2019年04月 - 豚か狼か
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負の連鎖           灰谷音屋『ジュニオール』

週刊少年チャンピオン
04 /30 2019



 俺はメチャ臆病なものですから、世の中には怖いものだらけだったりする。



 『いずれ老害にならないか?』



 …というのも恐れている一つだ。こればっかりは未来の出来事で分からない。そして分からないから怖いんだ。




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 関工業は負けた方が良い。負け続けた方が良い。



 …というのが自分の見解だ。もちろん関工業の選手たちもまた一生懸命になってやっているのであるし、その努力は報われると良いな…とは思う。が、これからの『未来を考えたらどうか?』という視点からすると『負けた方が良い』としか思えない。



 人間の機能エラーだと思うんですが、最近は『成功体験がよりよくする』みたいにやたら肯定されてますが、それに関しては自分はとても懐疑的だ。成功する…さらに成功し続けると人は疑わなくなるというのが怖いんだ。関工業の監督は『それで今まで上手くいっていた』から強要しているのであって、早々に結果が出てなかったらここまで執着してなかっただろう。こうなるとアップデートできないんです。これが老害だ。


 そして、これで関工業が勝って、上手く行き続けたら『それは負の連鎖』になる。それが選手の望むものならば別に構わないけど、俺はイヤだな~。俺だとラジコンとか自転車やってるけど結果よりも楽しいのが重要な性分だし。楽しいの中に人生の豊かさ感じているし。



 試すこと。新しいことに挑み続けること。



 …これは老害に対する最強の特効薬である。俺は『新しいことができなくなる』のが怖いのだ。だから可児三の側を応援したいんです。




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汚れなき君であってくれ          板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
04 /29 2019


 マンガばかり読むと堅実と空想の区別がつかなくなる!!よって、マンガばかり読むヤツは犯罪者予備軍!!



 …とまあ、マンガというのは確かにそのような要素があるので俺のようなブサメンのキモオタは大人しくしているのが身の丈だな~とか思っていましたが。



 ひよっとしてマンガとか読まない人のが区別つかないんじゃないのか…?



 …と思うようになってきた。マンガと現実を照らし合わせてダメだと言ってくる。例えば、タバコなどがそれだ。未成年の喫煙はリアルの世界ではダメなのはもちろん最近では喫煙者はブッ殺して良い。なぜなら否喫煙者はその権利を持つ正義なのだからぐらいにイカレポンチになって、あろうコトかフィクションの世界にケチをつけてくる。タバコでも吸って落ち着けよ。


 
 そもそもマンガと現実ではダメの基準が違う。



 現実では殺人が重い罪になるが、マンガはそれは大したコトにならない。それ以上に①信念に反すること②仲間あるいは読者を裏切ること③強い者にへつらうコトのが重罪なんです(もちろんイロイロあるがとりあえずみっつ)。まずコレが理解できて楽しめないとダメ。ダメな人は世の中のあらゆるフィクションに触れちゃダメ。お互いの為だ。




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 だとしても汚れなき君でいてくれ



 …今週の『ビースターズ』はフィクションの核心中の核心の約束だと思います。



 自分は度々『マンガは作者と読者の約束で成立していて、その関係性が好き』みたいなコトを書いてます。例えば『一生懸命やった結果、主人公が負ける』というのは『じゃあ、頑張って次は勝つよね?』という期待をこめた約束になります。しかし『主人公が勝てないからと言って卑劣なコトをして勝利する』(この場合はマジ展開という意味)ならば『約束を守れなかった幻滅した(作者に)』というコトになる。



 マンガはそういう約束事の応酬なものですから、実に『誠実』な関係であり、ここら辺を表面上で捉えてはいけない。マンガの世界では『たかが未成年ヤンキーの喫煙』であり『ヤンキーが仲間を見捨てる』のが重罪なんです。



 だとしても汚れなき君であってくれ…という約束が今回結ばれましたが、これに自分は期待しているのだ。


渡辺航・弱虫ペダル・第540話『大空に手を挙げた者』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
04 /28 2019


 過去記事を見直してみるとインターハイ三日目だけで3年近く走っていたという事実にビビる。



 それだけ長い戦いに決着がついたのですが…




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 一部以外は昨年のフィニッシュとほとんど変わらないという気が…(汗)。



 この展開になった以上は『来年度のインターハイは今年度以上に焼き直し感が強くなる』というヤナ予感がヒリヒリしてならない。他の方としてはどうなんだろう?



