2018年07月 - 豚か狼か
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救われてはいけない                板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
07 /31 2018


 ちょっと前の『六道の悪女』にてミナミというキャラクターの扱いに関して疑問が残った。これは『自身の資質』の問題であるんで、『大多数の読者が納得すればいいんじゃない?』というのがある。マンガは俺一人の為に描かれている訳では無い。が、大多数とは違う意見を言えるのもマンガの自由さであると思う。



 このキャラクターは絶対に救われていけない



 …まるで強迫観念のようにそう思う。ミナミというキャラは……少なくとも自分が作者ならば殺すまではいかないまでも『ずっと苦しむ必要がある』と思ってしまっている。物語は救われてはいけないキャラクターというのがあるから。



 テレビアニメ『タイガーマスク』の最終回だ。初期のタイガーマスクはラフプレイのヒールレスラーであったが、次第にフェアプレイ精神を旨としたヒーローとして描かれている。が、最後に戦った相手にマスクをはがされてしまい正体がバレてしまったからには従来のラフプレイ…こいつを後半延々とやる。目潰し・金的・折れた机で背中を刺す……そして最後には殺意を持って殺す。試合中の事故では無い。殺すのだ。



 今であったらば許されない描写であろう。が、それは『無知』だと思う。創作物のキャラクターは救われてはいけないのが存在するんです。それは日常の中で決して無くならない理不尽であるからです。






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 その理不尽は深く染み付いてそこに生きているから。




 今週の『ビースターズ』は今までで一番深い悲しみを自分は感じました。が、だからといってイブキが救われていいか…と問われたら『残念ながら、こうなるしか無かった』と感じる。彼は真面目すぎた。




 そして、そういう理不尽は他人事じゃないんです。



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巻雲            ノブヨシ侍『艦隊これくしょん 「艦これ」お役立ち!鎮守府調査隊』

マンガレビュー
07 /30 2018



 最強の武器は槍!!



 …という刷り込みがあるのは『うしおととら』の刷り込みがあるからなんです。なんつーかね、獣の槍持った潮ととらが画面に収まっていれば『この二人ならどんな苦境も絶対になんとかなる!!』って信じ込んじゃっているんですよ。


 だからモンハンはランス一択だ!!電撃属性が付いていればなおよろし、もちろん突進メインで戦うしかないのだ!!俺にとっては『うしおととら』は絶対の存在なのだから。そして、俺は『いつの日か雑誌コラボで獣の槍が使える…』と信じて疑わなかった!!そして、それは当たった!!使える!!使えるのであるが……操虫棍であった。



 アホみたいな話であるが、それで心が折れた。



 なので俺は『艦これ』をずいぶん遅れて始めた。三周年目にして。




 すでに人気の『艦これ』であり、アニメも放映されていたが、やはり注目されるのは『主戦力』とか『目立つキャラ』だったりする。200人以上居るのは再現無理なのは仕方ないにしても、困ったコトに俺の好きな艦娘はホントに脚光を浴びない。今現在9人の嫁艦がいるものの重巡五人軽巡二人駆逐艦二人…という異常な偏りになってます…。



 やっぱり人気がイマイチなんかな~と思ってましたら。









 はい、今回は ノブヨシ侍先生の『艦隊これくしょん 「艦これ」お役立ち!鎮守府調査隊』になります。なんとこのマンガ巻雲が主役の一人だったりします(巻雲・沖波・武蔵のトリオっぺえ)。大変なコトです。『ドラえもん』のスピンオフに例えるなら『出来杉くん外伝』以上にレアです。そうスネ夫のイトコ外伝ぐらいの出来事です!!



 なんつーか、巻雲主役なだけで満足だな~。



 …という感じではある。が、この作品を描くだけあって、やはりノブヨシ侍先生の『巻雲好き感』はハンパないものを感じる(そしてトリオ全員がメガネっ子というコトも)。自分の巻雲に抱いていたイメージを違わず…そして幾重にも膨らました感があって嬉しい。やっぱり自分の好きなキャラを作品として描いてくれるのは嬉しいですね~。そもそも巻雲主役というのは絶対的に無いな~と思っていたので。



 そして『艦これ』を遊んだコトが無い方はこのマンガを読んで是非ともゲームに興味を持っていただければ幸いです。そして巻雲スキーになっていただければ……。



 で、ここまで書いてなんですが。実は俺、武蔵も沖波もゲットできてないんだよな~。出ないものは出ないっス。


バーサス                木々津克久『開田さんの怪談VSフランケン・ふらん』

週刊少年チャンピオン
07 /30 2018


 俺、『デビルマン』と言ったらアニメの青緑のヤツを指すんですよ。娯楽作強くて面白いというのもあるんですが、ガキの頃はとにかく再放送をやっていた。間違いなく5回は繰り返し観してるもん。で『マジンガーZ』も同様にガキの頃に洗礼受けてます。




