2017年05月 - 豚か狼か

知る機会           からあげたろう『コーヒーカンタータ』

マンガレビュー
05 /31 2017


 一応はマンガブログなどをして、なんだかしぶとく続いてネタ切れに困ったコトが無いので『知っている』とも言えるだろう。マンガブログ描いているだけで空からお金が降ってきたら、俺はそれを仕事として余裕で続けられる。


 が、世の中に在るマンガの99パーセント以上読んでない訳だから、俺は『他の方同様に知らない』と思っている。ずっとそのつもりでいたいと思うし、知っているなんて思わないように自分を監視したい。


 なので、ちょっとかじったヤツがしたり顔で語っているとハァハァします。知識の量=好きのランキング高いという訳でもないんですよね。ただ、それが好きな人がもっと好きになってくれる…これこそが伝える側にある役割だし、知識ってそういう為にあるんじゃないでしょうか?相手にマウント取る為の道具なんかじゃないよな~。




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 さて、今回のお題は からあげたろう先生の『コーヒーカンタータ』です。


 えっ?ちょっと待ってくださいよ!!何でコーヒーマンガなのにからあげペンネームなんスか!?納得いかないっスよ!!


 さておいて。



 実は自分はコーヒー好きだったりする。ファミレスなんかでウッカリすると7~8杯飲んでたりする。しかもブラックで。ただ、それだけです。どこそこの豆がいいとか、あそこのコーヒーショップはいいとか、そういうの無いです。多分、そういうのって心無いコーヒー愛好家なんかは『そんなんで好きなんて言わないでほしいな~』と言う方もいるでしょう。全くもって返す言葉はありません。


 そんな『コーヒー好き』に対して『コーヒーカンタータ』という作品は実に良い!!『知る機会』をくれたな~というような感じで。まさに知識は『そういう為にあるんですよ』と作品から語られる。もっと好きになってね、って。



 これを読むとコーヒーが飲みたくなってくる。おそらく楽しく飲めるし、豊かな時間になるだろう。良い作品です!!




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放送部マンガ           竹内じゅんや『まっすぐ息をすって。』

マンガレビュー
05 /30 2017


 マンガに対して『題材をどうするか?』というのはある。


 当ブログは『この日本においてスポーツマンガの題材で野球以上のものはこれから先も存在しない』という野球最強論を唱えているが、同時に『これだけあると抜きん出るのもまた難しい』とも思う。


 なので、目新しい題材というのもまたチャレンジする価値はおおいにある。しかし、その題材を見つけるのもまた困難だったりする。



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 放送部マンガ!!さらには全国大会目指すという部活モノでも熱い方です!!女の子が放課後集まってだらだらやっているマンガになりそうですが、最初から明確な目標がありますね~。



 今回は 竹内じゅんや先生の『まっすぐ息をすって。』ですが、その題材と方向性にシビれました。確かに放送部で全国大会目指すのは無かったかもな~。それを狙って連載にならなかったのはひとつだけ知っているけど…。実にチャレンジングです。



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 Nコン!!


 うん、それは普通に知らなかった!!そんなのあるんだ!!



 ただ、作品そのものは『転校した主人公がラジオアナウンスに目覚める』→『相方に才能を見出される』→『部活しよーぜ』→『部員集め』→『顧問決定』と一巻でスピーディーに進んでます(いや、全二巻予定なんですけどね)。まずは試し読みをどうぞ。



 題材は目新しいけど、ストーリーはスタンダード


 …というのは意外に大事だったりする。読者が何やっているか分からないと困るしね。そして、このマンガは題材も面白いが、構成がしっかりしている。もともと短期決戦型のマンガなのかもしれないけど、とてもスムーズだ。シナリオ的なものが秀逸。


 反面、もったいないな~というのがネーム力と画力ですね~。ネームはもっと良くなるだけの実力はありそうなんですが、絵が惜しい。有り体に言えば『表情描くのが苦手』に感じます。


 ただ、妙に印象に残る作品ではあります。それは題材が目新しいとは別に。


チャンピオン26号の感想

今週のチャンピオン
05 /30 2017


 来週で『弱虫ペダル』は450回か~。もう9年もやってるのね。


 一時期、月イチぐらいで一挙二話掲載とかどう考えてもおかしいコトやってたしなあ(しかも、るるもの連載も並行してた)。さすがに今後は無いと思うけど、あれはすごかった!!あと、『バキ三倍祭り』というのがあって、界王拳三倍的なコトを期待してみたら、やる前に休載する&合併号と合わせる&別作家の外伝が載る…というコトでむしろ減産しているというのもありました。



