2016年06月 - 豚か狼か

ハエを掴む           板垣恵介『本部道』

週刊少年チャンピオン
06 /30 2016



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 実は俺もハシでハエを掴んだコトがある。偶然。


 まあ、バッチイのでイヤな思い出でしか無いが。確か『巨蟲列島』で『ハエの飛び立つ角度は決まっているから、それを狙えば』とかありましたが、知ってても困難なのは変わらない。


 そう言えば武蔵の逸話にこんなのあったなあと思い出したのですが、数あるエピソードの中でもコイツは地味にスゴイと思います。



 久々に本部が出てきたけど、ヤツにタバコを取り上げちゃイカンな。注意されながらもセコく再度吸うという描写に味があっていい。好き嫌い・正否の議論でなく、マンガの演出道具としてタバコというのは奥が深いね……。今の風潮を逆手にとってみた演出でした。

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第二回・百本組手!!⑧        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
06 /29 2016
 ネット等でよく聞くのが『勢いでWebマンガを始めたところが失敗する』という類なんだけど、確かに『これ…大丈夫なんかな?』というのが散見される。


 ただ、フォローという訳でも無いが『そんな中でもデキる編集者は居る』というコト。どんな有能の水夫でも、船そのものがトンチキなコトしてたらうまくいかないのも道理でしょう。


  




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第176話・本当のゆとり~老夫婦と幼い子供の居る夫婦の住宅事情は…?慶子の思い切ったアイディアとは…?


『所感』~ここら辺から一話完結エピソードが高比率で続くのですが実にナイスなエピソードになっております。特に今回などは『互いの利害一致なら交換しちゃえばいいじゃない』というコロンブスの卵的な問題解決だったりする。


 データを信頼するのもいいが、イージーに考えとりあえず行動するフットワークも重要ですね。



第177話・ヒデの鉄球解体~秀美がドヤ顔で持ってきた物件はよくよく見るといささか面倒な条件があった。ゲンは鉄球解体を思いつくが、その鉄球がなかなか見つからない


『所感』~これを描いてた頃、まさかこういう話が持ち上がるなどとは思わなかっただろう……。


 しかし、このモンケンのゲームというのは面白いアイディアだ。むしろクレーンゲームに導入したらかなり結構面白いはず。ゲーセンにあったら確実にやるな~。


 ヒットした瞬間、ヒデの口元からヨダレが出ていて、危険が危ない。



第178話・トラックドライバー・光~光は現場主任になるチャンスが回ってきた。しかし、光のバイト先で仲良くなった昌子の代わりに仕事をしたためにチャンスをフイにしてしまう。


『所感』~道徳の時間のお話で今でも記憶に残っている話がある。『売れないマジシャンが空き地で練習をしていたら、身寄りの無い少年と仲良くなり、次に会うのを約束した。が、丁度そのタイミングでチャンスが舞い込んでくるのだけど、結局、少年との約束を優先させてしまう』というものでした。この話のキモは『善意を貫き通したけど、報われない』というトコロにある。今回のエピソードも結局光は損するだけなんですが、思うに『こういう話も必要だよ』とは思います。


 もちろん頑張って報われるという流れが王道ではありますが、『報われなくても』というのも必要なんですよね。



第179話・ゲン大爆発~ゲンが人間爆弾にされて爆死する!!



『所感』~いや、もちろん大嘘ですが。俺にとっての『ザンボット3』の人間爆弾エピソードはトラウマ(放送当時四歳)。


 前回の光のエピソードの延長線上という感じに仕上がってます。報われない……というのはありますが、それに対して『怒り』を忘れちゃなんねぇよ……という感じに。


 なんつーか、『みんなもっと怒っていい』という気がするんですよね。極論だけど、殺されるならば殺せ……というのはアリなんですよ。さすがにそれは……と思っちゃうでしょ。だから『怒っていい』なんです。殺されないために牽制するのは大事なコトじゃないかな?



