2014年12月 - 豚か狼か

渡辺航・弱虫ペダル・第333話『箱根学園のエースアシスタント』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
12 /31 2014


 まあ、だいたいの人はだいたいの人と相性が悪い……とか考えていたり。


 アチラを立てればコチラが立たず……みたいに。人付き合いが幅広い方というのは同時に浅くなって、人付き合いが下手な人はその分深くなる……そんなバランスはあると思います。


 あと、自分と同じ人間とは相性良く無いんじゃないかな?少なくとも身近に俺みたいなヤツがいたら、そいつとは絶対相性悪いって思うもん。自分とはタイプが全然違うけど目的みたいのが一緒なのが良い組み合わせだと思う。



 
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(2014/12/08)
渡辺 航

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 今回の『弱虫ペダル』はかつての山岳の引立て役になってしまった黒田にスポットが当たってます。


 この『弱虫ペダル』にはキャラの組み合わせ……というのがしばしば出てきますが(フクチャンと荒北・御堂筋くんと石垣等)、全然似ても似つかない人格だったり。が、目的を一緒にするコトによって互いに磨かれていくというドラマになる。今回は泉田と黒田ですが、やっぱりタイプが違う。


 そう、タイプが違うけど共通の目的を持って互いを刺激している……という理想的な関係になっている。事を成すにはコレは大事なんですね~。



 ところで、ハジメチャンと鏑木がイイ感じにコンビになってきたような気がしますが、これもまたタイプが違うからこそ。


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えすえむ        鈴木快『黒虎』

週刊少年チャンピオン
12 /31 2014


 俺、ドМなんスよ。多分。


 イロイロと解釈はあると思いますが、例えるならば『母親に相手にされたい為にイケナイコトしてしまう子供』みたいな心理の延長線上かな……。だから、ブン殴られるからハアハアでなく、そこに愛はあるか?が重要なんです。


 愛というと『どこまで自分を見てくれたか?』というコト。好きの反対は嫌いでなく無関心であるというコト……というのを理解している方が陥りやすい思考回路なんじゃないでしょうか?



 
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鈴木快

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 今回の『黒虎』はエスエムプレイじゃあッ!!!!


 最初は佐之助の『言葉攻め』でした。ええ、コイツは口撃力高めですがシッカリと虎鉄のコト見てます。これはもう愛だねッ!!やったら嬉しそうです。でも、コッチの攻めは嫌ッス。


 二回目は祈の『鉄拳制裁』ですね。これはもう愛だねッ!!くじけそうな心に喝を入れる愛です!!これやられたら俺はやったら嬉しいですね。なんならウレション漏らすねっ!!しかもマウントポジションとか最高です!!そして、鼻水とかどんだけ濃厚プレイや!!



 問題は虎鉄が割とノーマルだったので、そのありがたみが分からなかったコトでしょう。うまらやしいなあ。



 次回はセンターカラーだと!?なかなかに好調だ。

積み重ねてきた       根建飛鳥『REBOOT』

週刊少年チャンピオン
12 /30 2014


 マンガは才能では無い。


 …なんか最近はそう思うようになった。むしろ中途半端に秀でているならいらない。動機はどうあれマンガに対して継続的な執念深さがあるヤツこそが強い。あと、真面目であるコト。


 マンガブログはイロイロありますが、才能よりも基礎を重視するトコロも珍しいかな?個人的には世間一般のマンガの評って『才能を過信し過ぎる』とか思ってますが。



 積み重ねを軽視するのは間違っていると思いますよ。



 
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根建 飛鳥

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 …というコトで根建飛鳥先生の『REBOOT』です。実は根建先生関連でのコッソリコメントが最近二件入りましたので、この場で『稚拙な文ですが、根建先生の作品に興味を持って戴いて嬉しいです。マンガブログをやっていて報われた実感があります』と感謝を。そう、やはり『REBOOT』は普通にマンガを読んでいる方に通用するのだ!!自分としてはオタク化が進むマンガには少なからず危機感があるので、こういう作品はどんどん皆さんに読んでもらいたいんですよ。だって、マンガってとっても面白い共有財産なのだから。


