2014年01月 - 豚か狼か

帰ってきたぞ帰ってきたぞ        作本弘幸『山姥さん家の娘さん』

週刊少年チャンピオン
01 /31 2014

 毅波秀明……27年ぐらい前に始まった『修羅の門』の第一話に道場破りとして登場するも、アッサリと主人公・九十九に負けて逃走した男だ。



 が、俺はコイツが大好きなのは以前のブログ記事にも書いたのですが……。そう、コイツの特化した部分は執念だからだ。執念だけで陸奥九十九を超えようとしたバカだから。



 執念重要!!最重要!!



 さて、今回のチャンピオンの『月例フレッシュまんが賞』なんですが、アイツが帰ってきた……と俺はゾクゾクするような快感がこみ上げてきた。




 そして、こいつぁかなりのバカだな…という喜び!!


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 そう、作本弘幸さん『山姥さん家の娘さん』である!!実は俺はこの方のコトを過去にも書いているし、そもそも俺はマンガに対する執念が図抜けているので忘れなかったぜ……。五年間か……。五年間もまだマンガを諦めてなかったか!!そして、タイトルに怨念じみた執着を感じるなあ……。




 読者としてまだまだ待っているので掲載枠を勝ち取っていただきたい方です。

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渡辺航・弱虫ペダル・第289話『のこり400m!!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
01 /31 2014

 季節的には今が一番ツマラナイ季節だ。


 自転車もバイクも楽しむには厳しいし、まだまだ夜が長い……。早く暖かくなれ~。




 
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 …というコトで今回はゴール前スプリントというコトで内容はいたってシンプルです。



 ただ、走っている自転車のカメラアングルが凝っているのがなかなか嬉しかったり。もともとこのマンガはイロイロな角度で魅せますが、今回は地味に面白かったですね。




 ちなみに印象に残っているのが……



 『インターハイ一日目の御堂筋くんいきなり割り込みの見開き』



 『新開、直線鬼発動!!の見開き』



 …ですね。なんかズドンと来ました。




 さてさて、ここまで手嶋がかなり頑張ってましたが、読者としては『いや、古賀のが上だよ!!』と思っているし、他ならぬ総北の面々も『手嶋先輩のくせに頑張っている!!』という『のび太のくせに生意気だ!!』というジャイアニズムを感じさせつつ見ています。特に鳴子と弱泉くんはどこか格下に見ているように感じるし。



 そして、その二人の予感は的中し、古賀のダンシングが始まりました!!あれ?これで古賀が負けたら嘘じゃね?う~ん心理的には古賀を応援しているのですが……さすがに『まさか』は起こらないしなあ。起こったら作品に対する熱量はかなり上がるのですが。そういう展開はちょっと珍しいので。

踏ん張りどころ!!      重本ハジメ『雨天決行』

週刊少年チャンピオン
01 /30 2014

 個性……そう、作品の世界において個性は素晴らしいとされる!!



 建前は。



 なんだかんだ日本人は横並び安心主義なので、個性を持った方はなかなか難しい。マンガの世界においても個性のドギツイ方は認められるまでに時間がかかるなあ……。福本伸行先生なんかも『カイジ』でブレイクするまではマニア好みと言われたような気がするし、とにかくそこまで時間がかかった。当チャンピオンの板垣恵介先生も『グラップラー』終盤から『バキ』にかけてが境目だったような……。




 ことにチャンピオンはドギツイ個性の宝庫なんですが。




 
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 このブログをちょこちょこ読まれている方はご存じかと思いますが、実は自分は『雨天決行』という作品は開始当初あんまり興味無かった。で、こうして今回個別に書いてますが、正直に書くと『万人にオススメできるタイプのマンガじゃない』とは思ってます。現時点で。




 直感的なんだが、マンガ家・重本ハジメ先生の脱皮するか否かという瞬間を見ているような気がする。脱皮と言っても、昆虫みたいに一回コッキリでなく、ザリガニみたいに何回もするヤツね。過去に何回かあったと思いますが、今回のがうまくいくとこれからガンガン作品がノッてきそうな気がするんですよね。



 粗を探せばいくらでも……と意地悪い見方もありますが、それ以上にこれからが楽しみな作品です。



 個人的に重本先生の場合は女性キャラより男性キャラの絵のが魅力あるように思うのです。今回の火車の性格悪そうなデザインなどせ最高にムカつきますね(誉めてます)。そして、赤舌がやたらとキュンキュンするキャラになってしまったので、甲人の仲間になったりすると嬉しかったり。




 …あれ?何だかんだ、俺、このマンガ好きになっているじゃないか!!


