2017年01月 - 豚か狼か

そう見る世間様に甘える大人             掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
01 /31 2017


 一応はマンガブログですから『納得してもらうように書く』という意識はあります。だけど自分は『いかに正論であっても、それは納得とイコールじゃない』と思ってます。


 言い負かせば勝ち……という考え方は浅はかだと思うし、そういう甘えがでたらヤバいと思うんですよね。なんつーか、俺自身が『正論で説き伏せようとするヤツ』が大嫌いなんで。フツーにうぜぇじゃん?皆は違うのか?



 2017067.jpg


 今週の『少年ラケット』はドラマがとても充実していて面白い。こういう回は爽快感とかが無いからアンケートとか苦戦しそうだけど、俺自身はマンガのこういう回が好きだったりする。そもそもに毎回こういう話はさすがに出来ないからね。


 さて、今回は『相手校の顧問が、おたくの選手は評判悪いから揉め事起こさないように出場させるな』と言ってきやがった訳で。ただ、これはオッサンの自分からは『分かる』のではある。そもそもに、これは城島の招いた不始末なのだ。どんなに本気で心を入れ替えたとしても『世間様はそう見てくれない』というのを思い知るには城島は若すぎる。そういうコトがオッサンである俺には分かる。



 分かるけど、それを正しいとするのは別だけどね。俺はイヤだけどね。



 そういうのは『ダメな大人』なんです。近づいちゃいけない大人なんです。そういうのは格好悪(ダサ)い大人なんです。だから要求する立場でも無いのに『何かあったら責任とれるのか?』なんて言う大人になんかなっちゃいけないんです。それは『何も無かった時は責任を取る覚悟が無いダメな大人』なんです。


 そして、大人は正しくないんです。大人も同様に間違うんです。間違いに対してビビッてしまうのは大人じゃないんですよ。だとしたら間違いをしでかした人間はチャンスを失ってしまうしね。


 もっともっと間違いに寛容になる


 …それを大人の定義とするならば自信は無いが、まあ『そう見る世間様に甘える大人』よりはマシではないか。

スポンサーサイト

ハイテク機器          瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
01 /31 2017


 そもそもミステリー小説を読むことが無いので実際どうだか分からないけど。


 『まず携帯などのハイテク機器を使え無いシチュエーションにもっていかないといけない』らしい。こらまた大変だ。確かにそれはマンガも他人事ではない。何かにつけて『スマホで解決じゃん』という段階に突入している。ホンの四半世紀前まで『この点灯のリズム……モールス信号か!!何!?犯人は〇〇方面に逃走!!』とかやっていたのが信じられない。




 2017062.jpg



 そして、この『囚人リク』も長期連載なんで、イロイロは表現が変わってきた。ええっと、確か六年前にスタートした本作ですが、この頃はスマホは一般的でなく、ガラケー主流でしたね…。



 で、その間に


 ・スマホ

 ・タブレット

 ・ドローン


 …等々のハイテク機器がフツーになってしまっている。特にスマホの存在は一気に時代を進めた感がある。田中一郎がパソコンからデータを吸い出すのに時間稼ぎする描写なんてありましたが、当時は普通ですが今やったらかなりイロイロ変更されるんじゃないでしょうか?そして、この作中の吸出し描写から今回までの作中経過時間って僅か数ヶ月なんだよなあ……。



 若い子は知らないけど、ポケベルが流行っていた頃はその週のラブコメマンガがみんなポケベル絡みなんてありましたが、そんな悠長な時代じゃないのが怖いぐらいです。



 そりゃ、和製ファンタジーで世界構築設定する方がマンガとしてやりやすいな……。全く、こういう部分でもマンガの環境を圧迫するとは……。


渡辺航・弱虫ペダル・第432話『断髪』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
01 /30 2017


 キミはアニメ『財前丈太郎』の伝説を知っているか?


 ちょっと変なだけで『作画崩壊』とか言って鬼の首とったかのように振舞うのは心の貧しいコトだと思いますが、しかし『財前丈太郎』はなぜそうなった?という感じで。ちなみにこれはギャグではなく、マジであったりする。


 特に遠近法というものが存在しない顔アップは、その後の作品に大きな影響を及ぼした。



 2017059.jpg



 そう、大人気マンガ『弱虫ペダル』にも!!



