2016年09月 - 豚か狼か
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恋する乙女            木佐貫卓『マル勇 九ノ島さん』

週刊少年チャンピオン
09 /24 2016


 映画の批判……いわゆる『邦画などクソ!!』というヤツがあって、『恋愛要素入れたがるから』みたいのあるけど、俺、嫌いじゃないぜ。あれだろ、中学生にありがちな『俺、洋楽しか聴かないから』的なアレだろ!!そういう自分にイイ気になってんだろ!!イイ気になってんだよ!!イイ気に!!(ジョジョ風に)


 映画というのは外出して観るし、カップルさんの基本であるからにして『入れる』というのは大事だと感じてます。若い方だけでなく、長年付き添った夫婦にだって、そういう要素は刺激になると思うのです。


 ラブは感染力がある!!


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 そう、俺のような否モテもラブ要素は大好物であり、マンガ誌には絶対入れて欲しい、いや入れないとダメだ。俺がソーリ大臣になったら、そういう法律を作る。



 新章に入っている『九ノ島さん』がラブ方向に行っててニヤニヤしてしまう。こういう話は好物である!!オチとしては『やっぱりラブ』になりそうなんですが、ここら辺で揺さぶりをかけてくるのが


 たまらん!!


 ラブコメも一生楽しめる感覚を維持したいものです。ラブ要素批判するのは否定しないけど、同時に老化も疑った方がいいんじゃねぇの?


支える時         小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
09 /23 2016


 時代によって価値観というか対人距離感は変化していくと思うのですが『クローバー』の初期は友情を暑苦しく押し付けていたというのが笑える。多分、これはチャンピオン誌からの意向だと思う。



 が、連載が中期ぐらいになってから、平川哲弘先生の『距離感』というのが提示されたように思う。代表的なのがゲンゲンのセリフで『俺はハヤト(主人公)たちとはいつもベッタリじゃないけど、アイツが困っているなら助ける。邪魔だと言われても助ける。以前、アイツがしてくれたようにな』みたいなセリフがあって、以降の『クローバー』はそんな距離感をキープするようになった。



 ベッタリの友情というのは実際に気持ち悪いよね。これは過去でも漏れなく。友情と過保護は違うものだし。



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 『Gメン』もまた、そういう距離感に対して適切なマンガだと感じる。


 過去には

 ・母親が浮気性というトラウマからインポテンツになってしまった瀬名

 ・ゲイである伊達


 …という少年誌にあるまじきヘビーな題材を取り上げたが、主人公・勝太の距離感が適切だった。自分がそうだったらそうして欲しい、というのが適切なんですよね。



 そして、今回は主人公・勝太が失恋というコトなんですが、対する仲間の距離感がやはり適切だ。こういうのって、ぶっちゃけ一生残る傷なんだけど(残らないヤツとは仲良くなる自信無い)、同時に『振り切らなきゃならない』というのもあって、だけど『これをやったら確実に治る』なんて無いんですよね。



 そういう時にそういう仲間がそういう支え方をするって大事なんです。やはりこのマンガは少年マンガだ。




 
 

実力が着いてこなかった            芹沢直樹『バイオハザード ヘヴンリーアイランド』

週刊少年チャンピオン
09 /22 2016


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 チャンピオンで『部下にしたい男は?』というアンケートをとったら間違いなく上位に食い込むであろうトミナガ!!