 さて、今回も新刊の出た『REBOOT』です。相変わらずサクサク話が進み、なおかつ試合のシーンも見応え抜群!桐生マネージャーのトライデントとか笑かすシーンも盛り込んだ高密度になっております。単行本オマケも充実してます。こりゃもう『何が不満だ?言ってみろッ!!』な領域で。


 こうしてみるとやはり『俺たちの飛鳥たん』である!!普通にマンガ読んでいる方にキッチリ向いていて、オタク化が進むマンガ界にあって、嬉しい存在だろう。


 …で、なぜそういう作品になったのだろうって考える。


 確か根建先生は梅田阿比先生・とうじたつや先生と同期のマンガ賞に残ったような。『グーフィー』を短期集中するも連載には至らず『REBOOT』が開始するまでにも空白期間が結構ある。


 焦り……はあっただろう。


 そして、残念ながら『REBOOT』は次回で終了だ。マンガというのは常にままならない。努力に比例して結果が出る保証は無い。


 が、そこは『俺たちの飛鳥たん』だ。作品を読んだ方は分かると思いますが、そういう苦境に耐え、常に全方位の読者に向いた作品を描いてきた根建先生だ。スゴく強い。作品がとても丁寧で真面目なんですよ。やっぱりマンガって才能じゃなくて積み重ねだな~と感じさます。


 『グーフィー』の頃からそうでしたが、作品から粗が見当たらない。かと言って、ソツなくこじんまりした内容でなく、ハッタリを利かせた内容でも無い。ここら辺は根建先生が時間をかけてジックリとマンガに取り組んだ結果だと思います。とかく結果をすぐに求める現代ですが、このマンガに於いては邦光がブランクを感じつつもシッカリとサッカーに取り組んでいくのが描かれている。スポーツマンガでこういう描写って大事なんですよね。


 本当に終了が惜しまれる作品ですが、自分としては最初からこの作品に対する気持ちは変わらない。良い作品なんです!!書かずにいられない。


 最終巻が出た時も記事にさせていただきます。



ベテランの仕事       小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
12 /29 2014


 マンガはそれこそ新聞に載っているような風刺絵にも反応しちゃうような人で、ジャンルによる好き嫌いも特に無いです(ただ、機会を考えると少女系は極端に少ない)。


 が、好みとなると『巧い』ってマンガが好きなんですよね~。『華やか』でも『ニッチ』でもなく『巧い』という感じで、特に定番的展開を『読ませてしまう』というマンガで、何回も読み返したくなるよなマンガです。


 長い時間をかけて成熟してきた巧さを含ませるようなマンガです。



 
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(2013/09/06)
小沢 としお

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 小沢としお先生のマンガというのはまさにそんな感じで、今回の『Gメン』も面白く展開している。



 今回は八代の謀略に瀬名がはめられてしまい……というものですが、ここら辺の分かりやすさは本当に巧い。


 瀬名は表向きはイイ奴で裏は……という展開も考えていたのですが、今回にて『マジでイイ奴!!』というのが確定したように感じました。


 ここら辺がメチャ巧いんですよ。


 読者に『勝太とケンカになるのは確定だな…』と誘導して、『実際どうなの?本当にイイ奴なの?』というヤキモキを感じさせて、今回のアンサーになるんですよね。最初のシーンが芝居がかっていたのもおそらく計算ずくで、『してやられた』ってコトになりますが、マンガの場合だとこれがあるから楽しいんですよね。


 次回も楽しみなんですが、合併号だしな~。



 

勝手に恩がある     平川哲弘『クローバー』

週刊少年チャンピオン
12 /28 2014


 人の持つ部分で特徴的なものはイロイロあるが、恩というのは人間らしさの概念でしょう。


 いわばウエットな感情というコトになりますし、砂漠化が進行している近年の日本においては馴染めないものでもあるでしょう。


 恩というものですが、自分に考えるトコロがあって『与えてくれた相手に勝手に感じる感謝の心』という認識になってます。だから『この恩知らずがッ!!』みたいな言葉には『分からん』であり、『恩知らずな真似をしてしまった』というのは『分かる』だ。