才能ナッシング、だけど道は続いている        原悠衣『きんいろモザイク』    

原悠衣『きんいろモザイク』とかイロイロ
01 /29 2014

 たびたびブログで書いているコトですが、『才能』という言葉に対してやたら噛みつく自分がいます。『才能無いから』という言葉も嫌いですが。が、それは同時に嫉妬でもあるのだろう。才能がある人間はそもそもそんなコト言わない。



 負け惜しみと捉えてもらって結構なんですが、俺、すげーバカなんですよね。本当に。自分ではかなり頑張ったつもりでも、こと勉強に関しては本当にバカでした。そして向上心なんてのも全く無かったですね。ラクして成績上がらないかな……と考えれば救いもあるのですが、本当にそういうのすら無かった。幸いにして、そういう自分でも特に困らなかったなあ……。



 しかし、テストの点というのはそんなに大事なのだろうか?本質的に。それより人生は一度きりでやりたいコトを出来るのは限られているのでソッチ選んだ方が得だろうに。




 
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 さて、今回の『きんいろモザイク』は【忍の夢と才能】という部分にスポットが当てられてます。ところで、『ドラえもん』ののび太くんには三つの特技がある。『あやとり』『射撃』『昼寝』の三つ(なぜか昼寝に関してはあまり知られていない)だ。こうしてみると忍ってのび太くんっぺえところあるなあ……。とりあえず忍の特技(才能)は今のトコロは今回脚光を浴びた『裁縫』と『語り部』かな?のび太くんよりは実用的なんですが、本人としては活かそう……という意思は無いみたいなんですが。




 前述した『才能ないから』という言葉を嫌う理由って、可能性の放棄という気がするんですよね。その才能が無くとも、別の部分でアタマ一つ抜けた部分があればめっけものなんで。可能であれば、自分はマンガ描く才能が一番欲しいのですが、これは驚くほど無い。だけど『執念』はドギツイレベルであったのが幸いした。これがあったから今はマンガブログで楽しくやれている。それが例え空しい自己満足に見えても、一応はマンガに関わって発表できているのは嬉しいですから。




 忍としては『通訳者』になりたいのに才能ありませんし、陽子が言ったようになれるとは限りませんが、道は続いている……とは思いますね。人の意志というのは案外途方もない。過小評価しちゃいけない部分で、むしろ才能よりも警戒しなくちゃいけないと考えてます。




 さて、ここからは個別に。


トビラ絵~そう言えば、原悠衣先生のトビラ絵とか一枚絵とかって座りポーズが多いような?


一本目~もう、すっかりとレギュラーが定着しつつある穂乃花なんですが、このコの良いコっぷりを支持する方も多いと思います。んでもって、五点か……。まあ、俺の高校生の時の数学も平均これぐらいだったよ。現実にもこういうバカが辛うじて生きてられる日本に生まれて良かった。



四本目~カレン、こういうのは自然にできるタイプだよね……。将来は穂乃花と組んで二代目・海老一染之助・染太郎にになれるかもしんない。穂乃花は玉乗りで頑張るのだ!!



五本目~忍の腹話術!!このやり取りの続きが是非とも見たい……。綾のツッコミがナイス!!


六本目~絶対、カレンは一発で成功してるだろ!!そして、原先生はどうもキラキラトーンが好きみたいです(実は私はでもよく見る)。コッソリと綾の才能が発覚!!交通講話とかの腹話術劇とかに出て欲しいぐらいです。


七本目~実は美月の髪って陽子より濃いのですが、アニメでもしっかり再現されていたのはビックリ!!こういう姉妹のやりとりもきららでは案外珍しいんじゃないでしょうか?


10本目~普段からコスプレをしているせいか、ニンジンぶら下げるカレンに違和感が全く無いのがスゲェ……。キャラが定着するとはこういうコトなんですね。



12本目~今回はこのコマだけの烏丸先生&久世橋先生でしたが、オイシイところ持っていったなあ……。いや、本当に居眠りはいいのか?そして、カレンは内申ヤバいのでは……。



ラスト~美月のヤキモチがかわいい……。原先生の作品にはヤキモチという調味料は欠かせない。




 今回は進路について描かれましたが、『きんいろモザイク』とか『宇宙ヨメ』なんかは高校生なんですが、割とリアル年齢だと思うのですよね。今、アニメでやっている『となりの関くん』の森繁先生の作品なんかも。マンガの高校生って個人的に割と大人びていると思うのですが、どうでしょう?

