト

渡辺航・弱虫ペダル・第282話『もう1人の3年生』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
11 /29 2013


 やった!やってやったぜ!はははははははは!!


 2013版のレーシングミク・サイクルジャージをポチッたぜっ!!


 なんつーか、殺った気分みてえな。



 先週の週末は暖かかったので久々にチャリしましたが、やっぱりストレス発散にはコレはいいな……。終わってみればシューと毒気が抜けている。やはりチャリは唯一続けられそうなスポーツですね。



 
弱虫ペダル 31 (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル 31 (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/12/06)
渡辺 航

商品詳細を見る

 


 いきなりメチャ面白くなった!!



 はい、久々の古賀先輩の疾走です。なんつーか、後付設定バリバリなんですが、そういうのはどうでもいいぐらいに急に熱量が上がったので無問題だ。



 さすがにあの時ほどのインパクトとはいかないけれど、御堂筋くん初登場の時も『これは面白くなりそうだ!!』と予感したしね。やっぱりバトル系のマンガはキャラですね……。



 この古賀先輩は『体力バカ』なる設定があるものの、同時に賢そうというのがいい!!彼がチームにいればかなり頼もしい……ぶっちゃけ手嶋より。話の流れからすると脱落する可能性がえらく高いのですが、



 まさかのレギュラー入りのが良くないか?



 話を面白くしてくれそうなのはもとより、女子人気が絶対的に高そうだし。彼を入れない手は無いでしょう。自転車知識豊富というのも今までに無い要素で歓迎です。



 …とすると、誰が脱落するかなんですが、年功序列的に鏑木がアウト……と思わせて、ラスト数周で弱泉くんがパンクして、置いてかれるという悪魔な展開を期待してます。えーーー!?この前は待ってもらったのに!?と読者が混乱するコト請け合いである。


 
 まあ、弱泉くんも日頃は『レースの勝者はひとり』とか『非情だ』と言っていたので特に問題は無いだろう。チームに亀裂入りまくりですが。




 で、『あって欲しくない展開』として、みんなで競り合って、古賀先輩が覚醒して野獣化するコトですね。このマンガ、このような展開が多いので。


俺を見てくれている人    古谷野孝雄『ANGEL VOICE』      

週刊少年チャンピオン
11 /28 2013


 他人と自分の人生を比較して良し悪しを決める人生は幸せになれない。



 …と思う。もちろん目安程度で目標もったりするのはいいが、これが『隣の芝生は青い』になったらツマラナイのだろう。人間って必ず死ぬのだから、『楽しい』『嬉しい』みたいなコトを見てた方が得なのだろう。これは『思想』じゃなくて『コツ』だ。




 
ANGEL VOICE 16 (少年チャンピオン・コミックス)ANGEL VOICE 16 (少年チャンピオン・コミックス)
(2010/06/08)
古谷野 孝雄

商品詳細を見る




 で、マンガブログやっててかなり辛辣な言葉のナイフをグッサリやってますが、やってくうちに『そのマンガの良い部分』を探る方が楽しくなってきた。いや、本当に。だって、そのマンガの良い部分が見えたら粗とか気に入らない部分も愛嬌ぐらいになって、好きになってマンガを楽しめるから。これは『思想』じゃなくて『コツ』だ。




 さて、今週も熱い『エンボイ』なんですが、ここでまさかの広能の活躍!!



 これまで読んでた読者には『!!』と思える描写でしょう。スーパーマン揃いの市蘭イレブンに於いて一番の読者目線に近いのは彼なのだから。彼は劣等感強いから。だけど、見てくれている人がいる!!というのが大いなる力になった。



 自分はとにかく誉められるというのと無縁な人生だし、期待とかされるコトも無い。だから今ブログ読んでくれる人が居るという事実だけで嬉しいんですよね。やっぱり、人は人が見てくれてなきゃダメなんだよね。見てもらえるという要素が一つ欠けて、地位や裕福さがあっても人生は幸せになれない。




 そして、今回は乾が成田を見ているコトを知ったし、尾上は母親が見ているコトを知った。そもそも、この『エンボイ』の起点とも言える黒木も、ロクデナシの不良たちが『自分たちを見ていてくれた』という感謝からだ。




