2018年01月 - 豚か狼か
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中二病の強さ            阿崎桃子『フェンリル姉さんと僕』

週刊少年チャンピオン
01 /31 2018


 『初代ガンダム』に於いて、ブライトさんはグズるアムロをブン殴って一喝!!


 『それが甘ったれだと言うんだ!!中二病にならないで一人前になったクソオタクなどいるものか!!』



 …と。中二病というフレーズも最近は使われなくなりましたが、なんだかんだ言って『中二病作品は強い』というコト。ぶっちゃけ、エンターテイメントの基本中の基本で肝心要は中二病なのだ。世の中にあるヒットした創作を見渡せば分かるだろう。むしろ気取って中二病作品を避けるコトが『それが甘ったれ』であり、『さらけ出せてない』のだ。


 もちろん、中二病作品でもツマラナイものはある。つーか、連載を勝ち取れなかった作品を含めればそっちのが多い。が、勘違いしてはならない。中二病作品が悪いんじゃなくて、そもそも作品そのものが悪かっただけなのだ。




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  さて、『ナナ+イチ』で田舎養蜂ラブコメ…というハイブリッドな作品を描き上げた 阿崎桃子先生の今作は中二病テイストバリバリであり、ラブあり、バトルあり、大出血ありの『フェンリル姉さんと僕』でした。



 話としてもスタンダード中二病である。『気になる先輩は魔物であり、どうやら僕は前世では弟だったらしいよ?』というものだ。


 
 が、記事にするぐらいなんで当然大変に面白かった。何でか?作品の膨らみが想像力を刺激されたから。



 先述の『初代ガンダム』の第一話はすごいのである。『新世紀エヴァンゲリオン』の監督である庵野秀明氏をもってしても『全てが完璧で、コレを超えるコトはできない。エヴァも超えられなかった』みたいなコトを語っている(うろ覚え)。自分としても『その領域への理解』に遥か及ばないが『スタンダードに書きながら、その作品の今後の展開と売りを印象付ける』という相反する要素を成立させねばならない。



 この『フェンリル姉さんと僕』はここら辺がとても良く描けていたように感じます。



 例えば北欧神話を下敷きにした設定ですが、『フェンリル姉さんとしては弟として主人公を溺愛する』というのが予見されるが『主人公は異性として気になる』というものある。ラブコメにおけるハードルがここだ。そうなると『現段階では頼りない主人公が男として成長し魅力的にならなければならない』というハードルも立つ。が『ここ一番では度胸も見せる』という要素も置いていて、分かりやすく膨らみが感じられる仕上がりになっている。


 掲載された別冊チャンピオン誌にはインタビュー記事が載っていて『第一話のネームは突然降ってきて描き上げた』と答えてました。確かにこれはスゴイ。『一見スタンダードな中二病マンガ』なんですが、あらゆる要素がキレイに収まっているのに読みやすい。理想的とも言える第一話だ。



 それにしても、このマンガは『姉が弟を甘やかしまくるマンガ』になるのだろうか?だとしたらいいな~。先日、用件があって帰ってきた俺の姉はひたすらコタツでグデグデしていたのを見て『この回虫が……!』と思ったものです。あと、クソデブとか。そのくせガキの頃は俺が買ったばかりのジャンプを取り上げて先に読んだりとかありましたんで、姉に甘やかされたい願望が勇チャンは強いのです(キモイ)。


 フェンリル姉さんみたいな姉に甘やかされたかったのだ……!!


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チャンピオン9号の感想

今週のチャンピオン
01 /31 2018


 来週で『浦安』25周年か~。正直、30年ぐらいやっていたような気がしたけど思ったよりでしたね…。と言っても俺もチャンピオン購読歴がいよいよ長くなってきた。




『週刊少年ハチ』~別記事にしました。


『鮫島、最後の十五日』~このマンガでは『まずこれが挨拶』みたいなもんだが、ここからどういう流れになるかですね~。流れとしては泡影は『負けない』というコトになっているので、戦わなきゃならない鮫島も『負けない』にはなるんですが。


