2019年11月 - 豚か狼か
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ちょっとの工夫           西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
11 /24 2019


 それを引き出すのが難しいのですが



 『マンガを面白くするちょっとの工夫』



 …というのを目撃した時は心にメモっておくように努めたいですね~。




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 先週と今週の入間くんの繋ぎ方がまさにそれでした!!



 クララピンチ→入間たちが気づいて対策を練り飛び出す→覚悟を決める→救出



 …というのが話の流れではあるのですが、見せる順番を


 
 クララピンチ→救出→入間たちが対策を練り飛び出す→覚悟を決める



 …としている『意味』が面白い。このままストレートに並べるとリズムが悪くなるんですよね。で、さらにピンチからアズの登場になりますが、これが活きなくなる。



 こういう『ちょっとの工夫』でマンガは格段に面白さが変わるのですが、これを『引き出すのが難しい』。自分の今書いたことなどは所詮は後出しジャンケンなんです。




ヤンキー+寿司職人          川端浩典『仁義理の海太郎』

川端浩典『仁義理の海太郎』
11 /23 2019



 マンガって『古臭い』っていうのは印象悪いのですが、同時に『その古臭さが良い』という魅力を感じた読者は強い味方になってくれると思ってます。


 そういう意味では最近のチャンピオンが再び熱を入れている『ヤンキー路線』はアリだろう。ただ極端から極端に流れるのもチャンピオン!!一時期『弱虫ペダル』の大ヒットからのスポーツマンガ路線の時は半分ぐらいがそうだったような…。なぜ三つ四つ程度にしないのか?それがボク等のチャンピオン!!




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 ヤンキー+寿司職人!!


 …誰がこの組合せを考えたのか?いや、寿司職人からマンガ家に転向した作者なんですが…そのままダイレクトだな!!


 で、まあ、やっぱりというか実に古臭い。描かれていることが徹頭徹尾古臭い。価値観なとにおいては死滅した少年マンガだ。




 が、これが実に良い。



 自分はこの作品の中に『正しさ』を感じてしまったんですよね。やっぱりね、ノーヘルでバイク暴走させるとかケンカとか『やっちゃいけない』んですが、『好きにやれ』って気もするんですよね。本当にやっちゃいけない……フィクションの世界であっても『弱い者イジメ』とか『仲間を見捨てる』っていうのこそ『やっちゃいけない』なんです。



 なんつーか、マンガのキャラは『クソ真面目であってはならないけど、真面目でないとダメだ』って考えていて、それは『自分自身のルールには損得勘定でなく守る』って大事なんですよね。それはいつの時代も変わらない価値観であるし、少年マンガはそれこさが肝なんだと思います。



 この古臭さは実に良い。



それでもそれは認められない          細川雅己『逃亡者エリオ』

週刊少年チャンピオン
11 /23 2019


 ちょくちょく書いていますが『教養』である。


 自分は石ノ森章太郎先生の言った『一つの事象をあらゆる角度から見て理解する能力。マンガ家にはそれが欠かせません』というのに大変影響されて、目指したいトコロでもある。


 マンガであれば『善と悪』があり、善なるものが悪を倒す…という物語になりますが、その時の『悪の視点』というのが理解できて作品に盛り込めなければマンガとして描く意味が無い。物語はロボット同士のやり取りでは無いのだ。ありとあらゆる立場の視点を理解し、行動に説得力を持たせなくてはならない。



 そして



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 それを踏まえたうえで『それでもそれは認められない』という対立もまた描けるようにならなきゃならんのでマンガは困難だ。



 そして、それを描く実力があっても読者がとんでもないバカという可能性があって、ここ最近のマンガ表現にヒステリックに叫ぶ声がデカいだけのバカを見ると『同じ人間なのだろうか…?』とすら思う。



 そう、そういう『あまりにもバカ過ぎてそれは認められない』という存在があるのだが、それをマンガに盛り込むには『ミミッチイのでヤダ』という作家の矜持のが勝るだろう。



 今回の『逃亡者エリオ』ではマエストロ先生の信念は『それでもそれは認められない』というものであり、ここらら辺を理解し、物語を楽しめないのならばマンガに向いてないとしか言いようがない。マンガはバカが楽しめる娯楽であるが、世の中にはそれが出来ない信じがたいバカも居るのだ。そして、ほぼ間違いなくその責任は自身にあったりする。そういう者はなぜか作者に責任を感じてしまうのであるが。



酔っ払い             魚乃目三太『チャンピオンズ』

週刊少年チャンピオン
11 /23 2019


 最高のF1レーサーの集計を取れば上がるのが間違いないのがアイルトン・セナだ。F1を特に知らなくとも聞いたコトぐらいはあるだろう。ただ、これは『当時』という意味もある。現代のマシンとドライビングスタイルの相性を考えれば『そこまで結果が出なかった』という意見もある。逆に今のマシンならばもっと良い成績を出せたドライバーも居る。


 ただ、セナが偉大なのは変わらないだろう。




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 偉大…なのか?



