2017年12月 - 豚か狼か
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2017最後の記事

マンガ雑記
12 /31 2017


 今年もゴーイングマイウェイなブログを見てくださった皆様方ありがとうございます。ホント好き勝手やってますが、それを見てくださってくれる方がいるから成立しております。



 今年もオタクライフ的に充実してましたね~。やはり一番の出来事と言えば『マトイ・ナデシコ』単行本のオビコメント書かせてもらったコトですね~。いや、書いててナンですが、今でも『なぜ、裏路地の居酒屋みたいなマンガブログに?』という疑問のが大きいのですが、同時に自分の続けていたコトがカタチで残ったのは嬉しかったです。この場ですが、機会をくださった神馬耶樹先生に感謝です。


 その他、実はかなり結構イロイロと役得なコトがありました。スネ夫みたいにペラペラと喋りたいところですが、内緒だぜ!!



 マンガで印象に残ったコトと言えば『週刊漫画TIMESにドップリ』になってきた…というコトでしょうか?オヤジマンガ誌面白いな!!そのうちゴラクを読み始めるのではなかろうか?


 チャンピオンも安定した面白さがありました。新人としては伊科田海先生の『GREAT OLD』がかなりイイ感じです。かなりマニア気質なマンガで評価されるのに時間がかかると思いますが、チャンピオン誌はこれをうまく軌道に乗せて欲しいなあ。あと『このマン』受賞しました『ビースターズ』が面白かったですね。こちらもマニア寄りのマンガですが、軌道に乗った模様です。


 読みきりですと、炎堂たつや先生のが面白かったし、短期ですと吉野宗助先生の『MASTER&D』がグゥでした。


 また、『解体屋ゲン』が電子書籍販売を始めたのをキッカケに今後は自分もコッチの比率にシフトすると思います。電子書籍ですと尾々根正+大鳥居明楽先生の『靴CREAM(シュークリーム)』と阿崎桃子先生の『ナナ+イチ』がツボでしたね~。


 きらら系の新作だと、相崎うたう先生の『どうして私が美術科に!?』と阿部かにり先生の『みゃーこせんせぇ』が面白かったです。



 アニメだと『ポッピンQ』はイロイロと詰めが甘い作品なんですけど、メチャ好きな作品になりました。やっぱり『デキがいい』より『好きだ』の気持ちに従った方がオタクは楽しいと再確認した次第です。地味ですが『Just Because !』も楽しく観てます。最終回は年明け二日なんだよな…。『映画ガルパン』はまだ観れて無い……。


 そして、今更ながら『無限のリヴァイアス』を通して観れました。1999年製だから20年近いよ…。SFアニメで最高峰はやっぱり『初代ガンダム』だと思うし、そこに続いて『ヤマト』『エヴァンゲリオン』があると思いますが、それに匹敵する作品じゃないかな~と感じました。特にドラマが異常に濃かったですね。普通、主人公サイドのロボットは強い味方なんですが、あまりに強大な力な為に政治的駆け引きの道具にもされてしまうあたりはこの作品ならでは。



 ここにも書ききれないぐらいにイロイロな作品に支えられてオタクライフを堪能できましたが、来年の今頃もきっと自分は満足しているでしょう!!来年も当ブログをよろしくお願いします!!


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幸せって何だ?          沖田龍児『パスタでボ~ノ』

週刊漫画TIMES
12 /31 2017


 目の前に神様が現れて『キミを幸せにしたい。何でも願い事をいってごらん』というコトがあったらどうする?



 お金・権力・名声・高いスペック……等々あると思います。


 が、最近感じてしまった。『人間の欲望は底なしだけど、人間の幸せはこんなもんでいい』って感じてしまった。健康なカラダと気持ちがあって、ごはんがおいしくて、大事なものが健やかであれば人間は幸せなんではなかろうか?それに気付いて感謝できるコトが大事なんではなかろうか?そしてそれは日々の生活の中に在るんだよ…って。


 って、なると今のトコロの俺は神様に『いや、このままでいいス。他の人に回してください』と答えちゃいそうだ。もったいねぇなあ!!



