2014年10月 - 豚か狼か

どうなる今後?   増田英二『実は私は』

増田英二『実は私は』 『さくらDISCORD』
10 /31 2014


 
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(2014/09/08)
増田 英二

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 なんだかんだと長々やってましたが、ようやくくっつきました。


 こうしてみると委員長が話を面倒くさくしてただけのような……。朝陽は『昔のコト』という感じだったし。これが良い方はツボるんかなーという気がしますが、自分は間延びして苦痛だったり。ただ、『勝手に惚れて、勝手に盛り上がって、勝手に離れた』というたがみよしひさ先生が提唱(?)していた雪女ヒロイン的な資質が開花したかな?委員長は人気キャラなんで続投して出番があると思うのだが。



 ここは是非ともフラれた委員長につい優しくしてしまった岡に惚れてしまうというハタ迷惑なストーリーに期待してしまおう(悪趣味だな)。


 さておいて。


 実際、委員長を立てたストーリーというのを考えると岡は確定しているし、島とさくらさんも『違う』という気がする。何より委員長が追っかける側となるとイメージがよろしく無い。


 朝陽たちが三年に進級し、新しく入学してきた一年生の少年、という新キャラが良いんじゃないでしょうか?主人公チェンジ方式で。


 で、新主人公は『粗にして野だが卑にあらず』みたいので、獅狼とさくらさんに挑戦するつもりでやってきたが、だんだん委員長に惹かれていく……みたいので。水と油のヤンキーと委員長ですが、この場面だと紅本先生の設定も活きるし。ホンワカパッパな朝陽編に対して激熱いシリーズ見たいなあ…。そっちのが増田先生っぺえ。


 あと『委員長を宇宙人と知らない』という設定にすればラブに結びつけやすいし、初期の秘匿系コメディになるでしょう。


 何を勝手に話を作ってんだよ、俺。



 しかし、朝陽と白神さんがくっついたのに自分でも驚くぐらいにどうでもいいだったんだな……。本来的にはコッチに集中して書くハズなのに。



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やはり五対五     平川哲弘『クローバー』

週刊少年チャンピオン
10 /30 2014


 保守的と思われても無暗にいじらない方が良いコトもマンガには存在すると思いますが。


 前にも触れましたが、マンガに於いての五対五のチームバトルは完璧なんじゃないかと思えるシステムです。このシステムを駆使した方が変にこだわった設定なんかよりはるかに面白い。


 
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 まあ、勝敗というのは大抵分かるものなんですが、チームバトルとなると『最後までもつれて三人勝って二人負ける』という図式ににるのは空気から感じられる。


 ここら辺が明確に感じられるからこそ、読者の興味をコントロールしやすいのもチームバトルなんですよね。ただ、今回の『クローバー』ではポイント制というコトになっているのが面白い。じゃあ、吉良だけ負けたまんまで、春木は負け知らずで学校を去るのもなんか釈然としない。これがハヤトなら確実に勝つのは明確で、これも盛り上がらない。


 だとしたら、吉良が勝つには納得するアンサーを読者に提示しなきゃならない。ここら辺が作者も読者も感じているだけに面白い構図になるのでしょう。

主体性ナシ個性アリ   森繁拓真『いいなりゴハン』

マンガレビュー
10 /29 2014

 一応は週刊少年チャンピオンブログという立ち位置だと思うのですが、最初からこういう訳でなく『成り行き』だったりする。成り行きなのにいまだに続いている謎。


 さかのぼるコト、ホームページ(消滅した)時代だ。あらゆるコーナーのひとつにチャンピオン感想コーナーがあった。そもそも読んだマンガをまんべんなく書こうとは思ったのだけど『鮮度の良い記事も必要か』と購読していたチャンピオンが選ばれた。


 これがジャンプであればまた違った方向になったハズ。俺がいつまでも路地裏の居酒屋のようなブログをやっているのは全てチャンピオンが悪い!!何もかもチャンピオンが悪い!!


