根本の動機          佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』 - 豚か狼か

根本の動機          佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
11 /01 2015


 自分の仕事に対する認識というのは『労力と時間を提供して換金している』というものです。こんなコト言うと怒る方がいるのは分かる。『仕事をして社会に奉仕する』とか『自分を向上させるため』とかあるんだろうけど、別にそれが仕事でなくても問題無いだろう。若者社員が上司の飲み会に付き合わない……というのを嘆く年配の方も居るけど、メリット無しと判断されているだけです。


 その時代相応の苦労はもちろんあるのですが、今の若者はハードモードでやってますからね。


 俺の場合になると、『お金があったら働かない』で『その時間を好きなコトに使う』というコトになる。お金もヒマもあったらビギナーや子供たちに対してのラジコンコース運営とかやりたいけど、これも社会奉仕とは言わないかな?


 20150522.jpg


 今週の『鮫島』を見ると蒼希狼と大山道が、そういう『開き』というのを感じずにはいられないんですよね。大山道にとっての相撲というのはおそらく『自分が一生をかけて取り組みたいもの』だと思うのですが、蒼希狼にとっての相撲は『仲間を助ける為の手段』でしかないのだから。仲間を助ける=お金であるからして、価値観の違いしいかんともし難い。仮にモンゴルに居たときに100%成功する泥棒があったら彼はそっちを選んでいただろうし。


 ただ、ここで注目したいのは『大山道はそれを理解して蒼希狼に接していた』という部分ですね。『目的は違うけど、これも何かの縁だよ』ってね。こういう気持ちってあらゆることに対して大事だと思うし、それができる上司ならば若者も飲み会ぐらいは付き合ってくれると思いますよ。人のそういう情の部分って昔も今も無いと思うんですよ。


 ただ、今の蒼希狼は『目的そのものが消失している』という感じもあります。そもそも相撲は『お金を得る手段』でしかなかったのだから。ここから先をどう提示していくのか楽しみになってきました。

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

メールはコチラまで
BQE01233(あっとまーく)nifty.ne.jp