領域          佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』 - 豚か狼か

領域          佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
09 /26 2015


 マンガブログ(正確にはサイト)をやってしばらく経つけど、過去の記事を考えると『オッソロシイこと書いているな』というのがあって、まあ『身の程知らず』という言葉に集約されるのですが。


 あらゆる物事には『領域』というのが存在していて、そこに踏み込んでないレベルが干渉してもあまり効果が無いとは思う。


 『修羅の門・第一門』のラストバトルで九十九が放った四門・玄武によってレオンは倒れて、実質的な勝負はついた。だけど、レオンは立ち上がって九十九に再び挑んできたから……結果、九十九はレオンを殺してしまう。


 これって、常人には理解に至るコトではない。ただ、九十九とレオンの居た『領域』がとても深かったのは間違いないし、俺のような読者は絶対に踏み込めない。ただ、尊敬にも似た憧れを抱くことしかできない。



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 今回の上記のカットだ。これは比喩でもなんでもなく『文字通り殺す』という意味だと自分は感じます。これを『人としてありえない』とする考え方もアリだろう。それは個人の自由だ。が、コレはお互い同意の下であり、当の鮫島も『殺す気ならば殺されるかもしれないな』という『領域』での勝負なんですよね。


 深く深く潜ったものたちの『領域』だ。


 時として、浅瀬に居る者が見解を語るし、それも意味のあるコトではある。最初は誰でも浅瀬からスタートなのだから。ただ、『深い領域』に突っ込んだ者にしか見えないものは確かにある。そして、それは相撲に限らずあらゆる道に通ずる。


 マンガというのに自分が固執するのは『まだまだ領域がある』というのを感じているからだろう。ここら辺は『代わりに何かを犠牲』にしないと見えてこないんじゃないかな?今回の『鮫島』のエピソードは『厳しくも楽しくもやる教育方針の是非では無い。必死にやるコトで見えてくる領域はあるよ』というコトを描きたかったように感じます。




 
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宇都宮 勇

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