2020年03月 - 豚か狼か
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本音            板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
03 /31 2020



 俺、思ったことクチにしちゃうんだ



 …今さらクドクド説明する必要も無いが、コイツは地雷である。そして『自分は正しい』「正しいから言っても構わない』という浅はかさが透けて見える。浅はかであるからにして、深く物事を考えてない。




 さらに言ってしまえば『世の中のほとんどの人間はコイツを言ったら面倒になる』って分かっていてクチにしてないだけなのだ。昨今はSNSでの炎上騒ぎがありますが、あのテのことは『ほとんどの人が考えたことがあるけど、面倒になるから言わない』ってだけです。それがほとんどの人の考え方なんです。




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 これ、本音なんだよな…。



 そう、世の中のほとんどの人は『そう思うけど言わない』んです。そりゃ楽しくやって周りにストレスになっているヤツ見りゃ『そう思うわな』ってもんで、だけど『なんでそんなバカバカしいコトしなきゃならんの?』ってブレーキがかかる。



 その為に『マンガは在る』って思ってます。


 そりゃ生きてりゃブッ殺したいヤツの2~3人は居るのも当たり前ですが、現実はそうはいかない。思ったコトをそのままやってしまうのは人間ではない。社会が成り立たない。『思ったことをクチにしちゃうんだ』って得意に言っちゃうヤツはそこまでの思考に至ってないんです。


 
 マンガのバイオレンスを楽しめるのはマトモ



 …って自分は思っているんですよね。





 
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目のバリエーション          実樹ぶきみ『SHY(シャイ)』

実樹ぶきみ『SHY(シャイ)』
03 /30 2020



 最近はずいぶんと勢いが落ちたけど2000代初頭はエロゲーに勢いがありました。今やスッカリ死語になってますが『萌えブーム』というヤツです。今の子は信じられないかもしれませんが、女の子を前面に押し出したマンガ・アニメって少なかったんですよ。書店の表紙はむさくるしい野郎ばかり。



 で、その萌えブームは描き込みの重さを無くし、ライトでキャッチーなヒロインを多く生み出した。その弊害とも言えるのが『ハンコ絵』というヤツでして、白黒にして髪型を同じにしたら誰だか分からないという絵だ。もちろんそれもそれで重要な技術なんですが、当然時代の流れ、受け手の嗜好は停滞を許さない。



 最近は『次の時代にシフトしている』という手応えを感じてます。





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 チャンピオン誌に実樹ぶきみ先生が居る…というのは実に心強い。



 やっぱり『カワイイ女の子』がぶきみ先生の武器だと思うのですが、これがこれからの時代に適合している。特に『目のパーツ』にあらゆるバリエーション持たせている。直感で申し訳ないのですが、ぶきみ先生って女性…ですよね?以前、セーラー服の描き方について書きましたが男ってこういう部分は苦手なんです(代わりにメカとかの相性が良い)。で、女性作家って得意とする部分が多々ありますが、目のパーツのバリエーションが多い傾向にある(簡略化された絵は別として)。



 ちなみに自分の見解だと


 髪

 下着

 指先

 オシャレな食い物



 …あたりも女性作家さんにはかなわないと感じてます。マンガは得意なトコロで勝負した方がいいし、男性作家も及ばないと理解してから学べばかなりのレベルまで高められるとは思います。何しろ時代は確実に進んでいて、今までの絵も通用しなくなってます。マンガの技術は共有財産であるからこれを活かしてさらに全体のレベルが高まるといいですね。


 

後付け設定             安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
03 /30 2020


 マンガ作品…特に長期かつ一話完結方式の作品は『キャラの後付け設定』は必要不可欠になる。



 問題は『違和感なく収まるか?』であり、それが大事だと思っていたのですが、実はそうでも無いのではなかろうかとも感じるようになった。


 まず『矛盾』はダメだ。暴力嫌いなキャラなのに言葉の暴力を嬉々としてやるのはダメだろう。しかし『意外性』はアリかもしれない。内気であんまりしゃべらないキャラが自分の好きなコトに対しては饒舌になる…これはむしろ魅力になる。





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 …あれ?



 前々から思っていたんですが、安部先生の後付け設定って『意外性』でもなければ『矛盾』でも無いような不思議があるなあ……。ご存知、大原部長は連載開始時は『ミステリアスな年上お姉さん』であり、時としてそのイメージを崩さないように努力していたんですが、最近はご覧の通り。平成を飛び越して令和の時代に立派な『食い意地キャラ』として頑張っております。



 そして、今回は『鈴、実は楽器が達者』というのは意外性では無いけど、『これ、今後の展開にどう結びつけるの…?』という方面で興味出てきた。そもそもバンドとは縁が最も通そうなキャラが鈴なんですよ。和楽器とかやってそうなイメージはあるけど…ね。



 でも今回の最大の謎は『なぜ旭先生はいきなりバンドやろうぜ』なんて言い出したのだろう…?


