引っかかり            山田胡瓜『AIの遺電子』 - 豚か狼か

引っかかり            山田胡瓜『AIの遺電子』

週刊少年チャンピオン
11 /06 2015


 『僕も一人の人間として生きてみせる!!ウルトラバッヂにはもう頼ったりしない!!』


 …というのは『ウルトラマンタロウ』の最終回のセリフで、神に等しいウルトラの力を棄て、人間の力だけでこれから生きてみせると誓いを立てて旅立っていく。


 子供の頃に観たコレが『ずっと引っかかっている』し、今もたまに観返す。ただ、自分は本能的に『正しい』と思えるし、これから先も『信じていたい』と思っているんですよね。



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 今週のチャンピオンで始まった 山田胡瓜先生の『AIの遺電子』を読んでまず最初に感じたコトは


 『あ~いよいよこういうマンガが出る時代に突入したのか』


 …と恐怖にも似た感慨である。


 ガキの頃の『ウルトラシリーズ』に出てきたヒューマノイドは『フィクションを構成する小道具』というものであったし、平成の『ウルトラシリーズ』にも出てきた。が、それはもう『フィクションの世界でもなくなってきた』というのがあるんですよね。


 これは今の時代に適合した設定だ。


 が、『ウルトラシリーズ』を手がけたスタッフの言葉に『フィクションの役割は来るべき未来の悲劇を予見することにある』というのがあって、そういう感覚はこれから先の作品にも重要なのだろう。


 そして、主人公・須堂は『どこかそれを知りたがっている』ように見えなくも無い。人間として生きるというのを信じたいのですが、時代の変化に抗っているようにも。


 ちょっと大人びた味わいの作品ですが、こういう作品こそ子供に読んでもらいたいな~。ダメ?

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宇都宮 勇

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