2019年10月 - 豚か狼か
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ジャンプを買えば間違いない          魚乃目三太『チャンピオンズ』

週刊少年チャンピオン
10 /31 2019



 チャンピオン?いまだに『ドカベン』をウリにしている古臭いマンガ雑誌でしょ?



 …とまあ、チャンピオン購読前の自分の認識はこんな感じ。過去の栄光に浸って攻めてない。旧態依然と古臭く魅力の無い雑誌…というのもあながち間違ってなかった。自分は『ピース電器店』を読みたかった…というのがあって、そこから派生したのであったが、古臭いマンガは載り続けていた。



 何よりマズかったのは表紙だ。グラビアメインであり、たまにマンガが表紙になれば『ドカベン』『バキ』『浦安』のへビィローテーションである。これから新規読者を開拓せにゃならんというのに自分が購読し始めた頃はチャンピオンが最もヤバい時期だった。




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 ここから没落は始まっていたんだな…。



 チャンピオンが250万部を刊行したのは素晴らしいことだ。が、それは当時マンガが『子供たち憧れの娯楽』であり『運よく作家に恵まれた』というのが大きいだろう。




 対して常にトップのジャンプはどうか?



 『マンガ?ジャンプを買えば間違いない』という認識になっているのがデカい。チャンピオン誌は売上にあぐらをかき、その認識を築けずに終わってしまったんだな~。


 
 ただ、浮き沈みはあるものの沢編集長体制になってからのチャンピオンは自分の好みに合致している。それは『多様性』だ。こんなにイロイロなオモチャ箱のように飛び出してくるマンガ誌は無い。この一冊でイロイロ楽しめる。カラーに捉われないのがカラーというのがチャンピオンだ。



 なかなか難しいけど、創刊60周年の頃には今度こそ『チャンピオンを買えば間違いない』って状態にしてくれ!!


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チャンピオン47号の感想

今週のチャンピオン
10 /30 2019


 ガキの頃はたまに出していたけど、雑誌付属のアンケートってどうなんだろ?



 いや、チャンピオン誌は景品詐称という有名な前科がありますが、イマドキの子供は景品目当てでアンケートを贈るのだろうか?という話で。ちなみにマガジンの方は予算四倍ぐらいであったが、最高のものはPS4なのでゴージャス感はそこまで無い。



 景品がオタク寄りになれば結果、オタク寄りの作品の評価は高くなるだろうし、サッカー関連を充実させればサッカー作品の評価が高くなるんじゃなかろうか?



 やはり対外評価というのは重要なんでアンケートと景品の工夫は一考の余地アリだな~。ここら辺、俺がガキの頃から変わってないし(せいぜいネット応募ができるようになったぐらい)。




『ビースターズ』~別記事にしました。


『フシケン』~初期のフシケンって『なら催眠術で解決だ!!』という感じでしたが、最近は弱体化が進み、和香の方が強くなっている…!!


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『浦安』~俺は茶筒をついついウッカリとスーハーしちゃいます。


『さちおくん』~DQNの暴走が面白いイベントとして成人式がありましたが、最近ではハロウィンも加わった感じがする。


『フルット』~いつも最後尾に載っている作品がこの位置だと違和感があるな~。この回、単行本収録の時どうするんだろ?昔、『こち亀』の時は『この回はカラーページだったのでそのつもりで読んでください』とトンデモなコト書いてあったな。



『バキ道』~別記事にしました。



『入間くん』~別記事にしました。



『チャンピオンズ』~別記事にしました。



『逃亡者エリオ』~別記事にしました。



『こむらさん』~その近所のガキ共のレベル高過ぎだ!!



『SHY』~別記事にしました。



『もういっぽん!』~別記事にしました。



『娑婆王』~別記事にしました。



『どらコン!』~観音寺さんのポンコツぶりが楽しくなってきたな~。弱体化するかと思わせてまだまだトップを死守してます。



『ジンクス』~別記事にしました。




 つーコトで読者ページ復活希望!!


 過去に自分も投稿少しだけやりましたが(当時のイラストがヘタクソすぎて見ると発狂する)、これってマンガ家さんのモチベーション維持にも大きな役割あると思ってます。そういう意味ではここに経費をガンガン使ってほしいです。最近はコッソリ20円値上げしたし、こういうコトに使われるなら巡り巡って読者(そして俺)の得になるんで、もうちょっと値上げしても構わないので。



これはいいぞ!!           灰谷音屋『ジンクス』 

週刊少年チャンピオン
10 /29 2019


 こういうマンガが描きたくてマンガ家を目指した!!



 …というのがあって、しかし当初の予定通りにいかず編集部の要請に従ったジャンルを描く。そして、コレが大ヒットであり、いよいよ次回作は『描きたかったモノ』に挑むが全く人気が出ない……というのはマンガの『あるある』だ。



 やはり『好きなモノを描く』はヒットに近しいと思いますが、それでも『本人が描きたくないものが当たってしまった』というのもあるのがマンガの不思議でもある。




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 メチャクチャ面白いです!!