『浦安』~別記にしました。


『ヒマワリ』~別記事にしました。


『フシケン』~別記事にしました。


『ビースターズ』~別記事にしました。


『六道の悪女たち』~乱奈ってだんだんぽっちゃりになってきたんですが、これって中村先生の好みが反映されてんだよね。きっと…。


『逆襲インフェルノ』~アオリに『覚醒』なんて書かれてますが、だとしたらちょっと肩透かし感はありますね…。カタルシスがちょっと薄い気がします。


『刃牙道』~別記事にしました。


『吸血鬼すぐ死ぬ』~別記事にしました。


『魔入りました入間くん』~別記しにしました。


『GREAT OLD』~別記事にしました。


『囚人リク』~別記事にしました。


『Gメン』~別記事にしました。


『チョウソカベ』~信長の城って廃工場なんだけど、これならば特に脅威はなさそうなのが、このマンガだな~。


『木曜日のフルット』~ドッキング遊びはガキの頃やったけど、さすがに白川先生ぐらいになってからはやってないな~。やりたくなりましたが。



 そう言えば、今週のバキはやけに掲載位置が下だったのはなぜだろう…?





マニアックの売り方?           板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
01 /30 2018


 『ビースターズ』が売れている。


 『バキ』『浦安』『クローバー』……『弱虫ペダル』というヒットから待望のヒットに繋がりそうな勢いである。チャンピオン誌としては『クローズ』『クローバー』のヒットから誌面ではヤンキーマンガが増えたし、『弱虫ペダル』のヒットからはスポーツマンガが増えた。



 割とマニア向けな作品だと思っていた『ビースターズ』が多くの方に受け入れられるのは嬉しい。

 

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 マンガは才能


 …という安易な言葉は否定したい。いつも書いているのですが、板垣巴留先生は『それでも才能がすげー』と屈服する。なにより『ビースターズがヒットしたからそういう作品のラインナップを増やそう』という訳にはいかない。これはフォーマットやら手順化できない作品に感じる。なんてことだ。


 が、やっぱり『才能じゃない』って部分もあるんです。マンガは『読んでもらう』というのがあって、そういうサービス精神は才能でなくて、気構えだ。『ビースターズ』は気構えが素晴らしいと感じます。



 マニアックな作品が受け入れづらい要素というのはイロイロあるんですが、それを殺すと良さが失われるという部分もある。これが描き手を悩ませるわけですが、『ビースターズ』という作品はそれに対するアンサーが提示されている。



 読んでもらう…とするのに『ユーモア』が全体的に入っている。これこそが『ビースターズ』のキモだ。でないと、かなり重苦しい作品になってしまう。とにかくこの作品はユーモアの密度が濃い。これは板垣先生の『気構え』なんですよね。むしろ才能だけで突っ走ると『堅苦しい』という作品になりかねない。



 チャンピオン誌はやっぱりマニア寄りな作品が多いのですが、こういうスパイスは他作品にもどんどん盛り込んでほしいです。やっぱ、俺は多くの方にチャンピオン読んでもらいたいし、ジャンプに勝ってほしいからね。



勝利               瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』『ボスレノマ』
01 /29 2018



 ジャンプの格言に『努力・友情・勝利』というものがありますが、これはホントに奥が深い。少年マンガを高密度で集約させている。



 なので、少年マンガの『勝利』というのは『やったぜ!!』と大喜びするようなものが相応しいのかもしれない。努力があって、友情があって、その結果の勝利なのだから喜ぶだろう。そうだろう。



 が、やっぱり何かそういう気持ちになれないな…という勝利もある。これもやっぱり『少年マンガ』でもあるんです。




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 今週の『囚人リク』は『そんな勝利』に辿り着きました。やっぱり、大騒ぎして喜ぶような勝利じゃない。なんつーかね、自分は『人の業』というのを感じちゃったんですよ。俺自身がそういうの嫌いなトコロもあるんですが、物語で対立するボスは『だから攻撃していい』というキャラクターにしたくない…というのがあるんですよね。