 見ていてくれる人が居るという感謝……この物語の根底はここなのだろう。


でたらめで嘘っぱち…イイッ!!   FBC『スイーツどんぶり』

FBC『スイーツどんぶり』
11 /27 2013



 マンガというのは多種多様なジャンルに渡ってますが、自分の経験を通して『不満』なのが『キチンとした現代のラジコンマンガ』が無いというコト。従来のラジコンマンガはかなりインチキくさい……。




 すがやみつる先生のラジコンマンガにアツくなって『俺もタイヤ加工するぜ!』と知恵遅れに刃物とばかりに大量出血したし、『ラジコンボーイ』でワイルドウイリス最強!とか今も勘違いしてるし、『激突!ラジコンロック』でのインチキ極まりないトラクションコントロールシステムをいつか試したいと思っているし、サブリミナル走法という人道的に問題アリなコトもやりたい。



 …あれ?俺、楽しんでんじゃん!あ、マンガはジャンルはあれど楽しくなって、始めるキッカケになりゃ上等か。とりあえず何でもいいからラジコンマンガ誰か描いて!



 騙されて嬉しいとか嘘が楽しいなんてマンガの特権だな~



 
スイーツどんぶり (1) (まんがタイムKRコミックス)スイーツどんぶり (1) (まんがタイムKRコミックス)
(2013/01/26)
FBC

商品詳細を見る






 つーコトで次回はいよいよ最終回の『スイーツどんぶり』ですが、料理マンガは数あれどこんなインチキの塊は読んだコト無いなあ……。いや、最初は幾分それっぽかったのですが、もはやカオスなバトルマンガになってしまった。理論の裏付け皆無の気合と根性という精神論で押し切るパゥワァーーッ!!



 が、これが良かった!これで良かった!とにかく第一話を読んだ時の疾走感はアタマからヤバい物質がピューするような快感がありましたね。萌え四コママンガ誌でこういう表現ができるコトに驚きを感じたし、連載になって本当に嬉しかったし、期待以上の展開でした。



 で、この作品が始まってからというものMAXがなんか変なテンションのスイッチが入ったっぺえ……。なんつーか、他のきらら誌よりスパイシーな方向になったような。まあ、北斗四兄弟のジャギポジションだよな……。マンガ雑誌というのは一つが秀でてれば良いというものでも無いです。いくら人気作と言っても全部『ドラゴンボール』というのもアレだし。麻雀マンガ雑誌、パチンコマンガ雑誌とかあってもシリアスもあればギャグもあったりする。絵柄も様々だ。



 きらら系というマンガをブログに書くにあたっていつも意識しているのがきららって『みんな似たようなマンガばかりだろ?』という認識ですね。もちろん楽しく読んでいる自分は『違う』と思っているし、だからこそマンガ記事も書けるのですが、『読まない人はそう思っている人も居る』という考え方です。その中で『スイーツどんぶり』がMaxに与えた影響は計り知れないなあ……。



 今回は柿崎が覚醒して、やはり最後は酒井が必殺技を使う…という部分で終わってますが、娯楽としての絶妙なラインを突っ走っている快感がある。なんつーか、あとちょっとそれたら崖から転落みたいな危ないトコロをアクセルをベタ踏みしちゃっているような極限の走り。してみると、次回で最終回というのは本当に良いペース配分の作品だったのですね。




 最終回の希望としては猪塚さんが好きなので、出番があると嬉しかったり。あと、縞パン。





チャンピオンに世露死苦!!ワンカット予想!!     『第81回新人まんが賞』 

週刊少年チャンピオン
11 /26 2013


 …というコトで前回はお休みしちゃいましたが、今回はやります!!ド外道企画『ワンカット予想』!!



 自分は『読みもしないのに何が分かる?』という意見に対しては『もっともだ』とは思うけど『嫌い』です。勝負は読む前から始まっている。そして、新しいマンガを手にする読者というのは『面白そうだ…』という直感が大きい。マンガ賞の審査員はしっかり吟味してくれるし、それが仕事ですが、読者というのは本屋でチラッと見た表紙とかで決まってしまうコトもある。レースにおけるスタートというのはその後の展開でも大事だ。いずれ面白くなる…という考え方は好まない。いつだって本番の走りだ。それがマンガ。