 なので『マジンガーZ対デビルマン』という映画タイトルにはシビれるものがある。実際、面白いし。



 これはもちろん原作者が永井豪先生だからできるアニメで、ここら辺、日本はアメコミヒーローみたいに積極的にやってもいいんじゃないでしょうか?あと、テレビ企画なんておそらくソフト化されてないのに『ドラえもん・ハットリ君・パーマン』が共演するアニメがあったな~。ドラハッパーという略称はいかがなものかと思いますが。





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 この企画は良い。



 他誌がこういうのをやってない以上、俺たちチャンピオンは積極的に『バーサスもの』をやっていこうではないか!!個人的には『ヒマワリVSクローバー』が読みたいな。蓮とハヤトが『こいつそうとうつよい!!』とかケンカしつつも、後にそれは敵の漁夫の利を狙った策略だと気付き、真の敵をヒマワリクロバーダブルパンチで倒すのね。見たい。見たいよ。




 さておいて。



 木々津先生の作品はこれまで本誌にイロイロ載りましたが、個人的には『開田さん』がなんか相性良い。なんでかな~と考えたんですが、ラブ要素があるからではないかな?話が進むにつれ開田さん『生瀬くんを怖がらせていいのは私だけ』とかなって、今回に至っては『話があくまりにも逸脱しすぎていて逆に怖くない?』というトコロからムキになるのが楽しい。



 で、分かっちゃったんですが



 開田さん、この人はそうとうなドMですよ!!



 薄皮まんじゅうみたいに『ドS』の皮で覆われているんですが、中身のほとんどは甘々なアンコという『ドM』です。来週も掲載されるし、単行本も出るし(なぜかナンバリングされてない)、このままシリーズ短期集中とかで続かないかな?



渡辺航・弱虫ペダル・第504話『変わる風向き』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
07 /29 2018



 ソッチの世界はよく知らないのだが、



 『御堂筋くん攻め×今泉くん受け』



 …というジャンルはあるのだろうか?そして、その世界の今泉くんは『く、殺せ』の『くっころ』はもちろん今泉くんが『うな~うな~』と叫ぶ濡れ場とかあるんかな?(酷い偏見)





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 あるかもしれない。




 でも、この展開はそういうのを描かれて楽しまれている方にはショッキングにしかなりそうにない。



 なんつーか、このまま御堂筋くん負傷の未来しか見えないなあ。先週は『前歯粉砕』と書いたけど、今週はその確率がグンと上がってしまった……。



 来期もあるし、御堂筋くんには外観も変わってもらう…という狙いはありそうなんですが。




行こう!!                 西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
07 /29 2018



 ひと頃話題になったキャラクターにサボローというのがいて、これは明光義塾が『勉強を集中できなくする悪いヤツ』として発案したのだが、一般の評価は真逆である。



 この人、一生の友達じゃね?




 …と。これって学生の頃は全く分からないんですが、大人になると分かる。無いモノねだり…という気がせんでもないが、一生は一度しか無いんだよな~。あくまで俺視点なにんだけど、こういう友達が居るのならば勉強なんかより優先させた方がいい。ンなもんは後でどうとでもなる。コッチは後で悔やんでもどうにもならないんだ。





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 コイツ等、楽しそうでいいな~。



 ニヤニヤしつつもそんなうらやましさが勝った。と同時に安心もした。



 勉強できるとか


 スポーツできるとか


 社会的地位があるとか



 …そういうのは『まあ、割とどうでもいい。自分と無関係』みたいに感じるタイプなんですけど、これに関しては『うらやましい』と感じた。作品の中の彼等はキチンと真っ当に楽しんでいるのをうらやましいと感じたのだから。俺もこの夏は何か楽しいコト実行しないともったいないな。





 


奪われた日常          平川哲弘『ヒマワリ』

週刊少年チャンピオン
07 /29 2018


 俺自身は『国を愛する』という気持ちは無いと思う。そもそもに俺は国家などの組織が大嫌いで、しかし国民である以上は最低限の義務(納税等)でまとめておきたいから。


 


 でも、郷土愛みたいなのは在るな~という気がする。そこで育っているからね。思想とか人間関係とかそういうのじゃなくて。そして郷土愛というのはそういうのから遠いトコロにあるような気もする。




 それがなくなったらどうするだろう?




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 今回の『ヒマワリ』はすごいわかる。俺も呆然として、何も無いのにそこに戻ると思うよ。あの頃は楽しかった…って。なんでも無い日常が自分にとって最も価値のあるものだったって。
 



 今回のシーンで注目なのが蓮の表情だ。タクシーの中からいまだに目処の立たない現状を知識としては知っていたと思うんですよね。それを始めて目の当たりにした時に『自覚』が芽生えた表情がいい。平川先生のマンガの巧さに『セリフで説明しない』というのが在って、こと『ヒマワリ』になってからはかなりスゴイ。




 しかし、平川先生って今は広島で描いているのではなかったかな?先の豪雨に関してもコメントしていたし、郷土愛の強い方なのは作品を見ても分かる。これは自分の身勝手なお願いではありますが『日常を奪われた方』が元気になるようなマンガをこれからも描き続けていただければ幸いです。




 

謎理論                安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
07 /28 2018


 オカルトの類はだいたい信じて無い。



 オカルトを『人を騙す』とか『自己主張の為』の道具にするヤツがほぼ全て……という考え方があるから。ほら、クラスに1人は居たでしょ?自称霊感少女ってヤツ。



 で『ん?俺は見たコト無いから信じて無い。在るという根拠は?』と聞くと『いない…というコトも証明できない』という謎理論を押し付けてくる。違うだろ!!お前が『見せて証明する側』なんだよ!!






