2020年06月 - 豚か狼か
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恐怖の飲酒運転!!           実樹ぶきみ『SHY(シャイ)』

実樹ぶきみ『SHY(シャイ)』
06 /30 2020



 ヤンキーマンガというのか各雑誌に掲載されてますが、線引きというのがそれぞれ違う。



 なんと最近のヤンキーマンガはヤンキーマンガのくせに『喫煙はダメ』というのがあるみたい。もちろん俺たちのチャンピオンは余裕のよっちゃんイカでそんなものはモノともしない!!むしろ浦安などは無敵でしか無い。




 だって、マンガじゃないか。たかがマンガじゃないか。



 そんなのに目くじら立てちゃダメでしょ。送り出す方も『一休さんの屏風の虎』理論を駆使すればいい。正義をたてに他人にケチつけて要求するのは悪意である…とそろそろフィクションを送り出す側は明確化した方がいい。




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 正義の味方飲酒運転!!いえーい!!




 やっぱ、俺たちのチャンピオンは無敵だ!!やはり『武闘派』は伊達ではなかった!!さらにアオリでは『ストップ、飲酒運転!!』とかノリノリが過ぎて実に頼もしい!!フィクションなんだからこんぐらいアチョーでいいんだよ!!



 だいたいにヒーローものは敵地まで駆けたり飛んだりするものですが、クルマに乗って向かうってのもシュールで良い。さらに運転できるのがペペシャのみという悪夢…!!




 あまりこういうチキンレースに得意になるものではありませんが、たまにはいいでしょ?俺たちのチャンピオンは他誌と違って攻めているんだぜ、って。


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100%にはならない           川端浩典『仁義理の海太郎』

川端浩典『仁義理の海太郎』
06 /29 2020



 フィクション(創作物)というのは人の願いを描くもの



 …というセリフがあって、なるほどなあって感じた。思うに『願い』ってとてもキレイな感情なんじゃないかな?絶対こうしなくてはならないという強制でなく、こうだったらいいのにな…ってサジ加減がキレイだと感じているんです。





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 そして、そんな願いが小池に対しても……ある?



 『悪いヤツがせいぜい普通になっただけで偉いとはやし立てるのは不平等。最初から真面目にやっているヤツのが偉い』って考え方はどうにも好きになれない。それ単なる成績表じゃん。点でしか物事見てないじゃん。



 悪いヤツ・ダメなヤツでもひょっとしたら……って願いがヒイキしてしまうんですよ。ヒイキが悪いってんならそりそうなんですが、俺は根底の願いまではムゲにしたくないんですよね…。



 また、マンガテクニックとしてもこの流れは秀逸。ドクズの小池ですが、『寿司の作り方』に関してだけは誠実さが残っていたようで……実はこれって『大きな希望』なんですよね(まあ、寿司屋潰そうともしてたんで何か恨みでもあんのかもしんないけど)。



 やっぱり生きてりゃリアルでドクズを何人も見るハメになりますが、そういう人ってまず『誠実さが無い』んです。




 …ところで川端先生って『真剣な顔』を描くの巧くないですか?問答無用の迫力と説得力があるなあ。


渡辺航・弱虫ペダル・第596話『最後のセクション』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
06 /28 2020



 レースのステージはおおまかに『オンロード』と『オフロード』におおまかに分かれて、それぞれ魅力は違うのですがオフロードは臨機応変なものを要求される。



 というのも『立体的』だから。



 ジャンプ…というのはオンロードには無い要素であり、ここら辺は戦略性に大きく関わる。さらに走っていくうちに『地形が変わる』というのも面白くする要素だ。タイヤの通った轍(わだち)が出来て、なんなら利用しても構わない。




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 ここに道が…ある!!




 これはオフロードレースらしい描写(しかも周回レースならでは)で、これまでのロードレースと大きく異なる展開だろう。事実、ラジコンなんかもそうなんですが『誰も気付かなかったポイント』というのが多々あって、例えばランオフエリアの盛り上がりを勝手にジャンプ台として使ってもいいんです。周回レースというのは『こう仕掛けてくる』というポイントはあるのですが、オフロードし予測不能なトコロがあるんですよね。



 今回の場合だと『ここはさらに詰められる』ポイントとして見つけたみたいですが。さて?


