2018年10月 - 豚か狼か
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表紙              みこくのほまれ『サキちゃんは今夜もぺこぺこ』                   

週刊漫画TIMES
10 /31 2018

 マンガに対するスタンスですが『低俗な大衆娯楽』とちょこちょこ言っております。そして自分は『マンガは日本が世界に誇る文化』とか『もうこれは芸術だ!!』みたいな考え方を好まない。だから俺がもしカメラマンになったら『芸術的なヌード』なんてのはやらないね。性欲盛んなサルガキの発射台に、俺はなる!!とか海賊王を目指すかのように叫ぶね!!(最悪だ)



  なんつーかね、マンガって偉くなっちゃいけないんですよ。偉くないヤツの味方であって欲しいんですよ。



 そりゃ、マンガってのはビジネスでもありますから、そういう意味での『勝ち負け』はあるんですが、俺はマンガに対して『点』で見たくないんですよ。マンガもまた人生みたいに『点が繋がって線になる』って思っているんですよね。だから『マンガは才能』なんて安易な言葉で括るのも大嫌いです。マンガは誰にも分からないものなんです。




 
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 このブログでちょこちょこ書いている『サキちゃんは今夜もぺこぺこ』が表紙であり面白い。この場合の面白いは『興味深い』というマンガの深淵を見てしまったという好奇心である。マンガ家にとって表紙というものは読者が思っている以上に嬉しかったりする場合もある。実際、自分の好きな作品で『キャリア10年以上で初めて雑誌の表紙をとれた!!』と喜んでいたマンガ家さんが居たな~。後に大ヒット作品になりましたが。



 が、この『サキちゃん』ですがヤバい。



 調べてみるとみこくの先生は20年ぐらい描かれているみたいなんですがだからヤバいというのが分かる。手元に『サキちゃん』の単行本が揃っている方は確認いただきたいのですが『一巻から三巻までに画力が異常に上昇している』というコト(現在進行形)。よくキャリアスタートされた新人マンガ家さんが短期間に変化することは多々ありますが、マンガというのは時折こういうコトがある。これは『才能』なんて安易な言葉じゃ説明できないのよ。だからマンガはいつもワクワクするものなんです。



 特に


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 表情が


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 オッソロシイ勢いで


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 『豊か』になっている。




 マンガ家さんの中では時として『高校生しながら人気作品描いてました』という方も登場したりする。が、だからと言って『時間に比例して成長する』とも限らないし、ベテランがいきなり急加速することもあるんです。マンガは誰にも分からないんです。マンガは『点』で判断していいものじゃない。少なくとも自分にとってはそうだ。




 今回の表紙獲得もなるほど納得である。






 …しかし、本当にヤバそうなのは次回なんだよな~。週刊漫画TIMESって食い物マンガばかり載っているんですが、それに感化されたのかえっちマンガだよ!!食い物マンガじゃないよ!!というぐらいに食い物描写ずパワーアップしているみたいなんです。朱に交われば赤くなると言いますが、雑誌のカラーに染まって食い物マンガとしても一級品になってしまったのはゲラゲラ笑ってます。マンガってスゲェなあ。


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チャンピオン48号の感想

今週のチャンピオン
10 /31 2018



 …あれ?バキが載ってないぞ!?



 あんだけ大ページで載せて、一ヶ月経たずに休載……(汗)。うん、もう、このマンガに関してはアンタッチャブルなんだよ。




『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『ビースターズ』~別記事にしました。


『フシケン』~別記事にしました。


『浦安』~女の子が痛々しく傷ついてもギャグとして成立しているこのマンガは稀有だな~。


『もういっぽん!』~別記事にしました。


『ジュニオール』~この奇襲で一点獲ったと仮定しても、『その先』のプランはシッカリと考えられているんだろうな~。じゃないと勝てないし。


『入間くん』~別記事にしました。


『吸血鬼すぐ死ぬ』~うん。こういう妄想は誰も大差ないから気にすんな。まあ、知られたら俺も崩壊するけど。


『ボスレノマ』~別記事にしました。


『鬼コメ』~別記事にしました。


『ヒマワリ』~別記事にしました。


『週刊少年ハチ』~個人的には『凡人詐欺』がダメなんです。自分はマンガは才能じゃないってガチで信じてますが、作中では凡人を免罪符に結局才能(というかチート能力)で解決してるから。冒頭のシーンとか台無しじゃん。ただ、作品としても締めにかかっているし、このタイミングで畳むならアリなんかな…?あと、おそらく編集さんのミスだと思うのですが、ページ数残が15から今週はいきなり28ページに増えて、ラストで完成原稿24ページになっていたのはごめん。ゲラゲラ笑いました(酷い)。



