2016年05月 - 豚か狼か

勇者だけじゃできない          木佐貫卓『マル勇 九ノ島さん』

週刊少年チャンピオン
05 /31 2016


 まあ、好きっちゃ好きだけど自分は『特撮』というよりは『ウルトラマン』が好きなのだろう。


 特に昭和の特撮ヒーローものというのは『ヒーローに対してそこらの人々は非力であるが、ヒーローもまた万能ではない』というのが描かれていて好き。自分に強い影響を与えてます。


 正義という言葉は実はイマイチ苦手というか、『あ、これには正しさを感じるな。いいな』の方に自分は考えていて、同時に『それぞれの正しさがあって、それを選ぶのは自由だ』と思ってます。



 中学生の頃にドラクエが登場したのですが、システムとかのゲームとしての面白さは感じるんですが、ストーリーは苦手だったり。そもそもに勇者だけで世の中が変わる訳がないと信じちゃっているから。多分、勇者の手の届かない世界の人々の少しずつが変えてると思っちゃっているから。



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 今週から始まった『マル勇 九ノ島さん』が面白い。木佐貫先生は読みきりの時から、この作品のような視点を大事にしてきたように感じてましたが、この連載にあたってかなりの練りこみを感じる。


 勇者をサポートする企業のストーリー


 …この設定は良い。実に良い。そして第一話から『あなたの信じる正義は何ですか?』というド直球を投げてきたのも面白い。



 今回はフィオとフレイヤの答えがありますが、これに関しては『読者のアナタも考えてみてください』という意図も感じなくも無い。『何言ってんだ?どちらも人形じゃないか?』という答えもアリだろう。


 勇者だってそう。


 いろんな勇者がいていろんな考え方や立場がある。正しい間違っているの二元論じゃないんですよね。ここからどういうストーリーを紡ぎ出すか楽しみになってきた!!






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チャンピオン26号の感想

今週のチャンピオン
05 /30 2016


 高校生の頃に出会ったマンガで『栄光なき天才たち』という作品があって、メチャ好きなんです。これはマンガで多そうで少ないノンフィクションというジャンルに属すると思うのですがタイトルのままに『天才なのに評価されなかった人』にスポットを当ててます。もちろん実在の人物としての魅力もさることながら構成の巧さが光る作品ですね。


 その『栄光なき天才たち』の原作担当の伊藤智義先生の原作である『永遠の一手』がかなり楽しみだ。正直、将棋とかの運の要素が無いボードゲームは『もうコンピューターには勝てない』と自分は思っている。どんなに速い人がクルマに勝てないように。較べるコト自体が間違いなんだ…と。それをどう描くかが楽しみです。おそらく単行本二巻以内に収まる内容だと思いますが、コンピューターや科学に強い伊藤先生原作シリーズ続けてくれると嬉しかったり。



『マル勇九ノ島さん』~別記事にします。


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『神猫じゃらし!』~別記事にしました。


『本部道』~別記事にしました。


『ハリガネサービス』~先週も書きましたが皮肉でもなんでもなく「こういう展開を描けるという資質」はスゲーと思います。もし俺が神に等しいマンガテクニックあったとしても『これはウソだよ。ありえない』ってブレーキかかっちゃう。おそらく、頭脳を駆使して勝つ展開にもっていくと思う。『江夏の21球』的な感じに。ただ、これが「描ける」というのはスゴイです。本当に。そういうトコロを評価されチャンピオンでも推しているのでしょう。


『浦安』~何気に最近は国会議員の出番が復活してきたような……。


『鮫島、最後の十五日』~外人力士も多い本作ですが、国籍を凌駕したようなキャラを横綱に据えてきたか~。


『囚人リク』~別記事にしました。


『吸血鬼すぐ死ぬ』~ファミコンが全盛期の頃は『こんなの分かるか!!』というのが多かったなあ……。しかも、ネットが無い時代だから数ヵ月後の雑誌記事とかを頼るしかいのよ……。


  『ワルキューレの冒険』『富の国』で検索や!!


『少年ラケット』~別記事にしました。


『Gメン』~別記事にしました。


『AIの遺電子』~いるよな、こういうジイチャン。


『放課後ウィザード倶楽部』~別記事にしました。


『恋愛菌糸きのたけさん』~別記事にしました。


『木曜日のフルット』~別記事にしました。


 ところで今週から始まった『マル勇 九ノ島さん』がかなり好みに寄ってくれた内容なんで楽しみです。木佐貫(旧れいか)先生の過去記事はコチラ→  http://gsx1100sy.blog53.fc2.com/blog-entry-1684.html


行き当たりバッタリ       瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
05 /30 2016


 何かをしようとする時、それが特に未知のコトだったりすると行動にブレーキがかかる。でも、得るというコトはそういうコトなのだろう。何もしなければ回避はできるんだけど何も得られないし。



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 さて、地獄島脱獄がいよいよスタートしましたが、前回の極楽島との大きな違いは『知らないことだらけ』というコト。田中一郎の頭脳を持ってしても『ここまでしかできない』となっていて『行き当たりバッタリ』というのが割と大筋だったりする。


 そして、計画を立てている田中一郎自身は『想定外が起こるとフリーズする』という習性があるからいささかの不安はあるなあ……。しかもいきなり想定外起こっているし!!