 
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平川 哲弘

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 『クローバー』の動機としては『恩』の概念が強く描かれている。こらもうワンパターンのような気もするが、それがツマラナイ訳ではなく、これでこそ『俺たちのクローバー!!』という気分になるから不思議だ。


 今回の吉良も御多分にもれずに『勝手に感じて勝手に返している』という意味では自己満足ですが、やっぱり俺はコッチのがいいな~。


 で、自分が『何でマンガブログやっているか?』って考えると、つまりはそういうコトなんですよね。楽しませてくれた作品に対して、勝手に感謝して勝手に恩返しした気分になっている自己満足でしかないんですよ。今はそういう考え方の時代だと思うし。


 でもな~。それでも勝手にやっていたいんですよね。『クローバー』のそういう動機を読むと『いいんだよね?いいんだよね?』と嬉しくなります。


マンガの約束     とく村長『メイちゃん大逆転!』

とく村長『ラン様の放課後遊戯』とかイロイロ
12 /26 2014


 いや、しかし、マンガの数が多い。そしてネットで発表されているマンガなどもカウントすると読み切れる訳が無い。



 玉石混交なんですが、石比率は上がってます。石が多いので玉も見落としてしまうような時代に。


 そして、マンガのギャンブル性とか持続性も悪化してるなあ……。俺、ラジコンやりに埼玉・鷲宮によく行きますが、数年前まで大人気で町おこしのシンボルとも言えた『らき☆すた』も寂しい限り。神社側のコンビニなのに『お正月仕様一番くじ』が夏になっても残ってたり……。


 マンガの新しい方向性……おそらく携わる方々の課題だと思うのですが、個人的には『マンガはマンガらしく』がいいかな?堅実大好き。


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 さて、今回で残念ながら最終回を迎えた、とく村長さんの『メイちゃん大逆転』なんですが、振り返ってみるとやっぱり面白かったなあ……。


 自分の好みなんですが『基本に忠実』という作品でした。で、とく村長さんの場合は必ず『プラスα』が入るんですよね。仕掛けとして面白い作品だと『どたどたムスメリュウム』ですね。明確なフォーマットを提示(読者との約束)して話を展開させてくる作品でした。前作の『ラン様』だと謎解きの部分と願いを叶える左手が『約束』だ。


 とく村長さんの作品は『約束を守る』のが特徴だ。この部分は『玉』ですね~。マンガが変化したな~と感じるので最も変化したのは『約束を守らない作品が増えた』というコト。『約束よりも刹那的に面白ければいいじゃないか』と聞こえてくる作品が本当に増えた。まあ、それもマンガの側面なんですが、マンガの信用って先人達が少しずつ築き上げたものなんで自分は軽視したくないんですよ。


 そういう意味での『基本に忠実』であり『マンガはマンガらしく』なんです。


 残念ながら『メイちゃん大逆転』は今回で終了なんですが、なんだかんだ三人はオチコボレなまんまでしたが、読者の期待に応えるという部分は違えずに約束を果たしてます。


 それにしてもミズホさんはポテンシャルがかなりあったように感じるから惜しいなあ……。『ラン様』だとアイチャンが再登場以降はいい感じに壊れてきたし。連載を通じてキャラが化けるのも見たいです。


 いやいや、しかし、次回作を楽しみにしてます!!約束だぜ!!



やってますよ~        タミヤXV01シャーシ

ラジコン&プラモ
12 /25 2014


 やあ、楽しいラジコンの時間だ!!


 つーか、最近はイロイロあってラジコンしてないけどね。そういう時は空き時間をみつけて組み立てとかメンテナンスを楽しむのもラジコンだ!!


 
1/10 電動RCカーシリーズ No.528 スバル インプレッサ WRX STI チームアライ (VX-01シャーシ) 585281/10 電動RCカーシリーズ No.528 スバル インプレッサ WRX STI チームアライ (VX-01シャーシ) 58528
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タミヤ

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 一応はXV01シャーシはかなりテキトーにでっち上げられてシェイクダウンを果たされたのですが、『こんなラジコンだったらいいな』という用途に見合った走りをしてくれたので良かった。面白い!!