 20130353.jpg



 20130352.jpg



 つーコトで、このブログを立ち上げてから何回かやっているうちにヒイキは確実に出たし、早く読みたい方は決まっている。もうね、デビューできないのは審査員に問題があんじゃねぇの?という妄想にまで発展しつつある。




 はい、今回の一等賞は大竹ひかるさんの『止めないでよ、ユー子さん!』ですね。過去にも書きましたが、この方は自分のマンガ勘にビリビリくるンですよね。なんつーか、『モッてる』という感覚で。高橋良介先生の『白銀ヴァンガード』もそういう感じがありました。そして、その後、短期集中連載あったけどスーパー俺好みのマンガだったので。



 ただ、投稿作を見てみると前回よりも格段に噴出している。これはかなり頑張った結果だと思いますよ。マンガというのは才能よりも積み重ねのが重要だと思ってますから。才能というのは火種で、積み重ねは燃料だ。萌え続けるには燃料を絶やしてはならない。



 今回こそは…と期待してます。



 …と言っても、今回は『読みたい!』と思わせる作品が多かった。つーか、連載中のアレより面白そうとか失礼なコトを感じるぐらいに。



 つーコトで、ざっくりと。



『雨ノチ晴レ』~ワンカットからだと感じにくいのですが、マンガで読むと手馴れた感じがありそうな絵です。



『AnatomischesModell』~タイトルが読めない(バカなので)。ちょっと考えすぎを感じさせる内容で、気楽さに欠けるか?



『WINSTON』~シンプルな絵が少年マンガらしさを感じる。元気のある作品っぺえ。



『100階段のねがいごと』~タイトルから連想されるのが学校の七不思議系か?『願い事』でなく『ねがいごと』と付けた部分にセンスを感じる。童心を感じさせるのです。




『止めないでよ、ユー子さん!』~ン、さっきも書いたようにこれは特別ヒイキなんで。今度こそ読みたいのです。



『待ちに待った何でもない日』~この作品はかなりり期待できそう!!つーか、このワンカットで『読んでみるか…』と思わせる絵力があります。タイトルも引き込む。




『ガンマシン・ガンマンズ』~ここ最近の少年マンガでは珍しいガンアクションのマンガというのが一発で分かるのがいい!!そろそろこういうマンガが読みたいのです。



『カケソバウエスタン』~こちらはアッチ系の西部劇なのか?


 スーパーアタマが悪そうでくだらなくて、バカでウンコで最高な作品みたいなんで、これも読みたいですね。



『深夜の魔女』~そつなくまとまっている感じが。割と淡白な印象なのですが、同時にまだ色がきまっていない感じに伸びしろを感じます。



『キラキラ オア ダイ』~この絵柄でホラーだったりして。ちょっと平面的なのかもしんない。



『終焉のロキ』~『中二病?なら上等だ!!まだまだ俺はジジイなんかじゃねぇ!!』という気合を感じます。迷いを感じさせない迫力のある絵ですね。



『ブルサイド』~反面、こちらは既存の作品から学んだ感じがあり。これが思い過ごしなら良いのですが…。安定感はありそう。



『地獄の兄弟』~静かな情熱を感じる絵柄だけど、タイトルがもうちょっと凝っても良かったかも。



『漫画闘士ツウガ』~数少ないギャグ系か?一目見て、永井豪先生パロディという下品さがバリバカ感がグゥ!!マンガは下品なのがいいんだよ…。



『魔法少女代打タイガー』~ポイントを稼ぎにきた印象があるなあ…。技術力は高いのですが、既存の人気作品のエッセンスを注入しすぎて作者の個性が発揮されているかかが不安です。



『死神ストレイ』~シンプルな絵柄ですが、ストーリーが読ませるものを感じさせる。そして、その絵柄とマッチしているバランスはありそうです。読みたい作品です。




『猫と人間とアレルギー』~この作品は意外と娯楽性が薄そうだ。メッセージ性は読み応えに繋がりますが、あんまり神経質なのは難しくなる。



『ブラックソムリエ栞』~これ、ダーク系主人公だろ!!性格の屈折している主人公は好きだけど、ここに信念を感じさせるか否かで分かれてしまうのですが…。



『悪魔とヒーローと僕』~なんかラノベっぺえ組み合わせタイトルなのに絵柄が青年氏っぽい。ただし、描きなれた感はあるし、要望に応じて柔軟に対応できそうな器用さを感じます。