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 そんな『気付き』が描かれているのが 沖田龍児先生の『パスタでボ~ノ』だ。この作品、自分が読んでなかった頃の週刊漫画TIMESに掲載されてたみたいですが、この度は電子書籍になりました。


 …と言っても、沖田先生は以前チャンピオン誌で『家族のオキテ』を描いていたので、これを読まれている方も知っている方も多いのでは無いでしょうか?『家族のオキテ』だと主人公が洋食屋に二日ぐらい働いていたので、この時の沖田先生の取材はコレに活かされているンだ!!(多分、違う)



 さて、この作品は一話完結のベタベタのフォーマットにならって展開していきます。



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 蓮田太(通称・パス太)と義理弟・ヒトシがクルマに乗って移動販売し



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 何でもパスタで解決!!  料理マンガの醍醐味ですね



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 最後は幸せに包まれてキメ台詞だ!!



 で、恋人を作りたいお人好しのパス太はいつも空回りという『男はつらいよ・パスタ編』みたいな流れになっております。



 この作品で関心するのが『フォーマットを守りつつ、楽しく読める』というコト。イロイロな要素をフォーマットでくるんで最後に「ああ、幸せでいいな~』という心地良い読後感があるコト。俺の根っこって『昭和のウルトラマン』で毎日再放送してたというのもあって、一時期『ヒネリの無いワンパターンな作品』ってバカにしてた時期もあるんですよ。だけど、だんだん『その繰り返しの中に意味はあるし、ひとつとして同じじゃないんだよ』って思えるようになったんですよね。



 『幸せってなんだろう?』って考えた時、『こういう答えじゃダメかな?』と感じさせてくれる良質な作品と言えましょう。




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 …作り方が載っているのも結構嬉しいぞ!!


水害            ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
12 /30 2017


 『田んぼの様子を見に行った老人が流された』


 …なぜこのニュースは無くならないのだろう?確かに『今までの苦労が文字通りに流されてしまう』というので気になるのは分かるんですが、さすがに『なぜなくならない?』とは思いますよね……。


 ただ『水害』というのは実に身近な災害だ。比較的無縁と思われていた栃木県ですら二年前に『なぜか強烈な雨雲が居座って大洪水』というのがありました。直後、用事で通りましたが水害とは無縁な場所だったんですよね…。



 
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 さて、今回の『ふたりでひとりぐらし、』はその水害がメインとなってます。


 そう、水害だ。これは他のきらら系作品で描かれたコトはあったか?多分、無い。マンガでの災害は『台風』はけっこう扱われる題材なんですが、洪水みたいな水害はそういえばあんまり無い。


 ざら先生の作品の特徴は『キャラクターがアイディアを頻繁にひらめく』というのがあって、今回はいつもよりその比率がアップしております。台風というのは描きやすいというのはあるかもですが、よくよく考えると『起こってしまった水害』というのは描写が難しいのかもしれませんね。



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 今回は久々にヒラグモ先生も登場してました。ざら先生の描く猫はキュートというよりはなぜか威厳を感じるのが多いような(ニャンコ師匠とか)。


チャンピオン4+5合併号の感想

今週のチャンピオン
12 /29 2017


 『JINBA』が終了しましたが、この分でいくと他にも終了する作品が結構ありそうですね……。戻ってきてくれたのは嬉しいけど、イコール新連載は期待できないのが松本豊先生だしな~。


 ならせめて読み切り掲載で!!他にも潮里潤先生とか石丸なお先生とかも読みたいもんです。



『ビースターズ』~別記事にしました。


『刃牙道』~別記事にしました。


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『浦安』~このマンガのダメージってマジ痛そうなんだよな……。


『六道の悪女たち』~このマンガのドラマ傾向としては『統合性よりも盛り上げ』という感じがします。今回のアレコレは個人的に腑に落ちないトコロが多いし、良く分からないけど、力業で『イイ話』にしてしまったように感じます。

