2019年09月 - 豚か狼か
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マイノリティ            板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
09 /30 2019


 ガキの頃から『いや、ダメだろ』と思いつつもどうにもならないコトに『多数決』がある。



 だから俺は今も『いや、ダメだろ』って疑問視しているのよ。そりゃ、多数派の流れで決定する…ってのがそもそもヤバい発想な訳で、これは『押し切りたい人』の為の道具に感じます。現に多数派は高確率で『結果、間違っていた』になるんですよね。



 もちろん少数派が正解…なんて短絡思考では無いし、マイノリティにロマンを感じるほどに若くも無い。ただ、ガチのマイノリティは『凡人には至らない視点』を発揮する。そいつを吟味し、考慮する要素にするのはアリではないか?




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 そんな視点は凡人には無い。



 …とまあ、今回はメロンのマイノリティならではの視点で思考が進んでおります。そして『命が身軽な子』とハルの核心に至る。これまでの読者はご存知のようにハルはそれなりに社交性も持っている(努力で折り合いをつける)のですが、本質はメロンみたいにマイノリティなんですよね。


 たまに『凡人には理解不能』ってヤツが居ますが、それを独自の視点で解を導きだせるのもマイノリティならでは。



 …となるとイキりたい年頃の方はマイノリティに憧れを感じたりしますが、おそらくガチな方は『凡人として生きたかった』と考えているでしょう。



 『一度でいいから美味しいと感じたい』


 そんな彼が望むのは普通の人が自覚もなく日々経験しているコトなのだ。



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渡辺航・弱虫ペダル・第560話『MTBレース!スタート!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
09 /29 2019



 マンガに感化されやすいのでありますが、最近はやはりマウンテンバイクに興味があります。いや、実際一台あるんですが『日常の足』として用意したもののロード乗るし、買い物とかそういうのはクルマになっていたり。本来は荒地を突っ走って楽しむものだというのをスッカリ忘れてました。



 が、知らない間にマシンも進化してたようで、まずタイヤ径が全然違う。なので見た目がかなり変わったし、ハンドル幅もずいぶん広がった?やはり洗練されたように感じます。





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 二年インターハイ編はなんだったのか…?



 毎回書いているけどマウンテンバイク編になったらキッチリと面白さが戻ってきた。あと、並行連載している『スペアバイク』もキッチリ面白い。ここから導き出される答えは『新しいコトを描かないとダメだ』ですよね~。



 これ、チャンピオンの悪い部分でもあるんですが『ヒットして作品が軌道に乗ってくると同じ内容になる』というのがあってコイツも認知症マンガになっちまった!!とマジで心無いコト言ってました。なんつーか『前回のバトルシーン載せてもバレないんじゃ…?』ぐらいの感じで。たまたまとか俺の勝手な思い込みにしておきたいのですが、現編集長が関わった作品ってその傾向が強いような(マジで気のせいであってくれ)。



 が、新しい展開を用意するとすっかり作品が変わった。やはり渡辺先生に保守的なコトとか成功をなぞらせるってのは合わないんじゃなかろうか?あと読者の勝手な要望なんですがガンガン攻めて欲しいって気持ちもあるんですよね。




 そして、新ヒロイン出てますが、このコがなかなかに活発で良い。寒咲さんというヒロインもいいのですが、なかなか作品に入っていけなかったところもあるし、こういう意味での導入はアリですね~。


ひいき           西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
09 /29 2019



 昔のドラマ『仙八先生』で『普通の子の反乱』という回がありました。



 先生は優等生とか不良には気配りしてるけど、僕みたいな普通の子には見向きもしないんだ!!