 そもそもツーリングカーの始まりはタミヤ・マンタレイのシャーシの再利用だったからコッチの『ちょっとしたオフロード』の路線もアリといえばアリでしょう。なんつーか、セミ人間で声はケムール人としてリサイクルされたら、一番メジャーなウルトラ怪獣になってしまったバルタン星人みたいなのが今のツーリングカーだよな。


 あんまり走らせてないから確かなコトは言えませんが


①走らせやすい~もちろんツーリングとしても使用可です。ギヤ比もセッティングもかなりワイドになってます。特化したツーリングカーに比べてタイムは出ないけど、タイムは安定しそうな特性です(つーかムラのある俺にはいいような気も……)。


②幅広い遊びに対応~この一台でオンオフ楽しめる欲張りさん。それどころか公園ラジコンも全然オッケーの防塵性!!水溜り突破もイケんだろ!!あと、ベルト外せばFFマシンとしても遊べそうな気も……。ツーリングカーというのはタイヤの硬度でチョイスしたりする(大雑把に言って)ものですが、アスカクリエートというところで扱っているラリータイヤシリーズがかなりそそるんだよな……。オフロードカーはタイヤパターンも重要になるんですが、そういう楽しみも持てるラジコンなんです。


➂ラリーカーボディ~ラリーカー大好き!!しかし、オンロードになると空力が悪いのでイマイチ人気がありませんが、コイツならイケる!!土煙をあげながらコーナーを駆け抜けるのはラリーカーならでは!!動きもWRCっぺえぞ!!ドリフトラジコンはイマイチ馴染めなかったのですが、フロントモーターであるコイツのドリフトは本当にカッコイイ!!ギャンギャンガーみたいな動きが出来る!!


 操作性に関しては、先述のフロントモーターでジャンプもオフ車と違った感覚で楽しめる。特に顕著なのが小ジャンプの時はアクセルを抜けば素直に姿勢を整えてくれて地面をつかんでくれる。ちなみに一緒に走ったたけさんのマシンを同時ジャンプで空中から踏みつけたけど。ガンダム対ドムみたいですね(どいひ~)。


 ネガティブなトコロとしては組むのが面倒くさい。バッテリーの脱着がスーパー面倒くさい。シャーシが格好悪(ダサ)い。ケツがなんか軽すぎる……というトコロかな?特にケツが軽いように感じるのはもったいないな~。TA03Fみたいな重量バランスなら良かったのに……。他社のオプションでそういうシャーシ出てくんないかな?


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 このオフロードツーリング的なラジコンというのは未開の分野で自分は可能性があると思います。痛ラジをガンガンやって、痛ラジミーティングなども行いたい(賛同者募集中!!)のですが、それを任せたいシャーシ……それがXV01シャーシなんです。

 

願!!本格参入!!      茶々『夕暮れのモノクローム』

まんがきらら系
12 /24 2014

 きらら系のジレンマなんですが。

 
 マンガの環境というのは年々厳しくなっているな~というのは実感しているのですが、やっぱりマンガ家さんの希望としては『連載』と『単行本』というのがあるんですよね。


 ところが、きらら系の場合は『単行本になるまで一年連載』というハードルがあります。なのでゲスト→連載→単行本という流れがあって、ここにこぎつけるまでがなかなか困難だったりする。ゲストに載っても連載に届かない。連載しても単行本に届かない……というのもあるんですが、単行本の売り上げが芳しく無いと一巻で終わりという結果にもなったり。


 もう一つに『きらら系は休載が多い』というのがあって、代原ゲストも多くなってたりする。で、結果代原スペシャリストマンガ家という奇妙なポジションに収まるマンガ家さんも居たり……。


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 そんな立ち位置になってしまっているけど、『これはもう連載させてもいいんじゃない?』というクオリティのマンガ家さんに茶々先生がいる。『くびかりさま』『きのこクラック』『凸凹□』と続いて今回の『夕暮れのモノクローム』なんですが、ホントそろそろ連載にさせて欲しいんですが……。つーか、『凸凹□』は七話ぐらいやっていたから『いよいよ連載か!?』と期待してたのですが、今回もならず……(汗)。そして今回の『夕暮れのモノクローム』なんですが。