 ただ、これは偏屈な俺の考え方であって、多くの方に喜ばれる…というのを目指すならば今時はこういうのがいいのかもしれません。


『フシケン』~別記事にしました。


『ヒマワリ』~別記事にしました。


『吸血鬼すぐ死ぬ』~俺もあんぐらいのガキんちょの頃はちんちんを無暗に振りかざしていたような気がする…。覚えてないけど、うっすらと『そういえばしてたような…』という感じで。


『鮫島、最後の十五日』~別記事にしました。


『囚人リク』~別記事にしました。


『星の騎士』~真面目な作品だな~という印象です。


 冒頭で将来を見据えた主人公がこじんまりとしていて…ああいう感じにオチがつきますが。作者に『真面目なのは好感持てるけど、もうちょっとハジけともいいんじゃない?』という気がしなくもない。なんつーか、賞を獲るのも今後に大事だけど、『俺、こーいうマンガ読みたい!!』ってワガママになってもいいんじゃないでしょうか?大抵のマンガ家志望さんにコレをやらせるとマズいんですけど、伊藤先生はもっとハジけていいと感じます。



『魔入りました!入間くん』~別記事にしました。そーいえば、自分はクララ派でアメリに負けてほしくないんですが、同じようなコト三巻のコメントで書かれていて笑った!!確かにアメリに有利にさせすぎですよね~。どうすんのよ!!



『Gメン』~別記事にしました。


『GREAT OLD』~別記事にしました。


『木曜日のフルット』~別記事にしました。



 そう言えば月例で西一樹さんがイイ感じに受賞してましたね~。そろそろ読み切り掲載させてくんないかな?こーいうご褒美与えてもいいんじゃない?


 

アタマ良いヤツ・普通のヤツ・悪いヤツ              板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
12 /28 2017


 度々書いてますが、謙遜でも卑下でもなく自分は自分のコトを『アタマは悪い』と思ってます。いや、マンガブログなどやっている時点でやっぱりアタマが悪く無きゃできないコトではあるんですが。


 そして、世の中には『アタマの良いヤツ』というのも存在していて、大多数は『普通のヤツ』なんです。


 で、今回は『普通のヤツ』について思ったのです。ひょっとして『普通のヤツ』というのは『考えない人』なのではなかろうか?なんつーか、だからこそ『大多数で生きる適応性に長ける』というコト。大多数の側で生きるというのは『考えない』というのがとても重要になる。これは普通をバカにしているとかそういうコトでなくて『特性』として。


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 さて、今回の『ビースターズ』ですが、レゴシはアタマ悪いな~と思うし、ルイはアタマ良いけどアタマ悪いな~とか感じます。そして、新キャラのピナは『アタマ良い』になるだろう。


 どうでしょう?彼のこの『誠実の定義』は?ええっとね、普通の人は『誠実とはなんぞや?』というのは考えない。考えたとしても『無難な答え』に着地するんです。大多数で生きる適応性であるから。


 が、アタマの良い彼は臆面もなく『自分が楽しいコトを素直に欲する』という答えになってます。これが普通の人が実践したら世の中がグチャグチャになる。レゴシのようなアタマの悪いヤツには辿り着かない答えだ。



 やっぱ、人と言うのは分かりあえるというのはかなり絶望的と言わざる得ない。


イメージ画            伊科田海『GREAT OLD』

週刊少年チャンピオン
12 /27 2017


 ちょっと前に書きましたが、これからはマンガを読むにあたってタブレットも活用していきたいと思ってます。


 で、最近は『解体屋ゲン』をよく読みますが、このマンガは必ずトビラ絵が入っている。このトビラ絵があるからこそ『今回のストーリーをイメージできる』というのがあって、作品によっては『トビラ絵無し』というのもありますが、そういう作品でもたまに入れてくれたりすると嬉しいかな?


