下町のヒーロー     安部真弘『侵略!イカ娘』 - 豚か狼か

下町のヒーロー     安部真弘『侵略!イカ娘』

週刊少年チャンピオン
10 /22 2015


 以前にも書いたけど、『昔は悪かったけど、今は更正しました自慢』が許せない』というのも分かるのですが、まあ許してやってもいいんじゃないの?とも思うようになりました。もちろん『コイツ反省してねぇだろ』は論外ですけど。人生というのは道を歩いているようなもんで、悪い道歩いたからこそ伝えられるコトもあるんですよね。それを藪から棒に排除する考え方は貧しいと思います。


 そういう意味でやはり俺は『スクールウォーズ』が大好きですが、ここのラーメン屋のマスター(梅宮辰夫)が良い味を出していて、こともあろうに歳とるたびにセリフの重さを感じるようになる。彼もまた過去は大した不良でしたが、真面目に仕事をしています。しかし、主人公教師滝沢が不良に対して苛立ちを募らせたときにマスターは不良の目線で滝沢を諭すのである……。こういうのって大事だと思うんですよ。


 そして、シリーズ終盤で死ぬんですが、校長(名古屋章)が言うんですよね。『偉い人というのは歴史上の人物でも、世界を動かしいてる人だけじゃない。自分の隣りにも居るんだ。その存在に気付かないで過ごしてしまう。私は今回のことで思い知ったよ』


 ……と。見過ごしていやしないか?これは注意しなくてはいけないコトなんだ。



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 今回の『イカ娘』は清美にスポットが当たってます。


 そういえば、このイカ娘は400回を超えるのにキャラが増えない。掘り下げを丁寧にやってここまで辿り着いてしまったのがスゴイ。女の子のかわいさが前面に出ているタイプの作品としては珍しいですよね。


 そんな中で清美です。今回のエピソードで描かれているように『実はこのコの存在は大きい』というコト。過去のエピソードで『もうすぐ死ぬ』と思い込んだイカ娘が真っ先に会いに行ったのが『清美だった』というのはスゴイ。


 そもそもイカ娘は地上を侵略しに来て、千鶴の戦闘力の前にひれ伏すカタチになった。が、今のイカ娘が侵略を全く意識しなくなったのは清美の存在が大きいんですよね。


 オチはこんな感じでしたが、これを読んでいる方でも身近にこういう人は居ると思います。そういう人は大事にしたいですね。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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