戒め        おりもとみまな『ばくおん!!』

おりもとみまな『ばくおん!!』
01 /29 2014


 『帰ってきたウルトラマン』(またかよ)の第二話『タッコング大逆襲』は自分の中で戒めとしてとても大事なエピソードだ。



 第一話で、怪獣の襲撃により繋がれて逃げ遅れた子犬を助けるために命を落とした主人公・郷をウルトラマンは見ていて宿主として選んだ。ウルトラマンというのは人間が倒せない怪獣を倒すコトができる……いわば神なる力だ。その神の力を貸すにあたってのふさわしい人物として彼を選んだ。


 『帰ってきたウルトラマン』は他のウルトラマンはおろか変身ヒーローものとして特異なトコロがある。『変身道具がなく、自分の意志で変身できない』という部分だ(中盤ぐらいからあやふやになりますが)。郷が必死に行動した結果の『ご褒美』として彼はようやく変身する。



 が、放送早々の第二話で、郷は『自分はウルトラマンである』という慢心と増長から勝手な行動をしてしまう。ならウルトラマンになってしまえばいい…というコトで変身しようとするが変身できない。ウルトラマンは『ふさわしくない』と判断したのだろう。隊を放送二話目でクビになるという処罰をうけ、アタマを冷やし、俺は人間としてどうよ?と考えるのであった……。




 どんなにすごい道具・力を得ても中身が良くなった…と錯覚してはいけない。むしろ、さらなる資質・品格が求められる……という意味でこのエピソードは印象深い。





 



 ようやく、今回の『ばくおん!!』が読めましたが、Twitterのタイムラインを見ると自転車乗りをdisってるといった具合の情報が散見された。読んでみて『なるほど』と思った。そして同時に『ニヤリ…』というような笑みがこぼれた。




 まず、作品は『どういう感想も読み手の自由』と思っています。これは前提です。そして、自分もこのマンガブログは自由に制限なく書いている。自由に書いているが、自分の意見が絶対に正しい……なんて思ったコトは一度も無い。この作品に対する感想によって『宇都宮は作品を見る目が無いアホ』と捉える方がいても当然であろう。が、同時に『誰が言ったか?』を重視する自分からするとその意見を参考にするもしないも俺の自由なんです。申し訳ないけど。



 だから、これが興味の無い方の意見であるならば『まあ、自転車が嫌いな人もいるよね…』程度の認識なんですが、『あの、おりもと先生だからな』という認識の元に読むとなると読む時の熱量が違う。そりゃ、そうだ。少なくとも、俺はおりもと先生が描く……というコトに対しては『何か意味がある』と警戒する。




 どんなにすごい道具・力を得ても中身が良くなった…と錯覚してはいけない。むしろ、さらなる資質・品格が求められる……



 …今回のエピソードを読んで真っ先に感じたのがコレですね。この考え方を拡大解釈すれば、お金を持っていてもそれを扱うセンスはあるか?とか、道具に使われてないか?という問いかけにも通ずるとは思いますね。子供の頃に読み聴きした『昔話』というのはそういう自由さがありますが、今回のエピソードはそういうテイストがあり、読者を試すモノともとれます。



 そして、何より耳に痛いのは『クルマは馬力!!バイクは排気量が価値観!!』というセリフがありましたが、若い頃は自分もそう思っていました。今は『バイクを楽しめたヤツが最強!!』と思えるようになりましたが。そして、そういうのを『ばくおん!!』は描き続けてますね。自分はそう信じてます。



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 ……ところで『ばくおん!!』の単行本は修正がかなりありますが、四巻で自転車が出てきたシーンに加筆修正されてたりする。俺は自転車に対して悪意をぶつけたい人がこんな面倒くせぇコトをするとは思わない。




 
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 ところで『ばくおん!!』仕様のKTMはキット化されないのか?出来れば標識セットで。

すごいヤツだったぜ……!!         FBC『スイーツどんぶり』  

FBC『スイーツどんぶり』
01 /29 2014

 できているかどうかはこのブログを閲覧いただいる方に判断は委ねるとして、自分のブログの方向性としては読んだ作品と格闘しているつもりであります。



 あと、ライブ感覚重視ですね。嫌いなマンガが好きになったら一気に鞍替えします。変に意固地にならずに。マンガ作品というのはそれぞれに良い部分があって、絶対にコレというポイントが存在しない。当然マンガ読まない人がいて、実はその人がバイクが趣味だから『このバイクマンガだけは面白く読んでいる』というのもアリ。その人にとってのベストな作品なのだから……。



 
 そして、先日最終巻が発売された『スイーツどんぶり』ですが、こうして読み直してみると強烈まな作品をリアルタイムで読んでいたな……と痛感しました。やはりこの作品はスゴかった!!