 …みたいなコトを叫んでました(ずいぶん昔なんでうろ覚え)。当時は『そういう着眼点はドラマとして面白い』と思ってましたが、今になって考えるとだからお前は普通の子なんだよという突き放した視点になっているようにも感じる。



 なんつーか、何もしなくて何も考えなくて、だけど旨味は欲しいってのは『ありえない』んですよね。まあ、悪目立ちとか炎上商法みたいのは唾棄したいトコロだけど、他人任せなヤツがひいきしてもらおうってのは『ありえない』と感じてます。




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 まあ、ひいきされるわな。



 ひいきというのを嫌うのも分かりますが、入間くんのようなひいきは『アリ』だと思ってます。今まで『やってきたこと』そして『何かしてくれるんじゃないか?』という期待からのひいき。そのひいきが後押しする場合もあるんですよね。



 なんつーか自分は『差別はいけない!!』と考え方がマジで理解できないでいるんですよね。『いけない』じゃなくて『在るもの』って捉えているし、それは『愛情』ってカタチに捉えられるコトもある。ひいきもまた差別ではあるんですが、やっぱり人である以上は期待したいとか悪いことじゃない。



 そもそもこのマンガブログがひいきとか差別心のカタマリみてぇなもんだと思ってます。


憎しみ         実樹ぶきみ『SHY』

週刊少年チャンピオン
09 /29 2019



 坂田兄弟への復讐をしてやる!!




 ウルトラシーリーズの中でも異質で最近のシリーズでは多分見られないであろう主人公が『帰ってきたウルトラマン』だ。コイツの動機は身近だ。身近すぎてウルトラマンに向いてない。世界の平和を守るヒーローが個人的動機で動くなんてマズいし、そもそも復讐なんて叫んじゃいけない。



 でも、俺って『世界平和より身近な怒りに動かされるキャラクター』というのが好きだし、それに対して行動できるか?に惹かれるんです。




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 優等生だな



 …というのが今回の印象だ。このマンガは『戦う動機』というのを身近に置いてきたが、感情の部分としては『罪を憎んで人を憎まず』というトコロに落とすのかな?



 確かにスターダストは『トレーニング』であるから『憎しみ』に転化するわけでは無い。極めて理性的に優等生だ。が、自分としてはスピリッツみたいなキャラのが好きなトコロはあるし、今後そのキャラがどうやって絡むかも面白いだろう。



 作品というのは『自分と考え方が違う』から面白いと思っている。もし自分がこの世界のストーリーを考えたら『助ける民間人の方が実質的に敵』であり『要求ばかりしやがる』というストレス展開になるだろうしな~。



 

強さの目安           細川雅巳『逃亡者エリオ』

週刊少年チャンピオン
09 /28 2019



 少年マンガと言えば『強さ』を魅せるものだと思います。なので戦ってばかりだったりで、それを特化させてバトルマンガにした日には次々にインフレを起こす。



 これは単純に『腕っぷし』と捉えて良いだろう。



 しかし『内なる強さ』というのは難しい。単純に強いというコトでなく、読者を納得・理解させなくてはならない。




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 俺の手で殺した



 毎回、何気ないトコロに注目ポイントを用意してくれる『逃亡者エリオ』はマンガブログ的にも実に楽しい作品だ。



 さて、このセリフは興味深い。主人公・エリオにとって『最も精神的付加のかかる事実』であるから。理由・状況は今のトコロは不明である。物語の主人公であるからにして納得いく理由はあるだろう。




 殺した事実を濁さない。真っすぐに。



 …というコト。これは間違いなく『内面的な強さ』であり、我々みたいな矮小たる読者の欲する意思でもある。誰にでも心当たりがあると思うが、こういう時はほとんどの人間が『でもあの時は仕方なかったんだ』という言葉を付け加えてしまう。弱さ故に。



 それを誤魔化さず濁さずに語る強さを持てないのです。



 この作品、これから先もいろいろな『内面の強さ』を魅せてくれそうだ。実に興味深い。





どこにでもある           山本真太郎『おかんオレ物語』

週刊少年チャンピオン
09 /28 2019



 幸せとはどうすれば手に出来る?



