2020年05月 - 豚か狼か
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渡辺航・弱虫ペダル・第592話『2人の対峙』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
05 /31 2020



 スポーツの目的は何か?



 …これ、キチンと考えなきゃダメだな~って思ってます。じゃないと利用される。俺が利用する立場の人間であるならば学校の部活動など『組織に都合の良い人間を作り出す』っていうのに最適であるし、スポーツの感動を使って金儲けをします。スポーツってそういう側面がある。それは否定できない。ここ最近、スポーツ協会の事件がイロイロ噴出しているのはそういうコトだと思います。




 また、心身を鍛えるってのも落とし穴で、間違った方向にガンガン進んでしまうのもスポーツの恐ろしいトコロ。勝つことが自己肯定になってしまうと、勝つ為には何をしても構わないって思考になってしまうのです。




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 どんどん悪い方向に行っているような…。



 このままだと壱藤くんは負けちゃうのですが、さらに『お前は憧れているからダメなんだ!!勝利者は1人!!』とトドメを刺されかねない。これ、リアルで言っちゃダメな言葉の筆頭です。



 で、俺は『スポーツするのに憧れはあった方がいい』って思っている派です。憧れるっていうのは実力だけじゃない。品格も含めてのコトなんです。『空手バカ一代』に『正義なき力は無能なり、力なき正義は無能なり』ってセリフがありますが、スポーツもまたこういう関係だと思っているのです。


 俺、ジャンカルロ・フィジケラってF1ドライバーのファンですが、成績表でみればレジェンド級には至らないんですよね。でも、自分にとっての最高のドライバーは彼なのです。2004年モナコにて佐藤琢磨のマシンがエンジンブロウ、視界が塞がれた中フィジケラは前走車に接触しリタイアする。



 その時、彼は不可解な行動をする。高いトコロに登り始め突っ立っているのだった。後日、インタビューで彼はこう答える『レースを見ていた家族に無事を知らせるために目立った場所に立った』と。こういうの聞くとファンで良かったって思えるんですよね。



 だから壱藤くんの雉に憧れて走っているというのを否定してほしくないな~って思っているです。憧れって感情はとてもすごい力があって、人を律するものだと思います。



 
 
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正しさを語る           川端浩典『仁義理の海太郎』

川端浩典『仁義理の海太郎』
05 /31 2020



 今回の記事は『自分への戒め』って意味も大きいのですが、自分は『言葉は何を言ったかよりも誰が言ったかで考えろ』って思ってます。



 その人の立場・仕事・考え方その他イロイロな要素が絡んで言葉の意味というのは変わってくるのです。当たり前の話ですが、病気になったらネット知識の自称・詳しいよりも、そのコトに対してずっと研究していた人のが信用できますよね。


 ところが言葉というのは面白いもので『耳障りの良いのを信じてしまう』とか『自分に都合の良いものばかり集めてしまう』というのがある。そして何より人というのは正義を語るのって気持ち良いんです。これはとんでも無い麻薬で正義中毒によって人は簡単に壊れる。



 ツイッターなんか見て見れば『朝から晩まで正義語っているヤツ』が居る。そんな人の言葉に普通の人は耳を傾けないんですよ。あれは正義中毒であり、気持ち良さによってしまっている。





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 でも、少年マンガって正しさを語るものでもある。



 この場合、正義でなく正しさね。正しさを感じるようなものを描かなきゃ面白くならない。



 だから『誰が言ったか?』が重要になってくると思います。俺、『作品は作者の人格とは無関係』ってとても思えないんですよね。どうしても作品から人格が滲み出てくるものだと思います。この『海太郎』という作品は随所で正しさを感じさせてくれる。これが良い。


 正しさを感じる作品というのは力があって、それに読者は引き寄せられるものだと思います。


逃げられない      細川雅巳『逃亡者エリオ』

週刊少年チャンピオン
05 /31 2020


 人生は選択肢の連続なんてすが、その選択肢も時として『どれを選んでもロクなコトが無い』っていうのがあって、逃げられない時があります。


 そういう人に『逃げるな』もしくは『逃げればいい』って言葉は通じない。逃げられないんです。




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 …と言われたものの、ペドロは逃げられない。その後の荒れっぷりを見るに『どの選択肢もロクなコトにならない!!』ってのが分かっているんですよね。エンリケをブッ殺すの一択しか無いのです。



 実際、エンリケは他の選択肢も提示してのでありますが、それはエンリケ側の視点でもあります。



 エンリケもペドロもどちらも間違ってはいない。だから世の中争いが起こるし、無くならない。メチャクチャ悪いヤツっていうのは確かに世の中には居るんですよ。だけど争いのだいたいはコレなんですよね。生きている時はなるべく選択肢を用意しておきたいものです。



 