 マンガ入門書とかマンガに影響力ある人の共通している発言に『マンガはキャラクターだ!!キャラクターが魅力的でなければ面白くならない!!』というのがあって、『だからそれができねぇんだよ~!!ダボがぁ~!!』と言いたくなるよなマンガ家さんはゴマンと居るだろう。



 そして『弱虫ペダル』という作品の最大の武器は白熱した自転車レースよりも『そのキャラクターたちの魅力』に尽きる。そう、それが面白く観れれば読者はレースが長くなるのは構わない。なんならインターハイの四日目を設けよう!!という気分にすらなるのが『弱虫ペダル』の魅力なのだ。



 自分のブログ記事でも度々『このキャラとこのキャラを組み合わせてこういう展開が見たい』というのを書いてましたが、この作品の読者も各々そういうのがあるだろう。



 三年生編ではそれを魅せて欲しい…って思ってます。



 『弱虫ペダル』というとやはり焼き直し展開に関しては擁護できないところまできている。だけど、だから、今度こそ『読者が見たかった展開』を描いて欲しいのです。



 キャラクターの魅力がズバ抜けている



 …これは『弱虫ペダル』の読者たちが認めているコトなんですから。



積み重ね        曽田正人『シャカリキ!』  

週刊少年チャンピオン
04 /28 2019



 積み重ねたものは裏切らないな~って思います。



 この場合の『裏切らない』って、何十年…場合によっては死ぬ直前であるかもしれない時間が必要としますが『自身への納得』という意味です。最近は特に実感する。



 マンガ好きが高じてこうしてマンガブログ書いてて、これが社会的地位とか収入とかに結びつく訳では無いので人によっては『無価値』と映るでしょう。それで別に構わないんですよ。そこに『自身への納得』があるから。そして、それは積み重ねてきた人へのご褒美なのではないかな~と思います。




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 今回のリバイバルは『シャカリキ!』なんですが、インタビュー記事を読んでそれを強く感じる。



 この話は友達から聞いた話…というコトで『話半分に聞いてくれ』って前提なんですが。



 インタビュー記事では『小学校低学年の頃からマンガを描き始めて同級生に見せていた。マンガ家になりたかった』というのは実に大真面目に周囲に認知されていた。というのも、その友達の姉がたまたまクラスメートで曽田先生のコトはよく覚えていたのだ。



 つまりそれだけ熱心に当時から積み重ねていた



 …というコト。そして時が経ち電車のつり革広告で『め組の大吾』を知り、本当にマンガ家になったんだ…と知ったそうな。…って、『シャカリキ!』じゃないのかよ!!う~ん。やはりこういうトコロで残念なのはチャンピオンだな~。



 それにしてもインタビューを読むと『積み重ね』の強さも実感するし今回セレクトされた回も過去からの総決算という気もする。そもそも『シャカリキ!』という作品は苦しそうという印象が強い。スイスイと坂道登ってないですよね。


 でも、自転車やってると分かるんですが『タイムとかじゃなくて挑むコトが大事』って実感するな~。それがスグに何かの利益になるコトは無いのですが、着実に自分の糧になるのを実感するんです。キャリアの中でも苦しい時期に描いた『シャカリキ!』ですが、この作品があったからこそ今の曽田先生に繋がっていると思います。




 ちなみに『カペタ』はラジコンやっている身からするとレース中の思考がすげー納得してコイツもたまんなく面白いのだ。




 

あの頃の感覚          いづみかつき『鬼のようなラブコメ』

週刊少年チャンピオン
04 /27 2019
 ガキの頃、よく話題になったであろう一つに『ドラえもんの道具で何が欲しい?』というのがあってもしもボックス最強でしか無かったが、今の自分は『初めて体験思い出し機』(みたいな名前の道具)が良いです。



 人というのは『慣れてくる』から生きていけるというものがありますが、娯楽に関しては『初々しさ』にかなうものが無いって気がしますね~。『昔は良かった』『今の〇〇はダメだ』ってのは脳内補正かかっちゃっているんですよね。脳の老化あるいはシステムの不良だ。



 初々しさ…を維持するのは難しい。



 
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 この初々しさ、良い。



 あ~なんか分かる。自分もこのぐらいの時はケッコン=チューであり、とても恥ずかしいことって何か思っていたコトがありましたね~。背徳感とか罪悪感とかでなくて『ただひたすらに恥ずかしい』って、口に出すのもはばかられるって。


