侵略者       安部真弘『侵略!イカ娘』 - 豚か狼か

侵略者       安部真弘『侵略!イカ娘』

週刊少年チャンピオン
09 /04 2015


 ガキンチョの頃の地球はよく侵略者が来ていた。毎週来ていてその都度にウルトラマンやらが撃退していた。


 『侵略者』という単語は割と怖い意味の世代なのです。が、『侵略!イカ娘』はその単語をギャグとして変換してしまった。ちょっと前のエピソードにセルフパロディたる作品を悟郎が魅力を語る……というシーンがありましたし、『スメラギドレッサーズ』では『こんなことなら侵略されてもいいや……』とブン殴りたくなるようなセリフも出てきました。



 で、今回は『侵略者の葛藤』という本作には珍しいエピソードとして仕上がっている。面白い。



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 そして、やわらかな空気の中に緊張感が走っているのも見もの!!イルカという動物は人間サイドからしたら基本的に好かれる。ファンシーグッズもお盛んだ。それは人間の視点であって、イカ娘には天敵であり、仲間を捕食する側である。さすがベテランの領域に入っている安部先生だけに『ここまで』という線引きがクッキリしているが、これはかなりの心労がかかるのも事実だ。


 そう、イカ娘はかなり人間に肩入れしているのである。


 今回のエピソードは『もし自分の天敵が…』とイメージするとかなり膨らみを感じられるのがグゥ!!安部先生も『イカ娘』の一本だけですが、そろそろ別な作品も見てみたいと思っている。別チャンあたりに読み切り入ると嬉しいなあ……。


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宇都宮 勇

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