何とかなる……嬉しい     瀬口忍『囚人リク』 - 豚か狼か

何とかなる……嬉しい     瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
10 /11 2015


 まず『最悪な状態』と思っているときは実は最悪なんかじゃない……というコト。本当の最悪とは『嫌になって全てを投げ出してしまうコト。戦意を失ってしまっているコト』に思う。その状態でなければ最悪では無いし、そもそも最悪なんて思っているのはまだまだ余裕ある状態なんじゃないでしょうか?


 大体のコトは『なんとかなる』と最近は感じる。大事なのは『止まらないこと』で。気持ちが折れていようとユックリであろうとなんであろうと『とにかく止まるな』というコトで。今打っているブログ記事のナンバーは3271個目なんですが、そりゃその間にイロイロあったけど『何とかなるからとにかくやっちまえ』とあんまり気負わずにやっていたから続くんだろうな……。


 で、その『何とかなる』の先には『嬉しい』があるんです。



 20150460.jpg


 『踏まれても踏まれても立ち上がる気持ち』



 ……というのは『囚人リク』の象徴的なフレーズなんですが、ここ最近は連載開始当初とは違った印象に変化しつつある。このマンガはとにかくしんどい目にあわされて、イロイロと挫けて腐ったりもしますが『なんだかんだで再び動き出す』というマンガだ。困難があって、気持ちが折れて、諦めているんですよ。だけど、諦めてしまって、しばらくしたら立ち上がるしか道が無いんですよね。その時は『すでに最悪では無い』というコト。このフレーズは『人間の持つ防衛本能』というニュアンスのが近いように感じます。



 そして


 そうなったら『なんとかなって』しまうような気がする。これは個人的な経験則なんですが。その先に『嬉しい』が待っているような気がするんですよね。この『嬉しい』って気持ちは人間特有のもので即物的な豊かさでなくてね。これの為に人間は立ち上がれるんじゃないかな~と。



 先週から引き続き謎のジイチャンが話しをかき乱してくれますが、まあジイチャンも想像以上のハードな人生を送っていると思います。そして、今回の涙はやっぱり『嬉しい』というコトなんですよね。


 『生まれ変わったら何になりたい?』という質問はよくありますが、ちょっと前までは『しんどいから人間だけは勘弁願いたい』なんて思ってましたが、最近は『しんどいけどまた人間でいいかな?』とか思いはじめている。その先の『嬉しさ』は人間しか享受できないような気がする。それを感じさせてくれる作品が『囚人リク』なんです。




スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

メールはコチラまで
BQE01233(あっとまーく)nifty.ne.jp