 さてさて、原田が登場しましたが『俺も鬼道院が許せねェ!!一緒に脱獄するぜ!!』という熱い展開になったりしないかな~。レノマが仕向けた暴漢たちを瞬く間に倒してしまった(ボクシング経験アリ?)実力を披露しないのは勿体無いし!!


したい!!       架神恭介・渡辺義彦『放課後ウィザード倶楽部』

週刊少年チャンピオン
05 /29 2016


 中坊にて性欲が盛んなお年頃の時に『いけない!ルナ先生』が連載されていたんですが、ただエロい…というのじゃなくて『いいな!!』というのは確実にあったなあ。ぶっちゃけ今のがエロいのはたくさん&簡単に手に入る時代ではあるのですが、『年上の家庭教師』というシチュエーションがいいのだよ!!これが日本人のワビサビのココロなんや!!


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 今週の『放課後ウィザード倶楽部』のバカバカしさに感動した!!


 その前にサンチョが『リリィさんも行くのかな?…って』という前フリからのじゃれあいも含めて、その年頃の少年だな~と。そして、そのくだらない目的の為にマジになっているトコロが最高です。


 そう、全裸から水着にランクダウンしてますが(まあ、これでもかなりの譲歩だけど)、肝心なのはソコじゃない。目的を達成しようとする過程の中の意志そのものなんだ!!


 そのものなんだが…まあ、乾いた笑いしか出ねェなあ。


 それにしてもニトリが偏差値75の優等生だったのが驚きだ!!

道具            掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
05 /29 2016


 『頭文字D』が流行った時はアチコチで86トレノ見かけたけど、どこからそんなにあったんだ?


 マンガが年々厳しくなっているけど、生き残り要素の一つにリアルと絡める…というのはあると思います。まあ『宣伝』です。スポーツの世界などが顕著ですが、ユニフォームとかマシンとか機材とかにスポンサーロゴ入ってますが、ああいうのいいですよね。


 但し、スポンサーが『ストーリーに余計な口出ししない』というのがハードルになるのだけど。『ガンダムSEED』でプラモの売れ行きが悪いからバスターガンダムが主人公サイドになったとかいう噂はマジなのか?


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 今回の『少年ラケット』は主人公の道具か決定するのですが、この流れは巧いな~。

 
 スポーツマンガって案外道具に対する描写はぞんざいなんですよね。『俺はこの道具で勝ちたいんだ!!』とかそういう描写を盛り込まないと勿体無い。そして、それが現実に手に入る道具だとなおよろし。


 また、道具を何にするかで作品アプローチをガラッと変えるコトができる。新谷かおる先生の『左のオクロック!』というバイクマンガがあるんですが、主人公のバイクはなんとセロー(ばくおん!の恩紗の乗っているヤツ)でした。当時はバイクブームで戦闘力の高いバイクのマンガが多かったけど、旅に適したバイクなんですよね。優等生が日々に疑問を抱き旅をして成長する…というストーリーなんでこのバイクが適任でした。あと、竹下けんじろう先生の『釣り屋ナガレ』でもセローがイイ感じに使われてたな!!


 さておいて


 『少年ラケット』は実在の道具・雑誌を使うというアプローチはいい。作品を読んでみると特定のメーカーの圧力は無いみたいだし。そして、今回の『ハッドロウリボルバー』ですが、もちろん存在してます(調べた)。ただ、結構なお値段だったりして、ビリーの気前の良さがうかがえます。


 こういうの読むと『卓球やってみてぇ』と思うのですが、宇都宮にはそういう環境が定着してないみたいだ。その分、自転車がマジで盛んになってきたんだけど。



渡辺航・弱虫ペダル・第401話『御堂筋の叫び』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
05 /28 2016

 え!?『弱虫ペダル』の実写ドラマ化だと?


 とりあえず自転車はどうなるのか?が気になる。かつて『シャカリキ』が映画になった時はビアンキからピナレロになったしなあ……。古くは『ワイルド7』も様々なバイクがあったのに全員スズキのGT750になったりとか。これだけマンガの実写花にはファンからの批判が集中しても一向に改善されない不思議はあるなあ。



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 『弱虫ペダル』って、このフォーメーション絵好きだよな……。


 さて、今週はすっかり弱体化した御堂筋くんにノブくんが振り回されるという状態に……。


 ただ、よくよく見ると『実はノブくんすごくね?』というのはある。何だかんだ現時点でトップを走っているのは間違いない。あと『弱虫ペダル』の世界のルールの適合者であったというコト。


 『適合者』とは何か?


