2014年11月 - 豚か狼か

バカでスケベで……      小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
11 /30 2014


 ちょい下の『黒虎』の記事でも書きましたが、マンガは時代と共に変化する部分があるから面白いと思ってますが、変わらない価値観もある。


 その変わらない価値観も時代の流れによって濁流にのまれそうになっても『いや、俺はこう信じている!!』と抗っている作品はカッコいい!!世の中どんどん小奇麗になってますが、なんだかんだ皆さんも好きなハズ!!


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 今週から帰還した小沢としお先生の『Gメン』はやはり面白かった!!やはり小沢先生の載ってないチャンピオンはチャンピオン臭が薄れる!!


『このぐらいのガキは毎日オナニーしながら女とヤリてーぐらいのコトしか考えてねーよ』という作風が本当に清々しい!!最近は『おめー不能なんじゃねぇの?』みたいな作品が増えてますが、こういうのは本当に面白いし嬉しくすらなってきます。その『ヤリて~』っていうのがね、モテモテハーレムなんかよりもはるかに俺たちサイドで、小沢先生の作品というのは常にリアルを感じさせるものがある。



 肥溜めクラスなんて言われているけど、フィクションの世界って『なんだかんだ言っても優秀』だったりする訳で、やっぱり『Gメン』の世界観はリアルなんですよね。そして、小沢先生の作品は『じゃあ、俺たちどうしたらいいんだよ!?』という問いに対してキッチリとアンサーを用意してくれるのも嬉しい。


 主人公・門松勝太なんてイマドキのキャラじゃないですよ!!今の読者は癒しを求めているんだから『カッコ良くて』『なんだかんだ優秀で』『去勢されている』のがいいんだから!!それなのに『バカで』『スケベで』


 でもケンカが強くて仲間にゃ優しいんだよな!! 


 素直に『欲しいモノが欲しくて行動している!!』それがイロイロな面倒を起こすのも現実ですが、このマンガを読んでいると『いや、それが楽しくて意味があるんだ』というストレートな熱さを感じます。


 
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再登場   櫻井あつひと『辻浦さんとチュパカブラ』

櫻井あつひと 『辻浦さんとチュパカブラ』
11 /30 2014

 人の立ち位置は決まっている……とか考える。


 俺のようなブサ面の否モテは一生懸命一生絶望である!!ブサ面として生きてなんとかするしか無い。諦めから始まるポジティブシンキング!!


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 再登場した子門サンはやはりダメダメでした……。しかも人質作戦とか明らかにが落ちてます。でも、この取り巻きの二人いい味出しているなあ~。



 一方で、優にも辻浦さんにも変化があったようで自分の大好物の『友達以上恋人未満』の路線を驀進中です。


 好き好きもいいのですが、こういう関係から少しずつ距離が縮むのが良いのだ~。


 そして、初めての次回へのヒキ!!個人的にこの妹って結構カワイイと思いますがどうでしょう?この作品って、優を攻撃する人たちばかりなんですが不快さが無いんですよね。憎めないキャラ…という感じで。




渡辺航・弱虫ペダル・第330話『2つの願い』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
11 /30 2014


 スカイラインGT-R!!特に日産党ではありませんが(スズキ好きだし)、やはり特別な意味を感じるクルマだ。ぶっちゃけ好きだ。オーラ出てます。特にケンメリのワルっぺえ顔つきはいいですね~。


 が『頭文字D』の中里くんはダメであった!『スゴいクルマだGT-R!!シルビアから乗り換えた瞬間にライバルだった奴がライバルでなくなった!!』という失言によって、マシン性能に助けられているイマイチくんというキャラに……。メンタルもメタクソに弱いという……。



 やはり強くなるには上なるレベル……ぬるま湯でなく熱い湯船に浸かってこそパワーアップを果たせるのだ!!


 
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(2014/12/08)
渡辺航

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 …というコトで今回の『弱虫ペダル』は山岳賞の決着ですが対照的なふたりです。


 手嶋はなんだかんだパワーアップを果たし、真波は自覚無きナメプレイでズルズルとレベルが低下したような……?


 うーん。登場当初は坂道の宿命のライバルのような扱いだったのに、ここで全力出してしまったが為に株価が大暴落を起こしたような……。


 昨年の総北は一勝一敗一分けでしたが、この時点で負け越し確定。なのに箱学に決定的な亀裂が走ったようなこの感触!!