 …というのは人によって答えが違うだろう。つかむもの、与えられるもの、運まかせ…等々。自分は『気付くもの』という認識なんですが、それに至るまでの『過程』って絶対に必要だと思ってます。過程の無い幸せってのはイコールにならないなあ。





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 今週の読み切り掲載された 山本真太郎先生の『おかんオレ物語』はそんな作品だ。



 反抗期の少年がフトしたキッカケに母親を認める…という流れなのですが、このストーリーの良いトコロは『どこにでもある出来事』なんですよね。もちろんマンガであるから面白おかしくコメディとして描かれてますが、出来事は『ごくごくフツーのコト』なんです。



 それに『気付けるか?』というコト。



 『ごくごくフツーのコト』というのは大多数の人間が経験しているコトなんです。なので『自分は不幸だ』という方、不平不満をこぼしてばかりの方は『気付こうとしてないのではないか?』と考えちゃうし、申し訳ないけど『幼稚だな。どんなに恵まれても不幸だよ』って思います。



 そういう『気付き』のキッカケとして物語とかフィクションはあるはずです。


 

暴力!!       浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』

週刊少年チャンピオン
09 /27 2019



 これはホントに申し訳ない話なんですが、自分は『不謹慎ギャグ』みたいのが好きな性分ではあります。なんかの事件があって、それを絡めた時事ネタで。もし、俺が笑える格好悪(ダサ)い死に方したら(例・ウンコをノドに詰まらせて死ぬ)笑いとして使ってくれないともったいないなあ…とか感じちゃうトコロもあるんだろう。




 特にギャグマンガというジャンルは遠慮しないでガンガンやれ!!やるんだ!!これを不謹慎なんていうバカはほっとけ!!マンガなんて不謹慎なんだから!!



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 煽り運転…?


 からの衝突!!


 尻を見せてダウン


 目を覚ませワイパー!!



 …このスラバシイコンボに勇チャンは爆笑するしかなかった!!やっぱ、こういうギャグは暴力的な程に面白いね~。なんて書くと『暴力的なヤバいヤツ』って思う方も居る。多分、俺、フツーの人より暴力嫌いだよ。そして今までどんだけマンガの暴力を楽しんできたか理解してるのだろうか?



 で、最近感じているのがあんまりマンガとかのフィクション楽しんでない人のがヤバいのでは…?という疑念だ。マンガばかり読んでいると現実と妄想の区別がつかなくなるって言っている人のがヤバいような気がするんですが…。気のせい?




 暴力楽しんでスカッと気分転換しようぜ!!




片鱗         縹マサキ『レイの彼氏』

週刊少年チャンピオン
09 /27 2019


 某マンガ家さんが言っていたのですが


 ①最大公約数にヒットするような『カワイイ女の子の絵』が登場する


 ②模倣・研究され似たような絵柄になる


 ③ほとんど淘汰され、オリジナルが残る


 …というコト。研究も大事だけど、単に流行に乗っかるだけだと生き残れないっていうのは確実在る。『カワイイ』は難しい。



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 『カワイイ』の片鱗を感じる



 …というのが今週のチャンピオンに掲載された縹マサキ先生の『レイの彼氏』であった。



 作品のテンポの良さ、それが故の分かりやすさからの面白さはなかなかのもので今後も期待されますが、ヒロイン・レイが『何コマかに1回カワイイ感じに描けている』というのに注目だ。



 逆に言えば『大抵のコマはちょっと至らない』って気もするんですが、時々『カワイイ』が発光する。片鱗を感じる。そして、これこそが縹マサキ先生の今後の主力武器になりそうな予感がするんだよな…。


ネタバレ        暦『娑婆王』

週刊少年チャンピオン
09 /26 2019


 マンガブログを書く上で心がけているのが『作品を知らない方は読みたくなるように、作品を知っている方はさらに好きになってもらうように』と考えてます。



 が、実際のトコロは『ネタバレ』というのに『あんまり意味なくない?』と思っているトコロはあります。重大な仕掛け(面白さのキモ)はさすがにダメだな~とは思いますが、『ウルトラマンに変身して勝つ』なんて分かりきっているこたぁ問題ない。そして、マンガとは『分かりきっているものを楽しく魅せる技術』だと思っているのです。



 実はコレ『すごい難しいコト』なんです。誰もが経験したと思いますが『面白い夢を見た』というコトで『話しても面白さは伝わらず』『聞いても面白く無い』というコト。伝える技術というのは本当に難しい。






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 メチャクチャだけどメチャクチャ面白いと感じているのではなかろうか…?