 この鬼道院というキャラクターは悪行しか読者に見せてないし、本当に酷いヤツなんですけど、やっぱり『だから攻撃していい』という気持ちにはなれなかった。


 人が生きている…ってのは、どこかで無自覚に人を傷つけているんですよ。じゃなきゃ、生きていけない。そういう業をみんな背負ってるんです。鬼道院というキャラは『そういうのに無自覚じゃなかった』っという気がするんです。なぜか。



 だから、やっぱりリクたちが大騒ぎしないのも、この物語の勝利として相応しいって気がするんですよね。




 まあ、ここで田中一郎が変なポーズするのも見てみたいって気もしますが(最悪や)。


酷い偏見                 伊科田海『GREAT OLD』

週刊少年チャンピオン
01 /29 2018

 え!?マジかよ!?



 …と思っちゃうのが『酷い偏見』をギャグとして使ったのに字面通り額面通りに受け止めちゃう人というのが一定数居るというコト。比喩的表現とかジョークとかそういうのが理解できない人が居るというコト。



 『サザエさん』で有名な長谷川町子先生でして、それはアニメを指すのですが(セーラームーンと言えば昔のアニメを指すみたいに)マンガの『サザエさん』とか『いじわるばあさん』には



 『女はユーモアを解さない』


 というセリフが散見されていて、当時6~7歳であった俺は『?』となったものですが、後々にコレは『偏見ギャグ』であるコトを理解した。『図星を突かれた人は感情的になって過剰に反応する』『ジョークを楽しむには相応の理解力が必要』という『偏見ギャグ』!!


 俺はこの『偏見ギャグ』が大好きだ。




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 ンな訳ねぇだろ!!


 あと、『しかるべき処置』ってなんだよ?


 …等々、このノリツッコミできるトコロがマンガの醍醐味だよな~。日常は常識やルールがあって、それはストレスになるものですが『そんな訳ねーだろ!!』と言っていいのがマンガなんです。


 もともと伊科田海先生って、こういうのスゲー巧い方なんですが、話が進んできてようやく『出せる状態』になったなあ……。今回のマッスルマン(仮)もそんなバカな?というアホらしさがはじけてて良い。




 
 



 さて、逆モンスターハンターとなりつつある本作ですが、当の伊科田先生は最新作に着手されたようだぞ!ゲームの中でも作品を忘れない作家魂!!!これが作品の面白さに反映されるんだね!!やったね!!

遊び心           西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
01 /28 2018


 マンガは『読ませる技術』なんです。


 やっぱり『ドラゴンボール』がメジャーだと思うんですが『マンガなんて簡単じゃん?バトルして、またバトルの繰り返しだろ?』みたいに錯覚させる技術でもあります。


 アクションシーンをいかにストレスなく読ませるか?


 これは本当にすごい技術なんです!!ちょっとでもリズムが乱れたらダメなんです。『難しい曲を最後まで失敗しないで演奏する』みたいな感覚ですよね。


 
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 ただ、そういいう流れの中で『気付いた人は楽しんでね』というマンガの遊び心が自分は好きです。


 この画像は初見の方には『?』なんですが、こういうのもサービスとして面白いし、その積み重ねが『入間くん』を面白いものにしているんですよね。


 それにしても、来週はどうなんの?アメリさんも初登場からだいぶ残念なコに仕上がってきたなあ…。クララの方が案外マトモというかシッカリしてたりする。このギャップもまた作品の面白さなんですけど。

双子             平川哲弘『ヒマワリ』

平川哲弘『ヒマワリ』
01 /28 2018


 最近『ドライブレコーダー』の動画にハマッてまして。ええ、こいつがよくクラッシュしたりして面白いんですわ(最悪だ)。


 で、いくつも事故の例を見ていると、法則性というかパターンというか……そういうのが『分かってくる』のだ。やっぱ、プリウス危険だわとか。


 その中で、無謀運転をして相手を事故らせたヤツが、『自分が悪いと分かっているのに相手のせいにしたい』とクズ思考で近寄ってくる場面をかなり見ましたが、まず間違いなく『滑稽なぐらい芝居がかった感じで近寄ってくる』というのが分かった。ドラマだったら『コイツ、下手過ぎ』か『これはギャグだな』と思っちゃうぐらいに。