そういう優しさ             板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
06 /28 2020


 世界平和の為に自分は何をしたらいいですか?



 …との問いにマザー・テレサの答えは『家に帰って家族を大事にしてください』と答えたし、『話題性のある問題に首を突っ込みたがり、目の前のことを軽視するヤツは信用ならない』みたいなことも言っている。



 自分もそう思う。目の前のコトのが大事で、他の社会問題に首を突っ込まなくてもいいのではないか?目の前の大事なコトがおろそかになってないか?



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 ずこい組み合わせだな……でも、分かる。



 ムショに放り込まれたリズに唯一会いにきていたのがピナであった。ピナという男…チャラチャラしていて軽薄。女性関係にだらしなく、享楽主義。おそらく作中で最もアタマが良く人格はすでに完成している。しかし、どこか孤独を抱えているようでもある。



 そんな彼がリズと仲良くなってしまった…しかも彼からグイグイきている模様。でも、何か彼がそうなるのも『分かる』んですよね。感覚的に。



 他の人にとって『恐ろしかった出来事』なんですけど、彼にとっては『現在進行形』なんです、なんかね、リズを見捨てておけなかったんですよね。これも感覚的に『分かる』。




 こういう優しさもあって、それはピナだけが持っていたものなんですよね。彼は世界なんかどうでもいいんです。目の前の方が大事なんですよ。


いぬーん いぬーん             縁山『家庭教師 なずなさん』

週刊少年チャンピオン
06 /28 2020


 一年ぐらい前からイロイロありまして犬を飼っている。8歳ぐらいのメス。



 これがまあ、カワイイんだ!!



 なんで最近は犬を見かけると他所のコでもホッコリ眺めてしまう。




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 やべぇ……。



 今回の『なずなさん』は今の自分にかなりグッとくる内容でした。何気に犬ネタが再びだし、以前の犬少女も『鳥飼早苗』と判明するのもグゥ。このコは1回限りじゃないな~と思ってましたが、こういう感じに準レギュラーとして繋げてきたんだなあ。



 前回の『なずなさん』記事でバイオレンスギャグだからこそ線引きがシッカリしている。子供虐待はNGですが、犬猫をいたぶるのもダメ…というのを明確に守ってきたなあ。



 そして、今回『なるほど』と感じたのが『たまにハートフルな話を挟める』というのも狙いとしてあるようだ。確かに単行本一冊の間にこういう話がひとつぐらいあった方がバランス的に良いだろう。




 単行本の発売も決まったコトだし、この作品もチャンピオンの顔になって欲しいものです。


力に気付くこと         田中優吏『バクくん』   

週刊少年チャンピオン
06 /27 2020



 たびたび書いてますが、自分は『力を持つ者は持たない人を助ける義務がある』って漠然と思っているトコロがある。品格が無いヤツが力を持ってはいけない…って感じで。



 多分、これは『帰ってきたウルトラマン』(またかよ)て強く感じたことが根底になっているのだと思います。ウルトラマンである主人公は自分の意思で変身できない。ウルトラマンが『今、その力を行使するのにふさわしい』と判断した時に変身するんですよね。




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 今週で『バクくん』の仁風学園との戦争に決着がつきましたが、落としドコロとしては面白い。



 今まで個人の為に使っていた『大きな力』を仲間の為に使う…と決心する考え方。もちろん、個人の努力で得たものですから個人的に使うことは悪(あく)では無い。俺の考え方はここら辺に関してズレている。



 しかし、大きな力を持っている…というコトに気付き、これからは仲間の為に使うという決断は『成長』であると信じたい。



 仁風学園との生徒たちと奇妙は友情みたいなのが芽生えたのも気持ちよいシメになったんじゃないでしょうか?



緊張でガチガチ           西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
06 /27 2020


 目標を掲げ、その為に一心不乱に努力してきた!!これからその成果を試す時!!