 しかし、そろそろアニメの方も巨大化御堂筋くんの出番だけに気になる。コレをどう表現するのか?財前丈太郎みたいにしてくれるのか?初めて『弱虫ペダル』を観た方がたまたまこの回であったのならば、ぜひともトラウマになるような画面にしてもらいたい。


 それにしても、ここにきて山口くぅんに出番が回ってきましたが、流し流され人生から自我の芽生えどころか、こんなトホホ展開に。だから、襟首つかんだら『目を覚ますんや!!御堂筋くぅん!!』とぶん殴ると思いきや、謝っているとかかなり切ない。ここから彼の挽回はあるの……かな?


妥協なきメガネ描写       芹沢直樹『バイオハザード ヘヴンリーアイランド』

週刊少年チャンピオン
01 /29 2017


 それは分かる、だけど…だがしかし、というもどかしさ。


 例えばバイクに長年乗っているからマンガのバイク描写に違和感感じまくりというのはあるが『そういうものだ』と言い聞かせている。もちろん『ばくおん!!』みたいにそれがメインのマンガなら問題だが。






 …ところで、『ポッピンQ』のヒロインの一人に友立小夏…というキャラが居る。このコはメガネっ子であるが、変身(?)してもメガネを外さないというのは信用できる(ちなみにメガネくんもいるが、やはり外さない)。その点においての『スメラギドレッサーズ』は残念である。かなではメガネを付けたまま戦って欲しかったのよ。そもそもにマンガのメガネキャラは『メガネを外しても普通に活躍できる』というのが暗黙の了解になってはいないか?


 おかしいやないですか?小夏っちゃんを見本とすべきなんや!!



 2017063.jpg




 『バイオハザード』で感心してたのが、メガネ描写だ。キッチリと『レンズの存在感』があるのに俺はシビれていた!!そして、今週のこの描写である!!


 そう、見えないが故のドラマに振る…というコト。なぜ、今までのマンガは『無くても普通に活躍できる』という暗黙の了解に頼り切ってしまった…というのを俺は思い知った。やはり、惰性でマンガを描いてはいけない。マンガは作者と読者のバトルなんやッ!!


 つーコトで近々『フシケン』の高浜さんが試される時が来ると思います。



 それにしても、今回の『バイオハザード』はトミナガの成長っぷりが楽しかったな~。来週で終わるのが惜しいです。


食事シーン          板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
01 /29 2017


 少なくとも嫌いなヤツとは一緒にメシ食ったりしない。


 …という目安が自分の中にあって、イロイロと距離感に悩んだ時は試すが吉だな~。ちなみに『会社の飲み会』とか強制的なのはもちろん別だし、俺がそういうのが嫌いなのはそういう理由から(なので飲み会誘われて来る時は尻尾振っている時です)。



 食べる、というのは無防備なトコロだからね。



 2017065.jpg



 『ピースターズ』が困るぐらいに面白い。


 …なんつーか、今まで培ってきたマンガ経験値からかけ離れたコトを次々やっているマンガで楽しい。このマンガはとても新鮮な気持ちで読んでます。


 さて、食事シーンですが、意外にもハルの方から申し出て、ハルが積極的に話しているんですが、どこかぎこちない。それもそのはず…と反転するのがグゥ。そして、このままかな~と思ったら進展してたりする。こういうのがこのマンガで『かけ離れている』なあと思って、最近はすっかり楽しみになってます。


 新しい刺激的な作品だ。


褒める            山田胡瓜『AIの遺電子』

週刊少年チャンピオン
01 /28 2017


 貶すとかネガティブなコトを相手に言うのはたやすい。粗探しはラクで手っ取り早い。


 褒めるのもそんなに難しい訳じゃない。ポジティブなコトぐらいそれなりに言えるだろう。


 …だけど、相手に届く褒め言葉というのは『難しい』と感じる。相手への理解は必須だからね。




 2017066.jpg



 もともと『ヒューマノイドが当たり前にいる世界で生身の人間の良さを浮き彫りにする』という作品ですが、今週の『AIの遺電子』はヤナ男が、相手を褒める……というプロセスが面白い。


 『…君は案外デザイナーだったんだな』


 字面だけで言うと、そんなに感じないんですが、これは最大限の褒め言葉ですよね。彼もそれで気持ちを切り替えるコトができた訳だし。


 褒める、というのは美辞麗句を並び立てるコトじゃない。まず、相手への理解が前提なんです。貶す、がたやすいのは相手への理解は必要ないからなんですよね。そういう意味では理解の無い褒め言葉もいかがなもんとは思います。



 

うわわわわ!!?           板垣恵介『武蔵道』

週刊少年チャンピオン
01 /28 2017


 『グラップラー刃牙』シリーズ!!


