2019年01月 - 豚か狼か
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不可避           いづみかつき『鬼のようなラブコメ』

週刊少年チャンピオン
01 /31 2019


 オッサン世代にはご存知のコトですが、昔のアニメはセル画で質そのものが良くなかった。例えばアパートがあって『その中に微妙に色が違う窓』があったら『その窓が開く』という感じだ。若い方には『?』な話なんですが。



 で、それで思い出されるのが『ポリアンナ物語』だ。嵐の中、馬車ごとガケに転落し必死こいてガケをクライミングするチルトン先生。『ポリアンナ、私は生きて帰ってみせる!!』と。そんなクライミングの先には微妙に色の違う岩肌があったりしてこれに触れたら確実に死ぬな…だけどと思った瞬間、やはりチルトン先生の手元は崩れて転落死してしまうのでありました…。


 これはもう『不可避』の決定事項である。




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 そして、これも不可避。



 もうね、大方の読者はその未来を察していたと思うんですよね。東山はこの未来が『不可避』であったのだ…と。



 そして、来週はメタクソにやられるってのも『ほぼ不可避』と言っていい。彼は赤志のケンカの重要な動機になるのだから。彼にできるコトはできるだけ読者にインパクトを叩きつけるヤラレ方以外の道が無いんだよな~。

 
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チャンピオン8号の感想

今週のチャンピオン
01 /30 2019

 『TVアニメ創作秘話』でちょっと調べたんですが、原作の宮崎克先生ってずいぶん長いキャリアと多くのペンネーム使い分けしてたのね……。昔好きだった『名探偵Mrカタギリ』と『100万ドルキッド』の原作だったとは……。




『TVアニメ創作秘話』~別記事にしました。


『入間くん』~別記事にしました。


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『バキ道』~別記事にしました。


『4P田中くん』~別記事にしました。


『フシケン』~別記事にしました。


『浦安』~よく凍死しなかったな!!


『ジュニオール』~別記事にしました。


『吸血鬼すぐ死ぬ』~実名出すってズケェな。


『もういっぽん!』~別記事にしました。


『こむらさん』~ジョジョでワムウがあんな感じの技を使ってたような…。


『ヒマワリ』~別記事にしました。


『鬼コメ』~別記事にしました。


『3(スリー)』~別記事にしました。


『木曜日のフルット』~別記事にしました。





 次のリバイバルは『がきデカ』なんスね。実は読んだコト無かったりする。



うれしかった        平川哲弘『ヒマワリ』

平川哲弘『ヒマワリ』
01 /29 2019


 けっこう昔、チョイとうまい縁がありまして、某マンガ誌の看板マンガ家さんとお会いしたコトがあります。


 『はじめまして!!〇〇です!!』


 と差し出される手。握手。ちょっとポカーンとした。



 そりゃ、社会人やってた訳で今まで目上の方とは幾度と無く挨拶などをしましたが『一人の人間として尊敬を持って接してくれた方』は始めてでした。おそらく本人も忘れちゃった(そのぐらい自然にやってた)と思うのですが、自分は『とても嬉しかった』というのをずっと忘れないでしょう。


 『実践できてんのか?おら?』と言われたら『うーん。どうだろ?面目ない』と答えますが、この経験はとても大きく『人と接する時は尊敬を持ってないとダメだ』と痛感しました。嬉しいって感情は人を絶対に良くすると思う。楽しい…は大きなモチベーション足りえたりしますが、時としてダメにするコトがある。だけど密度の濃い『嬉しい』は人を絶対に良くする。




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 平川哲弘先生の作品で時折出てくるワードに『うれしかった』がある。おそらく平川先生自身がとても大切にしている言葉でもあると思うんですよね。



 その嬉しかったはもちろん『蓮が自分のコトのように怒ってくれた』というコトです。多分、翔吉自身は『蓮ってウゼェところあるよな』って思っているんでしょうけど、やっぱり『嬉しいをくれる人』の力になりたいし、なんなら一緒にアイドルを目指したいって気持ちにもなるもんです。



 動機付けに関して『ヒマワリ』は実に説得力を持って描かれている…というか、これがこのマンガの目的にすら感じられるぐらいです。やはり『嬉しい』ってのは大きな説得力がありますね。



 さて、多央が『ここら辺ウロつきたくない』みたいなコトを思ってましたが、これは久々に対決!!地元DQN軍団が期待できそうな予感がする!!でも、この面子って無敵じゃね?未知数は龍生なんだけど、ブチ切れて蓮と多央のケンカ止めたコトあるしなあ…。




スルメマンガ               灰谷音屋『ジュニオール』

週刊少年チャンピオン
01 /28 2019



 ちょっと前のチャンピオンのサッカーマンガと言えば『ANGEL VOICE』ですが、ド派手なタイプの作品では無い。しかし、読めば読むほどに楽しい作品であり、最後の『船学戦』はブログ記事を書いててすげー楽しかった。もうね、毎週書くのが楽しくて仕方なかった。書きたいコトが多すぎて削っていたぐらいです。