『マウンドの太陽』~別記事にしました。


『アカトラ』~面白い。面白くて独特の味があるんですが、ストーリーがかなり進まないので不安になる。このままだと骸壊滅はおろか一人も倒さず終わっちゃいそうな気がする。


『開田さん』~別記事にしました。


『木曜日のフルット』~別記事にしました。







 マンガに対してガチなのもあんですが、ちょっと柔軟性が欲しいよ俺。まだまだ積み重ねが足らないな~。

ラジコンマンガ!!         阿部秀司『40歳からラジコンできるかな? 断言しようラジコンはとてつもなく面白い!』

チャンピオンその他
10 /30 2018


 人から『多趣味だね』と言われるコトが多いのですが、ひとつ『断言できるよ』というのがあって、今までやった趣味の中ではラジコンが最も面白いし、今もやっている。



 …というコト。お金があるならばラジコンコース所持してぇって常に思っているし、もちろんオンロード・オフロードコース、室内コースとかも欲しい。ラジコンは飽きない。



 『え~。ゲームのが面白いよ!!今のレーシングゲーム知らないの?』とか言われそうだが、ゲームばかりやってた俺が遠のいてしまったのは『ラジコンが面白すぎた』というのがある。そして『レーシングゲームはラジコンには絶対勝てない』というのが分かってしまった。ラジコンを楽しんだ方は同意いただけると思うけど『ゲームはプログラミングの中の出来事』というコト。例えば『ゲーム中にトップでマシンを走らせていたのにいきなり爆発して止まった』ら納得いかないと思うのです。そりゃそうだ、自分に落ち度が無い。納得いかないというコトになる。しかし、ラジコンは『自分の落ち度として納得できる』というコト。こればかりはゲームではどうにもできない。また、全く予想できないコトが起こるのがラジコンなのだ。



 しかし、俺がいかに『ラジコンは楽しい!!』と言ってもその面白さを伝えるコトはできない。だから『ラジコンマンガ出ないかな~』って待ってた。ずっと待ってた。







 ついに出た!!



 チャンピオンクロスで始まりました新連載! 阿部秀司先生の『40歳からラジコンできるかな? 断言しようラジコンはとてつもなく面白い!』です!!面白いってのはもちろんなんですが、嬉しくてたまらない!!ずっと待ってたラジコンマンガが登場してくれたのだから。


 そして、ラジコン好きな方は首がもげんばかりの勢いで描かれているコトにうなずくだろう。特に俺のようなラジコンブーム世代にとってバギーチャンプの名前はまぶしすぎるのだ!!当時18000円ぐらいだったと記憶しているけど、今現在180万円のクルマ買うより敷居が高く感じられた。ましてクルマは『生活用品』であるが、あの時のラジコンは『クルマ』を買うという憧れの具現化である。


 俺はお金が無かったのでお値段1/3のグラスホッパーであったが、この作品を読んでいて『あのワクワク感』が伝わってくる。問題なのはバカなのでオッサンになった今でもラジコン買うと変わらずワクワクするんだけどね。


 マンガっていろんな感情を刺激されますが、このマンガは『ワクワク』だ!!昔、ラジコンに憧れた方もこれからラジコンをやってみたい方も、何か楽しい刺激が欲しい方もこれを読んでラジコンやろうぜ!!



 断言しようラジコンはとてつもなく面白い!



 さあ、続きが楽しみだぜ!!

コスプレを強要するシリーズ           安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
10 /30 2018


 あれ…?いつの間にか…





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 旭先生のコスプレ強要がシリーズ化してないか?



 なぜそうなったのか分からない。おそらく安部先生自身にも。勝新太郎が『なぜ、パンツの中にマリファナが入っていたか分からない』と言い放ったかのように分からない。



 まあ、勇チャンはこれがシリーズ化してくれて嬉しいわ!!で、毎回部員たちの微妙な表情がハアハアするよなご褒美と化してます。



 それにしても、ハロウィンネタですがDQNの暴動イベントになっており、現実がマンガより狂っているってのが最高に笑えます。成人式に悪目立ちしたがるDQNと通ずるものがありますんで、こちらもハアハアするよなご褒美です。

 

ビースターズ             板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
10 /30 2018



 作品に驚きを!!