 この異常事態に対して、見事に適合し、なんだかんだ生き延びているというフェダーイン(戦士)としての申し分の無さ!!こんな男が部下だったらラクできてたまらん。


 が、やはり今週は『実戦訓練不足』というのが露呈されてしまったか……。恐怖の耐える気持ちとか、ためらわず攻撃できるとか、ビビらないとかの精神面はバッチリであったが、スキルに関してはそこらのアンチャンだしなあ……。



 ただ、拷問受けているのにメンタルが下がらないあたり、マジでトミナガはスゲーと思うんですよ。


誰も悪く無い          佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
09 /22 2016


 『正義はひとつ!!』


 …というのが少年マンガのキャッチフレーズとして好ましいが、それはあくまで便宜上であるのは皆も理解しているトコロだと思います。世の中には様々な価値観があって、成立している。



 だけどマンガとかである以上は『分かりやすい悪役』というのも必要だったりして、さりとて『世の中のいさかいはそういうものじゃない』というのもジレンマとして在る。世の中のトラブルは『分かりやすい悪人』はまず介入しない。むしろ『互いに良かれと思って空回り』というのが現実だろう。



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 佐藤タカヒロ先生のマンガというのは『分かりやすい悪人』というのがほとんど出ない。『バチバチシリーズ』でいうなら大鵠(タイコウ)ぐらいじゃないかな?



 そのどれもに『そうなった理由』というのはアンサーとして用意されている。



 今回の場合であると空流部屋の全員が『良くなって欲しい』と真摯に向き合っているのに『うまくいかない』という流れになってしまっている。そう、これは『努力すれば正しい道に進む』というコトの盲信への否定とも思える。


 ただし、


 ①結果が出るにはこういうしくじりは必要

 ②結果が出るには時間がかかる

 ③これをやっていれば良くなるなんて単純なものでは無い



 等々の意図も感じられる。ガキの頃はとにかく頑張れの精神論でしたが、最近は『でもそれだけじゃ、努力とは言えませんよ』という考え方が浸透してますよね。まあ、努力という字は『努める力』というコトであり、これをこうするという定義というよりは絶えず意識して前進する力というニュアンスに感じられるんですよね。


くだらねー            浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』

週刊少年チャンピオン
09 /22 2016



 バキ25周年というコトでゲスト原稿等々のお祭が今号ですが、やはり浜岡賢次先生だぜ!!



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 個人的にこのコマがエラくツボッた!!



 なんだよ、いたぁという擬音は眩暈がするほどくだらない。このくだらなさが妙にツボる。


 インタビューで板垣先生は『戦友』と言っていたけど、読者的には『百戦錬磨の手練』という感じで、これからも頑張ってほしいトコロです。目指せ、トータルで『こち亀』超え!!


領域            板垣恵介『本部道』

週刊少年チャンピオン
09 /22 2016


 人と人とは理解し合えない



 …と思ってます。特に高い領域に在る者たちは尚更でしょう。その高い領域というのは『讃えられる人間のレベル』というのでなくて、どちらかと言えば『マイノリティ』というトコロで。



 だからこそ、その領域同士は惹かれあうのだろう。




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 やっぱり格闘技をやっている者はやってない人より少ない。そして、試合とかに積極的に参加している者は少ない。それじゃ満足できなくなってガチなコトしている人はもっと少ない(ここらがバキワールドの住人)。



 で、本部はさらに少数派というコトになる。


 発揮できる場所がなかったから、バキワールドの方に合わせていた…とみていいでしょう。今回は『日の目を見ている』というセリフは25年目を迎えるバキに相応しいと自分は感じました。ぶっちゃけ、バキが主役より本部のが面白いしな~。


駆け抜けた               フクイタクミ『百足(ムカデ)』

週刊少年チャンピオン
09 /21 2016

 マンガに対する読者の求めるものというのは『突き詰めるとただ一つしか存在しない』というコト。



 『面白い』



 ……ただこれだけなのだ。何であろうと、突き詰めるとコレなのだ。



 が、自分がもし『売る側』となったらこれがイコールではくなる。『売れるコト』というのが一番大事だ。もし、自分がその立場であったのならば『売れたから面白いんだ』と無理にでも信じなければならない。読者と売る側での歪みで代表格は『終わって欲しいけど、なんかダラダラ続いている』というヤツで、いよいよになったらブッタ切られたりする。酷いのになると、なかなか最後の敵と戦わないでダラダラ続いているのに、最後の敵と戦わずに終わるとかあったりする。