 それは日本における『格闘マンガの最高峰の地位』であるコトに異論は無いだろう。好き嫌いとかでなく、その立ち位置としてだ。俺の目安からすると『その作品のコンビニコミックがフツーにラーメン屋に置いてある』というのがそうだったりする。いくらマニア人気が高くとも、やはり地位として考えるならそういう存在になってないとね。



 そう、『格闘マンガの最高峰』なのである!!



 2017060.jpg



 な、なんてことッ!!?


 ついにこの『武蔵道』シリーズに突入してから危惧していた事案が発生してしまった!!なんてことだ!!


 確かに、先に烈海皇がバッサリやられているが、それは『戦った結果』という感じではある。烈自身もそのことについては承知しているはずだ。コッチは違う。『戦国時代の常識』で斬られた…というコト。これはもう『格闘マンガ』では無い。


 
 武蔵一人で国家転覆できるか?


 …というルートにガッチリ入ってしまった!!せっかく本部が守護(まもっ)たのに、これはもう武蔵を阻止できるヤツがいないぞ……。唯一できそうなのが勇次郎なんだけど、合流したらTWO突風な未来しか俺には見えないしなあ……。



 ただ、自分自身はワクワクしている。全く知らないゾーンが感じられる。いい、もっと暴走していい。ミミッチイまとまり方にしたら『最高峰』じゃないし。




大祐、お前!!

週刊少年チャンピオン
01 /27 2017


 映画『ネバーエンディングストーリー』はいじめられっ子が現実逃避気味に本読んで、没頭して、叫び狂ったりする愉快な作品です。


 『勇気を出すんだアトレイユ!!』とか読んでいる本に叫んでいたりしてて、バカだと思います。何、必死になっているんだよ。くっだらない。


 俺もそういうバカですが。



 2017064.jpg


 今週の『フシケン』で『三人の中で、大祐が気があるのはことね先輩』というのが明確になってしまつた……。いや、最初からそーなんじゃないかなと思っていたし、読者人気的にも多分そうなんだろう。そうした方がいいんだろう。



 だから、なぜ、鈴じゃあないんた!!?


 おかしいやろ?おかしいのは俺ですか、そうですか。でも、やはりこれは譲れないコトって世の中にあると思うんですよね。勇チャンは鈴がええんや。鈴の良さになぜ気が付かない大祐くぅん。


 …とまあ、アトレイユ叫んでいるクソガキと変わりません。心が叫びたがっているんだな。みつを



 とまあ、ヒロインが誰とくっつくかもマンガの楽しみだと思います。ここから鈴の挽回を願おうではないか!!ただ、ことね先輩は今年で卒業だけど、鈴とは三年間の付き合いになるし、勝負はこれからッスよ。


裏!!             浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』

週刊少年チャンピオン
01 /27 2017


 ファミコン世代なんですが、今じゃ信じられないだろうけど『裏技』というのが盛り上がりのメインであった。


 最初は『単なるバグ』とか『プログラムの不具合』とかそんな感じだったのですが、これが盛り上がったものだからメーカーとしても裏技に力を入れる。これが売り上げや人気を大きく左右させる。


 で、さらに過度期になると『裏面』なるものが登場する。クリアしたらもう一つ別ルートで作品が楽しめるような仕組みだ。『ドルアーガの塔』とか『ゼルダの伝説』とかありました。


 裏…という言葉にはなんともいえないワクワク感があるなあ。



 2017061.jpg



 …って、給食の裏メニューという発想は無かったなあ!!


 しかも、読者の期待を裏切らないどころかオツリがくるぐらいに怪しい!!今週の『浦安』はやたらにはじけてます!!


 しかもしかも、これだけで満足だというのに、オチでもう一工夫あるのだからたまらない!!ノムさん回はハズレ無しはもちろんホームランしか無いぞ!!すげーバッターだよ!!


 

出た!!クローバーパンチ!!             陸井栄史・サイプレス上野『サウエとラップ 自由形』

週刊少年チャンピオン
01 /26 2017


 今週の新連載の『サウエとラップ 自由形』なんですが…



 2017058.jpg



 やったぜ!!クローバーパンチ!!


 あ~。俺、ホントにクローバーパンチ好きなんだな……。パブロフの犬みたいに反応してしまう。もし、これを見ているチャンピオン作家さんなどいらっしゃいましたら、なにとぞ作中にクローバーパンチを!!



 ええっと、マンガの方ですが残念ながらイマイチ相性が悪いというか……。なんつーか、このマンガから放たれるフリオチ臭がハンパないんですが、これは俺だけが感じた何かの間違いであってほしい……。不吉すぎんべよ。