 …というのはマンガ入門書に書かれているコトなんですが、コイツを鵜呑みにするのはマズイ。『奇をてらった作品』『中身の無い軽薄な作品』になっちゃったりする可能性が存分にある。つーか、大抵なっちまう。



 読者というのは案外保守的なものだったりする。斬新な作品がいきなりヒットするどころか時間を置いて爆発するなんてコトもザラだ。



 が、その『驚き』を有効に使えるテクニックもある。




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 いきなり核心にブッ込んできたなあ……。



 という魅せ方だ。これまで『ビースターズ』を読んできて確信を得たが、板垣巴留先生のマンガの面白さは『物語に於いて大事な情報・展開はいきなりやってくる』という流れだ。全くもったいぶらない…というのもあるが、この思い切りの良さが『面白い驚き』を生み出している。


 今週はかなり重要な情報が一気に噴出したけど、前回はそんな気配が全く無い。ヤフヤのキャラ紹介を兼ねた単独エピソードでもある。前回は読み逃しても差し支えは無いだろう(読んだ方がいいけど)。



 なので読者は『無意識に緊張感と集中力を持って読んでしまう』という流れになっている。今までのマンガのほとんどが重要な情報はもったいぶって『次回に続く』であるし、雑誌ぐるみで『次回はついに〇〇が判明する!!』みたいなアオリを入れたりするものですが、コイツは逆に『そうか!!その手があったか!!』という驚きを感じる。



 このテクニックはあらゆるマンガに使えるし、また自分としても『そういうのを読みたい』ってのはありますね。


そういう理屈            瀬口忍『ボスレノマ』

瀬口忍『囚人リク』『ボスレノマ』
10 /29 2018


 『ウルトラシリーズ』が歴史的名作であるのは疑いも無いのであるが、もちろんふるい作品だから…で看過できない要素は多々ある。その最も大きな部分として



 毎回ウルトラマンに怪獣を倒してもらってる人間ってなんなの?



 というのが大きな疑問として立つだろう。が、そこは歴史的名作初代の頃から『故郷は地球』では所詮、戦争代理人として描き、実質的にウルトラマンに殺人をさせているし、『小さな英雄』ではそれに対して全力で答えの一つを提示している。『帰ってきたウルトラマン』では『なぁに、イザとなったらウルトラマンが助けに来てくれる。心配いらんよ』と防衛庁長官が言っているし、『ウルトラマン80』の最終回では変身しないように頼み、人間だけで事件を解決している。



 が、全体的には『ウルトラマンに頼りきり』という印象だろう。ウルトラマンが大して好きじゃない普通の人はそういう認識だ。基本的には『描かないコトにしてます』というスタンスなんです。じゃないと作品の印象とか狙いが大きくズレてしまう。




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 別に膳所とのタイマンに勝利せんでも良くね?



 コレを作中で言っちゃったのに俺はビックリした!!コレに関しては『ほとんどのマンガ作品は描かない』だろう。なぜなら『そういうものだから』だ。マンガとは『別にやらんでも良くね?』という戦いのオンパレードである。


 その理由としては『27木工場を支配するというコトは、結果・膳所のコトはどうでも良くなる』のである。膳所がいくらスーパーマンと言えど単独の暴力でそれを覆してしまったら作品のバランスが壊れるというコト。だから『言わない』し『描かない』というコト。



 が、今回コレを描いた理由はラストで判明する。



 27木工場を支配するにしても、それを推し進めるコトは膳所のやってるコトの延長線であるというコト。この作品は『ボスレノマ』であるということ。ボスとして相応しい説得力を描かなきゃならない…というコトなんですよね。この作品にはその疑問を浮き彫りにしなきゃならなかったのです。



焦らしプレイ            木々津克久『開田さんの怪談』

週刊少年チャンピオン
10 /29 2018


 昔の特撮に『ジャンボーグA』という作品があって、その先見性はすさまじいものがありますが、特にお気に入りのエピソードが『ジャンボーグA&ジャンボーグ9を処刑せよ』という回です。


 しかし、この回は『特別な話』とかそういうものでは無い。むしろ全エピソードの中で最も単純。冒頭で間髪入れずに怪獣が現われて時間の全部がバトルに使われているというもの。最初にジャンボーグAが立ち向かうも二大怪獣の前に敗れ、ジャンボーグ9でリターンマッチをするが活動停止に追い込まれる。しかし、偶然が味方して『瞬く間に二大怪獣を倒す』というものだ。


 このエピソードは『時間の使い方』がメチャ巧い。特に『瞬く間に二大怪獣を倒す』というのがキモなんです。焦らしに焦らして視聴者が集中を切らさないようなタイミングで場面を転がす…という巧さだ。この反撃が『二分超えたら印象がかなり変わる』のだ。焦らしは魅せるうえで重要なテクニックであるが、時間のバランスがかなり難しい。『エヴァンゲリオン』以降、それやって失敗した作品はいっぱいあるし、チャンピオンも『パニ(以下検閲により削除)という作品があったなあ…。