 …とまあ、神ファミリーがいるからガイゾックが攻撃してくるんだ!!というザンボット理論ですが、成り行きまかせでやったら『自分にしてはうまくいったんじゃないの?』という感じで。いや、書いてる俺も結局何も分かってないんですよ。


 で、マンガブログやってて『あれ?』と感じたのが『マンガ家さんも自分で描いているマンガを分かってない?』というコト。五里霧中というヤツで。


 が、五里霧中だからこそ面白い方向に行ったりする。マンガって、誰にも分からない。少なくとも俺は『マンガには詳しいんだ』と自称する方は疑いますけどね。マンガは分からないから楽しいんです。


 
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 ……今回はチャンピオン読者には『アイホシモドキ』、最近だとアニメ化した『となりの関くん』の森繁拓真先生の『いいなりゴハン』です。


 この『食べるマンガ』というのはコッソリ人気のジャンルで、古くは『包丁人味平』で、景気の良かった頃は格調高い『美味しんぼ』で、現在は『孤独のグルメ』が何度もドラマ化されるぐらいに人気作となっている。食い物マンガの多様化はまだまだ続くだろう。


 この『いいなりごはん』はそういう可能性を感じさせる一作になってます。狙っているのかマジなのかサッパリ見えてこないのだが主体性が無い。そしてそれが故に他の食べ物マンガとは違った個性的な作品になってます。あ~荒井チェリー先生のマンガであった『面白物件』というニュアンスに近いんじゃないかな……


 そもそも姉である東村アキコ先生(ジョジョでいう形兆と億泰の関係みたいですね)から『お前も将来を見据えてエッセイマンガを描け』と命じられ、なんだか嫌々なのに描くコトになりました。取材する店も決まってます……という文字通りの『いいなりゴハン』でした。そう、食べ物マンガというのは基本的に『積極的に動く』というのに、流し流されという謎展開が続きます。そもそも一発目がホルモン屋という変化球が三連続というジェットストリームアタックなんだぜ?食べ歩きマンガでホルモン屋三連続……ア然とする以外に無い。しかも毎回『う…旨い』しか言ってないという語彙の貧困さ(後々の火種になる)。いや、シャッキリポンあたりまで頑張らなくていいから何とかならないか……とツッコミまくりで読んでいるうちに気づく。そう、他の食べ物マンガとは明確に差別化された面白さがあり、新しさがあり、個性的な作品になっている。食べ物マンガへのアプローチ方法は本当に多種多様なんだけど、これは斬新だ!!


 イケイケメンメンよりたどたどしかったり初々しいフツメン(普通の高校生)にキュンとキてしまうエロゲヒロインみたいな心理でしょうか?


 最初は姉の指令を受け、森繁先生が出向くような形式でしたが、二巻はマンガ家さんと食べるコトになります。週チャンからは村岡ユウ先生とカミムラ晋作先生が出ております。

 
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(2014/11/07)
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 村岡ユウ先生は『ウチコミ!!』ですが、なかなか食べる方(というかガッツリ企画)で、森繁先生の絵からするとかなり人当たりの良い方っぽい。そこから緻密な画力に繋がっているのか……と考えたり。村岡ユウ先生の『たった一度の反抗期』がツボでした。『ウチコミ!!』からは考えられないギャップだ……。


 
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(2013/10/15)
カミムラ晋作

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 カミムラ晋作先生はコミティアブースに行って会ったコトありましたが……うん似てますね。非常に穏やかで温かな印象でした。『いいなりゴハン』の中では『マジャン』に出てきた村人みたいなプレデタータイプでしたが。


 縁が無くて読んだコトが無い押切蓮介先生もゲスト出演(二度)してましたが、かなりパンチが効いているような……。特に『旨いしかリアクションが無いじゃないですが!!』には『読者の代弁者か!?』と思ったり。


 こうしてみると、タイトルのまんまに『いいなりゴハン』で狙っているのかマジなのかあるいはどっちもハイブリッドされているのか本当に分かりません。が、これは数ある食べ物マンガの中でも個性派で誰もが楽しめるタイプのマンガであるコトには違いないでしょう。全二巻というのも読みやすくて良いんじゃないでしょうか?