 まあ、先に書いたように自分の立場が違っていたらそうも言ってられないのですが、今の自分の立場からすると『そういうのやめにしようぜ?マンガでガッカリしたくないじゃん』というコトになる。





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 フクイタクミ先生の『百足(ムカデ)』は実に稀有な作品であった。



 話は実にシンプルだ。100人からなる百足という賊にたった一人の馬頭丸が立ち向かった一晩の出来事



 …という子供の発想をそのままマンガにしてしまったような痛快さだ。



 とにかく常にクライマックスで


 とにかく常に戦っていて


 とにかく疾走感があって


 とにかく心地良い



 …全く出し惜しみなしでキッチリ三巻で駆け抜けたマンガだ。この三巻というボリュームが良い。



 が、マンガの売る側の考え方とは著しく合致しない。三巻で終わってしまったら困るというコト。だから、読者の立場としては『こういうマンガも面白い!!もっと読ませろ!!』と声をあげないとダメだ。日本で最も売れているマンガは『ワンピース』だと思うのですが、世にあるマンガの全てが『ワンピース』になったらマンガはアッという間に滅ぶ。



 だって、新規が入ってこれない。マンガ読もうと思ったらめまいするぐらいの巻数のあるマンガしか無かったらマンガは滅ぶんですよ。



 マンガの未来というものを考えるにあたって『百足(ムカデ)』みたいなマンガは一つの完成形とも言えましょう。こういうマンガをもっと読ませろ!!


ライバル対決        村田真哉・速水時貞・匣咲いすか 『キャタピラー』

ガンガンJOKER
09 /20 2016

 ちょっと忘れてしまったが『ドラえもん』の道具で小型化された実物が出る図鑑があって、のび太くんが最初に試したことは『ライオンと虎のどちらが強いか?』というコトだった。



 こんな議論はバカげている


 ……と感じるようになったらアナタは立派な大人だ。が、いまだに俺は小二病フルスロットルなので、そんな『どっちが強い?』というのは興味津々である。



 誰かそういう頭の悪さに付き合ってくれんか?




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 やっぱ、村田真哉先生の原作マンガだよなッ!!


 『アラクニド』『キャタピラー』『キリングバイツ』……これらの作品は『どちらが強い?』とか『最強は何?』という子供のようなワクワクを追求し続けている頭の悪いマンガなのだ!!(念の為、誉めてます)



 さて、先日発売されました『キャタピラー』の八巻ですが、永遠のテーマである『カブト虫とクワガタはどちらが強い?』という展開になっております。


 ちなみに『アラクニド』時代から兜蟲は頑張ってまして、特にお気に入りのキャラですが、この巻はさらに『彼女の過去』が判明しました。昔の記事で戸塚ヨットスクールみてぇなコトしてたんかな?とか書いたような気がするが、実はガチだつた……という。


 その恐ろしい反面、兜蟲のお姉さんは


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 私服がヒラヒラの少女趣味だったり(オバサンと言ってはいけない)。



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 今度は巫女さんやってくれ…


 
 任務と称してコスプレ好き疑惑があったりと、そのギャップがたまらない方でした。これが、こうなると『萌え』とかになると思うのですが、なんつーか、『これが兜蟲のお姉さんなんや!!』と確固たるキャラが形成されてます。


 さて、第八巻では兜蟲のお姉さんはクワガタ軍団と連戦の他にも見どころはいっぱいです。個人的には『華蟷螂、童貞喪失の危機』の回がパンチ効いてて良かったです。天上天下唯我独尊。また、ラストにシルエットが登場したエントマオーダー第一位の蟲とはなんだろう?相変わらず先の気になるマンガです。