 こう考えたら手嶋は『いい仕事したな』とか感じてしまう。キッチリと王者・箱学を内部から破壊しました!!


 次はアブ郎くんの見せ場があるかな?鳴子が最近目立ってないから魅せて欲しいッス。


熱さとスピード    鈴木快『黒虎』

週刊少年チャンピオン
11 /30 2014


 マンガの在り方も年々変化すると思いますが、個人的には『子供が目を輝かせて読む!』がいいな~。で、必殺技を真似して怪我なんかしちゃうぐらいが丁度良い!!


 『ワイルド7』の作者・望月三起也先生は最終巻のあとがきに『教育ママゴンに縛られているような子供たちに、体を張って仲間の為に戦うマンガを描きたかった』とありますが、自分にとってのマンガはコレ!!ちなみに近年の『バサラ戦車隊』でも変わらず熱かった!!望月の兄貴は今も変わらず俺たちの兄貴である!!



 
黒虎 1 (少年チャンピオン・コミックス)黒虎 1 (少年チャンピオン・コミックス)
(2014/10/08)
鈴木快

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 ただ、これからのマンガはスピードが重視されると思う。昔のマンガはスピードがあったが、今は大人がマンガを買うようになったせいか人気タイトルはスピードが鈍る。『寄生獣』が三十巻だったら、また評価も変わっていたかな?あのマンガは十巻だから良い。密度は大事だ。



 『黒虎』という作品の魅力は王道展開ながらスピード感は近年のチャンピオンで随一だろう。それまでは伝説となった『悪徒』も良い感じでしたね~。


 今回は伏線としてあったキャラたちの登場ですが、これをキッチリ一話で楽しませてます。鈴木快先生は初連載ですが、やはり新人マンガ家こそスピードは重視した方が良い。



 が、読者はワガママだ。そのワガママに応える熱さが『黒虎』にはある。



 鹿島は運が良ければ生き延びそうだけど、今度は祈ジジが焼豚になってしまつたよ…。

くそぉ、来週も楽しみになってしまったではないか!!



目覚めた仲間パワー!!  平川哲弘『クローバー』

週刊少年チャンピオン
11 /30 2014

 
 『レイアース』のOPにて『出し切れない実力は誰のせい?』という歌詞がありましたが。


 俺はラジコンで惨敗するとアタマの中で流れます。俺のせいじゃねぇッ!!何もかも国が悪い!!政治が悪い!!社会が悪い!!みんなが悪い!!


 
クローバー 38 (少年チャンピオン・コミックス)クローバー 38 (少年チャンピオン・コミックス)
(2014/12/08)
平川 哲弘

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 …とまあ、今週の『クローバー』です。


 予想通りに春木が小者化して、伴って弱体化!!いかん!!俺がこんなになったのは仲間が裏切ったから…という暗黒オーラに飲まれてしまつた!!



 対して吉良は『仲間パワー』を徐々に目覚めさせて実力以上の実力が発現中に!!あ、コリャ神楽木戦より強くなっとる!!


 まあ、帰ってきたウルトラマン(またかよ)も二度目のナックル星人戦で初代ウルトラマンとセブンの友情ブースト(効きすぎて発狂気味)で勝利したからなあ……。



 来週は一部で変なポーズと有名な吉良のウルトラ投げが見れるかもしんない。


直球     増田英二『実は私は』

増田英二『実は私は』 『さくらDISCORD』
11 /28 2014


 
実は私は 9 (少年チャンピオン・コミックス)実は私は 9 (少年チャンピオン・コミックス)
(2014/12/08)
増田 英二

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 いや、オチはバレバレなんですが。


 それにしても、増田先生はやはり直球が似合うというのが今回の印象です。『アホカワイイ』で売り出したい作品だと思いますが、それだとカワイイから遠のいちゃうような気がします。肝心の場面はスパッと直球ブン投げるのが『さくらDISCORD』からの印象でしたので。


 ただ、個人的には白神さんがまずビンタして委員長がビンタで返す……という『走れメロス』方式の友情シーンのが良かったかな?

ハイブリッドどいひー展開 ホリ『世界征服 4コマのズヴィズダー』 

まんがぱれっと系
11 /26 2014
 タイアップによるコミカライズというカテゴリーがある。


 さて、どういう層が買うのか?やはりアニメ作品のファンが大半なんかな?