違うに決まってんじゃん                西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
05 /30 2020




 建前としては『みんな違くてみんな良い』ということなんですが、これはとんでも無い誤認だと思ってます。信号が青はすすめで赤は止まれって二元論じゃない。



 『みんな違う』というの認識は理解だ。理解は理性で解いていく思考だ。絡まった糸を根気良く解いていくようなことなんです。みんな違うっていうのは『諦め』でもあるんですよ。諦めるってことによって見えてくるものがあるんですよね。




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 アズとクララ、理解が深まる。



 どちらも入間くん大好きっ子なんですが、だから入間くんがいないと集まらない。二人だと全く息が合わない。たまたま入間くんが居てくれたから今こうしてここに居る…ということへの感謝からの理解だ。



 
 自分はどうにも『話し合えば分かる』って言葉が嫌いなんですよ。いや、以前『妻、小学生になる。』の記事で『話し合いは大事』みたいなコト書いてますが『話し合えば分かる』って言ってくる人って、どこか横着しているように感じます。まず、話し合いに持ち込むことが大変なんです。その言葉は『みんな違う』という認識をスッ飛ばして『話せば同じになる』って傲慢さを感じるのです。



 クララとアズもそうだ。



 こうやって長い付き合いがあって、今回のやり取りに繋がった。強固な関係っていうのは時間も手間も労力もなにもかもが大変なんです。違うというのを認めること…これが無いと関係は作れない。



言葉のセレクト       縁山『家庭教師 なずなさん』

週刊少年チャンピオン
05 /30 2020



 私のことすき?



 ひらふみ先生の『でり研』で先輩とイイ感じになってキスされちゃうシーンがあるのですが、このセリフに衝撃を受けた。言ってしまうと、その後付き合うとか男女合体ウルトラマンエースするとかの一切は無い。ただ、この甘ったるさは読んでいて心地の良いものであった。



 で、何が衝撃かと言うと『好き?』にするとその甘ったるさが抜けちゃうんですよね。セリフのそんな細かいトコロまでマンガ家さんは配慮しているんだな~って驚きました。




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 半ズボン



 今回の『なずなさん』で言うコレですね~。この半ズボンという単語がなかったらこのコマの破壊力は激減だ。そもそも俺はここ最近半ズボンをはいたガキというのを見ていない。俺がガキの頃は冬でもはいているクソガキというのが居たがあれはどうしたのだろう?そして、兎宮はなぜ半ズボンに執着するのか?そういう性癖は割とポピュラーなのか?



 このマンガのセリフのセンスってすごく面白いんですよね。このマンガもまたすごく読む側に対して気を使っている。


耳           板垣恵介『バキ道』

週刊少年チャンピオン
05 /29 2020


 格闘マンガでよく使われるウンチクとして



 『アイツの耳は潰れている。ぶつけ合いをそうとうやっている。警戒しろ』



 …みたいなヤツ。耳が潰れている。




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 『バキ』シリーズに於いて、耳が潰れたキャラってのはよく出ているが、同時につぶれてないのも出てきて、ここら辺の描写は実にマメだ。



 他にも『傷跡』なんかも年輪のようにキチンと刻まれている。登場当時、その傷だらけの顔にビックリの花山でしたが、現在進行形で増加中だし、展開は思いつき感バリバリなのに、不思議とここら辺のコダワリは緻密なのである。


どっち?               田中優史『バクくん』

週刊少年チャンピオン
05 /29 2020


 マンガというのは『読者を納得させること』が大事だと思っているんです。



 例えば『意外性が面白い』と思って描いてもそれを紡ぎだせる要素を描かないとか。昔、スポーツマンガで残り時間から絶対に勝てないって展開から、試合終了になって『主人公の迫力に気圧されて思わず追撃、相手の反則負け』というのがあったなあ。あれはすごい肩透かしであった。『はじめの一歩』だとラウンド終了に気付かない相手がそのまま主人公殴って気絶してた…ってのが『意外性』だったり。



読者はそのちりばめられた要素から『どうなる?』と推測して楽しむのです。




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 どっち?



 いよいよボスキャラ同士の激突なのですが、『ギャグの決着か?』『シリアスの決着か?』のどっちに転ぶかいまだに分からない。ここら辺、いい意味でヤキモキする。



 分かっているし、作者も分かっているのですが今回のこれが『この作品の今後を分かつ最大の勝負どころ』ってコトだ。間違っても読者に肩透かしを与えてはいけない。個人的になんですが、マンガにおいて一番ガッカリするのが『肩透かし』なんです。これは『期待に及ばなかった』よりキツイ。挽回の効かないタイプの悪手なんですよね。
 

かわいく…ない               キャットタング鈴原『さちおくん』

週刊少年チャンピオン
05 /28 2020


 昔『少年アシベ』というマンガで



 『女ってかわいいしか言わねぇよな(だからバカみたいだ)』




 みていなセリフがあって今だったら面倒くさいコトになりそうですが、そもそもこのマンガ、かわいいを売りにしており(アニメ化までした)作者が女性というコトもあってたいそう笑った。




 さておいて




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 かわいくない。絶妙に。




 …とまあ、今回の『さちおくん』はかわいいというセリフのオンパレードですが、このブサイクなのをかわいい連呼しているあたり何か皮肉めいた輝かしい悪意を感じます。



 このマンガ、こういう時は妙にイラッとするキャラデにしてくれやがりますから最高です!!