 さて、今週も『チャンピオンズ』ではあるが回を追うごとに疑問が大きくなっている。いや、マトモな現代人であるならば『そうならない方がおかしい』と断言しても良いぐらいだ。



 いや、だって、仕事中は常に酔っぱらってて仕事しない編集長ってどうなのよ?これってたまたま結果が出ただけとしか思えない。この時期は確かジャンプが過去最高部数を達成したと記憶するので、ここで絶対的に挽回できない格差が出来たよな……(汗)。


 これが昔のやり方だ……って言うには無理がある。もちろん今ならさらに結果は出ないのは間違いない。


 マンガを好きに描かせていたのが成功したってのも『たまたま』にしか思えない。まして、編集2~3年の人ならば『原稿を受け取って終わり』か『意見しようものならば泥沼のズンドコベロンチョ』にしかならないような…。マンガブログ10年やってますが、逆にマンガがどんどん怖くなってきているんですよ。それだけに経験の浅い……それが結果になるならば作者が有能としか。七光りでF1デビューできてマシンが優秀過ぎて難なくワールドチャンピオンになってしまったジャック・ビルヌーブみてーなもんじゃん(失礼過ぎる発言)。


 この先、酒というのはどんどん風当たりが強くなる。この作品を10年後に読み返したらさらにアタマの痛いコトだろう。作品自体は面白いし、嘘描く訳にもいかないのが悩ましいトコロだ。




 


嫌いであっても            灰刃ねむみ『足芸少女こむらさん』

週刊少年チャンピオン
11 /22 2019



 マンガブログやっているからにはマンガが好きってコトですが、やっぱり嫌いなマンガ家って居ますよね~。当たり前じゃないですか!!



 だけど、一つ守りたいルールみたいのがあって『嫌いだから作品全部この世から消せ…なんて思わないコト』というのがある。それは自分自身がマンガを好きでいる為だ。嫌いであるのはいい。嫌いならどんどん嫌ってもいい……だけど作品の存在するのは認められるようになれ。


 これは可能性の話でもある。いずれ良い部分を見出せるかもしんないし。




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 今回、『こむらさん』で描かれた『苦手だけど認める』という考え方は好きです。これは自分が若い頃は理解できなかったな~。『嫌いだから切り捨てる。良い部分なにんか無い』って感じで。それはとてももったいないし、自身の糧とするのにそういうのは関係無いんですよね。


 しかし、やはりライバルヒロインはルルヱに収まるのね…。


ブラ           安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
11 /21 2019



 長期連載ってどんぐらい指すのか?


 二年超える、または単行本10冊超えしたらいいんじゃないでしょうか?ここら辺の感覚はマチマチか?




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 ひっとして、部長のブラは初めて?



 ページ数から10巻には届いてないけど、3年超えてて長期連載と思える『フシケン』です。前作『イカ娘』と違ってエロ解禁が連載話題になった(?)のですが、これは初めてのような気がする。


 前回はイメージでの全裸でしたが、やはりブラ…というのは破壊力がある。少年誌という枠組みのエロはF1の厳しいレギュレーションみたいなもみのだと思ってますし。



 ただ、同時に『死守』されていたりするのが鈴だたっりする。体型が体型って言うのもありますが、彼女のエロはほとんど無いように感じる。少なくともブラな無かったかな?長期連載であるとここら辺、記憶が曖昧になってくる。


 度々書いてますが、この作品のヒロインでは鈴が好きなんです。好きなキャラだからエロが見たいってのもあるし分かるんですが、好きだからこそ今までどおり彼女はエロ無しでもいいかな~ってのはあります。




チャンピオン50号の感想

今週のチャンピオン
11 /20 2019


 新連載陣が発表されましたが寿司職人ヤンキーマンガという『斬新』という言葉すら生ぬるいのが俺たちのチャンピオン!!やっぱり、マンガもずっと読んでいるからあらゆるパターンが想定できるんですが、チャンピオンだけはいまだに分からん。


 ただ、この連載陣ヤンキー色濃すぎだよね。個人的にはそろそろ小沢としお先生と平川哲弘先生読みたいんですが。





『フシケン』~別記事にしました。


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『さちおくん』~最後にさちおくんの持っているジョウロがあんまり可愛くないのが良い。


『娑婆王』~別記事にしました。


『ビースターズ』~別記事にしました。


『バキ道』~別記事にしました。


『こむらさん』~最近は一話完結方式から脱却したのかな…?


『逃亡者エリオ』~別記事にしました。


『浦安』~金縛りって『脳が起きてて、体が寝てる』って状態なんだよね?


『SHY』~別記事にしました。


『入間くん』~別記事にしました。


『チャンピオンズ』~別記事にしました。


『どらコン!』~最近はさらに話が進まなくなってきたような…?