 ここら辺、自分の気持ちは今ひとつハッキリ分かって無いんだけど『ひょっとして今のチャンピオンで一番の楽しみになってないか…?』という気がしてきた。


 何べんも書いてますが、このマンガは根本的にマンガのルールから逸脱している。そんな高度に次元とかでなくフツーにマンガ読んでいる人が『読みづれぇよ!!』と敬遠しちゃうような逸脱だ。他人が『今朝みた面白い夢』を語っているかのような伝わらなさ…という気もする。


 このマンガのストーリーは『地獄そのもの』であり、おそらく手堅いベテランの方が描けばなかなかの衝撃作になりそうな気もする。キチンと伝える技術が面白くしそうだ。



 が、こともあろうに俺は『この作品はこれでなくては……!!』と思い始めている。この地獄を描くのに理解不能の狂ったメチャクチャ感が心地良く……快感になりつつある。メチャクチャだからメチャクチャ面白いって感じている。



 『この面白さは分かる人には分かる』



 …という言葉を使うのはマンガブログとしての敗北であるが、このマンガに関してはそれが気持ち良い。勝ち負けの問題じゃねぇ!!と狂わされている。




チャンピオン42号の感想

今週のチャンピオン
09 /25 2019


 今週のチャンピオンの目玉と言えば『板垣恵介先生×板垣巴留先生の対談』でしょう!!前々から噂されてたみたいですが、やはり父娘だったのか……!!



 って、トコロでハタと気付いたけど『だから、そんなマンガが良いな』って思いました。自分、恵介先生も巴留先生に対しても『たまたま親子でマンガ家だった。別個人』って感じなんですよね。そもそも描いている作品のベクトルも全然違うし。



 で、マンガって『数少ない本当の意味での実力主義』ってトコロが良い。親の七光りも、学校の成績も、それまでどんな仕事をしてたかとか関係ないんですよね。読者が買うか買わないか…であり、そのコトが読者の生活に影響する訳でも無いので実に素直な数字が反映されるんです。他はそうじゃない。一見、平等をうたっていてもマンガほどフェアな世界は無いと思ってます。現に恵介先生の娘だから売れた…なんてこたぁ一切無い。純粋に面白いから多くの方が支持して、結果売れた。


 やっぱ、マンガはいいね~。




『逃亡者エリオ』~別記事にしました。


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『ビースターズ』~別記事にしました。


『バキ道』~別記事にしました。


『こむらさん』~別記事にしました。


『SHY』~別記事にしました。


『入間くん』~別記事にしました。


『さちおくん』~ハシラコメントの「視力が良い」はナイス指摘だ。


『フシケン』~別記事にしました。


『浦安』~体操着ダルマ…ガキの頃やったなあ。


『もういっぽん!』~別記事にしました。


『娑婆王』~別記事にしました。


『どらコン!』~別記事にしました。


『パンツァー』~これはもうすぐ最終回かな…?いよいよの大詰め感が。


『月影の忍』~別記事にしました。


『本気!』~このシリーズも来週で終わりか~。


『フルット』~家電屋の炊飯器コーナーって妙にワクワクしますが、石黒先生もそういう人なんかもしんない。




 次回の『夕焼け番長』でリバイバルは終了みたいですが、選ばれなかった作品もけっこうあるなあ。やはり『レース鳩0777』は見たかったけど『魔太郎』が載らなかったのはちょっと不思議だ。あのマンガ、二巻ぐらいまではイジメへの復讐のフォーマットだったのですが、マンネリ対策なのか『ホビーマンガ』としての方向性も示唆してて面白かったんですよね。


 

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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