『1.4.4のミコト』~まず、かなりの伸びしろを感じさせるというのがあるので、逆にもうちょっと熟してから読みたい感じの肩ですね。あと、当たり外れの落差がデカそう。安定感かな…。




 そんな感じで期待作は…



 『止めないでよ、ユー子さん!』


 『待ちに待った何でもない日』


 『ガンマシン・ガンマンズ』


 『カケソバウエスタン』


 『漫画闘士ソウガ』


 『終焉のロキ』


 『死神ストレイ』


 『1.4.4のミコト』



 …を挙げさせていただきます。



 
 

進行中の緊張感       瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
11 /25 2013


 昔から『作るコト』というのが好きでした。


 あまりオモチャは買い与えない親の方針でしたが、それで不足していたかといえばそんなコトは全く無く。『ブロックの詰め合わせ』をカツオ節の缶に入れたものがそれでした。何かが足りないガキだったのが、ひたすら組み立て続けてストーリーなども考えたりするのが好きでした。



 ここから、プラモとかラジコンにはまって今に至るのですが、そこで精神年齢は止まったらしい。



 何か計画立てて(特に禁じられた遊び系)進行中というのはワクワクする。背徳感は最高のスパイスだったり。




 
囚人リク 14 (少年チャンピオン・コミックス)囚人リク 14 (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/11/08)
瀬口 忍

商品詳細を見る




 ラジコンという遊びが最高にワクワクするのはそこら辺の要素が大きい。自分の認識としては走らせているだけじゃない。逆算して間に合わせるというコト、予算枠から最高のアイテムチョイスをするコト、効果的なマシンセットを導き出すコト……まあ満足いくようなコトは無い。そして走らせている時も緊急事態が発生して、とっさの判断が要求されるコト……予定外になるから楽しい。




 さて、今週の『囚人リク』は計画に向けて進んでいくコトになりますが、同時に『脱獄までにやっておく仕事』というのがイロイロと提示されたのが見どころだ。リクの『もう止めることは出来ない』というコトに対する恐怖と、ニッチもサッチもいかなかった状態から前進を感じたレノマの笑みは両方とも納得いきますね。



 椿は偵察に行かなきゃならないし、ハングライダーは作らなきゃならないし、船を調達しなきゃならないし、ヘリの操作は大丈夫なのかとか心配したりで。あと、沢田を振り切らなきゃならないという部分もある。この場合はバトルでなく、頭脳戦でハメるのかな?沢田はいいヤツになる要素は無いし、なったらキャラ違うし。



 ただ、沢田というキャラって自分はかなり好きです。鬼道院が『孤独の王者』とするならば、沢田は『孤独な呪い』という感じで。とんでもなく厄介な人に生まれついちゃったけど、自分を自分として生きているという部分、誰も頼りにしないトコロは魅力なんですよね。




僕も人間として生きてみせる    みなもと悠『かみさまドロップ』

週刊少年チャンピオン
11 /25 2013

 その存在は有名だけど、意外と知られていないのが『ウルトラマンタロウ』の最終回だったり。



 居候先の健一くんの父は船長をやってまして、久々に帰ってくる。そこにバルキー星人と怪獣サメクジラが襲撃をかける。人々の目の前でタロウに変身できない光太郎の努力は空しく、健一の父は犠牲になる。再びの襲撃の時に光太郎はタロウに変身してサメクジラを撃退するが、心は晴れなかった。


 父をなくし自暴自棄になった健一はウルトラ兄弟の人形を地面に叩きつけて荒れる。『僕は悔しいんだ!やっぱり、あの時タロウが来てくれたら父さんは死なずに済んだんだ!!』という事実を光太郎に叫ぶ。光太郎は健一くんは弱虫だとたしなめ、しかし『これから頼らずに生きるコトをキミにだけはさせたりしない。僕も一人の人間として生きてみせる!!もうタロウには変身しない!!』と変身道具をウルトラの母に返上し、人間・東光太郎としてバルキー星人を倒し、再び世界へと旅にでる……。




 …というもので、自分は子供番組のラストとして屈指の名作だと思ってます。やっぱり何があっても人として頑張る…というのは動かせない現実なので。




 
かみさまドロップ 1 (少年チャンピオン・コミックス)かみさまドロップ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/05/08)
みなもと 悠

商品詳細を見る




 
かみさまドロップ(2)かみさまドロップ(2)
(2013/10/11)
みなもと悠

商品詳細を見る

 


 ところで、この作品に対してチャンピオンは扱い低くね?