『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『吸血鬼すぐ死ぬ』~ミカヅキくんの再登場か~。三度目ありそうだな。


『花山道』~別記事にしました。


『浦安』~へ築地にしました。


『六道の悪女たち』~飯沼くんをここでこう動かすか~。テンション上向きました。


『シスターインベーダー』~ちょっとパンチ不足かな~。


『囚人リク』~別記事にしました。


『魔入りました!入間くん』~別記事にしました。


『あつまれ!ふしぎ研究部』~別記事にしました。


『ビースターズ』~別記事にしました。


『応援は羽球に乗って』~別記事にしました。


『鮫島、最後の十五日』~俺、オヤジどころか家族・親戚の誰とも似てないんだよな~。オヤジがメチャマンガ好きだったら、イロイロと変わったんかな?


『AIの遺電子』~もう俺ぐらいのオッサンになると、ヒューマノイドでも結婚してもらえて子供生んでくれるなんて幸せじゃんとかの領域になってます(虚しい)。


『虚ろう君と』~別記事にしました。


『猫神じゃらし!』~やっぱり、このマンガでもお風呂では『かぽーん』の擬音入れるのね。つーか、これはもう絶対的なマンガルールになったのか?


『少年ラケット』~別記事にしました。


『雨の日』~別記事にしました。


『Gメン』~五月はもうエロいコトされちゃっているよね~とかいう目でみてしまう俺はダメな大人ではなかろーか?


『木曜日のフルット』~別記事にしました。






 ここ最近のチャンピオンは『少年ラケット』をサポートしてくれて嬉しいっす。


雑草を意識する         瀬口忍『囚人リク』

週刊少年チャンピオン
05 /29 2017


 最近聞いた言葉に『植物知識がつけば見える世界が変わる。今まで雑草として映っていたものがキチンと名のある植物として意識するようになる』というのがあって、なるほど~と思いました。最近話題になったのがナガミヒナゲシなんですが、意識した途端に『こんなに生えてたんか…』とア然とする。


 意識しないと、雑草は雑草として見てしまうんですよね~。



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 鬼道院の人間臭いトコロって『雑草を意識しているトコロ』ですよね。本来こういう人たちはリクたちのような雑草は雑草として見ちゃうんですよ。じゃなきゃ『やってらんない』の。


 それはリクたちを意識しているってコトなんですよね。雑草を雑草として見てない。



 やはり鬼道院は優秀だと思うのですが、なぜそっちの方に生きる決意をしたかは気になりますね。プールに入っているシーンでの傷跡に何か意味がありそうでしたが。


現実的な           板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
05 /29 2017


 マンガというのはリアリティにならないんだけど、その中からリアリティを拾い上げる楽しみがある。それが読者の自由であり、特権だ。


 例えば、オチコボレが何かのスポーツを始めてどんどん勝ち上がり成長していく…というのは王道ではある。が、リアリティという意味ではそもそもにオチコボレというのは根性なくて頑張れない。それに昨日今日始めたヤツが今まで積み重ねてきた相手に勝ち進むというのもムシが良いだろう。が、『頑張るって大事だな~』とか感じて、それを読者が活かせればリアリティは在ったと思うんですよね。


 が、マンガだからこそリアリティをぶち込む…というのもアリだ。



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 今週の『ビースターズ』はリアリティのカタマリだ。行動に説得力がある。


 例えば、シシ組の面々からの親分です。ここで『話してみたら分かるヤツでした』というマンガ的な手法を敢えてとらないのが面白い。徹底的にクソでしたというのに落としている。


 それ以上に感心したのが市長の描写だ。


 おそらく彼は有能な市長であろう。シシ組を壊滅寸前に追いやっている…というのはそういうコトだろう。動機としては『市長としてチヤホヤされたい』とか『権力的なものが欲しい』とかあるかもしれないが、問題はそこじゃない。市長として有能なんです。有能なヤツだからハルを見捨てられるんです。ここでコトを大きくするのは無能なんです。