不謹慎を楽しむ          藤見泰高・REDICE『巨蟲列島』

マンガレビュー
09 /20 2016



 空気が読めないというか、その場に合わせられないという困ったガキでして、団体行動においては反感を買いやすかった。みんなが真剣に行動しているのに『なんか異様なコトだな~』と思うと妙におかしくなって笑ってしまったりする。いや、それはダメなのはアタマで解っているのだが、どうにも俺はそういう空気がダメである。



 で、そんな俺に必要なものはマンガである。


 マンガというのは如何様に楽しんでも文句が出ないのがいい。例え作者が『ここでこう感じてください』という意図を持って作品に叩きつけても従わなくていいのがマンガなのだ。だからマンガは良い。




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 『巨蟲列島』はそんな自由さがある。



 このマンガを分類するならば『パニックホラー』ということになると思うのですが、とにかく人がバカスカ死ぬ。ちょっと笑っちゃうような死に方から、こんな死に方したくねぇな…という感じでどこかユーモア(愛嬌)があって笑ってしまう。だけど、それでいいのがこのマンガだ。


 で、三巻まで読んで感じるのがムカつくキャラは意外にしぶといというのがあって、ここら辺も面白い。このマンガは虫が巨大化して襲ってくるのに対して、虫知識豊富な睦美が対処する。虫というのはとにかく習性に忠実であるので、それを知っているアドバンテージはデカい。


 にも関わらず『なぜ納得してくれない?』というキャラ同士の不協和音が現実社会に生きる我々のリアリティを刺激する。


 結果、真面目に協力している人たちがとばっちりで死ぬというのが『何か笑っちまう』というのが、この作品の面白さだ。ゴメン、現実にコレは『やっちゃいけない』のだけどマンガだからいいのだ。



 で、最近思ったのですがホラーマンガとかって、とにかく『恐怖』を描けばいい…と思われがちですが、実のトコロの要は『不謹慎だけどなんか笑っちまう』という要素なくして成立しない気がしてきた。人間というのは社会に属さないと生きていけない生き物ですが、これがカッチリと適合するかどうかは生まれながらの資質だ。できないヤツは『自分を抑制』しなきゃいけない。だけど、それってスゴいストレスなんですよね。



 そういう意味で、この『巨蟲列島』は今後もバカスカ不謹慎に死にまくって、不謹慎に楽しませてくれそうな作品である。






チャンピオン42号の感想

今週のチャンピオン
09 /19 2016


 今、『スクールウォーズ』観ているんですが、このドラマのモデルになった京都伏見工業高校というのが実在しますが、『弱虫ペダル』の京都伏見はここらから来ているのか?ただし、『スクールウォーズ』ワールドであったならば、御堂筋くんは活躍できなかっただろうな……。適材適所で。



『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『本部道』~別記事にしました。


『六道の悪女たち』~ちょっと展開はフツーに行っちゃっているかな?


『バイオハザード』~別記事にしました。


『ビーストスターズ』~あっ、話は続いていたのね。良かった。


『神猫じゃらし!』~姉のつもりだったのか……。このマンガ、キャラを投入するタイミングが巧いな。


『囚人リク』~別記事にしました。


『浦安』~別記事にしました。


『鮫島、最後の十五日』~ここからラブ方面に展開させるのか…。期間が一週間程度なのに間に合うかな?


『AIの遺電子』~別記事にしました。


『吸血鬼すぐ死ぬ』~ドラルクをすげーブン殴りたくなりますね(誉めてます)。


『少年ラケット』~別記事にしました。


『放課後ウィザード倶楽部』~来週は那由多のチートの謎が分かるのかな?


『ネズミと花火』~今回は今までと印象の違う回で面白かったですね~。このページ数に対してこの内容というのはバランスもいいし。


『Gメン』~別記事にしました。


『マル勇 九ノ島さん』~勇者も戦闘力的数値が設定されているのか……。アルベドあたりはいずれザコになりそうな気も。


『木曜日のフルット』~別記事にしました。



 

 そろそろ『スメラギドレッサーズ・シーズン2』を載せなさい(定期)。今なら許してやるから。







宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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