渡辺航・弱虫ペダル・第368話『山王』 - 豚か狼か

渡辺航・弱虫ペダル・第368話『山王』

渡辺航『弱虫ペダル』&『弱虫ペダル SPARE BIKE』
09 /19 2015
 レース関連のマンガとか好きなんだけど 六田登先生の『F』は歴史的名作だと思う。自分の中であまりに満腹感が高かったせいか続編読んでないンですが。いや、ファンであるが故に『続編?ん~嬉しいけどいいかな』というのが結構ある。『銀牙 流れ星銀』とかね。


 話を戻して。


 やがてはF1ドライバーを目指す主人公・軍馬の最初のライバルには聖(ひじり)という男が立ちふさがった。彼は不治の病に侵されていたが故にきらめくほどの速さがあり、そして軍馬は聖を超え勝利する。しかし、その勝利の時には聖は絶命し、ライバルというものが存在しないままに話が進むコトになったり(あしたのジョーの力石みたいな)。


 で、そんな軍馬にはライバルが必要だと現れたのが山口という青年で速さの資質があるのはもちろんなんだが、運良く軍馬に勝ち続けるというタイプで『俺には勝利の女神がついている!!』と破滅フラグをバキバキとおったてていくのであった。


 そして


 軍馬にいよいよ負けちゃったりしたら蓄積していた何かが負の連鎖となって転げ落ちるコト!!いい加減に自分の自惚れを認めたもののやはり軍馬には全く及ばない。俺には何が足りないんや!!と悩み『狂気や!!狂気なんや!!』とひたすらセックスに明け暮れたりとかアレでした。しまいにゃ、身ごもった軍馬の奥さんをナックル星人のように轢殺しようとしたりと……次世代ライバルがここまで転落したマンガは知らない。


 この転落っぷりは痛快さと、ココロに突き刺さるリアルな痛みがある。



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 新開弟の小者臭はどうしてこんなにプンプンですか?


 なんつーか、愉快なぐらいに性格が悪りぃよな(念の為、誉めてます)。あと、やたら自分の意見を押し付けたりするトコロはどうしたものだろう?『弱い犬ほどよく吠える』とは言うものの、実際に新開弟の強さは一年で箱学のレギュラーとするからにはそれは当てはまらないのではあるが、それでは『若獅子のほうこう』には全く聞こえない。兄ちゃんも意外におしゃべりであったがもちっと理性が感じられたしなあ……。


 何かコンプレックスでもあるんじゃなかろうか?


 『弱虫ペダル』という作品の恐ろしい部分としてヘタレキャラになったら挽回は絶望的というのがあって、事実俺の中では弱泉くん・泉田アブ・手嶋あたりのイマイチ感は拭えないし、御堂筋くん・山岳あたりも最近は結構危険がアブないところにある。しかし、開始早々へタレの臭いをここまでかもし出したのは新開弟……キミが初めてだ!!(本人にとっては嬉しくないだろうけど)


 このまま、ヘタレキャラとして売り込む方向もアリだろう。世の中にはダメ男に惚れてしまうような女性も少なからずだし。とりあえず坂道になんとなく負けてレース中に泣いて欲しいです(酷いな俺)。





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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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