第180話・ジョージ富田の挑戦(前編)~ダイナメンションインク社長・ジョージ富田はゲンのライバルだ!!日本上陸をキッカケにゲンに宣戦布告をする!!



『所感』~久々に登場したジョージ富田ですが、ずいぶんと好印象なキャラとして変貌している。自分としても富田はかなりお気に入りのキャラだったりする。ゲンが一般人視点で解決するのに対し、組織として一般人に貢献するという視点で描かれているからだと感じます。


 ところで富田が事務所に入ってきたシーンで、皆さんラーメン食べてますが、『ゆでタマゴ半分+ノリ』という具がなんとも泣ける……。なんだけど、そのチープさが妙に旨そうだったりするんだよな~。



第181話・ジョージ富田の挑戦(中編)~テレビでジョージ富田がゲンを煽ったもので、事務所にはたくさんの報道陣が。その雰囲気にゲンは勝負を受けてしまう。ピンチ!!


『所感』~ジョージ富田も久々ですが、『なら、やってやらぁ!!』という解体屋ゲン初期のテイストもまた久々だったり。これはもうビッグ錠先生の料理バトルマンガのノリだ。


 ただし……


第182話・ジョージ富田の挑戦(後編)~ジョージ富田は自らの手をゲンに明かした。それは『自分にはゲンは勝てない』という自負のあらわれでもあった。残された時間でどうするゲン?


『所感』~ただし、だ。


 ビッグ錠先生の料理マンガバトルであると、相手の料理が先に提示されて『それを研究して、さらに良いものを作る』というフォーマットに持っていくのですが、三話を使ったエピソードに『三話目に相手の手の内』が分かるというのが『解体屋ゲン』だろう。残り一回で瞬く間に、『知る』『研究する』『息詰まる』『フトしたはずみでアイディアが閃く』『勝負』という要素が展開している。前にも書きましたが、このタメからの一気にスピード展開は本当に気持ちいい!!



第183話・男の子?女の子?~慶子のおなかの子供も成長してきた。周囲は男の子か女の子かで期待をかける。そんな中、無理のたたった慶子は倒れしてしまう。


『所感』~姉の子供が誕生する時に自分は『男の子だったらどこに出しても恥ずかしいクソオタに狂育したいな』とおもったが、二度とも女の子でガッカリん。そもそも俺の家族・親戚界隈は本当にフツーの方々でして、俺のようなクソオタは突然変異らしい。何しろ生まれて初めて喋った単語がゴレンジャーだったそうで。フツーはパパとかママとかそういうのだよね……。これはもう呪われた子というレベルで、今も呪いは現在進行形だったりする。


 しかし、みんなを集めて事故防止のタメに気合を入れるあたりのゲンはなかなか鋭い。



第184話・ATM強盗を捕まえろ!今度はトシがポリスメンに捕縛される。


『所感』~さすがにゲンさんばかり連行されるのもナンなので、今度はトシが疑惑をかけられて拘留されるという。カツ丼も特盛とパワーアップ請求しております。


 実はメカが充実している回なんですが、見開きで重機が突っ込んでくるダイナミック絵はゲンだけだろうな~。割と最近出このプラモも結構欲しかったり。


 ヒデのコスプレも久々ですね。


第185話・慶子の産休~身重にも関わらず仕事で無理をし通しの慶子であったが、思い切って産休に入るコトにした。しかし、初日からゲンたちはペースを乱されっぱなしになる。


『所感』~子育て環境云々というのは今時期は知っている選挙カーの常套句だと思うが、なんだかんだ育児体勢というのは全く進展してないどころか年々悪くなっている。そもそも、政治家にとって『そんなのどうでもいい。何?まさか本気にしちゃった?』というのが腹立つレベルにアケスケだったり。


 『こうなったら思い切ってとる』


 ……というのが今のトコロのベストな選択肢なんだろうな。








 今回はここまで!!