 多分、これはドラマとかマンガ・アニメの結婚式のシーンで『誓いのキス』のシーンを観た時の刷り込みだろう。


 『ケッコンするには皆の見ている前でキスができないといけない!!そんな恥ずかしいコトできない!!』って感じで。実際はもっと恥ずかしいコトするんですけどね。




 なんか東山に続き、強烈なキャラがまだ爆誕してしまったなあ…。そう言えば、今週の東山は仕込みであったからにして次回が楽しみだったりもする。


疑うこと           西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
04 /27 2019



 猜疑心



 疑う……ということはネガティブなイメージを持たれるかもですが、自分はそうは思わないし『むしろ生きる上で大切なコト』と感じてます。例を挙げると先日の暴走事故で『上級国民だから さん付け報道している!!』みたいなのがツイッター上でしばしば流れてきたのだが『で、それはドコのチャンネルが報道したの?』という証拠になるようなものが見つからない。仮にそれが事実であったとしても『じゃあ、自分はもっと気を引き締めて運転しよう』という心がけが大事だと思います。



 自分は『なぜ世の中の多くの方は自分の為に人生を使わないのか?』とすら思います。自分の為になるコトに意識を向ける……そういう意味で猜疑心って大事だと思います。時には自身を疑う為にも。




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 自分はアタマが良く、結果今回もうまく立ち回った



 …と思った時が『ヤバい』ってコトなんだろう。そして、入間くんのクラスで知性派・策略派の二人はそれで『してやられた』という経験から今回に繋げている訳ですが。



 ここで注目したいのは『でも、今の二人は気を抜いてないよ』ってのは感じられるな~。



 マジ話すると『世の中っていうのはマンガ・ドラマの世界のような悪人はそんなに無い』ってコト。だけど『悪意がふんだんにある』というコト。そして『世の中の悪意とは安全圏から陥れようとしているコト』なんです。ネットのデマなんかはコレ。これに踊らされて実害が出る…というのはそうそう無いんですが、とても腹立つからね。そういう意味でリアルはより一層の猜疑心が必要だ。なんならこの記事も疑って読んでくれて構わない。



 ただ、自分で考えてね。じっくり。時間をかけて。


ひよっとして…?          安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
04 /26 2019


 マンガというのは『物語が進むもの』という前提がある、そしてそれは『キャラクターの人間関係が変化する』というものでもある。



 が、読み切り形式のマンガだと『そうならなくても別に構わない』というのもあるなあ。ほら『ドラえもん』をはじめとした藤子不二雄作品とかそうだし。



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 そしてチャンピオン誌だと安部先生がそうだったりする。


 少し程度で、なんならリセットされても違和感が感じられないぐらいに対人関係が変化しない。前作『イカ娘』もヒロイン推しマンガであったが、主人公がイカ娘だった為に主人公ラブ要素は皆無であった。が、『フシケン』は主人公が男の子というのもあってラブを若干匂わすシーンもありますが、ほとんど動かない。



 最初は三人の中から…と思っていたけど、これはひょっとすると高浜さんの可能性も出てきたのであろうか?ただ、こういうマンガだから『結局誰とも変化しない』ってのも分かるんですよね~。ラブ方面も見たい気はするのですが。



着実に新キャラ           灰刃ねむみ『足芸少女こむらさん』

週刊少年チャンピオン
04 /26 2019


 薄々感じていましたが




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 灰刃ねむみ先生のマンガに賭ける情熱ってかなりヤバい領域なのだろうか?とにかく誌面から『必死さ』が伝わってくる。執念じみた何かのように。



 今回は新キャラ出ましたが、初期の段階で乱発せずにひとりひとり丁寧な扱いが良く伝わる。ヒロインで推してくマンガってヒロイン絵がハンコ絵になりやすいのですが、実に目力(めぢから)が強いのも特徴なんですよね…。



 さて、単行本の前に電子で『分冊方式』という新しい販売をされますが、自分はフツーに単行本のが良いなあ。



指           板垣恵介『バキ道』

週刊少年チャンピオン
04 /25 2019



 実感としてなんだけど、バキシリーズが今みたいに認知されたのって『バキ』からだったような…。その前の『グラップラー』は割りとマニア人気があって、評判を聞きつけた俺(当時チャンピオン誌は購読してなかった)は単行本からハマったな~。



 下手なホラーマンガより絵柄が怖くて読めない



…という評もあって逆に読みたくなったというのもありますが、ハテ?この個性的なドギツイ絵はどこかで見たような…?