 やっぱスルメマンガってのはいいね~。



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 そして今、『ジュニオール』がそんな雰囲気を放ってきている。



 このブログを見続けている方は感じているかもですが、最初は『ふーん』程度で嫌いじゃないけど、なんつーか馴染めないトコロがありました。いや、確かに初手は失敗と言っていいだろう。


 それは兎にも角にも『しつこいセリフ回し』というヤツで『注意点の打ちすぎ』『(笑)の多様』は失敗と断言してもいいと思うんですよね。かなり鼻に付くし。



 なんだけど、早い段階でスパッと切り替えて、しかし作品の描かんとするテーマはブレずに展開していったらスルメマンガとしての面白さが滲み出てきた。



 マンガって特に初期の失敗のリカバリーは難しいんですが、これは見事に持ち直してペースアップしているように感じます。この作品には期待している。やはり『エンボイ』への思い入れが強いので、その喪失感を埋めてくれる存在になるのではないか…と。確かにチャンピオンは面白いから購読続いてますが、俺は『エンボイ』の快感を知ってしまっている。読めば読むほど面白いと感じるスルメマンガを渇望してしまっているのだ。



 

これも成長           西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
01 /28 2019


 仕事を変えてしばらく経ちましたが、それなりにイロイロ余裕が出てきました。まあテトリスのブロックみたいにガンガン入れちまって隙間ナシなんですけどね。



 それでも、今までやりたかったコトができる…ってのは良い。



 で、思ったものですが『マンガにおける成長ってなんだろう?』って考えた時、それは単純に強くなるとか、理解が深まった等々あるんですが他のコトにも興味が持てるようになったというのもアリだと思うんですよね。それまでいっぱいいっぱいだったのが、成長して他のコトにも興味が出るって…ヤツ。




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 今週の『入間くん』はまさにそれで、イロイロな事件を経過して『いろんな好奇心が芽生えてきた』というコトなんでしょう。これも成長だと思うんですよね。



 そして『好奇心』ってのはやっかいなモノでして、怠けた人間は加齢と共に減っていくというのがあるように思える。物事に興味が無いって人間はヤバい。物事に興味が無いと見える範囲がどんどん狭まる。


 そうすると『過去の成功体験』にしがみつくようになっちゃうんですよね。成功体験は重要なんて考え方は最近多くてそれはもっともなんですが、間違った成功体験は人を確実に蝕むというコト。それに対抗できるのは『新しいコトに常に興味を持つコト』なんだと思います。


渡辺航・弱虫ペダル・第527話『一年前の夏』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
01 /27 2019



 表面上は分からない人が居る



 …これ結構失念しちゃったりしますが、大人の条件として理解しておきたい。それが分からないで失敗しているコトは多々あったし、これからもやるでしょう。できれば…したくない失敗です。




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 ここ最近の『弱虫ペダル』はドラマの部分が面白い。レースに関しては……なんだけど。






 自分が至らず名門・箱根学園の実績に泥を塗ってしまう→落ち込んで自転車に乗りたくない→委員長、分かる。

 時間の経過→ようやく少し乗る気になった→復活の兆しを委員長、感じる。

 あと少し?→ゲームでもやれば気分が上がるかも?→いつもの山岳に戻ってきた、と考える。



 …が、ここら辺が全然勘違いしていて『実は重傷のまま』であり『時間が経つほどに自分を痛めつけて罰を与えるようになっていた』というコト。こういう『勘違い』っていうのを大人になったら『極力減らすべき』なんですよね。さう努めるのが大人だって。



 ただ、ここら辺は東堂も分かっているんですよね。『そういう思考フェイズが必要』であり『最終的に自分でなんとかしろ』ってコトを。で、それじゃ委員長のしているコトって無意味がって言えばそうじゃない。



 それを見守る


 これも『大人の務め』だと思います。人って誰が見てくれている人が居ないとダメになっちゃっう生き物だって思ってもいるんです。


 

一生懸命            村岡ユウ『もういっぽん!』

週刊少年チャンピオン
01 /27 2019



 日本橋ヨヲコ先生の『プラスチック解体高校』で



 『多分、一生懸命な人には何かの引力があって、迷っている人はそれに引き寄せられるのだと思う』



 というシーンがとても印象に残ってます。




 昨今はこの『一生懸命』という言葉を嫌う方が多いし、その言葉を使って『人を酷使させてきた』という側面も否定できない。だけど、物事にはイロイロな面がある。この『一生懸命』って言葉、自分は嫌いじゃない…というか好き。やっぱり一生懸命な人を見ると元気でるよ!!その元気は数字とか利益そのものが可視化されるものではないので価値が無いってのも分かるけど、元気になるだけみっけものです。




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 一生懸命な日常



 村岡ユウ先生はこれが巧い。村岡先生もまた『一生懸命には引力がある』って信じている方ではないだろうか?