 
魔法少女まどか☆マギカ アンソロジーコミック (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ アンソロジーコミック (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2012/11/12)
アンソロジー

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 実は『まどか☆マギカ』は観てなかったり。ちょうど地デジ化の流れで半年ぐらいテレビの無い生活してたから。確かモニターになったテレビでひたすら昭和のウルトラシリーズを観ていたような。が、アンソロジーの三巻だけ持ってたり。たまたま好きなマンガ家さんが集中してたから。


 あんまり無い例かもしんないけど、自分はファンのマンガ家さんが絡んだアンソロジーは買うなあ~。


 
世界征服 ~4コマのズヴィズダー~ (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)世界征服 ~4コマのズヴィズダー~ (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
(2014/10/22)
ホリ:漫画 hunting cap brothers:原作

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 …というコトで今回は ホリ先生の初単行本『世界征服 4コマのズヴィズダー』です。


 アニメも観てましたが、柔らかなキャラデザインが放つ、『コイツ等楽しそうでいいな~』感に顔がほころぶ作品でした。そこにホリ先生の作風が加わりますが……。


 ホリ先生の作風となると『緩慢な動きからいきなり刺される』という暗殺拳の使い手です。しかも毒手(闘え!!ラーメンマンでその存在を知っただよ!!らもう独特の作風でして、それだけに『さすがホリ先生!!俺たちができない下品なネタを平然とやってのける!!そこにシビれる憧れるゥ!!』と歓声をおくりたくなるマンガ家さんです。いや、もうね。どういう発想したら、そのセリフ出るんだ……みたいな。



 で、そんな個性バリバリに『世界征服ズヴィズダー』のテイストが……合う!!合うぞ!!セックスの相性は最高なんや!!(やめなさい)


 そう、どちらの持ち味もガッチリ活きてます。


 ズヴィズダーを知ってる方も


 ホリ先生の作風を知ってる方も


 …そのどちらか知ってるだけでも楽しく、WINWINの関係が成立しているコミカライズでした。


 お気に入りのエピソードで言うならナターシャと眼鏡を買いに行くやつですね。オチが酷くて最高でした!!そりゃねぇだろ、54000円!!


 

 …ホリ先生と言えば、たまにコミティア参加されてますが、行かれる方はぜひとも寄ってみてください。特に『汚い4コマ』は酷くて酷くて……。


サラリと凝った仕事       茶菓山しん太『チェリーブロッサム!』

まんがきらら系
11 /25 2014

 警戒した方がいいな……と思えるマンガ!!


 ストーリーが斬新とか絵が超絶にキレイとか……まあ、それもある。それもあるが、パッと読まれるような部分に対してこういうトコまで考えているのか……というマンガは警戒する。


 つーか、気づくのが遅れた時は得体の知れない敗北感にさいなまれる。



 
チェリーブロッサム!  (3) (まんがタイムKRコミックス)チェリーブロッサム! (3) (まんがタイムKRコミックス)
(2013/10/26)
茶菓山 しん太

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さて、ブログで度々書いてます 茶菓山しん太先生の『チェリーブロッサム!』ですが、やってくれたなコンチクショウ……という敗北感がフツフツと。



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 浴衣の柄だ。これが場面によってキッチリ大きさが変化している……という描き方!!


 マンガ…いや、最近はアニメでも模様を再現してますが、暗黙のルールみたいのがあります。例えばチェックスカートならばキャラの大きさ・シワの入り方は考え無いで良い……みたいな。


 そしてマンガばかり読んでいると『そういうもんだ』となるのですが、そういうスキを突かれたカタチになるね~。


 なんつーか、『小僧、ここが戦場なら貴様は三度死んでいる……ほら、これで四度目だな』みたいなコトされた気分だよ……。



 しかしまあ、マンガの世界というのはスゴい方がゴロゴロしている。マンガを知れば一生退屈はしないな……。





魅力的な悪人    瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
11 /25 2014



 勧善懲悪……という作品評価というのは『深みの無いレベルの低い作品』と受け止められる気もしますが、思うに『なんだかんだ言って、みんなこういうの好き』なんじゃなかろうか?