身体測定か…    とく村長『メイちゃん大逆転!』

とく村長『ラン様の放課後遊戯』とかイロイロ
10 /28 2014


 チビで激ヤセでした。


 今でこそ普通サイズになって、体重も気にするぐらいになりましたが。


 チビは高校生になるまで解消されなかった。ンなものだから身体測定にはあんまりいい思い出が無い。なにしろ本当に伸び悩んでいたのでずっとこのままではなかろうか?とマジで心配になったものです。


 
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 …というコトで今回の『メイちゃん大逆転!』は身体測定の巻でした。…と見せかけてイシン先生の回でした。イシンの回なんていうと野々村議員思い出しますね。どうでもいいです。



 しかし、早い段階でイシン先生にスポットを当てた……という展開はちょっと面白い一手だ。定石(セオリー)から外れている。


 ライト4コママンガというのは定着した感もあって、今は次の段階に入っていると思うのですが、学園モノというのは鉄板です。なんだかんだ終盤にウルトラマンが出て怪獣を倒すぐらいにフォーマット化されて、その中での『先生の立ち位置』ってメイン生徒の二・三歩後ろぐらいです。


 例に挙げるなら『きんいろモザイク』の烏丸先生なんかがそうなりますね。言動が突拍子も無いので前面に出せませんが、作品のメリハリ付けるのに欠かせないキャラだし。トーテムポール!!


 そしてどうもイシン先生は前になってます。とりあえず毎回出番があるぐらいのポジションか?あと学園マンガというのは『授業風景が無い』というのがありまして。たまにあるとすれば主人公が頬杖つきながら考え事しているぐらいです。


 天使になるという明確な目的が提示されている本作ですが、授業シーンが随所に盛り込まれるでしょう。前作の『ラン様』がほとんど放課後でしたが、とく村長さんの作品は舞台設定で展開させていくとか、提示した設定の約束内でまわす(ムスメリウム)とか縛りをあえて設けてますね……。


 ちなみに無気力教師と思わせたイシン先生が『意外にもウェット&ホット』というのも今回の見どころになってます。



 とりあえず『ニコニコ顔で突っ立っていただけ』なのにやたら存在感のあったミズホであつた……。大きいコトは良いコトだ。




評価   瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
10 /27 2014
 マンガブログをやるというコトはいわば『値踏み』である。これは間違いなく。そして、それを描いている自分も読んだ側から『値踏み』されて当然だ。


 評価というのは誰にでも出来る。特に悪い部分を見つけて突くのは簡単だ。これで『何かをやった』『相手より俺のが賢い』という思考に陥らないように自分を監視しなくちゃいけない。自制心だ。


 誰にでもできる『値踏み』というのは実はとても難しい。


 
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 椿の機転と度胸によって状況が変わった陸たちですが、変わりに椿がピンチになるのが今回のストーリーです。


 そして、今回は三人の『値踏み』がストーリーを盛り上げている。


①椿の場合~内海は単純に殺さずに突破しなくちゃいけない障害で以上でも以下でも無い。ただひたすらに怖かっただけ。おそらく、内海に対してああいう態度なのはそれだけに過ぎない。


②内海の場合~まず最初に彼はとても優秀である。彼が居なかったらリクたちは予定通りに脱獄成功していたので。そして、失敗したのは心理的な部分で。リクたちの執念が勝っただけです。ミスというよりは明暗を分けたのは『性格』です。内海は『他人の評価を気にしすぎる』という部分に問題がありました。上官には取り入れられたく、囚人は人間以下の扱い。その気持ちが判断を鈍らせてしまった。値踏みに失敗したのです。


③寺嶋の場合~一番の問題は彼だ。脱獄の狙いが分かったとたんに気が緩んでしまった。本来的には内海一人にやらせてはいけなかった。そして、今回は内海の評価をアッサリ覆してしまった。『いやいや、彼は優秀ですよ』というのを忘れて。こういう上司の下で仕事したくねぇなあ。上官のクセに『家に帰るまでが遠足です』精神が無いよな……。



 それにしても窮地の椿!!彼には死んでほしくないんですが……。来週が気になる!!



チャンピオン47号の感想

今週のチャンピオン
10 /27 2014

 おっ、久々に『新連載攻勢』を見たような!!ここ最近のチャンピオンはいつの間にか新連載ばかりたったからなあ……。あと、もうちょっとマンガ誌らしい表紙になんないかな……。やっぱ、こういうトコロはジャンプがうらやましいぞ!!