 『明日のよいち!』で、人気をはくした、みなもと悠先生の最新作なんですがかなり面白い!!そして、熱い!!アツイゼアツイゼアツクテシヌゼ!!



 『よいち!』の主人公・よいちは熱血かつサムライの心意気を持っている。このマンガも熱かった!!彼に任せれば安心であり、ウルトラマンである。



 が、人というのはワガママなもので……いや、初代ウルトラマンにも『小さな英雄』という『ウルトラマンがいればなんでも解決しちゃうのだから僕ら人間が頑張る意味なんかないんじゃないか?』というのがありましたが。



 そう、こちらの『かみさまドロップ』は冴えなくて、卑屈な主人公が見習い神様と出会うコトによって『人として生きてみせる』というやはりアッツイ内容であった。人として弱さを描き、それでも人としての強さを諦めない……こういう作品はいついかなる時代にも必要とされるものだと思います。



 重ねてなんか秋田書店があんまり力入れてくんないっぽいのですが、もし書店で見かけて『ン?読んでみようか』と思っていただけたら幸いです。




 もちろん、みなもと悠先生の描くやはりアッツイエロスも健在でして、年頃の少年たちの希望となるに違いない。

チャンピオン51号の感想

今週のチャンピオン
11 /24 2013

 結局、板垣先生の新作が無いままに2013年度は終了という……。ああ…どうなってんの?いや、分かってたけどある程度の目処立ててから発表してくれ。



 ちょうど一年前に高橋良介先生の『白銀ヴァンガード』が五週連続でやってましたが、再掲載無いの?セカンドシーズンやれよっ!!俺が読みたくて仕方ねぇっ!!



『実は私は』~別記事にしました。



『弱虫ペダル』~別記事にしました。



『浦安』~浦安ヒロインというのは萌えと違った、イイ感じの魅力があるんですよね。なんつーか、優しい人が多い。



『囚人リク』~別記事にします



『バババ』~別記事にしました。



『イカ娘』~やっぱり3バカが絡んだエピソードはハズれが無いぜ……。



 そして、それは食欲がなくなったと言わないと読者総ツッコミ!!最先端の科学わもってしてもオバタリアンパワーの前には無意味なのである。




『ブリーチ野球軍』~予定通りに公式戦初打席初ホームランという順調な滑り出しかつ、打撃開眼ですが、次には試練が欲しいトコロ。このままだとノリが『シュガーレス』と差別化されて無いような。いや、面白いんですが。



『ウチコミ!!』~自分を拾ってくれた恩人わ見捨てない!!というくだりはいいな……。


 ハデな要素は無いのですが、丁寧でシッカリした作品はいい。そして、キャラがだんだんと骨太になってます。



『真・餓狼伝』~そりゃ、木刀といえども当たりゃダダじやすまないから怖いに決まっている!!


 強い主人公が恐怖心を克服するエピソードは面白いな。あと、ひと仕掛けあったらなお良かったけど。




『777 スリーセブン』~やっぱりパチンコネタかよっ!!


 次回は後日談というコトなんですが、個人的にはナオがこのまま免罪されるような流れじゃない後味の悪さがあったりするといいのだが……。




『クローバー』~一見、真田すげぇ!!ってコトになるんですが、何発も面白いようにもらってダウンしているあたりがやっぱり真田ですね。鼻血かぜ格好悪(ダサ)さを強調してます。




『マーニー』~純粋培養はよろしくないな。人間の本質!!此れすなわち悪!!



『エンボイ』~別記事にしました。



『雨天決行』~これ、2巻出ないコースじゃね?



『木曜日のフルット』~なぜか今回は4コマ×3だつた。


 ネタがたまって2ページで使えないネタを使いたかったのか?




 次回は石丸なお先生のご帰還!!スゲー好きな作者なんで今から楽しみ!!






失敗し友達!!怖くない!!       佐藤タカヒロ『バチバチBURST』

週刊少年チャンピオン
11 /23 2013

 風車を怪物と勘違いして、突進していった『ドン・キホーテ』という物語がありますが。あれは普段から奇行が目立つ彼を村人は笑っていなかったか?今一つ覚えてないんだが。



 いや、今ならネットで調べりゃスグなんだけど、そういうコトにしておくか。



 どうも最近は村人が『賢い』とされるらしい。あれ?それっておかしくないか?



