2016年04月 - 豚か狼か

慣れの恐ろしさ      架神恭介・渡辺義彦『放課後ウィザード倶楽部』

週刊少年チャンピオン
04 /30 2016


 『う、うわぁ、火!!火が!!母さん!!』


 ……と名も無き青年ジオン兵の死のシーンだ。『機動戦士ガンダム』の名作要素として、今までが宇宙人とかの侵略に対してのロボットプロレスであったのに対して、戦争という冷徹な視点で作品が描かれていたコト。なので初期は戦いに巻き込まれていく人々が描かれていたが、後半にもなってくると『慣れ』が生じて、そういう感じで見なくなる。で、そこで『戦争』を感じさせる描写が入っていてゾッとするのだ。



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 ただ『慣れ』というのは生きていくのに最重要な要素ではある。これが無いと生きていけない。ただ同時に諸刃というコトで、特に自覚は必要だし、疑問も持った方が良いだろう。


 今回の『放課後ウィザード倶楽部』は敗北して蹂躙される敵を初めて目の当たりにして動揺する那由多が描かれてますが、同時に『そういうものんだ』と慣れきった他の面々の対比が面白い。


 この歳になって考えるコトなんですが『常に疑問を持つ』というのは大事なコトだな~と。特に『そういうもんだ』となっているコトに対しては。モラルとかそういうコトじゃなくて、何より自分自身の為なんですが。


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渡辺航・弱虫ペダル・第398話来いや!!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
04 /30 2016


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 勇チャンの新マシーン!!ラピエール・パルシウム!!


 自転車ブームと言われ、イベントで大量のチャリが集まるような時でもまず見かけないであろうラピエール!!自転車趣味の人に『フランスのチャリメーカーったら?』と聞けば『ルック・タイム!!』と言われてスルーされるであろうラピエール!!


 フランスだけにトリコロールカラーが好きなメーカーなんですが、コイツに黄色いバーテープ巻けばガンダムになるぜ!!これで御堂筋くんもビックリや!!


 あ、あいつザクやない!!ガンダムや!!



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 さておいて。


 鳴子劇場が続いている本編ですが、今回はカラーページの後ろにイベント情報が載っていたり。


 そう、この前観に行ったクリテリウムですが、確かにクォータの弱虫ペダル仕様が走っていてたまげる。なんつーか、このメーカーは『黒』のイメージが強かったので……。やはり特注だと思うのですが、このカラーリングを廉価モデルで販売してみてはいかがか?クォータというと昨年はチーム右京×レーシングミクのコラボもやっていたし、オタクにもサイフにも優しいメーカーという好イメージあるんですよね。


 ちなみにそんな『弱虫ペダルブームにちゃっかり便乗しつつある宇都宮ですが、イベントの旅に宇都宮までわざわざ来てくださる渡辺先生には素直にスゴイと思います。なんつーか、自転車文化を定着させたいというのに熱心で、作品が成功したにも関わらず驕らずにこういうコトできる方って本当にスゴイ。


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 ちなみに珍品とも言えるのが宇都宮ブリッツェン×鳴子章吉コラボのTシャツだ。これは昨年のジャパンカップで買ったものですが、イベントというのは観戦だけでなく出店とかあって、セールなどもやっているのも楽しいし、その場の空気がいいですよ~。宇都宮だと地域の名物食べられて、それが結構安かったりしますので。



今週の感想~御堂筋くん、昨年から成長してないような…(汗)。



 

ヤンチャしてました。           盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』

週刊少年チャンピオン
04 /29 2016

 栃木は田舎なせいか?はたして年代がそのせいなのか?