マンガとの相性               横田卓馬『背すじをピン!と  鹿高競技ダンス部へようこそ』

横田卓馬『背すじをピンと!』
06 /29 2016


 これを読まれているアナタがマンガ家志望で『描きたいものがある』とするならば、それはとても楽しみなコト(俺的に)ですが、肝心要のコトを忘れちゃならない。


 『その題材はマンガとの相性はどうか?』


 ……というコト。度々書いているコトですが『マンガブログなどやっているヤツはすすんでマンガを探している。そういうヤツなんかより、本来的には普通にマンガ読んでいるヤツに受け入れられるコトのが大事』だというコト。もし、コレを読まれている方がマンガ家志望だとしたら『マンガとの相性はどうか?』と考えるのをオススメします。




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 さて、今回は『背すじをピン!と 鹿校競技ダンス部へようこそ』ですが、どうも略称が『せすピン』になったらしい……『すじピン』のが良くね?



 改めてこのマンガの題材は『競技ダンス』というマイナーなものですが、つくづくスゴイと感じてきた。キチンと人気マンガに成長してきた……というコトが。これは本当にスゴイことなんです。



 『日本においてマンガと最も相性の良いスポーツは野球である』


 ……これは断言しちゃってもいい。そして、これ以上に相性の良いスポーツが出るコトはこれから先『無い』と考えても良いぐらい。野球のマンガの相性の良さは異常なぐらいだ。


 野球という題材の利点

①勝ち方のバリエーションが多い~これに尽きる!!点を取る為の戦略性の幅広さが本当に多い。たとえば100メートル走だとかけ引きの要素はあるが『先にゴールした者』という一点にしか絞られない。いくらでもバリエーションを展開できる。


②逆転ができる~もちろん、サッカー等の集団プレイでも逆転はできるけど『いくらマンガでもそれは嘘だろ』というのができない。野球はできる。サッカーマンガで『残り五分で三点差』ぐらいになるとあと四点いれなきゃならなくて構成に無理が出る。野球は最大四点が一気に入る。①の続きになるが逆転するにしても地味ヒットの連打というのもあれば、同点で延長戦に突入させるなどのスリリングな見せ方ができる。


③制限時間が無い~プレイ中に会話を入れても全く不自然さが出ないスポーツなんです。攻撃時は皆がベンチに入っているし、その時にドラマを進展させるコトもできるし、タイムだってとれる。


 他かにも9人というメンバー数が丁度いいとか数えたらキリが無いのですが、先に書いたように『日本において』というのが大事。



 そう、野球のルールは複雑なのに国民のほぼ全員がルールを知って……いや、理解しているのである。そう理解である。そもそも野球のルールは複雑なのに(なので世界的な人気にはならないと聞いた)、日本人のほぼ全員が理解しているという奇跡的なお国柄もあるのだ。これが『野球最強論』を揺ぎ無いものにしている。テーブルゲームの最高峰の題材はおそらく『麻雀』なんですが、これに関しては三割いくのかな?面白い題材というのは得てしてルールが複雑だったりする。



 スポーツマンガのジレンマとして『これを理解してもらわないと、その競技の面白さが分からない』というのがあって、だけど説明が退屈だと面白くならないんです。野球にはそれが無い。名作『ストッパー毒島』で『で、ダブルプレーって何点入るの?』というセリフがギャグになるのがその証左だ。マイナースポーツはそんなコト『ハナからできない』んです。




 前置きが長くなりましたが、『競技ダンス』という題材を選ぶというのがどれほど困難なのか感じていただければ幸いです。この競技を題材にするのはアホウとしか思えない領域である。もし、俺がマンガ家なら企画として持ってこられても『ヤダよ。できる訳ねーじゃん』と断るね!! 