『もういっぽん!』~やっぱりこうしてみると主人公は未知なんだけど、本来的の主人公は永遠っぺえです。


『異国の姫のルプのソレ』~別記事にしました。


『木曜日のフルット』~別記事にしました。




 さすがに盆ノ木先生の休載が長いので気になってきた。これは年単位で体調整えてから再開のがいいんじゃなかろうか?マンガはカラダが資本みたいな言葉でなく、アスリートみたいにキチンと整えるぐらいの意味で。


パンツ…描かずにはいられない!!          松本豊『異国の姫のルプのソレ』

松本豊『スメラギドレッサーズ』       
11 /19 2019



 好きなマンガ家さんを追っていくと『法則性』に気付く時があります。



 最近だと『ガイキングLOD』にハマりましたが、三条陸先生が原作を担当すると『頭脳派気取りの卑屈なキャラが出るけどどこか憎めない』『ラブをスパイス的に使い、三角・四角に発展させる』というのは『ダイの大冒険』『仮面ライダードライブ』でも共通でした。




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 パンツ…描かずにはいられない!!



 とまあ、松本豊先生はパンツを描かなきゃ死んじゃう病にでもかかってんじゃないだろうか?さらにそのパンツも法則性があってトーン番号の指定までシッカリしているっぺえ。昔チャンピオンからデビューした林雄一先生も同じ病気だったような疑いがある(ぽぷりちゃんまで続いた)。




 やっぱり松本豊先生って言うと『スメラギドレッサーズ』を期待している方は多いだろうし、自分もその一人ですがこのパンツあっての松本先生とも思ってます。



 ページ数も12ページとなかなか厳しいところもあって話が拡げらんないのですが、主人公よりも切羽詰ったメガネくんがエラく存在感を発揮していて、もし続きがあるならばコイツを軸に話を作ってもらいたいぐらいだ。コイツ、怪しい。怪しすぎる。



 あと、パンツにばかり目が行きますが、何気に手袋のシワフェチという部分も今後とも注目したい。俺も手袋のシワのフェチなんで(多分、少数派)。



時間           板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
11 /18 2019


 生き続けるってコトは変化しているコト



 …なんだよな、と痛感する。昔、仲良かったヤツと久々に会ったら別人でしたって経験は誰でもあるだろう。『帰ってきたウルトラマンでナックル星人のクルマに跳ね飛ばされた坂田健ゴッコ』(ニッチな遊び)を毎日やっていた友達もシンナーでパクられて退学になっていたりとかあったし。



 相手の変化に関しては自分の努力・行動ではどうにもできないのです。




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 ジャック、玉ネギを使って自殺を図る!!



 …とまあ、マンガ史上初と思われる斬新なコトやってましたが、変わらぬ友人に対して、どんどん変化していく自身に対する焦燥感……しかし、防いだのは変わらぬ友人という良質ドラマが炸裂していて、やっぱり『こういういかにもチャンピオンな作品』が今人気というのは何かが間違っているという気がする(問題発言)。



 いや、俺がチャンピオン誌購読開始した時ってドン底で多分、バキが載ってなきゃ廃刊になってたぞ!!それなり大きな書店で入荷は一冊。コンビニに置いてないのもアタリマエだったんだから。



 それがどうした?確かにジャンプ・マガジンよりは売れてない(あれは異例中の異例だが)けど、なんかサンデーのが先に無くなりそうだしな~。つーか、俺が高校生の頃から描いているマンガ家さんが今のサンデーを支えているような(汗)。



 で、チャンピオン誌も20年購読してますが、オヤジは現役で娘が新進気鋭のマンガ家として活躍しているとは全く『時間による変化』というのは分からないものである。ここまで好調ならばひょっとしてジャンプ倒してチャンピオン再び天下ってのも考えていいのかな~。俺に関与できる部分は無いけど、チャンピオンにはぜひとも頑張って欲しいです。

殺したくない            暦『娑婆王』

週刊少年チャンピオン
11 /17 2019


 もし戦争にイチ兵士としてやらさせるならば…?


 まあ、殺すわな。当然殺す。その上官が無能が故に死の危険があったならば、事故にみせかけてソイツを殺す。俺はとても臆病なので殺されたくないという方が殺すよりハードルが低いのだ。そういうヤツにそういうコトさせる戦争が悪い。だから戦争は悪いコトなのだ。

 
 そして、臆病が故に『できれば殺したくない』というのはある。殺人者としてその後の人生を生きるのは怖い。とても怖い。だから戦争は悪いコトなのだ。



 で、思うんですがいかなる理由であっても『殺したくない』って感情は人としての尊厳があるな…と思います。



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 殺したくない 



 今までさんざん殺してきたヤツがそれを言いますか?



 …って方も居ると思いますが、『殺したくない』って感情はやっぱり尊厳があると思う。自分のあずかり知らぬトコロで死ぬ分には一向に構わないけど、やっぱり自分の手で殺すのは嫌だ。できればやりたくないってのも分かる。



 殺したくないって感情は動物に無いものだと思う。



 殺したくないってのは『心の余裕』でもある。それが時として卑怯者だったり、ヒイキであったり、利権だったり、政治だったりしますが……それでも『殺したくない』って思える心は人としての最後の砦だと思うし、死守せねばならないように感じます。


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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