 しかし、社会人としてはイヤイヤながら出席せねばならない飲み会等もある。あれが苦痛だ。『俺、ヤンチャしてました自慢』が。酒というのは理性のタガを外す…というが、あの感覚が分からん。酒は好きだが向いてないのは確かだ。


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 さて、今週の『吸血鬼すぐ死ぬ』は目立たないキャラ・サテツにスポットが当たってますが、これがなかなか面白い。


 そう、この人は『ヤンチャしていたアノ頃』をマジで恥じているというのがなかなか斬新だし、好感度もグゥと上がる!!全く、世の中もこういう人が殖えてくれたら過ごしやすくもなるだろうに。


 まあ、以前に載ってた『クローバー』の場合だと『ヤンチャ自慢』イコール『ギャグ』として描かれていた。なんつーか、DQNの痛々しさをギャグとして昇華させたという稀有なヤンキーマンガでした。



 話を戻して、このサテツさんは『何をキッカケにそうなったのか?』という新たな疑問符も湧いてくる。忘れた頃にいれてほしいエピソードだ。


礼儀         佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』    

週刊少年チャンピオン
04 /29 2016


 さて『礼儀』とお題しましたが、実は自分はこういう類が全くの苦手である。


 いわゆる『作法』というのを知らないし、そもそもに関心が無い。なんつーか、店などの接客で過剰に腰が低い対応されたりすると居心地が悪いせいか、同時にペコペコするのも好きじゃないのだ。


 あと、本当に『それってそんなに大事なのか?』という疑問が強くある。



 
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 今週の『鮫島』のワンカットですが、自分の『礼儀』という定義にシックリくるのはこういうのだな~というのがあります。


 『ちゃんとアナタのコトは見てました。だけど、だからこそ今は黙ってます』


 …という感じで。俺が飛天勇の立場だったら『そういう対応』が一番助かる。


 ただ、世の中というのは難しいもので『ワタシが落ち込んでいるのになぜアナタは励ましてくれない?』とキレ出す人が居るのも事実で、かくも礼儀とは厄介だ。


 とりあえず『要求してくる人』というのは警戒しなければならない。



集約された一言           藤井良樹・佐藤周一郎『BADBROS』

週刊少年チャンピオン
04 /28 2016



 言葉というのは言った者が誰かによって大きく意味が異なる。


 そして、評価するのは他人であり、その言葉の決定権は己にある。紆余曲折を経たからこその意味がある。



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 さて、来週最終回となった『BADBROS』ですが、果たしてこの作品とは何だったのか……という答えが今回ハッキリしたと思います。この言葉まの意味は重い。


 いや、重く感じた。


 この言葉には資格がある。イロイロ考えるという過程が無いヤツには重さは宿らない。


 このマンガって伝えたかったことはおそらく物凄く単純だ。『やりたいコトをやれ』というコトに集約されるだろう。だけど、その『やりたいコト』に炊いての深みはあるか?ブレーキがかかったりしないか?なにより自分を貫けるか?とか等々……。


 実行するのはとても難しい。


 だとすると、浅野の言ったとおり、『世の中は賢いふりして救いがたい頭の悪いヤツ』は存外多いのだろう。

キュート!!          河南あすか『サノバウィッチPure』

マンガレビュー
04 /26 2016


 コミカライズ…というマンガカテゴリも最近は面白いな~と思って読んでます。


 原作付き、というコトになりますがやっぱり作者の感性とか特徴とか出ますね~。



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 …というコトで今回は以前も記事にしましたが、単行本発売というコトで  河南あすか先生の『サノバウィッチPure』です。執筆中に河南先生の具合が悪くなったりとイロイロ心配しましたが、めでたく単行本になりました!!


 まあ、俺はというと『綾地さんと結婚したい』という恐怖のエロゲ脳の持ち主ですが、その分コミカライズにあたっては厳しく採点したくもなる。


 したくもなるが、河南先生の絵は非常にキュートなので問題ナッシングであつた。そう、『サノバウィッチ』という世界観は自分はとても気に入っているのですが、このコミカライズはよくできている。


 河南先生の絵というのは特徴的で『あ、この人の絵だ!!』と一発で分かる反面、やっぱり綾地さんは綾地さんと分かる絵なんです。


 が、ここはやっぱりコミカライズです。『単純に与えられた原作をなぞれば良い』という訳でも無い、だけど『単行本一冊にまとめる』という圧縮術も要求されて難易度の高いミッションであった。