 多分、そういう人たちは『そういうもの』として刷り込まれているのだろう。現実には『そういう訳じゃない』けど『そういうもの』という刷り込みが人間にはある。



 そういう思い込みを逆手らに取るのがマンガテクニックのひとつでもある。




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 マンガに於ける『双子』というのもそういうテクニックだ。



 双子だから呼吸ピッタリに動ける……という謎刷り込みが在る。少なくとも俺は今週の『ヒマワリ』でそれを自覚した。双子だからって呼吸ピッタリなんて根拠はどこにも無いし、呼吸の合わない双子だって世の中にゃたくさん居るはず。



 なのに、マンガの中での双子というのは『呼吸ピッタリ』で刷り込まれているんだよなあ……。そして、その呼吸ピッタリって刷り込まれたのが何がキッカケか分からないんだ……。



 そして、だからこそ『双子なのに全然中身が似てない』というマンガ図式も成立する。それを面白くしたのが『タッチ』だろうし、多くの作品がある。


 思い込み(偏見)を活用するのもマンガテクニックのひとつだな。

エロゲ脳の恐怖             安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
01 /28 2018


 どんな難攻不落のヒロインでもヤッてしまう!!ヒロインは主人公にベタ惚れ!!


 これがっ!!これがっ!!これがっ!!これがエロゲーだっ!!



 『ンマァ!!そんなYRC(ヤラシー)もの!!子供が悪影響うけたらどうするのよ!!責任とれるの!!』



 …いや、悪影響を楽しめて人間でしょ?それともアナタはそんなに人間としての程度が低いの?判断力無いの?今まで何の影響なく生きてきたの?


 とかとか。まあ、なんだ。俺自身のスタンスとしては①嫌うのは勝手だし、自分の周囲に見ないようにするのも勝手②だけど作品をこの世から抹殺するのは教養が無い…と考えてます。


 あと、エロゲはいい。俺たちダメーズの桃源郷なのだ。



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 キャラも一通りそろったコトだし



 『フシケン』をエロゲにしませんか?



 アニメ化よりエロゲ化のが勇チャン嬉しいな!!それにチャンピオンでは瀬口たかひろ先生の『スィートレガシー』という前例もあるし、『ななか7/16』の八神健先生だって、エロゲ原画やっている!!



 チャンピオンに不可能はない!!神智学のノリで


 いや、フシケン三人を中心として、吉沢先輩とかパッケージの外側に居るようなバランスとか、どう考えても安部先生はエロゲ化狙っていると思うんですよ。『イカ娘』は二回もアニメ化したし、美少女クリエーターとしては当然でしかないと思います(酷い偏見)。


 そんな悪影響を受けたい勇チャンは、かなりのオッサンです。げっぽん。

テンションが上がる…という罠            盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』

週刊少年チャンピオン
01 /27 2018


 若気の至り……今だと黒歴史などと言ったりしますが、ここら辺は多くの方に各々の自覚はあると思います。


 歳をとれば『振り返った時に恥ずかしい真似をしない』という自覚も芽生えるものですが、これは後だしジャンケンみたいなもんで、なかなか埋められない。


 また、そういう自覚で出てきても『テンションが上がった時のヤバさ』という罠にハマったりする。『走れメロス』におけるランナーズハイに陥ったメロスが『間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ』というのもたいそうヤバい。そもそもオメーのせいだろ!!



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 今週の『すぐ死ぬ』はテンションが次第にあがっておかしくなって、ネットに配信してしまう……という現代社会の闇を風刺した内容になっております。



 今年もおそらくやるバカが出るんだろ~な~とか思っている『アイスケースに入ってSNS拡散』ですが、なぜそのようなコトが起こるのか?いや、単にバカだからという気がせんでも無いが。ただ、ここら辺って、『誰もがハマってしまうのでは?』という恐れも自分の中に在るんですよ。