 『ドラゴンボール』においては『まずスーパーサイヤ人になれないとダメ』であり、『クローバー』においては『クローバーパンチが撃てないと戦いに参加すらできない』というルールである。


 『弱虫ペダル』においてのそれは『メンタルがノッていればいくらでも回せる』というコト。


 そう、ノブくんは今ノッているからトップをキープできているのだ!!だから御堂筋くんの秒単位でコロコロ変わる戦略はちょっといただけない。御堂筋くんはインターハイの山岳賞に続きこう言ってモチベーションを上げなきゃいけなかったんだ。



 『山岳賞獲ったら単行本表紙もありえるで?』



 …と。そこで食いついたら『だって、誰も予想してなかった杉元くんだって好走したから表紙とったやん?ノブくんだってありえるよ?』と。


 その一言を付け足せばケツに火がついたように仏契(ぶっちぎり)勝利をてにしただろうに……。ここ最近の御堂筋くんは詰めが甘いなあ。昔の御堂筋くんならこの場面で『お前の母ちゃん、アクセルとブレーキを踏み間違えたプリウスに轢かれたで~』とこの場面の弱泉くんに言ってただけに。





崩壊する信心          福地カミオ『猫神じゃらし!』

週刊少年チャンピオン
05 /28 2016


 信心というのは不合理ではあるけど、なかなかどうして躾に使える。


 ゴハンを残すと目が潰れる

 嘘をついたら地獄で閻魔大王に舌を抜かれる

 食べてすぐ寝たら牛になる


 ……等々。


 『ドラえもん』のエピソードでそういうコトを言っているえばあさんをスネ夫たちはバカにして、それを知ったドラえもんが怒る…というエピソードがあるんですが、今はその怒りの本質が分かるなあ。これは長い年月で育まれた賢人の知恵なんですよね。



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 『猫神じゃらし!』の世界ではどうやらこの信心が定着しているようですが、まさか大人にもそれが当てはまっているとは…!


『パンドラの箱』で、パンドラの犯した最大の罪は『最後に希望を放ってしまったこと』と言う方もいるけど、ひょっとして沙耶は今回とんでもない間違いをしてしまってのではなかろうか……?


 いや、マンガだからそれが面白いんだけど。




ここからが本領発揮!!       川村拓『恋愛菌糸きのたけさん』

週刊少年チャンピオン
05 /28 2016


 一話完結方式のマンガって雑誌には必要だと思っているし、初見の読者も楽しめないと定着しないですよね~。たまに気まぐれに読んでないマンガ雑誌を試し買いしますが、そういうマンガの載ってないのは残念に思いますもん。



 で、これは絶対に連載にしないとダメだと思っているのが『恋愛菌糸きのたけさん』だ。


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 このマンガはとにかく『分かりやすい』という初見に優しい仕様になっております。キャラも一通り出そろったみたいだし、この五話目から通常運転と考えて良いのですが……


 来週最終回なんだよな……(汗)。


 この作品を連載にしなかったらマジでダメだぜ~。バッドだぜ~。アナログで描かれているから……という訳でも無いのですが、『線』がとてもキレイで存在感がある。これからがこの作品の本領発揮なのだから。

孤独の否モテ        小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
05 /27 2016


 『孤独のグルメ』の面白いトコロはやはり主人公・ゴローちゃんのモノローグにある。


 メシ食うのになぜ悶々としているのか?でも共感してしまう…というアレ。



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 勝太って本能で動いているようでいて、なんだかんだ理性の人だったりする。キッチリと戦略立てているし、今回のオチを見て分かるように『おい、そこであと一押しなンだよ!!』という惜しい感は常にあるなあ……。


 でも、モテるばかりでなくて、こういう感じに女の子に貢献するような生き様もいいんじゃないでしょうか?


 そして、来週は巻頭カラーか~。始まる前はモテな過ぎてオナニーばかりしている連中だからGメンとか思ってたんだけどね~。



来るか?激アツ展開!!       板垣恵介『本部道』

週刊少年チャンピオン
05 /27 2016


 久々に『グラップラー刃牙』を読んでたまげたコトがある。


 対ドクター紅葉戦にて、あまりの強さを見せつけられてビビってしまう刃牙は控室でおびえていた。そんな時、多数の訪問者が!!聞けば紅葉の個人的な欲望の為に医療の実験台となった方々の悲痛な叫び!!


 試合が始まったとたんに刃牙の猛ラッシュ!!


 これは試合じゃない!!キサマへの制裁だッ!!



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 あのアツかった刃牙はどこへ?今じゃ独歩チャンと馴れ合いなんかしとります……。


 ……が、今週は本部が出て巻き返した感あり。そして、ガイアが武蔵に挑むのですが『コイツはいつものサクリファイス(生贄)モード』にしてしまう気ではあるまいな?


 師を想うガイアが先走って『武蔵のウィークポイントを一つでも持ち帰る為に捨て石になった』という展開にしてもらえないか?


 今週の本部の口から『動機』が語られましたが、さらに強力な要素として!!



宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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