『辻浦さんとチュパカブラ』~別記事にしました。


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『刃牙道』~いよいよトーナメント戦か!?と思ったが、それになるのにあと一年とか使いそうだな……。


『実は私は』~別記事にしました。


『囚人リク』~別記事にします。


『浦安』~全員ゾンビ……!!しかし、このマンガって案外見開き少ないんですよね。


『ハリガネサービス』~どーでも良いコトなんだけど、このマンガのネットは丁寧に描かれてますね。


『侵略!イカ娘』~別記事にしました。


『クローバー』~別記事にしました。


『黒虎』~別記事にしました。


『ブリーチ野球軍』~須長くんが地味に悪人面なのが良い。


『ウチコミ!!』~ここ最近の展開の早さは不安になるなあ……。


『思春鬼のふたり』~別記事にしました。


『木曜日のフルット』~思うに日本とハロウィンは相性悪いんじゃないかと。


 そういうコトで来週は久々に八谷美幸先生の登場です!!かわいらしい女の子を前面に……と思わせて、今度はチンチンに悪戯するマンガではないかと怯えてます。チンチンがキュウ…となったり。




これは楽しみ!!   櫻井あつひと『辻浦さんチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
10 /26 2014
 マンガというのはサービス業だと思っているトコロがあります。『お客様に楽しんでもらう』という一点に対する深度……これに対してどこまでも愚直なマンガ家さんはいいっスな!!


 マンガに対して『斬新であれはいい』とか『売れた作品』とか『オリジナリティ』とか良い目安を若い頃はイロイロ考えてましたが、何のことは無い。俺にとっての良いマンガは『お客様に楽しんでもらう』というバカらしいことにどこまでバカになれるか?ということなんです。


 だから、スタンダードでも面白いものは面白い!!やべぇ、面白れーーーーー!!と興奮する喜び。



 20140201.jpg



 今週から始まった 櫻井あつひと先生の『辻浦さんとチュパカブラ』にはそんな楽しさが満ち満ちている!!正直、この作品はあんまり期待してなかったのですが、コイツは予想外の破壊力でした。


 ストーリーとしてはボーイミーツガールで、おしとやかな転校生の辻浦さんは伝説の武闘派ヤンキーでした。いきなり告られました……というものでスタンダードなイマドキの作品になっている。特に新しさは、無い。



 ところが、スゲー面白かった!!本当、面白い。掴まれたよ!!いや、おしとやかな転校生が実は……というのは『よくある』なんで、そうなるだろうと思ってページめくったら『確かにそうなっていた』のだけど、


 20140202.jpg


 ジャイアントスイングでした……。


 『あ~。俺、バーチャが流行った時はウルフよく使っていたな~』とか今週の手嶋みたいにトリップしてしまったではないか!!


 それを目撃してしまった主人公(イメージ的にはマフィアの麻薬取引でも見てしまった感)に対して



 20140203.jpg


 お前、何を言っているんダ!?


 …というインパクト!!いや、これでこの瞬間に『楽しい!!』と感じてしまったのだから仕方ない。面白い!!


 バッティングセンターあんじゃん。アレって、普通は『ちょっと手こずる速さ』を選びますよね?ラクすぎてポンポン打ってもつまらないし、速すぎてカスリもしないのはやんない。マンガと読者もそういう関係で、適度にジャストミートしてくれるようなマンガこそがサービス業なんじゃないでしょうか?そして。絶対に打てないクソボールしか投げてこないマシンは『マンガの意外性』では無い。クソボールはクソボールでしか無いのです。


 このマンガの良い部分はそういうバランス感覚で、スタンダードながらも楽しい。毎回個別にしたいけど、こういう作品はちょっと経過を見ないと分からないので……。


 絵柄はイマドキから若干ズレてますが、これはズレであって軌道修正すれば良いと思います。むしろ基礎はカッチリ丁寧に怠けずやってるように感じられますし。注文を付けるなら辻浦さんの指をもっと女性を意識したものにした方が良いんじゃないかな……。


 良い作品に育ちそうな気がします。

 

光るもの持った作品     反転邪郎『思春鬼のふたり』

週刊少年チャンピオン
10 /26 2014

 マンガ作品というのは本当に多種多様でそれぞれの役割とかポジションがあったりです。


 普通にマンガ読まれる方というのはやはり『社会現象的に売れている』とか『メディア化した』とか『ジャンプに載っているから』とかで、自ら深みにハマる方じゃない。


 が、そういうマンガも『それぞれのポジション』であったりで、可能性を感じさせる光るものがある作品も認識していただけたら……とか思います。うん…。所詮はオッサンの戯言ですけど。しかし、それでも。