 
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 この作品の連載期間は二年とちょっとなのですが、二巻を読んで感じたのが『あれ?こんなに最近の出来事だっけ?』という時間の感覚の狂いだ。これは読んだ作品によって違うのですが、高密度の作品になるとこの感覚が強くなるので、やはり濃厚な作品だったのだろう……。以前にも書いたのですが、きらら系の作品というのは単行本が少年マンガの倍しますが、テンポと密度が濃いのでそういう不満は無い…というコト。が、そんな中にあっても『スイーツどんぶり』はかなりの高密度な作品でしたね。



 高密度にすれば良い…というものでも無い。同時に読みやすい作品であり、毎回イロイロな趣向が凝らしてあったのも特徴で、実に充実した格闘をした作品でした。




 …と、単行本を購入された方はご存じですが、カバー下に制作エピソードがあって、FBC先生もまた作品と格闘していたのがヒシヒシ感じられます。しかも、これでも1/3にカットされたそうなんで、とにかく必死にマンガを描いていた……というのが分かります。余談なんですが『作者は作品について語ってはならない』とする方もいますが、自分はこういうのを読むのが大好きだったりする。マンガブログやっているからアタリマエだろうに!!あと、笑えるのが『没案』で、この作品は本当にイロイロな方向性が模索されていたのが分かる。あまりのデタラメさに、ひょっとすると嘘オマケなのかもしんないが。しかし、それでも糸の切れた凧なマンガでした。




 全く、マンガブログをしていてリアルタイムで書けたのがたまらなく嬉しい……そんな作品です。さすがに疲れたそうですが、FBC先生の次のお仕事はエクスメイデンというロボットバトルアニメ(?)のキャラ&メカデザインだそうで、こちらも楽しみにさせていただきます。




 それにしても、『スイーツどんぶり』『LSD ろんぐすろーでぃすたんす』『きんいろモザイク』は特にお気に入り作品でブログ記事にしてたし、過去にこういう記事も書きましたが、まさかこの三作品の担当さんが同じ方だとは思いませんでした。お世辞でなく、かなりマンガに対して熱心な方に違いない。この方の仕事があって、自分のマンガライフが充実している部分に対しても感謝なのです。




永遠の課題!!    naoto『×××(バツバツバツ)がうまく描けない!』

まんがきらら系
01 /28 2014
 


 多くの方がマンガブログやっているのですが、やっている方には『この信念を聞きたい』というのがある。これは根本の部分だと思いますが。




 Q.作品は作者の人柄を反映させているか?




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 先に自分の考え方を書くと絶対反映している!!と思ってます。だからこそマンガブログが楽しいのですが。もちろん『反映している』と言ってもマンガというのはフィクションですから『殺人』とか『悪事』とか描かれますが、だからと言ってその作者が犯罪願望あるなんて思っちゃいません。つーか、そういうのはクルクルパーとしか思えない。



 感じるもの……という意味で反映していると思います。嘘・虚構の中にちょっとだけ含まれている本当を見るのが楽しいのだ。



 さて、今回もゲスト掲載 naoto先生の『×××(バツバツバツ)がうまく描けない!』ですが、コイツが相変わらずアチョーな内容で楽しい。開幕から修羅場の真っ最中で。



 今回のお題は『男の子がうまく描けない主人公・沙英はがんばります!!』という内容なんですが、ここら辺はマンガ家としての試練を描かれている…という風に見るのが今回のテーマであろう。



 ところで冒頭の『反映されている』の件なんですが、マンガというのは人と同じだと思ってます。まずマンガの出会いってこれはもう『運』だと思ってます。ひょっとすると『これさえあれば他はいらない』なんて作品があるのかもしれない。ただ、出会ってないのかもしれない。そう思う。いわゆる『縁が無かった』というヤツだ。だから、出会って気に入った作品は大切にしたいと思う。よく『フィクションのジャンルはシェークスピアの時代に出尽くした』なんて言われてますが、どうなのだろう?しかし、多分、それは正しい。だけどマンガを読む意味が無いかと言えばそうじゃない。若い頃は『誰も知らない全く新しいマンガ!!』というのを求めていた気がするが。だけど、いろんな人がいて同じような考え方してても『それで飽きた』というのも無い。マンガも人もそれぞれ特徴があって良い部分も悪い部分も併せ持っているから『楽しい』と思うのです。『誰も知らない新しいマンガ』というのがあるとしたらそれは宇宙人にでも触れるような恐れがあるのかもしれない。