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 『GERAT OLD』はここら辺凝っていて嬉しい。


 ちょっと前は『神智学について』でしたが、今回はイメージ画だ。ありとあらゆる方法をもって『GREAT OLDという作品を楽しんでください!!』という作者のサービス精神が透けて見えます。


 マンガっていろんな角度の楽しみ方がありますが、トビラ絵にはそれを広げられる情報を載っけるチャンスでもあります。今後はキャラクタープロフィールとか、キャラクターの別な視点での日常とかそういうのも楽しんでみたいですね~。



 …それにしても、今回はサービスシーンがありましたが、どちらかと言うとシャールの方に妙なエロスを感じてしまった。これ、絶対狙ってやってるだろ!!


 

ちょっと変…?          西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
12 /26 2017


 誰もが『それ、自分で言っちゃうの~?』と思ったのが、『美少女戦士セーラームーン』だろう。


 いやいや、自分で美少女というのはいかがなものか?というのがありますが、その他のメンバーも『私は美少女』みたいな発言が随所に見られる。かと言って『イヤだな』と感じるトコロもなく、微笑ましいバランスをキープさせていたのは見事でしたが。




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 え?自分でカワイイ言っちゃいますか!?



 …というのが、今回の『入間くん』です。このコは作中の随所で出ていて『結構カワイイ子だな』と思っていたら、今回のエピソードではまさかの中心人物です。



 さて、日常の中で『自分はカワイイ』とか『自分は美しい』なんて思っているならばどこか歪みは出る。それが知られた日には『アイツ大丈夫か?』みたいになるのであるが、それを知ってしまった読者たる自分は『やっぱり、そんなイヤでもないか?むしろカワイイ?』と感じてしまっている。


 では日常に於いて『自分は走るの得意だからこの方面で頑張る』『そうか。俺は数学が得意みたいだから、今後は理系を頑張りそれを役立てる職業に就きたい』という会話ならば『それはいいコトだ。頑張って欲しい』とか思っちゃうけど、クロムのそれはそういう感覚に近い。仮に彼女の得意が別のものであるならば彼女はそれを頑張ったと思うので。



 ただ、こういう価値観が出ちゃうのは『さすが魔界が舞台だな』とも思います。ここら辺の微妙な認識のズレがあるこのマンガは面白いですね~。


 

逃げろ!!            瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』『ボスレノマ』
12 /26 2017



 『なにかあったらすぐ逃げるのか?』


 『はい。そうです』



 もちろんケースバイケースですが、『逃げる』の判断というのは生きるうえでスゲー重要だと思うんですよね。なんつーかね、人はもっともっと逃げて良いし、逃げた人を追い詰めちゃいけないと思うんですよ。『50歩100歩』なんて『逃げたコトが恥』なんて考え方もありますが、それは両者とも『的確な判断であった』と見るコトもできる。



 …というのも自分もまた東日本大震災の経験もありますが、あの時は仕事していて一番に『逃げろ』と叫んで逃げ出したのは俺だったりする。周囲は「たかが地震に何言ってるんだ?』って顔していたけど一分後に『ようやく理解した』んだよなあ…。これは単に俺が臆病でもあるんですが、それはマイナスでは無いと思ったし、それでいいんだ…とも思ったコトです。手遅れになるよか臆病者のがよっぽどいい。



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 今週の『囚人リク』はそれを思い出しちゃったなあ…。


 先週は『逃げるに値する裏付け』があったにも関わらず、多くの方が逃げない…。リクたちにしてみれば『そんなバカな?』と感じるだけろうけど、実は多くの方がこんな感じなんですよ。ひょっとして鬼道院の空中戦艦が真上に居ても『ノン気にスマホ撮影してSNSアップ』しているかもしんないぐらいの悠長さだ。



 自分の命にはもっと臆病になっていいと思います。


趣味を理解できるか?          荒川三喜夫『ピアノのムシ』

週刊漫画TIMES
12 /25 2017


 まあ、割と趣味人なものですから『その手のヤナ経験』はしているし『テキトーにあしらっておけ』という知恵も身につけた。



 『お前、〇〇やってるみたいだけど?』『で、結局いくらぐらいかかってるの?』

 『〇〇ぐらい?』

 『高い!!高いよ!!』

 『そう?その気になればできるはずだ。現に同じ会社で同程度かそれ以下の給料の俺ができている』

 『他にイロイロかかるんだよ…』


 全く理解できてないな…と感じる。理解とは文字通り『理性で解する』というコト。もちろん、世の中には金銭的に恵まれなくてできない人は居る。が、この手の会話を吹っかけてくるヤツのほとんどが『理解できてない人』なのだ。