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 …というコトで鈴にけしかけられてしまった(メチャ感情的な顔で)和香でしたが、前にも書いたように自分は和香のコトをモンスターだと思っているんですよ。人としての感情が欠落しているヤバいヤツって。



 だからこそ『化学に打ち込める』という長所もあるんですよね。こういうのって感情的な部分を極力外していかないと出来ない分野だし。



 関わりたくないけど、確かに必要な人材でもありますね。

譲る勇気         水森崇史『マウンドの太陽』  

週刊少年チャンピオン
07 /28 2018


 レース場のサーキットは『同じトコロをグルグル周っているだけで何が楽しいのか分からない』とよく揶揄されますが、『同じトコロをグルグル周っているが故の不確定要素』が発生するから面白いのです。


 これはラジコンにもあてはまっていて『このペースだと、あと〇〇周したらあそこのコーナーで〇〇と絡むな~』みたいに推測して『なら、それまでに完了しなきゃならないミッションが出てくるな』という感じになるのである。


 
 なので、一見ケツを走っている周回遅れもレースに絡んでいたりする。ただし優勝争いに見込みの無いマシンは『妨害してはならない』という『譲る勇気』が求められるのよ……。



 譲る勇気…というのはあらゆるスポーツで必要だと思ってます。





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 これが面白いから仕方ないのだが『マウンドの太陽』のドラマは『イズミン先輩の成長』というのが丁寧に描かれてきた。ひょっとしたら『主人公が入ったチームはメンバーが足りないぐらいに弱体化していた』という舞台設定の為のイズミンだったのかもしれない。主人公が入ったチームがメチャ強いんじゃ『どうやって勝つ?』という一番楽しい部分が削がれるからね。



 が、描いていくうちにイズミンのドラマとなり、チームが一丸となっていく展開は熱かった。またイズミンは先輩という位置付けなので『魅力』や『共感』も要求される。ここら辺もクリアできたように感じます。



 そして、今回の試合で最後に描かれたのは『譲る勇気』でした。ここでクソ粘りしたら身もフタも無い。が、現実世界だと『クソ粘りしてあとは知らんぷり』というのも多いだけに、これは良い着地に思えます。



無いモノは出ない               石黒正数『木曜日のフルット』

週刊少年チャンピオン
07 /27 2018



 作品と作者の人格は別物



 …という意見があって、自分は『それを否定する』のだ。どっちを信じるかは自由だけど、俺はそれを否定したい。




 まあ、ここら辺の事情も分かる。何か問題あった時の『逃げ道』として用意しておくのはアリなのだから。マンガというのは不特定多数が読むものなんだから、どうしようも無いアホが読むものとしての備えも重要だ。



 が、『無いモノは出ない』と考える。そもそも誰だって好き勝手に脳内垂れ流したらフツーにどん引きするようなコトばかりだよ。キレイなヤツなぞ誰一人としていない。だから『せめてフィクションは許せるように在りたい』とも思うのです。



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 今週の『フルット』は単行本発売に合わせてのカラーなんですが、見事に本編リンクしております。



 俺がマンガ家マンガを好きなのは『俺がマンガを好きだから』というコト。そして、作者のマンガに対する信念・思想が透けて見えるというコトなのだ。



 このコマ、石黒先生は『もちろんそういうマンガを否定している訳では無い』というコト。俺、マンガブログ始めて実感したのだが、こういうの描くと『石黒先生は否定した!!』と二元論しかないアホが存外多いというコト。マンガってのはグレーな部分を楽しめないヤツはマジで向いてない。やめとけ。



 『否定はしないけど、心のどこかでそういう青臭さはあるよね』



 …というニュアンスだと思うんですよね。時として『漫画家として終わり』という無意味な矜持ってのも分かっている。その無意味な矜持の中にマンガの面白さがあるんだから仕方ない。効率求めるヤツはマジでマンガに向いてない。やめとけ。




え…?             『叶えて!ホプりんず』

週刊少年チャンピオン
07 /26 2018



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 投稿者でも無いのについついチェックして、たま~に記事にしてしまいますが。



 あれ?このがちょん次郎さん…いや、がちょん次郎先生ですよ!!



 『あの娘はヤリマン』の方じゃないですか!!



 原作付きって言ってもビックリするわ!!そして、ジャンプ作家でも投稿者扱いなので(原作付きだけど)。マンガの世界もイロイロと変わりつつあるなあ。


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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