 自分が『いいな~』と思えるのが主人公・保科柊史の変化ですね。彼は持っている能力のせいで、普段からツマラナイ顔をしていて、そこから綾地さんをはじめとした人々の交流で変化していくというものですが…


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 こういう顔からスタートして


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 話数を追うごとにジワリ…と変化しているトコロだ。


 ここら辺はゲームとかだと表現できないんですが、こういう丁寧な仕事される方でもあるんですよね。


 絵がとてもキュートなんで、これからもマンガ作品も楽しみにしてます。

チャンピオン21号の感想

今週のチャンピオン
04 /25 2016


 先日の記事にも書きましたが、やはり『ワイルド7』は歴史的名作なんだよな~。


 この作品は『ピンチを生身一つで切り抜ける』というのが常であって、自分のマンガ観に強い影響を与えてますね。こういう作品がチャンピオンにあったらいいんだけどな~。



『囚人リク』~別記事にしました。


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『本部道』~ここ最近は俺好みの展開が続いていたんだけどいつものサクリファイスモードに突入してしまった感があるなあ……。こうなると残念ながら『またか』と意欲がダダ下がる。


『ハリガネサービス』~なんか今週はいつもより線が太いような気がする。


『猫神じゃらし!』~別記事にしました。


『浦安』~別記事にしました。


『恋愛菌糸きのたけさん』~別記事にしました。


『放課後ウィザード倶楽部』~なんつーか、ゲームスタートしたら死神の騎士レベルの敵にぶつかっちゃった感が。なんとか撃退できたけど、ニトリくんは死んだんじゃなかろうか?


『鮫島、最後の十五日』~鮫島が連勝記録を止める、というゴールになるのかな?


『吸血鬼すぐ死ぬ』~ぎゃふん。


『少年ラケット』~別記事にしました。


『イタおのこ』~別記事にしました。


『Gメン』~どん兵衛+オニギリ……。炭水化物の組み合わせは最高だぜぇ!!デブるが。


『ミドリノユーグレ』~このマンガは翠がスゴイ力を手にして変身するバトルマンガなんだよね?現段階のページ数で一巻超えていると思うんだけど、これはさすがにマズイんじゃなかろうか?


『AIの遺電子』~何気にラヴい話の比率高めですよね~。


『ニコべん!』~別記事にしました。


『BADBROS』~別記事にしました。


『木曜日のフルット』~別記事にしました。


 来週は合併号か。合併号となると一週間の空白できるけど、思いッ切りアタマの悪いまんが記事書きたいっス。




最終回か~            角光『ニコべん!』

角光『パンダのこ』『ニコべん!』
04 /25 2016


 マンガブログやってて感じるコトと言えば『その作品に愛着無いと書けないな』というのがあって、俺がツマンネェと思った作品は俺が書けることなど無いというコト。世の中、提灯記事とかあるけど、アレはある意味プロだ。俺、ぜってー書けない。モラルとかでなくて、ツマンネー作品などに書くコトなど思いつかないから。



 逆に毎週書けているマンガというのは周囲の評価はどうあれ『俺にとっては面白い』というのがあるなあ。


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 そういう意味で『ニコべん!』は最後まで楽しく記事が書けたし、書くコトが『無い』と感じたコトも無かった。まあ、確かに地味であり、そこら辺も自覚しながら毎週書いていたけど、それがこのマンガの良い部分だ。


 マンガって、華やかな作品ばかり注目されるけど、こういう作品も絶対に欠かせないんですよ。なんつーか、王様だけで世界が成り立たないように、それぞれの役割を忠実に果たすという意味で。本当、良質で真面目な作品で大好きです。


 それにしても、コメント欄を読むと『この物語の続きは読者のみなさんで想像して楽しんでください』とあったけど、そんなコト言っていいの?俺みたいの野放しにしちゃっていいの?チャンピオン読者から犯罪者出して?(おそ松さんにおける一松のような口調で)


 俺が想像しちゃうと『梅宮さんが泣くことになる』から、本当は作者である角光先生に描き続けて欲しかったよ……。これが本音です。



 それにしても単行本問題ですが


 3~5巻は電子書籍で販売!!