 もし、マンガ家志望の方がコレを読んでいて『このスポーツはマイナーだけど、俺には描いて人気作にできる』という自信があるなら、いったんは『野球』という最高の題材を意識した方がいいぜ……。



 で、何が言いたいかといいますと『背すじをピン!と』はマンガとの相性を意識して、とてもおいしく料理した作品というコト。巧いんですよ。本当に。間違っても『奇抜な題材を選んでヒットした』なんて分析してはいけない。逆、むしろ逆だ。みんながサジを投げるような食材を、誰もがおいしいと感じる料理にしてしまったのである。だからスゴイ作品と俺は恐れる。



 そして、今回の五巻においては『野球』ではできなが『競技ダンス』にはあるアドバンテージを開放してきた。ここまで『匂わせてきたけど、使わないで温存』してきたことが巧いのである。


 『競技ダンスは男女ペアなのでラブ要素が描ける』



 ……というコト。『野球』に於いてはバッサリ切り捨てるか、マネージャーをちょっぴり程度にしか使えないのである。部員が全員ラブしている野球マンガは壊滅的としか思えないし。



 あらゆるスポーツがあって、マンガ家志望さんはそれぞれ描きたいモノがあって、挑むのは素晴らしいのですが『マンガとの相性』を忘れちゃマズイんですよ。読者というのは『それについて知らない』のであって、そういう方々に楽しんでもらわなくちゃならないんだから。ただ、俺はマンガの『そういうトコロ』がたまらなく好きなんですけどね。


チャンピオン30号の感想

今週のチャンピオン
06 /28 2016


 テンポ良いバトルマンガが読みたい……。


 それが『スメラギドレッサーズ』であり、『黒虎』だったんだけどなあ……。バトルマンガは良い!!なんだかんだ言ってもバトルマンガは最高だ!!王道こそHADHOだ。



『六道の悪女たち』~別記事にしました。


『刃牙道』~別記事にしました。


『浦安』~俺も『なんとなく』のノリで丸坊主にするコトあるからな~。そろそろ暑いしやってもいいか。


『鮫島、最後の十五日』~ツンデレ(死語)というヤツか!?


『吸血鬼すぐ死ぬ』~来週は巻頭カラーとかスゲェな!!


『永遠の一手』~別記事にしました。


『Gメン』~別記事にしました。


『マル勇 九ノ島さん』~別記事にしました。


『猫神じゃらし!』~別記事にしました。


『放課後ウィザード倶楽部』~実はこのモアイを使って今度の敵を倒すんじゃないでしょうか?


『少年ラケット』~名選手だからって名監督にならないって言うけど、やっぱり相性はあるなあ。


『AIの遺電子』~別記事にしました。


『木曜日のフルット』~このマンガのキャラクターって『実は常識人・実は居そう』というのがほとんどなんだけど、頼子だけはヘンタイの資質を持っているような気がする。



 一時期あれだけ載っていたスポーツマンガが随分と減ったような……。この激動っぷりがチャンピオン!!だからバトルマンガを一本でいいから増やしてくれ!!


旅行プラン        ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
06 /28 2016



 なかなかまとまった休みというのが獲りづらかったのですが、最近は仕事を変えたおかげでいくぶん都合がつくようになった。旅行もしてみたい……。


 が、この旅行というのはどうにも性格が出るみたいで、かなり雑だったりする。若い頃の自分は旅館とか全く考えないで、バイクに乗って疲れたらそこらで寝袋くるまって寝る……というルンペンみてぇなコトをしてたり。当時はスマホはおろかケータイも無い時代で地図なしで突っ走ってたり……。


 たんに運が良かっただけだな……とか思う。



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 さて、先日単行本も発売されました『ふたりでひとりぐらし、』ですが、今回から旅行編です。みなもたちの年齢が18ぐらいだけど、うん、やっぱり計画立てるよねとか思ったり。