  
思春鬼のふたり 2 (少年チャンピオン・コミックス)思春鬼のふたり 2 (少年チャンピオン・コミックス)
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 反転邪郎先生の『思春鬼のふたり』が今週で終わりましたが、惜しい作品だったなあと強く思います。すげぇ可能性を秘めた作品だったと感じます。おそらく『足がかり』とか『起点』という段階の作品で、これをさらに熟成させればスゴイ作品になったと思ってます。そして、この作品が反転先生の肥やしになっていつかの傑作に結びつきそうな気がします。


 この作品は設定とかの部分でクエスチョンが付くのですが、『描きたいドラマ』という部分にブレが無かったのが強みです。白雪さんというヒロインがしっかり報われたのは良かったですね。反面、第1話で殺された高倉さんも白雪さんと似た境遇だったのに『ああなっちゃった』というのも反転先生の片鱗を感じます。そういう視点持っているマンガ家さんはどうしても今後の可能性があるんですよね。


 反転先生の作品の特徴としてはヒロインがかわいい……というのがありますが、これはどうでしょ?自分はメチャ好きです。もう次回作は冤罪でぶちこまれて脱獄を企てるスピンオフ作品『囚人陸』にしてくんないかな~。


 次回作もぜひともチャンピオンに来ていただきたい方です。

渡辺航・弱虫ペダル・第325話『集中力!!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
10 /25 2014

 あー今更とゆー気がしましたが。


 
弱虫ペダル 36 (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル 36 (少年チャンピオン・コミックス)
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 このマンガ、インターハイも二回目に突入して前回とはアプローチを変えてきているトコロを感じてましたが、先日は肝心なコトを見落としていたのに気づきました。


 手嶋の『俺は弱い』って、箱学のフクチャンの『俺は強い』との対比であるのね。そして泉田アブが『ボクは強い』と言っているのも含めて。


 そうすると今回の展開などはなかなか意味深に感じます。タイトルも『弱虫ペダル』だし、開始時のテーマに戻ってきたのかな?弱虫=精神的にダメ・臆病・意気地なし等々のイメージがあって、それは弱泉くんの仕事と思ってましたが、弱っちい虫が強い虫を凌駕するというアラクニド理論のマンガに変化するか?


 ただ、先の展開で手嶋対古賀で『読者に対してのアンサー』を描くチャンスはあったのですが、何か良く分からないけど手嶋が勝ってしまったという展開だったしなあ……。このインターハイの中で『弱い者が強いものに勝つとは?』で気持ち良いアンサーが出るのを楽しみにしてます。


 

強いっス     鈴木快『黒虎』

週刊少年チャンピオン
10 /25 2014


 バトルマンガの肝!!


 読者に『強い!!』と感じさせるイメージを叩きつける!!


 『ギャグマンガは無理だけど、バトルマンガは描けると思う』という、やってみようかなという方はいるかもしんない。いや、アレはチョー難しいかんな……。つーか、ラクなマンガなんて存在しねーから。マンガというのは労力に比例して報われるとは限らないけど、ラクに逃げたら必ず仕返しされるというオッソロシイものなんです。


 
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 …というコトで今回の『黒虎』です!!


 今回はアストロギアの二人が早くも圧倒するという『強さ』の『片鱗』を見事に描いてます。先にさんざん佐之助がスゴイとアッピールしていましたが、それに違わぬ強さ、そして『それはまだ片鱗』という絶望感で来週に続く……これは魅せ方が上手いな~。


 以前も書いたけど、今はこの作品がかなりのハイペースでノッている感じだ。例えるなら2005年の日本GPでほぼ最下位からスタートし、ファイナルラップでフィジケラをオーバーテイクして優勝したライコネンのような勢いだ(誰もワカンネーよ)。


 現時点の展開は本当に見事です。ただ、ここからマルスが弱体化しないように描ききればこれからの連載も期待できそうです。強さをイメージさせるのはマンガでは最高技術だと思ってます。

 

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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