 昔の童話をさかのぼって考える……独自解釈するコトに『意味』を感じてますが、村人は賢い以上に臆病ではなかったか?ドン・キホーテは馬鹿者ではあるが勇敢ではなかったか?


 
バチバチBURST 7 (少年チャンピオン・コミックス)バチバチBURST 7 (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/11/08)
佐藤 タカヒロ

商品詳細を見る




 例えば、目の前が火事だったりする。消火器があるが『使い方が分からない』『許可なく使ったら怒られる』という人が良しとされる時代は絶対に駄目だ。まして、じゃあ、いいよ!!俺がやる!!と行動して、例え失敗したとしても、その者は勇敢であり正しい。何もしなかった人が『だから勝手にやったら…』とか『出来もしないのに』という言葉を浴びせる時代は絶対に駄目である。



 行動しないヤツが『賢い』とされる時代は絶対に駄目だ。



 今回の『バババ』は闘海丸の大金星だ。この作品の主人公って鯉太郎なのには間違い無いのですが、やっぱり群像劇的な面白さがある。みんなみんな闘っている。それは単純な強さを求めてだったり、弱い自分と向き合ったりと様々だ。そもそも逃げ出したヤツに何かが転がり込んでくるくとは絶対にない。



 以前、空流親方が『土俵に棚ぼたは無い』と言い切ったけど、そういうコトだよね。そして、敗北を敗北と受け止めた天雷もまたより強くなるだろう。強さ…というのは腕力でなく、人としても。



 動機ってイロイロありますが、『逃げずに向き合って戦う』という忘れかけたアタリマエを描き続ける『バチバチBURST』はいつも熱いのである。



 次は自分の好きな石川なんだけど……これも簡単な内容にはならないだろう。

もお、何が何だか……だけど      古谷野孝雄『ANGEL VOICE』

週刊少年チャンピオン
11 /22 2013

 もし、若い自分が人生を賭けてマンガ家になろうと思ったら誰も見たコトの無い斬新なアイディアに満ちた作品というのを描きたがるんだろうな。



 こういうのを身の程知らすの何も知らない無知と言うのだろう。うん、本当に。



 普通のマンガの精度を高めて、レベルの高い作品を追及する……ようやくその困難さとだからこそスゴイというのを理解する入口あたりに入れたんじゃないかな~と思います。



 そして、それに導いてくれた作品としたら迷わず古谷野孝雄先生の『ANGEL VOICE』は外せないだろう。俺はこの作品には教えてもらってばかりだし、自分の矮小さを知る。そして、それを知るコトによって『まだ頑張ってマンガを知ろう』という気持ちになれる作品なのだ。




 
ANGEL VOICE(35) (少年チャンピオン・コミックス)ANGEL VOICE(35) (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/12/06)
古谷野孝雄

商品詳細を見る




 最新巻の表紙は胸が苦しくなるなあ……。



 今回もまた、予想は軽く凌駕される展開におののく。これがボクシングの試合ならば全てカウンターでボコられているに違いない。市蘭は①走れるチーム②二点リードされている…という『認識』があったからこそ、船橋が疲れを見せて『反撃の糸口が!!』という罠にはまったという……。



 そう、王者はそんな生ぬるいものではなかった!!



 疲れているのは確かなんだけど、その対策はバッチリで攻撃バリエーションは豊富なのです!!やべっ、このままでは三点目が入ってしまう!!という焦りだ。さすがに三点目になったら本当に目処が立たん(時間も無いし)。少なくとも、あと25分で二点は市蘭は得点すると分かっているのにヒヤヒヤして仕方ない!!



 もう、このマンガの突入している領域は訳が分からない。ただ、分かるのは最高にエキサイティングな内容であるというコトだ。



 誰もが知っているどころか結果が分かっている試合……なのに来週が気になって仕方ない。『斬新になアイディア』ではなく、『普通の高みに立つ』というスタイル……。もし、若かった自分がマンガ家になりたがっていて、今の自分が作品を手渡させるならば必ず『ANGEL VOICE』は入っている。思い上がるなよ……という戒めの意味で。