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 今回の『開田さん』は一話完結という構成がとても活きた回と言えましょう。この作品ならではの『焦らし』だし、これが前後編であったならばかなりフラストレーションが溜まってしまう。




 それにしても、ここ最近の開田さんはやたら感情的なのが良い。話が進むにつれ実に人間臭さが出てきたな~。彼女、温厚そうでいてかなり短気だよね。ヒロインの魅力を描くのに『ギャップ』というのがありますが、シリーズ連載化してここら辺も楽しめるようになってきました。


渡辺航・弱虫ペダル・第516話『あの時の約束』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
10 /28 2018



 歴史的名作『スラムダンク』ですが、絶対王者・山王に勝利するも、燃え尽きた主人公チームは次の試合でボロ負けしたと説明されたところで物語が終了する。定かでは無いが作者は『負けのドラマ』を描きたかったのだが、編集部が許さず決裂した……とも聞いている。ただ、以降週刊少年ジャンプで描いてないのが気になりますが。




 俺、負けのドラマ大好きなんですよ!!



 つーか、描けよ…ってぐらいな勢いで、病的に反対するヤツは何なのだろう?まあ、俺の反対の感性なのだろう。が、だとしても『読者は癒しを求めている。嫌な現実を忘れたいし見たくないんだよ』なんて理屈はゴミ箱にでも捨てちまえ!!




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 いや、だから描きましょうよ。



 総北のチームか嚙み合わず、負けているとの情報が描かれましたが、これはもうちょっと見てみたいな…と思うんですよね。そりゃもう、鳴子と弱泉が取っ組み合いのケンカするぐらいの勢いで。



 そういうトコロから『前進』は生まれるって自分は信じているトコロがあるんですよね。今は『効率』とか『成功へのメソッド』みたいな耳障りの良い言葉があるけど、ありゃ、やらないヤツの言い訳の道具にされてるだけなんだよね。やっぱり成功とか求めるものに対して困難は絶対に避けて通れない。失敗も避けて通れない。マンガで困難や失敗を描かないのは賛同できないんです。


 苦しまなきゃいけない…って考え方は違うと思いますが、自発的にやって『困難・失敗は無い』というのは存在しない…って考え方ですね。



 しかし、ここで思い出ブーストなものですから、決着するのは桜舞う季節の可能性も出てきたような…。前回のインハイも残り2キロを長い期間走っていたしなあ。




 

少女趣味        西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
10 /28 2018



 受けの良いヒロイン像として『少女趣味』というのがあって、チャンピオン誌で思い浮かぶのが『鬼コメ』の鬼子であり




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 アメリさん、であろう。



 今回は『キリッとかっこいい場面』を見せてからのギャップであるからにして『セオリー通り』なんですが、まあ男というのはこういうのが好きなんですよね。



 ちなみに先週の『フシケン』は裸エプロンであったので、やはりこのマンガは『まだマトモ』なんだなあ…とすら。



 ただ、度々書いてますが自分はクララ派なんで、本当にこのまま挽回可能なんだろうか…と心配になってくる。一応は入間くんの方はクララに気があるみたいなんだけど、このコだんだん縮んできてないか?まさかのヒロインからマスコットへの転向か?



 何気にこのマンガで最大の困難は『クララより人気が出てしまったアメリさん』という気がしてならない。改めて大丈夫なのか心配になってくる。


存在感               岡崎淳『I DOLL(アイドール)』

週刊少年チャンピオン
10 /28 2018



 マンガを読む上で『手を止めてしまった第一印象』という直感を大事にしてます。



 これが不思議なもので『絵がキレイで上手いから』という単純なものでは無い。何か引力みたいなのを感じるんですよね。




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 今回の『フレッシュまんが賞』のコーナーもそれだ。



 ぶっちゃけ『絵はあんまりうまくない。技術的に』という印象だ。実際、絵の評価に関しては『C』が付いている。



 しかし、同時に妙な『引っかかり』がある。そこで即感じた直感としては


 ・丁寧に描かれている

 ・見てもらう…というのを考えている


 …の二点を強く感じる。これは自分の勘違いなのかもしれないが、これが『引っかかり』でもある。なに分、掲載まで頑張ってもらわないと分からないんですけどね。新人賞の『引っかかり』は年に数回ある。



宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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