 ただ、今回の面白いトコロは出発までなんですけど、これが思いっきりキャラの個性を引き立たせている。


 特にスグミの荷物がまとまらないという一連の流れは『らしいなぁ』と。この人は『その時はその時で』というのが全く出来ない…というタイプだ。普段取りこぼしが少ないのはあらゆるケースを想定しているからだけど、ガッツ星人のようなモロさがあるなあ……。このコはプラスしてナックル星人のような図太さが必要かもしんない。



 対するみなもは旅のエキスパートなんですが、あの銃痕はなんだろう?たがみよしひさ先生の『戦士(フェダーイン)』みたいに傭兵稼業でもしていたのだろうか?つーか、物持ち良いですよね……。



 マンガ雑誌を買い始めた頃にデビューしたてのマンガ家さんが乗っているのは気になって今も載っていたりすると嬉しいものですが(チャンピオンだと小沢としお先生)、ざら先生もまた丁度きらら読み始めた頃にデビューしたんだよな……。で、たま~に『ふおん』とか過去作品を読み返しますが、ざら先生って『知らず知らずのうににかなり進化している』というのがあるんですよね。最近だと『ふおんの頃にはウリだったオタクがニヤリとするネタ』をかなり減らして、一般向けにベクトルを変えてきているというのがあるんです。


 で、ここで重要なんですが『でも、やっぱりこれはざら先生の作品に違いない』というのがあるんですよね。風見鶏のように流行に翻弄されて消えるマンガ家さんが多い中、やっぱり生き残るマンガ家さんは芯がある点と感じてます。


 タイミングがあえば『ふおん』なんかだとアニメ化してもおかしくなかった作品ですが、この『ふたりでひとりぐらし、』は単行本がヒットするといいな~。


居るんだよ        瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
06 /27 2016


 『お前なんかにレーサーとしての俺の苦悩が分かるものか!!』


 バキっと殴り倒して、一喝!!


 『分からねェよ!!分かりたくもねェ!!』


 …と言ったのは『サイバーフォーミュラー』のブリード加賀ですが、これは名言&金言だと思います。


 『人間は分かりあえる』という考え方そのものがおかしいのであって、『分かりたくもねェ』という選択肢を選ばせないようにする誘導でしかないのです。



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 さて、今週の『囚人リク』ですが、例のクリチャーを『悪魔の所業』と言いますが。


 これに対して『なぜ?』を理解する必要も無いし、理解できるヤツには近寄りたくねェと思います。人間というのは時折『何でこんな酷いコトが平然と出来るの?』というのが居るんですよね。だけど、それは不思議なコトじゃない。


 人間というのはちょっとしたキッカケ一つでそういう不可解な領域に入っちゃったりするんですよ。


 そして、そういう人間は『残念ながら存在して無くならない』というのがあって、それが自分は『人間は分かりあえる』というののを否定する理由でもあります。人間の本質というのは悪であって、それを監視してソッチに行かないように努力するから人間なんですよね。


 『そういうヤツは確実に居るけど、なるべく遠ざけろ』


 ……理解しあう必要がない人間も居るんだよ。





馴染んだもの        山田胡瓜『AIの遺電子』

週刊少年チャンピオン
06 /27 2016



 特に高級品という訳では無いが愛用のシャープペンはもう30年ぐらい使っている。コイツで無いと気持ちがグラつく。その商品が良かったせいか幸いにしていまだに製造しているロングセラーだが、製造停止する時は大々的にアナウンスして欲しい。買いだめする(まあ30年全くノートラブルなんだけど)。



 感情の要素が全くない道具ですらコレである。




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 今週の『AIの遺電子』は考えさせられる。


 最初は特に関心無かったのが、馴染んでしまい、無くしてみて重さを実感するというコト。それは主に対人関係と思われがちだけど、俺の場合は道具ですらダメ。


 そのシャーペンであるが、左利きから小学校あがった機会に無理矢理右利きに矯正したせいか、俺はとにかくシャーペンを破壊しまくった。なんか根元からポキリと折れるのだ。で、途方に暮れた時にオヤジがくれたのがそれで今も使っている……というコト。