 なんつーか、灰谷先生の資質に絶対的フィット感を感じる……ひょっとすると『ジュニオール』以上なのかも?という手応えすらあったのが今週の『ジンクス』だ。もちろん前回の『月影の忍』も面白かったし、本人が描きたいものというのは忍者だったりするかもしれない。



 が、最も『適性を感じてしまった』のが『ジンクス』だ。



 描かれているのは性的嗜好にすら感じられる『暴力』であり、これは灰谷先生の『マンガ家としてチャレンジの一環』という位置付けなのかもしれない。そういう意味では『月影の忍』は『仕事としての殺し』であり理性的なものを感じるが、これはもうエゴであり業だ。そういうものを描く…というのは精神的にキツいかもしれない。



 が、向いているってのはありますね~。灰谷先生は『アウトロー』とか『反逆者』を描くのから逃れられないとすら思います。そういう意味では故・望月三起也先生の系譜を受け継ぐような作風になってほしいな~。


平等じゃないよな~          暦『娑婆王』

週刊少年チャンピオン
10 /28 2019



 平等って言葉を勘違いしている方がたまに居る。



 とりあえず『普通』と呼べるような環境があるならば、それで何かを成しえなかった場合もまた『平等』という意味でもあるのだ。そしてそもそも世の中は平等では無い。俺は『命は平等』なんて言っているヤツは距離置くぞ。



 最近、押し付けられるようなカタチで犬飼っているのですが次第にカワイイが膨らんできて…まあ、死んだら悲しいだろう。どこかの国のテロで何百人の人間が死ぬコトよりも悲しい。



 それでいい、と思ってます。




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 か弱く、惨めだから殺せない。



 スゲー分かる。


 今までさんざんブッ殺してきたアランですが、ここでブレーキがかかってしまった。とても分かる。そしてアランもまた『命は平等ではない』というコトに対してのブレーキを持っていて頼もしいなと感じます。



 人間が生きるってコトは多くの犠牲の上で成り立っている。生き残っているってコトは知らず知らずであっても『不平等からの利益を得ている』というコトなんです。だから『殺したくない』って気持ちは価値があるな…と思っているし、それに抗う場面で実行できるのもまた『人間臭い』とも思うのです。



渡辺航・弱虫ペダル・第564話『しかける皇帝』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
10 /27 2019



 『ガイキングLOD』は先代『ガイキング』とデザインは全く同じという作品だ。これはロボットアニメの続編としては割と珍しいアプローチだったりする。パイロット版(企画段階)のガイキングは今風にデザインされてました。



 が、デザインのみならず武器…すなわち必殺技も一緒というコトで当時ですら35年ぐらい前であった。であったにも関わらずその必殺技のネーミングセンスは秀逸だと思う。ボルトパライザーとか競走馬にしたいぐらいです。日本のマンガ・アニメって必殺技が人気だと思うのですが、これが根付いているのはネーミングセンスの良さだよな~。




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 ネーミングセンス悪くない?



 前々から思っていたんですが『弱虫ペダル』って必殺技やら名選手へのアダ名があるんですが、そのどれもが微妙という気がする。坂道の山王とか果物のブランド名だよね…。



 そして今回は『カイザーシューティングダンシング』とか言いにくいうえにやたら長い必殺技とか!!



 今度『弱虫ペダル』で読者投稿型のイベントやるなら『ボクの考えた必殺技!!』をやるしかない。そして、作中で出すんだ!!


悪い笑顔         西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
10 /27 2019


 感覚的なコトなんですが『マンガが好きになる適正』って考えると『真面目であること』というのはあるような気がする。


 なんつーか『普通の人』の好きって『マンガ好き』の感覚から大きくかけ離れているトコロがある。普通の人が『最近、〇〇って作品にはまっている』と聞いてそれが自分も好きだったりしてさぞかし会話が盛り上がるのを期待したら『内容は忘れている』『作者の名前を憶えてない』『なので作者の他作品を紹介したら鬱陶しいみたいな興味の無さ』というのが『普通の人』であり、マンガに対して真面目じゃないんです。


 いや、マンガなんかに真面目になっちゃいけないんですけどね。


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 イイ感じに悪い笑顔だ!!



 マンガに真面目である人には『こういう笑顔が届く』って気がする。マンガに対して真面目であるが故にキャラクターのそのギャップがとても効く。ちょっとの機微に対して繊細なセンサーが備わっているんですよね。


 ただ、その真面目さが人生のステイタスになるかと言えば全くそんなコトはなく、むしろマイナス。人間として真っ当に評価されたいならばマンガとかのオタク趣味は距離を置くしかない。



 まあ、でも、それができないのがオタクなんですけどね。あきらめろ。



女の子向け作品        美樹ぶきみ『SHY(シャイ)』

週刊少年チャンピオン
10 /27 2019


 俺がガキの頃は女児向けアニメもたらふく放映されていて、当時テレビっ子であったのでよく観ていた。



 が、クラスで『花の子ルンルン』を観ていたコトが発覚し、周囲の男子が冷ややかだったので『あ、そういうものなんだ』と知った。むしろ子供のが男子・女子の作品に対する認識はデリケートなんだと思います。まあ、変わらずに観てたけどね。ラストのオチはなかなかに面白いし…スタッフのゴージャスさからすれば『見る目あんじゃん!!』とむしろ褒めてあげたい。



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 分かってくれるのか!!



