次のきらら系        伊藤いづも『まちカドまぞく』 - 豚か狼か

次のきらら系        伊藤いづも『まちカドまぞく』

まんがきらら系
09 /02 2015
 きらら系のマンガ!!


 …やっぱり、ヒロインがかわいくてフワフワした『癒し』というコトになると思いますが、同時にマンガであるというコト。


 なんだかんだきらら系を長く読んでいるな~とは思いますが、だいぶ変動してきたなと感じます。なんつーか、セオリーをなぞるだけなら難しいという状況になってます。無印・MAX・キャラットを購読してますが、この存在感も自分の中で変動気味だ。MAX原理主義ではあったが、コチラは最近元気無い。代わりにキャラットが調子良いかな?(無印は安心しているような)


 で、そのキャラットと新勢力……いやいや看板にしても不足を感じさせない作品がある。


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 伊藤いづも先生の『まちカドまぞく』だ。


 この『まちカドまぞく』は以前にも記事にしましたが、他のきらら系と大きく違うのは『高密度』というコトに尽きる。きらら系はかわいくてフワフワしているという印象からすると『読むのに労力が要る』というデメリットはあるでしょう。


 が、これは自分への反省でもあるのですが『読み応えある作品』に対して怠けていたトコロもあって、マンガの楽しみの幅を広げる為にも雑誌に一つか二つはあった方が良い(無印だとふたりでひとりぐらしがそれに当たるかな)。読者を育てる作品…そういうヤツ。


 『まちカドまぞく』はきらら系にしては珍しく『前回のストーリーも把握した方が良い』というタイプにハッキリ振ってある。


 今月から『まちカドまぞく』を読まれた方には『?』という要素は多いだろう。まして毎月8ページの世界なのでいちいち説明できない。ラジコンセッティングでは加速をとれば最高速が犠牲になりますが、そういうジレンマはある。アチラを立てればコチラが立たず。


 が、自分は『そういうマンガが無きゃダメだ』と信じている。読者の見識が広がらないとマンガは先細りする。長い目…というのはここ最近のマンガ業界が重視してこなかったように感じる。『即効性』ばかりだと。競馬で言うならスタート直後の逃げ馬で速いと判断するようなもの。だけど『遅効性』のマンガというのをもっと評価しても良い時代にさしかかっている。


 きらら系は即効性に特化してますが、ここにきて『まちカドまぞく』みたいな遅効性・持続性のある作品が出てきて嬉しい。ただ、雑誌としてのサポートも欲しいかな~というのもありまして『まちカドまぞく』には是非とも【あらすじ】を1ページ毎回載せて欲しい(イロイロ無理難題ふっかけますが)。



 この作品にはそれだけの価値がある。高い実力……なにより『楽しい作品はより多くの読者に読まれて欲しい』というのはマンガとして当然のコトなのだから。





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宇都宮 勇

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