 さて、この『夕暮れのモノクローム』は社交性が無いというか、自分を世界から遮断して本にのめり込む少女が主人公です。少女……と書いたのは実は名前が明記されて無いという面白い仕掛けになって、他に重要になりそうなキャラ二人も明記されて無いところから意図的にされているのであろう。


 こうした雰囲気が作品の面白さを作っていて……マンガというのは多くの読者の感覚的な部分を刺激して楽しませるものですが、茶々先生の技量の鋭さを感じる。


 翻って、前作の『凸凹□』はきらら系ではスタンダードな感じの作品になっており、茶々先生の作品の幅広さを感じる。個人的に幅広い作風というのに憧れがあって、古くは横山光輝先生はスゲーとか思いますね。『魔法使いサリー』から『鉄人28号』『三国志』とかあったりで。


 この『夕暮れのモノクローム』はきらら系としては異質に分類されるだろう。『夕暮れのモノクローム』というタイトルのイメージまんまの世界観からすると『かわいい少女がキャッキャッウフフ』というノリどころでなく、何しろ少女は『この無機質な世界がつまらない』と思って遮断しているのだから。


 それで成立するのか?


 するんです。光あるところに影がある……強スケお前を斬る!!デケデケデケデケデケ……来るぞ来るぞ来るぞ来るぞ手ごわいぞ~♪とサスケばりに。これまでのきらら系はむしろそういう作品が多くなって、そろそろ次の方向性を模索中だと思います。自分は『昭和のジャリ番組』で育った世代ですがここら辺の作品って『ちょっと怖い』という感じに『闇』を好んで描いていたトコロはあるんですよね。茶々先生の作品って妖怪とか土着に根付いた匂いみたいのを感じるのですが……気のせい?


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 あと、茶々先生の絵はスゲーいいんですよ。カチッと太い線なんですが、演出に使われる線が『均等でない』という部分に丁寧さを感じますね。こういう線を描くコトによって作品がより有機的になる。


 何にしても『代原だけじゃもったいない!!』というのが自分の中にあるんです。


 それにしても『くびかりさま』『きのこクラック』『凸凹□』でボリューム十分なんで短編集とか出してくんないかな……。いや、短編集って売れづらいという側面があるのも知ってますが、そこを何とか!!ひらふみ先生の『Оhでりしゃす!!』を出してくれた芳文社だけにそこんとこよろしく!!

活気あったのよ       おりもとみまな『ばくおん!!』

おりもとみまな『ばくおん!!』
12 /23 2014


 自分がバイク・クルマに乗るようになったのはバブル期の頃なんですが、最も活気のあった時代でした。


 高校生がバイトしてバイク買う。


 あらゆる意味で今は『無いな』とか思ったり。あの頃より確実にデフレは進んでますが、バイクは高くなったなあ…。


 『ばくおん!!』の羽音が乗ってるCB400SFは初代は確か56万円でした(ゼファーは52万円)。ところが今はおおよそ80万円で最高グレードに至っては100万円か……(汗)。じゃあ、原付バイクはと考えたらミッションそのものが無い。数少ないミッションのモンキーに至っては当時から三倍(!)の値段になっている。


 今は自転車のロードレーサーが人気ですが、スタートは十万円ぐらいだし税金とか燃料とかの維持費がかからないのも理由の一つだろう。スタートが百万円からなら、まあ誰もやんない。そしてバイクは敷居が高くなったなあ……。



 
ばくおん!! 5 (ヤングチャンピオン烈コミックス)ばくおん!! 5 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
(2014/08/20)
おりもと みまな

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 …と今回の『ばくおん!!』はバイクブーム真っ盛りのお話です。2ストレプリカという時代……。ブームというのは再び巡るコトがありますが(ミニ四駆とか)、2ストレプリカに限っては二度と来るコトは無いでしょう。