 ゲーメスト増刊・ストリートファイターⅡダッシュのムックイラスト描いてた人だ!!リュウやらバイソンやら描いてた人だ!!確かに『今度、グラップラー刃牙ってマンガ連載するからよろしく!!』とかコメントしてた人だ!!




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 …とまあ、大昔から個性的な絵を描いていた板垣先生ですが、よくよく見るとかなり絵も変化してきている。そりゃ、長く描いていれば変わってきますが、そういうのでなくて『意図的に積極的に変えてきている』と感じる。



 最近気になるのが『コブシ』なんですよね。


 指が不恰好に太く、まるでグローブのようになってきている。それに釣られて四角い体型になりつつある…?




 多分、自分の絵にまだ納得してないのだろう。なんかこの人、北斎みたいに長く描き続けて『あと五年描ければ完成したのに』とか言って死にそうな感じはあるなあ。マンガに飽きてない。



叱り方と叱られ方           才谷ウメタロウ・花形怜『本日のバーガー』

週刊漫画TIMES
04 /24 2019


 前提として『これは俺のワガママなんだけど、これは無理だし、ましてイイ歳の人だったら容赦なく見捨てる』というタイプの人が居る。



 虚栄心が肥大化したヤツ



 それに関しては『そもそも本人の責任』と思っているし、若い方で見込みがありそうならなんとか力になりたいが、歳いったら絶望しか無い。とにかく人の言うことを聞かない…主従関係とかそういうのでは無い。そもそも俺自身がそういうのが面倒くさくてかなわんから。ここで言いたいのは『ことあるごとに恥をかかされた』と誤認し、感情的になり、無茶苦茶な理屈で自分を正当化させるのに必死になってしまう人のコトを指す。


 経験上


 ・他人と自分を較べてしまう人

 ・聞いても無いのに俺は曲がったコトが嫌いなんだという人

 ・DQN気質

 ・時間にルーズな人

 ・どうでもいいコトに気をとられがちな人


 …あたりかな。



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 さて、今回は週刊漫画TIMESの『本日のバーガー』より『仕事上の叱り方』を参考にしたい。さすが、オヤジマンガ雑誌だね!!
 


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 神宮寺は元ボクサーの青年・加藤を最近雇いましたが、気が緩んだのか取引先の食肉卸につい近況をバラしてしまいます。


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 しかし、その大きな取引の予定も『海産物を使う』という前提であったので、出番はナシとなったコトを伝えたトコロに



 神宮寺、叱る!!



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 ここで注目したいのは『叱る』と『叱られる』の関係がシッカリとしているコトなんです。


 神宮寺は感情的にならずに『なぜダメなのか?』『その結果、どういうコトになるのか?』等々①手短に②理解しやすく説明している(僅か3コマ)。


 が、叱られる加藤もまた『真っ当に受け止めている』という部分も大きい。これってとても『スゴイ人』なんです。大抵の人間はこのように素直に受け止め・理解までいかない。そして虚栄心が肥大化した人間はどういう訳か(ホントに理解できないコトだが)『恥をかかされた!!』と感情的になりそれらをシャットアウトするように脳が命令を出してしまうのだ!!


 あまつさえ『そういう言い方ってないじゃないですか!!僕だって良かれと思ってやったんです!!』



 …とか言い始めるのだ!!経験無い方は幸いだが、こういうヤツはマジでいるからな!!そして、残念ながらそれを直すのは仕事の話でなく、本人自身の責任なんです。他人がどうこうできる領域じゃないんです。



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 そして、週漫きってのデキる男・神宮寺は部下のミスに対して即フォローをする!!これ重要!!デキない男は不機嫌になって回復するのに時間がかかる。もちろん人間であるからにして不機嫌になるのは仕方ないコトなのですが『不機嫌になったところで状況は何も改善されない』『起きたコトは仕方ない』という割り切れるというのがデキる証しなのです。



 そう、叱るのも叱られるのも人間はイヤなのだ。



 だけど、不可避な時は『極力スマート』に『キチンと損得勘定する』のが重要で『引きずらない』までが流れなのだ。さすがオヤジマンガ雑誌の週漫である。参考になる!!


 
 叱るも叱られるも感情をできるだけ介入させないでスマートに迅速に……という話でした。



宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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