 …と思ったら緊張でガチガチという展開はあらゆるマンガにある。大きなイベントの前に挟むエピソードとしても丁度良いのか古今東西のマンガで見かけた。



 アンサーはいろいろありましたが




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 仲間内で誉めまくる!!




 …今週の『入間くん』はすごいなと感じました。そう、その古今東西のネタであって、これ以上納得するアンサーは見たコトが無い。これは効くな~間違いなく。



 そして、このアンサーが優れていると感じるのは『仲間が誉める』という要素で、チーム戦という意味でもこれ以上のアイディアは無いんじゃないかな~。



 さて、来週はこのエピソードの一番の見どころになりそうなんで楽しみです。


入学          漆原侑来『桃源暗鬼』

週刊少年チャンピオン
06 /27 2020


 敵が出現した!!→修行してパワーアップ!!→仲間も増えたぞ!!→勝利!!



 …これは少年マンガのオーソドックスなフォーマットですが、コイツをキチンと守って丁寧に作るってとっても大事なコトなんですよね。『鬼滅の刃』だってこのフォーマットなぞっているし。辺に凝るよりこういうのがまんべんなく面白いのです。



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 『桃源暗鬼』がオーソドックスに展開して面白い。倒すべく敵が出現→物語のバックの説明→入学というの名の修行になっている。おそらく入学した先でのライバルとの切磋琢磨が控えているのだろう。



 チャンピオンはゴーイングマイウェイな良さがあるが、逆にポピュラーな作品に弱い。この『桃源暗鬼』はチャンピオン風味でありながら、他誌のスタンダードも内包している。ここ最近のチャンピオンの誌面改革は『チャンピオンでありながら未見の読者も楽しめる』という感じになりつつあるな~。



 この流動的に攻めている姿勢は良い。


アオリ              板垣恵介『バキ道』

週刊少年チャンピオン
06 /26 2020



 度々書いてますが、マンガは可能であれば、マンガ雑誌で読みたいんですよね。



 が、出ているヤツ全部読むのは現実的で無いし、その一つの作品の為にマンガ誌を買うのも現実的では無い。時間もお金も有限だ。




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 昔っからバキのアオリは秀逸!!



 これよ、これ!!これがあるからマンガ雑誌読んでいるな~って気分になる。単行本だと入ってないからね。チャンピオンのアオリのアチョー度の高さに関してだけ言えば他誌に圧勝でござる。



どうなのか…?            栗原啓彰『下賎乱舞』

週刊少年チャンピオン
06 /26 2020




 マンガで描かれたことに肯定しなくてもいい




 …ってのが『当たり前』って思っていたんですが、世の中それができない人が存外に多いな~という気がする。だから『今言ったコト取り消せ』なんて訳の分からない発想が出るのだろう。



 この作品を読んでこう思いました。



 以上でも以下でもない。が、だからこそ発見に繋がるのではない゛たろうか?これは俺が少数派なのかも知れないのですが『好きな作品の否定的な意見も興味がある』って考え方してて、それが『参考になる!!』って感じたら受け入れちゃうトコロではあります。




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 さて、今回のチャンピオン誌に読み切り掲載された『下賎乱舞』ですが、コイツの描かれているトコロはイロイロと悩ましい。



 盗みを働いて生き抜いた兄妹がいる。妹は近頃話題のねずみ小僧のように貧しいものにも分けてやりたい。義賊になりたい…と出張する。



 考え方としては分かる。そして、その志も立派ではあると思う。



 でも、俺は『義賊』という言葉を認めない資質の持ち主であるな~とも痛感する。もし俺が優秀なマンガ家でも『描けないタイプのマンガ』なんですよね。妹は絶対に『義賊になりたい』なんて言わないしねなんなら兄貴は『義賊気取りのねずみ小僧を殺しに行く』ぐらいになるでしょう。



 だからこそ、なんです。



 自分が描けない…踏み込めないコトを描いてくれる人のマンガってのもまた価値があるんですよね。こう…どうなんだろう?って悶々とさせてくれるような作品が。




宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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