 というチャンピオンにしてはかなり頑張ってくれたのは嬉しい!!やればできるじゃないか、チャンピオンくん!!その勢いで『スメラギドレッサーズ』も描き下ろし連載で販売してくんねぇかな……。


 この展開は他作品にもぜひともやってほしいです。



 ここからは『ニコべん!』とは無関係なんで畳みますが

 

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稀有な笑顔           瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
04 /24 2016


 先週の『囚人リク』では顔について書いたけど、人柄というのは普段の仕草に出る。


 あと、注意しているのが『笑い』だ。


 個人的に『人前で声を上げて大げさにゲラゲラ笑うヤツ』というのはちょっと警戒している。『笑い』というのは警戒心の表れで、まあ過剰にゲラゲラ笑うというのは『あまりにも理性が無い』という気がするから。また、その笑い方がわざとらしかったりすると『コイツは相手を油断させて取り込むヤツなんじゃなかろうか?』と思ったり。なんつーか、過去にそういうヤツにしてやられている経験があったりするんで(汗)。


 笑顔、というのは人間特有のものてけあるけど、アレは『威圧』の側面もある。みんなが笑っている中で自分だけ笑ってないと『疎外感』というのもあって、同調圧力でもある。笑顔というのはポジティブにとらえなきゃならない…という刷り込みがあるけど、アレは疑った方がいいぜ。俺がそういう立場の人間なら恐怖政治より笑顔を使って同調圧力に変換するから。


 が、稀に『ああ、この笑顔なら信じていいな』というのがある。この場合『信じた結果、痛い目みてもまあいいや』で済ませられるような笑顔が。もちろんそんな笑顔は稀だ。


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 今週の『囚人リク』のラストの顔!!


 この顔はそういう顔なんだ。



 

あなたはだあれ?         けんろー『イタおのこ』

週刊少年チャンピオン
04 /24 2016



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 さて、先週から始まった『イタおのこ』ですが、ちよっとした『引っかかり』があった。作者・けんろー先生に関してはお初であるんだけど『前にどこかで見たような…』という既知感だ。


 で、ツイッターのTLで流れてきた情報によると

 『新人ではない』

 『それなりに経験のある方』


 ……らしい。やはり俺のシックスセンス(単なる勘)は正しかったンや!!



 該当者を考える。考えて浮上したのが


 『内藤拳一狼』先生だ。


 いやいや、『内藤ケンイチロウ』先生だろ!!と言いたい方のいらっしゃるだろうが、落ち着きたまい。落ち着け。あわてる乞食はもらいが少ないからな。


 ケンイチロウ名義の場合は『クローズ』のタイアップ作品であり、もともと内藤先生は『女の子を前面に出したコメディ』を描きたがってたように感じる。


 あと、もう一つの根拠として『内藤拳一狼』→『内藤ケンイチロウ』→『けんいちろう』→『けんろー』という感じで。

 
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 デビュー作の『我が拳に迷い無し』なんかモロにそれだったからなあ~。


 この仮説が正しかったとすれば、けんろー先生はかなりの努力を積んで絵柄とかも大きく変更されたコトになる。ただ、それでも『残っている』んですよね。マンガ家さんの中でも絵柄を大幅に変え、同時にペンネームを変えたりする時もあるんですが、やっぱり『残る』と感じてます。


 俺、スゲー嫌いなマンガ家いて、絵柄とか変えたりしているけど『相変わらず性格悪そうな絵だよな』とかあって(問題発言)、マンガというのは記号的な要素が強いけど、やっぱり性格とか人柄は『残る』と感じてます。


 この、けんろー先生の場合だと『不器用ながら人柄が優しそう』というのがあって、ここら辺が内藤拳一狼先生から感じたものに通じているんですよね。


 さて?

 

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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