 いや、むしろこれまでの作品を読んでいると『引力』を描くのを使命としているフシすら感じられる。言葉で説得力を生み出すよりは吸い寄せられるように『よし、やってみよう!!』って作風なんですよね~。



 こういうトコロに村岡先生の巧さが光ります。人間って感情の生き物だから、説明的なセリフって読者を説き伏せようとしてもダメです。むしろ『コッチに行きたいな~』ってさせないと。そういうのにこだわる作品なんですよね。



ヤバい前例              宮崎克・野上武志『TVアニメ創作秘話』

週刊少年チャンピオン
01 /27 2019



 自分が生まれた頃にはテレビアニメってのは普通のもので日常でした。


 むしろ今なんかだとゴールデンタイムに放映してない分、接してない方は接しづらくなっているのかな?その日常を作っていたのを辿れば『手塚治虫先生』というコトになるんですが、今も功罪が語られる。



 アニメーターの賃金・環境の待遇が悪いのは手塚治虫のせい!!

 手塚治虫がいるからアニメはこんなに身近になった!!


 …等々。死んで30年ぐらい経つのにいまだに語り草になっるって人物はそうそう居ないだろ!!俺がオタク寄りっってのはありますが、手塚治虫先生がそういう類では間違いなくナンバーワン!!




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 杉井ギサブロー監督!!



 …いきなりの大物にビックリである!!俺の世代だと『タッチ』のテレビアニメですね~。この人だからあんなにヒットしたとしか思えない。あと『スーパードール★リカちゃん』は良い子供向けアニメでした。



 読んでて思うのは『いや、そういうのやっちゃダメだろ』というコト。こんなの日本人のアチョー感性じゃないと達成できない(汗)。そりゃ、手塚治虫先生早死にするわ!!むしろ、よくこんなに生きられたなって感心すらする。俺、割とガンジョーな方だけど、こんな生活30歳ぐらいで確実に死ぬ!!


 今、アニメ業界にのみならず『働き方』というものが見直されている段階に入ってます。だけど、こういう経緯があるから今に繋がっていて、今の常識もやがて『おかしい』に変わるんですよね。そういうのを考えるって意味でもこういう作品の意義は深いと感じます。



 
 

性癖                いづみかつき『鬼のようなラブコメ』

週刊少年チャンピオン
01 /26 2019



 たま~に性犯罪で捕まったりしているニュースを見るとホッとする自分が居る。



 『とりあえず、逮捕になるような変な性癖に生まれつかないで良かったな』って。ありゃどうしようも無い衝動であり、自分は意思が弱いから自信無いし。あとやっぱり性に関するイロイロって後ろめたいものがありますよね。そういう感性ってとても大事だと思います。




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 これは恥ずかしい性癖だな!!



 いや、冒頭に書きましたが『でもそれは仕方ない』って認識ではあるんです。好みの問題だから社会的脅威にでもならない限り『嗜む機会』は無いとフェアじゃないと感じます。エロ関係のものに目くじら立てる方は居るし、それも当然ではありますが、これは『善悪の話』でなくて『仕方ない』というコトなんですよね。



 エロ関係があるから人間は社会性を保ってられるんです。




 だけど、中西……お前、恥ずかしいヤツだな!!




 まあ、俺も恥ずかしい性癖があったりするのでそこら辺は伏せるようにしてます。お互い様だ。


不快感の記憶             荒井俊太郎『3(スリー)』

週刊少年チャンピオン
01 /26 2019



 最近はそもそも本数が減ってますが、昔の子供番組というのは結構エグいものがありました。



 …ひょっとして戦争体験世代が作っていたせい?徴兵されて帰還して映像になった方も多いよね…。そんなもんだから、昭和のウルトラシリーズというのはエグい。割と突発的にトラウマ画像ってのが出る。『セーラームーン』のラスト前で次々と仲間が死んでいく展開に『子供が熱を出して寝込んだ』と聞いたが、その時の俺は時代が変わったなあと思いました。まあ、生き返るオチもアケスケだったしなあ(ウルトラシリーズは生き返らないのがほとんど)。



 で、すごく訴えたいのですが『不快感』って作品にとって大切なものだと思ってます。これってマイナス要素ではありますが、こういう毒も沈殿させないと人間はおかしくなる…って思っているんですよね。




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 さて、新人・荒木俊太郎先生の読みきり『3(スリー)』である。



 有り体に言えば『つまらなかったよ』という感じ。とりあえずフツーにマンガ読んでいる方にとってポピュラーに面白いとするような要素は皆無だろう。変な雰囲気の作品ってトコロだろうし、それよりなにより『読んでもらえない』という気がする。フツーにマンガを読んでいる人はフツーにスルーしてしまうのだ。



 が、自分は妙な引っかかりが感じられるのがこの作品の良いトコロに感じる。生理的嫌悪感の強い不快感のある絵が良い。



 『怖いもの見たさ』って言うようにネガティブが強いのも人を惹き付ける。強烈に。そこら辺はメチャ秀でている作品であり、今回の受賞はそこに期待されたのでしょう。ちょっと毛色変わったマンガ家さんなんですよね。こういう方に一般的なマンガを描けるようにしちゃいけない。そして、こういうチョッピリの毒がマンガ界には必要だったりします。





 



 
 



 

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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