 そういうリアリティが今週はふんだんに在る。



 だけど、ラストシーンを見て『やっぱりマンガだ。マンガはこうでないといけねぇよな』と感じるのでした。


渡辺航・弱虫ペダル・第448話『デスゲームの結末』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
05 /28 2017


 『弱虫ペダル』というと総北・箱学とあって、京伏・広島となりますが、そろそろ存在感あるチームがあってもいいんじゃないでしょうか?最近、関連ジャージ販売されて無いしなあ。南方面に集中しているので、北海道チームとか。


 冬の豪雪地帯を走り続け、滑る路面に対応したバランス感覚まで持っている!!強いぜ!!


 …というチームとか。あと、自転車メーカーでそろそろラピエールやってください。イベントとかでもマジで見かけないマイナーメーカーなんだよなあ。コッソリ初心者向けに良い自転車作っているのよ。




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 今回の浦久保編で感じたコト!!



 コレ、山口くぅんが御堂筋くんに対しての役回りだったんじゃ……


 と感じた方も多かったでしょう。最初はおい、オッサンが混ざっているぞ!?と思われた庭妻ですが、実は仕掛けでありまして『浦久保のパパ』という立ち位置を完璧に固めてしまった!!浦久保は天才が故の幼稚さ…というのも感じられましたが、いかんせん『数年間出場停止レベル』の賭けバトルにしたのはちょっと惜しかったかな?


 しかし、このまま優勝争いに加わらない展開もまた去年と一緒だな~。


 続いて京伏対総北に展開がシフトすると思うのですが、ここで潰れると思った青八木がまだまだ元気だったのは意外だ。


リアルとリンク            浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』

週刊少年チャンピオン
05 /28 2017


 スポーツのユニフォームやレースカーにはスポンサーロゴが入っているものですが、やっぱりヒイキしているチームなどの商品を使いたくなるのは当然でしょう。



 『艦これ』


 始めたのが一年ちょっと前だから、やや遅かったけど『艦これ』の商品コラボ企画はいいな~。このゲームはキャラがメチャ多いので、イロイロと絡ませるコトができる。むしろマンガとかアニメとかって『何で今までこういうのあんまり無いの?』とすら思えてくる。マンガの製作状況は年々厳しくなっているけど、メーカーさんは作品にスポンサーするってのはどうでしょう?露骨にやったり、口出しがそんなにうるさくなきゃアリだと思いますよ。実際、『艦これ』コラボの時のローソンは売り上げいいみたいだし。鹿島・加賀の次は高雄にしてくんないかな…。



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 毎年、この時期になると『カープ&ロッテ』のネタが浦安に載るので楽しみだったりする。特に今回はキッチリとメーカー宣伝にもなっているのがグゥ。ハム食べたいですわ。


 露出するってのは大事なコトで、ここら辺は年々良くなっているけど、もっとおおっぴらにやって欲しいですね。



 それにしても、来年のこの時期はどうなるのだろう?昨年のカープは勝てると思ったんだけどな~。これって、描いている作者本人がビクビクもんじゃないでしょうか?




対ニセモノ          掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
05 /27 2017


 ニセモノエピソードは好きか?俺は大好きだぜ!!俺がマンガ家でバトル系だったら、絶対やるね!!


 そりゃ、同じ技ぶつけあったり、炎と氷みたいに対になる技ぶつけて相殺させるね!!でも、主人公がだんだん押されてピンチになるけど、必ず勝つね!!カッコイイからな!!



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 満足です。



 いや、イロイロなタイプの選手と戦う『少年ラケット』ですが、コピー能力との対戦になるとは思わなかったなあ……。そうそう、俺の求める対ニセモノというのは『こういうの』なんです。



 物語に於いての『ニセモノ』というのは『能力だけでは勝てませんよ』という象徴であって、互角だからこその魅せる要素がある。このニセモノ系のエピソードはまだまだイロイロと発掘できるんじゃないでしょうか?