 そして当時の俺はホンダジャズに乗っていた(当時20万円)。その頃はNS50Fも同金額だったような……。これなら夏休みとか組み込んで半年頑張ればギア付きバイクを買える時代だったんですよね。今はプレミア付いている2ストレプリカですが、底値なら20万円ぐらいでした。


  で、いろは坂近いものですから週末はすごかったですね~。もっとも俺は『事故るのが怖い』という理由でせいぜいがギャラリーでしたが。


 栃木県に限らずバイクブームというのがあって、マンガ家も『バイク描けます』というのが武器になる時代でした(信じらんないかもですが)。


 そんな時代を生きたたづ子が今回の主役!!ええ、そっちの期待は裏切りません。当時のNSRは威張れるマシンで。それでもバイクブームの後押しがあって、各社イロイロ出してました。レプリカブームの後はネイキッドとアメリカンが来るんですが、ヤマハ・ディヴァージョンとかカワサキ・EX4なんて徒花があったり。スズキはアチョー化してネイキッドだけでバンディット・カタナ・インパルスなんてラインナップしてた(ちょっと後にイナズマなんてあった)。


 これは自分への戒めでもあるんですが『華やかな時代』を知っているとついついその目安で考えてしまうというコト。俺より上の世代だとバブルでいい思いした人とか幻想から抜け出せなくなっているし(俺はその感覚そのものが無い)。たづ子って同世代なんですが、その気持ちは分かるなあ~。で、そういう目安ってともすれば『老害』というヤツで気をつけたいトコロ……。今やバイクはオッサンばかりが乗って高級志向になってますが、原点を忘れないようにしたいですね。


 誰だって『初めて乗ったバイク』が動いた時のワクワク感ってあって、イロイロ経験積むうちに変な歪み方するしなあ……。


 それにしても合コンの猿山先生は意外にうまくやってたな……。たづ子より先にゴールできそうです。つーか、この作品で一番困った人は凜じゃなくて、たづ子という気も……。





ジャンボ系    あづま笙子『事件です!シャーロッ子さま』

まんがタイムジャンボ
12 /22 2014

 ここ数年のマンガ事情というのは読者である自分でも胃が痛くなるような感じなんですが。


 少なくとも良いマンガを描けば黙っていても売れるという考え方は捨てた方がいいように感じます。そうなると即効性のあるマンガ……結果、書店の売り場は『カワイイ女の子の表紙のマンガ』が増えた。こういうマンガは大好きではあるがやはり危機感を感じる。マンガはイロイロあってマンガだから。『囚人リク』とか『クローバー』みてぇなマンガも読みたいんだよな~。


 で、思うに『丁寧に作って固定読者を獲得』するというやり方はダメなんだろうか?この前の記事にも書いたけど、板倉梓先生なんかそんな感じですよね。安心して期待を裏切らないマンガを安定して提供できるマンガも大事だ。そろそろバクチ気味に考えるやり方は通じないと思うんですよね(これはチャンピオンが特に痛感する)。



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 そんな中で『まんがタイムジャンボ』は『レーカン!』表紙が多いのですが、多種多様な作品が載っていて、また掲載作品の安定感はバッチリだ!!


 イロイロと楽しみな作品はあるけど、あづま笙子先生の『事件です!シャーロッ子さま』はいかにもジャンボと言った感じの作品です。毎回毎回地味ながら安定した楽しさがあります。


 一応、四コママンガ誌ともなればハッチャケ気味のヒロインが居てもいいものですが、こちらは丁寧だ。地味かもしれないが安心して『長く読みたい』タイプのヒロインになっている。また、妙なトコロで生活感があるのもグゥ!!


 
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 適度にだらしなかったり……


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 ガニ股化したり……



 こういうのを描いてくれるマンガ家さんの作品は好きですね~。あんまりキレイすぎるヒロインも面白味にかけて、こういう茶目っ気がうるぐらいのがヒロインは長く楽しめる。


 マンガの環境はイロイロと厳しいのですが、単行本化してくんないかな~。こういう地味に楽しい作品で読者獲得方向を目指すのはアリだと思うんですけど。