 自分がガキの頃はやたら子供番組が充実していたので勧善懲悪は多かった。


 そして思うに勧善懲悪は難しい。なぜなら悪人だってイロイロ居て、そこに至った動機はある。何より魅力的な悪人無くして勧善懲悪は成立しない。読者を納得させねば。



 『地球の人間が悪いって言うのかーッ!?』『そうだ。憎しみあい、嘘のつきあい、わがままな考え……まして仲間同士が殺し合う……そのような生き物が良いとは言えぬ』


 『無敵超人ザンボット3』のラスト、主人公・勝平は『何故、地球を攻めてきた?』という問いに対し、宇宙の平穏を保ち、悪意を除去する為に作られたコンピュータードール第8号はそう答える。


 善を描きたいが為に、善しか描かない作品は滅びる……と思う。


 
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(2014/12/08)
瀬口 忍

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 さて、今週の『囚人リク』はスライスデビル・沢田の襲撃ですが


 うまくやりやがったな!!



 これに尽きるなあ……。一発でキチンと仕留めて逃亡プランまでバッチリだ。多分、沢田はケースに応じてのシュミレートはいくつも用意してたはず。


 正義は必ず勝つ…といきたいものですが、なかなかままならない。悪人たる沢田だってキチンと積み重ねてきたのは本当です。


 力の使い方は賛同できないけど、怠慢してない……そういう部分は見落としちゃなんない。


 勝負の場は善悪の立場でなく、積み重ねてきた奴のが怖いしね。それにしても走り去る沢田がやけに嬉しそうです。セリフを付けるならタリラリラーンと言わんばかりに。



 あと、今回の展開はビックリです!!自分の読みが正しければ、この作品はまだ続く。もちろんもっと盛り上がるカタチで。



チャンピオン51号の感想

今週のチャンピオン
11 /24 2014


 おおっと、今年度のチャンピオンもあと僅かになりましたが、今年のチャンピオンの最大の出来事は、やはり『弱虫ペダル』のブレイクですね。ここまでくるのになかなか時間がかかりましたが、ようやく渡辺先生も報われた感じがします。


 あと、何気に新人さんのマンガで面白いのがチラホラで例年以上に豊作だったような……。個人的にはなんだかんだで『黒虎』が面白くなってきていると感じます。



『兄妹』~木々津先生の作品はイマイチ相性が良く無いような気がするのですが、結構面白かったです。

 しかし、イロイロと制約が多そうな設定ですが、ここからどうやって展開していくのだろう?



『弱虫ペダル』~別記事にしました。



『刃牙道』~このまま、渋川あたりもサクリファイス(生贄)されそうな予感が……。元部が出るのをそんなに引っ張るのか?やっぱりトーナメントにしようよ……。



『実は私は』~別記事にしました。



『浦安』~別記事にしました。



『鮫島』~別記事にしました。



『囚人リク』~別記事にします。



『侵略!イカ娘』~その歳で西部警察マニアって渋いな……。ちなみにマジでデストロイがハンパ無い作品でガキだった俺は酔いしれてた。



『ハリガネサービス』~おおっ、タイトルの意味がこんなトコロに!!


 でも、秘密兵器にしといた方が良くね?確か『一人時間差』もいよいよの大舞台の局面で使ったというコト聞いたけど……。これは野暮というものですが。



『イトの日記』~ああっ!!早くもヌマジュン先生の出番が今回無い!!



『辻浦さんとチュパカブラ』~別記事にしました。



『黒虎』~別記事にしました。



『極悪!バンビーナ』~だめじゃん!!(誉めてます)



『ギャングロード』~今のトコロは本当にベタなんですが……。ところでスマホゲームのファンって単行本とか買うのかな?



『ウチコミ!!』~おそらく最後の勝負だと思うのですが、構図としてはチーム対チームという意識で迎えるのは良い形なんじゃないでしょうか?



『テツねこ』~最強形態が黒なのはいいね~。


 ただ、マジで主人公と猫又の関係が『うしおととら』になってしまった感が……。同じネコ科というコトか?再登場があるとしたら弟をうまく機能させて差別化するといいんじゃないでしょうか?




『木曜日のフルット』~ファミコン界の謎なんですが、下手に人気あった作品より『いっき』のが有名なのはなぜだ?




 今週は『クローバー』が載ってなかったのがチト寂しい。