スーパーダサダサマンガ            宵町ゆめ『応援は羽球に乗って』

週刊少年チャンピオン
05 /27 2017


 人には合う合わないがある…というのは当然なんだけどつい忘れちゃいますよね。


 昨年流行ったアニメ映画ですと『君の名は。』で、観てきたんですが、あれはキラキラしてましたね~。『ウルトラマン』で地上に憧れた地底人がウルトラマンに変身するハヤタ隊員を洗脳するんです。ウルトラマンを兵器として地上を破壊しよう、って。ところが、ウルトラマンに変身した閃光によって地底人は消滅しちやうんですよ。まぶしすぎて。ガキの頃は地底人をバカだな~と思ったけど、今は地底人に感情移入してしまう自分がいる。


 一方で、あんまり芳しくなかった『ポッピンQ』がすげー好き。シナリオとか素人目にも『こうすると、もっとスマートになるんじゃ…』というトコロとかご都合展開だらけなんですが、キャラクターが本当に好き。五人の少女たちの『つまづき』が物語を通じて成長するのがいいんです。この『つまづき』ってね、おそらくデキる人には『とてもくだらないコト』でもあるし『世の中はもっと厳しい甘えるな』って人もいるでしょう。


 だけど、俺には『ポッピンQ』がとても合うんですよ。親しみをこめて『格好悪(ダサ)い作品』と思ってます。



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 今週のチャンピオンに載った。 宵町ゆめ先生の『応援は羽球に乗って』がスーパーダサダサマンガで素晴らしい!!


 とにかく一事が万事、徹頭徹尾に格好悪(ダサ)い!!ストーリーも絵も全て!!もうちょっとスマートにできないものか?


 いや、ならなくていい!!これがいい!!


 多分、このマンガはデキる人には失笑モノなんです。作中の中園さんみたいな人にはね。そして、中園さんみたいな生き方ができる人がね世の中に対応しているんです。直行やひびきみたいなヤツってね、世の中では価値が無いって思われちゃうんですよ。これは本当のコトだと感じます。


 だから、直行やひびきみたいな人に対して『見てますよ』というメッセージ性が感じられる作品を誰かが描かなきゃならない。自分もまたスーパーダサダサ人間なので、こういう作品があるととても嬉しい。『あっ、こういう人を見てくれる人がいるんだな』って感じられるのが嬉しいんですよ。



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 ただ、一つ偉そうなコトを書きますが、ラストシーンの直行の『瞳の輝き』はデキるヤツは気づかないんです。デキるから気づかないんです。キラキラに包まれている人は小さな光が見えないんですよね。それは優劣じゃない。




線引き           古川一・白土悠介『虚ろう君と』 

週刊少年チャンピオン
05 /27 2017


 フィクションの『線引き』って『受け手を納得させる』というのが重要なんかな~と。


 一時期『空想科学読本』なる本があって、特撮やマンガ・ロボットアニメに対して『科学考証してみておかしいと突っ込む内容』なんですが、個人的にはつまらないことしているなぁとか思っちゃいますね。


 物語って、そういうものじゃないんですよね。嘘の世界にも本当とか線引きがあって、そこら辺が破綻してなきゃいいんです。


 例) 敵の猛攻が激しくて手からビームがもう出ない!!ピンチ!!

 ①なんとか時間稼ぎをして、回復して大きい一発をヒットさせる→アリ

 ②冷静に状況を分析して、か細い一発を弱点にヒットさせ勝つ→アリ 個人的にはこういうのが好き。
 
 ③前触れ無く仲間が助けに来てくれて逆転→アリだが、盛り上がらない

 ④なんの根拠も前振りもなく覚醒して勝利する→ナシ なんだこりゃ


 …みたいな。マンガに対して納得は大事だ。



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 で、『虚ろう君と』というマンガだと②の方向性だと思うんですが、今週はちょっと『?』となるシーンがある。熱心に読まれている方も同じく感じたんじゃないでしょうか?



 『画像でみたさなかはオッケーなのに、カメラ起動中の虚人はダメなのはなぜ?』



 …というクエスチョンだ。これは『そういうものだ』と通過させちゃったらマズイ。この作品がガラガラと音を立てて崩壊する。これを許してしまうと『後出しジャンケンでいくらでも改ざんできる』というコトになるんですよね。これ『やっちまった』というヤツなんじゃないでしょうか?


 ちょっと原作の方がテンポ悪い状況ですが、反面、白土先生の作画がこなれてきて、どんどん良くなってきている。今回だと仲間割れのフリをしている比嘉くんの表情がとても良い。

 


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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