 

渡辺航・弱虫ペダル・第584話『脚を使え!!』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
03 /29 2020



 あんまりうまくないんですが、麻雀というのは『通るか?』という独特の緊張感がある。リーチ(あと一手であがり)を宣言すると、あとはもう当たり牌がくるまで何もできないのですが、相手の当たり牌で無いか…というドキドキ感だ。



 マンガにもそれがある。



 冷静になれば明らかにおかしいシーンなんですが、読者に違和感を与えずに通過できるか?というヤツ。そして『弱虫ペダル』という作品はここら辺が巧い。ちょっとマンガにうるさい人は明らかに『おかしい』って感じるんですが、実は大多数は『気にしてない』という線引きに対する嗅覚がスゴいんですよ。




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 このシーンなんか『実はそうだったりする』んです。



 兄・雷音の影響でMTBレースがスッカリ馴染んでいる鈴音だ。そして、日常的に自転車雑誌を読んでいるし、そのことが坂道の正体に気付くことになるのだ。さらに彼女は兄のレースの手伝いなどをしているから、一般人レベルなんてこたぁ無いのです。



 ですから『ロードとMTBのビンディングの違い』というのは今更なはずなんです。



 ここら辺、ちょっとうるさい読者は『?』ってなっちゃうのですが、大部分の人は『へぇ、そうなんだ』って解説の方に納得してくれる。マンガというのは大多数の読者を相手にするし『弱虫ペダル』はマンガマニアに向けている作品ではないので、ここら辺のサジ加減でいいんですよね。



 ただ、こういうの見ると自分がいかにマンガの才能があったとしても描けない。ブレーキかかっちゃうなって思える部分でもあり資質の違いを痛感する。商業誌の視点でみると『劣っている』ってことなんですが、マンガの視点でみると『そこは優劣ではない』になっちゃうんだよな…。


理想を掲げ              細川雅巳『逃亡者エリオ』

週刊少年チャンピオン
03 /29 2020


 最近の政治(あるいは国家)は劣化の一途を辿っている



 …みたいな言葉はよく耳にする。しかし、揚げ足取りするつもりも無いが『過去に皆が納得する政治』というのがあったのだろうか?これは日本のみならず他国も含めて。



 何でか知らないけど、自分ってそれこそガキの頃から政治とか国家に期待してなくて……現状も『まあ、こんなもんだろ。むしろマシな方なんじゃね?』って感じているんですよね。




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 さて、いよいよ着地体勢に入った『逃亡者エリオ』ですが、エンリケたちの会議が印象深い。



 戦争に勝利して素晴らしい国を作り上げよう!!



 …って。思うのですが、多分政治というのは最初はこんな感じに理想を掲げて邁進しているものだと感じてます。うるさい選挙カーで叫んでいる方も『変えたい』って願いを持っているんですよね。ところが次第に『何か』に絡めとられてしまうんです。立場が変わるというのはしがらみが増え、絡まってくるんです。どんな聖人君子も。



 そういう考えがあるから自分は『政治に何期待してんだよ』って気もするなあ。無関心というよりは『他人になんとかしてもらうより自分でやった方が早い』って感じで。


マンガ雑誌             村岡ユウ『もういっぽん!』

週刊少年チャンピオン
03 /29 2020


 マンガ雑誌っていいな~って思うコトしきりなんですよね。それはこのブログで度々書いてますが、まずイロイロな作品を小分けにして楽しめるのが良い。あと、待つ楽しみってのもある。マンガ単行本で一気読みするのもいいのですが、マンガ雑誌って『思い入れが募る』というのが自分にはある。



 ただ、マンガ雑誌で読むのもなかなか難しいです。出ている全てはもちろん、四大少年誌を読むのだって大変だ。だからマンガ雑誌を読むというのはとても豊かでぜいたくな時間だとも思います。




 そして



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 おそらく担当さんが付けるであろう、素敵なアオリ文もマンガ雑誌ならでは!!