 そして、マンガというものをどうして描くか?となると人によって動機はイロイロあると思います。が、やはり今回の作中で提示された『何かを学んでほしいとか大層なことは思ってないし、そんなこと目指してない。一瞬でもいつもと違う気持ちになれたり、笑ってもらえたりしたら最高じゃん?自分にもそれができるなら……それが私の夢だからさ……』というのは読者としても嬉しい一言ですよね。そして、自分はそういう方にマンガで成功していただきたいと思いますし。自分もマンガブログをやっている根底でもあるし(そうかぁ?という意見もあると思いますが)。




 果たして、この作品は本連載に昇格するかどうかは分かりません。しかし、naoto先生の描かんとしている情熱はヒシヒシと感じられました。自分はもっともっとこの作品が読みたいです。




 それにしても美理部長がカワイイカッコいい……。改めてポニーテールが好きだと自覚しましたが、この人の場合だとちょっと侍っぺえよな。


強大な悪意に立ち向かうのに……      瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
01 /27 2014

 悪いやつ…というのでも悪さの全てを実行する訳じゃない。同様に善人がパーフェクトに善行積まなきゃいけない道理も無い。世に言う悪人とか善人とかはチョットずれている程度で多分あんまり変わらない。多分どちらでもなれるようにできている。




 『帰ってきたウルトラマン』(またかよ)のラストで主人公は地球を去る時に一人の少年に言いました。『嫌なもの許せないものと戦える勇気ある男になるといい…』と。『正義を考えて実行する男』でなくて。



 そもそも『正義』なんて後から誰が決めりゃいいコトで、例え間違っている・ふさわしくない立場だとしても『嫌なもの・許せないものと戦える勇気』を持つコト。人にはこれしか無い。世間の評価が悪人であろうと『人としてこれが正しい』と行動するならば意味はあると思うのです。




 
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 …というコトでリク側、鬼道院側が『それぞれ気づいた』という大きな動きがありました。今回面白いのは丸井太郎の存在だ。いや顔自体がやたら濃いのでコッチの意味でも面白いが。何しろ彼から漂う胡散臭さったら無い。案の定、スパイでありました。そこに第二話以来のマツケン似の所長も当然なから鬼道院と繋がってます。気づかなかったシュウロンに『用心が足らない』というのは年齢を考えたら酷なコトかな?





 『世の中腐ってる』『権力者はズルい』等々は今回のエピソードを見るまでもなく皆さんが日々鬱積させてます。多分、これからもずっとそういうコトはつきまとう。



 そんな中で田中一郎とシュウロンが塀に囲まれた世界で光を見つめるシーンは秀逸だ。ああ、こんな辺境であっても光はさしているのだ。


 
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 太陽目指して落ちたイカロスならレジェンドとして格好もつくが、やっているコトはインセクトキールに近寄る虫けらのごとく。それでも希望の光はあった方がいい。真っ黒闇は絶望だ。




 強大な悪意に立ち向かうのは『善人』という資格じゃない。成せるのは『勇気』だ。このマンガは常にそのことを強く描いている。やはり王道の少年マンガだ。



ヤバい!!ヤバいぞ!!みかんちゃん!!        増田英二『実は私は』

増田英二『実は私は』 『さくらDISCORD』
01 /27 2014

 日本人が好きなモノ!!好きなシチュエーション!!



 『良かった地位の者が急転落して、再起を果たすサクセス!!』



 
 日本人なら全員好き!!(Nipponjin nara zeninsuki!!)





 
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 底値まで落ちたみかんちゃん、まさかのストップ高!!



 …というのは言い過ぎでも無い。この『実は私は』が始まった当初、本命・白神さん、対抗馬・委員長、次点・みかんちゃんというコトで出番は多かったのですが、今の読者は『癒し』を求めているンだよ!!とばかりに不人気キャラに……。『コイツはムカつくぜ~』とか『デザインがかわいくない』等々ありまして、その後に出てきたキャラにどんどん追い抜かれる始末。しまいにはプールイベントに誘われないとかケーキイベントに誘われないとかバーベキューキャンプに誘われないとか悲惨な扱いでした。そーいや、俺も同窓会の案内とか来たためしねーけど、そういうコトなんかな?