 たいていの人ってマンガに『楽しい時間』を求めているのだろうし、自分もそうなんですが、『嬉しい』も求めているトコロがあるんですよね。誰かがそれを『理解している』っていうのはとても勇気をくれることなんです。


 『SHY』という作品は分かってくれている…と言う感じはいいな~って思っていたんですが、こういう小さい子供のデリケートな部分もまた描いてくれるってのは『嬉しい作品』でもありますね。


 しかし、ダラダラとしないて単発エピソードもリズミカルに挟んでくる手腕はさすがだな~。もうベテラン作家のような安定感あるわ。




決着へのスピード         板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
10 /26 2019


 ストーリーが面白ければ人気作になる


 キャラクターが魅力的になれば作品が大きく好まれる



 …みたいなマンガ分析は間違いではないが、もちろんそれだけでは無い。それらを活かすのに『リズム』というのがあって、コイツが重要だ。個人的には『決着はスピード感重視、なんなら読者が混乱するぐらいでいい』というのもある。



 最近だと『ガイキングLOD』のラスボス倒すシーンがとても刺激的でしたね~。最強の敵に対して、考えられる最強のしかし一瞬しか使えない攻撃……でも倒しきれない?と混乱させておきながら『その間隙をぬって』『この手があったか!!』と脳内処理が後から着いてくるヤツで。配信とかしてなくてなかなか観るの難しい作品ですが、オススメシーンです。




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 他の作品なら一ヵ月は使うし、来年に持ち越しかもしんないし、なんなら半年コース



 …を今回で決着させるスピード感は『ビースターズ』ならでは。ストーリーも魅力的なキャラクターも『決着は一瞬』というのがこの作品の巧さなんです。


 ウルトラマンの戦闘シーンもエロゲのエロシーンも料理マンガの食べるシーンも全ては『確認』なんです。今までやってきたコトが間違いじゃないって意味での確認だからダレちゃダメ。


 こういうシーンが長丁場になったりする作品は『スポーツマンガの試合』みたいな印象になって、ラーメン屋に行ったらカレーが出てきたみたいなギャップになってしまうんですよね。


 『ビースターズ』は濃厚なドラマがウリでバトルシーンは『確認』です。ここら辺の迷いの無さはすごいものがありますね~。




エース永遠      村岡ユウ『もういっぽん!』

週刊少年チャンピオン
10 /26 2019



 必ずしも主人公がエースである必要は無い。




 『サザエさん』でも主役はサザエでありますが、エースはカツオなんですよね。チャンピオン誌で言えば『バキ道』の主役はバキですが、それは最終的に決着を付けるという意味での主役であり、その過程を面白くするのはバキの仕事では無いのです。




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 こうしてみると、やはり『もういっぽん!』は永遠がエースなんですよね。実際、人気も彼女が最も高いみたいだし。


 作品のウェイトとしても永遠を活躍させた方が面白くなりそうだ。が、未知が主役としてダメかと言えばそうでない。彼女は物語の『けん引役』だ。永遠はその性格から物語を引っ張るコトができない。チームをまとめけん引できるのは未知だ。


 キャラクターというのはそれぞれ得意とする役割がある。





 

昔のやり方        魚乃目三太『チャンピオンズ』

週刊少年チャンピオン
10 /25 2019


 あまり賢しらに語るのもいかがなものかと思いますが、やはり『昔の仕事のやり方』というのは現代では信じられない。



 とにかく効率が悪くて生産性も低い。つーか、仕事としては不真面目すぎるともとれる。現代はそれだけシビアな世界なんです。現代人からすれば昔の仕事のやり方は『いい時代でしたね』と皮肉の一つも言いたくなるのも道理だ。




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 本当にいい時代でしたね~。




 …とまあ、この作品を読めばそういう言葉の一つも言いたくなるだろう。タバコは時代性もあるが、やはり酒飲みながらの仕事とかどうかしているという感じ。そのくせ景気も上り調子なものでからマンガも飛ぶように売れる。先週も書いたけど当時は『うわぁ~マンガだ!!』って子供たちが目を輝かせて読んでくれた時代でもありました。




 が、このやり方が無価値かと言えば『見習う点は多い』とも感じる。




 特に落ちぶれた(言葉は悪いが)手塚治虫先生を再生させたのは『昔のやり方』なんですよね。情の絡んだ仕事のやり方。ここで救いあげたからマンガの歴史が変わったんですよ。現代はドライですが、もうちょっと情を信じてもいいですよね。



宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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