 今回の『もういっぽん!』のコレなんてとても良いと感じましたが、皆さん的にはどうでしょう?チャンピオンというマンガ雑誌はここら辺もかなり自由にやらせているような気がする。



 

やらせない             西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
03 /28 2020


 先の香川県のゲーム条例が話題になりましたが、やっぱオタクサイドは猛反発しますよね……。


 この『やらせない』というのは状況を悪化させるだけなんでいい加減に教育する立場の人は気付いてほしいものです。俺も今でこそマンガブログなんてやってますが、ガキの頃はあまりに夢中で読むから全部捨てるを経験しております。まあ、そういう経験なくても今と変わらないと思いますが。



 ただ『自由にやらせる』ってのも問題ではあります。



 ファミレスなんかで家族と会話しないでえんえんとゲームやっているガキ見ると『まずいよね』って思います。ゲームが好きなのがマズイんじゃなくて、人としての最低限の分別がついてないのがマズイってコトです。




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 この流れで来たか…!!



 悪魔としてのシキタリでそれができない…という葛藤だ。これに関して考えれば『無理解な父』と攻め立てるのは違う。そうやって生きてきたというコトでそれを違えるコトのが彼等の生活としておかしいのです。そのことを他ならぬソイ自身も理解している。



 だから人知れず吹くトランペット(?)で妥協している。そのことも悪いことでは無い。気ままに好きにやらせるのもコントロールを失うものなんですよね。



 彼はその歳にしてはあまりに大人過ぎてはいる。ここからのアンサーがどうなるか楽しみです。



北斗の拳           川端浩典『仁義理の海太郎』

川端浩典『仁義理の海太郎』
03 /28 2020


 ちょっとウロ覚えなんですが、確か『アクメツ』の原作者・田畑由秋先生が『北斗の拳の第一話が載ったジャンプを読んだ時、笑い死にしそうになった』みたいなコト言ってましたが、スゲーわかる。



 このブログでも度々書いてますが『北斗の拳』の第一話って『スタンダードにして完璧!』って感じなんですが、それが故にクライマックスシーンの『北斗百烈拳』は爆笑モンである。ユーチューブで公式観れるのでぜひ(20分目ぐらい)。当時の俺も『頑張り過ぎ!!』と爆笑したな~。





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 35年経っても語り継がれてんだな~。



 …とホッコリ。これってマンガのスゴい部分だと思います。マジで。



 と言うのも、マンガの寛容さってのが前提なんですよね。明らかに『北斗の拳』のパロディなんですが、特別に許可なくやれてしまうトコロ……面白いネタは共有財産って通過できちゃうんですよ。日本じゃ同人誌文化あるけど、ああいうのって海外にはあんまり無いんじゃないかな?主に利権の絡みでガチガチだと思います。



 マンガのこういう寛容さがある日本って当たり前に思っちゃうけど、有難いことなんですよね。そして、みんながマンガが好きなんです。




三巻!!                 暦『娑婆王』

週刊少年チャンピオン
03 /27 2020






 祝!!三巻発売決定!!



 …そして、何気に暦先生がツイッター始めたぞ!!みんなもフォローして応援しようなッ!!



仕返し        田中優史『バクくん』     

週刊少年チャンピオン
03 /27 2020


 ジャンプは7年ぐらい購読してたのですが、ちょうどドロップアウトした直後ぐらいに友達が言う。



 『BOY(ボーイ)って作品なんだけど、あれって毎回岡本くんがボコられてハレルヤが仕返しに行く…って展開のくり返しのような気がしてきた』


 …と。知っている方も多いが、この『BOY』という作品はジャンプでは珍しいヤンキー路線のマンガであり、かなり売れたヤツだ。アニメにもなった。つまり人気がある、というコト。まあ、ドロップアウト直後なんで『多分、そんなだったような気がする』なんだけど、このイメージってのは作品のキモかもしんない。『巨人の星』のオヤジもちゃぶ台をひっくり返しているイメージあるけど、実は一回だけで、そもそもひっくり返したよりは身を乗り出したのが正解だし。




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 『バクくん』もそのフォーマットを踏襲しているような気がする。



 『ボーイ』におけるハレルヤは『無双の強さ』でコイツだけケタハズレに強い。で、その他に『結構できるツンツン頭』が居たが、これはバクくんのとりまきであり、りんたろーは岡本くんポジションであろう。




 で、ヤンキーマンガって『こういう分かりやすさ』って重要なんですよね。悪く言えば『焼き直し』ではあるけど、これを支える層ってのは『そんなこと気にしない』というのがあります。やっぱり自分はマンガブログなどやっている訳でそれを続けるということは『どんどんフツーにマンガを読んでいる層の感覚が薄れてくる』ということでもある。



 マンガって実はそういうものでなくて、フツーに読んでいる人々が支えているものなんです。もし俺が送り手であれば、俺みたいなヤツは真っ先にターゲットから外すべき存在なんですよね。そういう自覚なしにマンガについて書いちゃいけないって俺は思ってます。




 

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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