困難は常にそこにある       佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』 - 豚か狼か

困難は常にそこにある       佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
08 /21 2015


 人が何かを欲しがるというのはつまるところは『気持ちの安息』ですよね。


 勉強して良い成績を欲しがるのも、良い会社に入って出世するのも、権力を欲しがるのも『気持ちの安息』を欲しがる訳で、できれば死が過ぎるまで安心していたい。困難から遠ざけたい…というのはあるはず。




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 で、最近は思うのですが困難の存在しない人生など存在しない』とか諦めてます。ええ、どんなヤツでも困難を回避するコトはできません。これはもう折り合いとか妥協とかでもいいからうまく付き合うのが大事です。


 巨桜丸は寒河江部屋に来るコトで変われた。自分としては『何も間違っちゃいない。それどころが良くやっていて理想だ』とは思うのですが、それでも困難から逃れることはできないんですよね。


 この章が始まった時は『俺はむしろ寒河江部屋のが』と思ったのだけど、そういう問題ではなかったんですよね。いかなる方法をとっても『人生は困難から逃れられない』という絶対なんです。


 これは大きな反発があると思いますが、その困難に立ち向かうというのは『利己的なコト』であって、まあイロイロと絡んでくる上で人というのは争いに発展するのだと思います。話し合えば人は分かり合える……というのは絶対嘘だよ。だって、俺たちは『そういう呪い』を受けて生まれたんだから。『気持ちの安息』が欲しいという利己的な動機で。


 でも、せめて大切な人には応えたかったり守りたかったりするのも人間なんですよね。



 
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宇都宮 勇

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