 今回の話は来るべく未来にありそうですよね。特にAI関係ってアップデートの繰り返しだと思うし。


 ああ、そうか!!今回の話は『WIN10勝手にアップデート事件』を元に山田先生の着想が広がったのだろう。ちなみに俺の場合、うっかりパソコンをつけっぱで寝てしまって、起きたらWIN10になってたんですけどね。馴染んだものを変更するってのは良く無いね~。



渡辺航・弱虫ペダル・第405話『反発』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
06 /26 2016



 『正義なき力は無能なり!!力なき正義もまた無能なり!!』


 ……とは『空手バカ一代』の格言ではあるが、本当のコトだと思います。ぶっちゃけ、上辺の正論などというのは誰だって言える。正論だけに価値は無い。その言葉を発した者に説得力があるかどうか?これは大事なんです。



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 なんか今週の葦木場はエラくカッコいいぞ!?お前、そんなヤツだったのかよ……と思ったり。


 で、今回のドラマで注目したいのは『葦木場だけが新開悠人を個人としてみてくれた』というコトなんです。お兄ちゃんというフィルター抜きで。大きな存在を親類とかに持つというのは幸せと同時に試練でもあるんですよね。悠人にとっての不幸は『今まで個人として扱ってくれる人が居なかった』というのにあるんですよ。奇しくも先代主将の福富もそういう環境で育ったみたいだけど、イビツにならなかったのは新開兄の存在は大きいかもしんない。だけど、新開兄だと弟の悠人にそういうコトはできないからなあ……。


 よく書いているコトですが『人は見てくれる人がいないとダメになる』というのがあって、それはチヤホヤするという意味ではありません。気づいて見てくれる……という意味です。悠人には今までそういう人が居なかったのが不幸なんです。葦木場のそれは『見てくれていた』というコトなんですね。


 おそらくチヤホヤはされてきたけど、初めて見てくれる人ができて嬉しかったんでしょうね。ここから思い出ブーストを破裂させて『2日目のトップは俺が獲ります!!』と宣言してほしいものです。



なにをするにしても            木佐貫卓『マル勇 九ノ島さん』

週刊少年チャンピオン
06 /26 2016


 誉められたい!!称えられたい!!


 ……そんな願望をモチベーションにして努力するのは間違っても無いとは思う。間違いさえ犯さなければ。



 むしろ


 むしろ、その過程に於いて『外野がチャチャ入れてくる』コトのが問題だろう。




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 さて、今週の『九ノ島さん』ですが、やる気になったフィオですが、所属している三課は周囲からバカにされていて……という内容だ。


 学校の授業などで偉人伝は欠かせないが、これについて一番大事な部分は以下のものである、と考える。



 『必ずバカにされる』



 ……というコト。世の中のサクセスにおいて『バカにされる』とかの否定されるのは不可避なんですよね。そして何より本人自身が疑問を感じるはずなんです。


 三課の仕事は立派なもので優劣じゃないと思うし、これから描かれると思いますが、とりあえずフレイアの気持ちがどう変化していくかが楽しみです。


マッドなマックス           福地カミオ『猫神じゃらし!』

週刊少年チャンピオン
06 /26 2016



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 さて、良いタイミングで新キャラ投入となりました『猫神じゃらし!』ですが、マッド気味という福地先生のマンガには欠かせないとも言えるヤツでした。


 過去作で言うと『私のおにいちゃん』でハカセとドロンジョが居て、その二人の特徴を今回の葵が引き継いだ……という感じ。ただ、福地先生らしく相変わらず『根は良い子』というが感じられますね~。


 それにしても冒頭の『町のものは全て猫神のもん!!』と言い切るオヤジ!!コイツだけは安定してクズいのがグゥ!!実はこのマンガの肝心要はオヤジな気がする。『サザエさん』におけるカツオポジションみてぇな。

 

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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