チャンピオン25号の感想

今週のチャンピオン
05 /27 2020



 何気に今のチャンピオンって320円で、まあ働いている身としては『問題ない金額』ってコトではあるんですが、俺って『子供の頃の金銭感覚』ってのが忘れられないタチでもあります。



 小学校六年生の時はジャンプ170円で、少しずつ値上がりしていったけと、割と最近までそんなに厳しくなかったかな?チャンピオン誌は割と最近まで200円台だったような…。対して平均年収から考えると結構キツくなっている。小学六年生当時1500円のお小遣いであったが、これを現代換算すると2200円ぐらいなんかな?やっぱりキツくなっているように感じます。プラモデルなんかも顕著ですが、当時800円ぐらいだったバイクが今は2000円になっているしな~。



 しかし、マンガ家さんの生活を考えると『還元するならば値上げしてもいいですよ』って考え方でもあり、さりとて子供たちが買えなくなるってのも悩ましい問題です。できれば子供たちにマンガ読んでもらいたいんで。



『浦安』~大仁田厚って、30年ぐらい前に活躍したレスラーなんですが今の子は知っているのかな…?


『SHY』~別記事にしました。


『弱虫ペダル』~別記事にしました。


『フシケン』~別記事にしました。


『入間くん』~別記事にしました。


『ビースターズ』~別記事にしました。


『さちおくん』~別記事にしました。


『家庭教師 なずなさん』~別記事にしました。


『バクくん』~別記事にしました。


『メイカさん』~毎回毎回メイカさんが初々しくて良い。


『吸血鬼すぐ死ぬ』~そろそろアニメの監督教えて欲しいんですが~。


『バキ道』~別記事にしました。


『もういっぽん!』~コテンパンって言葉は久々に聞いたな~。昭和の『ドラえもん』とかではよく聞いた気がする。


『海太郎』~別記事にしました。


『逃亡者エリオ』~別記事にしました。


『木曜日のフルット』~逆に妙に待ち時間の長い信号って不安になりますよね…。変わらない、壊れてんのか?はたまた押しボタン忘れた?




 

 …と言っても、今やネット環境さえあれば『タダで読める』という時代でもあるんですよね。いや、マンガ村とかの違法サイトでなくて、出版社各自がやっているし。ラインマンガや、名を上げたいマンガ家志望の方がツイッターとかで。だからイマドキの子供は『マンガはお金を払うものでは無い』って考えていても不思議では無い。



 なんだけど、この『お金を払う』って行動は後々自身の経験値として確実に蓄積されるんですよね。少なくとも俺はそう。だから何かに付けてお金を払いたがらない人って『結果、損している』って思っているんです。でも、さすがにここまで子供が買うのにキツくなってくると『「う~ん。どうしたもんだろ?』って気もする。250円ぐらいで採算とれればいいんだけど…ね。


学びをいただく            実樹ぶきみ『SHY』

実樹ぶきみ『SHY(シャイ)』
05 /26 2020



 マンガはガキの頃から読んでますが、当然として作者は自分より年上になる。そして、その年上の方の考え方に『なるほどなあ…』と学びをいただくのだ。



 が、しかし。



 俺もかなりのオッサンな訳ですから、今の最前線で描いているマンガ家さんのほとんどは自分より年下です。でも、自分はこれからもマンガを読むし、これからも学びをいただく姿勢は変わらないでしょう。



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 リーダーの仕事は人を頼ること



 …こういう発想は自分から上の世代では『なかなか思いつかない』のです。他の人はどうだか知らないけど自分は『思いつかないものは思いつかない』って考えていて、でもそれは心配することでも無いって考えてます。若い世代の発想から学びをいただければ良いって感じで。



 だから若いマンガ家さんはもっともっと良い作品を描いてほしいですね~。もっと強くなってボクを楽しませてくれよ~って書くとチョット強いのにイイ気になって、後に簡単に倒される敵ぽくて良いな!!




 今回はレディ・ブラックが結構目立ったので嬉しい。何回も書いてますが、このマンガで最も好きなキャラはレディ・ブラックです。理由は『イイ奴』だからです。


宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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