他も描いてますよ!!           猪原賽・平尾リョウ『放課後カタストロフィ』 - 豚か狼か

他も描いてますよ!!           猪原賽・平尾リョウ『放課後カタストロフィ』

新着マンガ
10 /14 2015

 それだけじゃないんですよ……と言いたくなる。


 あんまりにもそのインパクトが強いと『そっち専門』と思われがちですが、そうじゃない。


 ジャイアント馬場はプロレスラーであるが、その前はジャイアンツの投手だったように『それだけじゃない』というコト。


 そして、その『それだけじゃない』という世界はマンガが当てはまる。そう、今はヒットを飛ばしているあのマンガ家が過去には全然違うマンガを描いていたコトなど珍しくない。そう、川原正敏先生の『パラダイス学園』とか『デュエル!』を描いている藍井彬先生が、かつてはバイオレンス特急かつシンナー臭がプンプンな『TWO突風』を描いていたとか


 
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 さて、今回は猪原賽・平尾リョウ先生の『放課後カタストロフィ』だ。そう、このブログはチャンピオンメインな為に猪原先生と言えば『悪徒』や『ガンロック』のイメージが強い。強すぎる。なんつーかトラウマ系だし。


 が、猪原先生は一方でカワイイ作品も手がけるのも忘れてはいけない。過去に『ものミコ』という作品があり、ゆみまる先生のキュートな絵柄が存分に活きた原作であった。もちろん後半からは期待を裏切らないトンチキぶりであつたが。


 それもまた猪原先生の作品である。


 マンガ家というのは基本的に興味の幅が広くなければやっていけない。なぜならマンガというのは総動員させて描かれるものだから。一見関係の無いコトもマンガのこやしにしてしまうのがマンガ家という人種だ。まして、猪原先生はマンガ原作者という立場であるからには『絵柄に相応しい原作を用意する』という部分に関心が深いように感じる。


 やはり横島一先生の絵が無いと『悪徒』『ガンロック』は成立しないと思うのですが、一方で横島一先生の『ものミコ』はやはり違和感はある。その逆も然り。優劣では無い。相性の問題だ。




 そういう意味ではこの『放課後カタストロフィ』という作品に対して平尾リョウ先生の絵のマッチングは素晴らしい。先に書いておくとメチャクチャ巧い絵を描かれる方です。


 マンガというのは技術の持たない方が娯楽として読むものです。とにかくネーム設計が格段に親切設計です。そして絵の方は一見シンプルに線が少な目なのですが、これが独特の勢いを作っている。ボクシングならば『大降りパンチなのに的確に攻撃を当ててくる』という感じで。しかし、細かい部分はとことん細かい。かなりの作画労力をかけている。が、そういう部分の技術自慢的な押し付けがましさが無いのが平尾先生の何よりの魅力だろう。マンガ……というのに徹底している。


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 あと、このマンガ単行本はデザイナーさんがかなり頑張っているのだろう。思わず手に取りたくなるような秀逸なデザインです。


 さてさて、この『放課後カタストロフィ』は前述のようにヒロインのキュートさが前面に出ている作品ですが、好きなヒロインは個々によって違うのではないでしょうか?個人的にはシャイターン(そしてシャイたん)が好きですね。なんだかんだ言ってもいいヤツっぺえし。あと、酉野(とりの。西野ではない)のプンプンのヤラレ臭が香ばしくて好きです。


 このブログはチャンピオンメインとなってますが、チャンピオン以外の猪原先生原作もぜひ読まれてください。


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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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