全ては世界という舞台の上で          松本豊『スメラギドレッサーズ』 - 豚か狼か

全ては世界という舞台の上で          松本豊『スメラギドレッサーズ』

松本豊『スメラギドレッサーズ』       
09 /08 2015


 中学生の頃にドラクエが登場して、そりゃ楽しみましたが同時に疑問も大きくなった。


 いくらスゴイ力を持っているとはいえ『たった数人で世界を変えられるものなのだろうか?』というのがあった。で、この疑問は年々深まって確信に変わったのですが『変えられる訳が無い』と自分が信じている……というコトに落ち着いた。そんなコトもあって、以前コミティアに参加してた時にこんなの書いてましたが途中で止まってますが、良かったら読んでください(宣伝)。気恥ずかしくもありますが本人はとてもお気に入りなんで、また続き書きたいとか思ってますんで。今読むとかなり酷いんで書き直しだな~。


 …と脱線しましたが、なんつーか『脅威というのは末端まで広がっていく』し『勇者のいないトコロでもドラマはあるんだよ』と思うのです。万能じゃない。


 
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 『スメラギドレッサーズ』はそこら辺の認識の根本からして他の作品と違う。


 例えば変身ヒロインなら『セーラームーン』大好きだけど、あれも世界を滅ぼすスケールでもあるというのに人々の生活というのは『普通』でしかない。いや、便宜上そうする……というコトでそこはフィクションとしての枠引きではある。そこら辺をハッキリしないと作品コンセプトがおかしくなる。


 が、そういうアプローチがあってもいいんじゃないか?


 …とも同時に思う。『スメラギドレッサーズ』が他の変身ヒロインものと大きく違うところは『積極的に正体がバレバレ』というのがキュンキュンします。そう、悪の組織も明るみになってしまっている。その悪の組織も本当に組織として『ビーナスがやられてしまったので組織再編成』というリアルなコトやってます。そう、ビーナスの部下であったIGUCHIが『幹部になれないならビーナス隊にしがみついて隊を守らなきゃ』と考えを切り替えた。また、今週WATABEが『ビーナス隊が無くなって、別に飛ばされるからその前に手柄を立てないと』とやっているコトがサラリーマンくせぇのが良い。そう『世界征服』を掲げていてもそんなに単純じゃないんですよね。


 このマンガの隅々にあるディテールは奇をてらったものでなく『世界はそんなに単純じゃない』という意味なんです。思うに世界というのは勇者一人で動かすものでも、勇者の側に居る者でもない。世界という舞台の上に全員が参加者……という認識で『スメラギドレッサーズ』は動いている。ただ、仕掛けとして面白いのが埼玉県に絞ったというのがグゥ!!特撮などで『なぜ日本だけが狙われる?』なんて『日本の作品で分かりやすいから』と『海外のロケとか金かかるからできない』以外の何者でもないのですが、ここら辺は逆手にとった感はあるな……。そういう作品は過去に『レインボーマン』なんてありましたが。


 というコトで新しい参加者の泉ツカサですが竹を割ったような性格で、かなで&梨谷さんのネガティブコンビには非常に助かる存在となってます。エメラルド…というコトでドトウが内定している(エロ方面でかわいそうなコトに)のですが、個人的に


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 こういうグリーンになって欲しいんですよね。ビアンキのチェレステ的なアレ。間違ってもアーミーグリーンみたいの勘弁!!

 
  このコが変身する動機を考えたのだけどチー子やばくね?いや、それがそうだと知っても『スメラギドレッサーズ』という作品は信頼バッチリなんでやっぱりテンション上がるんだろうな~。しかし、泉という苗字だけに『チャージマン研!』みたいな殺戮マシーンとかだったりしたらさすがに引くかも……。


 しかし、このマンガは本当に魅力のカタマリです。


 
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宇都宮 勇

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