 が、俺はみかんちゃん派であった。彼女にたまらない魅力があったからね。重ねて書いてますが『彼女は困っている人を放っておけない人』というのが大きい。そして『誉められるのが苦手』というヒロインだったから。やはりマンガというのは人気によって展開が二転三転する、そういう理由でみかんちゃんの扱いが悪くなってきましたが、他のメンツがイマイチ盛り上げられない……特に三番手に浮上している獅穂が不調というコトで、代打に出したらけっこう活躍したというコトで、今回も再チャンスを与えられました。




 もう、このマンガのヒロインはみかんちゃんでええやん!!




 ……という感じで。2003年のF1開幕にマクラーレンMP4/18を投入しようと思ったけど、なんか失敗作なんで仕方なく昨年型のMP4/17をD型に改良したらなかなか良い走りをしてしまった的な……。実際、みかんちゃんには手を入れられる要素がかなり大きかったのが幸いしました。現段階では『三番手に返り咲いた』と見てよいかな……とは思うし。実質的なボスキャラになりつつある。



 この作品で最も魅力的なヒロイン……とは書いたものの、自分はみかんちゃんに対する思い入れが強いので客観的な判断は難しい。でも、今の読者に『みかんちゃんって結構良くね?』『あっ、俺も。最初はイマイチだったんだけど…』みたいであったら嬉しいです。




 …ところで、キャラ紹介のみかんちゃん紹介の枠なんですが、面白いコトになってます。未見の方はぜひ!!雑誌でしか楽しめない部分ですよ!!


チャンピオン8号の感想

今週のチャンピオン
01 /26 2014

 ところで『バキ』の再開を発表するのにずいぶんと粘るなあ……。サックリいってもいいんじゃないでしょうか?



『バババ』~ドラマ性を薄くして、展開の面白さにウェイト置いた回でしたね。だからこそラストの吽形の『濃く受け継いだ』という要素が光ります。見せ方が分かりやすくて楽しいのがこのマンガのいいトコロ。



『弱虫ペダル』~別記事にしました。



『侵略!イカ娘』~最近はあんなに熱心だったゲームしてないな…。たまにはゲームもしたくなりますね。



 モンハンの新型をVitaあたりで出してくんないかな…。



『マーニー』~おお、緑色がさらに識別できる能力なんてあるのか!!


 そう言えば女性のが男性よりも色識別は優れているときいたコトがあるな。あと、色弱の友達が通常の人には聞こえない音域を理解してたなんてありますね(犬笛とか聞けるらしい)。



『クローバー』~別記事にしました。しかし、二日間倒れてて原稿落とさないとか平川先生そうとう強い。 



『囚人リク』~別記事にします。



『浦安』~小学六年生の時に記録的な大雪が降りましたが、大量に雪だるま作って跳び蹴りとかバットとかで破壊するという変な遊びしてました。



『実は私は』~別記事にします。



『ブリーチ野球軍』~野球の理論云々にはならないとは予感してましたが、あまりにもしゃべりすぎてホームランなのにスカッとしないマンガになっているなあ……。口にチャックだ!



『エンボイ』~別記事にしました。




『ウチコミ!!』~別記事にしました。



『真・餓狼伝』~京太郎のメンタルが弱すぎるんじゃ……。グラつきすぎるでしょうに。




『777 スリーセブン』~最終回!!


 あれ?『あの時を境にお前は怒りを放棄した!!』の部分が回収されてないぞ!!おそらくは『父親』が絡んだコトだと思うのですが……。この部分は単行本に加筆してほしい要素です(いろんな事情があると思いますが)。



 それ以外はキレイにたたんだと思います。小沢先生はクソ粘りしないで『これはこれでアリ』な感じのボリュームで作品をまとめてくれるのも嬉しい要素だったり。



 ただ、今でもこの作品は『歴史的名作』になる資質はかなりあったと思います。とても惜しい作品ですね。




『雨天決行』~これは痛そうな技だな……。ただ、こんどは突き抜けレーザー系の技があると嬉しいです。



『木曜日のフルット』~これがチャンピオンに載った二日後に



 ファミマ・フォワグラ弁当中止事件が発生するあたりが厄すぎるだろう……。相変わらず風刺が効いている。いや、呪いのレベルで効きすぎている。



 ラーメン屋でマガジン読んだ。かなり面白かった。