 雰囲気というのは怖い。


 東日本大震災の時などは『かえってマイナスにしかならない』のに皆ガソリンスタンドに列を成した。テンションってのは怖い。そこに集団性が加わるとさらに。


 SNSなんかで、明らかにガセを流して(ウソ美談とか)、その悪意が拡散されたりすると、こういうのは他人事じゃない…って感じます。



目的?手段?       増田英二『週刊少年ハチ』

増田英二『実は私は』 『さくらDISCORD』
01 /27 2018



 誰もが一度は考えてしまう『もし、お金持ちになったら?』である。その規模によってやれるコトも変わるがとりあえず『無制限』とする。


 やはり、一度ぐらいは高級スポーツカーや、最高にレーシーなオートバイを好きなだけ乗り回すとか

 回っているのしか食べたことがないので最高級の寿司を食べてみるとか

 各地に旅行に行くとか


 等々ありますが、詰まるトコロ俺は『マンガに使いたい』という気がする。コイツが最上位な気がする。目下『やっていい。やれる』ならば『スメラギドレッサーズ』を最大限にパックアップして再開する……だな。いや、マンガのパトロンってヤツになってみてーもんだわ。これが俺の『目的』なのだ。




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 さて、やはり注目せねばならないのが 増田英二先生の新作『週刊少年ハチ』だ。俺の好きなカテゴリとも言える『マンガ家マンガ』ってヤツだ。


 この作品の第一話を読んで感じたコトとしては『増田先生のファンが納得するものだし、期待したものだろう』という気もする。要求にキチンと応えたカタチになっていると思います。マンガというのは『多くの方の楽しんでもらう』とするものであり、俺の為に作られているものでは無い。


 …という前提でありますが、俺はこのマンガの主人公が『気に入らない』というのが正直なトコロだ。これはもう、俺個人のワガママでしかないが『気に入らない』のだ。



 俺はマンガブログなどをやっている訳ですが、これは俺自身の『承認欲求』の部分でもある。で、俺は『何を認められたいか?』とするならば、マンガを語って『マンガの知識がある』とか『マンガに理解がある』とかでは無い。それに関しては元より『大したレベルでないのでもっと上げたい』と思っている。『コイツ、マンガ好きだな~』というのを承認してもらえると嬉しかったりする。


 なので、俺は『マンガが好きなヤツが好き』なのだ。知識も理解もあるにこしたコトは無いし『さすがにコレはねーだろ』というのもありますが、まず『マンガが好きなヤツが好き』なのだ。マンガを嬉々として話すヤツの話を聞くのが楽しいし嬉しいのだ。マンガをマンガとして楽しんでいるヤツが好きで、マンガを道具に使うヤツが嫌いなのだ。



 自分はこの作品を読んで感じたコトは『コイツって、マンガ好きなの?』というコトで不安にすらなる。さらにはイロイロこじらせて『めんどくさいヤツ』という気がする。承認欲求は俺自身『あって当然』と思っているが、主人公ハチにとってのマンガは『手段』に感じる。かつて野球で承認欲求を満たそうとしたががダメで、今度はマンガに挑む…という流れのようだが、『マンガである必然性』が彼から感じなかったのだ。なので同時に彼から『マンガが好き』というのも感じられなかった。彼は『承認欲求を満たすコトが目的』でマンガそのものは『手段』に感じてしまったのだ。


 もちろん第一話ですんで、ここから変化してくるのかな~って気もしますが、もう一つ気になる要素がある。


 後輩にレギュラーを譲られたコトに対する屈辱である。


 確かに言わんとしているコト、彼が感じるコトは分かるし、おそらく『多くの読者が共感する』と思うのですが、俺はコレがちょっとダメであった。『たとえそれが哀れみや同情であっても確かな善意であり、それを受け止められない人間はイヤだな』って俺は思っちゃうんですよ。『ああ、俺のコト見てくれている人はキチンと居る』ってことだけでも十分にありがたいって…自分は思っちゃったりするんですよね。



 先にも書いたように、マンガは多くの読者を対象にしているし、この作品はこれでいいと思います。これに関しては俺のワガママを書いただけにすぎないです。マンガに対してのスタンスが違いすぎるな~って。どっちが正しいとかの話じゃないんですよね。



 ただ、やっぱり『この主人公は気に入らない』とだけは言わせてくれ。



 
 


 

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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