 『分かろうとしない人』には残念ながら趣味は難しい。これは俺側からはどーするコトもできんのよ。



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 今週の『ピアノのムシ』が興味深かった。


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 あらすじとしては、『どーせ続かないだろうと、粗悪品を買ってしまった父と、つまらなくなってしまった娘の話』というものですが。



 そもそも、その『理解』というのに関しては、俺の場合は『ラジコン』であった。趣味のラジコンというのは本当に面白いのであるが、同時に相応の出費がある。もちろん一般人であるからにして、やりくりが重要になるが『それでもこのラインは割るな』というのも存在する。


 お金が無い人がやっちゃいけないんですか?


 …という意見。俺はこれに怒りすら感じる。単なる甘えだ。


 なせ甘えか?


 何もお金持ちしかやっちゃいけないという訳じゃない。その言葉の奥底に『理解しようとしてない』という意志が透けて、そこに甘えを感じるからだ。趣味は『好きで自発的にやるもの』なのだから、ここら辺はキッチリした意志で臨んでもらわないと困る。あと、さっきも書いたけど、だいたいこういうコト突きつけるヤツって俺より金持ちなんだよな!!



 さておいて


 俺のラジコンの師匠は優秀な方であった。『いいかい。初心者というのはとにかくスピードばかり上げたがるけど、ちゃんと走るマシンを組み上げられるコトが大事だ』というアドバイスであった。事実、趣味のラジコンはコレでほとんどがふるい落とされる。本当の面白い部分を味わうことなく、勝手に『こんなものか』と納得してやめていくのである。


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 すごい分かる!!


 ピアノに関しては全くの無知ですが、言わんとしているコトは理解できる。これは全ての趣味に当てはまるコトだと断言してもいい。ラジコンに当てはめると、とにかく走らないマシンは気持ちが萎えていく。だから、ダメなものに触れちゃいけないし、ダメなものを触れないための最低限のラインは死守しなきゃならない。それを理解できないとどの趣味に手を出しても無駄づかいにしかならない。なら『やらない方がいい』になるんです。



 安く上げよう…というのもまた工夫のうちですが、心まで貧しくなると理解できなくなる。趣味というのはその対極に在るものなんです。



 


 

リアルの方向性           平川哲弘『ヒマワリ』

週刊少年チャンピオン
12 /25 2017


 『あまりにもご都合展開でシラケる。リアリティが無い』


 …というのはマンガにはよくあるコト。例えばF1なんかでブッちぎり優勝かと思ったらラスト1周でエンジンブローしたら、思わぬ幕切れ…としての盛り上がりはあるが、マンガでは『使えない』のだ、ましてライバルがそうなって主人公に勝ちが転がり込んだら尚更だ。リアリティって言うけど、なかなかに難しい扱いだ。



 そして、『どこにリアリティを置くか?』がポイントになってくる。


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 平川哲弘先生の作風なんですが『どこにリアリティを置くか?』が独特に感じる。今回の場合ですと『結局、みんな練習に参加しない』というオチでヤナ部分のリアリティを描いてきたなと感じます。これがポピュラーなマンガでありますと、主人公が頑張って一人ずつ説得して仲間の絆が強くなる…というコトなんですが、コイツ等にきそういうの微塵も期待できないのがリアルっちゃリアルだ。現実にはこうなるケースのが多いもん。


 過去の『クローバー』は開始当初は友情!!友情!!何よりも大切なのは友情!!というチャンピオン誌のアッピールと作品にズレが著しいのがありましたが、中盤になってからは『普段はベタベタしたりしないけど、アイツが困っている時は力になるよ』という距離感が『平川先生独特』として明確になってきました。



 このマンガも『そういう距離感』になるんじゃないでしょうか?そして、そういうのにリアリティを感じる読者も多いと思いますよ。

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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