田宮スグミ         ざら『ふたりでひとりぐらし、』 - 豚か狼か

田宮スグミ         ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
09 /16 2015

 勇チャンは『サノバウィッチ』のおかげで久々にエロゲ脳になってますが、なかなか細かい部分に気を配っていいて、キャラが本当に個性的になっている。地味に丁寧に作られているのは好感が持てます。



 

 その中で、因幡めぐる…というキャラがいますが、このキャラは『描き方』という意味でとても勉強になりましたね~。外見からすると軽い感じがして、実際には確かに気さくではありますが『ここから先はなかなか踏み込んでこない』というのが面白い。『自分は広く浅くじゃなくて、狭くて深い対人関係なんですよ』と言っていたが『そういうの分かるなあ…』と。


 キャラクターの表現って奥が深いな。



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 ……というコトで今回の『ふたりでひとりぐらし、』は田宮スグミがメインで展開しています。


 まず、おさらいとして田宮スグミというキャラは『明るい』『みんなと気軽に付き合える』『オカン気質』等々で、みなもが寒色系のキャラだとしたら、スグミは暖色系です。そんな彼女が五月病にかかりました……というエピソードだ。


 これは今までの彼女からしたら『あれ?』という感じもあるのですが、同時に『ありえるかも』というサジ加減が機能している。スグミの印象って上記のものですが、今まで作品の中で匂わせてましたが『かなり繊細でメンタルが弱い』というのも感じられるんですよね。一見おとなしそうなみなもの方が実はメンタル最強な気がする(歴代ざら先生の作品群に於いても)。


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 オカン気質なだけに『周囲を見ている』というのはあるのですが、それは同時に『周囲の調和が乱れるのを恐れている』というコトでもあるんですよね。あと、計画性が強い分『まあ、いいか』で済ませられない繊細さがある。

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 そんな彼女がフトした弾みで五月病になったりするのですが、解決したのはオカン気質だった……という着地地点は、いかにもこの作品らしかったですね。


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 そして、田宮スグミというキャラも『実は狭く深い』という対人関係なんじゃないかな~と感じているところはあるんですよね。前作の『しかくいシカク』でモモ先輩なんかがそうでしたが、『表面上の愛想であまり関わらないようにしている』というコト。言ってみれば『広く浅く』ができなくて『狭く深く』になってしまうからこうして理性でブレーキかけないと和が乱れるというのはあるんですよね。スグミの明るさにはそういう危うさがあるんじゃないでしょうか?


 ただ、思うのですが『どんな人でも深く付き合える人間というのは限られている』とも思うんですよね。上記画像のみなもの表情を引き出せるのもスグミでしかないのです。みなもの場合は、本能的に人を判断しているように感じますが、彼女もまたここまで心を許している相手はこれからも極少数だと思います。


 友人・仲間が少ないというのを悲観視する方も居ますが『狭くて深い』方にはそういう方が充実している場合もあるんです。スグミとみなもって『一生涯の友人』という感じがするのですが、それはとてもうらやましい。



 そう言えばネタで『宝石箱』がありましたが、勇チャンはこれが好きでよく食べていたが、ガキの頃の100円アイスは高級品であった(当時は駄菓子屋で30円アイスが普通)。どうでもいいが『あばれはっちゃっく』の作中でも出たから本当に流行っていたのだろう。


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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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